JP5482161B2 - 回路装置及び電子機器 - Google Patents

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本発明は、回路装置及び電子機器等に関する。
論理回路の消費電力を低減する技術として、断熱的論理回路が知られている。例えば特許文献1には、緩やかに立ち上がり緩やかに立ち下がる波形の電源電圧を使用することにより断熱的回路動作を実現する手法が開示されている。
しかしながらこの手法では、フリップフロップやラッチなど帰還ループを構成する回路の動作マージンが低下するなどの課題があった。
特開2003−229754号公報
本発明の幾つかの態様によれば、低消費電力で安定に動作する回路装置及び電子機器等を提供できる。
本発明の一態様は、組み合わせ論理回路と、記憶回路とを含み、前記組み合わせ論理回路は、断熱的回路動作を行い、前記記憶回路の帰還ループを構成する回路は、非断熱的回路動作を行う回路装置に関係する。
本発明の一態様によれば、組み合わせ論理回路が断熱的回路動作を行い、さらに記憶回路の帰還ループを構成する回路を除く回路が断熱的回路動作を行うことができるから、回路装置の消費電力を低減することなどが可能になる。また帰還ループを構成する回路が非断熱的回路動作を行うことで、記憶されたデータを安定に保持することなどが可能になる。
また本発明の一態様では、前記記憶回路は、前記組み合わせ論理回路の断熱的回路動作のホールド期間において、前記組み合わせ論理回路からの信号を取り込んで記憶してもよい。
このようにすれば、記憶回路は、組み合わせ論理回路の出力信号の論理振幅が大きくなる期間に、出力信号を取り込んで記憶することができるから、確実にデータを記憶することが可能になる。
また本発明の一態様では、前記記憶回路は、前記組み合わせ論理回路の断熱的回路動作の非ホールド期間において、記憶された信号に基づいて前記組み合わせ論理回路への出力を変化させてもよい。
このようにすれば、記憶回路は、組み合わせ論理回路に供給される第1、第2の電源電圧の電圧差が小さい期間に、記憶された信号を出力することができる。その結果、組み合わせ論理回路のトランジスターのスイッチングによる電力消費を抑えることができる。
また本発明の一態様では、前記記憶回路は、記憶された信号を出力する出力駆動部を含み、前記出力駆動部は、断熱的回路動作を行ってもよい。
このようにすれば、出力駆動部の消費電力を低減することができる。例えば、大きな負荷容量を駆動するために出力駆動部のトランジスターのサイズを大きくした場合でも、断熱的回路動作を行うことで消費電力を低減することが可能になる。
また本発明の一態様では、信号を記憶するためのクロックをバッファーするバッファー回路を含み、前記バッファー回路は、非断熱的回路動作を行ってもよい。
このようにすれば、適正なタイミングでクロックが供給されるから、記憶回路は確実にデータを取り込み記憶することができる。
また本発明の一態様では、前記記憶回路は、マスタークロックに基づいて動作するマスター部と、スレーブクロックに基づいて動作するスレーブ部とを含み、前記ホールド期間において、前記マスタークロックにより信号を取り込み、前記非ホールド期間において、前記スレーブクロックにより信号を出力してもよい。
このようにすれば、マスター部は、組み合わせ論理回路の出力信号の論理振幅が大きくなる期間に、出力信号を取り込んで記憶することができる。またスレーブ部は、組み合わせ論理回路に供給される第1、第2の電源電圧の電圧差が小さい期間に、記憶された信号を出力することができる。その結果、低消費電力で安定にデータを記憶することなどが可能になる。
また本発明の一態様では、クロックを選択するセレクターを含み、第1の動作モードでは、前記組み合わせ論理回路は断熱的回路動作を行い、第2の動作モードでは、前記組み合わせ論理回路は非断熱的回路動作を行い、前記第1の動作モードでは、前記セレクターにより前記マスタークロック及び前記スレーブクロックが選択され、前記マスター部は前記マスタークロックにより動作し、前記スレーブ部は前記スレーブクロックにより動作し、前記第2の動作モードでは、前記セレクターにより第1のクロックが選択され、前記マスター部は前記第1のクロックにより動作し、前記スレーブ部は前記第1のクロックの反転クロックにより動作してもよい。
