JP5481592B1 - 光学式美容機器のハンドピース - Google Patents
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Abstract
【課題】短期間で効率よく美容ライト脱毛処理を行うことができる光学式美容機器のハンドピースを提供する。
【解決手段】光源から照射された光のうち所定波長の光を透過させるフィルター本体と、フィルター枠体42とを備えたハンドピース30であって、当該ハンドピース30の筐体内部に設けられたRF波アンテナコイルと、フィルター枠体42に設けられフィルターの使用回数等の識別情報を記憶したフィルタIDメモリ及びRF波アンテナコイルから発振されるRF波を受信するとともに受信したRF波に識別情報を重畳してRF反射波として送信するICタグアンテナを搭載したICタグと、を備え、フィルター40に隣接してその前面に、凸レンズ50を介在させ、光源から照射された光を、凸レンズ50を経由して肌へ照射し、ハンドピース30の肌接触部位より肌の内部側に焦点が生じるように集光して照射する。
【選択図】図2
【解決手段】光源から照射された光のうち所定波長の光を透過させるフィルター本体と、フィルター枠体42とを備えたハンドピース30であって、当該ハンドピース30の筐体内部に設けられたRF波アンテナコイルと、フィルター枠体42に設けられフィルターの使用回数等の識別情報を記憶したフィルタIDメモリ及びRF波アンテナコイルから発振されるRF波を受信するとともに受信したRF波に識別情報を重畳してRF反射波として送信するICタグアンテナを搭載したICタグと、を備え、フィルター40に隣接してその前面に、凸レンズ50を介在させ、光源から照射された光を、凸レンズ50を経由して肌へ照射し、ハンドピース30の肌接触部位より肌の内部側に焦点が生じるように集光して照射する。
【選択図】図2
Description
本発明は、光学式美容機器のハンドピースに関し、詳しくは、除毛・減毛等の美容ライト脱毛処理を行うにあたり短期間で効率よく美容ライト脱毛処理を行うことができる光学式美容機器のハンドピースに関する。
従来から、脱毛用の美容機器として、電気的手法により体毛を透過させるもの、化学的手法により体毛を溶かすもの、光学的手法により体毛を綺麗にするもの(以下、これを光学式美容機器という。)等が周知である。光学式美容機器は、光源をパルス発光させ、その光を脱毛部分に照射して瞬間的に体毛を綺麗にする(例えば、特許文献1参照)ものであり、いわば「黒い物」に反応するという点で、しみ・ソバカス対策その他の美顔用としても有効である。
光学式美容機器は、大きく分けると、光源を所定の間隔でパルス発光させる制御を行う装置本体と、脱毛部分や美顔部分に光を直接照射するハンドピースとからなる。そして、その光源の正面に所定波長の照射光を透過させるフィルターを配置し、不要な照射光の透過を制限させる。フィルターは美容用途に応じて種々の種類があり、例えば、脱毛用には赤色のフィルターが、美顔用には黄色のフィルターが使用される。そのため、美容用途に応じたフィルター取り替え作業が必要になる。
このフィルター取り替え作業は、作業者の熟練度やその時の注意力により光学式美容機器の安全性に影響を与える。例えば、フィルターには表裏の区別があるがその見分け方は難しく、且つ、フィルターを取り付ける際に、フィルターが溝にしっかりとはめ込まれているかの確認がしにくいという問題があった。そのため、作業者がフィルターの取付方法を誤ると、照射光漏れの原因となり、顧客の火傷につながる問題があった。また、フィルターは消耗品であり、ハンドピース使用時の発熱によるフィルター軟化・溶化や着脱摩耗による磨り減りが生じる。そして、その要因により発生する照射光漏れは、顧客の火傷につながる問題があった。
さらに、光学式美容機器は、専門の業者が使用する業務用美容機器と家庭で手軽に使用する家庭用美容機器に分けられる。業務用美容機器は、広範囲な領域の脱毛処理を高速に行う必要があり、レーザ光線を利用する方法が一般的であるが、皮膚面の状態を画像センサで検出し、その画像の画像処理を行って体毛の位置を認識した後に、レーザビームの角度を変化させて1本1本の体毛に位置合わせを行って照射していくので、脱毛の処理時間が長くなり、長期間に亘りレーザービームが照射されると火傷、その他の事故に繋がる虞がある(例えば、特許文献2参照)。
