JP5468952B2 - インターホンシステム - Google Patents

インターホンシステム Download PDF

Info

Publication number
JP5468952B2
JP5468952B2 JP2010069529A JP2010069529A JP5468952B2 JP 5468952 B2 JP5468952 B2 JP 5468952B2 JP 2010069529 A JP2010069529 A JP 2010069529A JP 2010069529 A JP2010069529 A JP 2010069529A JP 5468952 B2 JP5468952 B2 JP 5468952B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
unit
storage unit
collective entrance
call
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010069529A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011205308A (ja
Inventor
克秀 坪川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nohmi Bosai Ltd
Original Assignee
Nohmi Bosai Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nohmi Bosai Ltd filed Critical Nohmi Bosai Ltd
Priority to JP2010069529A priority Critical patent/JP5468952B2/ja
Publication of JP2011205308A publication Critical patent/JP2011205308A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5468952B2 publication Critical patent/JP5468952B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)

Description

本発明は、集合住宅に設置されるインターホンシステムに関し、より詳しくは集合玄関に設置されている集合玄関機と、各住戸の玄関に設置されるドアホンと、各住戸内に設置される住宅情報盤とを備えてなるインターホンシステムに関する。
マンションなどの集合住宅に設けられるインターホンシステムは、各住戸に設置した住宅情報盤と、管理員室に設置した管理室親機と、集合玄関に設置した集合玄関機とを備えて構成され、それぞれの機器間でインターホン通話ができるシステムになっている。
また、住宅情報盤には、各住戸の玄関先に設置されているドアホンが接続され、これらの間でもインターホン通話をすることができる。
このような集合住宅用のインターホンシステムにおいては、訪問者が、集合玄関機またはドアホンから各住戸の住宅情報盤を呼び出し、住戸内の居住者とインターホン通話を行う。そして、集合玄関機またはドアホンから各住戸の住宅情報盤が呼出されたときには、訪問者を撮像してその映像を住宅情報盤側で録画できるようになっている。
このような集合住宅用のインターホンシステムとしては、例えば特許文献1に開示された「集合住宅インターホンシステム」や、特許文献2に開示された「住宅情報システム」などがある。
訪問者を撮像した映像を録画する機能を有するインターホンシステムにおいては、映像は住宅情報盤のメモリに記憶されることになるが、画像情報は大きな記憶容量を必要とし、他方メモリの記憶容量が所定量になっているため、メモリの有効利用の観点から不要な画像を消去したいという要請がある。
この点、特許文献2においては、メモリに記憶された画像を所定時間経過後に消去したり、あるいはメモリの記憶容量の残りが少なくなった場合に上書きしたりするという手段を講じている。
特開2007−228285号公報 特開2002−111883号公報
しかしながら、特許文献2に開示されたように、メモリに記憶された画像を所定時間経過後に消去したり、あるいはメモリの記憶容量の残りが少なくなった場合に上書きしたりするという手段では、例えば、長期間留守にしたような場合に、古い画像が消去されてしまい、本来必要な画像を消去してしまうことにもなりかねない。
