JP5472036B2 - 無線通信装置、それを備えた周辺装置、及び無線通信方法 - Google Patents

無線通信装置、それを備えた周辺装置、及び無線通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信を行うために接続先候補となる通信相手を探索する無線通信装置等に関し、特に、受信を主に行う装置である場合に、装置の状態に応じて適切な探索を実行することのできる無線通信装置等に関する。
従来、接続先候補となる基地局(アクセスポイント)等の通信相手を探索し、その結果に基づいて通信を行う無線通信装置が知られており、当該装置を備えたプリンターなどの電子機器が普及している。
上述した接続先候補の探索には、通常、無線通信装置が探索データ(プローブリクエスト)を送信し、当該データに対する基地局等からの応答データ(プローブレスポンス)を受信することにより接続先候補を検出するアクティブスキャンと、無線通信装置からは送信をせずに基地局等から発信される報知データ(ビーコン)を受信することにより接続先候補を検出するパッシブスキャンの方法がある。
かかるアクティブスキャンとパッシブスキャンの使用に関しては、従来、幾つかの発明が提案されており、例えば、下記特許文献1では、基地局を探索する要因または無線端末装置の通信状態に基づいてアクティブスキャンとパッシブスキャンのいずれか一方を選択する、ことが提案されている。
特開2005−12539号公報
上述したアクティブスキャンでは、パッシブスキャンに比べて短時間で探索を行うことができ、必要な情報を要求できるという利点があるが、プローブリクエストを送信する必要があるため無線リソースを消費するという短所がある。一方、パッシブスキャンは、比較的確実な探索を行うことができるものの、探索に時間がかかり得られる情報も限られているという短所がある。
また、アクティブスキャンの場合には、それを行う無線通信装置の通信処理部の仕様により、通信相手(アクセスポイント等)の状態によってはそれらを検出できないことがあった。
以上のことから、無線通信装置の状態やニーズなどによって相応しい探索の方法が選択されるべきである。
上記特許文献1に記載の装置では、通信状態(通信中であるか否か)に応じて探索方式が決定され、通信していない状態ではパッシブスキャンが選択されるが、プリンターなど受信を主に行う装置における無線通信では、その時点で通信をしていなくてもいつ印刷データ(ジョブデータ)等を受信するかわからず、時間のかかるパッシブスキャンが選択されるのは好ましくない。従って、受信を主に行う無線通信装置においては、他の指標に基づく判断が必要である。
そこで、本発明の目的は、無線通信を行うために接続先候補となる通信相手を探索する無線通信装置であって、受信を主に行う装置である場合に、装置の状態に応じて適切な探索を実行することのできる無線通信装置、等を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明の一つの側面は、受信を主に行う無線通信装置が、接続先候補を探索する場合に、いずれかの接続先との無線接続が確立しているか否かに応じて、探索データを送信して当該探索データに対する応答データを受信することにより前記探索を行うアクティブスキャンを実行するか、あるいは、周囲から受信される報知データにより前記探索を行うパッシブスキャンを実行するかを決定する、ことである。
更に、上記の発明において、その好ましい態様は、前記探索は、通信指示を受けて接続処理に先立って行われる探索ではなく、周囲の接続可能な接続先の情報を取得するための探索である、ことを特徴とする。
更に、上記の発明において、その好ましい態様は、前記無線接続が確立している場合には、前記アクティブスキャンが実行され、前記無線接続が確立していない場合には、前記パッシブスキャンが実行される、ことを特徴とする。
上記の目的を達成するために、本発明の別の側面は、無線通信装置を備える周辺装置において、前記無線通信装置が、接続先候補を探索する場合に、いずれかの接続先との無線接続が確立しているか否かに応じて、探索データを送信して当該探索データに対する応答データを受信することにより前記探索を行うアクティブスキャンを実行するか、あるいは、周囲から受信される報知データにより前記探索を行うパッシブスキャンを実行するかを決定する、ことである。
更に、上記の発明において、その好ましい態様は、前記周辺装置に有線通信モードと無線通信モードが備えられ、前記無線接続が確立していないとは、前記周辺装置が前記有線通信モードである場合、あるいは、前記周辺装置が前記無線通信モードでありいずれの接続先とも接続されていない場合である、ことを特徴とする。
