JP5484199B2 - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents
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Description
例えば、電子式のホワイトボードの場合、その場で付属のスキャナー装置によって画像情報を読み取り、付属の印字装置によってホワイトボードの記録を即座に印字することが可能である。
ところが、一般的な電子式のホワイトボードはモノクロ印刷仕様の場合が多く、カラーペンで記録した内容を視認しづらいことがある。
また、特許文献2には、イメージセンサー出力の分光感度によりマーカー色を識別し、その結果、マーカー色に応じて濃淡印字を行うことができる電子黒板が開示されている。
つまり、このような従来の技術は、画像読取手段を備えていない一般的なホワイトボードを使用するユーザーにとっては有効ではなく、この場合、ユーザーは、電子スチルカメラ(以下、DSCと称する)で撮影したホワイトボード画像を印刷することでその目的を達していた。
例えば、ホワイトボードは白色部が大部分を占めるため、DSCの自動露出機能(AE機能)が適正に働かないことがあり、この場合、ホワイトボードの白色部分が色付きのグレイになり、また、赤、青、緑などのペン色が黒っぽく撮影されてしまう問題が生じていた。
特に、携帯電話機に内蔵されるDSCは、利便性に優れるためオフィスワークにおいて使われる機会が多いが、その反面、調整機能や調整範囲は一般的なDSCよりもさらに制限されることが多いため、上記の問題がより顕著なものとなっていた。
以下、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構成について図面を参照しながら説明する。
なお、本実施形態に係る画像形成装置1は、例えば、カラープリンタなどの印刷装置であり、CPU(Central Process Unit)やチップセット等の制御要素、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等により構成されたコンピューターを有する。CPUは、プログラムを実行する演算処理装置である。ROMは、プログラム及びデータを予め記憶した不揮発性のメモリである。RAMは、プログラムを実行する際にそのプログラム及びデータを一時的に記憶して、作業領域として用いるメモリである。ROMに記憶されたプログラムは、CPUの制御手段に読み込まれることにより、コンピューターに所定の処理を行わせる。このように、プログラムとコンピューターが協働することにより、画像形成装置1のコンピューター内に機能的な構成要素が実現される。
また、画像形成装置1は、ハードウェア構成として、不図示の画像入力装置や出力装置とを有し、それぞれ図示しないコンピューターや入力デバイスと直接又はケーブル等を介して接続している。ここで、画像入力装置は、RGBデータからなる画像情報を入力し、出力装置は、ペン色相写像処理、色変換処理、ガンマ補正処理及びスクリーン処理が施された画像データを出力する。
以上のように、本実施形態に係る画像形成装置1は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。
ペン色相写像処理部100は、画像形成装置1にホワイトボードを撮影したカラー画像が入力されたとき、当該カラー画像の任意ピクセルについて、ホワイトボードに図形や文字を描く際に使用したカラーペンの色を同定し、同定されたペン色相内に任意ピクセルの色値を写像する処理を行う。このようなペン色相写像処理後に既存の印刷処理(所定の画像形成処理)を行うことにより、本来の色相とは異なる色相で撮影されたホワイトボードの画像であっても、本来の色相に近い良好な画像として印刷することが可能になる。
本実施形態では、ペン色相写像処理を行うにあたり、HCB空間を利用した写像処理を行う。HCB空間は、色値を、色相値(H:Hue)、彩度値(C:Chroma)、明度値(B:Brightness)によって表す色空間であり、図2及び図3に示すように、立方体として三次元的に表すことができる。
立方体の各頂点、すなわち、R、G、Bl、C、M、Y、K及びWは、それぞれ、レッド、グリーン、ブルー、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック及びホワイトをそれぞれ示す。
本実施形態においては、立方体の各頂点の座標は、それぞれR={255,0,0}、G={0,255,0}、Bl={0,0,255}、C={0,255,255}、M={255,0,255}、Y={255,255,0}、K={0,0,0}、W={255,255,255}とする。