本出願人は、永年に亘り、業務用の光学式美容機器の開発に取り組み、上記のような問題点を解決するために、光学式美容機器のハンドピースのフィルターに着目し、所定の波長の照射光をカットするフィルター本体とフィルター本体が隙間の無い状態で装着されたか否かを確認するための確認片とによりフィルターの装着状態を一見して判断することができる光学式美容機器及びそのハンドピース及びそのフィルターに関する技術を開示(特開2006−42994号公報)している。
しかしながら、上述した先願技術(特開2006−42994号公報)においても、フィルターの装着状態の確認はあくまで作業者の目視によるものであったため、作業者が確認を怠るとフィルター未装着であるにも係わらず光照射作業がなされ、照射光漏れが発生するという問題があった。また、フィルター装着部分の取付はプラスチック製のジップロックを固定具として用いたものであったため、作業者が何か(周辺の器具、子供等)に接触してその衝撃でフィルターが脱落することがある。この場合、作業者がこれに気づかないまま光照射作業を継続すると、照射光漏れが発生するという問題があった。
そのため、本出願人は、光学式美容機器のハンドピースのフィルターの装着状態を更に改良し、作業者が目視で確認しなくても、フィルターが未装着である場合には、ハンドピースの筐体内部に設けられRF波を発振するRF波アンテナコイルと、フィルターの使用回数等の識別情報を記憶したフィルタIDメモリ及びRF波アンテナコイルから発振されるRF波を受信するとともに受信したRF波に識別情報を重畳してRF反射波として送信するICタグアンテナを搭載したICタグによりRF反射波を受信したと認識しなければ、光照射を禁止して安全性を高める光学式美容機器及びこれに用いられるハンドピースに関する改良技術を開示(特開2012−143283号公報)している。
本発明は、上述した先願改良技術(特開2012−143283号公報)である安全性が高い光学式美容機器及びこれに用いられるハンドピースの技術に加え、除毛・減毛等の美容ライト脱毛処理を行うにあたり短期間で効率よく美容ライト脱毛処理を行うことができる光学式美容機器のハンドピースを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、複合波長光線を生成する光源から照射された照射光のうち所定波長の照射光を透過させるフィルター本体と、当該フィルター本体を取り付けるフィルター枠体とからなるフィルターを備えた除毛・減毛等の美容ライト脱毛処理に用いられる光学式美容機器のハンドピースであって、当該ハンドピースの筐体内部に設けられRF波を発振するRF波アンテナコイルと、フィルター枠体に設けられフィルターの使用回数等の識別情報を記憶したフィルタIDメモリ及びRF波アンテナコイルから発振されるRF波を受信するとともに受信したRF波に識別情報を重畳してRF反射波として送信するICタグアンテナを搭載したICタグと、を備えた光学式美容機器のハンドピースにおいて、フィルターに隣接してその前面に、一方の面が平面、他方の面が凸面で構成された凸レンズを介在させ、光源から照射された照射光を、凸レンズを経由して肌へ照射し、ハンドピースの肌接触部位より肌の内部側に焦点が生じるように集光して照射することを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、除毛・減毛等の美容ライト脱毛処理に用いられる光学式美容機器のハンドピースであって、凸レンズは、平面で構成された一方の面を肌接触側に、凸面で構成された他方の面を光源側に向けて配置して、フィルター枠体に固定したことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、除毛・減毛等の美容ライト脱毛処理に用いられる光学式美容機器のハンドピースであって、凸レンズの平面で構成された一方の面のレンズ側は、凸面で構成された他方の面のレンズ側に接する上底、肌接触側に接する下底、上底及び下底を繋ぐ脚からなる台形で形成され、上底と脚とで形成する角度は43.5度以上且つ46.5度以下としたことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、除毛・減毛等の美容ライト脱毛処理に用いられる光学式美容機器のハンドピースであって、凸レンズの平面で構成された一方の面のレンズ側は、脚の周囲を金属箔で装着したことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、除毛・減毛等の美容ライト脱毛処理に用いられる光学式美容機器のハンドピースであって、凸レンズの平面で構成された一方の面のレンズ側は、脚の周囲を装着した金属箔の上から保護テープを貼着したことを特徴とするものである。
