JP5482302B2 - 情報処理装置、及び、情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、及び、情報処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5482302B2
JP5482302B2 JP2010046986A JP2010046986A JP5482302B2 JP 5482302 B2 JP5482302 B2 JP 5482302B2 JP 2010046986 A JP2010046986 A JP 2010046986A JP 2010046986 A JP2010046986 A JP 2010046986A JP 5482302 B2 JP5482302 B2 JP 5482302B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
area
communication
log
data
memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010046986A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011181005A (ja
Inventor
考成 ▲浜▼▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2010046986A priority Critical patent/JP5482302B2/ja
Publication of JP2011181005A publication Critical patent/JP2011181005A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5482302B2 publication Critical patent/JP5482302B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Information Transfer Systems (AREA)
  • Bus Control (AREA)

Description

本発明は、情報処理装置、及び、情報処理方法に関する。
従来から、USB(Universal Serial Bus)やIEEE1394等による通信では、高速で大量にデータの送受信が行われる。これらの通信では、バスデータを制御する通信制御機器とCPUとの間は、DMA(Direct Memory Acess)制御が行われる。DMA制御では、CPUを介さずにバスの先にあるデバイスが、直接メモリにアクセスし、データの読み出しと書き込みとが行われる。
DMA転送により送受信されるデータは、大量である。そこで例えば、特許第4136397号公報(特許文献1)には、USBによるデータの受信を行う画像形成装置の発明が開示されている。特許文献1に開示の画像形成装置の発明は、オペレーションシステムに含まれるカーネルと、アプリケーションとで、同一のメモリ空間を割り当てて、USBによるデータの受信を行うことにより、処理を高速に行う。
ところで、データが送受信される際には、データのログが記録されることがある。またデータの送受信に関わらず、データが処理される際にも、データのログが記録されることがある。ログを記録する際には、ログ用のデータ領域に記録し、又は、外部記憶装置にログをコピーする。
大量のデータのログを記録すると、本来の機能のパフォーマンスを低下させることがある。そこで、例えば、特開2008−72345号公報(特許文献2)には、印刷出力装置の動作状態に応じて取得されメモリに格納されるログファイルを、印刷出力装置のステータス等に応じて、ハードディスク装置に格納するログファイル処理方法の発明が開示されている。
しかしながら、上記特許文献1及び特許文献2に開示の発明では、高速で大量にデータの送受信が行われるUSB等による通信のログを、装置が実現する機能のパフォーマンスを低下することなく記録することについては、考慮されていない。このような通信のログを記録するために、送受信されるデータを逐次記録することは、効率が悪く、装置が実現する通信機能のパフォーマンスを低下させることがある。
本発明は、上記の点に鑑みて、これらの問題を解消するために発明されたものであり、通信のパフォーマンスを低下させることなく、ログの記録を行う情報処理装置、及び、情報処理方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の情報処理装置は次の如き構成を採用した。本発明の情報処理装置は、通信手段により送受信される通信データを格納する通信データ領域をメモリ上に設定する通信領域設定部と、前記通信手段に対し、前記通信データ領域の情報を通知する領域通知部と、前記通信手段により送受信された通信データが格納された前記通信データ領域を、ログデータ領域に変更し、前記通信データをログデータとするログデータ領域設定部と、を有する構成とすることができる。