例えば、WとKを端点とした明度軸を意識することによって、任意の色値に対する明度を認識することができる。
例えば、同図において、RGBデータA={r,g,b}は、レッドの色相面上に存在することを認識することができる。
図5は、図4を3次元的に表した図である。
同図によれば、レッドの色相面(△WKR)上に点Aが存在することを立体的に認識することができる。
このように、一般に、色相面は、任意のRGBデータAに対応する最大彩度点Pと明度軸上の端点W及びKとからなる三角形状の平面(色相面)で表すことができる。
なお、最大彩度点Pは、対象点及び明度軸を包含する色相面と線分M−Bl−C−G−Y−R−Mとの交点によって示される。したがって、本実施形態の例では、図4及び図5において点Aに対応する最大彩度点PはRとなる。
まず、図6に示すように、任意ピクセルの色値に対応する点Aを含む色相面を取り出す。同図において、x方向及びy方向は、彩度及び明度を示し、それぞれ矢線の方向に比例して値が大きくなることを示している。つまり、同図に示す色相面WKP2の最大彩度点はP2であり、明度軸は線分WKであることを表している。
なお、最大彩度点(最大彩度値)Paは、次式(1)によって求めることができる。
Pa=(A−min[A])/max(A−min[A])×255 ・・・(1)
(但し、min[A]は、{r,g,b}の内で最小の値、max[A]は、{r,g,b}内で最大の値、A−min[A]は、点Aの各要素からmin[A]を引く事を意味する。
例えば、△WKP2内に存在する任意の点AのRGBデータが、A={95,63,63}である場合、上記式(1)を適用して、その最大彩度点P2を、P2={255,255,0}と算出することができる。
図7は、任意の色値を含む色相面と被写像色相面とを重ねて表した図である。
同図において、点Aを含む色相面△WKP2の最大彩度点P2は、P2=Y={255,255,0}とし、被単色相面△WKP1の最大彩度点P1は、P1=R={255,0,0}としている。
このように、HCB空間の色相値を固定することにより、ある色相面と他の色相面との明度差を認識することができる。
まず、同図においては、次式(2)〜(6)が成り立つ。
S=△WKP2 ・・・(2)
s=△AWK/△WKP2 ・・・(3)
t=△AKP2/△WKP2 ・・・(4)
u=△AP2W/△WKP2 ・・・(5)
S=s+t+u=1 ・・・(6)
ベクトルOD=D−O ・・・(7)
ベクトルOE=E−O ・・・(8)
S0=|OD×OE|/2 ・・・(9)
つまり、△ODEの面積S0は、ベクトルODとベクトルOEの外積を用いて算出することができる。
このため、△WKP2における点Aの位置関係を示す面積比率s、t、uは、式(2)〜(9)を用いて求めることができる。
△WKP1における点A’は、写像前の△WKP2における点Aの位置関係と等しくする必要がある。つまり、△WKP2における△AWK、△AKP2、△AP2Wの面積比率s、t、uは、△WKP1における△A’WK、△A’KP1、△A’P1Wと同一となるように写像する必要がある。
A’{r,g,b}=s・P1{r,g,b}+t・W{r,g,b}+u・K{r,g,b}
・・・(10)
図9は、本実施形態に係るペン色相写像処理部の詳細な構成を示す機能ブロック図である。
この図に示すように、本実施形態のペン色相写像処理部100は、ペン色設定部101、包含色相最大彩度点演算部102、該当ペン色相推定部103、包含色相面内分割比率演算部104、ペン色相内色値変換部105などを備えている。
例えば、ペンの色をRGB形式で0から1まで間の数値で表す場合、赤、青、黒、緑のペンの色は、それぞれ、赤{1,0,0}、青{0,0,1}、黒{0,0,0}、緑{0,1,0}のように設定する。
例えば、任意の点AのRGB色値を0から1までの間の値で正規化して表現した場合、点Aを含む色相の最大彩度点PaのRGB値は、前述した式(1)により求めることができる。
なお、点Aが明度軸上(グレイ値軸上)の点の場合は、彩度がゼロにもとづいて解なしとなるが、便宜的に白色値を与えるようにしてもよい。
とした後、式(1)に従いて、同色相内最大彩度点Pa1:{1,0,0} と求めることができる。
また、もし、点A2の色値が、A2:{255,192,128}だったならば、An2:{1,0.75,0.50}、Pa2:{1,0.50,0}と求めることができる。
本実施形態では、ホワイトボード画像の任意の点Aの色値を包含する色相において、最大彩度点Pa{r,g,b}を構成する色値のうち、いずれかはゼロであり、いずれかは1であり、いずれかは0から1までの間の点であることを利用して、点Aがペン色設定部101にて設定されたペン色のいずれで描かれたのかを同定する。
