JP5483785B1 - 縁無畳の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】きれいに、かつ、容易に作製することができる縁無畳及び縁無畳の製造方法を提供する。
【解決手段】藁畳床の上面形状は、少なくとも1つの鋭角を有する多角形であり、藁畳床の鋭角角部には、外周側面に、不織布よりなる藁畳床角部補強部材が張り付けられている。畳表20は、周縁部21を藁畳床の外周側面に沿って折り曲げる折り目22を有し、畳表20の周縁部21の裏面には、畳表20の目に対して斜めに設けられた折り目22Aに対応する部分に不織布よりなる折り目補強部材23が張り付けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、藁畳床の上面に天然藺草の畳表を配置し、畳表の周縁部を藁畳床の外周側面に折り込んだ縁無畳及び縁無畳の製造方法に関する。
一般的な縁無畳としては、例えば、上面形状が正方形又は長方形の藁畳床の上面に天然藺草の畳表を配置し、畳表の周縁部を藁畳床の外周側面に折り込んで、畳表を藁畳床に対して固定したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。しかし、縁無畳としては、例えば、藁畳床の上面形状が90度以外の角を有する多角形にデザインされたものも提案されている。このように縁無畳を90度以外の角を有する多角形にデザインした場合、藁畳床を縫い目に対して斜めに裁断しなければならない箇所がでてきてしまう。藁畳床を縫い目に対して斜めに裁断すると、藁を圧縮して縫い止めている糸が切れて解れやすくなり、藁の復元力で藁畳床が大きく膨張して、畳をきれいに形成することが難しいという問題があった。また、畳表についても、畳表を目に対して斜めに裁断し、目に対して斜めに折り曲げなければならない箇所がでてきてしまう。畳表を目に対して斜めに折り曲げるのは難しく、しかも、折り曲げた部分は強度も低下してしまうという問題があった。更に、畳表を目に対して斜めに裁断すると、解れが発生しやすいという問題もあり、畳表をきれいに固定することが難しかった。
特開2013−167096号公報
本発明は、このような問題に基づきなされたものであり、きれいに、かつ、容易に作製することができる縁無畳及び縁無畳の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の縁無畳は、藁畳床の上面に天然藺草の畳表を配置し、畳表の周縁部を藁畳床の外周側面に折り込んだものであって、藁畳床の上面形状は、少なくとも1つの鋭角を有する多角形であり、藁畳床の鋭角角部には、外周側面に、不織布よりなる藁畳床角部補強部材が張り付けられており、畳表は、周縁部を藁畳床の外周側面に沿って折り曲げる折り目を有し、畳表の周縁部の裏面には、畳表の目に対して斜めに設けられた折り目に対応する部分に不織布よりなる折り目補強部材が張り付けられたものである。
本発明の縁無畳の製造方法は、藁畳床の上面に天然藺草の畳表を配置し、畳表の周縁部を藁畳床の外周側面に折り込んだ縁無畳を製造するものであって、藁畳床資材を裁断し、上面形状が少なくとも1つの鋭角を有するか、又は、縫い目に対して斜めに裁断された2辺で挟まれた90度の角を有する多角形の藁畳床を切り出す藁畳床裁断工程と、藁畳床裁断工程ののち、藁畳床の鋭角角部、又は、縫い目に対して斜めに裁断された2辺で挟まれた90度の角部の外周側面に、接着剤を塗布し、不織布よりなる藁畳床角部補強部材を張り付ける藁畳床角部補強工程と、畳表資材を藁畳床の形状に応じて裁断し、畳表を切り出す畳表裁断工程と、畳表裁断工程ののち、畳表に、周縁部を藁畳床の外周側面に沿って折り曲げる折り目を形成する折り目形成工程と、畳表裁断工程ののち、畳表の周縁部の裏面から、畳表の目に対して斜めに設けられる折り目に対応する部分に、不織布よりなる折り目補強部材を張り付ける折り目補強工程と、藁畳床に畳表を固定する固定工程とを含むものである。
本発明の縁無畳及び縁無畳の製造方法によれば、藁畳床の鋭角角部、又は、縫い目に対して斜めに裁断された2辺で挟まれた90度の角部の外周側面に、不織布よりなる藁畳床角部補強部材を張り付けるようにしたので、藁畳床の角部を補強し、角部の形状が崩れて変形してしまうことを抑制することができる。また、畳表の周縁部の裏面において、畳表の目に対して斜めに設けられる折り目に対応する部分に、不織布よりなる折り目補強部材を張り付けるようにしたので、目に対して斜めに設けられる周縁部を補強すると共に、周縁部の解れを抑制することができる。