これにより、通信のパフォーマンスを低下させることなく、ログの記録を行う情報処理装置を提供することができる。
なお、上記課題を解決するため、本発明は、上記情報処理装置における情報処理方法としてもよい。
本発明の情報処理装置及び情報処理方法によれば、通信のパフォーマンスを低下させることなく、ログの記録を行う情報処理装置、及び、情報処理方法を提供することが可能になる。
図1は、本実施の形態に係る情報処理装置10の機能構成の例を示す図である。 図2は、本実施の形態に係る情報処理装置10のハードウェア構成の例を示す図である。 図3は、図2のハードウェア構成において、通信データの送受信が行われる際のデータの流れを示す図である。 図4は、DMA転送に用いられるメモリ空間を示す図である。 図5は、通信データ領域とログデータ領域との割り当てを説明する図である。 図6は、本実施の形態に係る情報処理装置10aの機能構成の例を示す図である。 図7は、本実施の形態において、通信データの送受信が行われる際のデータの流れを示す図である。 図8は、メモリ160上に設定されるデータ領域を説明する図(その1)である。 図9は、メモリ160上に設定されるデータ領域を説明する図(その2)である。 図10は、DMA転送により、外部通信機器120が通信データを送信する際の処理を説明するフロー図である。 図11は、ログ領域を管理する管理データを説明する図である。 図12は、DMA転送により、外部通信機器120が通信データを受信する際の処理を説明するフロー図である。 図13は、外部通信機器120からのデータの送信、及び、データの受信の何れであるかを判断した後、DMA転送を行う処理を説明するフロー図である。 図14は、CPU110と外部通信機器120との処理を説明するフロー図である。 図15は、ログ記憶装置140がDMA転送を行う際の処理を説明するフロー図である。 図16は、ログ記憶装置140へのDMA転送を行う場合の、CPU110及び外部通信機器120の処理を説明するフロー図(その1)である。 図17は、ログ記憶装置140へのDMA転送を行う場合の、CPU110及び外部通信機器120の処理を説明するフロー図(その2)である。 図18は、メモリ管理ユニットを有する場合に、設定されるDMA用メモリ領域を説明する図(その1)である。 図19は、メモリ管理ユニットを有する場合に、設定されるDMA用メモリ領域を説明する図(その2)である。
以下、本実施の形態を図面に基づき説明する。
〔本実施の形態〕
図1は、本実施の形態に係る情報処理装置10の機能構成の例を示す図である。図1の情報処理装置10は、制御部1、通信部2、及び、メモリ6を有する。制御部1、通信部2、及び、メモリ6は、バスを介して接続される。
制御部1は、情報処理装置10の各部の制御を行う。制御部1は、通信部2が、DMA転送を行う場合には、メモリ6上に領域を確保して、その領域の情報を通信部2に通知する。制御部1は、通信領域設定部11、領域通知部12、ログデータ領域設定部13、完了受付部14、及び、ログデータ読出部15を有する。
通信領域設定部11は、通信部2がDMA転送を行う場合に使用する通信データ領域を、メモリ6上に設定する。領域通知部12は、通信領域設定部11が設定した通信データ領域を、通信部2に通知する。
ログデータ領域設定部13は、通信部2がDMA転送を行って受信した通信データが格納されている、メモリ6上の通信データ領域を、ログデータ領域に設定する。これにより、通信データを、ログデータとして管理することができるようになる。
完了受付部14は、通信部2がDMA転送を終了する際の完了通知を受け付ける。これにより、CPU1が、バスを管理することができるようになる。ログデータ読出部15は、ログデータ領域に格納されているデータを読み出す。読み出されたデータは、図示しないハードディスク装置等に格納される。
なお、制御部1が有する各部は、例えば、CPUがコンピュータプログラムを実行することにより実現される。
通信部2は、ネットワーク8を介して接続される外部の装置との通信を行う。通信部2は、DMA転送を行う。通信部2は、通信データ制御部21、完了通知部22、及び、通信装置29を有する。通信データ制御部21、及び、完了通知部22は、DMAコントローラに含まれる。
通信データ制御部21は、制御部1から、メモリ6上の通信データ領域の情報を受信した後、DMA転送により、通信データ領域に格納されている通信データを外部の装置に送信し、又は、外部の装置から受信する通信データを通信データ領域に格納する。
完了通知部22は、DMA転送が終了した際に、完了通知を制御部1に出力する。
メモリ6は、通信部2が送受信する通信データ、及び、通信部2が通信した通信データのログデータを保持する。メモリ6は、また、制御部1が有する各部が処理を実行する際の、ワークメモリでもよい。
図2は、本実施の形態に係る情報処理装置100のハードウェア構成の例を示す図である。図2のハードウェア構成では、情報処理装置100は、CPU110、ノースブリッジ(以下、「NB」という。)131、サウスブリッジ(以下、「SB」という。)132、メモリ160、外部通信機器120、及び、ログ記憶装置140を有する。
