JP5481534B2 - 無線通信システム、管理装置及び基地局管理方法 - Google Patents

無線通信システム、管理装置及び基地局管理方法 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、複数の基地局を集中管理する無線通信システム、管理装置及び基地局管理方法に関する。
従来、無線通信システムにおいて、置局設計はカバーエリア、および干渉抑制に重要な役割を果たしている。しかし、その中で基地局装置の送信電力値および無線周波数は、事前に手動で設置予定地の周囲の基地局装置が送出する電力値を考慮したうえで決定する必要があるため、設置者にとっては大きな労力である。
この課題を解決するために、端末に自身が受信した送信電力値や干渉情報などをレポートしてもらい、この情報を利用して無線周波数や送信電力値を決定する方法が考えられる。しかしながら、この方法では既に基地局装置が何らかの電波を送信していることが前提となっており、この際に送信する電波は他の基地局装置に対しての影響を考慮できておらず、既存のサービスに悪影響となる可能性がある。
また、特許文献1には、基地局装置が無線周波数を切替ながら当該周波数毎に受信電界強度を測定し、各無線周波数の受信電波内の干渉波の有無を検出して、無線通信環境を適正化できる基地局装置が提案されている。
特開2001−169338号公報
しかしながら、上記特許文献1の手法では、FDDシステムの場合、基地局装置が送信する周波数帯と、端末が送信する周波数帯が異なるため、基地局装置に対して新たに受信する無線周波数帯を実装しなければならず、そのような機能が実装されていない基地局装置に対しては有効ではない。
本実施形態の目的は、基地局設置における手間と費用を削減することができる無線通信システム、管理装置及び基地局管理方法を提供することにある。
本実施形態に係る無線通信システムは、管理エリアに設置される複数の基地局装置と、前記基地局装置を管理する管理装置とを具備する無線通信システムであって、前記管理装置は、前記管理エリアを分割したエリア情報を含む基地局装置の識別情報と当該基地局装置の無線パラメータとを格納する無線パラメータリストを記憶する手段と、前記無線パラメータリストの識別情報に基づく基地局間の距離に応じて前記無線パラメータを割り当てる手段と、前記割り当てられた無線パラメータを前記基地局装置に送信する手段とを備え、前記基地局装置は、前記管理装置から送信される無線パラメータを受信する手段と、前記無線パラメータを設定する手段とを備えるものである。
本実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す図。 図1の無線通信システムの各装置の機能構成を示すブロック図。 無線パラメータリストの一例を示す図。 基地局新設時の問題点を示す図。 実施例1において基地局IDと基地局が設置された位置をマッピングする例を示す図。 基地局IDと基地局が設置された位置をマッピングする他の例を示す図。 実施例1の無線パラメータリスト更新処理を示すシーケンス図。 基地局新設前の無線パラメータリストの一例を示す図。 基地局新設直後の無線パラメータリストの一例を示す図。 無線周波数の決定手順を示すフローチャート。 無線パラメータ調整後の無線パラメータリストの一例を示す図。 無線パラメータ調整後の各基地局のカバーエリアを示す図。 実施例2において基地局IDと基地局が設置された位置をマッピングする例を示す図。 実施例2における無線パラメータリストの一例を示す図。 実施例3において基地局IDと基地局が設置された位置をマッピングする例を示す図。
以下、図面を参照しながら本実施形態に係る無線通信システム及び基地局管理方法を説明する。
図1は、本実施形態に係る無線通信システムの構成例を示したものである。このシステムは、端末1−1〜1−m(以下、端末1と総称する)、基地局装置2−1〜2−n(以下、基地局装置2と総称する)、管理装置3、保守用ネットワーク及び通信用ネットワークを有する。基地局装置2は、そのカバーエリアに存在する端末1との間で無線通信を行う。管理装置3は、複数の基地局装置2と有線又は無線回線により接続される。さらに、管理装置3は、保守用ネットワーク及び通信用ネットワークと接続され、保守用ネットワークを介して管理サーバ4と接続される。保守用ネットワーク及び通信用ネットワークは、各装置間で任意の通信が可能であればよく、IP網やISDN網といった種別は問わない。このシステムでは、管理装置3により配下の基地局装置2を集中管理することで、局所的に基地局装置2の設定情報を最適化することが可能になる。