本発明はかかる課題を解決するためになされたものであり、本来必要な画像は残し、本来不要な画像のみを記憶しないようにしてメモリの有効利用を図ることができるインターホンシステムを提供することを目的としている。
上記の課題を解決するため、発明者は本来不要な画像とは何かについて検討したところ、訪問者の典型的な行動パターンは集合玄関から呼出をし、居住者の応答により開けられた集合玄関を通過して目的の住戸のドアホンで呼出をするというものであり、この場合においては、集合玄関のカメラで撮像された画像と、ドアホンのカメラで撮像された画像が二重に存在し、このような場合において一方の画像が不要な画像であると考えた。
そこで、このような不要な画像のみを消去して記憶しないようにすることで、メモリの有効利用が可能となるとの知見を得た。
本発明はかかる知見に基づくものであり、具体的には以下の構成からなるものである。
(1)本発明に係るインターホンシステムは、集合玄関に設置されている集合玄関機と、各住戸の玄関に設置されるドアホンと、各住戸内に設置される住宅情報盤とを備えて構成され、前記集合玄関機および前記ドアホンから前記住宅情報盤に対して訪問者の呼出があるときに、それぞれの機器で撮像された前記訪問者の映像を録画する画像録画部を前記住宅情報盤が備えてなるインターホンシステムにおいて、
前記集合玄関機から呼出があるときに撮像された録画画像を記憶する集合玄関用画像記憶部と、前記ドアホンから呼出があるときに撮像された録画画像を記憶するドアホン用画像記憶部と、前記集合玄関用画像記憶部に記憶された録画画像と前記ドアホン用画像記憶部に記憶された録画画像に基づいて両画像が同一人物の画像であるかどうかを判定する顔認証部と、該顔認証部によって同一人物の画像であると判定されたときに前記ドアホン用画像記憶部または前記集合玄関用画像記憶部に記憶された録画画像の一方を消去する画像消去部を備えたことを特徴とするものである。
(2)また、上記(1)に記載のものにおいて、前記顔認証部は、前記集合玄関用画像記憶部に記憶された録画画像と、当該録画画像が記憶されたときから所定時間内に記憶された前記ドアホン用画像記憶部の録画画像に基づいて両画像が同一人物の画像であるかどうかを判定することを特徴とするものである。
(3)また、本発明に係るインターホンシステムは、集合玄関に設置されている集合玄関機と、各住戸の玄関に設置されるドアホンと、各住戸内に設置される住宅情報盤とを備えて構成され、前記集合玄関機および前記ドアホンから前記住宅情報盤に対して訪問者の呼出があるときに、それぞれの機器で撮像された前記訪問者の映像を録画する画像録画部を前記住宅情報盤が備えてなるインターホンシステムにおいて、
前記集合玄関機から呼出があるときに撮像された録画画像を記憶する集合玄関用画像記憶部と、前記ドアホンから呼出があるときに撮像された録画画像を記憶するドアホン用画像記憶部と、該ドアホン用画像記憶部に記憶された時刻より所定時間内に集合玄関用画像記憶部に記憶された録画画像があるかどうかを判定して、録画画像がある場合には直近に録画された前記ドアホン用画像記憶部または前記所定時間内に記憶された前記集合玄関用画像記憶部の録画画像の一方を消去する画像消去部を備えたことを特徴とするものである。
本発明によれば、訪問者が集合玄関機のカメラとドアホンのカメラの両方で撮像された場合のように、本来不要な画像データが存在するときに、その不要な画像データを消去することができるので、本来不要なデータを削除し必要なデータを残すことができ、メモリの有効利用が可能となる。
本発明の一実施の形態に係るインターホンシステムに用いるドアホンと住宅情報盤のブロック図である。 本発明の一実施の形態に係るインターホンシステムの動作を説明するフローチャートである。 本発明の一実施の形態に係るインターホンシステムの全体構成を説明する説明図である。
本発明の一実施の形態に係るインターホンシステム1を図1乃至図3に基づいて説明する。
まず、システムの全体構成を図3に基づいて説明する。本実施の形態のインターホンシステム1は、各住戸に設置した住宅情報盤3と、管理員室に設置した管理室親機5と、集合玄関に設置した集合玄関機7を備えて構成され、それぞれの機器が制御装置9を介して制御信号線、通話線(音声線)及び映像線で接続されてインターホン通話ができるようになっている。
また、住宅情報盤3には、各住戸の玄関先に設置されているドアホン11が接続され、これらの間でもインターホン通話をすることができるようになっている。
