JP5474384B2 - 基板処理システム及び基板処理装置及び通信制御プログラム及び基板処理装置のメッセージ処理方法 - Google Patents

基板処理システム及び基板処理装置及び通信制御プログラム及び基板処理装置のメッセージ処理方法 Download PDF

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本発明は半導体装置を製造する1工程であり、ウェーハ、ガラス基板等の基板に薄膜の生成、不純物の拡散、アニール処理、エッチング等の基板処理、或はLCDの製造を行う基板処理システムに関するものである。
基板を処理して半導体装置を製造する基板処理システムは、管理装置(HOSTコンピュータ)と該HOSTコンピュータにLAN等の通信手段を介して接続された複数台の基板処理装置とを具備し、該基板処理装置は前記HOSTコンピュータによって統括管理されている。
基板処理装置は、複数のアクチュエータ、例えば熱処理炉、圧力調整部、流量調整部、基板移載機、ボートエレベータ等、及びこれらアクチュエータの処理状態、動作状態をセンシングする為のセンサ、例えば温度センサ、圧力センサ、流量計、位置検出センサを具備すると共に、前記アクチュエータそれぞれに対応して設けられ、各アクチュエータを駆動制御する制御コントローラ、該制御コントローラを統括して制御する演算制御部、HOSTコンピュータとの間の入出力を制御する通信制御装置とを具備している。
基板処理システムに於いて、基板処理を実行するに際し、イベントの検出、各種アラームの検出、前記センサを介してアクチュエータの状態をセンシングし、センシングして得られたセンシングデータは制御コントローラに入力され、各制御コントローラによりセンシングデータ毎にメッセージが作成され、作成されたメッセージは演算制御部により通信手段を介してHOSTコンピュータに報告される様になっている。
又、制御演算部は必ずメッセージを作成した順にHOSTコンピュータに報告する必要がある。この為、制御演算部はセンシングデータが、入力された順番に従ってメッセージをHOSTコンピュータに報告する様、各制御コントローラとの通信を制限しながら報告の処理をしていた。
ところが、多数のセンシングデータが同時に発生した場合、制御演算部が制御コントローラとの通信を制限する為に、待ち時間が発生し、制御演算部からHOSTコンピュータへの報告に遅延を発生する。
図6により、従来の基板処理システムに於ける、センシングデータに対応するメッセージ報告について説明する。
図6中、61は制御コントローラ、62は通信制御部、63はHOSTコンピュータを示している。尚、前記制御コントローラ61は複数台の制御コントローラ61を一括して示している。
前記制御コントローラ61から前記通信制御部62にメッセージ1が送信されると、該通信制御部62は次のメッセージ受信を制限し、メッセージ1について通信可能なデータに変換する等所定の処理、例えばデータ管理とHOSTコンピュータ報告用メッセージの作成をして前記HOSTコンピュータ63に報告(通信)する。報告が完了すると、前記制御コントローラ61に次のメッセージを要求する。
メッセージ要求を前記制御コントローラ61が受信することで、メッセージ2が前記通信制御部62に送信され、同様にしてメッセージ2が前記HOSTコンピュータ63に報告され、更に次のメッセージを要求する。
即ち、メッセージの送信、処理、報告、メッセージの要求が時系列で実行される様になっており、この為、1メッセージにつき、送受信+処理+報告が順次実行されることになり、メッセージ1の送信からメッセージ2の送信迄に待ち時間が発生することになる。この待ち時間は、報告2以降の遅延を招き、更に報告の遅延は同時に発生したセンシングデータ分だけ累積し、センシングデータに対応する処理、例えば基板の処理異常への対応が遅れる原因となる。
本発明は斯かる実情に鑑み、HOSTコンピュータと基板処理装置間でのメッセージ通信の効率化を図り、待ち時間を解消し、リアルタイム性の高い通信を可能とした基板処理システムを提供する。
