JP5471902B2 - 車輪用駆動ユニット - Google Patents
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Description
このうちの外輪は、内周面に複列の外輪軌道を有し、使用時にも回転しない。
又、前記ハブは、外周面の軸方向外端寄り部分に車輪を支持する為の回転フランジを、同じく中間部乃至内端部に複列の内輪軌道を、中心部にスプライン孔を、それぞれ設けており、使用時に回転する。
又、前記各転動体は、前記両外輪軌道と前記両内輪軌道との間にそれぞれ複数個ずつ、転動自在に設けられている。
更に、前記等速ジョイントは、前記スプライン孔とスプライン係合するスプライン軸を軸方向外端部に、ジョイント用外輪を軸方向内端部に、それぞれ有する。
そして、前記ハブと前記スプライン軸とを結合している。
このうちのねじ孔は、前記スプライン軸の軸方向外端部に、このスプライン軸の軸方向外端面に開口する状態で、このスプライン軸の軸方向に形成している。
又、前記ねじは、前記ねじ孔に螺合している。
又、前記内向鍔部は、前記ハブの中心部に形成した中心孔の一部で前記スプライン孔よりも軸方向外寄り部分に、この中心孔の内周面から径方向内方に突出する状態で形成している。
そして、前記内向鍔部と前記ねじの頭部とを、この頭部をこの内向鍔部よりも軸方向外側から回転駆動可能に、且つ、この内向鍔部に対するこの頭部の軸方向外側への変位を阻止した状態で係合させている。
この様な請求項2に記載した発明を実施する場合、より具体的には、請求項3、4に記載した発明の様に、前記ねじの頭部を、軸方向中央部の小径部と同じく両端部の大径部とから成る段付形状とする。
更に、前記両大径部のうちの軸方向内側の大径部をこのうちの挿通孔部を通じて前記内向鍔部よりも軸方向内側に挿入してから、前記小径部をこの挿入孔部から前記係止孔部に、径方向に挿入する。
そして、前記両大径部と、前記内向鍔部の中央寄り部分で前記係止孔部の周囲部分との係合に基づき、前記ねじを前記内向鍔部に対し、自身の中心軸回りの回転を可能に、且つ、軸方向に関する変位を阻止した状態で支持する。
又、前記内向鍔部の中心部に形成した、前記小径部の外径よりも大きく前記大径部の外径よりも小さな内径を有する係止孔にこの小径部を、前記内向鍔部の中央寄り部分の軸方向両側に前記両大径部を、それぞれ配置する。
そして、前記ねじをこの内向鍔部に対し、自身の中心軸回りの回転を可能に、且つ、軸方向に関する変位を阻止した状態で支持する。
そして、一部のねじ孔に、前記内向鍔部の一部でこの一部のねじ孔に対向する部分に形成された挿通孔に挿通した引っ張り用のねじを螺合すると共に、この引っ張り用のねじの頭部の軸方向内端面を、前記内向鍔部の軸方向外側面のうちで前記挿通孔の周囲部分に当接させる。
これに対して、残部のねじ孔に、押し出し用のねじを螺合すると共に、この押し出し用のねじの頭部を、前記内向鍔部の一部に、回転可能に対向乃至は当接させる。
更に、この内向鍔部のうちで、この押し出し用のねじの頭部に整合する部分に、この押し出し用のねじの頭部の外径よりも小さな内径を有し、この押し出し用のねじの頭部を回転させる為の工具を挿通可能な第二の挿通孔を形成する。
即ち、本発明の車輪用駆動ユニットの場合、前記係合を外す作業を行う際には、ねじの頭部を回転させて、ねじ孔に対する、このねじの螺入量(ねじの雄ねじ部とねじ孔の雌ねじとが螺合している部分の軸方向長さ)を減少させる。これに伴って、前記スプライン軸の軸方向外端面からの、前記ねじの突出量が増大し、このねじが、このスプライン軸と、ハブ側に固設した内向鍔部との間で突っ張る。この結果、このスプライン軸が前記スプライン孔から押し出されて、前記スプライン孔と前記スプライン軸とのスプライン係合が外れる。この際、特に各部に無理な力や衝撃が加わる事はないので、前記各部が損傷する事はない。
先ず、請求項2〜4に記載した発明の場合には、単一のねじを回転させて、ねじ孔に対するこのねじの螺入量を変化させる事により、前記スプライン軸を前記スプライン孔に引き込んだり、このスプライン軸をこのスプライン孔から押し出す事ができる。