このようにすれば、第1の動作モードでは低消費電力の断熱的回路動作を行い、第2の動作モードでは動作速度の速い非断熱的回路動作、例えばCMOS回路動作等を行うことができる。その結果、第1、第2の動作モードを切り換えることで、目的や用途などに応じて効率の良い回路動作を行うことなどが可能になる。
また本発明の一態様では、前記組み合わせ論理回路は、第1の電源電圧と第2の電源電圧とが供給されることで断熱的回路動作を行い、前記第1の電源電圧は、第1の基準電圧を基準電圧として周期的に変化し、前記第2の電源電圧は、第2の基準電圧を基準電圧として周期的に変化し、前記ホールド期間には、前記第1の電源電圧と前記第2の電源電圧との電圧差が大きくなり、前記非ホールド期間には、前記第1の電源電圧と前記第2の電源電圧との電圧差が小さくなってもよい。
このようにすれば、ホールド期間には、第1の電源電圧と第2の電源電圧との電圧差が大きくなることで、組み合わせ論理回路の出力信号の論理振幅を大きくすることができる。一方、非ホールド期間には、第1の電源電圧と第2の電源電圧との電圧差が小さくなることで、トランジスターのスイッチングによる電力消費を抑えることができる。その結果、組み合わせ論理回路は適正な断熱的回路動作を行うことができる。
また本発明の一態様では、前記組み合わせ論理回路は、インバーターを含み、前記インバーターの有する第1導電型トランジスターのソースには、他の能動素子を介さずに前記第1の電源電圧が供給され、前記インバーターの有する第2導電型トランジスターのソースには、他の能動素子を介さずに前記第2の電源電圧が供給されてもよい。
このようにすれば、他の能動素子、例えばダイオードなどを介さずに第1、第2の電源電圧が供給されるから、インバーターの論理振幅がダイオードの順方向電圧分だけ小さくなることなどがなく、ノイズマージンの減少を防ぐことなどが可能になる。
また本発明の一態様では、前記第1の電源電圧と前記第2の電源電圧とは、互いに逆相の正弦波であってもよい。
このようにすれば、電圧差が大きくなるホールド期間と電圧差が小さくなる非ホールド期間とを周期的に繰り返す第1の電源電圧及び第2の電源電圧を供給することができる。
本発明の他の態様は、上記に記載の回路装置を含む電子機器に関係する。
回路装置の基本的な構成例。 組み合わせ論理回路の構成例。 インバーターの動作を説明する図。 図4(A)、図4(B)は、電源電圧として台形波等を用いる構成例。 記憶回路の詳細な構成例。 記憶回路の動作を説明するタイミングチャートの一例。 記憶回路の変形例(第1の動作モード)。 記憶回路の変形例(第2の動作モード)。 電源回路の一例。 電源回路の動作を説明するタイミングチャートの一例。 図11(A)、図11(B)は、ダイオードを含むインバーターの例。 電子機器の一例
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
1.基本的な構成例
図1に本実施形態の回路装置の基本的な構成例を示す。本実施形態の回路装置は、組み合わせ論理回路100及び記憶回路110(110a、110b、110c)を含む。組み合わせ論理回路100は、断熱的回路動作を行う。記憶回路110(110a、110b、110c)は、帰還ループを構成する回路120(120a、120b、120c)を含み、帰還ループを構成する回路120(120a、120b、120c)は、非断熱的回路動作を行う。なお、組み合わせ論理回路100は、非断熱的回路動作を行ってもよい。
帰還ループを構成する回路とは、その回路の出力信号が帰還ループを介してその回路の入力信号となっている回路である。帰還ループは、その回路の出力信号であって且つ入力信号である信号が伝達される信号経路である。例えば、フリップフロップやラッチなどが帰還ループを構成する回路である。
記憶回路110は、組み合わせ論理回路100の断熱的回路動作のホールド期間において、組み合わせ論理回路100からの信号を取り込んで記憶する。また、記憶回路110は、組み合わせ論理回路100の断熱的回路動作の非ホールド期間において、記憶された信号に基づいて組み合わせ論理回路100への出力を変化させる。例えば図1に示すように、記憶回路110aは、組み合わせ論理回路100からの出力信号を取り込んで記憶し、記憶された信号を組み合わせ論理回路100へ出力する。また記憶回路110bは、組み合わせ論理回路100からの出力信号を取り込んで記憶し、記憶された信号を外部の回路へ出力する。また記憶回路110cは、外部の回路からの信号を取り込んで記憶し、記憶された信号を組み合わせ論理回路100へ出力する。