図2は、図1の無線通信システムの各装置の機能構成を示すブロック図である。基地局装置2は、ネットワーク通信部21、無線パラメータ設定部22及び無線部23を有する。管理装置3は、ネットワーク通信部31、無線パラメータリスト32及び無線パラメータ割当部33を有する。なお、基地局装置本来の機能に関しては、周知に認められている機能を有しているものとする。ネットワーク通信部21は管理装置3のネットワーク通信部31と接続されている。
管理装置3は、自身と接続される配下の基地局装置2毎の無線パラメータを格納する無線パラメータリスト32を有する。無線パラメータリスト32の詳細は後述するが、このリストの中に各基地局が送信する電波の無線パラメータ(例えば、無線周波数および送信電力値)が含まれる。無線パラメータ割当部33はこの無線パラメータリスト32に含まれる無線パラメータを参照して、各基地局が送信する電波の無線周波数および送信電力値を決定し、ネットワーク通信部31を介して基地局装置2に対して送信すべき無線周波数、送信電力値を通知し、その後決定した無線パラメータで無線パラメータリスト32を更新する。
基地局装置2は、ネットワーク通信部21を介して管理装置3から通知される無線周波数および送信電力値を含む無線パラメータを受信し、受信した無線パラメータを無線パラメータ設定部22により無線部2に設定し、電波の送出を開始する。
図3は、無線パラメータリスト32の一例である。図3に示すように、無線パラメータリスト32は、基地局ID、無線周波数および送信電力値を含む。なお、リストとして保持する無線パラメータの種類は適用するシステムに応じて任意に変更することができる。
次に、このように構成される無線通信システムの動作を各実施例に従って説明する。
(実施例1)
先ず、図4を参照して、基地局新設時の問題点を説明する。図4は、管理装置3の管理エリア内に既に基地局装置A、基地局装置Bおよび基地局装置Cの3台の基地局が設置されており、さらにもう1台の基地局装置Dを設置しようとするケースを示している。このシステムでは3つの無線周波数帯α、β、γが使用可能であり、無線周波数αは基地局装置A、無線周波数βは基地局装置B、無線周波数γは基地局装置Cが使用しているものとする。
使用していない無線周波数帯がある場合は、単純に使用していない無線周波数帯を利用すれば、互いに干渉することがなくなるため、既存のサービスに影響を与えず運用することが可能である。しかし、図4の場合には使用していない無線周波数帯がないため、他の基地局装置に影響を及ぼさない無線周波数帯および送信電力値を算出する必要がある。一般にはこの作業を人手で行っており、この作業にかかる労力が問題となっていた。
図5は、本システムにおいて、基地局IDと基地局が設置された位置をマッピングする一例を示している。
図5では管理装置3が管理する建屋を南北方向に3分割、東西方向に5分割の計15分割し、それぞれ分割したエリアに固有のIDを持たせ、このIDを基地局IDに含める。この例では、基地局IDの先頭2文字が設置されたエリア情報を表しており、先頭から1文字目は東西方向、先頭から2文字目は南北方向の位置を示している。例えば、基地局装置Aは、管理装置3が管理するエリアの最北、最西のエリア(エリア“A1”)に属していることになる。このような基地局IDとエリアとの対応関係を管理装置3で管理しておく。
なお、これ以外の下4桁のIDに関しては任意の文字でよく、システムに応じて他に必要な情報として利用してもよく、また桁数を変更することも可能である。基地局IDに関しては、基地局設置時に設置者が設置した位置と、前記のエリア情報から手動にて設定する。例えば、基地局装置Aの基地局IDはエリア“A1”に属するため、A1から基地局IDが始まり、そのエリアの1台目の基地局のため、A1の後に0001を付与した“A10001”が基地局IDとなっている。