上記の目的を達成するために、本発明の更に別の側面は、受信を主に行う無線通信装置における無線通信方法において、接続先候補を探索する場合に、いずれかの接続先との無線接続が確立しているか否かに応じて、探索データを送信して当該探索データに対する応答データを受信することにより前記探索を行うアクティブスキャンを実行するか、あるいは、周囲から受信される報知データにより前記探索を行うパッシブスキャンを実行するかを決定する、ことである。
本発明の更なる目的及び、特徴は、以下に説明する発明の実施の形態から明らかになる。
本発明を適用したプリンターの実施の形態例に係るネットワーク構成を示した図である。 プリンター1の機能構成を例示した図である。 接続先候補テーブル21を例示した図である。 本無線通信部14で行われる探索処理の手順を例示したフローチャートである。 状態(5)用の探索処理の手順を例示したフローチャートである。
以下、図面にしたがって本発明の実施の形態について説明する。ただし、本発明の技術的範囲はこれらの実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された事項とその均等物まで及ぶものである。
図1は、本発明を適用したプリンターの実施の形態例に係るネットワーク構成を示した図である。図1に示すプリンター1は、本発明を適用した無線通信装置(無線通信部14)を備えており、接続先候補を探索する際に、無線接続が確立している状態であるか否かに応じて、アクティブスキャンを実行するか、あるいは、パッシブスキャンを実行するかを決定し、装置の状態に適した探索処理を実行しようとするものである。
本実施の形態例に係るプリンター1は、無線通信装置を備えた電子機器であるところの周辺装置の一例であり、図1に示すように、周囲に存在する複数のアクセスポイント(基地局)2を介して、当該プリンター1のホスト装置である複数のホストコンピューター3と無線通信が可能であり、かつ、通信ネットワーク4を介して上記ホストコンピューター3と有線通信が可能である。
また、本プリンター1は、上記ホストコンピューター3からの印刷要求を受信して、当該要求に応じた印刷を実行する、例えば、レーザープリンターであり、その具体的な内部構成については後述する。
ホストコンピューター3は、プリンター1のドライバーを備えるパーソナルコンピューターなどで構成され、図1に示すように、無線又は有線で上記印刷要求(印刷データ)をプリンター1に送信する。図1には、複数のホストコンピューターのうち、3つのホストコンピューター3a、3b、及び3cを例示している。なお、ホストコンピューター3aは、図1において、無線(破線)と有線(実線)の両方で接続されているように示されるが、どちらか一方の通信方法が選択されて使用される。
次に、アクセスポイント2は、プリンター1とホストコンピューター3等の他の機器との間の通信を中継する基地局であり、図1に示す本実施の形態例では、5つのアクセスポイント2a、2b、2c、2d、及び2eが存在する。また、ここでは、3つのアクセスポイント2a、2b、及び2cが同じSSID(Service Set ID)有し、2つのアクセスポイント2d及び2eが同じSSIDを有するものとする。
図2は、プリンター1の機能構成を例示した図である。プリンター1は、図2に示すように、コントローラー部11、印刷実行部12、操作部13、及び無線通信部14等を備えている。また、上述のように、プリンター1は、ホストコンピューター3と有線通信又はアクセスポイント2を介した無線通信によって通信する。
コントローラー部11は、いわゆるプリンターのコントローラーであり、ホストコンピューター3から受信した印刷データの保持、当該印刷データに対する必要な画像処理、印刷実行部12への印刷指示、及び、操作部13を含むプリンター1の各部の制御等を司る部分である。図示していないが、コントローラー部11は、CPU、RAM、ROM、ASIC、それらを繋ぐバス等で構成される。
印刷実行部12は、いわゆるプリンターのエンジンであり、コントローラー部11の印刷指示に従って、印刷媒体に対する印刷処理を実行する部分である。プリンター1が、レーザープリンターである場合には、感光体、露光装置、現像装置、中間媒体、定着装置、印刷媒体の搬送装置等で構成される。
操作部13は、プリンター1のユーザーとのインターフェースを司る部分であり、ユーザーが操作するための各種ボタン及びユーザーへ情報を表示するためのディスプレイ等が備えられる。また、後述する、無線通信の接続先候補のリストが当該操作部13のディスプレイに表示され、その中からユーザーが接続を希望する接続先が上記ボタン等を用いて選択される。
