JP5471895B2 - デバイスリンクプロファイル作成方法、プログラム及びデバイスリンクプロファイル作成装置 - Google Patents
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Description
ソースプロファイルは、入力データの色空間からPCSへの色空間への色変換を行うためのプロファイルである。ソースプロファイルは、例えば印刷物に基づいて作成することができる。また、ソースプロファイルの中には、各インクメーカ等から提供されるものがある。
デスティネーションプロファイルは、PCSから出力データの色空間への色変換を行うためのプロファイルである。デスティネーションプロファイルは、例えばMFP等の画像形成装置に対して個別に用意される。
さらに、更新の対象となったDPを用いているDLPの特定後、ユーザがそのDLPを更新するためのDLPを、更新されたDPを用いて手動で作成する必要があった。そして、作成された更新用のDLPを、更新前のDLPと置き換える作業を手動で行う必要があった。
これらのDLPの更新に係る各種の作業は大変煩雑であり、ユーザに多大な負担を強いていた。
さらに、DLPの更新に係る作業量は、コントローラに登録されたDLPの数が増えるほどその作業量が増大する。このため、多数のDLPを登録されたCMSにおけるDLPの更新作業は極めて煩雑な作業であり、ユーザに極めて大きな負担を強いていた。
CMS1は、クライアントPC2、MFP3及びコントローラ10を有する。
RAM22は、CPU21の処理によって展開されたデータや、当該処理によって一時的に生じたデータ等を格納する。
ROM23は、CPU21によって読み出されるプログラムやデータ等を記憶する。
RAM12は、CPU11の処理によって展開されたデータや、当該処理によって一時的に生じたデータ等を格納する。
ROM13は、CPU11によって読み出されるプログラムやデータ等を記憶する。
記憶部14は、デバイスプロファイル(DP)及びDLPを記憶する。
画像形成部35に採用可能な印刷方式として、例えば電子写真方式やインクジェット方式、熱転写方式、オフセット等が挙げられる。本実施形態では、画像形成部35は、電子写真方式による画像形成を行うための構成を有する。
クライアントPC2は、オペレーティングシステム(Operating System、OS)201、ジョブ作成アプリケーション202及びプリンタドライバ203として機能する。これらの各機能は、CPU21によって行われるソフトウェア処理による。
印刷ジョブは、通信部27を介してコントローラ10へ出力される。
記憶部14は、DP管理データベース(DB)141及びDLP管理DB142として機能する記憶領域を有する。
ソースプロファイル及びデスティネーションプロファイルは、それぞれ固有の識別情報を有する。図3に示す例では、各ソースプロファイルに対して「No.1」、「No.2」、「No.3」…のように識別情報(ID番号)を付している。また、各デスティネーションプロファイルに対して「No.a」、「No.b」、「No.c」…のように識別情報(ID番号)を付している。
DLPは、それぞれ固有の識別情報を有する。図3に示す例では、各DLPに対して「DLP1B」、「DLP2B」、「DLP2C」、「DLP3C」…のように識別情報を付している。
図3に示す識別情報は一例であり、各ソースプロファイル及び各デスティネーションプロファイルならびにDLPを識別することができる識別情報であれば、その形式は問わない。例えばDPやDLPのファイル名を識別情報として用いてもよい。
まず、DP・DLP管理部103は、DP及びDLPの更新チェックを行う。
図3には図示しないが、各DP及び各DLPはそれぞれ、そのデータファイルの作成時刻を示す情報(更新日時)が付加されている。DP・DLP管理部103は、各DP及び各DLPの更新日時を保持する。そして、更新日時が変更されたDPやDLPについて、DPやDLPが更新されたか否かをその更新日時の変更の有無によって判定することができる。
DP・DLP管理部103は、更新日時が変更されたDPやDLPについて、バイナリーレベルでのデータファイルの異同に基づいてDPやDLPが更新されたか否かを判定することができる。
「簡易モード」又は「詳細モード」のいずれを用いるかを任意に選択し、更新検知ルールを設定することができるようにしてもよい。当該設定は、例えば更新検知ルール設定のための専用画面(図示略)に対する入力操作を介して行うことができる。DPの更新検知ルールとDLPの更新検知ルールを個別に設定することができるようにしてもよい。