本発明は、複数の制御コントローラと、該制御コントローラに制御され、所定の工程を実行するアクチュエータと、工程の実行状態を検知するセンサと、前記制御コントローラからのメッセージに所定の処理をして送信する通信制御部とを具備する基板処理装置と、前記通信制御部と通信手段を介して接続された管理装置とを有し、前記通信制御部はメッセージ蓄積手段を有し、前記制御コントローラからのメッセージで未処理分を前記メッセージ蓄積手段に蓄積し、蓄積されたメッセージを順次処理して前記管理装置に送信する様構成された基板処理システムに係るものである。
本発明によれば、複数の制御コントローラと、該制御コントローラに制御され、所定の工程を実行するアクチュエータと、工程の実行状態を検知するセンサと、前記制御コントローラからのメッセージに所定の処理をして送信する通信制御部とを具備する基板処理装置と、前記通信制御部と通信手段を介して接続された管理装置とを有し、前記通信制御部はメッセージ蓄積手段を有し、前記制御コントローラからのメッセージで未処理分を前記メッセージ蓄積手段に蓄積し、蓄積されたメッセージを順次処理して前記管理装置に送信する様構成されたので、前記通信制御部が前記制御コントローラから複数のメッセージを受信する際の制限がなくなり、メッセージ受信時での待ち時間がなくなり、リアルタイム性の高い通信が可能となる等の優れた効果を発揮する。
本発明の実施例に係る基板処理システムを示す概略構成図である。 該基板処理システムに用いられる基板処理装置の概略斜視図である。 該基板処理装置の概略断面図である。 該基板処理装置の制御部を示すブロック図である。 本発明に於ける基板処理装置とHOSTコンピュータ間での通信状態を示す説明図である。 従来例での、基板処理装置とHOSTコンピュータ間での通信状態を示す説明図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説明する。
図1に於いて、本発明に係る基板処理システムの概略を説明する。
図1中、41は管理装置であるHOSTコンピュータを示し、該HOSTコンピュータ41が通信網、例えばLAN42に接続され、該LAN42に中継分配器、例えばHUB43を介して複数台の基板処理装置1a,1b,…,1nの制御部49a,49b,…,49nが接続されている。
前記HOSTコンピュータ41は管理プログラムによって、前記基板処理装置1a,1b,…,1nの運用をオンラインで制御する。
前記HOSTコンピュータ41は主通信制御部45、主演算制御部46、主記憶部47、操作部48を具備し、前記主記憶部47には前記基板処理装置1a,1b,…,1nを自動的に運用する為の管理プログラム、前記制御部49a,49b,…,49nとの間の通信を行う為の通信プログラムが格納され、又基板処理を実行する為のレシピが登録される。
前記制御部49a,49b,…,49n(以下制御部49と称す)は、それぞれ、例えば前記基板処理装置1a(以下基板処理装置1と称す)は、通信制御部51、演算制御部52、記憶部53を具備し、該記憶部53には前記HOSTコンピュータ41との通信を行う為の通信プログラム、基板処理に必要なプログラム、例えばレシピを実行する為の基板処理プログラム、シーケンスプログラム等のプログラムが格納されている。
前記演算制御部52は、シーケンスプログラムにより後述するアクチュエータを駆動制御すると共に、又基板処理プログラムによりレシピを実行して基板の処理を制御する。
前記通信制御部51は通信プログラムによって前記HOSTコンピュータ41と前記制御部49間の通信を制御する。
先ず、図2、図3に於いて、本発明が実施される基板処理装置について説明する。
尚、基板処理装置は、半導体装置(IC)の製造工程の1つである基板処理工程を実施する。又、以下の説明では、基板処理装置の一例として縦型炉を具備して基板に酸化処理、CVD成膜処理、拡散処理、アニール処理等を行う縦型の基板処理装置について説明する。
