JP5477166B2 - エンジンの異常検出方法及び異常検出装置 - Google Patents
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Description
各気筒の燃焼室内における混合気の空燃比の異常を検出する多気筒エンジンの異常検出方法であって、
前記エンジンの排気集合通路における排気浄化触媒よりも上流側に設けられた上流側空燃比センサにより前記空燃比を検出する第1の空燃比検出工程と、
該第1の空燃比検出工程における前記上流側空燃比センサの出力値が、所定の目標値よりも大きな上限値よりも大きいとき、及び、前記目標値よりも小さな下限値よりも小さいとき、該上流側空燃比センサの出力値と前記目標値との差に基づいて、空燃比が前記目標値に近づくように前記燃焼室への燃料噴射量を増減する燃料噴射量制御工程と、
前記排気集合通路における前記排気浄化触媒よりも下流側に設けられた下流側空燃比センサにより前記空燃比を検出する第2の空燃比検出工程と、
前記第1の空燃比検出工程における前記上流側空燃比センサの出力値が前記下限値以上前記上限値以下であるとき、該上流側空燃比センサの出力値ではなく、前記第2の空燃比検出工程における前記下流側空燃比センサの出力値と前記目標値との比較に基づいて、空燃比が前記目標値に近づくように前記燃焼室への燃料噴射量を補正する燃料噴射量補正工程と、
該燃料噴射量補正工程中の燃料噴射量の補正状態の異常の有無を判定する第1の異常判定工程と、
前記燃料噴射量補正工程中に、前記第1の空燃比検出工程において前記上側空燃比センサにより検出される空燃比の変動状態の異常の有無を判定する第2の異常判定工程と、
前記第1及び第2の異常判定工程の判定結果に基づき、前記空燃比の異常の有無を判定する空燃比異常判定工程と、を有し、
該空燃比異常判定工程では、前記第1の異常判定工程において燃料噴射量の補正状態が異常であると判定され、且つ、前記第2の異常判定工程において空燃比の変動状態が異常であると判定されたとき、前記エンジンの一部の気筒における空燃比が異常であると判定することを特徴とする。
前記空燃比異常判定工程では、前記第1の異常判定工程において燃料噴射量の補正状態が異常であると判定され、且つ、前記第2の異常判定工程において空燃比の変動状態が正常であると判定されたとき、前記一部の気筒における空燃比異常以外の空燃比異常が発生していると判定することを特徴とする。
前記空燃比異常判定工程では、前記第1の異常判定工程において燃料噴射量の補正状態が正常であると判定されたとき、前記空燃比が正常であると判定することを特徴とする。
前記第2の異常判定工程で判定される空燃比の変動状態は、前記上流側空燃比センサの出力値の振幅又は変化率であり、
前記第2の異常判定工程は、前記振幅又は変化率が所定値以上であるとき、空燃比の変動状態が異常であると判定することを特徴とする。
各気筒の燃焼室内における混合気の空燃比の異常を検出する多気筒エンジンの異常検出装置であって、
前記エンジンの排気集合通路における排気浄化触媒よりも上流側に設けられ、前記空燃比を検出する上流側空燃比検出手段と、
前記排気集合通路において前記排気浄化触媒よりも下流側に設けられ、前記空燃比を検出する下流側空燃比検出手段と、
前記燃焼室へ燃料を噴射する燃料噴射手段と、
前記上流側空燃比検出手段の出力値が、所定の目標値よりも大きな上限値よりも大きいとき、及び、前記目標値よりも小さな下限値よりも小さいときは、該上流側空燃比検出手段の出力値と前記目標値との差に基づいて、空燃比が前記目標値に近づくように前記燃料噴射手段による燃料噴射量を増減することで前記空燃比を制御し、前記上流側空燃比検出手段の出力値が前記下限値以上前記上限値以下であるときは、該上流側空燃比検出手段の出力値ではなく、前記下流側空燃比検出手段の出力値と前記目標値との比較に基づいて、空燃比が前記目標値に近づくように前記燃料噴射手段による燃料噴射量を補正することで前記空燃比を制御する空燃比制御手段と、
前記空燃比の異常の有無を判定する判定手段と、を有し、
前記判定手段は、
前記下流側空燃比検出手段の出力値と前記目標値との比較に基づいた前記空燃比制御手段による燃料噴射量の補正状態が異常であり、且つ、該補正中に前記上流側空燃比検出手段により検出される空燃比の変動状態が異常であるとき、前記エンジンの一部の気筒における空燃比が異常であると判定することを特徴とする。
図3は、空燃比と触媒コンバータ49による排気浄化率との関係を示す。図3に示すように、空燃比が理論空燃比(λ=1)又はその付近の適正範囲(図3における斜線部分)であるときはHC、CO、NOxのいずれについても高い浄化率を示すが、空燃比が前記適正範囲よりもリッチであるときはHC、COが浄化されないまま排出されやすくなり、空燃比が前記適正範囲よりもリーンであるときはNOxの排出量が増大する。なお、前記適正範囲は、例えば、理論空燃比に対して約0.25リッチ側の空燃比から約0.25リーン側の空燃比までの範囲をいう。