CPU110は、コンピュータプログラムを実行することにより、情報処理装置100の各部を制御する。NB131、及び、SB132は、バス上に設けられ各部を接続するブリッジである。
メモリ160は、CPU110がコンピュータプログラムを実行する際のワークメモリである。メモリ160は、また、外部通信機器120がDMA転送を行う際に、CPU110により、通信データ領域が設定される。
外部通信機器120は、情報処理装置100と、外部通信バスに接続される装置と、の間のDMA転送を行う。外部通信機器120は、メモリ160上の通信データ領域に格納されているデータを外部通信バスに出力する。外部通信機器120は、また、メモリ160上の通信データ領域に、外部通信バスからのデータを格納させる。外部通信機器120は、CPU110から、メモリ160上の通信データ領域の情報を取得し、DMA転送を行った後、完了通知をCPU110に出力する。
外部通信機器120は、DMAコントローラ(以下、「DMAC」という。)121を有する。DMAC121は、DMA転送を行う際の、内部バスの制御を行う。
ログ記憶装置140は、外部通信機器120が行った通信の、ログデータが記録される。ログ記憶装置140は、DMAC141を有する。DMAC141は、メモリ160に格納されているログデータを、ログ記憶装置140にDMA転送する際の、バスの制御等を行う。
図3は、図2のハードウェア構成において、通信データの送受信が行われる際のデータの流れを示す図である。図3のステップS1では、CPU110が、メモリ160に通信データ領域を設定する。通信データ領域は、受信する通信データを格納する領域、又は、送信する通信データが格納されている領域である。
ステップS1に続いてステップS2に進み、CPU110から、外部通信機器120に対し、DMAC121を起動する指示が出力される。この指示は、DMA転送を行う通信データのサイズ、及び、メモリ160上の通信データ領域のアドレスの情報等が含まれる。
ステップS2に続いてステップS3に進み、外部通信機器120が、メモリ160にアクセスし、通信データの送受信を準備する。ステップS3に続いてステップS4に進み、外部通信機器120が、メモリ160上の通信データ領域を使用して、DMA転送を行う。
ステップS4に続いてステップS5に進み、DMAC121からCPU110に対し、DMA転送が完了した旨の完了通知が出力される。この通知には、CPU110の割り込み機能を用いるとよい。
図4及び図5は、メモリ領域を説明する図である。図4は、DMA転送に用いられるメモリ空間を示す図である。図4では、メモリ160上の領域のうち、斜線のハッチングが付された一部の領域が、DMA用のメモリ空間として割り当てられている。なお、通信データ領域を「DMA用のメモリ空間」ともいい、ログデータ領域を「ログ領域」ともいう。
図5は、通信データ領域と、ログデータ領域と、の割り当てを説明する図である。図5(A)では、メモリ160上に、DMA用のメモリ空間m1が割り当てられる。メモリ空間m1を用いて、DMA転送が行われる。図5(B)では、メモリ空間m1が、ログ領域m2に変更される。ログ領域m2は、メモリ空間m1を用いたDMA転送のログデータが格納されている領域となる。
図5(C)では、ログ領域m2に近接する別の領域が、DMA用メモリ空間m3として割り当てられる。メモリ空間m3は、メモリ空間m1とは異なるDMA転送に用いられる。図5(D)では、メモリ空間m3が、ログ領域m4に変更される。ログ領域m4は、メモリ空間m3を用いたDMA転送のログデータが格納されている領域となる。
図5(E)では、ログ領域m2が開放される。これにより、次以降のDMA転送の際に、DMA用のメモリ空間として割り当てられることができる。
図6は、本実施の形態に係る情報処理装置10aの機能構成の例を示す図である。情報処理装置10aは、図1の情報処理装置10に加えて、ログデータを記録する記憶部4が設けられている。図6の情報処理装置10aは、制御部1a、通信部2、記憶部4、及び、メモリ6を有する。制御部1a、通信部2、記憶部4、及び、メモリ6は、バスを介して接続される。
制御部1は、情報処理装置10の各部の制御を行う。制御部1は、通信部2が、DMA転送を行う場合には、メモリ6上に領域を確保して、その領域の情報を通信部2に通知する。制御部1は、通信領域設定部11、領域通知部12、ログデータ領域設定部13、完了受付部14、及び、ログデータ読出部15を有する。
制御部1aは、通信領域設定部11、領域通知部12、ログデータ領域設定部13、及び、完了受付部14を有する。制御部1aが有する各部は、情報処理装置10の制御部1が有する同名の各部と同一の機能、及び、構成を有する。制御部1aの構成は、制御部1の構成に対して、ログデータ読出部15を含まない点が異なるのみであるので、ここでは説明を省略する。