DP・DLP管理部103は、DLP管理DB142に記憶された各DLPのリンク情報部の内容に基づいて、更新対象DLPを検知する。更新されたDPの識別情報がリンク情報部に含まれているDLPが、更新対象DLPとして検知される。例えば、図3に示す「No.1」のソースプロファイルの更新が検知された場合、「No.1」のソースプロファイルを用いて作成された「DLP1B」のDLPが更新対象DLPとして検知される。また、「No.b」のデスティネーションプロファイルの更新が検知された場合、「No.b」のデスティネーションプロファイルを用いて作成された「DLP1B」、「DLP2B」のDLPが更新対象DLPとして検知される。
DLPが更新されたとき、DP・DLP管理部103は、更新されたDLPの作成に用いられたDPによって、DP管理DB141に記憶されたDPのいずれか一つ以上が更新された場合に、更新されたDPを検知する。
新たに追加されたDLPの登録が行われたとき、DP・DLP管理部103は、DLPが更新された場合と同様に、新たに追加されたDLPの作成に用いられたDPによって、DP管理DB141に記憶されたDPのいずれか一つ以上が更新された場合に、更新されたDPを検知する。
DLPの更新又は追加に伴うDPの更新は、ソースプロファイル、デスティネーションプロファイルのいずれか一方である場合と、その両方である場合とがある。
図4に、DP作成画面W1の一例を示す。DP作成画面W1は、DP・DLP計算部104の実行画面の一つであり、表示部16に表示される。
図4に示すDP作成画面W1において、「ICCプロファイル作成」ボタンB1が操作されると、測定結果表示部E1に表示された内容に応じたDPが作成される。作成されたDPが、既にDP管理DB141に記憶されたDPのいずれかを更新するためのDPであった場合、更新の対象となるDPが作成後のDPによって置き換えられ、更新される。
「ICCプロファイル作成」ボタンB1に対する操作を、DP・DLP管理部103によるDP更新チェックのトリガーとしてもよい。
測定用チャートは、ソースプロファイルとデスティネーションプロファイルとで共通したものであっても良く、異なるものであってもよい。両者が異なる場合、ソースプロファイル作成用の測定用チャートは、ソースプロファイルの元となる印刷物に基づいて作成され、デスティネーションプロファイル作成用の測定用チャートは、出力を行うデバイス(例えばMFP3等)に基づいて作成される。
DLPの作成にあたり、DLPの作成に用いるDPの指定が行われる。
本実施形態では、ソースプロファイルの指定は、ソースプロファイル名入力テキストボックスT2に対して、DLP作成に用いるソースプロファイルのファイル名を入力することで行われる。同様に、デスティネーションプロファイルの指定は、デスティネーションプロファイル名入力テキストボックスT3に対して、DLP作成に用いるデスティネーションプロファイルのファイル名を入力することで行われる。
本実施形態では、属性情報の設定により、色変換における色空間変換の方法(レンダリングインテント)の指定を行うことができる。図5に示すDLP作成画面W2の場合、レンダリングインテントの指定は、プルダウンメニューP1に対する入力操作によって行うことができる。
また、本実施形態では、属性情報の設定により、色変換においてにごり除去及びベタ保持を行うか否かの指定を行うことができる。図5に示すDLP作成画面W2の場合、にごり除去及びベタ保持を行うか否かの指定は、チェックボックス表示領域E2に対する入力操作によって行うことができる。
DPの指定、属性情報の設定及びDLPのファイル名の入力が行われた状態で、「保存」ボタンB4が操作されると、DLPが作成される。作成されたDLPが、既にDLP管理DB142に記憶されたDLPのいずれかを更新するためのDLPであった場合、更新の対象となるDLPが作成後のDLPによって置き換えられ、更新される。また、作成されたDLPに用いられたDPが、既にDP管理DB141に記憶されたDPのいずれかを更新するDPであった場合、更新の対象となるDPが作成されたDLPに用いられたDPによって置き換えられ、更新される。
「保存」ボタンB4に対する操作を、DP・DLP管理部103によるDLP更新チェックのトリガーとしてもよい。
DLPの再作成において、DP・DLP計算部104は、DP・DLP管理部103によって検知された更新対象DLPを、更新されたDPを用いて自動的に作成する。そして、DP・DLP計算部104は、更新されたDPを用いて自動的に作成されたDLPによって更新対象DLPを置き換え、更新する。
更新対象DLPが複数ある場合、複数の更新対象DLPのそれぞれについて再作成が行われる。
図6に、確認ダイアログW3の一例を示す。
図6に示す確認ダイアログW3は、「はい」ボタンB11、「いいえ」ボタンB12及び「後で」ボタンB13を有する。
「はい」ボタンB11に対する操作が行われると、DLPの再作成が直ちに、かつ、自動的に行われる。
図7に、更新完了メッセージW4の一例を示す。
図7に示すように、更新完了メッセージW4は、DLPの更新が完了したことを通知するテキストを含む。
「いいえ」ボタンB12に対する操作が行われると、DLPの再作成は行われない。この場合、更新対象DLPの更新は自動的には行われない。