次に、無線通信部14は、プリンター1が備える無線通信装置であり、前述したアクセスポイント2と無線通信を行い、プリンター1とホストコンピューター3等の他の機器との通信を可能にする部分である。図2に示すように、無線通信部14は、通信制御部15と通信処理部19とを備える。
通信制御部15は、実際の通信処理を実行する通信処理部19を制御する部分であり、本プリンター1の特徴である上述した接続先候補の探索処理は、当該通信制御部15によって指示される。通信制御部15は、機能構成として、図2に示すように、探索部16、設定部17、接続部18等を有し、CPU、RAM、ROM等で構成される。なお、通信制御部15が行う処理は、主に、上記ROMに記憶されたプログラムに従ってCPUが動作することによって実行される。
探索部16は、上記探索処理を制御する部分であり、その具体的な処理内容は後述する。設定部17及び接続部18は、それぞれ、無線通信のための各パラメーターを通信処理部19に設定する部分、及び、通信処理部19に通信先(アクセスポイント2)との接続処理を実行させる部分である。
通信処理部19は、通信制御部15の制御に従って無線通信を実行する部分であり、通信先とデータの送受信を行う。具体的には、上記探索部16の指示に従って、探索データ(プローブリクエスト)の送信及びその応答データ(プローブレスポンス)の受信、報知データの受信などを行う。また、無線接続を確立する場合には、上記設定部17によって設定された条件で、上記接続部18の指示に従って接続処理を実行し、無線接続が確立される。その後、接続先との通信を行う。なお、通信処理部19は、ASIC等で構成される。
以上説明したような構成を有する本プリンター1では、無線通信部14での処理に特徴があり、以下、その具体的な内容について説明する。
まず、無線通信部14では、周囲に存在する接続可能なアクセスポイント2の情報を常に保持しておくために、周期的に接続先候補の探索処理を実行する。そして、当該探索処理によって得られた接続先候補の情報を、上述した通信制御部15のRAMに接続先候補テーブル21として保持する。
図3は、当該接続先候補テーブル21を例示した図である。図3に示す例は、図1に示す5つのアクセスポイント2a、2b、2c、2d、2eの全てが、探索によって検出された場合であり、各アクセスポイントに対して、SSIDなど取得された各種情報が保持される。図3に示す各情報において、「SSID」から「電波強度」までの情報は、通常、アクセスポイント2が周期的に発信する報知データ(ビーコン)に含まれ、「WPS ON/OFF」や「WPS用セキュリティ」などの情報は、上記報知データに含まれる場合もあるが、一般的には、上記報知データには含まれず、無線通信部14がプローブリクエストで要求することによって返答される情報である。
前述したように、アクセスポイント2a、2b、及び2cは同一のSSIDを有するので、図3に示されるように、それら各アクセスポイント2のSSIDには同じ情報が保持され、同様に、アクセスポイント2d及び2eのSSIDには同じ情報が保持される。
また、WPS(WiFi Protected Setup)(登録商標)は、セキュリティが保たれた無線通信の設定を簡単に行うための規格であり、この簡単設定を用いると、ユーザーは、複雑な各種パラメーターの設定を行わなくとも、容易な操作を行うだけで接続を確立することができる。「WPS ON/OFF」の情報は、WPSに則った簡単設定の指示がなされているか(ON)否か(OFF)を示す情報であり、言い換えれば、その時点でWPSに則った簡単設定に対応できる状態であるか(ON)否か(OFF)を示している。また、「WPS用セキュリティ」は、WPSに則った通信を行う場合に用いられるセキュリティ方式を示す情報である。なお、図3に示す例では、アクセスポイント2eのみがWPSに則った簡単設定に対応できる状態であることが示されている。なお、WPSを用いた簡単設定は一例であって、他の規格による簡単設定を用いることもでき、その場合には、それに対応する情報が取得されて同様に保持される。
このように、接続先候補の情報が保持されるので、前述した操作部13からユーザーにより要求があると、無線通信部14は、保持している接続先候補(接続先候補テーブル21)の情報を操作部13のディスプレイに表示する。当該表示では、ユーザーに対して、情報をSSID単位で表示し、従って、図1及び図3に示す例では、2つのSSIDとそれに付随する情報が表示される。
