JP5469785B2 - ポルフィロモナスジンジバリス試薬 - Google Patents
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請求項1のポルフィロモナス ジンジバリスを培養する培地を備えるポルフィロモナス
ジンジバリス培地において、
前記培地は、糖を含まないことを特徴とし、かつ馬溶血液を2パーセントから3パーセントのいずれかの濃度で備える事を特徴とする。
2〔請求項2の手段〕
請求項2のポルフィロモナス ジンジバリスを培養する培地を備え、この培地で培養され
た培養物の培養状態からポルフィロモナス ジンジバリスの検出を行うポルフィロモナス
ジンジバリス試薬において、
前記培地は、糖を含まないことを特徴とし、かつ馬溶血液を2パーセントから3パーセント
のいずれかの濃度で備える事を特徴とする。
3〔請求項3の手段〕
請求項3のポルフィロモナス ジンジバリス培地またはポルフィロモナス ジンジバリス
試薬において、
前記培地は、当該培地で培養される培養物の選択性を高める抗菌剤を含むことを特徴と
する。
請求項1のポルフィロモナス ジンジバリスを培養する培地を備えるポルフィロモナス ジンジバリス培地において、
前記培地は、糖を含まないことを特徴とし、かつ溶血液を2パーセントから3パーセントのいずれかの濃度で備える事を特徴とする。
ゆえに培地が糖を含まないことで、ジンジバリス以外の菌の繁殖が抑えられ、ジンジバリスの繁殖の選択性が向上する。そして、培地が溶血液を含むことで、ジンジバリスの培養効果が高まるとともに、培養されたジンジバリスが特有の色変化(黒色変化)を起こすことで、ジンジバリスの「効率的な育成」と「検出」とを行うことができ
ゆえに培地が糖を含まないことで、ジンジバリス以外の菌の繁殖が抑えられ、ジンジバリスの繁殖の選択性が向上する。そして、培地が溶血液を含むことで、ジンジバリスの培養効果が高まるとともに、培養されたジンジバリスが特有の色変化(黒色変化)を起こすことで、ジンジバリスの「効率的な育成」と「検出」とを行うことがでる。
さらに2〜3%、とくに2.5%の溶血液濃度にて発育、選択性が最適化される。
2〔請求項2の作用および効果〕
請求項2のポルフィロモナス ジンジバリスを培養する培地を備え、この培地で培養された培養物の培養状態からポルフィロモナス ジンジバリスの検出を行うポルフィロモナス ジンジバリス試薬において、
ゆえに培地が糖を含まないことで、ジンジバリス以外の菌の繁殖が抑えられ、ジンジバリスの繁殖の選択性が向上する。そして、培地が溶血液を含むことで、ジンジバリスの培養効果が高まるとともに、培養されたジンジバリスが特有の色変化(黒色変化)を起こすことで、ジンジバリスの「効率的な育成」と「検出」とを行うことができ
前記培地は、糖を含まないことを特徴とし、かつ溶血液を2パーセントから3パーセントのいずれかの濃度で備える事を特徴とする。
ゆえに培地が糖を含まないことで、ジンジバリス以外の菌の繁殖が抑えられ、ジンジバリスの繁殖の選択性が向上する。そして、培地が溶血液を含むことで、ジンジバリスの培養効果が高まるとともに、培養されたジンジバリスが特有の色変化(黒色変化)を起こすことで、ジンジバリスの「効率的な育成」と「検出」とを行うことがでる。
さらに2〜3%、とくに2.5%の溶血液濃度にて発育、選択性が最適化される。
3〔請求項3の作用および効果〕
請求項3のポルフィロモナス ジンジバリス培地またはポルフィロモナス ジンジバリス試薬において、
前記培地は、当該培地で培養される培養物の選択性を高める抗菌剤を含むことを特徴とするので、
さらにポルフィロモナス ジンジバリスの選択性が高まる。
生体、特に口腔内よりのポルフィロモナス ジンジバリス(Porphyromonas gingivalis)の定性、定量、同定、鑑別、病原性、活動性のいづれかまたはその組み合わせを計測、検査する事を実施の形態とする。本発明の処方は、特にことわりなければ1リットル(1l、/lまたは1000ml)中の量である。
一例として基礎処方として栄研化学の糖無添加(ブドウ糖、可溶性でんぷん無添加)ABCM処方の試薬(培地)を使用する。(栄研マニュアルに組成が記載されている。)その試薬に溶血液などを混入する。またはABCM処方の試薬から糖を除き、溶血液を添加しても良いし、適度なペプトンと酵母を添加したものに適度なNaとKを添加したものを使用しても良い。
植物エキス 2g
酵母エキス 5g
肉エキス 3g
ペプトン 10g
とりペプトン 10gから/または15g
ソイペプトン 3g
塩化ナトリウム 2g
L−システイン塩酸塩 0.3g
チオグリコール酸ナトリウム 0.3g
ヘミン 10mg
ビタミンK1 10mg
などを使用する。
口腔内の歯周ポケットの入り口付近の歯垢を綿球などで除去し、ペーパーポイントを歯周ポケットに挿入する。そしてそのポイントを前記試薬(培地)の上にのせて、背直探針などで塗布する。(採取手段あるいは採取方法に関しては、特願2002ー137841健康計測診査装置に詳細が記載されている。)
本試薬(培地)に生じる黒色コロニーは、高確率でポルフィロモナス ジンジバリス(Porphyromonas gingivalis)であるので定性計測ができる。