具体的には、点Paのrgb値において、r=1ならば、ペンの色は赤、g=1ならば、ペンの色は緑、b=1ならば、ペンの色は青と、描かれたペンの色を仮同定することができる。
このようにすると、図10に示すような色相範囲で使用したペンの色を同定することが可能になる。
なお、 上記の説明では、黒ペンで描かれているピクセルの同定方法は省略しているが、黒ペンの同定処理の有無は任意である。例えば、黒ペンで描かれたピクセルは、仮に他のペン色に同定されたとしても、その色相に写像される位置は、彩度が極めて低く、色味は小さくなるので、黒ペンの同定を省いても問題はない。また、黒ペンの同定条件(例えば、△AKPの面積が所定値未満)を設定し、この条件を満たすピクセルを黒色点に写像するようにしてもよい。
例えば、前述した式(2)〜(9)を用いて算出することができる。
例えば、同定されたペン色相内へ写像した後の色値(RGB値)は、前述した式(10)を用いて算出することができる。
次に、本発明の第二実施形態に係る画像形成装置1について、図11〜図13を参照して説明する。但し、前記実施形態と共通する部分については、前記実施形態の符号を付すことにより、前記実施形態の説明を援用する。
この図に示すように、第二実施形態に係る画像形成装置1のペン色相写像処理部100は、任意ピクセルの色値をペン色相内の写像点に変換する前に、当該任意ピクセルを含むカラー画像の色値に係るヒストグラムを作成し、該ヒストグラムの分析結果にもとづいて、カラー画像の画像レンジを補正する画像レンジ補正処理部110を備える点が前記実施形態と相違している。
この図に示すように、本実施形態の画像レンジ補正処理部110は、分析画像生成部111、画像分析部112、画像レンジ補正部113などを備えている。
分析画像生成部111は、ホワイトボードを撮影したカラー画像の全体又は一部を分析画像として抽出する。
例えば、ホワイトボードを撮影したカラー画像の中央部付近で、所定サイズ(画像の全体サイズに対する比率)の分析画像を抽出する。
また、ホワイトボードを撮影したカラー画像全体をサムネール化して分析画像としてもよい。
例えば、図13の上側に示すように、分析画像の各ピクセルについて、色値{r,g,b}の頻度を示すヒストグラムを作成し、最頻値{166,166,166}を求める。
分析画像の色値が8ビットデータである場合は、6ビットデータや4ビットデータに変換してからヒストグラムを作成してもよい。
また、最頻値の算出においては、最頻値を中心値とするバラツキ具合を計算し、最頻値に近い複数値を選択して真の最頻値を推定するようにしてもよい。
このようなクラスタ分析を行うと、黒ペンが使用されていたのであれば、黒ペン相当の色値の代表値が得られるので、これとホワイトボードの白色部相当の色値とから、ホワイトボード画像の画像レンジ補正だけでなく、ホワイトバランス補正も行うことができる。
また、クラスタ分析の結果、ホワイトボード画像を描く際に黒ペンが使われていなかったと推定される場合は、黒点を{0,0,0}としてレンジ補正を行えば良い。
具体的には、最頻値がM{rm,gm,bm}ならば、ホワイトボード画像の任意の点A(ra,ga,ba)を次式で補正する。
A’=(ra/rm,ga/gm,ba/bm)×255
また、このとき、255以上になるピクセルは255に丸めればよい。
これにより、図13の下側に示すように、最頻値が{255,255,255}の白点として補正される。
なお、上記式で最頻度値を白点{255,255,255}にて補正してしまうと、白く飽和してしまう領域が多くなり過ぎる可能性があるが、そのようなとき、上記式の計算において、255を乗さず、255よりも小さな値を乗ずることにより、飽和領域を減らすことができる。
次に、本発明の第三実施形態に係る画像形成装置1について、図14及び図15を参照して説明する。但し、前記実施形態と共通する部分については、前記実施形態の符号を付すことにより、前記実施形態の説明を援用する。
この図に示すように、第三実施形態に係る画像形成装置1のペン色相写像処理部100は、任意ピクセルの色値をペン色相内の写像点に変換する前に、任意ピクセルの色値が所定のペン色相範囲に含まれるか否かを判定し、ペン色相範囲に含まれないと判断された任意ピクセルを無彩色化するペン色相範囲外ピクセル無彩色化処理部120を備える点が前記実施形態と相違している。
ペン色相範囲設定部121は、ペン色相と見做す色相範囲を設定する。
例えば、ペン色が赤のときは、赤色相へ写像する赤系統色の範囲をa,bを用いて{1,a,0}、{1、0,b}と表記し、a,bの範囲で設定する。
具体的には、
{1,a,0}において、0≦a≦0.3