無線通信を行おうとするユーザーは、当該表示された接続先候補の中から所望の接続先(ここでは、SSID)を選択することで接続を指示することができ、また、上述した簡単設定を行いたい場合には、所定のボタンを押すなど予め定められた操作を行うことで、接続を指示することができる。
このように、ユーザーから無線通信接続の指示があると、無線通信部14は、当該指示に従った接続先を決定すべく、上記探索処理を実行する。その結果、ユーザーの指示に従った接続が可能であれば接続を確立し、その後、ホストコンピューター3などの通信相手と必要な通信処理を実行する。
以上説明したような手順で無線通信が行われるが、本無線通信部14では、上述した各場面で実行される探索処理の方法に特徴があり、以下、その具体的な内容について説明する。上述の通り、探索には、その後の具体的な接続を意図することなく、周囲の接続先候補の情報を取得するために周期的に実行する探索(ここでは、一般探索と呼ぶ)と、その後の接続のために行う探索(ここでは、接続時探索と呼ぶ)がある。そして、一般探索と接続時探索では、それぞれニーズが異なる。また、一般探索、接続時探索であっても、その時のプリンター1の状態は様々である。従って、本無線通信部14では、探索が行われる際のプリンター1の状態に基づいて探索方式を決定し、精度の高い探索を実現する。
具体的には、探索が行われる際の状態を5つに区分し、各状態に適した探索方法を用いて探索を実行する。当該5つの状態は、以下の通りである。
状態(1):プリンター1が有線モードで使用され、一般探索を行う状態である。すなわち、有線通信がなされており、無線通信が非接続状態(接続が非確立の状態)である時に、一般探索を行う状態である。
状態(2):プリンター1が無線モードであるが、未だ、接続がなされていない状態(接続が非確立の状態)で、一般探索を行う状態である。すなわち、無線通信を使用するモードではあるが、無線通信が非接続状態で一般探索を行う状態である。
状態(3):プリンター1が無線モードであり、いずれかの相手と接続されている状態(接続が確立されている状態)で、一般探索を行う状態である。すなわち、接続処理が行われて接続が確立しており、直ぐにデータ通信が可能な状態で、一般探索を行う状態である。
状態(4):プリンター1が無線モードであり、指定されたSSIDの相手と接続を行う状態である。すなわち、ユーザー等によってSSIDを指定した接続指示がなされた際に接続時探索を行う状態である。前述した、操作部13に接続先候補を表示した際にユーザーが所望の接続先を選択した状態が、この状態である。
状態(5):上述した簡単設定等の指示を受けて相手と接続を行う状態である。すなわち、通常は通信相手からの報知データ(ビーコン)では得られない情報に基づいて接続先を決定する必要がある場合の、接続時探索を行う状態である。なお、この場合には、接続指示においてSSIDは指定されない。
図4は、本無線通信部14で行われる探索処理の手順を例示したフローチャートである。以下、図4に基づいて探索処理の内容について説明する。まず、通信制御部15が、探索を行うタイミングになったか否かを判断する(ステップS1)。具体的には、周期的(例えば、30秒毎)に行われる一般探索の実行タイミングになったか、又は、接続指示がなされたか(接続時探索を行うタイミングになったか)が判断され、いずれかのタイミングになったと判断された場合には(ステップS1のYes)、処理がステップS2に移行し、そのようなタイミングに至っていないと判断された場合には(ステップS1のNo)、そのようなタイミングになるまで待つ。
ステップS2では、通信制御部15が、実行すべき探索が一般探索であるか又は接続時探索であるかを判断し、一般探索である場合には(ステップS2のNo)、処理がステップS3に移行し、接続時探索である場合には(ステップS2のYes)、処理がステップS9に移行する。
ステップS3では、通信制御部15が、その時点でプリンター1が有線モードであるか否かを判定する。当該判定は、コントローラー部11に問い合せることによってなされ、有線モードである場合には(ステップS3のYes)、処理がステップS4に移行し、有線モードでない場合には(ステップS3のNo)、処理がステップS6に移行する。
ステップS4に移行した場合には、上述した状態(1)の場合であり、状態(1)用に定められた探索方式で探索処理を実行する。具体的には、前述したパッシブスキャンで探索を行う。従って、通信制御部15は、各アクセスポイント2が定期的に発信するビーコンを受信することで接続先候補の情報を取得する。この状態(1)では、有線通信が使用される状態であるので、無線通信側で探索に時間がかかっても悪影響を与えることはなく、探索が確実なパッシブスキャンを用いることによって探索精度を向上させることができる。