次に、図1に基づいて住宅情報盤3及びドアホン11について説明する。
図1に示すように、ドアホン11は住宅情報盤3と映像線L1及び通話線L2を介して接続されている。
また、ドアホン11は、訪問者を撮像するカメラ13、カメラ13の映像信号を変調して住宅情報盤3側に映像線L1を介して出力する変調回路15を備えている。また、訪問者が押す呼出釦17、呼出釦17の動作を電気信号に変換する呼出回路19、スピーカ及びマイク(図示なし)を有し音声信号を通話線L2を介して出力する通話回路21を備えている。
住宅情報盤3は、映像線L1及び通話線L2を介してドアホン11と接続されると共に制御信号線、映像線及び通話線を介して制御装置9と接続されている。
また、住宅情報盤3は、復調回路23、電源供給回路25、タイマー機能を備えた画像録画部27、画像再生部29、記憶部31、顔認証部33、画像消去部35、モニタ37、呼出検出回路39、通話切換回路41、マイク43及びスピーカ45を有する通話回路47、送受信部49、映像切換回路51、制御部53を備えている。
以下、各部の詳細を説明する。
<復調回路>
復調回路23は、ドアホン側の変調回路15で変調された映像信号を復調するものであり、復調された映像がモニタ37に表示される。
<電源供給回路>
電源供給回路25は、図示しない商用電源が接続されており、ドアホン11の呼出釦17が押された際に、ドアホン11側に映像線L1を介して電源を供給する。
<画像録画部>
画像録画部27は、復調回路23に接続され、静止画を録画する。画像録画部27は、図示しないA/D変換器、画像圧縮回路などから構成され、ドアホン11のカメラ13または集合玄関機7のカメラ(図示なし)が撮像した静止画をJPEG方式などで圧縮して記憶部31のドアホン用画像記憶部31aまたは集合玄関用画像記憶部31bに保存する。
この画像録画部27は、ドアホン11または集合玄関機7から呼出がある時に起動され、通話の有無に係わらず、画像を録画する。したがって、呼出があれば、その呼出に応答しない不在時の場合は勿論、在宅で、ハンドセットを上げたり、又は通話釦を押したりして、その呼出に応答する場合も録画を行う。
なお、ドアホン11側の映像と集合玄関機7側の映像は映像切換回路51によって切り換えられて画像録画部27で録画される。
画像録画部27による録画は、呼出があった時から所定時間が経過するまで所定の間隔で行われる。具体的には、呼出があった時から、例えば6秒間、1秒毎に画像を録画する。もっとも、呼出の操作がなされたと同時では、まだカメラ(ドアホン11のカメラ13又は集合玄関機7のカメラ)が起動していないので、例えば呼出後1秒経過してから、順次1秒周期で画像を録画して、合計5枚の画像を録画する。5枚の画像は、まとめて1件として扱い、記憶部31に格納する。
画像録画部27は、タイマー28によるタイマー機能を備えており、呼出があった時点から時間を計測し、画像録画部27はこのタイマー28の時間により、6秒間が経過すると録画を停止する。もっとも、6秒間が経過する前に訪問者と居住者の通話が終了すると、その時点で録画を停止する。
画像録画部27は、録画する際にタイマー28の時間情報を画像と共に記憶する。これによって、記憶されている画像は録画された時間に基づいて読み出しが可能になっている。
また、画像録画部27は、呼出ごとに記憶部31に上記の複数の画像を格納し、記憶部31の記憶容量が少なくなると、最も古いデータを削除して上書きして最新のものを優先して記憶する。
<画像再生部>
画像再生部29は、図示しないD/A変換器や画像伸長回路などから構成されており、図示しない再生釦の操作(再生操作)に伴い、記憶部31に記憶されている複数枚の静止画を、順次、モニタ37に再生する。具体的には、録画したタイミングと同じ状態で再生を行うのが望ましく、録画した静止画を1秒おきに1画面ずつ切り換えて表示する。
<記憶部>
画像記憶部としての記憶部31はフラッシュメモリなどから構成され、複数件、例えば20件程度の画像を録画できる容量をもったものが使用される。
記憶部31には、ドアホン11のカメラ13で撮像された映像を記憶するドアホン用画像記憶部31aと、集合玄関機7のカメラで撮像された映像を記憶する集合玄関用画像記憶部31bを備えている。
<顔認証部>
顔認証部33は、ドアホン用画像記憶部31aと集合玄関用画像記憶部31bに記憶されている訪問者の画像に基づいて同一人物であるかどうかを判定する。