さらに羊血液を採用すれば、溶血菌との共生、拮抗状態が把握できるので、さらに病原性の精度があがる。ここで羊血液は、前記2.5%馬溶血液添加試薬(培地)に0より多く、5%程度までぐらいの範囲を添加する。(2.5%程度の添加がほどよいようである。)
本試薬に生えるポルフィロモナス ジンジバリス(Porphyromonas gingivalis)の、コロニーの数、大きさなどによるコロニー発育速度が活動性の値と比例するので、歯周ポケット内でのポルフィロモナス ジンジバリス(Porphyromonas gingivalis)の活動性がわかる。
具体的な一例として、スタフィロコッカスStaphylococcus(オーレウスなど(Staphylococcus aureus))などの溶血環上のポルフィロモナス ジンジバリスコロニーは、黒色化できるが、エンテロコッカスEnterococcus(フェカーリスなど(Enterococcus faecalis ))などでは、その溶血環内のポルフィロモナス ジンジバリスコロニーを黒色化することができない。
ポルフィロモナス ジンジバリス(Porphyromonas gingivalis)の定性、定量、同定、鑑別、病原性、活動性のいづれかまたはその組み合わせを計測、検査することができる。
培地として寒天を使用してもよいし、また液体(ブロス)としてもよい。液体とした場合、培地というより試薬という名称がなじみやすい。
A:ナリジクス酸15mg、バシトラシン10mg、コリスチン硫酸塩10mgにバンコマイシン(Vancomycin)(0<バンコマイシン量<5mg)。ここでバンコマイシン量は、1mg程度が好ましい場合が多い。ここで、バシトラシンをのぞき、バンコマイシンを1mg程度から10mg程度添加しても良い。
などを使用しても良い。
図1にしめされるガス計測手段に、赤外線を通過させ、その吸収度を計測し、ポルフィロモナス ジンジバリス(Porphyromonas gingivalis)の定性、定量計測としても良い。
具体的には、BaF2などの計測ビームに対して容易に透過する窓3が設けられたチューブが嫌気ジャー2と交通し取り付けられている。窓は、計測波長のビームが通過すればどのようなものでもよい。ここで、嫌気ジャー2とガス計測手段1とは、既知のガス選択膜などによる特定ガス選択手段にて選択交通させても良いし、全透過性(孔など)としてもよい
さらにまたビームの基準強度を基準として前記吸収ピークの吸収値を表示してもよい。(無計測時のビーム強度を基準としても良い。)
一例として、
Aその値が1.0程度ならリスク大と表示する相対リスク表示手段や、
B2361cm−1の吸収が大きければリスク大と表示する特定リスク表示手段や、
AとBの値を加減乗除した各値を採用する複合リスク表示手段などを採用してもよい。
もちろんこれらの値を、他の機器に供給するためにUSB、1394、またはその他の規格インターフェィスに出力する出力手段を設けても良い。
前記実施例においては、寒天を13〜15g程度添加して培地形状としたものを開示したが、液体の状態で使用してもよいし、半流動の状態でもよい。
し使用しても良い。
2 嫌気ジャー
3 窓(一例としてBaF2ウインドウ)
Claims (3)
- ポルフィロモナス ジンジバリスを培養する培地を備えるポルフィロモナス ジンジバ
リス培地において、
前記培地は、糖を含まないことを特徴とし、かつ馬溶血液を2パーセントから3パーセントのいずれかの濃度で備える事を特徴とするポルフィロモナス ジンジバリス培地。 - ポルフィロモナス ジンジバリスを培養する培地を備え、この培地で培養された培養物
の培養状態からポルフィロモナス ジンジバリスの検出を行うポルフィロモナス ジンジ
バリス試薬において、
前記培地は、糖を含まないことを特徴とし、かつ馬溶血液を2パーセントから3パーセントのいずれかの濃度で備える事を特徴とするポルフィロモナス ジンジバリス試薬。 - 請求項1または請求項2のいずれかに記載のポルフィロモナス ジンジバリス培地また
はポルフィロモナス ジンジバリス試薬において、
前記培地は、当該培地で培養される培養物の選択性を高める抗菌剤を含むことを特徴と
するポルフィロモナス ジンジバリス培地またはポルフィロモナス ジンジバリス試薬。
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JP2004031432A JP5469785B2 (ja) | 2004-02-06 | 2004-02-06 | ポルフィロモナスジンジバリス試薬 |
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JP2005218396A5 JP2005218396A5 (ja) | 2007-01-25 |
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Family Applications (1)
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JP2004031432A Expired - Fee Related JP5469785B2 (ja) | 2004-02-06 | 2004-02-06 | ポルフィロモナスジンジバリス試薬 |
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