また、管理装置3は、建屋の大きさと分割したエリア数を基に、隣り合うエリアの距離の重みを算出する。例えば、図5の建屋の南北方向が30m、東西方向が50mの大きさとし、南北方向に3分割、東西方向に5分割されたものであれば、隣り合うエリアの距離の重みはそれぞれ1である。この場合、隣り合うエリアの距離の重みは、東西:南北=1:1である。つまり、南北方向でエリアが1つずれることと、東西方向でエリアが1つずれることは、同じだけ受信電力の減衰があることを示している。
これに対し、図6では、図5と同じく南北方向が30m、東西方向が50mの大きさの建屋に対して、南北方向に3分割、東西方向についても3分割したエリアでは、隣り合うエリアの距離の重みは、東西:南北=1.66:1である。つまり、南北方向ではエリアが1つずれると重み1だけの受信電力の減衰があるのに対し、東西方向ではエリアが1つずれると重み1.66の受信電力の減衰があることを示している。
エリア分割数は、システムに応じて適宜決めればよく、エリアを細かく分割すれば、基地局が設置された位置をより正確に表すことができる。
基地局IDは、システムで一意に決まるIDであり、SNMP(Simple Network Management Protocol)などのプロトコルを用いて基地局装置から取得可能なパラメータの一種であるため、本機能を実現するために新たな仕組みを基地局装置2に実装する必要はない。
上記の仕組みから、管理装置3は基地局IDを参照することで基地局が設置されたおおよその位置を特定することができるようになる。管理装置3は、基地局装置2の立ち上がり後に基地局IDを取得し、無線パラメータリスト32に追加し、無線パラメータ割当部33により無線周波数帯および送信電力値の再割り当てを行う。
図7は、無線パラメータリスト更新処理を示すシーケンス図である。管理装置3は、基地局Aの設置完了通知(基地局ID=A10001)を受けて、無線パラメータリスト32に基地局ID(A10001)を追加し、無線パラメータ割当部33により無線周波数および送信電力値の見直しを行う。基地局Aは、管理装置3から無線パラメータ(無線周波数α、送信電力値40)の通知を受けて無線周波数α、送信電力値40に設定して運用を開始する。
同様に、管理装置3は、基地局Bの設置完了通知(基地局ID=B30001)を受けて、無線パラメータリスト32に基地局ID(B30001)を追加し、無線パラメータ割当部33により無線周波数および送信電力値の見直しを行う。基地局Bは、管理装置3から無線パラメータ(無線周波数β、送信電力値40)の通知を受けて無線周波数β、送信電力値40に設定して運用を開始する。さらに、管理装置3は、基地局Cの設置完了通知(基地局ID=D20001)を受けて、無線パラメータリスト32に基地局ID(D20001)を追加し、無線パラメータ割当部33により無線周波数および送信電力値の見直しを行う。基地局Cは、管理装置3から無線パラメータ(無線周波数γ、送信電力値50)の通知を受けて無線周波数γ、送信電力値50に設定して運用を開始する。
この運用状態で、基地局装置Dが新設され、管理装置3は、基地局Cの設置完了通知(基地局ID=E30001)を受けるものとする。管理装置3は、無線パラメータリスト32に基地局ID(B30001)を追加し、以下のように無線パラメータ割当部33により無線周波数および送信電力値の見直しを行う。
図8は、図4における基地局装置Dが新設される前の管理装置3が保持する無線パラメータリスト32である。エリア分割は、図5に示した5×3に分割したもので考える。この段階では、3台の基地局装置があり、それぞれ異なる無線周波数帯を利用しているため、この段階では互いに干渉なく問題なくサービス提供ができている。
図9は、基地局装置Dを新設した直後の無線パラメータリスト32を示したものである。この無線パラメータリスト32から管理装置3は新たな基地局装置DがE3のエリアに置かれたことがわかる。
この新設された基地局装置Dの無線周波数および送信電力値の決定方法を以下に説明する。初めに無線周波数から決定する。
図10は、新たに基地局装置Dが置かれた場合の無線周波数の決定方法を示すフローチャートである。
無線パラメータ割当部33は、利用可能な無線周波数の中で対象のエリア内に1つも設定されていない無線周波数が存在する場合は(ステップS1:YES)、設定されていない無線周波数の中から任意に選択する(ステップS2)。選択方法は、予め決められた順に決定してもよいし、ランダムに決定してもよい。