図2及び図3に示されている様に、基板処理装置1は筐体2を備えている。該筐体2の正面壁3の正面前方部にはメンテナンス可能な様に設けられた開口部としての正面メンテナンス口4が開設され、該正面メンテナンス口4は正面メンテナンス扉5によって開閉される。
前記筐体2の前記正面壁3にはポッド搬入搬出口6が前記筐体2の内外を連通する様に開設されており、前記ポッド搬入搬出口6はフロントシャッタ(搬入搬出口開閉機構)7によって開閉され、前記ポッド搬入搬出口6の正面前方側にはロードポート(基板搬送容器受渡し台)8が設置されており、該ロードポート8は載置されたポッド9を位置合せする様に構成されている。
該ポッド9は、密閉式の基板搬送容器であり、図示しない工程内搬送装置によって前記ロードポート8上に搬入され、又、該ロードポート8上から搬出される様になっている。
前記筐体2内の前後方向の略中央部に於ける上部には、回転式ポッド棚(基板搬送容器格納棚)11が設置されており、該回転式ポッド棚11は複数個のポッド9を格納する様に構成されている。
前記回転式ポッド棚11は垂直に立設されて間欠回転される支柱12と、該支柱12に上中下段の各位置に於いて放射状に支持された複数段の棚板(基板搬送容器載置棚)13とを備えており、該棚板13はポッド9を複数個宛それぞれ載置した状態で格納する様に構成されている。
前記回転式ポッド棚11の下方には、ポッドオープナ(基板搬送容器蓋体開閉機構)14が設けられ、該ポッドオープナ14は前記ポッド9を載置し、又該ポッド9の蓋を開閉可能な構成を有している。
前記ロードポート8と前記回転式ポッド棚11、前記ポッドオープナ14との間には、ポッド搬送装置(容器搬送装置)15が設置されており、該ポッド搬送装置15は、前記ポッド9を保持して昇降可能、水平方向に進退可能となっており、前記ロードポート8、前記回転式ポッド棚11、前記ポッドオープナ14との間で前記ポッド9を搬送する様に構成されている。
前記筐体2内の前後方向の略中央部に於ける下部には、サブ筐体16が後端に亘って設けられている。該サブ筐体16の正面壁17にはウェーハ(基板)18を前記サブ筐体16内に対して搬入搬出する為のウェーハ搬入搬出口(基板搬入搬出口)19が一対、垂直方向に上下二段に並べられて開設されており、上下段のウェーハ搬入搬出口19,19に対して前記ポッドオープナ14がそれぞれ設けられている。
該ポッドオープナ14は前記ポッド9を載置する載置台21と、前記ポッド9の蓋を開閉する開閉機構22とを備えている。前記ポッドオープナ14は前記載置台21に載置された前記ポッド9の蓋を前記開閉機構22によって開閉することにより、前記ポッド9のウェーハ出入れ口を開閉する様に構成されている。
前記サブ筐体16は前記ポッド搬送装置15や前記回転式ポッド棚11が配設されている空間(ポッド搬送空間)から気密となっている移載室23を構成している。該移載室23の前側領域にはウェーハ移載機構(基板移載機構)24が設置されており、該ウェーハ移載機構24は、ウェーハ18を載置する所要枚数(図示では5枚)のウェーハ載置プレート25を具備し、該ウェーハ載置プレート25は水平方向に直動可能、水平方向に回転可能、又昇降可能となっている。前記ウェーハ移載機構24はボート(基板保持具)26に対してウェーハ18を装填及び払出しする様に構成されている。
前記移載室23の後側領域には、前記ボート26を収容して待機させる待機部27が構成され、該待機部27の上方には縦型の処理炉28が設けられている。
該処理炉28は前記ボート26を収納する処理室を有し、該処理室の下端部は、炉口部となっており、該炉口部は炉口シャッタ(炉口開閉機構)29により開閉される様になっている。
前記筐体2の右側端部と前記サブ筐体16の前記待機部27の右側端部との間には前記ボート26を昇降させる為のボートエレベータ(基板保持具昇降機構)31が設置されている。該ボートエレベータ31の昇降台に連結されたアーム32には蓋体としてのシールキャップ33が水平に取付けられており、該シールキャップ33は前記ボート26を垂直に支持し、前記処理炉28の炉口部を気密に閉塞可能となっている。