確認ダイアログW3において「いいえ」ボタンB12に対する操作を行った後、更新対象DLPの更新を行う場合、ユーザは手動でDLPの更新を行う必要がある。手動によるDLPの更新において、ユーザはまず、図5に示すDLP作成画面W2によるDLP作成処理を、更新されたDPを用いて行う。そして、ユーザは、更新されたDPを用いて作成したDLPでDLP管理DB142に記憶された更新対象DLPの更新を行う。
「後で」ボタンB13に対する操作が行われると、DP・DLP計算部104は、所定の時間の経過を管理するためのタイマーを設定する。そして、タイマーのカウントアップによって所定の時間の経過が確認されると、DP・DLP計算部104は、再び確認ダイアログW3を表示部16に表示させる。つまり、DP・DLP計算部104は、「後で」ボタンB13が操作された場合、所定の時間の経過後に再び確認ダイアログW3を表示することで、DLPの再作成に係るユーザの意思を再確認する。
DP・DLP管理部103は、DPの更新及びDLPの更新又は追加がDP・DLP計算部104によるものか否かに係らず、DPの更新が行われた場合には更新対象DLPの検知を行う。そして、DP・DLP計算部104が、DLPの再作成を行う。
DLPの再作成が自動的に行われる場合に、作成される更新用のDLPの属性情報を手動で設定することができるモード(半自動モード)を設けてもよい。半自動モードでは、確認ダイアログW3において「はい」ボタンB11が押された後、DLP作成画面W2が表示される。そして、当該DLP作成画面W2において、ユーザは属性情報の設定を行うことができる。当該DLP作成画面W2に最初に表示される属性情報を、更新対象DLPに予め設定されていた属性情報としてもよい。当該DLP作成画面W2における属性情報の設定完了後、DP・DLP計算部104は、DLPの再作成を行う。このとき、DP・DLP計算部104は、更新対象DLPに設定されていたDLPの属性情報に代えて、DLP作成画面W2で設定された属性情報を反映したDLPを作成する。
DLPの再作成において、更新対象DLPに設定されたDLPの属性情報を自動的に用いるか、半自動モードによる属性情報の手動設定をDLPの再作成前に行うかを選択することができるようにしてもよい。当該選択は、例えば半自動モードに関する設定専用の画面(図示略)に対する入力操作を介して行うことができる。
図8に、DPの更新からDLPの再作成処理に至る処理の流れを示す。
まず、DP・DLP管理部103が、DP管理DB141に記憶されたDPの更新の有無を判定する(ステップS1)。DPが更新された場合(ステップS1:YES)、DP・DLP管理部103は、各DLPのリンク情報部の内容に基づいて、更新対象DLPを検知する(ステップS2)。ステップS2の処理によって更新対象DLPが検知された場合(ステップS3:YES)、DP・DLP管理部103は、更新対象DLPについて、DLPの再作成をDP・DLP計算部104に要求する(ステップS4)。その後、DP・DLP計算部104からDLPの再作成処理終了の通知を受けるまで待機する(ステップS5:NO)。ステップS4の処理後、DP・DLP計算部104からDLPの再作成処理終了の通知を受けると(ステップS5:YES)、DP・DLP管理部103は、ステップS2で検知された全ての更新対象DLPの再作成処理を終了したか否かを判定する(ステップS6)。終了していない場合(ステップS6:NO)、ステップS4の処理に戻り、DP・DLP管理部103は、DLPの再作成処理を終了していない更新対象DLPについて、DLPの再作成をDP・DLP計算部104に行わせる。ステップS6の判定において、全ての更新対象DLPの再作成処理を終了した場合(ステップS6:YES)、DP・DLP管理部103は、処理を終了する。
ステップS1の判定においてDP管理DB141に記憶されたDPの更新がない場合(ステップS1:NO)及びステップS3の判定において更新対象DLPが検知されなかった場合(ステップS3:NO)、DP・DLP管理部103は、処理を終了する。
まず、DP・DLP管理部103が、DLP管理DB142に記憶されたDPの更新及び追加の有無を判定する(ステップS11)。ステップS11において、更新されたDLPの検知処理と追加されたDLPの検知処理は順不同である。DLPが更新又は追加された場合(ステップS11:YES)、DP・DLP管理部103は、DLPの更新又は追加に伴い、そのDLPの作成に用いられたDPが、DP管理DB141に記憶されたDPを更新したか否かをチェックする(ステップS12)。ステップS12のチェック処理の結果、DPが更新されていた場合(ステップS13:YES)、DP・DLP管理部103は、各DLPのリンク情報部の内容に基づいて、更新対象DLPを検知する(ステップS14)。ステップS14の処理によって更新対象DLPが検知された場合(ステップS15:YES)、DP・DLP管理部103は、更新対象DLPについて、DLPの再作成をDP・DLP計算部104に行わせるための出力を行う(ステップS16)。