JP5484156B2 - 燃料電池用セルスタック - Google Patents

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Description

本発明は、単セルを高さ方向に積層配置して構成された縦型の燃料電池用セルスタックに関し、更に詳しくは、複数のセルスタックを電気的に直列接続して高電圧の燃料電池モジュールを構成したときに特に問題となるセルスタックの電気的絶縁性の低下を効果的に防止できる燃料電池用セルスタックに関する。
燃料電池型式の一つとして固体酸化物型がある。これは、イットリア安定化ジルコニアなどからなる固体電解質板の一方の表面にアノード電極を形成し、他方の表面にカソード電極を形成した平板型の単セルをインターコネクタを介して高さ方向に積層した単セル積層体を主要構成部材としており、その単セル積層体は、積層方向両端側に位置する上下一対の押さえ板の間に、積層方向に加圧された状態で保持されて縦型のセルスタックを構成している。
固体酸化物型燃料電池の縦型セルスタックの全体構造を図6により説明する。前述した単セル積層体10が上下一対の押さえ板20H,20Lの間に積層方向に加圧された状態で配置されている。単セル積層体10の正極側(図では上側)及び負極側(図では下側)には電流取り出し板30H,30Lがそれぞれ配置されており、電流取り出し板30H,30Lと押さえ板20H,20Lとの各間には、各間を電気的に絶縁するためにマイカ板40H,40Lがそれぞれ介装されている。
押さえ板20H,20Lに対して単セル積層体10を電気的に絶縁するために、電流取り出し板30H,30Lと押さえ板20H,20Lとの各間に介装されたマイカ板40H,40Lを使用するのは、絶縁部材の構造上、孔あけ加工が必要であること、セルスタックの運転温度が800℃程度の高温となり、絶縁部材に大きな熱応力が加わること、孔あけ加工を受けた状態で大きな熱応力を受けてもマイカ板は割れを生じないこと、マイカ板は薄く大きなスペースを必要としないことなどによる。セルスタックの下部ではスペース的な制約が大きいのに対し、セルスタックの上部ではスペース的な制約が小さく、設計の自由度が大きい。このためマイカ板による絶縁構造は、セルスタックの下部では不可欠でさえある。
また、マイカ板40H,40Lを使用するのと同様の理由から、押さえ板20H,20Lの素材としては、クロム含有耐熱鋼の一種であるオーステナイト系ステンレス鋼(SUS310Sなど)が一般に使用されている。
そして実際の燃料電池では、複数のセルスタックが電気的に直列接続されて高電圧の燃料電池モジュールを構成し、更に複数の燃料電池モジュールが電気的に並列接続されて大容量の燃料電池を構成する(特許文献1参照)。
すなわち、単セルの起電力は1V程度であるから、例えばその単セルを50枚積層することにより、50Vのセルスタックが構成される。実際は更に高い起電力が必要であるので、複数のセルスタックが電気的に直列接続されて一つの燃料電池モジュールが構成される。例えば50Vのセルスタックが5個直列に接続されて250Vの燃料電池モジュールが構成される。そして更に実際的な設備では、この燃料電池モジュールが複数並列に接続されて大容量化が図られている。
このような燃料電池用セルスタックにおける問題の一つとして、単セル積層体10の絶縁性低下による漏洩電流の増加がある。漏洩電流とは、単セル積層体10から接地されている押さえ板20H,20Lへ電流が漏出する現象である。マイカ板40H,40Lは単セル積層体10を押さえ板20H,20Lから電気的に絶縁し、漏洩電流の発生を防止するためのものであるが、マイカ板40H,40Lの使用にもかかわらず、セルスタックの運転時間の経過と共にこの漏洩電流が増加し、この現象がセルスタックの使用寿命を阻害する大きな原因の一つとなっている。
特開2008−251495号公報