具体的には、集合玄関のカメラからの映像が録画された後、所定時間内にドアホン11のカメラ13からの映像が録画された場合、それらの画像を読み出して、その画像を公知の顔認証システムによって同一人物であるかどうかを判定する。同一人物であると判定した場合には、その情報を画像消去部35に通知する。
なお、ドアホン用画像記憶部31aと集合玄関用画像記憶部31bには、訪問時の画像として複数枚の静止画像が記憶されているが、顔認証部33はこれらの複数毎の画像のうちの一枚の画像を読み出して顔認証の対象としてもよいし、複数枚の画像を対象としてもよい。顔認証部33は、画像記憶部に記憶された録画画像の中に同一人物による重複した画像があるかどうかを判定する重複画像判定部の一例である。
<画像消去部>
画像消去部35は、顔認証部33によって同一人物であると判定されたときに、顔認証部33で認証の対象とした画像のうち、ドアホン用画像記憶部31aに記憶されている画像、または、集合玄関用画像記憶部31bに記憶されている画像のいずれか一方を消去する。つまり同一人物による重複した画像があると判定されたときに、画像記憶部に記憶された録画画像の中から重複した画像を消去する。
<モニタ>
モニタ37は、復調回路23、画像再生部29及び映像切換回路51に接続されており、ドアホン11のカメラ13で撮像されている映像、集合玄関機7のカメラで撮像されている映像または画像再生部29が記憶部31から読み出した映像を表示する。
モニタ37は、ドアホン11または集合玄関機7から呼出があったときには、呼出があった方のカメラで撮像された映像を表示する。また、図示しない再生釦の操作があったときには、記憶部31に記憶されている画像を表示する。なお、このようなモニタ37における映像の切換えは、映像切換回路51によって行われる。
<呼出検出回路>
呼出検出回路39は、ドアホン11の呼出釦17が押されたことを検出する回路である。
<通話切換回路>
通話切換回路41は、ドアホン11の通話回路21と通話線に接続され、住宅情報盤3で通話する相手としてドアホン11と集合玄関機7とを切り換える。例えば、ドアホン11の呼出釦17が押されて、それが呼出検出回路39で検出された場合には、ドアホン11側の通話線L2と住宅情報盤3内の通話回路47を接続してドアホン11との通話を可能にする。他方、集合玄関機7の呼出釦が押されて、それが送受信部49で検出された場合には、制御装置9に接続されている通話線(音声線)と住宅情報盤3内の通話回路47を接続して集合玄関機7側との通話を可能にする。
<通話回路>
通話回路47は、ドアホン11の通話回路21と同様に、マイク43及びスピーカ45が接続されており、呼出音や音声をスピーカ45から出力し、また音声を、マイク43を通じて入力する。
<送受信部>
送受信部49は、制御信号線に接続されており、制御部53と制御装置9との間の制御信号の送受信を行う。集合玄関機7からの呼出信号は、制御信号線を介して送信され、送受信部49で受信される。
<映像切換回路>
映像切換回路51は、映像アダプタ55を介して映像線と接続されると共に、モニタ37、画像録画部27に接続されて、モニタ37に表示する画像や画像録画部27で録画する画像を、ドアホン11側のものと集合玄関機7側のものとの間で切り換える。例えば、ドアホン11から呼出があった場合には、ドアホン11のカメラ13で撮像された画像をモニタ37に表示すると共にドアホン11のカメラ13で撮像されている画像を画像録画部27で録画するように画像信号の流れを切り換える。他方、集合玄関機7から呼出があった場合には、集合玄関機7のカメラで撮像された画像をモニタ37に表示すると共に集合玄関のカメラで撮像されている画像を画像録画部27で録画するように画像信号の流れを切り換える。
<制御部>
制御部53は、MPUなどから構成され、住宅情報盤3内の各機能を有する構成部(例えば送受信部49等)に接続されて、各構成部と信号命令のやりとりをして各構成部を制御する。
集合玄関機7は、図示は省略しているがドアホン11と同様に、訪問者を撮像するカメラ、カメラの映像信号を変調して住宅情報盤3側に制御装置9及び映像線を介して出力する変調回路、訪問者が押す呼出釦、呼出釦の動作を電気信号に変換する呼出回路、スピーカ及びマイクを有し音声信号を制御装置9及び通話線を介して出力する通話回路、呼出釦が押されたときに呼出信号を出力する送受信部を備えている。
次に上記のように構成された本実施の形態に係るインターホンシステム1の動作を、図2に示すフローチャートに基づいて住宅情報盤3の画像処理を中心に説明する。なお、以下においては説明を分かりやすくする観点から訪問者の行動パターンごとに分けて説明する。
[第1パターン]