(第1の実施形態)
図8のフローチャートを参照しながら、第1の実施形態に係る空燃比異常の判定制御について説明する。
図10のフローチャートを参照しながら、第2の実施形態に係る空燃比異常の判定制御について説明する。
Claims (5)
- 各気筒の燃焼室内における混合気の空燃比の異常を検出する多気筒エンジンの異常検出方法であって、
前記エンジンの排気集合通路における排気浄化触媒よりも上流側に設けられた上流側空燃比センサにより前記空燃比を検出する第1の空燃比検出工程と、
該第1の空燃比検出工程における前記上流側空燃比センサの出力値が、所定の目標値よりも大きな上限値よりも大きいとき、及び、前記目標値よりも小さな下限値よりも小さいとき、該上流側空燃比センサの出力値と前記目標値との差に基づいて、空燃比が前記目標値に近づくように前記燃焼室への燃料噴射量を増減する燃料噴射量制御工程と、
前記排気集合通路における前記排気浄化触媒よりも下流側に設けられた下流側空燃比センサにより前記空燃比を検出する第2の空燃比検出工程と、
前記第1の空燃比検出工程における前記上流側空燃比センサの出力値が前記下限値以上前記上限値以下であるとき、該上流側空燃比センサの出力値ではなく、前記第2の空燃比検出工程における前記下流側空燃比センサの出力値と前記目標値との比較に基づいて、空燃比が前記目標値に近づくように前記燃焼室への燃料噴射量を補正する燃料噴射量補正工程と、
該燃料噴射量補正工程中の燃料噴射量の補正状態の異常の有無を判定する第1の異常判定工程と、
前記燃料噴射量補正工程中に、前記第1の空燃比検出工程において前記上側空燃比センサにより検出される空燃比の変動状態の異常の有無を判定する第2の異常判定工程と、
前記第1及び第2の異常判定工程の判定結果に基づき、前記空燃比の異常の有無を判定する空燃比異常判定工程と、を有し、
該空燃比異常判定工程では、前記第1の異常判定工程において燃料噴射量の補正状態が異常であると判定され、且つ、前記第2の異常判定工程において空燃比の変動状態が異常であると判定されたとき、前記エンジンの一部の気筒における空燃比が異常であると判定することを特徴とするエンジンの異常検出方法。 - 前記空燃比異常判定工程では、前記第1の異常判定工程において燃料噴射量の補正状態が異常であると判定され、且つ、前記第2の異常判定工程において空燃比の変動状態が正常であると判定されたとき、前記一部の気筒における空燃比異常以外の空燃比異常が発生していると判定することを特徴とする請求項1に記載のエンジンの異常検出方法。
- 前記空燃比異常判定工程では、前記第1の異常判定工程において燃料噴射量の補正状態が正常であると判定されたとき、前記空燃比が正常であると判定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエンジンの異常検出方法。
- 前記第2の異常判定工程で判定される空燃比の変動状態は、前記上流側空燃比センサの出力値の振幅又は変化率であり、
前記第2の異常判定工程は、前記振幅又は変化率が所定値以上であるとき、空燃比の変動状態が異常であると判定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のエンジンの異常検出方法。 - 各気筒の燃焼室内における混合気の空燃比の異常を検出する多気筒エンジンの異常検出装置であって、
前記エンジンの排気集合通路における排気浄化触媒よりも上流側に設けられ、前記空燃比を検出する上流側空燃比検出手段と、
前記排気集合通路において前記排気浄化触媒よりも下流側に設けられ、前記空燃比を検出する下流側空燃比検出手段と、
前記燃焼室へ燃料を噴射する燃料噴射手段と、
前記上流側空燃比検出手段の出力値が、所定の目標値よりも大きな上限値よりも大きいとき、及び、前記目標値よりも小さな下限値よりも小さいときは、該上流側空燃比検出手段の出力値と前記目標値との差に基づいて、空燃比が前記目標値に近づくように前記燃料噴射手段による燃料噴射量を増減することで前記空燃比を制御し、前記上流側空燃比検出手段の出力値が前記下限値以上前記上限値以下であるときは、該上流側空燃比検出手段の出力値ではなく、前記下流側空燃比検出手段の出力値と前記目標値との比較に基づいて、空燃比が前記目標値に近づくように前記燃料噴射手段による燃料噴射量を補正することで前記空燃比を制御する空燃比制御手段と、
前記空燃比の異常の有無を判定する判定手段と、を有し、
前記判定手段は、
前記下流側空燃比検出手段の出力値と前記目標値との比較に基づいた前記空燃比制御手段による燃料噴射量の補正状態が異常であり、且つ、該補正中に前記上流側空燃比検出手段により検出される空燃比の変動状態が異常であるとき、前記エンジンの一部の気筒における空燃比が異常であると判定することを特徴とするエンジンの異常検出装置。
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