なお、本実施形態の回路装置は図1の構成に限定されず、その構成要素の一部を省略したり、他の構成要素に置き換えたり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。
図2に本実施形態の組み合わせ論理回路100の構成例を示す。本構成例は、2段のインバーターであって、各インバーターは通常のCMOS回路と同様にP型(広義には第1導電型)トランジスター及びN型(広義には第2導電型)トランジスターを含む。P型トランジスターのソースには、他の能動素子を介さずに第1の電源電圧VPが供給される。N型トランジスターのソースには、他の能動素子を介さずに第2の電源電圧VMが供給される。本実施形態の組み合わせ論理回路100では、通常のCMOS回路と異なり、第1、第2の電源電圧VP、VMは周期的に変化する。第1、第2の電源電圧VP、VMが周期的に変化することで、断熱的回路動作を行うことができる。
図2では、P型トランジスターの基板は高電位側電源VDDに接続され、N型トランジスターの基板は低電位側電源VSSに接続されているが、P型トランジスターの基板を第1の電源電圧VPに接続し、N型トランジスターの基板を第2の電源電圧VMに接続してもよい。
本構成例のインバーターでは、第1の電源電圧VPとP型トランジスターのソースとの間に他の能動素子(例えばダイオード)を含まず、第2の電源電圧VMとN型トランジスターのソースとの間に他の能動素子(例えばダイオード)を含まない。ダイオードを含まないから、インバーターの論理振幅がダイオードの順方向電圧分だけ小さくなることがなく、ノイズマージンの減少を防ぐことができる。
図3は、図2のインバーターの動作を説明する図である。第1の電源電圧VPは、第1の基準電圧VR1を基準電圧として周期的に変化し、第2の電源電圧VMは、第2の基準電圧VR2を基準電圧として周期的に変化する。第1、第2の電源電圧VP、VMは、互いに逆相の正弦波である。
具体的には、例えば図3に示すように、高電位側電源電圧をVDDとし、低電位側電源電圧を0Vとした場合に、第1の基準電圧VR1は3/4×VDDであり、第2の基準電圧VR2は1/4×VDDである。第1の電源電圧VPは、正弦波であって、最小値は1/2×VDDであり最大値はVDDである。また第2の電源電圧VMは、VPと逆相の正弦波であって、最小値は0Vであり最大値は1/2×VDDである。
ホールド期間には、第1の電源電圧VPと第2の電源電圧VMとの電圧差が大きくなり、非ホールド期間には、第1の電源電圧VPと第2の電源電圧VMとの電圧差が小さくなる。例えば図3に示すように、ホールド期間T1では、VPとVMとの電圧差はVDD又はVDDに近い値になり、非ホールド期間T2では、VPとVMとの電圧差は0V又は0Vに近い値になる。
ホールド期間は、所定の電圧をVXとした場合に、VP−VM>VXである期間である。すなわち、インバーターに印加される電源電圧(VP−VM)が所定の電圧VXより大きい期間である。例えば図3では、VX=1/2×VDDである場合を示し、この場合にはホールド期間はVP−VM>1/2×VDDである期間である。なお、所定の電圧VXを1/2×VDDより高く、VDDより低い電圧値としてもよい。
非ホールド期間は、ホールド期間を除いた残りの期間である。すなわち、インバーターに印加される電源電圧(VP−VM)が所定の電圧VXより小さい期間である。例えば図3では、ホールド期間はVP−VM<1/2×VDDである期間である。
図3に従ってインバーターの断熱的回路動作を説明する。ホールド期間T1では、インバーターに印加される電源電圧(すなわちVP−VM)はVDDに近い電圧になるから、インバーターは通常のCMOS回路と同様な動作を行う。例えば図3では、入力電圧VINがHレベル(高電位レベル)の時は、1段目のインバーターの出力電圧VQ1はLレベル(低電位レベル)に近づき(図3のD1)、VINがLレベルの時は、VQ1はHレベルに近づく(図3のD5)。2段目のインバーターの出力電圧VQ2は、VQ1を反転したレベルになる(図3のD2、D6)。このようにホールド期間T1では、断熱的回路動作を行うインバーターはCMOS回路のHレベル又はLレベルに近い電圧を出力することができる。