請求項1記載の発明によれば、フィルターに隣接してその前面に、一方の面が平面、他方の面が凸面で構成された凸レンズを介在させ、光源から照射された照射光を、凸レンズを経由して肌へ照射し、ハンドピースの肌接触部位より肌の内部側に焦点が生じるように集光して照射するので、短期間で効率よく除毛・減毛等の美容ライト脱毛処理を行うことが可能となる。
また、請求項2記載の発明によれば、凸レンズは、平面で構成された一方の面を肌接触側に、凸面で構成された他方の面を光源側に向けて配置して、フィルター枠体に固定したので、ハンドピースを肌に接触させて照射光を照射させる際に、凸レンズを肌に密着させることができ、高密度のエネルギーでもって除毛・減毛等の美容ライト脱毛処理を行うことが可能となる。
また、請求項3記載の発明によれば、凸レンズの平面で構成された一方の面のレンズ側は、凸面で構成された他方の面のレンズ側に接する上底、肌接触側に接する下底、上底及び下底を繋ぐ脚からなる台形で形成され、上底と脚とで形成する角度は43.5度以上且つ46.5度以下としたので、人体(皮膚下5ミリの位置)に効果的に除毛、減毛を行うために光の反射を調整することが可能となる。
また、請求項4記載の発明によれば、凸レンズの平面で構成された一方の面のレンズ側は、脚の周囲を金属箔で装着したので、光源から照射された照射光が凸レンズを経由して肌へ照射する際に、照射光の入射角度が何れの方向から入射しても金属箔によって全反射され、効率よく除毛・減毛等の美容ライト脱毛処理を行うことが可能となる。
また、請求項5記載の発明によれば、凸レンズの平面で構成された一方の面のレンズ側は、脚の周囲を装着した金属箔の上から保護テープを貼着したので、光源から照射された照射光の熱を保護テープによって遮断し、人体への影響を軽減し安全性の高い除毛・減毛等の美容ライト脱毛処理を行うことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図1乃至図8を参照して説明する。図1に示すように、本発明の光学式美容機器10は、光源を所定の間隔でパルス発光させる制御を行う装置本体20と美容ライト脱毛処理のために肌接触部位へ光を直接照射するハンドピース30とから構成され、装置本体20とハンドピース30とは、シールド電線60が収容された中空のジャバラ状の連結ホース70によって互いに接続される。
装置本体20は、キャスターにより移動可能のワゴン80に搭載され、美容メニューの選択や各種設定を行うためのタッチパネル21、キースイッチ類22、ハンドピースフック23及び図示はされてないが、パルス光の発生及びその制御を行うパルス信号発生部、ハンドピース30の冷却を行う空冷ポンプ、装置本体20を起動させ美容ライト脱毛処理装置として機能させるためのプログラムを格納したROM、顧客の美容処理の履歴を記憶したり、運転中の演算データを一時的に格納するためのRAM、ROMからプログラムを読み出して装置各部と制御信号の授受を行って装置各部を制御する本体制御部、電源ユニット、電圧変換ユニット、冷却ファン等を備える。
ハンドピース30は、図2(a)〜(b)に示すように、高分子樹脂材料で金型成形された成形品からなる一方及び他方の筐体側面31a、31bを組み合わせた筐体31で構成され、筐体31の内部には、複合波長光線を生成する光源を有する照射ユニット32、RF波を発振するRF波アンテナコイル37が設けられ、後述するICタグと組み合わせてフィルター40の未装着を検出する。ハンドピース30の一端には、光源から生成された複合波長光線を肌接触部位へ照射するウィンドウ部33が形成され、複合波長光線を生成する光源から照射された照射光のうち所定波長の照射光を透過させるフィルター40が脱着自在に装着される。フィルター40の前面には特異形状をした凸レンズ50が隣接される。