前記ボート26は複数本の支柱を備えており、該支柱は複数枚(例えば、50枚〜125枚程度)のウェーハ18を、その中心を揃えて水平姿勢で多段に保持する様に構成されている。
尚、前記基板処理装置1内部にはダミーウェーハ(図示しない)が保管されており、必要に応じ、前記ボート26上部、下部には所要枚数のダミーウェーハが装填され、又処理の内容に応じて所要間隔でモニタウェーハが前記ボート26に装填される様になっている。
前記ボートエレベータ31側と対向した位置にはクリーンユニット35が配設され、該クリーンユニット35は、清浄化した雰囲気若しくは不活性ガスであるクリーンエア34を供給する様供給ファン及び防塵フィルタで構成されている。前記ウェーハ移載機構24と前記クリーンユニット35との間には、ウェーハ18の円周方向の位置を整合させる基板整合装置としてのノッチ合せ装置(図示せず)が設置されている。
前記クリーンユニット35から吹出された前記クリーンエア34は、ノッチ合せ装置(図示せず)及び前記ウェーハ移載機構24、前記ボート26に流通された後に、図示しないダクトにより吸込まれて、前記筐体2の外部に排気がなされるか、若しくは前記クリーンユニット35の吸込み側である一次側(供給側)に迄循環され、再び該クリーンユニット35によって、前記移載室23内に吹出される様に構成されている。
図4は、前記基板処理装置1の制御部49を示すブロック図であり、前記筐体2の内部所要位置に設けられる。前記制御部49は、主に、通信制御部51、演算制御部52、記憶部53、制御コントローラ54a,54b,54c,…によって構成される。
前記記憶部53には、前記制御コントローラ54a,54b,54c,…を制御する為のシーケンスプログラム等、基板処理に必要なプログラムが格納されている。
又、該制御コントローラ54a,54b,54c,…は、前記演算制御部52からの指令に基づき対応するアクチュエータ、例えば前記ポッド搬送装置15、前記ウェーハ移載機構24、前記処理炉28、前記ボートエレベータ31等を駆動制御する。これらアクチュエータの作動状態は、センサ、例えば、ポッド検出センサ、基板検出センサ、温度センサ、圧力センサ、流量検出器、位置検知センサ等によって検知され、検知結果は前記制御コントローラ54a,54b,54c,…に入力される。尚、図4では、アクチュエータとして前記ウェーハ移載機構24、前記処理炉28、流量制御器60を例示的に示し、又センサとして位置検出器58、温度センサ59を例示的に示している。
前記制御コントローラ54a,54b,54c,…は、図示しない記憶部にメッセージ作成プログラムを備えており、前記センサから入力された作動状態に基づきメッセージを作成する様になっている。尚、前記メッセージ作成プログラムが前記記憶部53に格納され、前記演算制御部52でメッセージを作成する様にしてもよい。
前記通信制御部51は、通信制御プログラムにより前記LAN42を介して前記制御部49と前記HOSTコンピュータ41との間の通信を行う。尚、通信制御プログラムは上記した様に前記記憶部53に格納されていてもよく、或は前記通信制御部51が備えてもよい。
又、該通信制御部51は、メッセージ蓄積手段としてキューイングバッファ56を有し、該キューイングバッファ56は前記メッセージを一時的に格納する様になっている。
次に、本発明の処理装置の作動について説明する。
前記ポッド9が前記ロードポート8に供給されると、前記ポッド搬入搬出口6が前記フロントシャッタ7によって開放される。前記ロードポート8の上の前記ポッド9は前記ポッド搬送装置15によって前記筐体2の内部へ前記ポッド搬入搬出口6を通して搬入され、前記回転式ポッド棚11の指定された前記棚板13へ載置される。前記ポッド9は前記回転式ポッド棚11で一時的に保管された後、前記ポッド搬送装置15により前記棚板13からいずれか一方のポッドオープナ14に搬送されて前記載置台21に移載されるか、若しくは前記ロードポート8から直接前記載置台21に移載される。