非ホールド期間T2では、インバーターに印加される電源電圧(VP−VM)は低下して0Vに近くなるから、インバーターはCMOS回路のHレベル又はLレベルに近い電圧を出力することはできない。例えば図3のD3、D4に示すように、VQ1及びVQ2は1/2×VDD又はそれに近い電圧を出力する。
インバーターが断熱的回路動作を行うためには、非ホールド期間T2において入力電圧が変化する必要がある。ホールド期間T1において入力電圧が変化すると、VDD又はVDDに近い電源電圧が印加された状態でP型トランジスター又はN型トランジスターがオンすることになる。そうすると負荷容量を充電又は放電する電流がトランジスターを流れるから、トランジスターのオン抵抗により電力が消費されてしまう。したがって、例えば図3のD7、D8に示すように、非ホールド期間T2において入力電圧VINが変化するように、第1、第2の電源電圧VP、VMと入力電圧VINとのタイミングを設定する必要がある。
非ホールド期間では、インバーターに印加される電源電圧(VP−VM)が小さいから、この期間に入力電圧が変化してもトランジスターにはほとんど電流が流れない。また、インバーターに印加される電源電圧(VP−VM)が0VからVDDに上昇していく期間では、電源電圧の上昇が緩やかであればトランジスターに流れる電流(負荷容量を充電又は放電する電流)は小さく抑えられる。同様に、インバーターに印加される電源電圧(VP−VM)がVDDから0Vに降下していく期間でも、電源電圧の上昇が緩やかであればトランジスターに流れる電流は小さく抑えられる。このように周期的に緩やかに変化する電源電圧を用いることにより、断熱的回路動作が行われ、回路の消費電力を低く抑えることができる。
なお、図3では低電位側電源電圧を0Vとした場合を示しているが、必ずしも0Vである必要はない。高電位側電源電圧VDDより低い電圧VSSであればよい。
第1、第2の電源電圧VP、VMは、正弦波に限定されるものではない。例えば台形波等を用いてもよい。図4(A)、図4(B)に、第1、第2の電源電圧として台形波等を用いる構成例を示す。図4(B)のE1に示すように、第1の電源電圧VPBとして、VDD/2〜VDDの電圧範囲の台形波が供給される。また、第2の電源電圧VMBとして、0V〜VDD/2の電圧範囲の三角波が供給される。この第1、第2の電源電圧VPB、VMBは、電圧VDD/2を基準として線対称に変化する電圧である。ここで、E2に示すように、インバーターの入力電圧VIBがLレベルからHレベルに変化したとする。この入力電圧VIBは、VPBが最小(VMBが最大)となるタイミングで論理レベルが変化する。そうすると、E3に示すように、インバーターの出力電圧VOBは、第1の電源電圧VPBが降下するに従ってVDDからVDD/2まで変化し、さらにE4に示すように、第2の電源電圧VMBが降下するに従ってVDD/2から0Vまで変化する。このようにして、出力電圧VOBは、断熱的にHレベルからLレベルに変化する。
このとき、第1、第2の電源電圧VPB、VMBがVDD/2〜VDD、0V〜VDD/2の範囲で変化するため、入力電圧VIBが変化しない期間において出力電圧VOBの論理レベルが一定に保たれる。
以上はインバーターについての説明であるが、NANDゲート或いはNORゲートなどの論理ゲートについても、CMOS回路と同一の構成で電源電圧を上記のように周期的に変化する電源電圧に置き換えることで、断熱的回路動作が可能になる。したがって本実施形態の回路装置によれば、電源を置き換えるだけで、既存のCMOS回路で構成された組み合わせ論理回路を用いて、断熱的回路動作を行う組み合わせ論理回路を実現することができる。さらに本実施形態の記憶回路110を付加することで、データを記憶する機能を有し、かつ消費電力が低い回路装置を実現することが可能になる。
2.記憶回路
図5に、本実施形態の記憶回路110の詳細な構成例を示す。本構成例の記憶回路110は、フリップフロップ回路であって、マスター部130、スレーブ部140、出力駆動部150、バッファー回路160、170を含む。マスター部130及びスレーブ部140は、それぞれインバーター、NANDゲート、2つのトランスミッションゲートを含み、帰還ループを構成する。帰還ループを構成する回路は、非断熱的回路動作を行う。出力駆動部150は、第1、第2の電源電圧VP、VMにより断熱的回路動作を行うインバーターであって、記憶された信号を出力する。バッファー回路160、170は、非断熱的回路動作を行い、信号を記憶するためのクロックをバッファリングする。