その後、DP・DLP計算部104からDLPの再作成処理終了の通知を受けるまで待機する(ステップS17:NO)。ステップS16の処理後、DP・DLP計算部104からDLPの再作成処理終了の通知を受けると(ステップS17:YES)、DP・DLP管理部103は、ステップS14で検知された全ての更新対象DLPの再作成処理を終了したか否かを判定する(ステップS18)。終了していない場合(ステップS18:NO)、ステップS16の処理に戻り、DP・DLP管理部103は、DLPの再作成処理を終了していない更新対象DLPについて、DLPの再作成をDP・DLP計算部104に行わせる。ステップS18の判定において、全ての更新対象DLPの再作成処理を終了した場合(ステップS18:YES)、DP・DLP管理部103は、処理を終了する。
ステップS11の判定においてDLPの更新及び追加がなかった場合(ステップS11:NO)、DP・DLP管理部103は、処理を終了する。ステップS13の判定においてDP管理DB141に記憶されたDPの更新がなかった場合(ステップS13:NO)及びステップS15の判定において更新対象DLPが検知されなかった場合(ステップS15:NO)、DP・DLP管理部103は、処理を終了する。
DP・DLP計算部104は、DP・DLP管理部103からDLPの再作成の要求を受けると(ステップS21:YES)、確認ダイアログW3の表示を行う(ステップS22)。確認ダイアログW3において「はい」ボタンB11が操作されると(ステップS23:YES)、DP・DLP計算部104は、半自動モードを用いる設定がされているか否かをチェックする(ステップS24)。
半自動モードを用いる設定がされている場合(ステップS24:YES)、DP・DLP計算部104は、DLP作成画面W2を表示させる(ステップS25)。DLP作成画面W2においてユーザによりDLPの属性情報の設定が完了されると(ステップS26:YES)、DP・DLP計算部104は、ステップS26で設定された属性情報を取得すると共に、記憶部14のDP管理DB141から、更新されたDPを含むDLPの作成に用いるDPの取得を行う(ステップS27)。
一方、半自動モードを用いる設定がされていない場合(ステップS24:NO)、DP・DLP計算部104は、記憶部14のDP管理DB141及びDLP管理DB142から、DLPの再作成に必要なDP及びDLPを取得する(ステップS28)。ステップS28の処理において、DP・DLP計算部104は、更新されたDPを含むDLPの作成に用いるDPの取得と、更新対象DLPに設定された属性情報の取得とを行う。
ステップS27又はステップS28の処理後、DP・DLP計算部104は、更新されたDPを用いたDLPの作成を行う(ステップS29)。ステップS29の処理において、DP・DLP計算部104は、DLPの実データ部の作成及びリンク情報部の作成の両方を行い、一のDLPのファイルデータとする。そして、DP・DLP計算部104は、ステップS29で作成されたDLPによって更新対象DLPを更新する(ステップS30)。ステップS30の処理後、DP・DLP計算部104は、更新完了メッセージW4の表示を行う(ステップS31)。そして、DP・DLP計算部104は、DP・DLP管理部103に対してDLPの再作成処理終了の通知を行い(ステップS32)、処理を終了する。
確認ダイアログW3において「はい」ボタンB11が操作されず(ステップS23:NO)、かつ、「後で」ボタンB13が操作されない場合(ステップS33:NO)、即ち「いいえ」ボタンB12が操作された場合、DP・DLP計算部104は、ステップS32の処理を行い、処理を終了する。
「簡易モード」を用いる選択がなされた場合(ステップS41)、DP・DLP管理部103は、各データファイルの作成時刻を示す情報(更新時刻)のみに基づいてDP、DLPの更新を判定する(ステップS42)。「簡易モード」を用いる選択がなされなかった場合(ステップS41:NO)、即ち「詳細モード」を用いる選択がなされた場合、DP・DLP管理部103は、各データファイルの作成時刻を示す情報(更新時刻)及びバイナリーレベルでのデータファイルの異同判定結果に基づいてDP、DLPの更新を判定する(ステップS43)。
DP及びDLPの更新チェックの選択処理における選択結果は、当該選択後に行われるDP・DLPの更新判定に反映される。
これによって、DPの更新に伴い、更新の必要を生じるDLPの更新を自動的に行うことができる。このため、ユーザは、コントローラに登録されたDLPの内容を手動で確認して各DLPについて更新の対象となったDPを用いているか否かを調べる作業を手動で行う必要がない。また、ユーザは、更新されたDPを用いて手動で更新用のDLPを作成する作業を手動で行う必要もない。そして、ユーザは、作成された更新用のDLPを、更新前のDLPと置き換える作業を手動で行う必要もない。このように、ユーザは、DLPの更新に係る手作業を行う必要がない。よって、DLPの更新に係るユーザの負担を大幅に軽減することができる。