通信部2は、情報処理装置10の通信部2と同一の機能及び構成であるので、ここでは説明を省略する。
記憶部4は、ログデータ出力制御部41、完了通知部42、及び、記憶装置49を有する。ログデータ出力制御部41、及び、完了通知部42は、DMACに含まれる。
ログデータ出力制御部41は、制御部1aがメモリ6上に設定したログデータ領域に格納されているログデータを読み出して、記憶装置49に格納させる。完了通知部42は、ログデータ出力制御部41が、ログデータを記憶装置49に格納させる処理が完了した旨の完了通知を、制御部1aに出力する。
記憶装置49は、データを格納する記憶手段である。記憶装置49は、例えば、ハードディスク装置である。
図7は、本実施の形態において、通信データの送受信が行われる際のデータの流れを示す図である。図7は、図2のハードウェア構成におけるデータの流れを示す。
図7のステップS1ないしステップS5は、図3のステップS1ないしステップS5と同一である。図7のステップS5に続いてステップS6に進み、CPU110が、ステップS5で、DMA転送が完了した完了通知を受けた後、DMAC141に対し、メモリ160上のログデータ領域の情報を通知する。
ステップS6で通知されるログデータ領域は、ステップS4でDMA転送が行われた際の、通信データ領域と同一である。この通知に基づいて、DMAC141が、メモリ160からログ記憶装置140に対する、ログデータのDMA転送を行う。
ステップS6に続いてステップS7に進み、メモリ160からログ記憶装置140に対するログデータのDMA転送が終了した後、完了通知がDMAC141からCPU110に対して出力される。
図8及び図9は、図7のデータの流れに伴って、メモリ160上に設定されるデータ領域を説明する図である。図8(A)では、DMA用のメモリ空間m11が設定されている。メモリ空間m11は、例えば、図7のステップS4のDMA転送に用いられた通信データ領域である。
図8(B)では、DMA用メモリ空間m11を、ログ領域m12に設定する。ログ領域m12は、メモリ160からログ記憶装置140に対して転送されるログデータが格納されている領域である。図8(C)では、ログデータの転送が終了した後、ログ領域m12が開放される。これにより、ログ領域m12として設定されていた領域は、新たな、DMA用のメモリ空間として設定することが可能になる。
図9は、ログデータをログ記憶装置140に転送している際に、外部通信機器120によるDMA転送が発生する場合の、メモリ160上に設定される領域の例を示す図である。
図9(A)では、DMA用のメモリ空間m21が設定されている。メモリ空間m21は、例えば、図7のステップS4のDMA転送に用いられた通信データ領域である。図9(B)では、DMA用メモリ空間m21を、ログ領域m22に設定する。ログ領域m22は、メモリ160からログ記憶装置140に対して転送されるログデータが格納されている領域である。
図9(B)で設定されたログ領域m22に格納されているログデータは、ログ記憶装置140に対してDMA転送される。図9(C)では、外部通信機器120による通信データの送受信が行われ、新たなDMA用メモリ空間m23が設定される。図9(D)では、外部通信機器120による通信データの送受信が終了し、DMA用メモリ空間m23は、ログ領域m24として設定される。
図9(E)では、ログ領域m22に格納されているログデータの、ログ記憶装置140に対するDMA転送が終了する。これにより、ログ領域m22が開放される。図9(F)では、ログ領域m24に格納されているログデータの、ログ記憶装置140に対するDMA転送が終了する。これにより、ログ領域m24が開放される。
ログ領域m22及びログ領域m24が開放された後は、これらの領域は、新たな通信データ領域等として設定され、DMA転送等に供せられる。
図10は、DMA転送により、外部通信機器120が通信データを送信する際の処理を説明するフロー図である。図10のステップS11では、CPU110が、メモリ160にDMA用メモリ領域を設定する。なお、メモリ領域を設定することを、「メモリ領域を確保する。」ともいう。
ステップS11に続いてステップS12に進み、CPU110が、ステップS11で設定したDMA用メモリ領域に、書き込みデータを格納させる。ステップS12に続いてステップS13に進み、CPU110が、ステップS12で書き込みデータが格納されたメモリ領域の情報を、DMAC121に通知する。これにより、DMAC121が、DMAを起動し、DMA転送を開始する。
ステップS13に続いてステップS14に進み、CPU110は、DMAC121がDMA転送を行っている間、DMA転送の完了を待つ。DMA転送が完了すると、DMAC121からCPU110に対し、完了通知が出力される。
ステップS14に続いてステップS15に進み、CPU110が、メモリ160上のステップS11で設定されたメモリ領域を、ログ領域に変更する。これにより、ステップS13及びステップS14でDMA転送により送信された通信データのログが、メモリ160上に存在することになる。