この際、前記ウェーハ搬入搬出口19は前記開閉機構22によって閉じられており、前記移載室23には前記クリーンエア34が流通され、充満されている。例えば、前記移載室23には前記クリーンエア34として窒素ガスが充満することにより、酸素濃度が20ppm以下と、前記筐体2の内部(大気雰囲気)の酸素濃度よりも遥かに低く設定されている。
前記載置台21に載置された前記ポッド9はその開口側端面が前記サブ筐体16の前記正面壁17に於ける前記ウェーハ搬入搬出口19の開口縁辺部に押付けられると共に、蓋が前記開閉機構22によって取外され、ウェーハ出入れ口が開放される。
前記ポッド9が前記ポッドオープナ14によって開放されると、ウェーハ18は前記ポッド9から前記ウェーハ移載機構24によって取出され、ノッチ合せ装置(図示せず)に移送され、該ノッチ合せ装置にてウェーハ18を整合した後、前記ウェーハ移載機構24はウェーハ18を前記移載室23の後方にある前記待機部27へ搬入し、前記ボート26に装填(チャージング)する。
該ボート26にウェーハ18を受渡した前記ウェーハ移載機構24はポッド9に戻り、次のウェーハ18を前記ボート26に装填する。
一方(上段又は下段)のポッドオープナ14に於ける前記ウェーハ移載機構24によるウェーハ18の前記ボート26への装填作業中に、他方(下段又は上段)のポッドオープナ14には前記回転式ポッド棚11から別のポッド9が前記ポッド搬送装置15によって搬送されて移載され、前記他方のポッドオープナ14によるポッド9の開放作業が同時進行される。
予め指定された枚数のウェーハ18が前記ボート26に装填されると、前記炉口シャッタ29によって閉じられていた前記処理炉28の炉口部が、前記炉口シャッタ29によって開放される。続いて、前記ボート26は前記ボートエレベータ31によって上昇され、前記処理炉28内(処理室)へ装入(ローディング)される。尚、装填されるウェーハ18には、モニタウェーハも含まれる。
ローディング後は、前記シールキャップ33によって炉口部が気密に閉塞され、前記ボート26はウェーハ18を保持した状態で、処理室に気密に収納される。前記ウェーハ18が加熱され、又処理室に処理ガスが導入されつつ、所定圧力に維持される様に排気され、前記処理炉28にてウェーハ18に所要の処理が実行される。
処理後は、ノッチ合せ装置(図示せず)でのウェーハ18の整合工程を除き、上記と逆の手順で、ウェーハ18及びポッド9は前記筐体2の外部へ払出される。
上記した一連の作動に於いて、異常が発生した場合、例えば、前記温度センサ59が温度異常を検出した場合、前記制御コントローラ54b、又は前記演算制御部52は、温度異常に対応するメッセージを作成し、前記通信制御部51に送信する。該通信制御部51は、通信制御プログラムによって送信に必要なデータ変換等所定の処理を実行して前記HOSTコンピュータ41に送信する。
該HOSTコンピュータ41は、メッセージの内容に応じ、前記制御部49に処理停止等所定の指示を行う。
次に、複数センサが同時に異常を検出した場合、或は複数のメッセージが同時に前記通信制御部51に送信された場合を図5を参照して説明する。
複数のメッセージが同時に送信された場合、前記通信制御部51は受信を制限することなく、受信する。例えば、第1のメッセージを処理中に第2のメッセージが送信された場合は、そのまま受信して第2のメッセージを前記キューイングバッファ56に蓄積する。又、図示していないが、第3、第4のメッセージが送信された場合も、受信して前記キューイングバッファ56に蓄積する。
前記通信制御部51は、第1のメッセージを処理し、前記HOSTコンピュータ41に報告する。報告が完了すると、前記通信制御部51は前記キューイングバッファ56をチェックし、該キューイングバッファ56にメッセージが蓄積されていれば、メッセージの内早く受信したものから順番に取出し、処理して報告する。メッセージの処理、報告は、前記キューイングバッファ56に蓄積されたメッセージがなくなる迄、継続して実行される。