これによって、DLPの更新に伴ってDPが更新された場合についても、そのDPの更新に伴って更新の必要を生じるDLPの更新を自動的に行うことができる。このため、ユーザは、DLPの更新に伴い、更新されたDLPの更新に用いられたDPが、コントローラに登録されたDPを更新するものであったか否かを調べる作業を手動で行う必要がない。また、ユーザは、DPが更新された場合に、コントローラに登録されたDLPの内容を手動で確認して各DLPについて更新の対象となったDPを用いているか否かを調べる作業を手動で行う必要がない。また、ユーザは、更新されたDPを用いて手動で更新用のDLPを作成する作業を手動で行う必要もない。そして、ユーザは、作成された更新用のDLPを、更新前のDLPと置き換える作業を手動で行う必要もない。このように、ユーザは、DLPの更新に係る手作業を行う必要がない。よって、DLPの更新に係るユーザの負担を大幅に軽減することができる。
これによって、ユーザは、DP、DLPの更新検知ルールを任意に設定することができる。
さらに、各DP、各DLPはそれぞれ、各DP、各DLPの作成時刻を示す情報(更新日時)を有する。DP・DLP管理部103は、「簡易モード」の更新検知ルールの場合に、更新日時が変更されたDP、DLPを更新されたDP、DLPとして検知することができる。
これによって、DP、DLPの更新を検知するルールを明確に定めることができる。
また、作成時刻を示す情報のみに基づいてDP、DLPの更新を検知する処理は、処理負荷が軽い。このため、CPU11に大きな負荷をかけることなく、DP、DLP更新の検知処理を高速に行うことができる。
さらに、DP・DLP管理部103は、「詳細モード」の更新検知ルールの場合に、更新日時が変更されたDP、DLPであって、かつ、更新日時の変更前後でバイナリーレベルの変更があったDP、DLPを更新されたDP、DLPとして検知することができる。
これによって、DP、DLPの更新を検知するルールを明確に定めることができる。
また、バイナリーレベルでDP、DLPの更新を判定するので、作成時刻を示す情報が変更されたのみでデータ内容が変更されていないDP、DLPの変更を、DP、DLP更新の検知対象から外すことができる。このため、作成時刻を示す情報が変更されたのみでデータ内容が変更されていないDP、DLPの変更に起因するDLPの再作成処理を抑止することができる。つまり、必要のないDLPの再作成処理に伴う処理負荷を抑止することができる。
DP・DLP管理部103は、ソースプロファイル又はデスティネーションプロファイルの少なくともいずれか一方が更新された場合にその更新を検知する。また、DP・DLP管理部103は、更新の対象となったソースプロファイル又はデスティネーションプロファイルの少なくともいずれか一方を用いて作成されたDLPを検知する。
これによって、ソースプロファイル、デスティネーションプロファイルのいずれに更新があった場合であっても、DLPの再作成を行うことができ、ソースプロファイル、デスティネーションプロファイルの更新に伴うDLPの更新を自動化することができる。
これによって、更新前のDLPに設定された属性情報を、更新後のDLPに自動的に継承させることができる。
また、属性情報によって、DLPを用いて色変換を行う場合における各種の条件を各DLPに対して個別に設定することができる。
これによって、DLPの再作成に伴って属性情報の設定を変更したい場合に、容易に属性情報を変更することができる。
これによって、ユーザは、DPの更新に伴うDLPの更新が自動的に完了したことを容易に知ることができる。
これによって、ユーザがDLPの自動更新を望まない場合に、DLPの自動更新を中止することができる。つまり、既にDLP管理DB142に登録されているDLPをそのまま維持することができる。
既にDLP管理DB142に登録されているDLPを維持したい場合等、DLPを自動的に更新することを望まない理由がある場合に、DLPの自動更新が行われることによって更新前のDLPが自動的に書き換えられることを防ぎ、更新前のDLPを維持することができる。
これによって、ユーザは、DLPの自動更新に関する意思決定を先延ばしにすることができる。その上で、ユーザは、所定の時間の経過後に再度表示された確認ダイアログW3に対して任意の回答を行うことができる。
また、ユーザがDLPの自動更新をすぐには望まない場合に、DLPの自動更新の実行を先延ばしにすることができる。つまり、既にDLP管理DB142に登録されているDLPを、所定の時間が経過するまでそのまま維持することができる。例えば、現在印刷中のジョブに用いているDLPの更新に係る確認ダイアログW3が表示されたときに、直ちにDLPの更新を行った場合、ジョブの実行途中にDLPが更新されることとなる。この場合、同一ジョブによる印刷の色再現がDLPの更新前後で変わることがある。しかし、このような色再現の変化をユーザが望まない場合がある。そこで、ユーザはDLPの自動更新の実行を先延ばしにすることで、現在用いられているDLPを維持し、同一の色再現によってその印刷ジョブを完了させることを選択することができる。