図11は、ログ領域を管理する管理データを説明する図である。管理データは、メモリ160上の所定の領域に設けられるとよい。管理データは、ログ領域のメモリ160上のアドレス、又は、ポインタ等の位置情報、及び、ログ領域のサイズの情報を含む。メモリ160上にログ領域が複数ある場合には、管理データは、それぞれのログ領域のアドレス等の情報とサイズの情報とを含む。
図12は、DMA転送により、外部通信機器120が通信データを受信する際の処理を説明するフロー図である。図12のステップS21では、CPU110が、メモリ160にDMA用メモリ領域を設定する。なお、メモリ領域を設定することを、「メモリ領域を確保する。」ともいう。
ステップS21に続いてステップS22に進み、CPU110が、ステップS21で確保されたメモリ領域の情報を、DMAC121に通知する。これにより、DMAC121が、DMAを起動し、DMA転送を開始する。
ステップS22に続いてステップS23に進み、CPU110は、DMAC121がDMA転送を行っている間、DMA転送の完了を待つ。DMA転送が完了すると、DMAC121からCPU110に対し、完了通知が出力される。
ステップS23に続いてステップS24に進み、CPU110が、ステップS22及びステップS23で受信した通信データに対する処理を実行する。ステップS24に続いてステップS25に進み、メモリ160上のステップS21で設定されたメモリ領域を、ログ領域に変更する。これにより、ステップS22及びステップS23でDMA転送により送信された通信データのログが、メモリ160上に存在することになる。
図13は、外部通信機器120からのデータの送信、及び、データの受信の何れであるかを判断した後、DMA転送を行う処理を説明するフロー図である。図13のステップS31では、CPU110が、DMA用のメモリ領域を、メモリ160上に確保する。
ステップS31に続いてステップS32に進み、CPU110が、外部機器へのデータ送信か否かを判断する。外部機器へのデータ送信の場合は、ステップS33に進み、そうではない場合は、ステップS36に進む。
ステップS32に続くステップS33ないしステップS35では、図10のステップS12ないしステップS14と同一の処理を実行して、DMA転送による通信データの送信を行う。一方、ステップ32に続くステップS36ないしステップS38では、図12のステップS22ないしステップS24と同一の処理を実行して、DMA転送による通信データの受信を行う。
ステップS35又はステップS28に続いてステップS39に進み、メモリ160上のステップS31で設定されたメモリ領域を、ログ領域に変更する。これにより、DMA転送により送信又は受信された通信データのログが、メモリ160上に存在することになる。
図14及び図15は、図7のデータの流れの処理を説明するフロー図である。図14は、CPU110と外部通信機器120との処理を説明するフロー図である。図14の
ステップS41ないしステップS44の処理は、図10のステップS11ないしステップS14の処理と同一である。ステップS44に続いてステップS45に進み、CPU110が、DMA用メモリ領域をログ領域に変更し、そのログ領域の情報をログ記憶装置140に通知する。
図15は、ログ記憶装置140がDMA転送を行う際の処理を説明するフロー図である。図15のステップS51では、ログ記憶装置140が、CPU110からの通知を待つ。なお、通知を出力するのは、CPU110に限らず、情報処理装置10が実行するDMA転送の開始通知の出力、及び、完了通知の受信を行うブロックであればよい。この通知には、ログ領域の情報が含まれる。
ステップS51に続いてステップS52に進み、ログ記憶装置140は、メモリ160上のログ領域のログデータをDMA転送する。ステップS52に続いてステップS53に進み、CPU110は、ステップS52のDMA転送の完了を待つ。DMA転送が完了すると、CPU110は、ログ記憶装置140から、完了通知を受信する。
ステップS53に続いてステップS54に進み、CPU110が、DMA転送されたデータが格納されていたログ領域を開放する。これにより、使用されたログ領域を、新たなDMA転送の領域として使用することができる。
図16及び図17は、ログ記憶装置140へのDMA転送を行う場合の、CPU110及び外部通信機器120の処理を説明するフロー図である。図16のステップS61ないしステップS64の処理は、図12のステップS21ないしステップS24の処理と同一である。
ステップS64に続いてステップS65に進み、CPU110が、DMA用メモリ領域をログ領域に変更し、そのログ領域の情報をログ記憶装置140に通知する。
図17のステップS71ないしステップS78の処理は、図13のステップS31ないしステップS38の処理と同一である。ステップS75又はステップS78に続いてステップS79に進み、CPU110が、DMA用メモリ領域をログ領域に変更し、そのログ領域の情報をログ記憶装置140に通知する。