{1、0,b}において、0≦b≦0.5
このようにすると、図15に示すように、各ペンの色相と同定するペン色相範囲を絞り込むことができる。
例えば、任意ピクセルを包含する色相の最大彩度点Paの色値が、ペン色相範囲設定部121で設定されたペン色相範囲に含まれるか否かを判定する。
例えば、ペン色相範囲に含まれないと判断された任意ピクセルについて、前記包含色相面内分割比率演算部104から包含色相内における分割比を取得し、該分割比をもとにグレイ軸上に写像することにより、任意ピクセルを無彩色化する。
無彩色化においては、例えば、以下の式を用いて無彩色後の写像値A”{r”,g”,b”}色値を求めればよい。
A”{r”,g”,b”}=(Sp+Sw)×W{1,1,1}+Sk×{0,0,0}
但し、
Sp=△KAW/△WPK
Sw=△PAK/△WPK
Sk=△WAP/△WPK
つまり、ペン色相相当色のピクセルのみ有彩色で、非ペン色相相当色のピクセルを無彩色化したホワイトボード画像を得る。
次に、本発明の第四実施形態に係る画像形成装置1について、図16及び図17を参照して説明する。但し、前記実施形態と共通する部分については、前記実施形態の符号を付すことにより、前記実施形態の説明を援用する。
この図に示すように、第四実施形態に係る画像形成装置1のペン色相写像処理部100は、任意ピクセルの色値をペン色相内の写像点に変換する前、又は、変換した後に、任意ピクセルの彩度を判断し、彩度が所定の閾値よりも低いピクセルを無彩色化する低彩度ピクセル無彩色化処理部130Aと、彩度が所定の閾値よりも高いピクセルの黒色成分を除去する黒色成分除去処理部130Bを備える点が前記実施形態と相違している。
なお、無彩色化処理部123及び合成処理部124は、前記実施形態のものと同等であるため、詳細な説明は省略する。
以下、彩度判断部131及び同色相稜線写像処理部132について詳細に説明する。
例えば、図17に示すように、△WPKにおいて、辺KP上に点M(彩度判定閾値)を設け、点Aが△WMK内部にあるか、△WMP上または△WMP内部にあるのか否かを判定し、△WMK内部にあれば、彩度が不十分であると判定する。
点Aの内外判定は、例えば、△WMKにおいては、点Aを始点とするベクトルAW、ベクトルAM、ベクトルAKの外積AW・AM、外積AM/AK、外積AK/AWを計算した後、これら単位ベクトルを求めて、3外積のベクトル方向が一致していれば、点Aは内部に存在し、逆方向を向いているものがあれば、点Aは外部に存在すると判定できる。
あるいは、点Aから線分WKに垂線を下し、その距離を計算して規定の閾値を満たしているのか否かにもとづいて点Aの彩度が十分であるのか否かを判定してもよい。
例えば、図17に示すように、写像点をA1とすると、次式にて算出することができる。
A1{r,g1,b1}=(Sp+Sk)×W{1,1,1}+Sw×Pa{r,g,b}
但し、
Sp=△KAW/△WPK
Sw=△PAK/△WPK
Sk=△WAP/△WPK
100 ペン色相写像処理部
101 ペン色設定部
102 包含色相最大彩度点演算部
103 該当ペン色相推定部
104 包含色相面内分割比率演算部
105 ペン色相内色値変換部
110 画像レンジ補正処理部
111 分析画像生成部
112 画像分析部
113 画像レンジ補正部
120 ペン色相範囲外ピクセル無彩色化処理部
121 ペン色相範囲設定部
122 ペン色相範囲判定部
123 無彩色化処理部
124 合成処理部
130A 低彩度ピクセル無彩色化処理部
130B 黒色成分除去処理部
131 彩度判断部
132 同色相稜線写像処理部
200 色変換処理部
300 ガンマ補正処理部
400 スクリーン処理部
Claims (10)
- 入力されたカラー画像に対して所定の画像形成処理を行う画像形成装置であって、
白地上の描画を撮影したカラー画像が入力されたとき、当該カラー画像の任意ピクセルについて、前記描画に使用したカラーペンの色を同定し、同定されたペン色相内に任意ピクセルの色値を写像するペン色相写像処理部を備え、該ペン色相写像処理後に所定の画像形成処理を行うものであり、
前記ペン色相写像処理部は、
白地上の描画に使用したカラーペンの色を設定するペン色設定部と、
前記描画を撮影したカラー画像の任意ピクセルにおいて、任意ピクセルが含まれる色相の最大彩度点を算出する包含色相最大彩度点演算部と、
前記包含色相最大彩度点演算部にて算出された任意ピクセルの最大彩度点にもとづいて、任意ピクセル部分を描くのに使用したペンの色を同定する該当ペン色相推定部と、
前記包含色相最大彩度点演算部にて算出された任意ピクセルの最大彩度点と白色点と黒色点で形成される色空間中の三角形において、任意ピクセルの色値に相当する点によって分割される領域の面積比率を算出する包含色相面内分割比率演算部と、