なお、本実施形態の記憶回路110は図5の構成に限定されず、その構成要素の一部を省略したり、他の構成要素に置き換えたり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。例えば出力駆動部150は非断熱的回路動作を行ってもよいし、バッファー回路160、170は断熱的回路動作を行ってもよい。
マスター部130はマスタークロックCKMに基づいて動作し、スレーブ部140はスレーブクロックCKSに基づいて動作する。具体的には、マスター部130は、ホールド期間T1においてマスタークロックCKMにより入力信号Dを取り込み、スレーブ部140は、非ホールド期間T2においてスレーブクロックCKSにより信号を出力する。スレーブ部140の出力信号は、出力駆動部150に入力され、出力信号Qとして出力される。
バッファー回路160は、マスタークロックCKMをバッファーしてマスター部130のトランスミッションゲートに出力する。またバッファー回路170は、スレーブクロックCKSをバッファーしてスレーブ部140のトランスミッションゲートに出力する。
既に述べたように、断熱的回路動作は非断熱回路動作(例えばCMOS回路動作)に比べて、消費電力が低いという利点がある。しかし帰還ループを構成する回路(例えばフリップフロップやラッチなど)では、断熱的回路動作を行う場合に、ノイズ等により記憶されたデータが破壊されるおそれがある。
上述したように、非ホールド期間では第1の電源電圧VPと第2の電源電圧VMとの電圧差が小さくなる。VPとVMとの電圧差が小さくなると、それに伴って回路の論理振幅(HレベルとLレベルの差)が減少する。その結果、回路の動作マージンが小さくなる。動作マージンが小さくなることで、回路はノイズ等により誤動作しやすくなる。帰還ループを含まない回路(例えば組み合わせ論理回路のみで構成される回路)では、非ホールド期間で動作マージンが減少しても、ホールド期間では出力信号レベルが正しく出力されるから誤動作は起りにくい。しかし帰還ループを構成する回路では、非ホールド期間にノイズ等により信号レベルの反転が生じると、その後のホールド期間に出力される信号レベルも反転されたレベルになる。このように帰還ループを構成する回路では、断熱的回路動作を行う場合に、ノイズ等により記憶されたデータが破壊されるおそれがある。
上記の理由により、帰還ループを構成する回路は非断熱的回路動作(通常のCMOS回路動作)を行うことが望ましい。また消費電力については、トランジスターのサイズを小さくすることで、帰還ループを構成する回路での消費電力を低減することができる。具体的には、マスター部130及びスレーブ部140を構成する各トランジスターのサイズ(ゲート幅)を可能な限り小さくすることで、非断熱的回路動作であっても消費電力を低減することができる。
一方、出力駆動部150は帰還ループを含まないから、断熱的回路動作を行うことが可能であり、断熱的回路動作を行うことで消費電力を低減することができる。例えば、大きな負荷容量を駆動するために出力駆動部150のトランジスターのサイズを大きくした場合でも、断熱的回路動作を行うことで消費電力を低減することができる。
図6は、図5の記憶回路110の動作を説明するタイミングチャートの一例である。記憶回路110は、組み合わせ論理回路100の断熱的回路動作のホールド期間T1において、組み合わせ論理回路100からの信号を取り込んで記憶する。そして組み合わせ論理回路100の断熱的回路動作の非ホールド期間T2において、記憶された信号を組み合わせ論理回路100へ出力する。
具体的には、例えば図6のA1に示すように、VPとVMとの電圧差が大きくなる期間、すなわちホールド期間T1において、マスター部130がマスタークロックCKMにより入力信号Dを取り込む。そして図6のB1に示すように、VPとVMとの電圧差が小さくなる期間、すなわち非ホールド期間T2において、スレーブ部140がスレーブクロックCKSにより出力信号Qを出力する。同様に、A2のタイミングで取り込まれた信号は、B2のタイミングで出力される。