本発明の目的は、単セル積層体の絶縁部材としてマイカ板を使用しつつ、そのマイカ板を使用したときに問題となる絶縁性の経時的低下を効果的に防止できる小型で長寿命の燃料電池用セルスタックを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明者らはセルスタックにおける単セル積層体の絶縁性低下の原因を解明するめに様々な調査解析を行った。その結果、以下の事実が新たに判明した。
例えば、起電力が50Vのセルスタックを1個単独で使用する場合、絶縁性の低下は殆ど生じない。複数個、例えば5個のセルスタックを直列に接続した250Vの燃料電池モジュールではこの絶縁性低下が生じ、使用開始から短時間で漏洩電流が急増する。この絶縁性の低下は燃料電池モジュールにおける複数のセルスタックで均等に生じるわけではなく、高電圧側のセルスタックで顕著に発生する。絶縁性の低下が顕著に発生する高圧側のセルスタックでは、マイカ板と押さえ板の接触面付近にクロム酸カリウムが発生していた。このクロム酸カリウムは、マイカ板中に含まれるカリウムと、押さえ板の素材であるステンレス鋼中のクロムとが反応して生成したものと考えられる。
これらの事実から、本発明者はセルスタックの絶縁性低下の原因について、以下の推論に到達した。この推論を図6を参照して説明する。
5個の50Vセルスタックを直列接続した場合、1段目の負極側電圧は0V、正極側電圧でも50Vであるが、5段目になると負極側の電圧でも200V、正極側の電圧は250Vに達する。5段目のセルスタックに注目するならば、単セル積層体10の電流取り出し板30H,30Lと上下の接地された押さえ板20H,20Lとの間の電位差は200V以上であり、このような状況下では、電流取り出し板30H,30Lと押さえ板20H,20Lの間に挟まれたマイカ板40H,40Lに含まれるカリウムイオン(+)が、マイカ板40H,40Lに接触する接地された押さえ板20H,20Lの側にそれぞれ移動し、押さえ板20H,20L中、特にそれらの表面に形成される酸化皮膜中のクロムと反応して、酸化皮膜中などにクロム酸カリウムが生成する。
クロム酸カリウムは高温での蒸気圧が高く、周囲に飛散し、単セル積層体10の正極側及び負極側(電流取り出し板30H,30L)とその上下の接地された押さえ板20H,20Lとの間の電気的絶縁性を低下させる。その絶縁性の低下は、単セル積層体10と押さえ板20H,20Lとの間の電位差が大きいほど顕著となる。
ところで本発明者は、このようなマイカ板40H,40Lの使用に起因するセルスタックの絶縁性低下とは別に、セルスタックを構成する金属材料の材質面から、セルスタックの耐久性を高める研究を続けており、その過程で今回、セルスタックにおける押さえ板20H,20Lに使用される高クロム含有ステンレス鋼を特定の材質のものに変更することが、前述したセルスタックの絶縁性低下の抑制に有効なことを見出した。
すなわち、セルスタックを構成する耐熱金属材料、例えば単セル積層体10におけるインターコネクタについては、単セル中の特に固体電解質との間で線膨張係数を揃えることが重要なため、通常はフェライト系の耐熱ステンレス鋼が使用されている。このため、単セル積層体10と接する電流取り出し板30H,30Lにもフェライト系の耐熱ステンレス鋼が使用されている。一方、セルスタックにおける押さえ板20H,20Lについては、高温特性重視の観点から、通常はフェライト系の耐熱ステンレス鋼よりも更に高温特性が優れた高クロム含有のオーステナイト系ステンレス鋼、特に25Cr−20Ni系の代表鋼であるSUS310Sが多用されている。
本発明者が今回、知見したのは、押さえ板20H,20Lに使用される高クロム含有ステンレス鋼の材質変更の有効性であり、具体的には、ASTM−UNS−S31060として規定されたREM(希土類元素:Rare Earth Metal)含有の高Cr低Ni耐熱オーステナイト系ステンレス鋼への変更の有効性である。このREM含有の高Cr低Ni耐熱オーステナイト系ステンレス鋼の成分組成上の特徴点は「23Cr−11Ni−N−REM−B」という成分系であり、従来の代表的な耐熱オーステナイト系ステンレス鋼であるSUS310S(25Cr−20Ni系)と同程度の量のCrを含有すると共に、REM(希土類元素)としてLa及びCeを合計量で0.03〜0.07質量%含有し、その一方で、Ni量がSUS310Sの半分程度と少ないことである。