一方、利用可能な無線周波数の全種類がエリア内の基地局の少なくとも1つに割り当てられており、割り当てられていない無線周波数が存在しない場合(ステップS1:NO)、必ずどこかの基地局との無線周波数と同一になるため、干渉問題が発生する。無線パラメータ割当部33は、この干渉問題を抑制するため、基地局が設置された位置から最も近くの基地局から検索を開始し、最も遠い基地局の無線周波数を選択する(ステップS3)。距離の遠近を測定するのに、管理装置3で保持しているエリア間の距離の重みを利用する。
例えば、図5における基地局装置Dの無線周波数を決定する場合を考える。前提として、このシステムでは無線周波数としてα、β、γが利用できるものとする。
基地局装置Dが設置され、その無線周波数を決める際、すでに他の基地局によって無線周波数α、β、γがすでに利用されている。このため、“E30001”の無線周波数としてα、β、γのいずれかから選択しなければならない。次に“E30001”から、他の基地局との距離を計算し、最も近くにある基地局の無線周波数から調査を行う。この例の場合、基地局A、基地局B、基地局Cとのそれぞれの距離は以下の通りである。
Figure 0005481534
上記の結果より、最も近くの基地局は基地局Cであり、この基地局が使用している無線周波数はγである。最も近くにある基地局の無線周波数を同一にした場合、電波の干渉の影響が高くなるため、この無線周波数は選択肢から外す。次に近くの基地局は基地局Bであり、この基地局が使用している無線周波数はβである。上記と同様の考え方から、この無線周波数も選択肢から外す。この時点で利用可能な無線周波数の内、残った無線周波数はαであるから、基地局Dの無線周波数としてαを選択する。
この実施例1では、上記図10の無線周波数の決定手順を用いたが、システムに応じて重要なファクターが異なる。上記はあくまで一例であり、無線周波数を決定するロジックは任意である。
その後、同一の無線周波数を利用する基地局装置Aとの干渉を考慮し、互いに干渉しない送信電力値を決定する。送信電力値の決定にも管理装置3が保持するエリア間の距離の重みを利用する。図11に、無線周波数および送信電力値の確定後の無線パラメータリストを示す。図11のケースでは基地局装置Aの送信電力値も合わせて引き下げている。さらに、基地局装置Aの送信電力値の引き下げに伴い、不感地帯が発生する可能性があることから、無線周波数β、および無線周波数γの送信電力を上げることで、カバーエリアを担保する。
上記図7に示すように、管理装置3は、決定した無線パラメータを各基地局に通知する。これにより、基地局Aは、管理装置3から無線パラメータ(無線周波数α、送信電力値30)の通知を受けて無線周波数α、送信電力値30に設定して運用を開始する。基地局Bは、管理装置3から無線パラメータ(無線周波数β、送信電力値50)の通知を受けて無線周波数β、送信電力値50に設定して運用を開始する。基地局Cは、管理装置3から無線パラメータ(無線周波数γ、送信電力値60)の通知を受けて無線周波数γ、送信電力値60に設定して運用を開始する。基地局Dは、管理装置3から無線パラメータ(無線周波数α、送信電力値30)の通知を受けて無線周波数α、送信電力値30に設定して運用を開始する。
図12は、無線パラメータ調整後の各基地局のカバーエリアの様子を示している。このように管理装置3を設けることで、他の基地局と連動して無線周波数および送信電力値を自動で決定できるため、手動で対応していた手間とコストを削減することができる。
なお、実施例1では、基地局装置Dを新設した場合について説明したが、既設の基地局装置が移動した場合、故障等により基地局装置を撤去した場合についても、同様に無線パラメータリストを更新して配下の基地局の無線パラメータを調整することができる。基地局移動の場合は基地局IDを移動先の設置位置に合わせて変更し、削除の場合は基地局IDを削除した後に、無線周波数および送信電力値を再設定する。
(実施例2)
実施例2では、本実施形態を複数階(3次元)に拡張した場合について説明する。図13は、基地局IDと基地局が設置された位置を立体空間にマッピングする一例を示している。実施例1では、平面空間の場合を提示したが、本実施形態は立体空間、特に屋内に設置する基地局に対して有効である。これは、屋内設置であることからGPS(Global Positioning System)による位置情報の取得が難しいこと、および仮に取得できても1F、2F、3F…で同じ位置に基地局が設置された場合、同じ個所に数個の基地局装置があるように見えてしまうため、取得した位置情報を有効活用できないためである。