ハンドピース30を操作するための握り部34の一方の筐体側面31aには、図3に示すように、ウィンドウ部33から光を照射するための照射ボタン35を、握り部34の反対側の他方の筐体側面31bには、図4(a)に示すように、センサー孔36を備え、センサー孔36を指で覆いながら照射ボタン35を押さないと照射できないような安全設計が施されている。更に、握り部34の他方の筐体側面31bの裏側内面には、図4(b)に示すように、照射ユニット32内の光源の照射回数を記憶する照射回数記憶回路38が設けられる。
照射ユニット32内の光源は、キセノンランプのような複合波長光線を生成する光源が好適で、装置本体20のパルス信号発生部からの制御信号を受けて所定時間(例えば、20msec)、所定秒毎(例えば、1秒毎)に連続発光される。照射されたパルス光は被脱毛部位に当たったときに熱変換されて、除毛・減毛等の美容ライト脱毛処理をする。
フィルター40は、図5(a)〜図5(c)に示すように、ハンドピース30のウィンドウ部33に脱着自在に装着されるものであり、所定波長の照射光を透過させるフィルター本体41と、フィルター本体41を取り付けるフィルター枠体42と、フィルター40の脱着時に把持部分となる脱着片43を備える。
フィルター本体41は、長方形状の石英ガラスからなり、石英ガラスの表面に波長を制限する着色成分を蒸着させたものである。従って、フィルター40を光源の正面に配置することによって、所定波長の照射光を透過させる。透過させる所定波長は、美容用途(例えば、脱毛用、美顔用)に因るが可視光領域を含む長波長側(400nmより長波長側)を透過させる。そのため、脱毛用には600nm〜1200nmの波長の光を透過させる赤色の着色成分が蒸着されたものが、美顔用には530nm〜1200nmの波長の光を透過させる黄色の着色成分が蒸着されたものが、ニキビ肌用には400nm〜510nmの波長の光を透過させる青色の着色成分が蒸着されたものが、フィルター本体41として用いられる。
フィルター枠体42は、高分子樹脂材料を金型成形することにより製造され、フィルター本体41の周囲に形成される。フィルター枠体42は、ハンドピース30のウィンドウ部33に装着するための挿入片42aを備える。挿入片42aは、正面から見て逆U字条(コ字条)の外観であり、フィルター枠体42の左右両端縁の長手方向に沿って対称に形成されるとともに、左右両端縁の上端縁は当該左右両端縁の各挿入片がそのまま延びて連繋される。左右両端縁側の挿入片の上方側は、凹部からなる係合凹部42bが形成される。挿入片42aは、ハンドピース30の筐体31の挿入溝31cに、その正面から見て、下側から挿入され、係合凹部42bが筐体31の挿入溝31cに係合することにより、挿入片42aが挿入溝31cに確実に嵌った状態となり、フィルター本体41がフィルター枠体42に装着される。
更に、フィルター40をハンドピース30から脱着する時に把持部分となる脱着片43の裏面にはICタグ44が埋め込まれ、ICタグ44にはフィルターの使用回数その他の識別情報を記憶したフィルターIDメモリ44a及び前述のRF波アンテナコイル37から発振されるRF波を受信するとともに受信したRF波に当該識別情報を重畳してRF反射波として送信するICタグアンテナ44bが搭載される。
凸レンズ50は、図6に示すように、一方の面が平面、他方の面が凸面で構成され、図2(b)に示すように、平面で構成した一方の面52を肌接触側に、凸面で構成した他方の面51を光源側に向けて配置して、フィルター枠体42に嵌め込むようにして固定してフィルター40に隣接する。照射ユニット32内の光源から照射された照射光は、フィルター40を通り、凸レンズ50の凸面で構成した他方の面51から平面で構成した一方の面52を経由して照射され、ハンドピース30の肌接触部位より肌の内部側に焦点が生じるように集光して肌へ照射する。
また、凸レンズ50の平面で構成した一方の面のレンズ側は、図7(a)に示すように、凸面で構成した他方の面のレンズ側に接する上底52a、肌接触側に接する下底52c、上底及び下底を繋ぐ脚52bからなる台形で形成され、上底52a脚52bとで形成する角度は43.5度以上且つ46.5度以下になるよう形成される。
また、凸レンズ50の平面で構成した一方の面のレンズ側は、図7(b)に示すように、脚52bの周囲を金属箔53で装着した。脚52bの周囲を装着する金属箔53は、上底52aから下底52cより2ミリメートル上の位置までとする。金属箔53の一例としてはアルミ金属が加工し易く好適である。金属箔53を装着することにより、光源から照射された照射光が凸レンズ50を経由して肌へ照射する際に、照射光の入射角度が何れの方向から入射しても金属箔53によって全反射され、効率よく除毛・減毛等の美容ライト脱毛処理を行うことが可能となる。