次に、ステップS6では、通信制御部15は、無線が接続されている状態であるか否かを判断し、接続されていない場合には(ステップS6のNo)、処理がステップS7に移行し、接続されている場合には(ステップS6のYes)、処理がステップS8に移行する。
ステップS7に移行した場合には、上述した状態(2)の場合であり、状態(2)用に定められた探索方式で探索処理を実行する。具体的には、同様に、パッシブスキャンで探索を行う。この状態(2)では、無線モードではあるものの、無線接続が未だされていないので、探索に時間がかかっても無線通信に影響を与えることはなく、探索が確実なパッシブスキャンを用いることによって探索精度を向上させることができる。
ステップS8に移行した場合には、上述した状態(3)の場合であり、状態(3)用に定められた探索方式で探索処理を実行する。具体的には、前述したアクティブスキャンで探索を行う。より具体的には、一般探索であるので、相手を指定しないブロードキャストアクティブスキャンを行うべく、宛先不特定の探索データ(プローブリクエスト)を送信して、それに対する応答データ(プローブレスポンス)を受信して、接続先候補の情報を取得する。また、この場合には、後述するステップS5において、前回の探索で取得された情報と今回の探索で得られた情報をマージして、接続先候補テーブル21の情報とする。また、そのために、今回取得した情報そのものも上記RAMに保持する。
この状態(3)では、無線通信が接続状態であり、ホストコンピューター3等から印刷データなどがいつ送信されるか分からない状態であり、探索に時間をかけることが好ましくないので、短時間で実行できるアクティブスキャンを用いる。また、前述したように、アクティブスキャンには精度の問題があるため、2回分の探索結果をマージすることで探索精度を向上させている。なお、プリンターは、一般的に、その設置位置を頻繁に変更することがないため、周囲の接続先状況も短時間で変更されることが少なく、上記情報のマージを行っても情報が不正確になる虞が少ない。
また、プリンターは、一般的に、データを受信する場合が多く、能動的に通信タイミングを制御することが難しいので、実際に通信中の状態でなくても、接続が確立していれば、いつでも通信が始まる可能性があるので、この状態(3)において、通信を邪魔しないように時間のかからないアクティブスキャンを用いることは意義がある。
次に、ステップS9において、通信制御部15は、当該探索の起因となった接続指示が、SSIDを指定するものであるか否かを判断し、SSIDを指定されている場合には(ステップS9のYes)、処理がステップS10に移行し、SSIDを指定されていない場合には(ステップS9のNo)、処理がステップS11に移行する。
ステップS10に移行した場合には、上述した状態(4)の場合であり、状態(4)用に定められた探索方式で探索処理を実行する。具体的には、SSIDを指定したアクティブスキャンを用いて探索を行う。そして、その際には、プローブリクエストに対して返送されるプローブレスポンスの待ち時間を、通常の場合よりも長く設定する。
この状態(4)では、接続時探索であり、探索後に接続処理を行う必要があるので、短時間で行えるアクティブスキャンを採用し、さらに、アクティブスキャンによる精度の問題を上記待ち時間の延長によって改善している。
次に、ステップS11に移行した場合には、上述した状態(5)の場合であり、状態(5)用に定められた探索方式で探索処理を実行する。ここでは、アクティブスキャンとパッシブスキャンを併用する方式を用いるが、その具体的内容については後述する。
以上のようにして、各場合において探索処理が終了すると、処理はステップS5に移行し、通信制御部15は、探索処理で得られた情報を、接続先候補テーブル21に最新情報として保持する。その後、処理はステップS1に戻り、同様の処理が繰り返される。
図5は、状態(5)用の探索処理の手順を例示したフローチャートである。状態(5)用の探索では、通信制御部15は、まず、SSIDを指定しないアクティブスキャンを実行する(ステップS111)。なお、ここでは、WPSによる簡単設定がユーザーによって指示された場合の処理として説明する。
従って、当該アクティブスキャンでは、接続先のアクセスポイント2においてWPSによる簡単設定が有効な状態になっているか否かを知る必要があるため、前述した「WPS ON/OFF」の情報を求める探索データ(プローブリクエスト)を不特定の宛先に対して送信する。このように、ここでは、通常、アクセスポイント2からのビーコンには含まれない所定の情報を得るべく、アクティブスキャンが実施される。