これに対して、請求項5に記載した発明の場合には、一部のねじ孔に対する引っ張り用のねじの螺入量を増大させる事により、前記スプライン軸を前記スプライン孔に引き込める。又、残部のねじ孔に対する押し出し用のねじの螺入量を減少させる事により、前記スプライン軸を前記スプライン孔から押し出す事ができる。
図1〜2は、請求項1〜3に対応する、本発明の実施の形態の第1例を示している。本例の車輪用駆動ユニットは、車輪支持用転がり軸受ユニット1cと等速ジョイント4cとを、ねじ11aにより、不用意に分離しない様に組み合わせ結合して成る。このうちの車輪支持用転がり軸受ユニット1cは、外輪16と、ハブ17と、それぞれが転動体である複数個の玉18a、18bとを備える。このうちの外輪16は、内周面に複列の外輪軌道19a、19bを、外周面に静止フランジ20を、それぞれ有する。この様な外輪16は、使用状態に於いて、この静止フランジ20をナックル等の懸架装置の構成部材に結合固定し、回転しない。
図3は、請求項1、2、4に対応する、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の場合も、上述した実施の形態の第1例の場合と同様に、ねじ11aの頭部33を、軸方向中央部の小径部34と、同じく両端部の大径部35a、35bとから成る段付形状とする。
前記内向鍔部28aの構造、及び、この内向鍔部28aに対する前記ねじ11aの組み付け部分の構造以外は、前述した実施の形態の第1例の場合と同様であるから、同等部分には同一符号を付して、重複する説明を省略する。
図4〜5は、請求項1、5に対応する、本発明の実施の形態の第3例を示している。本例の場合には、スプライン軸5cの先端部(軸方向外端部)に3個のねじ孔12b、12cを、それぞれこのスプライン軸5cの先端面(軸方向外端面)に開口する状態で形成している。前記各ねじ孔12b、12cのうちの1個のねじ孔12bは、前記スプライン軸5cの先端面中央部に開口する状態で、このスプライン軸5cの軸方向に形成している。これに対して、残り2個のねじ孔12c、12cは、前記スプライン軸5cの先端面のうちで前記1個のねじ孔12bを径方向両側から挟む位置に開口する状態で、このスプライン軸5cの軸方向に形成している。又、ハブ17bを構成するハブ本体21bの中心孔の軸方向中間部に、このハブ本体21bと一体に設けた内向鍔部28bのうち、前記各ねじ孔12b、12cに整合する部分に、それぞれ挿通孔52及び第二の挿通孔53、53を形成している。即ち、前記内向鍔部28bの中心部にこのうちの挿通孔52を、この挿通孔52を径方向両側から挟む位置に前記両第二の挿通孔53、53をそれぞれ形成している。
その他の部分の構造及び作用は、前述した実施の形態の第1例の場合と同様であるから、同等部分には同一符号を付して、重複する説明を省略する。
2、2a、2b ハブ
3、3a、3b、3c スプライン孔
4、4a、4b、4c 等速ジョイント
5、5a、5b、5c スプライン軸
6 ナット
7 止め輪
8、8a ジョイント用外輪
9 中心孔
10 キャップ
11、11a ねじ
12、12a、12b、12c ねじ孔
13 スタッド
14 引っ張り治具
15 ねじ孔
16 外輪
17、17a、17b ハブ
18a、18b 玉
19a、19b 外輪軌道
20 静止フランジ
21、21a、21b ハブ本体
22 内輪
23 回転フランジ
24a、24b 内輪軌道
25 小径段部
26 かしめ部
27 凹部
28、28a、28b 内向鍔部
29 係止孔部
30 挿入孔部
31a、31b 保持器
32 ねじ杆部
33 頭部
34 小径部
35a、35b 大径部
36 ナックル
37 回転円板
38 スリンガ部
39 支持孔
40 シールリップ
41 組み合わせシールリング
42 スリンガ
43、43a エンコーダ
44 センサユニット
45 検知素子
46 円筒面部
47 防塵キャップ
48 円板状部材
49 止め輪
50 段差面
51 係止孔
52 挿通孔
53 第二の挿通孔
54 引っ張り用のねじ
55 頭部