さらに、ユーザは、所定の時間の経過後に再度表示された確認ダイアログW3において「はい」を選択することで、DLPの自動更新を実行させることができ、DLPを手動で更新する手間を省くことができる。
図13に、クライアントPC2がDP・DLP計算部104の機能を有するCMS1Aの構成を示す。
CMS1Aにおいて、DLPの再作成を行う場合、コントローラ10のDP・DLP管理部103は、クライアントPC2に対してDLPの再作成のための情報を送信する処理を行う。DLPの再作成のための情報とは、更新用のDLPの作成に用いるDPのデータ、更新対象DLPの属性情報及びその他のDLPの再作成に必要な各種の情報である。クライアントPC2のDP・DLP計算部104は、受信したDLPの再作成のための情報を用いてDLPの再作成を行う。そして、クライアントPC2のDP・DLP計算部104は、作成されたDLPをコントローラ10へ送信する処理を行う。コントローラ10は、受信したDLPによって更新対象DLPを置き換えてDLPを更新する。
半自動モードを用いたDLPの再作成や、確認ダイアログW3によるDLP再作成の自動実行の是非及び直ちに実行するか否かのユーザの意思確認のための処理等についても、クライアントPC2のDP・DLP計算部104によって行われることにしてもよい。
また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も本発明に適用される。
2 クライアントPC
3 MFP
10 コントローラ
11、21 CPU
12、22 RAM
13、23 ROM
14、24 記憶部
15、25 入力部
16、26 表示部
17、27 通信部
18 インタフェース
101 RIP処理部
102 CMS処理部
103 DP・DLP管理部
104 DP・DLP計算部
202 ジョブ作成アプリケーション
203 プリンタドライバ
Claims (11)
- 複数のデバイスリンクプロファイルを、当該複数のデバイスリンクプロファイルのそれぞれについて各デバイスリンクプロファイルを作成するために用いたデバイスプロファイルに関する情報と共に記憶部に記憶する工程と、
前記デバイスプロファイルを前記記憶部に記憶する工程と、
制御部が、前記デバイスプロファイルが更新された場合に更新されたデバイスプロファイルを検知し、前記複数のデバイスリンクプロファイルのうち更新の対象となったデバイスプロファイルを用いて作成されたデバイスリンクプロファイルを更新対象デバイスリンクプロファイルとして検知し、更新されたデバイスプロファイルを用いて更新対象デバイスリンクプロファイルを自動的に作成し、作成された更新対象デバイスリンクプロファイルによって前記更新対象デバイスリンクプロファイルとして検知されたデバイスリンクプロファイルを更新する工程と、
を有するデバイスリンクプロファイル作成方法において、
前記制御部が、作成時刻を示す情報が変更されたデバイスプロファイルを更新されたデバイスプロファイルとして検知するか、前記作成時刻を示す情報が変更されたデバイスプロファイルであって、かつ、前記作成時刻を示す情報の変更前後でバイナリーレベルの変更があったデバイスプロファイルを更新されたデバイスプロファイルとして検知するかを選択させてデバイスプロファイルの更新検知ルールを設定する工程を有し、
前記制御部は、前記デバイスプロファイルの更新検知ルールを用いて前記デバイスプロファイルの更新を検知することを特徴とするデバイスリンクプロファイル作成方法。 - 複数のデバイスリンクプロファイルを、当該複数のデバイスリンクプロファイルのそれぞれについて各デバイスリンクプロファイルを作成するために用いたデバイスプロファイルに関する情報と共に記憶部に記憶する工程と、
前記デバイスプロファイルを前記記憶部に記憶する工程と、
制御部が、前記複数のデバイスリンクプロファイルのうちいずれか一つ以上が更新された場合に更新されたデバイスリンクプロファイルを検知し、新たなデバイスリンクプロファイルが追加された場合に追加されたデバイスリンクプロファイルを検知し、更新又は追加されたデバイスリンクプロファイルの作成に用いられたデバイスプロファイルによって前記記憶部に記憶されたデバイスプロファイルが更新された場合に更新されたデバイスプロファイルを検知し、前記複数のデバイスリンクプロファイルのうち更新の対象となったデバイスプロファイルを用いて作成されたデバイスリンクプロファイルを更新対象デバイスリンクプロファイルとして検知し、更新されたデバイスプロファイルを用いて更新対象デバイスリンクプロファイルを自動的に作成し、作成された更新対象デバイスリンクプロファイルによって前記更新対象デバイスリンクプロファイルとして検知されたデバイスリンクプロファイルを更新する工程と、