また、凸レンズ50の平面で構成した一方の面のレンズ側は、図7(b)に示すように、脚52bの周囲を装着した金属箔53の上から保護テープ54を貼着した。保護テープ54は、上底52aから下底52cより1ミリメートル上の位置までとする。保護テープ54を貼着することにより、光源から照射された照射光の熱を保護テープ54によって遮断し、人体への影響を軽減し安全性の高い除毛・減毛等の美容ライト脱毛処理を行うことが可能となる。
また、凸面で構成した他方の面51の面積は、1377平方ミリメートル(51mm×27mm)として、最大級の照射面サイズであるのに対して、平面で構成した一方の面52の面積は、585平方ミリメートル(39mm×15mm)として、凸面で構成した他方の面51の面積の半分以下とした。
次に、図8に示すフローチャートを参照して、光学式美容機器の動作を説明する。先ず、光学式美容機器10を操作するにあたり、装置本体20を電源に接続し、電源スイッチを入れ、キースイッチ類22をON側に回す(CT91)と機械が起動し、タッチパネル21に初期画面(スタート画面)が表示(CT92)される。スタート画面のメニューの中から「美容ライト脱毛」を選び(CT93)スタートボタンを押すとROMに格納されたプログラムを読み出し作動を開始する。
初めに、本体制御部(図示なし)が、照射回数記憶回路38及びフィルターIDメモリ44aを参照(CT94、CT96)し、光源の照射回数及びフィルター40の使用回数がいずれも所定回数、例えば6万回を超えていないかを判断(CT95、CT97)し、もし6万回を超えていたら作動を停止(CT102)する。6万回を超えていなければ美容ライト脱毛処理の準備が整い、装置本体20のハンドピースフック23からハンドピース30を取り上げ美容ライト脱毛処理をスタートする。
フィルター40は所定波長の照射光を透過させるフィルター本体41と、フィルター本体41を取り付けるフィルター枠体42を備え、フィルター枠体42はハンドピース30のウィンドウ部33に装着するため挿入片42aと係合凹部42bを備え、挿入片42aは、ハンドピース30の筐体31の挿入溝31cに挿入され、係合凹部42bが筐体31の挿入溝31cに係合することにより、挿入片42aが挿入溝31cに確実に嵌った状態となり、フィルター40がハンドピース30に装着される。
フィルター40とハンドピース30の装着状態が良好ならば、RF波アンテナコイル37から発振されるRF波はICタグ44のICタグアンテナ44bで受信される。ICタグ44はRF波をエネルギー源として作動し、ICタグアンテナ44bによりRF反射波を返し、RF波アンテナコイル36で受信(CT98)される。フィルター40とハンドピース30の装着状態が良好でないと、RF波アンテナコイル37でRF反射波の受信ができないので、本体制御部(図示なし)は美容ライト脱毛処理の作動を停止(CT102)する。
フィルター40とハンドピース30の装着状態が良好ならば、美容ライト脱毛処理の準備が整い、ハンドピース30の握り部34を右手で持ち、凸レンズ50の平面で構成した一方の面52を肌接触側に当て、右手中指でセンサー孔36を覆いながら右手親指で照射ボタン35を押す(CT99)と美容ライト脱毛処理を開始(CT100)する。右手中指でセンサー孔36を覆わないと照射ボタン35を押しても照射できず作動が停止(CT102)する。美容ライト脱毛処理が終了したかどうかを判断(CT101)し、終了していなければ照射回数記憶回路38を参照(CT94)する前まで戻り、美容ライト脱毛処理作業を繰り返し、終了していれば作業を終了(CT103)する。
本発明は、フィルター40に隣接してその前面に一方の面が平面、他方の面が凸面で構成された凸レンズ50を介在させ、照射ユニット32内の光源から照射された照射光は、フィルター40を通り、凸レンズ50の凸面で構成した他方の面51から平面で構成した一方の面52を経由して照射され、ハンドピース30の肌接触部位より肌の内部側に焦点が生じるように集光して肌へ照射するようにしたので、短期間で効率よく除毛・減毛等の美容ライト脱毛処理を行うことが可能となる。
する。
する。