56 押し出し用のねじ
57 頭部
58 係止孔
Claims (5)
- 内周面に複列の外輪軌道を有し、使用時にも回転しない外輪と、外周面の軸方向外端寄り部分に車輪を支持する為の回転フランジを、同じく中間部乃至内端部に複列の内輪軌道を、中心部にスプライン孔を、それぞれ設けて、使用時に回転するハブと、これら両内輪軌道と前記両外輪軌道との間にそれぞれ複数個ずつ転動自在に設けられた転動体と、前記スプライン孔とスプライン係合するスプライン軸を軸方向外端部に、ジョイント用外輪を軸方向内端部に、それぞれ有する等速ジョイントとを備え、前記ハブと前記スプライン軸とを結合した車輪用駆動ユニットに於いて、このスプライン軸の軸方向外端部に、このスプライン軸の軸方向外端面に開口する状態で、このスプライン軸の軸方向に形成されたねじ孔と、このねじ孔に螺合したねじと、前記ハブの中心部に形成した中心孔の一部で前記スプライン孔よりも軸方向外寄り部分に、この中心孔の内周面から径方向内方に突出する状態で形成された内向鍔部とを備え、この内向鍔部と前記ねじの頭部とを、この頭部をこの内向鍔部よりも軸方向外側から回転駆動可能に、且つ、この内向鍔部に対するこの頭部の軸方向外側への変位を阻止した状態で係合させた事を特徴とする車輪用駆動ユニット。
- 前記ねじ孔が前記スプライン軸の軸方向外端面の中心部に開口する状態で形成されており、前記ねじの頭部が前記内向鍔部の中心部に、自身の中心軸回りの回転を可能に、且つ、軸方向に関する変位を阻止した状態で支持されている、請求項1に記載した車輪用駆動ユニット。
- 前記ねじの頭部が、軸方向中央部の小径部と同じく両端部の大径部とから成る段付形状であり、前記内向鍔部の中心部に、このうちの小径部の外径よりも大きく大径部の外径よりも小さな内径を有する係止孔部を、前記内向鍔部の中心から径方向外方に外れた部分に、この係止孔部と連続する状態で、前記大径部の外径よりも大きな内径を有する挿通孔部を、それぞれ形成しており、前記両大径部のうちの軸方向内側の大径部をこのうちの挿通孔部を通じて前記内向鍔部よりも軸方向内側に挿入してから前記小径部をこの挿入孔部から前記係止孔部に、径方向に挿入し、前記両大径部と、前記内向鍔部の中央寄り部分で前記係止孔部の周囲部分との係合に基づき、前記ねじを前記内向鍔部に対し、自身の中心軸回りの回転を可能に、且つ、軸方向に関する変位を阻止した状態で支持している、請求項2に記載した車輪用駆動ユニット。
- 前記ねじの頭部が、軸方向中央部の小径部と同じく両端部の大径部とから成る段付形状であり、前記内向鍔部を、前記ハブと別体の部材を、前記中心孔の一部で前記スプライン孔よりも軸方向外寄り部分に、このハブに対する軸方向の変位を阻止した状態で内嵌固定する事により構成しており、前記内向鍔部の中心部に形成した、前記小径部の外径よりも大きく前記大径部の外径よりも小さな内径を有する係止孔にこの小径部を、前記内向鍔部の中央寄り部分の軸方向両側に前記両大径部を、それぞれ配置する事により、前記ねじをこの内向鍔部に対し、自身の中心軸回りの回転を可能に、且つ、軸方向に関する変位を阻止した状態で支持している、請求項2に記載した車輪用駆動ユニット。
- 前記ねじ孔が複数設けられていて、それぞれのねじ孔が、前記スプライン軸の軸方向外端面に開口しており、一部のねじ孔に、前記内向鍔部の一部でこの一部のねじ孔に対向する部分に形成された挿通孔に挿通した引っ張り用のねじを螺合すると共に、この引っ張り用のねじの頭部の軸方向内端面を、前記内向鍔部の軸方向外側面のうちで前記挿通孔の周囲部分に当接させており、残部のねじ孔に、押し出し用のねじを螺合すると共に、この押し出し用のねじの頭部を、前記内向鍔部の一部に、回転可能に対向乃至は当接させており、この内向鍔部のうちで、この押し出し用のねじの頭部に整合する部分に、この押し出し用のねじの頭部の外径よりも小さな内径を有し、この押し出し用のねじの頭部を回転させる為の工具を挿通可能な第二の挿通孔を形成している、請求項1に記載した車輪用駆動ユニット。
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