更に、畳表の周縁部の表面に対して、鋭角角部、又は、畳表の目に対して斜めに裁断された2辺で挟まれた90度の角部に、不織布よりなる畳表角部補強部材を張り付けるようにすれば、畳表の周縁部の角部をより補強し、解れをより抑制することができる。
加えて、藁畳床の周縁部に位置する縫目穴に接着剤を塗布するようにすれば、藁畳床の膨張による変形を抑制することができる。また、畳表の目に対して斜めに裁断された端部に、接着剤を塗布するようにすれば、目に対して斜めに裁断された端部の解れを抑制することができる。
更にまた、畳表の目に対して斜めに折り目を形成する位置に、高温高圧蒸気を吹き付けたのちに折り曲げて折り目を形成するようにすれば、きれいにかつ容易に折り目を形成することができる。
加えてまた、製造する縁無畳の寸法から畳表の厚みを差し引いた大きさの原寸板を作製し、作製した原寸板を用いて、藁畳床資材に裁断線を印すと共に、畳表資材に、目に対して斜めになる折り目の折り目基準線を印すようにすれば、容易に正確な寸法の縁無畳を作製することができる。
本発明の一実施の形態に係る縁無畳の構成を表す断面図である。 図1に示した縁無畳の藁畳床の構成を表す図である。 図2に示した藁畳床の一部を拡大して表す図である。 図1に示した縁無畳の畳表の構成を表す展開図である。 本発明の一実施の形態に係る縁無畳の製造方法の工程を表す流れ図である。 作製する縁無畳のデザイン図である。 縁無畳の製造に用いる原寸板の構成を表す図である。 藁畳床資材を裁断する藁畳床裁断工程を説明するための図である。 他の形状の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る縁無畳1の構成を表わすものである。図2は、縁無畳1の藁畳床10の構成を取り出して表すものである。図3は、藁畳床10の一部を拡大して表すものである。図4は、縁無畳1の畳表20の構成を取り出して展開して表すものであり、(A)は表面、(B)は裏面を表している。この縁無畳10は、例えば、藁畳床10の上面に天然藺草の畳表20を配置し、畳表20の周縁部21を藁畳床10の外周側面11に折り込んだものである。
藁畳床10は、例えば、厚さ40cmから50cm程度に重ね合わせた藁を機械で厚板状に圧縮して、糸12で縫い止めた藁畳床資材を任意の形状に裁断したものである。藁畳床10は、上面形状が少なくとも1つの鋭角を有するか、又は、縫い目に対して斜めに裁断された2辺で挟まれた90度の角を有する多角形に裁断されている。なお、図1では、ベース型の五角形に裁断した例を示している。藁畳床10の鋭角角部、又は、縫い目に対して斜めに裁断された2辺で挟まれた90度の角部13には、例えば、外周側面11に、不織布よりなる藁畳床角部補強部材14が接着剤により張り付けられている。鋭角角部、又は、縫い目に対して斜めに裁断された2辺で挟まれた90度の角部13は糸12が解れて藁が膨らむことなどにより形状が崩れやすいので、形状の崩れを抑制するためである。藁畳床角部補強部材14は、例えば、藁畳床10の上面の端部から下面の端部にかけて外周側面11を覆うように張り付けられていることが好ましい。より高い効果を得ることができるからである。なお、藁畳床角部補強部材14は、鋭角角部、又は、縫い目に対して斜めに裁断された2辺で挟まれた90度の角部13のみならず、鈍角角部15にも張り付けるようにしてもよい。
また、藁畳床10には、周縁部に位置する縫目穴16に、瞬間接着剤などの接着剤が塗布されていることが好ましい。縫目穴16というのは、藁を縫い留めている糸12の縫目の穴であり、裁断による糸12の解れを抑制するためである。藁畳床10の周縁部の端部にも、瞬間接着剤などの接着剤が塗布されていればより好ましい。端部の形状が崩れることを抑制するためである。
更に、藁畳床10の周縁部の端部には、例えば、厚み方向の角を覆うように、上面から外周側面11にかけて、及び、下面から外周側面11にかけて、プラスチックなどよりなる端部補強部材17が配設されていることが好ましい。端部を補強すると共に、仕上がり面の制度を向上させるためである。端部補強部材17は、例えば、縫着により藁畳床10に配設されている。