を有するデバイスリンクプロファイル作成方法において、
前記制御部が、作成時刻を示す情報が変更されたデバイスリンクプロファイルを更新されたデバイスリンクプロファイルとして検知するか、前記作成時刻を示す情報が変更されたデバイスリンクプロファイルであって、かつ、前記作成時刻を示す情報の変更前後でバイナリーレベルの変更があったデバイスリンクプロファイルを更新されたデバイスリンクプロファイルとして検知するかを選択させてデバイスリンクプロファイルの更新検知ルールを設定する工程を有し、
前記制御部は、前記デバイスリンクプロファイルの更新検知ルールを用いて前記デバイスリンクプロファイルの更新を検知することを特徴とするデバイスリンクプロファイル作成方法。 - 前記複数のデバイスリンクプロファイルのそれぞれは、個別に設定された属性情報を有し、
前記制御部は、前記更新対象デバイスリンクプロファイルとして検知されたデバイスリンクプロファイルに設定された属性情報を、更新されたデバイスプロファイルを用いて作成する更新対象デバイスリンクプロファイルに設定することを特徴とする請求項1又は2に記載のデバイスリンクプロファイル作成方法。 - 前記制御部が、更新されたデバイスプロファイルを用いて作成する更新対象デバイスリンクプロファイルの属性情報を設定させる工程を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のデバイスリンクプロファイル作成方法。
- 前記制御部が、前記デバイスリンクプロファイルの更新を完了したことを通知する工程を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のデバイスリンクプロファイル作成方法。
- 前記制御部が、更新されたデバイスプロファイルを用いて更新対象デバイスリンクプロファイルを自動的に作成するか否かを選択させる工程を有し、
前記制御部は、更新されたデバイスプロファイルを用いて更新対象デバイスリンクプロファイルを自動的に作成しない選択がされた場合に、更新されたデバイスプロファイルを用いた更新対象デバイスリンクプロファイルの作成を行わないことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のデバイスリンクプロファイル作成方法。 - 前記制御部が、更新されたデバイスプロファイルを用いて更新対象デバイスリンクプロファイルを直ちに作成するか否かを選択させる工程を有し、
前記制御部は、更新されたデバイスプロファイルを用いて更新対象デバイスリンクプロファイルを直ちに作成しない選択がされた場合、所定の時間を経過した後に、再び、更新されたデバイスプロファイルを用いて更新対象デバイスリンクプロファイルを直ちに作成するか否かを選択させることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のデバイスリンクプロファイル作成方法。 - コンピュータを、
複数のデバイスリンクプロファイルを、当該複数のデバイスリンクプロファイルのそれぞれについて各デバイスリンクプロファイルを作成するために用いたデバイスプロファイルに関する情報と共に記憶する手段、
前記デバイスプロファイルを記憶する手段、
前記デバイスプロファイルが更新された場合に更新されたデバイスプロファイルを検知し、前記複数のデバイスリンクプロファイルのうち更新の対象となったデバイスプロファイルを用いて作成されたデバイスリンクプロファイルを更新対象デバイスリンクプロファイルとして検知し、更新されたデバイスプロファイルを用いて更新対象デバイスリンクプロファイルを自動的に作成し、作成された更新対象デバイスリンクプロファイルによって前記更新対象デバイスリンクプロファイルとして検知されたデバイスリンクプロファイルを更新する手段、
として機能させるためのプログラムにおいて、
前記コンピュータを、
作成時刻を示す情報が変更されたデバイスプロファイルを更新されたデバイスプロファイルとして検知するか、前記作成時刻を示す情報が変更されたデバイスプロファイルであって、かつ、前記作成時刻を示す情報の変更前後でバイナリーレベルの変更があったデバイスプロファイルを更新されたデバイスプロファイルとして検知するかを選択させてデバイスプロファイルの更新検知ルールを設定する手段として機能させ、
前記デバイスプロファイルの更新検知ルールを用いて前記デバイスプロファイルの更新を検知させることを特徴とするプログラム。 - コンピュータを、
複数のデバイスリンクプロファイルを、当該複数のデバイスリンクプロファイルのそれぞれについて各デバイスリンクプロファイルを作成するために用いたデバイスプロファイルに関する情報と共に記憶する手段、
前記デバイスプロファイルを記憶する手段、