図7及び図8に、本実施形態の記憶回路110の変形例を示す。この変形例では、記憶回路110は、第1、第2の動作モードを有する。第1の動作モードは低消費電力を優先する動作モードであって、断熱的回路動作を行って消費電力を低く抑えることができる。第2の動作モードは、動作速度を優先する動作モードであって、通常のCMOS回路動作(非断熱的回路動作)を行う。2つの動作モードでは記憶回路110を動作させるクロックが異なるので、本変形例では、バッファー回路160、170にセレクターを設けることで、2つの動作モードに対応して使用するクロックを切り換えている。
図7に示す第1の動作モードでは、組み合わせ論理回路100は断熱的回路動作を行い、記憶回路110の出力駆動部150は断熱的回路動作を行う。この動作モードでは、例えば図6に示したタイミングでマスタークロックCKM及びスレーブクロックCKSが供給され、それらをセレクターで選択することができる。そしてマスター部130はマスタークロックCKMにより動作し、スレーブ部140はスレーブクロックCKSにより動作する。
一方、図8に示す第2の動作モードでは、組み合わせ論理回路100は非断熱的回路動作(通常のCMOS回路動作)を行い、記憶回路110も非断熱的回路動作を行う。この動作モードでは、第1のクロックCKA及びその反転クロックが供給され、それらをセレクターで選択することができる。第2の動作モードでは、マスター部130は第1のクロックCKAにより動作し、スレーブ部140は第1のクロックCKAの反転クロックにより動作する。
また出力駆動部150の電源は、第1の動作モードでは上述したように周期的に変化する第1、第2の電源電圧VP、VMが供給され、第2の動作モードでは一定の電源電圧、すなわち高電位側電源電圧VDD及び低電位側電源電圧VSSが供給される。
このように第1、第2の動作モードを切り換えることで、回路装置の目的や用途などに応じて効率の良い動作モードを選択することが可能になる。例えば処理速度は低速でよいが消費電力をできるだけ低くしたい場合には第1の動作モードを選択し、高速の処理が要求される場合には第2の動作モードを選択することができる。
以上説明したように、本実施形態の回路装置によれば、電源を置き換えるだけで、既存のCMOS回路で構成された組み合わせ論理回路を用いて、断熱的回路動作を行う組み合わせ論理回路を実現することができる。さらに本実施形態の記憶回路を付加することで、データを記憶する機能を有し、かつ消費電力が低い回路装置を実現することが可能になる。さらに動作モードを切り換えることで、断熱回路動作と非断熱的回路動作とを選択することができるから、回路装置の目的や用途などに応じて効率の良い動作モードを選択することが可能になる。
3.電源回路
図9に、本実施形態の回路装置に電源を供給する電源回路の一例を示す。図9の電源回路は電圧生成回路200、タイミング生成回路210、N型トランジスターT1、T2、インダクターL1、L2、キャパシターCAを含む。電圧生成回路200は、第1の基準電圧である3/4×VDD及び第2の基準電圧である1/4×VDDを生成する。タイミング生成回路210は、基準クロックCLKに基づいて励振制御信号VGP、VGM及びマスタークロックCKM、スレーブクロックCKSを生成する。
インダクターL1、L2及びキャパシターCAは、L1、L2のインダクタンス値とCAの容量値とにより決まる共振周波数を有する共振回路を構成する。トランジスターT1、T2は、励振制御信号VGP、VGMにより制御されて、上記の共振回路を励振する。この励振によって、第1の基準電圧3/4×VDDを中心として、最大値VDD、最小値1/2×VDDの正弦波である第1の電源電圧VPが生成される。また、この励振によって、第2の基準電圧1/4×VDDを中心として、最大値1/2×VDD、最小値0Vの正弦波である第2の電源電圧VMが生成される。励振の強さは、レベル制御信号LEVに基づいて、励振制御信号VGP、VGMのレベルを制御することで設定できる。
上述した電源回路では、LC共振回路から電源が供給されるから、電源回路の電力損失を小さくすることができる。その結果、本実施形態の回路装置の電源として用いることで、消費電力をさらに低減することができる。