畳表20は、例えば、藁畳床10の上面及び外周側面11を覆うことができるように、藁畳床10の形状に対応して、藁畳床10よりも大きな大きさに裁断されている。図1では、藁畳床10よりも大きなベース型の五角形とされている。畳表20には、周縁部21を藁畳床10の外周側面11に沿って折り曲げる折り目22が形成されている。畳表20の周縁部21の裏面には、例えば、畳表20の目に対して斜めに設けられた折り目22Aに対応する部分に、不織布よりなる折り目補強部材23が接着剤により張り付けられている。畳表20の目に対して斜めに折り目22Aを設けた場合、その周縁部21の強度が低下し、斜めに裁断された端部が解れやすくなるので、折り目補強部材23により周縁部を補強しつつ、解れを抑制するためである。図4(B)において、折り目補強部材23には梨地を付して表している。
畳表20の周縁部21の表面には、鋭角角部、又は、畳表の目に対して斜めに裁断された2辺で挟まれた90度の角部21Aに、例えば、不織布よりなる畳表角部補強部材24が接着剤により張り付けられていることが好ましい。鋭角角部、又は、畳表の目に対して斜めに裁断された2辺で挟まれた90度の角部21Aをより補強し、解れをより抑制することができるからである。図4(A)において、畳表角部補強部材24には梨地を付して表している。なお、畳表角部補強部材24は、鋭角角部、又は、畳表の目に対して斜めに裁断された2辺で挟まれた90度の角部21Aのみならず、鈍角角部21Bにも張り付けるようにしてもよい。また、畳表20の目に対して斜めに裁断された端部には、接着剤が塗布されていることが好ましい。端部の解れを抑制することができるからである。
図5は、本実施の形態の縁無畳1の製造方法を表す流れ図である。図6から図8は、各工程を説明するための図である。まず、縁無畳を設置する場所を採寸し、例えば、図6に示したデザイン図に基づき、設置する各縁無畳の寸法を決定する(ステップS101;採寸工程)。図6に示したデザインは、中央に上面形状が正方形の縁無畳2を8枚配置し、四隅に上面形状が五角形の縁無畳3を配置し、四隅の間の側部に本実施の形態に係るベース型五角形の縁無畳1を配置するものである。
次いで、例えば、図7に示したように、採寸により決定した寸法に基づき、木板等により、製造する縁無畳1の寸法から畳表20の厚みを差し引いた大きさの原寸板31を作製する(ステップS102;原寸板作成工程)。原寸板31は、作製する藁畳床10の上面形状と同一の形状、大きさである。
続いて、例えば、作製した原寸板31を用いて、藁畳床資材32に裁断線32Aを印し、それに基づき藁畳床資材32を裁断し、藁畳床10を切り出すことが好ましい(ステップS103;藁畳床裁断工程)。具体的には、例えば、藁畳床資材32の上に原寸板31を置き、原寸板31の周りに沿って藁畳床資材32に裁断線32Aを印し、裁断することが好ましい。これにより、上面形状が少なくとも1つの鋭角を有するか、又は、縫い目に対して斜めに裁断された2辺で挟まれた90度の角を有する多角形の藁畳床10が切り出される。
この藁畳床裁断工程(ステップS103)においては、例えば、裁断線32Aを印したのち、図8において細かい梨地で示したように、藁畳床10の周縁部に位置する縫目穴16に、瞬間接着剤などの接着剤を塗布することが好ましい。裁断による糸12の解れを抑制するためである。また、図8において粗い梨地で示したように、藁畳床10の周縁部の端部にも、瞬間接着剤などの接着剤を塗布することが好ましい。端部の形状が崩れることを抑制するためである。
次に、例えば、図3に示したように、藁畳床10の鋭角角部、又は、縫い目に対して斜めに裁断された2辺で挟まれた90度の角部13の外周側面11に、接着剤を吹き付けることにより塗布し、不織布よりなる藁畳床角部補強部材14を張り付ける(ステップS104;藁畳床角部補強工程)。なお、藁畳床10の鈍角角部15の外周側面11に対しても、藁畳床角部補強部材14を張り付けるようにしてもよい。そののち、藁畳床10の周縁部の端部には、例えば、厚み方向の角を覆うように、上面から外周側面11にかけて、及び、下面から外周側面11にかけて、プラスチックなどよりなる端部補強部材17を縫着し配設することが好ましい(ステップS105;藁畳床端部補強工程)。