このような成分組成上の特徴点により、このREM含有の高Cr低Ni耐熱オーステナイト系ステンレス鋼は、REMの含有により、低Niで経済性が良好であるにもかかわらず、SUS310Sより優れた高温特性を示すと共に、高Crであるにもかかわらず、金属/酸化物の界面にイオン拡散障壁層の形成が期待できることから、酸化皮膜の生成抑制、酸化皮膜の密着性向上、酸化皮膜中のCrの自己拡散係数の減少、Cr蒸気の揮発抑制を期待でき、これらの結果としてマイカ板中のカリウムイオンに起因するクロム酸カリウムの生成、及びこれによるセルスタックの絶縁性低下の抑制を期待できるのである。
すなわち、REM含有の高Cr低Ni耐熱オーステナイト系ステンレス鋼にあっては、表面のCr酸化物が、当該酸化物中に含有したREMの効果により、REMを添加されないSUS310S表面のCr酸化物より化学的に安定となるために、電界により移動してきたカリウムイオン(+)と反応せず、その結果としてクロム酸カリウムを生成しないと考えられるのである。
そして本発明者は、実際にセルスタックにおける押さえ板20H,20Lの構成材料をSUS310Sから、このREM含有の高Cr低Ni耐熱オーステナイト系ステンレス鋼へ変更したところ、押さえ板20H,20Lとして優れた高温特性が得られるのは勿論のこと、押さえ板20H,20Lの電気的絶縁材料にマイカ板を使用した場合に問題となるマイカ板中のカリウムイオンに起因するクロム酸カリウムの生成、及びこれによるセルスタックの絶縁性低下が効果的に抑制されることを確認し本発明を完成させるに至った。
本発明の燃料電池用セルスタックは、縦型の単セル積層体がクロム含有耐熱鋼からなる上下一対の接地部材の間に積層方向に加圧された状態で配置された燃料電池用セルスタックにおいて、上下一対の接地部材のうちの少なくとも下側の接地部材と単セル積層体との間が、マイカ板により電気的に絶縁されると共に、下側の接地部材がASTM−UNS−S31060として規定されたREM含有の高Cr低Ni耐熱オーステナイト系ステンレス鋼により構成されることを技術的特徴点とする。
本発明の燃料電池用セルスタックは、平坦な形状の単セルを水平状態で厚み方向に積層して形成された縦型の単セル積層体がクロム含有耐熱鋼からなる上下一対の接地部材の間に積層方向に加圧された状態で配置された固体酸化物型燃料電池用セルスタックにおいて、上下一対の接地部材のうちの少なくとも下側の接地部材と単セル積層体との間が、マイカ板により電気的に絶縁されると共に、下側の接地部材がASTM−USN−S31060として規定されたREM含有の高Cr低Ni耐熱オーステナイト系ステンレス鋼により構成されることを技術的特徴点とする。
Figure 0005484156
Figure 0005484156
ASTM−UNS−S31060として規定されたREM含有の高Cr低Ni耐熱オーステナイト系ステンレス鋼においては、高Cr及びREM添加により、高温特性、特に耐酸化性及びエロージョン特性が向上する。N添加による固溶強化、B添加による粒界強化、及び微量Alによる結晶粒度制御によりクリープ特性が向上する。N添加、Ni低減、Cr当量/Ni当量の最適化、及び微量Alによる結晶粒度制御により組織安定性及び経済性が向上する。Si低減及びCr当量/Ni当量の最適化により溶接性が向上する。
これらの結果、この高Cr低Ni耐熱オーステナイト系ステンレス鋼の高温強度及びクリープ強度はSUS310Sより優れる。900〜1000℃の耐高温酸化性はSUS310Sと同等以上である。組織安定性に優れ、高温で長時間使用した後の靱性低下がSUS310Sに比べて非常に少ない。溶接高温割れ感受性はSUS310Sに比べて大幅に改善される。低Niを始めとする合理的な成分設計により、経済性は25Cr−20Ni系のSUS310Sより優れる。燃料電池用セルスタックにおける接地部材にマイカ板と組合せて使用したときのクロム酸カリウムの生成、及びこれによる絶縁性低下が効果的に抑制されることは本発明者による知見事項である。