本発明によれば、前記通信制御部51でメッセージを処理している間にも、メッセージを受信できるので、待ち時間がなくなり、前記通信制御部51から前記HOSTコンピュータ41に報告する時間間隔が小さくできる。従って、HOSTコンピュータ41と基板処理装置1間でのメッセージ通信の効率が向上し、待ち時間を解消し、リアルタイム性の高い通信が可能となる。
尚、前記キューイングバッファ56にメッセージを蓄積することから、前記通信制御部51は以下の機能を付随的に有する。
受信メッセージ処理数制限機能:一旦メッセージを受信し、処理を開始すると、前記キューイングバッファ56が空になる迄処理し続け、他の処理ができなくなるので、一定量のメッセージを処理すると、前記キューイングバッファ56にメッセージが蓄積されていても、処理を終了、或は一時的に中断する機能。
報告メッセージ順番調整機能:メッセージを処理することにより二時的なメッセージを作成することが必要となる場合がある。この場合、新たに作成したメッセージは既に蓄積されている他のメッセージよりも優先的に処理する必要がある為、蓄積されているメッセージの先頭に挿入する機能。
通信制限機能:何らかの事象でメッセージの処理が滞ることがあった場合、前記演算制御部52又は前記制御コントローラ54からのメッセージの受信を停止、再開する機能。
尚、本発明は、半導体製造装置、LCD装置、枚葉式基板処理装置、バッチ式基板処理装置等に適用可能であることは言う迄もない。
(付記)
又、本発明は以下の実施の態様を含む。
(付記1)複数の制御コントローラと、制御に使用する複数の構成部品(アクチュエータ、センサ)で構成される基板処理装置と、該基板処理装置とメッセージを授受して管理する管理装置(HOSTコンピュータ)と、前記制御コントローラで作成したメッセージを前記管理装置と通信している通信コントローラで構成される基板処理システムに於いて、前記通信コントローラに前記メッセージを蓄積する蓄積手段を設け、処理されないメッセージを前記蓄積手段に蓄積しておき、前記制御コントローラから送信されるメッセージの処理終了後、前記蓄積手段に蓄積されたメッセージ処理を行うことを特徴とする基板処理システム。
(付記2)複数の制御コントローラと、制御に使用する複数の構成部品(アクチュエータ、センサ)と、前記制御コントローラからのメッセージに所定の処理をして管理装置に送信する通信制御部とを具備し、前記制御コントローラは前記構成部品の作動状態に基づきメッセージを作成して前記通信制御部に送出し、該通信制御部はメッセージ蓄積手段を有し、前記制御コントローラからのメッセージで未処理分を前記メッセージ蓄積手段に蓄積し、蓄積されたメッセージを順次処理して送信する様構成されたことを特徴とする基板処理装置。
1 基板処理装置
14 ポッドオープナ
15 ポッド搬送装置
24 ウェーハ移載機構
28 処理炉
31 ボートエレベータ
41 HOSTコンピュータ
42 LAN
49 制御部
51 通信制御部
52 演算制御部
53 記憶部
54 制御コントローラ
56 キューイングバッファ
58 位置検出器
59 温度センサ
60 流量制御器

Claims (7)

  1. 複数の制御コントローラと、該制御コントローラからのメッセージを蓄積するメッセージ蓄積手段を有する通信制御部とを具備する基板処理装置と、前記通信制御部と通信手段を介して接続された管理装置とを有し、前記通信制御部は、前記制御コントローラからのメッセージで未処理分を前記メッセージ蓄積手段に蓄積し、蓄積されたメッセージを順次処理して前記管理装置に送信する様構成された基板処理システムであって、
    前記通信制御部は、
    第1のメッセージを処理中に第2のメッセージが送信された場合、そのまま受信して該第2のメッセージを前記メッセージ蓄積手段に蓄積し、