また、例えば、畳表資材を藁畳床10の形状に応じて裁断し、畳表20を切り出す(ステップS106;畳表裁断工程)。畳表裁断工程において、畳表資材を目に対して斜めに裁断する時には、例えば、作製した原寸板31を用い、畳表資材に目に対して斜めになる折り目22Aの折り目基準線を印し、それに基づき畳表資材を裁断することが好ましい。また、その際には、畳表資材を目に対して斜めに裁断する裁断位置に、瞬間接着剤などの接着剤を塗布したのちに、裁断することが好ましい。解れを抑制することができるからである。
次いで、例えば、畳表20に、周縁部21を藁畳床10の外周側面11に沿って折り曲げる折り目22を形成する(ステップS107;折り目形成工程)。折り目形成工程において、目に対して斜めに折り目22Aを形成する時には、折り目22Aを形成する位置に、高温高圧蒸気を表面及び裏面から吹き付けたのちに折り目22Aを形成することが好ましい。きれいにかつ容易に折り目22Aを形成することができるからである。
続いて、例えば、畳表20の周縁部21の裏面から、畳表20の目に対して斜めに設けられる折り目22Aに対応する部分に、不織布よりなる折り目補強部材23を接着剤などにより張り付ける(ステップS108;折り目補強工程)。周縁部21を補強すると共に、解れを抑制するためである。
また、畳表20の周縁部21の鋭角角部、又は、畳表の目に対して斜めに裁断された2辺で挟まれた90度の角部21Aに、表面から、不織布よりなる畳表角部補強部材24を接着剤などにより張り付けることが好ましい(ステップS109;畳表角部補強工程)。鋭角角部、又は、畳表の目に対して斜めに裁断された2辺で挟まれた90度の角部21Aをより補強すると共に、解れをより抑制するためである。なお、畳表20の鈍角角部21Bの表面に対しても、畳表角部補強部材24を張り付けるようにしてもよい。
そののち、藁畳床10の上面に畳表20を配置し、畳表20の周縁部21を折り目22において藁畳床10の外周側面11に折り込んで、畳表20を藁畳床10に固定する(ステップS110;固定工程)。畳表20は、例えば、縫着により藁畳床10に固定する。これにより、本実施の形態に係る縁無畳1が得られる。
このように本実施の形態によれば、藁畳床10の鋭角角部、又は、縫い目に対して斜めに裁断された2辺で挟まれた90度の角部13の外周側面11に、不織布よりなる藁畳床角部補強部材14を張り付けるようにしたので、藁畳床10の角部を補強し、角部の形状が崩れて変形してしまうことを抑制することができる。また、畳表20の周縁部21の裏面において、畳表20の目に対して斜めに設けられる折り目22Aに対応する部分に、不織布よりなる折り目補強部材23を張り付けるようにしたので、目に対して斜めに設けられる周縁部21を補強すると共に、周縁部21の解れを抑制することができる。
更に、畳表20の周縁部21の表面に対して、鋭角角部、又は、畳表の目に対して斜めに裁断された2辺で挟まれた90度の角部21Aに、不織布よりなる畳表角部補強部材24を張り付けるようにすれば、畳表20の周縁部21の角部をより補強し、解れをより抑制することができる。
加えて、藁畳床10の周縁部に位置する縫目穴16に接着剤を塗布するようにすれば、藁畳床10の膨張による変形を抑制することができる。また、畳表20の目に対して斜めに裁断された端部に、接着剤を塗布するようにすれば、目に対して斜めに裁断された端部の解れを抑制することができる。
更にまた、畳表20の目に対して斜めに折り目22Aを形成する位置に、高温高圧蒸気を吹き付けたのちに折り曲げて折り目22Aを形成するようにすれば、きれいにかつ容易に折り目を形成することができる。
加えてまた、製造する縁無畳1の寸法から畳表20の厚みを差し引いた大きさの原寸板31を作製し、作製した原寸板31を用いて、藁畳床資材32に裁断線32Aを印すと共に、畳表資材に、目に対して斜めになる折り目22Aの折り目基準線を印すようにすれば、容易に正確な寸法の縁無畳1を作製することができる。
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、種々変形可能である。例えば、上記実施の形態では、藁畳床10の上面形状として、ベース型五角形を具体的に例に挙げて説明したが、少なくとも1つの鋭角を有する他の多角形でもよい。図9に他の一例を示す。
