JP5475365B2 - 魚釣り用捕獲器 - Google Patents
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また、特許文献1及び特許文献2に記載されているびく形式の落とし玉網では、磯釣りの竿が非常に長いため、竿にびくの網を通すのが困難であり、操作性が良くないという不都合があった。また、長い竿を短くして竿にびくの網を通そうとしても、竿を短くすることで竿の弾力性が失われ、その結果として竿が折れる又は釣り糸が切れるため、取扱いが難しいという問題があった。
このように、使用の際、引き紐の基端を持ったまま魚釣り用捕獲器を釣り糸に沿って下降させ、かかった魚に到達したところで、引き紐を操作して魚受け部を反転させ、魚を魚受け部内に取り入れる簡単な操作で、釣った魚を容易に捕獲することができる。
すなわち、この魚釣り用捕獲器では、釣り糸案内手段に開閉可能なリングを用いることで、釣り糸を釣り糸案内手段に通す操作を簡単に行うことができる。
すなわち、この魚釣り用捕獲器では、引き紐を途中部分で保持すると共に引き紐が一定の力以上で引かれたときに外れる引き紐保持手段を設けることで、魚釣り用捕獲器を魚に到達させるまでの間に引き紐が引っ張られて、不用意に魚受け部が回動及び反転してしまうことを防ぐことができる。また、魚が魚受け部の開口部に位置した際に、引き紐を一定の力以上で引くことで引き紐保持手段から外して、魚受け部を回動及び反転させることができる。
すなわち、この魚釣り用捕獲器では、一対の保持棒部の間に引き紐を挟んで保持可能であるので、一対の保持棒部に容易に引き紐を挟んで保持させることができると共に、魚の取り込みの際に一定の力以上で容易に一対の保持棒部から引き紐を外すことできる。
すなわち、この魚釣り用捕獲器では、魚受け部の枠を連結部に着脱可能にすることで、魚受け部を分離して捕獲器全体をコンパクトに持ち運ぶことができ、さらには、魚受け部を他の玉網の魚受け網と交換することもできる。
すなわち、本発明に係る魚釣り用捕獲器によれば、使用の際、引き紐の基端を持ったまま魚釣り用捕獲器を釣り糸に沿って下降させ、かかった魚に到達したところで、引き紐を操作して魚受け部を反転させ、魚を魚受け部内に取り入れることができる。したがって、釣り人と釣れた魚に距離や高低差がある場合であっても、予め魚受け部に取り付けられた引き紐を引くだけで容易に魚を網に取り込んで引き揚げることができ、熟練を要せず、操作が簡単である。
本実施形態の魚釣り用捕獲器1は、開口部となる枠6に網5が取り付けられて構成され開口部から魚を取り込むための魚受け部2と、枠6の先端側に一端が取り付けられた引き紐3と、枠6の基端側が先端に取り付けられた棒状の支持部材4と、を備えている。
さらに、魚釣り用捕獲器1では、引き紐3を途中部分で保持すると共に引き紐3が一定の力以上で引かれたときに外れる引き紐保持手段が、支持部材4に設けられている。
この引き紐保持手段は、互いに引き紐3の太さよりも狭い間隔で略平行に支持部材4に立設された一対の針金である保持棒部9であって、一対の保持棒部9の間に引き紐3を挟んで保持可能とされている。すなわち、一対の保持棒部9は、引き紐3を挟み込める弾性を有している。
本実施形態の魚釣り用捕獲器1では、引き紐3を一定以上の力で引くことにより、引き紐3が保持棒部9の間から外れ、連結部7が回動し、魚受け部2が反転する。その際、先端のリング8aが魚受け部2の内側に位置することにより、リング8aまで引き寄せられた魚を網5内に取り込むことができる。また、支持部材4の長さは、魚受け部2の開口部の直径よりも長く設定されており、魚受け部2が回動した際にその開口部内に支持部材4が入ってしまうことを防いでいる。
さらに、引き紐3を途中部分で保持すると共に引き紐3が一定の力以上で引かれたときに外れる引き紐保持手段として少なくとも一対の保持棒部9を設けることで、魚釣り用捕獲器1を魚15に到達させるまでの間に引き紐3が引っ張られて、不用意に魚受け部2が回動及び反転してしまうことを防ぐことができる。また、魚15が魚受け部2の開口部に位置した際に、引き紐3を一定の力以上で引くことで引き紐保持手段から外して、魚受け部2を回動及び反転させることができる。
また、魚受け部2の枠6を連結部7に着脱可能にすることで、魚受け部2を分離して捕獲器全体をコンパクトに持ち運ぶことができ、さらには、魚受け部2を他の玉網の魚受け網と交換することもできる。
Claims (5)
- 開口部となる枠に網が取り付けられて構成され前記開口部から魚を取り込むための魚受け部と、
前記枠の先端側に一端が取り付けられた引き紐と、
前記枠の基端側が先端に取り付けられた棒状の支持部材と、を備え、
前記支持部材が、釣り糸を挿通可能な釣り糸案内手段と、
前記支持部材の先端に設けられ該支持部材の延在方向に対して垂直な方向を回動軸として前記枠を回動可能に取り付けた連結部と、を有していることを特徴とする魚釣り用捕獲器。 - 請求項1に記載の魚釣り用捕獲器において、
前記釣り糸案内手段が、開閉可能なリングであることを特徴とする魚釣り用捕獲器。 - 請求項1又は2に記載の魚釣り用捕獲器において、
前記引き紐を途中部分で保持すると共に前記引き紐が一定の力以上で引かれたときに外れる引き紐保持手段が、前記支持部材に設けられていることを特徴とする魚釣り用捕獲器。 - 請求項3に記載の魚釣り用捕獲器において、
前記引き紐保持手段が、互いに前記引き紐の太さよりも狭い間隔で略平行に前記支持部材に立設された一対の保持棒部であって、前記一対の保持棒部の間に前記引き紐を挟んで保持可能であることを特徴とする魚釣り用捕獲器。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載の魚釣り用捕獲器において、
前記連結部には前記枠が着脱可能に螺合されていることを特徴とする魚釣り用捕獲器。
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Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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