第1パターンは訪問者の典型的な行動パターンであり、集合玄関から呼出をし、居住者の応答により開けられた集合玄関のドアを通過して目的の住戸のドアホン11で再度呼出をする場合である。
呼出信号があったかどうか、つまり呼出検出回路39又は送受信部49によって呼出信号が検出されたかどうかを判断し(S1)、呼出信号がない場合には待機する。この第1パターンは呼出信号がある場合であるから、S1の判断において呼出信号があったので、その呼出信号が集合玄関機7からの呼出であるかドアホン11からの呼出であるかを判断する(S3)。
S3の判断で、集合玄関機7であると判断されると、画像録画部27が録画を開始する(S5)。この時の録画時間は最大で数秒間とする。そして、その設定された数秒間が経過する前に通話が終了すればその時点で録画も終了する。
録画した画像は、タイマー28から読み込んだ時刻情報と共に集合玄関用画像記憶部31bに記憶する(S7)。
集合玄関にあるオートドアが居住者の操作によって解錠され、開放されると、訪問者は訪問先の住戸に行き、ドアホン11の呼出釦17を押す。このとき、住宅情報盤3においては、呼出信号ありと判断し(S1)、さらにその呼出がドアホン11からの呼出であると判断する(S3)。
S3の判断でドアホン11からの呼出であると判断されると、画像録画部27が録画を開始する(S9)。この時の録画時間は、集合玄関機7の場合と同様に、最大で数秒間とし、その設定された数秒間が経過する前に通話が終了すればその時点で録画も終了する。
録画した画像は、タイマー28から読み込んだ時刻情報と共にドアホン用画像記憶部31aに記憶する(S11)。
ドアホン用画像記憶部31aに画像が記憶されると、顔認証部33が、現在の時刻より例えば10分以内に録画された画像が集合玄関用画像記憶部31bにあるかどうかを判断する(S13)。ここで「10分以内」という値は、集合玄関から住戸に行くまでに要する時間を基に設定された値である。本パターンの場合には、訪問者は集合玄関を通過しており、画像が集合玄関用画像記憶部31bにあるので、その場合には、顔認証部33が、集合玄関用画像記憶部31bに記憶されている画像と、ドアホン用画像記憶部31aに記憶されている画像を読み出し、読み出した画像に基づいて顔認証を行う(S15)。顔認証部33の顔認証で、直前にドアホン11で撮像された画像と、10分以内に集合玄関で撮像された画像とが同一人物のものであるかどうかを判断し(S17)、同一人物であると判断されると、画像消去部35が、ドアホン用画像記憶部31aあるいは集合玄関用画像記憶部31bに記憶されている画像を消去する(S19)。
[第2パターン]
訪問者が集合玄関機7で呼出を行ったが居住者が留守であった場合。
この場合には、S1からS7まで進み、その後は、S1の判断で呼出信号がないと判断され、待機状態となる。この場合、集合玄関機7のカメラで撮像された画像が集合玄関用画像記憶部31bに記憶されるだけの状態となる。
[第3パターン]
訪問者が同じ集合住宅内の他の住戸を訪問した後、集合住宅から出ることなく住戸を直接訪問した場合、つまり、集合玄関機7からの呼出がないまま先にドアホン11からの呼出がある場合である。
この場合、S1〜S11まで進み、S13の判断で集合玄関用画像記憶部31bに10分以内に録画された画像がないと判断され、ドアホン用画像記憶部31aに記憶された画像の消去がされることなく処理が終了して、待機状態となる。
以上のように、本実施の形態によれば、訪問者が集合玄関機7のカメラとドアホン11のカメラ13の両方で所定の時間内に撮像されたように、同一人物による画像が重複し、必要のない画像データが存在するような場合に、その必要のない画像データを消去するようにしたので、必要のないものを削除してメモリの有効利用が可能となる。
なお、上記の実施の形態では、S13の判断において、所定時間として10分を例に挙げたが、この時間は適宜状況に応じて変更できるようにするのが好ましい。例えば、大型の集合住宅であって、集合玄関からの距離が離れている住戸については長めに設定し、逆に小規模の集合住宅の場合や集合玄関からの距離が近い住戸については短めに設定することも可能である。
また、上記の実施の形態では、S13の判断において、所定時間内に録画された画像があるかどうかを判断して、所定時間内に存在する画像を顔認証の対象にするようにしたが、特に時間情報を加味することなく、記憶部31内に記憶されている画像の全てを顔認証判断の対象としてもよい。