かかるアクティブスキャンの結果、通信制御部15は、アクセスポイント2から受信した応答データに「WPS ON/OFF」が“ON”であるデータがあるか否かを判断し(ステップS112)、“ON”であるデータが検出されれば(ステップS112のYes)、当該データを送信したアクセスポイント2に対して接続を行うことができるので、探索処理を終了する。例えば、図3に示した例において、アクセスポイント2eからの応答データが受信されれば、探索処理を終了し、アクセスポイント2eとの接続処理を行う。
一方、“ON”であるデータが検出されなければ(ステップS112のNo)、通信制御部15は、パッシブスキャンを実行する(ステップS113)。すなわち、所定期間、各アクセスポイント2から送信されるビーコンを受信する。
その後、通信制御部15は、アクセスポイント2から受信した報知データに「WPS ON/OFF」が“ON”であるデータがあるか否かを判断する(ステップS114)。当該判断の結果、“ON”であるデータが検出されれば(ステップS114のYes)、当該データを送信したアクセスポイント2に対して接続を行うことができるので、探索処理を終了する。なお、上述の通り、「WPS ON/OFF」の情報は、通常、ビーコンに含まれないが、アクセスポイント2によってはこの情報を含むビーコンを発信する場合もあり、この時点で“ON”であるデータが検出される場合もある。
一方、“ON”であるデータが検出されなければ(ステップS114のNo)、通信制御部15は、上記パッシブスキャンにより、ステップS111におけるアクティブスキャン時には検出されなかった新たなアクセスポイント2が検出されたか否かを判断する(ステップS115)。
その結果、新たなアクセスポイント2が検出された場合には(ステップS115のYes)、通信制御部15は、SSIDを指定したアクティブスキャンを実施する(ステップS116)。具体的には、上記アクティブスキャン(S111)及びパッシブスキャン(S113)で検出されたSSIDのうちの一つを応答先とする探索データ(プローブリクエスト)を送信して、当該SSIDを有するアクセスポイント2からの応答データを受信する。
そして、通信制御部15は、アクセスポイント2から受信した応答データに「WPS ON/OFF」が“ON”であるデータがあるか否かを判断し(ステップS117)、“ON”であるデータが検出されれば(ステップS117のYes)、当該データを送信したアクセスポイント2に対して接続を行うことができるので、探索処理を終了する。
一方、“ON”であるデータが検出されなければ(ステップS117のNo)、通信制御部15は、上記検出されたSSIDの全てについて、ステップS116のアクティブスキャンを実施したか否かを判断する(ステップS118)。そして、全てについて実施していなければ(ステップS118のNo)、次のSSIDについてステップS116から処理を繰り返す。
その後、「WPS ON/OFF」が“ON”であるデータが検出されずに、上記検出されたSSIDの全てについて処理が終了すれば(ステップS118のYes)、処理がステップS119に移行する。
なお、上述したSSIDを指定したアクティブスキャン(S116)は、上記パッシブスキャン(S113)で新たに検出されたアクセスポイント2のSSIDを優先して実行することが好ましい。
例えば、図3に示すように、アクセスポイント2eのみにおいて「WPS ON/OFF」が“ON”である場合に、S111のアクティブスキャンでアクセスポイント2eが検出されず、S113のパッシブスキャンでアクセスポイント2eが検出された場合には、S116のアクティブスキャンとしては、まず、アクセスポイント2eのSSID(「×××」)を指定したものを実施する。
また、ステップS115において、上記新たなアクセスポイントが検出されなかった場合には(ステップS115のNo)、処理がステップS119に移行する。
そして、ステップS119では、通信制御部15は、今回の探索処理において、状態(5)用の探索処理に対して予め設定された時間を超えたか否かを判断し、未だ超えていない場合には(ステップS119のNo)、ステップS113からの処理、あるいは、ステップS111からの処理を繰り返し実行する。一方、上記時間を超えている場合には(ステップS119のYes)、今回の探索処理を終了する。