図13では、2階建ての建屋で1F、2F共に同じ大きさで、同じ形状をしている。位置情報として階数の情報を含めるため、この図13の例では基地局IDの先頭3桁で位置を表すこととして、先頭1桁目が階数の情報、2桁目が東西方向の情報、3桁目が南北方向の情報を示している。例を挙げると、基地局装置Aは1階の“B3”のエリアに置かれているので、基地局IDは“1B3001”で設定する。なお、後半3桁は任意であるが、当該エリアの初めての基地局ということで、“001”を付与している。
エリア間の距離の重みをそれぞれの階だけで考えた場合は図5と同じであるが、図13は1Fと2Fとの間の距離の重みを加えている。階をまたぐ場合の距離の重みは、単純に距離であらわさず、階を支える材質に応じて距離の重みを付与すればよい。例えば透過しやすい材木などの場合であれば距離の重みを小さくし、厚いコンクリートなどの場合であれば距離の重みを大きくすればよい。距離の重みを大きくすれば、例えば1階と2階で同じ場所に基地局が置かれていても互いに影響(干渉)しないことを意味する。図13の例では階数間の距離の重みを7とした。また、図14に、この場合の無線周波数および送信電力値を示す無線パラメータリストを示す。
次に、図13に基地局装置Eを新設した場合を考える。先述した無線周波数の決定手順に基づき、基地局装置Eとそれ以外の基地局装置の距離の重みを下記のように計算する。
Figure 0005481534
上記の結果より、最も近くの基地局は基地局Bであり、この基地局が使用している無線周波数はβである。また次に近くの基地局はAであり、この基地局が使用している無線周波数はαである。この結果より、最も遠い基地局は基地局Cであり、最も干渉しない無線周波数はγであることがわかるため、基地局装置Eの無線周波数はγで決定する。
また、送信電力値に関しては、送信電力値が40の時に距離の重みが√30以上離れていれば互いに干渉しないことが保証できていることを前提とすると、唯一干渉の恐れのある基地局Cとの距離の重みが√62であることから、少なくとも互いに送信電力値が40以下で運用すれば、干渉を及ぼさないことがわかる。実際には、その他カバーエリア等を考慮し送信電力をさらに絞り込む。
(実施例3)
実施例2では、1Fと2Fとの間の距離を考えた場合、実際の距離で考えるのではなく、電波の透過率を考慮した距離の重みで考える実施例を挙げた。これは3次元だけでなく、2次元で考える場合も有効である。例えば、ある一角だけコンクリートに囲まれた部屋があるとすると、その部屋に対しては電波が到達しにくくなる。図5および図6は、2次元平面に障害物はなく、自由空間であることが前提の実施例であったが、このように電波の到達しにくいエリアに対しては、その箇所に対する距離の重みを増やすことで、実際に受信する電波強度に近づけることができる。
図15は、実施例3において基地局IDと基地局が設置された位置をマッピングする一例を示している。図15の例はその一例であり、“E3”のエリアを含めて距離の重みを計算する時は、距離の重みを1として計算するのではなく、4として計算することを示しており、“E3”のエリアには電波が到達しにくいことを示している。このようにすることで、さらに実際の電波環境に応じた適切な無線パラメータを設定することが可能となる。
(変形例)
なお、上記実施形態では基地局IDに位置情報を含めるようにしたが、基地局ID以外の情報に位置情報を含めることも可能であり、システムに応じて適宜変更し利用することができる。例えば、基地局に設定するIPアドレスを利用することができ、“10.168.1(階).1(エリア)”のように位置情報を含めることが可能である。
以上述べたように、本実施形態では、基地局装置に設定する必要があるID情報などに位置として活用できる情報を与えておき、基地局装置を集中管理する管理装置にて、基地局IDを収集することで、当該基地局装置の位置情報を把握し、無線周波数および送信電力値を自動で決定可能にする。