単セル積層体の上部についてはスペース的な余裕があり、上側の接地部材を単セル積層体から電気的に絶縁するために、必ずしもマイカ板は必要ないが、マイカ板が使用される場合は、上側の接地部材の材質についても、この高Cr低Ni耐熱オーステナイト系ステンレス鋼を用いるのが好ましい。
本発明の燃料電池用セルスタックにおいては、縦型の単セル積層体を挟持する上下一対の接地部材のうちの少なくとも下側の接地部材を単セル積層体からマイカ板により電気的に絶縁するので、絶縁構造がコンパクトで簡単である。そのマイカ板を使用したときに問題となる絶縁性の低下が、接地部材の材質に金属/酸化物の界面にイオン拡散障壁層が形成されるREM含有の高Cr低Ni耐熱オーステナイト系ステンレス鋼を用いることにより、効果的に阻止される。マイカ板の絶縁部材としての性能が高く、その厚みを薄くできると共に、マイカ板とそのマイカ板により絶縁される接地部材との間にスペーサを介在させる必要もないので、この材質変更はスペース上の余裕が少ない下側の接地部材に対する漏洩電流防止策として特に好適である。
接地部材は通常は、接地された押さえ板であるが、押さえ板の内側(単セル積層体側)に配置された導電板なども含む。押さえ板の厚さは、構成材料である高Cr低Ni耐熱オーステナイト系ステンレス鋼がSUS310Sより優れた高温特性を示すので、SUS310Sの場合と同等でよく、薄くすることもできるので、セルスタックの全高抑制も可能である。ちなみに、SUS310Sからなる押さえ板の厚さは、一般に5〜25mmである。
マイカ板の反接地部材側、すなわち高電位側の部材(図5,6中では電流取り出し板30H,30L)の材質については、フェライト系の耐熱ステンレス鋼のままでよい。すなわち、燃料電池に使用されるフェライト系の耐熱ステンレス鋼は、品質確保のためにSUS310Sと同程度のCrを含む。絶縁不良の原因であるマイカ板中のカリウムイオンは+イオンであるため、接地部材側へは移動するが、反対の高電位側へは移動せず、クロム酸カリウムなどの絶縁阻害物質を生成する危険性がないので、高電位側の部材の材質については、フェライト系の耐熱ステンレス鋼のような高Cr耐熱鋼のままでもよいのである。
マイカ板は、単独又は低電位側に配置された接地部材などと共に、マイカ板の高電位側に配置され且つそのマイカ板と接する高電位側の部材(図5,6中では電流取り出し板30H,30L)に対して周囲へ突出させるのがよい。この突出により、高電位側の部材から低電位側の部材までの沿面距離も大きくなり、マイカ板による絶縁性がより向上する。ここにおける突出量は1.0〜5.0mmが好ましい。1.0mm未満では絶縁性向上の効果が少ない。5.0mm超ではその効果は飽和し、マイカ板や接地部材の必要以上の大型化を招く。
セルスタックは、複数が電気的に直列接続されて燃料電池モジュールを構成する。本発明の燃料電池用セルスタックは、燃料電池モジュールを構成する複数のセルスタックのうちの高圧側のセルスタックに適し、具体的にはマイカ板と接地部材との間の電位差が100V以上となるセルスタックに適する。セルスタックの電圧が低いと、接地された押さえ板との間の電位差が小さく、絶縁性低下による漏洩電流の増加が問題になり難いので、接地部材の材質変更は必ずしも必要でない。
接地部材の絶縁のために当該接地部材と組み合わせて使用されるマイカ板の厚さは1.0〜5.0mmが好ましい。マイカ板が薄すぎると電気抵抗の低下が問題になり、厚すぎる場合はスタックの高さ増大が問題になる。
なお、各部材の実際の厚みは、セルスタックの出力等を考慮して、前述した範囲内で適宜選択される。
本発明の燃料電池用セルスタックは、縦型の単セル積層体の両極側に配置された上下一対のクロム含有耐熱鋼からなる接地部材のうちの少なくとも下側の接地部材と単セル積層体との間をマイカ板により電気的に絶縁するので、熱応力による絶縁部材の破損等を生じない上に、スペースが限られたセルスタック下部の絶縁構造に関してもスペース上の問題を生じない。そして、そのマイカ板を使用したときに問題となる絶縁性の経時的低下を、接地部材の材質変更により阻止するので、スペース上の問題を再発させることなく燃料電池の使用期間延長を可能にする。
本発明の一実施形態を示す燃料電池用セルスタックの構成図である。 本発明の燃料電池用セルスタックに使用される高Cr低Ni耐熱オーステナイト系ステンレス鋼の酸化量を他の耐熱ステンレス鋼と比較して示すグラフである。 本発明の有効性を確認するための実験装置の構成図である。 本発明の有効性を示すグラフで、漏洩電流の経時的変化を従来例と本発明例とについて示している。 従来の燃料電池セルスタックの構成図である。 従来の燃料電池用セルスタックにおける絶縁性低下の原因を示すイメージ図である。
以下に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
本実施形態の燃料電池用セルスタックは、図2に示すように、固体酸化物型燃料電池の最小構成単位である平坦な円板状の単セルを水平状態で厚み方向に積層して形成された縦型で円柱形状の単セル積層体10と、単セル積層体10を積層方向に加圧して保持する上下一対の押さえ板20H,20Lとを備えている。
単セル積層体10の具体的な構成は、周知のとおり、イットリア安定化ジルコニアなどからなる固体電解質板の一方の表面にアノード電極を形成すると共に、他方の表面にカソード電極を形成し、その固体電解質板の両面側に電池反応空間が形成されるように、固体電解質板を挟んで円板状のインターコネクタを板厚方向に積層配置したものである。
上下一対の押さえ板20H,20Lは、円形状の厚板であって、「ASTM−UNS−S31060」として規定された「23Cr−11Ni−N−REM−B」系のREM含有・高Cr低Ni耐熱オーステナイト系ステンレス鋼からなり、電気的に接地されている。すなわち、ここでは上下一対の押さえ板20H,20Lが接地部材である。押さえ板20H,20Lの板厚は、50セル−50Vのセルスタックの場合で10〜30mmである。
上下一対の押さえ板20H,20Lの間には更に、単セル積層体10の両端側に位置して電流取り出し板30H,30Lが配置されると共に、電流取り出し板30H,30Lの更に両端側に位置して絶縁用のマイカ板40H,40Lが配置されている。
すなわち、この燃料電池セルスタックは、下から順に押さえ板20L、マイカ板40L、電流取り出し板30L、単セル積層体10、電流取り出し板30H、マイカ板40H、及び押さえ板20Hを積層し、図示されない加圧機構により積層方向に所定の押さえ付け荷重で加圧することにより構成されている。
電流取り出し板30H,30Lは、外径が単セル積層体より若干小さい円形状の薄板であり、その構成材料はフェライト系の耐熱ステンレス鋼である。電流取り出し板30H,30Lの板厚は前述した50セル−50Vのセルスタックの場合で1.0〜5.0mmである。なお、電流取り出し板30H,30Lはマイカ板40H,40Lと接するものの、マイカ板40H,40Lの高電位側に位置するので、マイカ板40H,40Lから拡散するカリウムイオン(+)との反応はない。
マイカ板40H,40Lは、押さえ板20H,20Lと同じ円形状の薄板である。これらの外径は単セル積層体10の外径と同等である一方、電流取り出し板30H,30Lの外径よりかは若干大きく設定されており、これにより、マイカ板40H,40Lは、押さえ板20H,20Lと共に、電流取り出し板30H,30Lの外側へ全周にわたって突出している。その突出量は1.0〜5.0mmである。マイカ板40H,40Lの板厚は、前述した50セル−50Vのセルスタックの場合で1.0〜5.0mmである。この厚みがセルスタックの出力等により変化することは言うまでもない。
以上に説明した燃料電池用セルスタックは、複数個が電気的に直列接続されて燃料電池モジュールを構成する。図1中の60はセルスタックを直列接続するための導電線を表しており、正極側の電流取り出し板30Hを高圧側のセルスタックにおける負極側の電流取り出し板30Lと接続し、負極側の電流取り出し板30Lを低圧側のセルスタックにおける正極側の電流取り出し板30Hと接続する。
次に、本実施形態の燃料電池用セルスタックの機能について説明する。
セルスタックを所定の予熱温度に加熱した状態で単セル積層体10に燃料ガスとしての水素ガス及び酸化ガスとしての空気を供給することにより、単セル積層体10で発電が行われる。具体的には、固体電解質板のアノード側の電池反応空間に燃料ガスを供給し、カソード側の電池反応空間に酸化ガスを供給することにより単セル毎に発電が行われる。そして単セル積層体10では、この単セルが積層され直列接続状態となっていることによりセルスタックの定格発電電圧が電流取り出し板30Hの端子部31Hと電流取り出し板30Lの端子部31Lとの間に生じる。ちなみに、単セルの発電電圧が1Vでその積層数が50であるセルスタックの定格発電電圧は50Vである。
そして、複数個のセルスタックが直列接続された燃料電池モジュールでは、そのセルスタックの個数に応じた発電電圧が得られる。このとき、セルスタックにおける単セル積層体10の正極電圧、負極電圧、すなわち電流取り出し板30H,30Lの電圧はセルスタック毎に異なる。
50Vのセルスタックを5個直列に接続した250Vの燃料電池モジュールの場合で説明すれば、1段目のセルスタックでは単セル積層体の負極側は0V、正極側は50V、2段目のセルスタックでは単セル積層体の負極側は50V、正極側は100V、3段目のセルスタックでは単セル積層体の負極側は100V、正極側は150V、4段目のセルスタックでは単セル積層体の負極側は150V、正極側は200V、5段目のセルスタックでは単セル積層体の負極側は200V、正極側は250Vとなる。
ここで、高圧側のセルスタックに注目すると、例えば4段目のセルスタックでは下側の押さえ板20Lと単セル積層体10、すなわち負極側の電流取り出し板30Lとの間の電位差は、押さえ板20Lが接地されていることにより150Vに達し、上側の押さえ板20Hと単セル積層体10、すなわち正極側の電流取り出し板30Hとの間の電位差は、押さえ板20Hが接地されていることより200Vに達する。5段目のセルスタックでは、これらの電位差が更に大きくなり、それぞれ200V、250Vにもなる。これらの間の電気的絶縁はマイカ板40L,40Hにより行われ、短期的には問題ない。しかし、長期的には、これらの大きな電位差のため、高電圧に保持されたマイカ板40L、40H中のカリウムイオン(+イオン)が、接地部材である押さえ板20L,20Hの方へ移動しようとする。
そして、マイカ板40L、40H中のカリウムイオン(+イオン)が押さえ板20L,20Hに達すると、押さえ板20L,20Hの各表面に形成された酸化皮膜中のクロムと反応してクロム酸カリウムを界面に生成し、これらの間の絶縁性を低下させ、漏洩電流を増加させるが、本実施形態の燃料電池用セルスタックでは、押さえ板20L,20Hの材質として「ASTM−UNS−S31060」として規定された「23Cr−11Ni−N−REM−B」系のREM含有・高Cr低Ni耐熱オーステナイト系ステンレス鋼が使用されているので、金属/酸化物の界面にイオン拡散障壁層の形成が期待でき、酸化皮膜の生成抑制、酸化皮膜の密着性向上、酸化皮膜中のCrの自己拡散係数の減少、Cr蒸気の揮発抑制を期待でき、これらの結果としてマイカ板中のカリウムイオンに起因するクロム酸カリウムの生成、及びこれによるセルスタックの絶縁性低下の抑制が可能となる。
しかも、REM含有の高Cr低Ni耐熱オーステナイト系ステンレス鋼からなる押さえ板20H,20Lは、SUS310Sからなる押さえ板20H,20Lよりも高温特性に優れるので、従来より薄くすることも可能であり、セルスタックの大型化回避に寄与する。特にセルスタックの下部、すなわち単セル積層体10の下側では、スペース的な制約が大きいので、押さえ板20Lを厚くしなくてよいことは省スペース上、非常に有効である。
本実施形態の燃料電池用セルスタックでは又、マイカ板40H,40Lが、押さえ板20H,20Lと共に、電流取り出し板30H,30Lの外側へ全周にわたって1.0〜5.0mm突出している。この突出により、マイカ板40H,40Lの高電位側と低電位側との間の沿面距離が増大し、この間の絶縁性が一層向上する。