また、ドアホン11で録画が行われた場合には、集合玄関用画像記憶部31bに記憶されている録画画像のうち、直前に録画された画像と顔認証による比較を行うようにしてもよい。このようにすればタイマー28による10分以内かどうかの判断は不要となる。
顔認証部により、同一人物による重複した画像があると判定した場合には、集合玄関用画像記憶部、ドアホン用画像記憶部、いずれの記憶部に録画された画像を消去するようにしてもよいが、次のようにしてもよい。2つの記憶部がそれぞれ別のメモリから構成される場合は、メモリ残量によって、メモリに余裕のない記憶部の方を優先して消去するようにしてもよい。
本発明では、画像記憶部を住宅情報盤に設けるようにしたが、画像記憶部は、集合玄関機、制御装置、または管理室親機に設けるようにしてもよい。また、画像記憶部は、集合玄関用とドアホン用とをそれぞれ備えるように説明したが、これらは物理的に2つ備えている必要はない。ドアホンで撮像した画像なのか、集合玄関機で撮像した撮像した画像なのかを識別できるような識別情報を付加して一つの記憶部に記憶させるようにしてもよい。
また、上記の例では、集合玄関機で撮像した画像と、ドアホンで撮像した画像に重複した画像がある場合に、いずれか一方を消去するようにしたが、例えば、同じ日に、集合玄関で撮像された録画画像に同一人物による重複した画像がある場合には、画像記憶部に記憶された録画画像の中から重複した画像を消去するようにしてもよい。この場合には、記憶部に録画画像を記憶する際、どこで、つまり集合玄関またはドアホンのどちらで撮像された画像であるかを記憶させる必要はない。
また、画像記憶部に記憶された録画画像の中に同一人物による重複した画像があるかどうかを判定する重複画像判定部の一例として顔認証部を用いるようにしたが、以下のような別の手段を用いてもよい。
実施形態で説明したように、集合住宅において、訪問者が住戸を訪れる場合には、訪問者の映像は、集合玄関で一度撮像され、それから数分以内に、住戸の玄関でも撮像されることになる。従って、集合玄関機から呼出があって、それから所定時間以内(数分)以内に、ドアホンから呼出がある場合には、画像記憶部に同一人物による重複画像があるものと判定し、顔認証を行うことなく、ドアホンで撮像した最新の画像を消去するようにしてもよい。この場合には、所定時間を計測するタイマと制御手段とが重複画像判定手段の一例となる。
なお、特に訪問履歴を気にせず、一番、最近に訪問された日時における録画画像だけを画像記憶部に記憶させてしておくようにして、一週間前とかの同一人物による重複した録画画像を消去するようにしてもよい。
このような発明に係るインターホンシステムは、集合玄関に設置されている集合玄関機と、各住戸の玄関に設置されるドアホンと、各住戸内に設置される住宅情報盤とを備えて構成され、前記集合玄関機および前記ドアホンから前記住宅情報盤に対して訪問者の呼出があるときに、それぞれの機器で撮像された前記訪問者の映像を録画する画像録画部を備えてなるインターホンシステムにおいて、前記集合玄関機または前記ドアホンから呼出があるときに撮像された録画画像を記憶する画像記憶部と、前記画像記憶部に記憶された録画画像の中に同一人物による重複した画像があるかどうかを判定する重複画像判定部と、該重複画像判定部によって同一人物による重複した画像があると判定されたときに前記画像記憶部に記憶された録画画像の中から重複した画像を消去する画像消去部を備えたことを特徴とするものである。
上記の実施の形態では、顔認証部33によって所定時間内に撮像された人物が同一人物であるかどうかを判断することで、不要な画像データを特定するようにした。
しかし、訪問者の典型的な行動パターンでは、集合玄関機のカメラで撮像された後、想定される時間内にドアホンのカメラで撮像されることになるので、図2に示したフローチャートのS13の判断において現在時刻より所定時間内に撮像された画像がある場合には、顔認証を行うことなくドアホンで撮像された画像、あるいは集合玄関機で撮像された画像を消去するようにしてもよい。
このようにする場合のインターホンシステムに係る発明は以下のような構成となる。
このような発明に係るインターホンシステムは、集合玄関に設置されている集合玄関機と、各住戸の玄関に設置されるドアホンと、各住戸内に設置される住宅情報盤とを備えて構成され、前記集合玄関機および前記ドアホンから前記住宅情報盤に対して訪問者の呼出があるときに、それぞれの機器で撮像された前記訪問者の映像を録画する画像録画部を前記住宅情報盤が備えてなるインターホンシステムにおいて、