また、凸レンズ50は、一方の面を平面、他方の面を凸面で構成し、平面で構成した一方の面52を肌接触側に、凸面で構成した他方の面51を光源側に向けて配置して、フィルター枠体に固定したので、ハンドピース30を肌に接触させて照射光を照射させる際に、凸レンズ50を肌に密着させることができるので、高密度のエネルギーでもって除毛・減毛等の美容ライト脱毛処理を行うことが可能となる。
10 光学式美容機器
20 装置本体
21 タッチパネル
22 キースイッチ類
23 ハンドピースフック
30 ハンドピース
31 筐体
31a、31b 筐体側面
31c 挿入溝
32 照射ユニット
33 ウィンドウ部
34 握り部
35 照射ボタン
36 センサー孔
37 RF波アンテナコイル
38 照射回数記憶回路
40 フィルター
41 フィルター本体
42 フィルター枠体
42a 挿入片
42b 係合凹部
43 脱着片
44 ICタグ
44a フィルターIDメモリ
44b ICタグアンテナ
50 凸レンズ
51 凸面で構成した他方の面
52 平面で構成した一方の面
52a 台形の上底
52b 台形の脚
52c 台形の下底
52d 台形の上底と脚で形成する角度
53 金属箔
54 保護テープ
60 シールド電線
70 連結ホース
80 ワゴン
20 装置本体
21 タッチパネル
22 キースイッチ類
23 ハンドピースフック
30 ハンドピース
31 筐体
31a、31b 筐体側面
31c 挿入溝
32 照射ユニット
33 ウィンドウ部
34 握り部
35 照射ボタン
36 センサー孔
37 RF波アンテナコイル
38 照射回数記憶回路
40 フィルター
41 フィルター本体
42 フィルター枠体
42a 挿入片
42b 係合凹部
43 脱着片
44 ICタグ
44a フィルターIDメモリ
44b ICタグアンテナ
50 凸レンズ
51 凸面で構成した他方の面
52 平面で構成した一方の面
52a 台形の上底
52b 台形の脚
52c 台形の下底
52d 台形の上底と脚で形成する角度
53 金属箔
54 保護テープ
60 シールド電線
70 連結ホース
80 ワゴン
Claims (5)
- 複合波長光線を生成する光源から照射された照射光のうち所定波長の照射光を透過させるフィルター本体と、当該フィルター本体を取り付けるフィルター枠体とからなるフィルターを備えた除毛・減毛等の美容ライト脱毛処理に用いられる光学式美容機器のハンドピースであって、当該ハンドピースの筐体内部に設けられRF波を発振するRF波アンテナコイルと、前記フィルター枠体に設けられ前記フィルターの使用回数等の識別情報を記憶したフィルタIDメモリ及び前記RF波アンテナコイルから発振されるRF波を受信するとともに受信したRF波に前記識別情報を重畳してRF反射波として送信するICタグアンテナを搭載したICタグと、を備えた光学式美容機器のハンドピースにおいて、前記フィルターに隣接してその前面に、一方の面が平面、他方の面が凸面で構成された凸レンズを介在させ、前記光源から照射された照射光を、前記凸レンズを経由して肌へ照射し、前記ハンドピースの肌接触部位より肌の内部側に焦点が生じるように集光して照射することを特徴とする光学式美容機器のハンドピース。
- 前記凸レンズは、平面で構成された一方の面を肌接触側に、凸面で構成された他方の面を光源側に向けて配置して、前記フィルター枠体に固定したことを特徴とする請求項1記載の光学式美容機器のハンドピース。
- 前記凸レンズの平面で構成された一方の面のレンズ側は、凸面で構成された他方の面のレンズ側に接する上底、肌接触側に接する下底、上底及び下底を繋ぐ脚からなる台形で形成され、前記上底と前記脚とで形成する角度は43.5度以上且つ46.5度以下としたことを特徴とする請求項1記載の光学式美容機器のハンドピース。
- 前記凸レンズの平面で構成された一方の面のレンズ側は、前記脚の周囲を金属箔で装着したことを特徴とする請求項1記載の光学式美容機器のハンドピース。
- 前記凸レンズの平面で構成された一方の面のレンズ側は、前記脚の周囲を装着した金属箔の上から保護テープを貼着したことを特徴とする請求項1記載の光学式美容機器のハンドピース。
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2013
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