前記該当ペン色相推定部にて同定されたペン色相と前記包含色相面内分割比率演算部にて算出された面積比率にもとづいて、任意ピクセルの色値を、同定されたペン色相内の写像点へ変換するペン色相内色値変換部と、を備える
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記ペン色相写像処理部は、
任意ピクセルの色値をペン色相内の写像点に変換する前に、当該任意ピクセルを含むカラー画像の色値に係るヒストグラムを作成し、該ヒストグラムの分析結果にもとづいて、カラー画像の画像レンジを補正する画像レンジ補正処理部を備える請求項1記載の画像形成装置。 - 前記画像レンジ補正処理部は、
白地上の描画を撮影したカラー画像の全体又は一部を分析画像として抽出する分析画像生成部と、
前記分析画像の色値に係るヒストグラムを作成し、該ヒストグラムの最頻値を求める画像分析部と、
ヒストグラムの最頻値が前記白地上の白色部であると見做してカラー画像の画像レンジを補正する画像レンジ補正部と、を備える請求項2記載の画像形成装置。 - 前記ペン色相写像処理部は、
任意ピクセルの色値をペン色相内の写像点に変換する前に、任意ピクセルの色値が所定のペン色相範囲に含まれるか否かを判定し、ペン色相範囲に含まれないと判断された任意ピクセルを無彩色化するペン色相範囲外ピクセル無彩色化処理部を備える請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記ペン色相範囲外ピクセル無彩色化処理部は、
ペン色相と見做す色相範囲を設定するペン色相範囲設定部と、
任意ピクセルの色値が所定のペン色相範囲に含まれるか否かを判定するペン色相範囲判定部と、
ペン色相範囲に含まれないと判断された任意ピクセルを無彩色化する無彩色化処理部と、
カラー画像の有彩色部と無彩色部を合成する合成処理部と、を備える請求項4記載の画像形成装置。 - 前記ペン色相写像処理部は、
任意ピクセルの色値をペン色相内の写像点に変換する前、又は、変換した後に、任意ピクセルの彩度を判断し、彩度が所定の閾値よりも低いピクセルを無彩色化する低彩度ピクセル無彩色化処理部を備える請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記低彩度ピクセル無彩色化処理部は、
任意ピクセルの彩度が所定の閾値よりも低いか否かを判断する彩度判断部と、
彩度が所定の閾値よりも低いピクセルを無彩色化する無彩色化処理部と、
カラー画像の有彩色部と無彩色部を合成する合成処理部と、を備える請求項6記載の画像形成装置。 - 前記ペン色相写像処理部は、
任意ピクセルの色値をペン色相内の写像点に変換する前、又は、変換した後に、任意ピクセルの彩度を判断し、彩度が所定の閾値よりも高いピクセルの黒色成分を除去する黒色成分除去処理部を備える請求項1〜7のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記黒色成分除去処理部は、
任意ピクセルの彩度が所定の閾値よりも低いか否かを判断する彩度判断部と、
彩度が所定の閾値よりも高いピクセルの色値を、当該ピクセルの色値を包含する色相における白色点と最大彩度点を結んだ線分上の写像点へ変換する同色相稜線写像処理部と、を備える請求項8記載の画像形成装置。 - 入力されたカラー画像に対して所定の画像形成処理を行う画像形成方法であって、
白地上の描画を撮影したカラー画像が入力されたとき、当該カラー画像の任意ピクセルについて、前記描画に使用したカラーペンの色を同定し、同定されたペン色相内に任意ピクセルの色値を写像するステップと、該ペン色相写像処理後に所定の画像形成処理を行うステップと、を有し、
同定されたペン色相内に任意ピクセルの色値を写像するステップは、
白地上の描画に使用したカラーペンの色を設定するステップと、
前記描画を撮影したカラー画像の任意ピクセルにおいて、任意ピクセルが含まれる色相の最大彩度点を算出するステップと、
前記算出された任意ピクセルの最大彩度点にもとづいて、任意ピクセル部分を描くのに使用したペンの色を同定するとともに、前記算出された任意ピクセルの最大彩度点と白色点と黒色点で形成される色空間中の三角形において、任意ピクセルの色値に相当する点によって分割される領域の面積比率を算出するステップと、
前記同定されたペン色相と前記算出された面積比率にもとづいて、任意ピクセルの色値を、同定されたペン色相内の写像点へ変換するステップと、を有する
ことを特徴とする画像形成方法。
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