図16又は図17の処理の後、ログ記憶装置140が、図15の処理を実行することにより、ログデータが、ログ記憶装置140にDMA転送され格納される。
図18及び図19は、CPU110が、メモリ管理ユニット(以下、「MMU」という。)を有する場合に、設定されるDMA用メモリ領域を説明する図である。図18及び図19では、仮想アドレス空間に、DMA用メモリ領域A1ないしA4の4つの領域が設定されている。DMA転送による通信が行われる毎に、4つのDMA用メモリ領域が、順に供せられる。
図18では、仮想アドレス空間の4つのDMA用メモリ領域に対応する物理アドレス空間の4つのメモリ領域P1ないしP4が、連続して設けられている。図19では、図18の4つのDMA用メモリ領域のうち、1つのDMA用メモリ領域が、DMA転送が完了した後に、ログ領域として設定される。図19では、さらに、新たな領域がDMA用メモリ領域として設定される。
図18及び図19に示すアドレス空間の制御により、仮想アドレス空間には、常に4つのDMA用メモリ領域が設けられ、対応するDMA用メモリ領域を物理アドレス空間に設定することにより、DMA用メモリ領域とログ領域とを、容易に設定することができる。
(コンピュータ等による実現)
なお、本発明の実施の形態に係る情報処理装置は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)等で実現されてもよい。また、本発明の実施形態に係る情報処理方法は、例えば、CPUがROMやハードディスク装置等に記憶されたプログラムに従い、RAM等のメインメモリをワークエリアとして使用し、実行される。
以上、発明を実施するための最良の形態について説明を行ったが、本発明は、この最良の形態で述べた実施の形態に限定されるものではない。本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能である。
以上のように、本発明にかかる情報処理装置は、DMA転送されるデータのログ記録に有用であり、特に、画像処理装置に適している。
1、1a 制御部
2 通信部
4 記憶部
6 メモリ
8 ネットワーク
10、10a、100 情報処理装置
11 通信領域設定部
12 領域通知部
13 ログデータ領域設定部
14 完了受付部
15 ログデータ読出部
21 通信データ制御部
22 完了通知部
29 通信装置
41 ログデータ出力制御部
42 完了通知部
49 記憶装置
120 外部通信機器
140 ログ記憶装置
160 メモリ
特許第4136397号公報 特開2008−72345号公報

Claims (5)

  1. 通信手段により送受信される通信データを格納する通信データ領域をメモリ上に設定する通信領域設定部と、
    前記通信手段に対し、前記通信データ領域の情報を通知する領域通知部と、
    前記通信手段により送受信された通信データが格納された前記通信データ領域を、ログデータ領域に変更し、前記通信データをログデータとするログデータ領域設定部と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記通信手段は、DMA転送による通信データの送受信を行い、
    前記通信手段からのDMA転送の完了通知を受け付ける完了受付部を有することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記ログデータ領域に格納されるログデータを読み出して記憶手段に格納するログデータ読出部を有することを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。
  4. 前記ログデータ領域設定部は、さらに、前記ログデータが読み出された後の前記ログデータ領域を、前記通信領域設定部が前記通信データ領域として設定する領域に変更することを特徴とする請求項1ないし何れか一項に記載の情報処理装置。
  5. 通信手段により送受信される通信データを格納する通信データ領域をメモリ上に設定する通信領域設定ステップと、
    前記通信手段に対し、前記通信データ領域の情報を通知する領域通知ステップと、
    前記通信手段により送受信された通信データが格納された前記通信データ領域を、ログデータ領域に変更し、前記通信データをログデータとするログデータ領域設定ステップと、
    を有することを特徴とする情報処理方法。
JP2010046986A 2010-03-03 2010-03-03 情報処理装置、及び、情報処理方法 Expired - Fee Related JP5482302B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010046986A JP5482302B2 (ja) 2010-03-03 2010-03-03 情報処理装置、及び、情報処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010046986A JP5482302B2 (ja) 2010-03-03 2010-03-03 情報処理装置、及び、情報処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011181005A JP2011181005A (ja) 2011-09-15