本発明の有効性を確認するために、まず、本実施形態の燃料電池用セルスタックにおける押さえ板20H,20Lの構成材料である「ASTM−UNS−S31060」の高温酸化特性を、他の耐熱オーステナイト系ステンレス鋼であるSUS310S、及びREM含有の高Cr高Ni耐熱オーステナイト系ステンレス鋼と比較して図2に示す。各ステンレス鋼の成分は表1に代表例として示したものである。試験条件は900℃の大気雰囲気での連続酸化であり、加熱時間は100時間(800℃で1000時間に相当)である。試験片の寸法は40mm×40mm×1.0mm厚である。
図2から分かるように「ASTM−UNS−S31060」の酸化量はSUS310Sと比べて非常に少ない。REM含有の高Cr高Ni耐熱オーステナイト系ステンレス鋼は「ASTM−UNS−S31060」と同じREM含有系においてNi量等を更に多くした高性能版であるため、酸化量は更に少ないが、Cr量、Ni量ともに多いため経済性に劣る。そして何よりも、後述する次のスケール転写試験で酸化皮膜の密着性に劣ることが判明し、押さえ板20H,20Lとしての適性は「ASTM−UNS−S31060」より劣る。
次に、これらの耐熱オーステナイト系ステンレス鋼片をアルミナ板上で先の試験と同じ条件で加熱し、冷却後にアルミナ板上から剥がした。アルミナ板の表面における剥がし跡を目視で観察した。観察結果を表3に示す。
Figure 0005484156

表3に示されているように、REM含有の高Cr低Ni耐熱オーステナイト系ステンレス鋼である「ASTM−UNS−S31060」については酸化皮膜のアルミナ板への転写は生じなかった。すなわち、酸化皮膜の剥離は認められなかった。REM含有の高Cr高Ni耐熱オーステナイト系ステンレス鋼については微量の酸化皮膜の転写が認められた。酸化皮膜の耐剥離性が良いということは、燃料電池用セルスタックにおける押さえ板20H,20Lにおいては、酸化物片や酸化物粉末の剥落付着による地絡の危険性が少ないという意味をもつ。
SUS310Sについては、酸化皮膜の剥離は認められなかったが、クロム蒸気が発生した痕跡がアルミナ板の表面に残っていた。押さえ板20H,20Lからクロム蒸気が発生するということは、マイカ板40H,40Lからのカリウムイオン(+イオン)との反応が起こり、絶縁性悪化の原因となるクロム酸カリウムの生成が進むことを意味する。酸化皮膜の剥離もクロム蒸気の発生も生じない「ASTM−UNS−S31060」が、SUS310S等の他の耐熱オーステナイト系ステンレス鋼よりも、押さえ板20H,20Lとして適することは明らかである。
このような予備実験の結果を踏まえて、図3に示す実験装置を作製し、本発明の有効性を確認した。図3に示す実験装置は、上述した本実施形態の燃料電池用セルスタックを想定したものである。
すなわち、接地部材である上下の押さえ板20H,20Lを想定した170mm角、厚さ15mmの押さえ板2H,2Lの間に、単セル積層体10を想定した166mm角、厚さ2.5mmのフェライト系の耐熱ステンレス鋼からなる高圧電極板1を配置すると共に、高圧電極板1と上側の押さえ板2Hとの間に、マイカ板40Hを想定した170mm角、厚さ2.0mmのマイカ板4Hを介在させた。また、高圧電極板1と下側の押さえ板2Lとの間には、マイカ板40Lを想定した170mm角、厚さ2.0mmのマイカ板4Lを介在させた。
この寸法設定により、マイカ板4H,4L及び押さえ板2H,2Lは、マイカ板4H,4L間に配置された高圧電極板1の外側に周囲全体にわたり2.0mm突出する。押さえ板2H,2Lとしては、SUS310Sからなるものと、「ASTM−UNS−S31060」からなるものの2種類を用意した。それぞれの成分組成は表1に代表例として示したものである。
SUS310S製の押さえ板2H,2Lを使用した積層体と、「ASTM−UNS−S31060」製の押さえ板2H,2Lを使用した積層体の2種類について、積層体を積層方向に空気ばねにより0.1MPaの押さえ付け荷重で加圧した状態で、800℃の大気雰囲気中に保持し、高圧電極板1と接地された押さえ板2H,2Lとの間に直流電源7により250Vの直流電圧を印加した。そして直流電源7に対して直列に接続された電流計8により漏洩電流の経時変化を測定した。測定結果を図4に示す。