前記複数のデバイスリンクプロファイルのうちいずれか一つ以上が更新された場合に更新されたデバイスリンクプロファイルを検知し、新たなデバイスリンクプロファイルが追加された場合に追加されたデバイスリンクプロファイルを検知し、更新又は追加されたデバイスリンクプロファイルの作成に用いられたデバイスプロファイルによって前記デバイスプロファイルが更新された場合に更新されたデバイスプロファイルを検知し、前記複数のデバイスリンクプロファイルのうち更新の対象となったデバイスプロファイルを用いて作成されたデバイスリンクプロファイルを更新対象デバイスリンクプロファイルとして検知し、更新されたデバイスプロファイルを用いて更新対象デバイスリンクプロファイルを自動的に作成し、作成された更新対象デバイスリンクプロファイルによって前記更新対象デバイスリンクプロファイルとして検知されたデバイスリンクプロファイルを更新する手段、
として機能させるためのプログラムにおいて、
前記コンピュータを、
作成時刻を示す情報が変更されたデバイスリンクプロファイルを更新されたデバイスリンクプロファイルとして検知するか、前記作成時刻を示す情報が変更されたデバイスリンクプロファイルであって、かつ、前記作成時刻を示す情報の変更前後でバイナリーレベルの変更があったデバイスリンクプロファイルを更新されたデバイスリンクプロファイルとして検知するかを選択させてデバイスリンクプロファイルの更新検知ルールを設定する手段として機能させ、
前記デバイスリンクプロファイルの更新検知ルールを用いて前記デバイスリンクプロファイルの更新を検知させることを特徴とするプログラム。 - 複数のデバイスリンクプロファイルを、当該複数のデバイスリンクプロファイルのそれぞれについて各デバイスリンクプロファイルを作成するために用いたデバイスプロファイルに関する情報と共に記憶し、前記デバイスプロファイルを記憶する記憶部と、
前記デバイスプロファイルが更新された場合に更新されたデバイスプロファイルを検知し、前記複数のデバイスリンクプロファイルのうち更新の対象となったデバイスプロファイルを用いて作成されたデバイスリンクプロファイルを更新対象デバイスリンクプロファイルとして検知し、更新されたデバイスプロファイルを用いて更新対象デバイスリンクプロファイルを自動的に作成し、作成された更新対象デバイスリンクプロファイルによって前記更新対象デバイスリンクプロファイルとして検知されたデバイスリンクプロファイルを更新する制御部と、
を備えるデバイスリンクプロファイル作成装置において、
前記制御部は、作成時刻を示す情報が変更されたデバイスプロファイルを更新されたデバイスプロファイルとして検知するか、前記作成時刻を示す情報が変更されたデバイスプロファイルであって、かつ、前記作成時刻を示す情報の変更前後でバイナリーレベルの変更があったデバイスプロファイルを更新されたデバイスプロファイルとして検知するかを選択させてデバイスプロファイルの更新検知ルールを設定し、
前記デバイスプロファイルの更新検知ルールを用いて前記デバイスプロファイルの更新を検知することを特徴とするデバイスリンクプロファイル作成装置。 - 複数のデバイスリンクプロファイルを、当該複数のデバイスリンクプロファイルのそれぞれについて各デバイスリンクプロファイルを作成するために用いたデバイスプロファイルに関する情報と共に記憶し、前記デバイスプロファイルを記憶する記憶部と、
前記複数のデバイスリンクプロファイルのうちいずれか一つ以上が更新された場合に更新されたデバイスリンクプロファイルを検知し、新たなデバイスリンクプロファイルが追加された場合に追加されたデバイスリンクプロファイルを検知し、更新又は追加されたデバイスリンクプロファイルの作成に用いられたデバイスプロファイルによって前記記憶部に記憶されたデバイスプロファイルが更新された場合に更新されたデバイスプロファイルを検知し、前記複数のデバイスリンクプロファイルのうち更新の対象となったデバイスプロファイルを用いて作成されたデバイスリンクプロファイルを更新対象デバイスリンクプロファイルとして検知し、更新されたデバイスプロファイルを用いて更新対象デバイスリンクプロファイルを自動的に作成し、作成された更新対象デバイスリンクプロファイルによって前記更新対象デバイスリンクプロファイルとして検知されたデバイスリンクプロファイルを更新する制御部と、
を備えるデバイスリンクプロファイル作成装置において、
前記制御部は、作成時刻を示す情報が変更されたデバイスリンクプロファイルを更新されたデバイスリンクプロファイルとして検知するか、前記作成時刻を示す情報が変更されたデバイスリンクプロファイルであって、かつ、前記作成時刻を示す情報の変更前後でバイナリーレベルの変更があったデバイスリンクプロファイルを更新されたデバイスリンクプロファイルとして検知するかを選択させてデバイスリンクプロファイルの更新検知ルールを設定し、
前記デバイスリンクプロファイルの更新検知ルールを用いて前記デバイスリンクプロファイルの更新を検知することを特徴とするデバイスリンクプロファイル作成装置。
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