以上説明したように、本実施の形態例に係る無線通信部14では、一般探索時に、いずれかの接続先との無線接続が確立している状態であるか否かに応じて探索方式を決定し、接続が確立していない状態である場合にはパッシブスキャンを実行し、接続が確立している状態である場合にはアクティブスキャンを実行する。本無線通信部14を備えるプリンター1では、主に受信が行われるので、接続が確立している状態においてアクティブスキャンを用い短時間で探索を終えることにより、何時発生するかわからない受信の処理を妨げてしまうことを抑えられ、また、探索に時間の取れる、接続が確立していない状態においてパッシブスキャンを用いることにより、精度の高い探索を行うことができる。従って、本無線通信部14により装置の状態に適した探索処理の実行が可能になる。
なお、図4に基づく説明においては、接続時探索であるか否かの判断(S2)を有線モードであるか否かの判断(S3)の前に行うこととしたが、これらの判断の順番を逆にしてもよい。その場合には、有線モードであるか否かの判断において、結果が「Yes」である場合には、処理がS4に移行し、結果が「No」である場合に、接続時探索であるか否かの判断を行う。そして、当該判断の結果が「No」である場合に、処理がS6に移行し、結果が「Yes」である場合に、処理がS9に移行する。
また、上述した状態(5)には、簡単設定による接続時だけでなく、アクセスポイントでない接続先(アドホックモードで接続する通信先)を、アクセスポイントとして機能するように接続する場合なども含まれる。
また、図1に示すように、本実施の形態例では、プリンター1の接続先をアクセスポイント2としたが、これに限定されることはなく、接続先が他のプリンターなど無線通信機能を備えた他の電子機器であってもよい。
また、本実施の形態例では、本発明を適用した電子機器がレーザープリンターであったが、インクジェットプリンター、プロジェクターなど他の電子機器であってもよい。
本発明の保護範囲は、上記の実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。
1 プリンター、 2 アクセスポイント(2a、2b、2c、2d、2e)、 3 ホストコンピューター(3a、3b、3c)、 4 通信ネットワーク、 11 コントローラー部、 12 印刷実行部、 13 操作部、 14 無線通信部、 15 通信制御部、 16 探索部、 17 設定部、 18 接続部、 19 通信処理部、 21 接続先候補テーブル

Claims (6)

  1. 受信を主に行う無線通信装置であって、
    接続先候補を探索する場合に、いずれかの接続先との無線接続が確立しているか否かに応じて、探索データを送信して当該探索データに対する応答データを受信することにより前記探索を行うアクティブスキャンを実行するか、あるいは、周囲から受信される報知データにより前記探索を行うパッシブスキャンを実行するかを決定する
    ことを特徴とする無線通信装置。
  2. 請求項1において、
    前記探索は、通信指示を受けて接続処理に先立って行われる探索ではなく、周囲の接続可能な接続先の情報を取得するための探索である
    ことを特徴とする無線通信装置。
  3. 請求項2において、
    前記無線接続が確立している場合には、前記アクティブスキャンが実行され、前記無線接続が確立していない場合には、前記パッシブスキャンが実行される
    ことを特徴とする無線通信装置。
  4. 無線通信装置を備える周辺装置であって、
    前記無線通信装置は、
    接続先候補を探索する場合に、いずれかの接続先との無線接続が確立しているか否かに応じて、探索データを送信して当該探索データに対する応答データを受信することにより前記探索を行うアクティブスキャンを実行するか、あるいは、周囲から受信される報知データにより前記探索を行うパッシブスキャンを実行するかを決定する
    ことを特徴とする周辺装置。
  5. 請求項4において、
    前記周辺装置に有線通信モードと無線通信モードが備えられ、
    前記無線接続が確立していないとは、前記周辺装置が前記有線通信モードである場合、あるいは、前記周辺装置が前記無線通信モードでありいずれの接続先とも接続されていない場合である
    ことを特徴とする周辺装置。
  6. 受信を主に行う無線通信装置における無線通信方法であって、
    接続先候補を探索する場合に、いずれかの接続先との無線接続が確立しているか否かに応じて、探索データを送信して当該探索データに対する応答データを受信することにより前記探索を行うアクティブスキャンを実行するか、あるいは、周囲から受信される報知データにより前記探索を行うパッシブスキャンを実行するかを決定する
    ことを特徴とする無線通信方法。
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