本実施形態によれば、従来は基地局設置時に手動で、無線周波数および送信電力値を周囲の無線状況を考慮した上で決める必要があったが、本実施形態では自動で他の基地局装置が送信している電波状況に対する考慮がなされた送信電力値を決めることができるようになるため、既存のサービスに悪影響を及ぼすことなく設置者の労力を大幅に削減することができる。また、本実施形態では基地局装置に対して新たに受信周波数帯を実装する必要がなく、このような機能が実装されていない基地局装置対しても有効である。
なお、いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1−1〜1−m…端末、2−1〜2−n…基地局、3…管理装置、4…管理サーバ、21…ネットワーク通信部、22…無線パラメータ設定部、23…無線部、31…ネットワーク通信部、32…無線パラメータリスト、33…無線パラメータ割当部。

Claims (9)

  1. 管理エリアに設置される複数の基地局装置と、前記基地局装置を管理する管理装置とを具備する無線通信システムであって、
    前記管理装置は、
    前記管理エリアを分割したエリア情報を含む基地局装置の識別情報と当該基地局装置の無線パラメータとを格納する無線パラメータリストを記憶する手段と、
    前記無線パラメータリストの識別情報に基づく基地局間の距離に応じて前記無線パラメータを割り当てる手段と、
    前記割り当てられた無線パラメータを前記基地局装置に送信する手段と
    を備え、
    前記基地局装置は、
    前記管理装置から送信される無線パラメータを受信する手段と、
    前記無線パラメータを設定する手段と
    を備えることを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記基地局間の距離は、前記管理エリアの大きさと前記分割したエリア数とに基づいて重み付けされることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記無線パラメータは、無線周波数及び送信電力値を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信システム。
  4. 管理エリアに設置される複数の基地局装置を管理する管理装置であって、
    基地局装置毎に前記管理エリアを分割したエリア情報を含む基地局装置の識別情報と当該基地局装置の無線パラメータとを格納する無線パラメータリストを記憶する手段と、
    前記無線パラメータリストの識別情報に基づく基地局間の距離に応じて前記無線パラメータを割り当てる手段と、
    前記割り当てられた無線パラメータを前記基地局装置に送信する手段と
    を備えることを特徴とする管理装置。
  5. 前記基地局間の距離は、前記管理エリアの大きさと前記分割したエリア数とに基づいて重み付けされることを特徴とする請求項4に記載の管理装置。
  6. 前記無線パラメータは、無線周波数及び送信電力値を含むことを特徴とする請求項4又は5に記載の管理装置。
  7. 管理エリアに設置される複数の基地局装置と、前記基地局装置を管理する管理装置とを具備する無線通信システムに用いられる方法であって、
    前記管理装置は、
    基地局装置毎に前記管理エリアを分割したエリア情報を含む基地局装置の識別情報と当該基地局装置の無線パラメータとを格納する無線パラメータリストを記憶するステップと、
    前記無線パラメータリストの識別情報に基づく基地局間の距離に応じて前記無線パラメータを割り当てるステップと、
    前記割り当てられた無線パラメータを前記基地局装置に送信するステップと
    を有し、
    前記基地局装置は、
    前記管理装置から送信される無線パラメータを受信するステップと、
    前記無線パラメータを設定するステップと
    を有することを特徴とする基地局管理方法。
  8. 前記基地局間の距離は、前記管理エリアの大きさと前記分割したエリア数とに基づいて重み付けされることを特徴とする請求項7に記載の基地局管理方法。
  9. 前記無線パラメータは、無線周波数及び送信電力値を含むことを特徴とする請求項7又は8に記載の基地局管理方法。
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