図10は、図9の電源回路の動作を説明するタイミングチャートの一例である。図10に示すように、タイミング生成回路210は、基準クロックCLKに基づいて、マスタークロックCKM、スレーブクロックCKS、励振制御信号VGP、VGMを生成する。励振制御信号VGP、VGMは、共振周波数と同一の周波数を有し、互いに逆相の信号である。
図10のC1に示すように、マスタークロックCKMの立ち下がりエッジは、VPとVMとの電圧差が大きくなる期間、すなわちホールド期間T1に存在する。また、C2に示すように、スレーブクロックCKSの立ち上がりエッジは、VPとVMとの電圧差が小さくなる期間、すなわち非ホールド期間T2に存在する。このようにタイミングを設定することで、記憶回路110は、ホールド期間T1において、組み合わせ論理回路100からの信号を取り込んで記憶し、非ホールド期間T2において、記憶された信号を組み合わせ論理回路100へ出力することができる。
以上説明したように、本実施形態の電源回路によれば、断熱的回路動作を行うために必要な周期的に変化する電源電圧を供給することができ、かつ電源回路の電力損失を小さくすることができる。その結果、機器の消費電力を低減することが可能になる。
以上は図2に示したインバーターを構成する断熱的回路動作について説明したが、それ以外のインバーターを構成する断熱的回路動作も可能である。例えば図11(A)、図11(B)に、ダイオードを含むインバーターを用いた断熱的回路動作を示す。このインバーターは、ダイオードDA1、DA2、P型トランジスターPMA、N型トランジスターNMAを含む。電源電圧VPAは、能動素子であるダイオードDA1を介してトランジスターPMAのソースに供給され、電源電圧VMAは、能動素子であるダイオードDA2を介してトランジスターNMAのソースに供給される。
図11(B)のF1に示すように、電源電圧VPAとして正弦波の電圧が供給され、電源電圧VMAとしてVPAの逆相の正弦波の電圧が供給される。電源電圧VPA、VMAの振幅は、いずれも直流電源電圧VDDである。ここで、F2に示すように、インバーターの入力電圧VIAがLレベルからHレベルに変化したとする。この入力電源VIAは、電圧VPAとVMAが交差するタイミングで論理レベルが変化する。そうすると、F3に示すように、インバーターの出力電圧VOAは電源電圧VMAに従って変化し、断熱的にHレベルからLレベルに変化する。
4.電子機器
図12に、本実施形態の回路装置を含む電子機器の一例を示す。この電子機器500は、集積回路装置300(無線通信LSI)、マイクロコントローラー410(回路装置)、アンテナ430、センサー440、検出回路450、A/D変換器460(A/D変換回路)、記憶部470、操作部480を含む。本実施形態の電子機器の適用例としては、例えば、温度・湿度計、脈拍計、歩数計等を想定できる。
センサー440は、例えば温度センサー、湿度センサー、ジャイロセンサー、加速度センサー、フォトセンサー、圧力センサー等の電子機器の用途に応じたセンサーで構成される。検出回路450は、センサー440からの出力信号(センサー信号)を増幅し、フィルターによりノイズを除去する。A/D変換器460は、増幅された信号をデジタル信号に変換して集積回路装置300へ出力する。集積回路装置300は、センサー440からの出力信号を処理し、処理後の信号をアンテナ430から無線送信する。マイクロコントローラー410は、断熱的論理回路等で構成され、デジタル信号処理を行ったり、記憶部470に記憶された設定情報や操作部480からの信号に基づいて電子機器の制御処理を行う。記憶部470は、例えばフラッシュメモリーなどで構成され、設定情報や検出したデータ等を記憶する。操作部480は、例えばキーパッド等で構成され、ユーザーが電子機器を操作するために用いられる。
本実施形態の回路装置によれば、断熱的回路動作を行うことで消費電力を低減することができるから、電池等で駆動される電子機器(携帯機器)に適用することにより、電子機器の長時間の使用が可能になる。
なお、以上のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語(高電位側電源電圧、低電位側電源電圧)と共に記載された用語(VDD、VSS)は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また回路装置及び電子機器の構成、動作も本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