図4から明らかなように、単セル積層体10を想定した高圧電極板1と接地されたSUS310S製の押さえ板2H,2Lとの間をマイカ板4H,4Lで絶縁しただけの従来仕様の場合、試験開始と共に漏洩電流が急増し、100時間で50mAを超えた。これに対し、押さえ板2H,2Lの材質を「ASTM−UNS−S31060」に変更した場合は、この間の電位差が250Vもあるにもかかわらず、試験時間が200時間を超えてもなお、漏洩電流は30mA以下に抑制された。前者では押さえ板2H,2Lとマイカ板4H,4Lとの界面近傍に多量のクロム酸カリウムが発生したが、後者ではこれが殆ど認められなかった。
以上の実験から、本実施形態の燃料電池用セルスタックにおいて、押さえ板20H,20Lの材質として「ASTM−UNS−S31060」として規定されたREM含有の高Cr低Ni耐熱オーステナイト系ステンレス鋼を用いることの有効性は明らかである。
前述した実施形態では、上下の押さえ板20H,20Lの材質を変更したが、セルスタックの上部はスペース的な余裕があるので、マイカ板40Hに代わる絶縁対策を施してもよく、その場合は、当然のことながら、押さえ板20Hの材質変更は不要となる。
マイカ板40H,40Lの高電位側に配置された電流取り出し板30H,30Lについては、フェライト系の耐熱ステンレス鋼をそのまま使用して問題のないことは前述したとおりである。
前述した実施形態では又、セルスタックにおける単セル積層体10の外径は、電流取り出し板30H,30Lの外径より大きく、マイカ板40H,40L及び押さえ板20H,20Lの各外径と同じであるが、電流取り出し板30H,30Lの外径と同じとしてもよい。すなわち、マイカ板40H,40Lが外側に突出するのは、正極側部材で接触部材に対してだけでよい。
セルスタックの形状は、前記実施形態では円柱形状であるが、角柱形状とすることも可能である。セルスタックが角柱形状の場合、構成部材の寸法は対角線の長さ、一辺の長さなどで表される。
10 単セル積層体
20H,20L 押さえ板(接地部材)
30H,30L 電流取り出し板
40H,40L マイカ板
60 導電線

Claims (4)

  1. 平坦な形状の単セルを水平状態で厚み方向に積層して形成された単セル積層体がクロム含有耐熱鋼からなる上下一対の接地部材の間に積層方向に加圧された状態で配置された固体酸化物型燃料電池用セルスタックにおいて、上下一対の接地部材のうちの少なくとも下側の接地部材と単セル積層体との間が、マイカ板により電気的に絶縁されると共に、下側の接地部材がASTM−USN−S31060として規定された、質量%でC:0.05〜0.10%、Si:0.50%以下、Mn:1.00%以下、P:0.040%以下、S:0.030%以下、Cr:22.0〜24.0%、Ni:10〜12.5%、N:0.18〜0.25%、REM:0.025〜0.070%を含み、残部が実質的にFe及び不可避的不純物からなるREM含有の高Cr低Ni耐熱オーステナイト系ステンレス鋼により構成された燃料電池用セルスタック。
  2. 請求項1に記載の燃料電池用セルスタックにおいて、下側の接地部材と単セル積層体との間が、マイカ板により電気的に絶縁されると共に、下側の接地部材が前記高Cr低Ni耐熱オーステナイト系ステンレス鋼からなる燃料電池用セルスタック。
  3. 請求項1又は2に記載の燃料電池用セルスタックにおいて、複数のセルスタックが電気的に直列接続されて構成された燃料電池モジュール内の少なくとも高圧側のセルスタックを対象とする燃料電池用セルスタック。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の燃料電池用セルスタックにおいて、マイカ板が、当該マイカ板の高電位側に配置され且つ当該マイカ板と接する部材に対して周囲に突出している燃料電池用セルスタック。
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