JP5482302B2 true JP5482302B2 (ja) 2014-05-07

Family

ID=44692415

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010046986A Expired - Fee Related JP5482302B2 (ja) 2010-03-03 2010-03-03 情報処理装置、及び、情報処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5482302B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07141252A (ja) * 1993-11-15 1995-06-02 Nec Corp データ処理装置
JP2000057013A (ja) * 1998-08-13 2000-02-25 Nec Corp トレース情報採取装置及びプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011181005A (ja) 2011-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6486485B2 (ja) 車載制御装置
US10747663B2 (en) Storage device, computer system, and operation method of storage device configured to arbitrarily stop garbage collection
US9015380B2 (en) Exchanging message data in a distributed computer system
JP5209535B2 (ja) Usbホストコントローラ及びusbホストコントローラの制御方法
JP6843508B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理装置の制御方法
JP5482302B2 (ja) 情報処理装置、及び、情報処理方法
JP6146306B2 (ja) I/oデバイス制御システムおよびi/oデバイス制御システムの制御方法
US20080147906A1 (en) DMA Transferring System, DMA Controller, and DMA Transferring Method
JP5407631B2 (ja) 回路情報生成装置、機能実行システム、及びプログラム
JP5091694B2 (ja) 情報処理システム及び情報処理プログラム
JP4979206B2 (ja) 情報処理方法および情報処理装置
JP2009048298A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、当該情報処理方法を実行するためのプログラム及び当該プログラムを記録した媒体、並びにdmaコントローラ、dma転送方法、当該dma転送方法を実行するためのプログラム及び当該プログラムを記録した媒体
JP2008210280A (ja) 半導体装置及びdmaコントローラ
JP2007264751A (ja) データ転送制御装置
JPH11149455A (ja) メモリディスク共有方法及びその実施装置
JP2009059276A (ja) 情報処理装置およびプログラム
JP3674207B2 (ja) 半二重通信システムにおける周辺機器及びバッファ制御方法
CN116991780A (zh) 基于PCIe总线的数据处理系统及方法、存储介质
JP2004110159A (ja) データ転送制御装置
CN116974964A (zh) Dma控制信息的集中排序管理方法、装置、介质及dma控制器
JP4750620B2 (ja) 階層型ストレージ装置のデータリード方法及びシステム
JP2005258783A (ja) データ転送装置、データ転送方法、画像形成装置及びオプションボード
JP3678537B2 (ja) データ転送方法及び装置
JP2005128753A (ja) データ転送装置、データ転送方法
JP2008059195A (ja) インタフェース方法及びデータ処理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131029

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131030

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140203

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees