JP5468413B2 - 光受信機 - Google Patents

光受信機 Download PDF

Info

Publication number
JP5468413B2
JP5468413B2 JP2010035986A JP2010035986A JP5468413B2 JP 5468413 B2 JP5468413 B2 JP 5468413B2 JP 2010035986 A JP2010035986 A JP 2010035986A JP 2010035986 A JP2010035986 A JP 2010035986A JP 5468413 B2 JP5468413 B2 JP 5468413B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
gain adjustment
automatic gain
optical receiver
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010035986A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011172147A (ja
Inventor
明 真崎
宗応 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hochiki Corp
Original Assignee
Hochiki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hochiki Corp filed Critical Hochiki Corp
Priority to JP2010035986A priority Critical patent/JP5468413B2/ja
Publication of JP2011172147A publication Critical patent/JP2011172147A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5468413B2 publication Critical patent/JP5468413B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Optical Communication System (AREA)

Description

本発明は、光信号を受信して電気信号に変換する光受信機に関する。
近年では、光通信技術の進展に伴い、光ケーブルを用いた光伝送システムが普及している。この光伝送システムによれば、数10Km程度の無中継伝送が可能となるため、伝送システムを容易に広域化できる。この光伝送システムは、概略的には、送信者側に配置した光送信機と、受信者側に配置した光受信機(光回線終端装置:ONU:Optical Network Unit)とを、光ケーブルにて構成された長距離用の光伝送路を介して接続して構成されている。
そして、送信者側においてTV信号や告知放送信号を混合し、この混合された電気信号を光送信機によって光信号に変換し、この光信号を光伝送路を介して光受信機に送信する。この光受信機は、光信号をPD(Photo Diode)を介して電気信号(RF信号)に変換し、増幅器にて一定の増幅を行った上で、TV受像機に出力する。
このような光受信機においては、光信号のレベルが増大することに伴って歪性能が悪化することを防止するため、増幅器の利得を調整するための機能が設けられている。具体的には、局舎等に設置されるヘッドエンド用の光受信機においては、ユーザに利得調整の専門知識があるものと予想されるため、増幅器の利得を手動で調整することが可能となっている。また、一般家庭に設置される光受信機においては、ユーザに利得調整の専門知識がないものと予想されるため、AGC(AUTO GAIN CONTRAOL)回路が設けられて自動利得調整が行われている(例えば特許文献1参照)。
特開2009−111445号公報
しかしながら、このようにAGC回路が設けられている光受信機においては、AGC回路が単に常時ONに維持されているので、利得調整の専門知識を持っているユーザがこのような光受信機を使用する場合があったとしても、増幅器の利得を手動で調整することができないため、手動調整の方が自動調整よりも利得を最適化できる場合であっても、このような最適運用を行うことができなかった。また、このように、異なるユーザに向けて仕様が異なる光受信機を製造や設置する必要があったので、光受信機の設計コスト等を増大させる一因となっていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザの利得調整の知識の有無に関わらず、利得を最適化することができる、光受信機を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の光受信機は、光信号を受信して電気信号に変換する光受信機であって、前記光信号を前記電気信号に変換するフォトダイオードと、前記フォトダイオードから出力された電気信号の利得を自動調整する自動利得調整手段とを備え、前記自動利得調整手段は、前記フォトダイオードから出力された電気信号の利得を手動調整するための可変抵抗と、前記自動利得調整手段による自動利得調整機能の有無を選択的に切り替える切り替え手段とを備え、前記切り替え手段を第1側に切り替えた状態においては、前記自動利得調整手段に対する制御信号の入力を受け付けることにより、前記フォトダイオードから出力された電気信号の利得を自動調整することを可能とし、前記切り替え手段を前記第1側とは異なる第2側に切り替えた状態においては、前記自動利得調整手段に対する制御信号の入力に代えて、電源入力を前記可変抵抗を介して受け付けることにより、前記フォトダイオードから出力された電気信号の利得を手動調整することを可能としたものである。
請求項2に記載の光受信機は、請求項1に記載の光受信機において、前記光信号のレベル又は前記電気信号のレベルを所定の閾値と比較し、当該比較結果に応じて、前記自動利得調整機能の有無を切り替える切り替え制御手段を備えたものである。
請求項1に記載の光受信機によれば、自動利得調整手段の自動利得調整機能の有無を選択的に切り替えることができる。このため、光受信機を利得調整の専門知識を持っているユーザが使用する場合には、自動利得調整機能をOFFに切り替えた上で利得調整を手動で行うことで、利得調整を最適化することができる。また、光受信機を利得調整の専門知識を持っていないユーザが使用する場合には、自動利得調整機能をONに切り替えて自動利得調整を行うことができる。また、例えば、通常は、自動利得調整機能をONに切り替えた状態で光受信機を設置することで、光受信機の設置時における利得調整の工数を低減し、利得調整を最適化する必要が生じた場合(例えば、光受信機の設置後に、自動利得調整では歪性能を得られないことが判明した場合)にのみ、自動利得調整機能をOFFに切り替えて手動で利得調整を最適化することが可能となる。さらに、これら異なるユーザに向けて同一の仕様の光受信機を提供できるので、光受信機の設計コスト等を低減することが可能となる。
また、自動利得調整機能を無しにすることが選択された場合に、電気信号の利得を手動調整可能とするので、光受信機を利得調整の専門知識を持っているユーザが使用する場合には、利得調整を手動で行うことで、利得調整を最適化することができる。
請求項2に記載の光受信機によれば、光信号のレベル又は電気信号のレベルを所定の閾値と比較し、当該比較結果に応じて、自動利得調整機能の有無を切り替えるので、利得調整機能を、環境に応じた最適な形態に自動的に変更することが可能となる。
本発明の実施の形態1に係る光受信機のブロック図である。 図1のAGC回路の回路図である。 実施の形態2に係るAGC回路の回路図である。 実施の形態3に係るAGC回路の回路図である。 変形例に係る光受信機のブロック図である。 他の変形例に係る光受信機のブロック図である。 他の変形例に係る光受信機のブロック図である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る光受信機の各実施の形態を詳細に説明する。ただし、これらの実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔実施の形態1〕
最初に、本発明の実施の形態1について説明する。この形態は、AGC回路を選択的に手動で切り替え可能とした形態であって、AGC回路をOFFとすることが選択された場合に、電気信号を利得調整を行うことなく通過させる形態である。
図1は本実施の形態1に係る光受信機のブロック図である。この光受信機1は、PD2、アンプ3、AGC回路4、アンプ5、GC(Gain Control)6、アンプ7、出力端子8、操作部9、及び制御部10を、図示のように線路を介して接続して構成されている。
PD2は、図示しない光伝送路を介して伝送された光信号を受信し、この光信号を電気信号(以下、RF信号)に光電変換する光電変換手段である。アンプ3は、PD2にて変換されたRF信号を増幅する増幅手段である。AGC回路4は、アンプ3にて増幅されたRF信号の自動利得調整を行う自動利得調整手段である。アンプ5は、AGC回路4にて利得調整されたRF信号を増幅する増幅手段である。GC6は、アンプ5にて増幅されたRF信号を固定利得で利得調整する固定利得調整手段である。アンプ7は、GC6にて利得調整されたRF信号を増幅する増幅手段である。出力端子8は、アンプ7にて増幅されたRF信号を出力する出力手段である。
操作部9は、AGC回路4の自動利得調整機能の有無を選択的に切り替えるための切り替え操作を行う操作手段である。この操作部9の具体的な構成は任意であるが、例えば、図示しない液晶ディスプレイ等の表示手段及び複数の操作ボタンを含んで構成されており、ユーザは、液晶ディスプレイに表示される各種のステータスやメニューを見ながら、これら複数の操作ボタンの中の所定の操作ボタンを操作することで、AGC回路4の自動利得調整機能の有無の切り替え操作を行うことができる。
制御部10は、光受信機1の各部を制御する制御手段であり、特に、操作部9からの出力に基づいてAGC回路4の自動利得調整機能の有無を選択的に切り替えるための切り替え制御をおこなう切り替え制御手段である。制御部10の具体的な構成は任意であるが、例えば、図示しないCPU(Central Processing Unit)及び不揮発性記憶手段を備えて構成されており、不揮発性記憶手段に記憶された制御プログラムをCPUで解釈及び実行することで、上記の切り替え制御を含む各種の制御を行う。
図2は、図1のAGC回路4の回路図である。この図2に示すように、AGC回路4は、概略的には、前段側のアンプ3からRF信号が入力される入力端子11と、後段側のアンプ5にRF信号を出力する出力端子12と、オペアンプOP1及びトランジスタTr1(電源供給調整部に相当)を備えて構成されている。
ペアンプOP1の反転端子には、帰還回路13を介して帰還信号が入力される。この帰還回路13には、フィードバック抵抗である抵抗R1と、ダイオードD1、D2が直接接続されている。これらダイオードD1、D2は、トランジスタTr1及びPINダイオードD3の少なくとも一方の順方向電圧降下の温度特性変化を補償する温度補償用ダイオードである。例えば、ダイオードD1は、トランジスタTr1と等しい順方向電圧降下の温度特性を有し、ダイオードD2は、PINダイオードD3と等しい順方向電圧降下の温度特性を有する。これらダイオードD1、D2にはコンデンサC1が並列接続されている。このコンデンサC1は、制御信号Vopとしてパルス信号を用いた場合のローパスフィルタとして機能するものであり、制御信号Vopにパルス信号を用いない場合には省略することができる。また、ダイオードD1、D2には抵抗R2が直列接続されており、この抵抗R2は接地点G1に接地されている。
トランジスタTr1のベース端子にはオペアンプOP1の出力が入力され、コレクタ端子には電源Vcが入力され、エミッタ端子にはコイル(インダクタ)L3を介して入力端子11から出力端子12に至る線路14が接続されている。この線路14には、直流阻止用のコンデンサC2、C3、PINダイオードD3、直流阻止用のコンデンサC4が順次直列接続されている。コンデンサC2、C3の間には、電源Vcが抵抗R3及びコイルL1を介して入力される。また、これらコンデンサC2、C3の間には、PINダイオードD4及びコンデンサC5が直列接続されており、このコンデンサC5は接地点G2に接地されている。PINダイオードD3とコンデンサC4の間には、PINダイオードD5とコンデンサC6が直列接続されており、このコンデンサC6は接地点G3に接地されている。また、PINダイオードD3とコンデンサC4の間には、コイルL2と抵抗R4が直列接続されており、この抵抗R4は接地点G4に接地されている。また、PINダイオードD4のカソード側とPINダイオードD5のアノード側とは、相互に接続されている。
ここで、オペアンプOP1の非反転入力端子には、スイッチ15が接続されている。このスイッチ15は、AGC回路4におけるRF信号のレベルの自動利得調整機能の有無を選択的に切り替え可能とする切り替え手段である。このスイッチ15は、制御部10の制御により駆動されるもので、オペアンプOP1の非反転入力端子を、制御信号Vopと電源Vcのいずれかに選択的に接続する。
このように構成されたAGC回路4において、ユーザがAGC回路4をON状態にするために操作部9を操作した場合には、制御部10によってスイッチ15が制御信号Vop側(図2に示した側)に切り替えられ、この制御信号Vopに基づいてAGC回路4におけるRF信号のレベルの自動調整が行われる。従って、従来のAGC回路を備えた光受信機と同様に、図1のアンプ3にて増幅されたRF信号がAGC回路4にて自動利得調整されてアンプ5に出力される。
一方、ユーザがAGC回路4をOFF状態にするために操作部9を操作した場合には、制御部10によってスイッチ15が電源Vc側(図2に示したものと反対側)に切り替えられ、オペアンプOP1への制御信号Vopの入力が行われなくなることから、AGC回路4におけるRF信号のレベルの自動利得調整機能が解除され、入力端子11に入力されたRF信号がそのまま(利得調整を行われることなく)出力端子12から出力される。
なお、制御部10は、ユーザによる操作部9の操作以外に基づいて、スイッチ15を制御してもよい。例えば、PD2からアンプ3に至る光信号のレベルを取得し、あるいは、アンプ3から出力端子8に至る間のRF信号のレベルを取得して、これら取得した光信号のレベル又はRF信号のレベルを所定の閾値と比較し、当該比較結果に応じてスイッチ15を制御することで、AGC回路4における自動利得調整機能の有無を切り替えるようにしてもよい。この場合、閾値としては、例えば、歪性能が所望の性能以下となる光信号のレベル又はRF信号のレベルを計算や実験で求め、当該レベルを設定することができる。また、制御部10は、光信号のレベルやRF信号のレベル以外にも、例えばRF信号の歪レベルを所定の閾値と比較し、当該比較結果に応じてスイッチ15を制御することで、AGC回路4における自動利得調整機能の有無を切り替えるようにしてもよい。
あるいは、制御部10は、光受信機1の外部からの通信制御に基づいて、スイッチ15を制御してもよい。例えば、光受信機1にLAN(LOCAL AREA NETWORK)端子が実装されている場合において、LAN経由で外部から通信コマンドが送信された場合に、制御部10は、この通信コマンドを解釈し、当該通信コマンドがAGC回路4の自動利得調整機能の切り替えを指示するコマンドである場合には、当該指示内容に基づいてスイッチ15を制御する。あるいは、光信号に通信コマンドが重畳して送信される場合には、制御部10は、光信号をPD2で光電変換して取得されたRF信号を取得し、このRF信号に含まれる通信コマンドを解釈し、当該通信コマンドがAGC回路4の自動利得調整機能の切り替えを指示するコマンドである場合には、当該指示内容に基づいてスイッチ15を制御する。
(実施の形態1の効果)
これまで説明したように実施の形態1によれば、AGC回路4の自動利得調整機能の有無を選択的に切り替えることができる。このため、光受信機を利得調整の専門知識を持っているユーザが使用する場合には、自動利得調整機能をOFFに切り替えた上で利得調整を手動で行うことで、利得調整を最適化することができる。また、光受信機を利得調整の専門知識を持っていないユーザが使用する場合には、自動利得調整機能をONに切り替えて自動利得調整を行うことができる。また、例えば、通常は、自動利得調整機能をONに切り替えた状態で光受信機1を設置することで、光受信機1の設置時における利得調整の工数を低減し、利得調整を最適化する必要が生じた場合(例えば、光受信機1の設置後に、自動利得調整では歪性能を得られないことが判明した場合)にのみ、自動利得調整機能をOFFに切り替えて手動で利得調整を最適化することが可能となる。さらに、これら異なるユーザに向けて同一の仕様の光受信機1を提供できるので、光受信機1の設計コスト等を低減することが可能となる。
また、実施の形態1によれば、自動利得調整機能を無しにすることが選択された場合に、RF信号を利得調整することなく通過させるので、例えば、光入力レベルが比較的小さい環境下においては(例えば、光入力レベルが約−8dBから約−4dB程度の環境下においては)、自動利得調整手段が設けられていない光受信機1と実質的に同じ状態として、利得調整の最適化を図ることができる。
また、実施の形態1によれば、光信号のレベル又はRF信号のレベルを所定の閾値と比較し、当該比較結果に応じて、自動利得調整機能の有無を切り替えるので、利得調整機能を、環境に応じた最適な形態に自動的に変更することが可能となる。
〔実施の形態2〕
次に、本発明の実施の形態2について説明する。この形態は、AGC回路を選択的に手動で切り替え可能とした形態であって、AGC回路をOFFとすることが選択された場合に、RF信号を所定の固定利得で調整する形態である。ただし、特に説明なき構成及び処理については、実施の形態1の構成及び処理と同じであるものとし、実施の形態1と同じ構成及び処理については、実施の形態1で使用したものと同じ符号を付することでその説明を省略する(後述する実施の形態3と変形例に関しても同様)。
図3は本実施の形態2に係るAGC回路の回路図である。このAGC回路20は、実施の形態1のAGC回路4とほぼ同様に構成されているが、電源Vcに抵抗R5、R6が接続されており、これら抵抗R5、R6の相互間にスイッチ15が接続可能とされている点で異なる。
このような構成において、ユーザがAGC回路20をOFF状態にするために操作部9を操作した場合には、制御部10によってスイッチ15が電源Vc側(図3に示すものと反対側)に切り替えられ、オペアンプOP1への制御信号Vopの入力が行われなくなることから、AGC回路20におけるRF信号のレベルの自動利得調整機能が解除される。ここで、入力端子11に入力されたRF信号は、抵抗における抵抗値の比率によって決定される固定利得で調整され、出力端子12に出力される。
(実施の形態2の効果)
これまで説明したように実施の形態2によれば、自動利得調整機能を無しにすることが選択された場合に、RF信号を所定の固定利得で調整するので、例えば、光入力レベルが比較的大きい環境下においては(例えば、光入力レベルが約−6dBから約−2dB程度の環境下においては)、AGC回路20の後段側のアンプに入力される信号レベルをAGC回路20において低減させることで、歪性能が低下することを防止できる。
〔実施の形態3〕
次に、本発明の実施の形態3について説明する。この形態は、AGC回路を選択的に手動で切り替え可能とした形態であって、AGC回路をOFFとすることが選択された場合に、RF信号の利得を手動調整可能とする形態である。
図4は本実施の形態3に係るAGC回路の回路図である。このAGC回路30は、実施の形態2のAGC回路20とほぼ同様に構成されているが、電源Vcに接続された抵抗R5、R6の相互間に可変抵抗R7が接続されており、この可変抵抗R7にスイッチ15が接続可能とされている点で異なる。
このような構成において、ユーザがAGC回路30をOFF状態にするために操作部9を操作した場合には、制御部10によってスイッチ15が電源Vc側(図4に示すものと反対側)に切り替えられ、オペアンプOP1への制御信号Vopの入力が行われなくなることから、AGC回路30におけるRF信号のレベルの自動利得調整機能が解除される。ここで、入力端子11に入力されたRF信号は、可変抵抗R7の抵抗値によって決定される利得で調整され、出力端子12に出力される。従って、ユーザがこの可変抵抗R7の抵抗値を図示しないボリューム等で任意に変更することで、利得を最適化することができる。
(実施の形態3の効果)
これまで説明したように実施の形態3によれば、自動利得調整機能を無しにすることが選択された場合に、RF信号を所定の固定利得で調整するので、光受信機1を利得調整の専門知識を持っているユーザが使用する場合には、利得調整を手動で行うことで、利得調整を最適化することができる。
〔変形例〕
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例の一部について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
(その他の回路構成について)
上述した回路構成は一例であり、公知の技術を用いて任意に変更することができる。図5から7には、変形例に係る光受信機のブロック図を示す。
図5の光受信機40は、CATV信号とBS・CS信号を帯域別にレベル調整するものであり、AGC回路4の後段に、セパレータ41、第1の増幅ライン42、第2の増幅ライン43、ミキサー44、分配器45、2つの出力端子8を設けて構成されている。第1の増幅ライン42と第2の増幅ライン43の各々は、アンプ5、GC6、アンプ7を備えて構成されている。このような構成において、AGC回路4から出力されたRF信号は、セパレータ41においてCATV信号とBS・CS信号に周波数分離された後、第1の増幅ライン42と第2の増幅ライン43で個別的にレベル調整された後、ミキサー44にて混合され、分配器45で分配されて、各出力端子8から出力される。
図6の光受信機50は、AGC回路4の前段のアンプ3を省略したものであり、PD2から出力されたRF信号をAGC回路4に直接入力するものである。
図7の光受信機60は、GC6を省略すると共に、アンプ7の後段にアッテネータ61を設けて構成されたものであり、RF信号のレベルに応じてアッテネータ61の減衰量を図示しないスイッチを介して手動又は自動で切り替え(例えば、0dBと15dBに切り替え)、利得を一定値に安定化させるものである。
なお、AGC回路の自動制御のオンまたはオフ状態を受信器にて目視確認できる表示手段を備えても良い。図3、4においては 抵抗R5〜R7の調整値をあわせて表示しても良い。状態表示は液晶表示部に表示しても良いし、スイッチ15を手動で切り替えられる例えばディップスイッチ等にした場合には切替スイッチの状態により表示しても良い。自動調整機能のオンオフ状態の履歴を記憶しておいても良い。停電で設定状態が消去されて初期状態にリセットされる事を防ぐため、現在の設定状態を記憶しておき、復電時に停電前の状態に自動設定するようにしても良い。
(各実施の形態や各変形例の相互の適用について)
各実施の形態や各変形例は、その一部を相互に交換してもよい。例えば、実施の形態1において、制御部をLANや光信号による通信制御にて制御してもよい旨を説明したが、このような制御は、実施の形態2又は実施の形態3においても適用することができる。例えば、実施の形態3においては、AGC回路30における可変抵抗R7の抵抗値を、LANや光信号による通信制御にて制御することで遠隔的に変更してもよい。また、各変形例に示したAGC回路4に代えて、実施の形態2のAGC回路20や実施の形態3のAGC回路30を適用してもよい。
付記1に記載の光受信機は、光信号を受信して電気信号に変換する光受信機であって、前記光信号を前記電気信号に変換するフォトダイオードと、前記フォトダイオードから出力された電気信号の利得を自動調整する自動利得調整手段とを備え、前記自動利得調整手段による自動利得調整機能の有無を選択的に切り替え可能とした光受信機である。
付記2に記載の光受信機は、付記1に記載の光受信機において、前記自動利得調整手段は、前記自動利得調整機能を無しにすることが選択された場合に、前記電気信号を利得調整することなく通過させるものである。
付記3に記載の光受信機は、付記1に記載の光受信機において、前記自動利得調整手段は、前記自動利得調整機能を無しにすることが選択された場合に、前記電気信号を所定の固定利得で調整するものである。
付記4に記載の光受信機は、付記1に記載の光受信機において、前記自動利得調整手段は、前記自動利得調整機能を無しにすることが選択された場合に、前記電気信号の利得を手動調整可能とするものである。
付記5に記載の光受信機は、付記1から4のいずれか一項に記載の光受信機において、前記光信号のレベル又は前記電気信号のレベルを所定の閾値と比較し、当該比較結果に応じて、前記自動利得調整機能の有無を切り替える切り替え制御手段を備えたものである。
付記1に記載の光受信機によれば、自動利得調整手段の自動利得調整機能の有無を選択的に切り替えることができる。このため、光受信機を利得調整の専門知識を持っているユーザが使用する場合には、自動利得調整機能をOFFに切り替えた上で利得調整を手動で行うことで、利得調整を最適化することができる。また、光受信機を利得調整の専門知識を持っていないユーザが使用する場合には、自動利得調整機能をONに切り替えて自動利得調整を行うことができる。また、例えば、通常は、自動利得調整機能をONに切り替えた状態で光受信機を設置することで、光受信機の設置時における利得調整の工数を低減し、利得調整を最適化する必要が生じた場合(例えば、光受信機の設置後に、自動利得調整では歪性能を得られないことが判明した場合)にのみ、自動利得調整機能をOFFに切り替えて手動で利得調整を最適化することが可能となる。さらに、これら異なるユーザに向けて同一の仕様の光受信機を提供できるので、光受信機の設計コスト等を低減することが可能となる。
付記2に記載の光受信機によれば、自動利得調整機能を無しにすることが選択された場合に、電気信号を利得調整することなく通過させるので、例えば、光入力レベルが比較的小さい環境下においては、自動利得調整手段が設けられていない光受信機と実質的に同じ状態として、利得調整の最適化を図ることができる。
付記3に記載の光受信機によれば、自動利得調整機能を無しにすることが選択された場合に、電気信号を所定の固定利得で調整するので、例えば、光入力レベルが比較的大きい環境下においては、自動利得調整手段の後段側の増幅器に入力される信号レベルを自動利得調整手段において低減させることで、歪性能が低下することを防止できる。
付記4に記載の光受信機によれば、自動利得調整機能を無しにすることが選択された場合に、電気信号の利得を手動調整可能とするので、光受信機を利得調整の専門知識を持っているユーザが使用する場合には、利得調整を手動で行うことで、利得調整を最適化することができる。
付記5に記載の光受信機によれば、光信号のレベル又は電気信号のレベルを所定の閾値と比較し、当該比較結果に応じて、自動利得調整機能の有無を切り替えるので、利得調整機能を、環境に応じた最適な形態に自動的に変更することが可能となる。
1、40、50、60 光受信機
2 PD
3、5、7 アンプ
4、20、30 AGC回路
6 GC
8、12 出力端子
9 操作部
10 制御部
11 入力端子
13 帰還回路
14 線路
15 スイッチ
41 セパレータ
42 第1の増幅ライン
43 第2の増幅ライン
44 ミキサー
45 分配器
61 アッテネータ
OP1 オペアンプ
Tr1 トランジスタ
R1、R2、R3、R4、R5、R6 抵抗
R7 可変抵抗
D1、D2 ダイオード
D3、D4、D5 PINダイオード
C1、C2、C3、C4、C5、C6 コンデンサ
G1、G2、G3、G4 接地点
L1、L2、L3 コイル
Vop 制御信号
Vc 電源

Claims (2)

  1. 光信号を受信して電気信号に変換する光受信機であって、
    前記光信号を前記電気信号に変換するフォトダイオードと、
    前記フォトダイオードから出力された電気信号の利得を自動調整する自動利得調整手段とを備え、
    前記自動利得調整手段は、
    前記フォトダイオードから出力された電気信号の利得を手動調整するための可変抵抗と、
    前記自動利得調整手段による自動利得調整機能の有無を選択的に切り替える切り替え手段とを備え、
    前記切り替え手段を第1側に切り替えた状態においては、前記自動利得調整手段に対する制御信号の入力を受け付けることにより、前記フォトダイオードから出力された電気信号の利得を自動調整することを可能とし、
    前記切り替え手段を前記第1側とは異なる第2側に切り替えた状態においては、前記自動利得調整手段に対する制御信号の入力に代えて、電源入力を前記可変抵抗を介して受け付けることにより、前記フォトダイオードから出力された電気信号の利得を手動調整することを可能とする、
    光受信機。
  2. 前記光信号のレベル又は前記電気信号のレベルを所定の閾値と比較し、当該比較結果に応じて、前記自動利得調整機能の有無を切り替える切り替え制御手段を備えた、
    請求項1に記載の光受信機。
JP2010035986A 2010-02-22 2010-02-22 光受信機 Active JP5468413B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010035986A JP5468413B2 (ja) 2010-02-22 2010-02-22 光受信機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010035986A JP5468413B2 (ja) 2010-02-22 2010-02-22 光受信機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011172147A JP2011172147A (ja) 2011-09-01
JP5468413B2 true JP5468413B2 (ja) 2014-04-09

Family

ID=44685771

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010035986A Active JP5468413B2 (ja) 2010-02-22 2010-02-22 光受信機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5468413B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5267071A (en) * 1991-09-03 1993-11-30 Scientific-Atlanta, Inc. Signal level control circuitry for a fiber communications system
JP4481158B2 (ja) * 2004-12-17 2010-06-16 シンクレイヤ株式会社 光端末装置
JP4855889B2 (ja) * 2006-10-05 2012-01-18 Dxアンテナ株式会社 光加入者端末装置
WO2008105202A1 (ja) * 2007-02-26 2008-09-04 Canare Electric Co., Ltd. 光ファイバ伝送装置及び光通信ネットワーク
JP5055087B2 (ja) * 2007-10-26 2012-10-24 シンクレイヤ株式会社 光受信機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011172147A (ja) 2011-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU752712B2 (en) Radio telephone apparatus
CN101461134B (zh) 宽动态范围放大器的增益控制方法及装置
US20030114112A1 (en) Dynamic upstream attenuation for ingress noise reduction
CA2578859A1 (en) System and method for optical transmission
JP5055087B2 (ja) 光受信機
JP5468413B2 (ja) 光受信機
JP4855889B2 (ja) 光加入者端末装置
JP4620509B2 (ja) 光受信機
JP5021265B2 (ja) 光加入者端末装置の遠隔制御装置、これに使用するセンター装置及び光加入者端末装置
JP4589635B2 (ja) テレビ受信用増幅装置
JP2007312282A (ja) 光受信機
JP2005312043A (ja) テレビ受信用増幅装置
JP2002232859A (ja) 双方向増幅装置及び双方向catvシステム
JP4937690B2 (ja) 光加入者端末装置
JP2007124375A (ja) 受光回路及び光伝送システム
US7305218B2 (en) RF switch
JP5517517B2 (ja) 光端末装置
JPH11355739A (ja) Catv用双方向増幅器
JP4609798B2 (ja) 電源分離型ブースタ
JP4612394B2 (ja) テレビ受信用増幅装置
JP4616085B2 (ja) 共同受信システム用光受信機
CN216391025U (zh) 一种光混合插播发射机
JP2006067369A (ja) テレビ受信用増幅装置
RU2416886C2 (ru) Аудиовыходное устройство и телевизионный приемник
JP5654783B2 (ja) 光受信機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5468413

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150