また、上記実施の形態では、各構成要素及び各製造工程について具体的に説明したが、全ての構成要素又は全ての製造工程を有していなくてもよく、更に、他の構成要素又は他の製造工程を有していてもよい。また、畳表20の製造工程では、畳表裁断工程(ステップS106)、折り目形成工程(ステップS107)、折り目補強工程(ステップS108)、畳表角部補強工程(ステップS109)の順に説明したが、折り目形成工程(ステップS107)、折り目補強工程(ステップS108)、及び、畳表角部補強工程(ステップS109)の順番はいずれが先でもよい。
畳に用いることができる。
1,2,3…縁無畳、10…藁畳床、11…外周側面、12…糸、13…鋭角角部、14…藁畳床角部補強部材、15…鈍角角部、16…縫目穴、17…端部補強部材、20…畳表、21…周縁部、21A…鋭角角部、21B…鈍角角部、22,22A…折り目、23…折り目補強部材、24…畳表角部補強部材、31…原寸板、32…藁畳床資材、32A…裁断線

Claims (7)

  1. 藁畳床の上面に天然藺草の畳表を配置し、畳表の周縁部を藁畳床の外周側面に折り込んだ縁無畳の製造方法であって、
    藁畳床資材を裁断し、上面形状が少なくとも1つの鋭角を有するか、又は、縫い目に対して斜めに裁断された2辺で挟まれた90度の角を有する多角形の藁畳床を切り出す藁畳床裁断工程と、
    藁畳床裁断工程ののち、藁畳床の鋭角角部、又は、縫い目に対して斜めに裁断された2辺で挟まれた90度の角部の外周側面に、接着剤を塗布し、不織布よりなる藁畳床角部補強部材を張り付ける藁畳床角部補強工程と、
    畳表資材を藁畳床の形状に応じて裁断し、畳表を切り出す畳表裁断工程と、
    畳表裁断工程ののち、畳表に、周縁部を藁畳床の外周側面に沿って折り曲げる折り目を形成する折り目形成工程と、
    畳表裁断工程ののち、畳表の周縁部の裏面から、畳表の目に対して斜めに設けられる折り目に対応する部分に、不織布よりなる折り目補強部材を張り付ける折り目補強工程と、
    藁畳床に畳表を固定する固定工程と
    を含むことを特徴とする縁無畳の製造方法。
  2. 前記藁畳床角部補強工程では、更に、前記藁畳床の鈍角角部の外周側面に、接着剤を塗布し、不織布よりなる藁畳床角部補強部材を張り付けることを特徴とする請求項1に記載の縁無畳の製造方法。
  3. 畳表裁断工程ののち、前記畳表の周縁部の鋭角角部、又は、畳表の目に対して斜めに裁断された2辺で挟まれた90度の角部に、表面から、不織布よりなる畳表角部補強部材を張り付ける畳表角部補強工程を更に含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の縁無畳の製造方法。
  4. 前記畳表角部補強工程では、更に、前記畳表の周縁部の鈍角角部に、表面から、不織布よりなる畳表角部補強部材を張り付けることを特徴とする請求項3に記載の縁無畳の製造方法。
  5. 前記藁畳床裁断工程では、藁畳床資材に藁畳床の裁断線を印し、藁畳床の周縁部に位置する縫目穴に接着剤を塗布したのちに裁断し、
    前記畳表裁断工程では、畳表資材を目に対して斜めに裁断する裁断位置に接着剤を塗布したのちに裁断する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1に記載の縁無畳の製造方法。
  6. 前記折り目形成工程では、目に対して斜めに折り目を形成する位置に、高温高圧蒸気を吹き付けたのちに折り曲げて折り目を形成する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1に記載の縁無畳の製造方法。
  7. 製造する縁無畳の寸法から畳表の厚みを差し引いた大きさの原寸板を作製する原寸板作成工程を含み、
    前記藁畳床裁断工程では、作製した原寸板を用いて、藁畳床資材に裁断線を印し、
    前記畳表裁断工程では、作製した原寸板を用いて、畳表資材に、目に対して斜めになる折り目の折り目基準線を印し、それに基づき畳表資材を裁断する
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1に記載の縁無畳の製造方法。
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