前記集合玄関機から呼出があるときに撮像された録画画像を記憶する集合玄関用画像記憶部と、前記ドアホンから呼出があるときに撮像された録画画像を記憶するドアホン用画像記憶部と、該ドアホン用画像記憶部に記憶された時刻より所定時間内に集合玄関用画像記憶部に記憶された録画画像があるかどうかを判定して、録画画像がある場合には直近に録画された前記ドアホン用画像記憶部または前記所定時間内に記憶された前記集合玄関用画像記憶部の録画画像の一方を消去する画像消去部を備えたことを特徴とするものである。
1 インターホンシステム 3 住宅情報盤 5 管理室親機
7 集合玄関機 9 制御装置 11 ドアホン
13 カメラ 15 変調回路 17 呼出釦
19 呼出回路 21 通話回路 23 復調回路
25 電源供給回路 27 画像録画部 29 画像再生部
31 記憶部 31a ドアホン用画像記憶部
31b 集合玄関機用画像記憶部
33 顔認証部 35 画像消去部 37 モニタ
39 呼出検出回路 41 通話切換回路 43 マイク
45 スピーカ 47 通話回路 49 送受信部
51 映像切換回路 53 制御部 55 映像アダプタ

Claims (3)

  1. 集合玄関に設置されている集合玄関機と、各住戸の玄関に設置されるドアホンと、各住戸内に設置される住宅情報盤とを備えて構成され、前記集合玄関機および前記ドアホンから前記住宅情報盤に対して訪問者の呼出があるときに、それぞれの機器で撮像された前記訪問者の映像を録画する画像録画部を前記住宅情報盤が備えてなるインターホンシステムにおいて、
    前記集合玄関機から呼出があるときに撮像された録画画像を記憶する集合玄関用画像記憶部と、前記ドアホンから呼出があるときに撮像された録画画像を記憶するドアホン用画像記憶部と、前記集合玄関用画像記憶部に記憶された録画画像と前記ドアホン用画像記憶部に記憶された録画画像に基づいて両画像が同一人物の画像であるかどうかを判定する顔認証部と、該顔認証部によって同一人物の画像であると判定されたときに前記ドアホン用画像記憶部または前記集合玄関用画像記憶部に記憶された録画画像の一方を消去する画像消去部を備えたことを特徴とするインターホンシステム。
  2. 前記顔認証部は、前記集合玄関用画像記憶部に記憶された録画画像と、当該録画画像が記憶されたときから所定時間内に記憶された前記ドアホン用画像記憶部の録画画像に基づいて両画像が同一人物の画像であるかどうかを判定することを特徴とする請求項記載のインターホンシステム。
  3. 集合玄関に設置されている集合玄関機と、各住戸の玄関に設置されるドアホンと、各住戸内に設置される住宅情報盤とを備えて構成され、前記集合玄関機および前記ドアホンから前記住宅情報盤に対して訪問者の呼出があるときに、それぞれの機器で撮像された前記訪問者の映像を録画する画像録画部を前記住宅情報盤が備えてなるインターホンシステムにおいて、
    前記集合玄関機から呼出があるときに撮像された録画画像を記憶する集合玄関用画像記憶部と、前記ドアホンから呼出があるときに撮像された録画画像を記憶するドアホン用画像記憶部と、該ドアホン用画像記憶部に記憶された時刻より所定時間内に集合玄関用画像記憶部に記憶された録画画像があるかどうかを判定して、録画画像がある場合には直近に録画された前記ドアホン用画像記憶部または前記所定時間内に記憶された前記集合玄関用画像記憶部の録画画像の一方を消去する画像消去部を備えたことを特徴とするインターホンシステム。
JP2010069529A 2010-03-25 2010-03-25 インターホンシステム Expired - Fee Related JP5468952B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010069529A JP5468952B2 (ja) 2010-03-25 2010-03-25 インターホンシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010069529A JP5468952B2 (ja) 2010-03-25 2010-03-25 インターホンシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011205308A JP2011205308A (ja) 2011-10-13
JP5468952B2 true JP5468952B2 (ja) 2014-04-09

Family

ID=44881494