100 組み合わせ論理回路、110 記憶回路、120 帰還ループを構成する回路、
130 マスター部、140 スレーブ部、150 出力駆動部、
160、170 バッファー回路、200 電圧生成回路、
210 タイミング生成回路、300 集積回路装置、
410 マイクロコントローラー、430 アンテナ、440 センサー、
450 検出回路、460 A/D変換器、470 記憶部、480 操作部、
500 電子機器

Claims (10)

  1. 組み合わせ論理回路と、
    記憶回路とを含み、
    前記組み合わせ論理回路は、断熱的回路動作を行い、
    前記記憶回路の帰還ループを構成する回路は、非断熱的回路動作を行い、
    前記記憶回路は、前記組み合わせ論理回路の断熱的回路動作のホールド期間において、前記組み合わせ論理回路からの信号を取り込んで記憶することを特徴とする回路装置。
  2. 請求項において、
    前記記憶回路は、前記組み合わせ論理回路の断熱的回路動作の非ホールド期間において、記憶された信号に基づいて前記組み合わせ論理回路への出力を変化させることを特徴とする回路装置。
  3. 請求項において、
    前記記憶回路は、記憶された信号を出力する出力駆動部を含み、
    前記出力駆動部は、断熱的回路動作を行うことを特徴とする回路装置。
  4. 請求項2又は3において、
    信号を記憶するためのクロックをバッファリングするバッファー回路を含み、
    前記バッファー回路は、非断熱的回路動作を行うことを特徴とする回路装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれかにおいて、
    前記記憶回路は、
    マスタークロックに基づいて動作するマスター部と、
    スレーブクロックに基づいて動作するスレーブ部とを含み、
    前記ホールド期間において、前記マスター部が前記マスタークロックにより信号を取り込み、
    前記非ホールド期間において、前記スレーブ部が前記スレーブクロックにより信号を出力することを特徴とする回路装置。
  6. 請求項において、
    クロックを選択するセレクターを含み、
    第1の動作モードでは、前記組み合わせ論理回路は断熱的回路動作を行い、
    第2の動作モードでは、前記組み合わせ論理回路は非断熱的回路動作を行い、
    前記第1の動作モードでは、前記セレクターにより前記マスタークロック及び前記スレーブクロックが選択され、前記マスター部は前記マスタークロックにより動作し、前記スレーブ部は前記スレーブクロックにより動作し、
    前記第2の動作モードでは、前記セレクターにより第1のクロックが選択され、前記マスター部は前記第1のクロックにより動作し、前記スレーブ部は前記第1のクロックの反転クロックにより動作することを特徴とする回路装置。
  7. 請求項2乃至6のいずれかにおいて、
    前記組み合わせ論理回路は、第1の電源電圧と第2の電源電圧とが供給されることで断熱的回路動作を行い、
    前記第1の電源電圧は、第1の基準電圧を基準電圧として周期的に変化し、
    前記第2の電源電圧は、第2の基準電圧を基準電圧として周期的に変化し、
    前記ホールド期間には、前記第1の電源電圧と前記第2の電源電圧との電圧差が大きくなり、
    前記非ホールド期間には、前記第1の電源電圧と前記第2の電源電圧との電圧差が小さくなることを特徴とする回路装置。
  8. 請求項において、
    前記組み合わせ論理回路は、
    インバーターを含み、
    前記インバーターの有する第1導電型トランジスターのソースには、他の能動素子を介さずに前記第1の電源電圧が供給され、
    前記インバーターの有する第2導電型トランジスターのソースには、他の能動素子を介さずに前記第2の電源電圧が供給されることを特徴とする回路装置。
  9. 請求項7又は8において、
    前記第1の電源電圧と前記第2の電源電圧とは、互いに逆相の正弦波であることを特徴とする回路装置。
  10. 請求項1乃至のいずれかに記載の回路装置を含むことを特徴とする電子機器。
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