    前記第1のメッセージを前記管理装置に報告すると、前記メッセージ蓄積手段内をチェックし、前記第2のメッセージを処理して前記管理装置に報告し、
    前記メッセージ蓄積手段に未処理のメッセージが蓄積されていれば、該未処理のメッセージのうち早く受信したものから順番に取出し、処理して前記管理装置に報告し、前記未処理のメッセージがなくなる迄、メッセージの処理及び報告を継続して実行する
    ことを特徴とする基板処理システム。
  2. 前記通信制御部は、一定量のメッセージを処理すると、前記メッセージ蓄積手段にメッセージが蓄積されていても処理を終了若しくは一時的に中断する受信メッセージ処理数制限機能部を有する請求項1の基板処理システム。
  3. 前記通信制御部は、新たに作成したメッセージを前記メッセージ蓄積手段の先頭に挿入する報告メッセージ順番調整機能部を有する請求項1の基板処理システム。
  4. 前記通信制御部は、前記制御コントローラからのメッセージの受信を停止又は再開する通信制限機能部を有する請求項1の基板処理システム。
  5. 複数の制御コントローラと、該制御コントローラからのメッセージを蓄積するメッセージ蓄積手段を有し、蓄積されたメッセージを順次処理して管理装置に送信する通信制御部とを具備する基板処理装置であって、
    前記通信制御部は、
    第1のメッセージを処理中に第2のメッセージが送信された場合、そのまま受信して該第2のメッセージを前記メッセージ蓄積手段に蓄積し、
    前記第1のメッセージを前記管理装置に報告すると、前記メッセージ蓄積手段内をチェックし、前記第2のメッセージを処理して前記管理装置に報告し、
    前記メッセージ蓄積手段に未処理のメッセージが蓄積されていれば、該未処理のメッセージのうち早く受信したものから順番に取出し、処理して前記管理装置に報告し、前記未処理のメッセージがなくなる迄、メッセージの処理及び報告を継続して実行する
    ことを特徴とする基板処理装置。
  6. 複数の制御コントローラと、該制御コントローラからのメッセージを蓄積するメッセージ蓄積手段を有し、蓄積されたメッセージを順次処理して管理装置に送信する通信制御部とを具備する基板処理装置で実行される通信制御プログラムであって、
    第1のメッセージを処理中に第2のメッセージが送信された場合、そのまま受信して該第2のメッセージを前記メッセージ蓄積手段に蓄積する蓄積工程と、
    前記第1のメッセージを前記管理装置に報告すると、前記メッセージ蓄積手段内をチェックし、前記第2のメッセージを処理して前記管理装置に報告する報告工程とを有し、
    前記報告工程では、前記メッセージ蓄積手段に未処理のメッセージが蓄積されていれば、該未処理のメッセージのうち早く受信したものから順番に取出し、処理して前記管理装置に報告し、前記未処理のメッセージがなくなる迄、メッセージの処理及び報告を継続して実行する
    ことを特徴とする通信制御プログラム。
  7. 複数の制御コントローラと、該制御コントローラからのメッセージを蓄積するメッセージ蓄積手段を有し、蓄積されたメッセージを順次処理して管理装置に送信する通信制御部とを具備する基板処理装置のメッセージ処理方法であって、
    前記通信制御部は、
    第1のメッセージを処理中に第2のメッセージが送信された場合、そのまま受信して該第2のメッセージを前記メッセージ蓄積手段に蓄積し、
    前記第1のメッセージを前記管理装置に報告すると、前記メッセージ蓄積手段内をチェックし、前記第2のメッセージを処理して前記管理装置に報告し、
    前記メッセージ蓄積手段に未処理のメッセージが蓄積されていれば、該未処理のメッセージのうち早く受信したものから順番に取出し、処理して前記管理装置に報告し、前記未処理のメッセージがなくなる迄、メッセージの処理及び報告を継続して実行する
    ことを特徴とする基板処理装置のメッセージ処理方法。
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