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010069529A Expired - Fee Related JP5468952B2 (ja) 2010-03-25 2010-03-25 インターホンシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5468952B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019102024A (ja) * 2017-12-08 2019-06-24 株式会社テイパーズ イベント会場顔登録システム
JP7038293B2 (ja) 2019-03-04 2022-03-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 ゲート開閉制御装置およびゲート開閉制御方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000036952A (ja) * 1998-07-17 2000-02-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd テレビドアホンの録画ユニット及び録画方法
JP3731563B2 (ja) * 2002-05-23 2006-01-05 松下電工株式会社 テレビインターホン装置
JP2006101196A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Aiphone Co Ltd インターホンシステム
JP4571532B2 (ja) * 2005-03-29 2010-10-27 アイホン株式会社 インターホンシステム
JP5140623B2 (ja) * 2009-03-31 2013-02-06 セコム株式会社 インターホンシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011205308A (ja) 2011-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9947191B2 (en) Monitoring system
US20120161947A1 (en) Intercom system controlling method
JP5468952B2 (ja) インターホンシステム
JP4571532B2 (ja) インターホンシステム
JP2010016598A (ja) 防犯装置
JP2018160841A (ja) インターホン装置
JP2008252271A (ja) テレビドアホン装置
JP3731563B2 (ja) テレビインターホン装置
JP5480700B2 (ja) インターホンシステム
KR100961234B1 (ko) 도어-화상폰을 이용한 방문자 녹화 시스템
JP2007060015A (ja) インターホンシステム
JP5155955B2 (ja) インターホン装置
JP2009016927A (ja) インターホンシステム
JPH11328560A (ja) ホームセキュリティシステム
KR101449477B1 (ko) 비디오 도어폰을 이용한 보안 시스템
JP6789163B2 (ja) インターホン親機、及び集合住宅インターホンシステム
JP2008124696A (ja) ドアホンシステム
TWI234395B (en) An improved security system and its method
JP5112905B2 (ja) インターホン装置
JP4246079B2 (ja) 集合住宅インターホンシステム
KR100274691B1 (ko) 다기능비디오폰장치
JP4374894B2 (ja) 集合住宅インターホンシステム
JP3901152B2 (ja) 集合住宅管理通話システム
KR101434669B1 (ko) 전화단말을 이용한 주변상황 확인시스템 및 확인방법
JP2006101000A (ja) 監視用画像配信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131105

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131112

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140128

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees