JP5465021B2 - ターボファン及びこのターボファンを備えた空気調和機 - Google Patents

ターボファン及びこのターボファンを備えた空気調和機 Download PDF

Info

Publication number
JP5465021B2
JP5465021B2 JP2010012415A JP2010012415A JP5465021B2 JP 5465021 B2 JP5465021 B2 JP 5465021B2 JP 2010012415 A JP2010012415 A JP 2010012415A JP 2010012415 A JP2010012415 A JP 2010012415A JP 5465021 B2 JP5465021 B2 JP 5465021B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exposed
reinforcing material
foamed resin
turbo fan
shape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010012415A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011149367A5 (ja
JP2011149367A (ja
Inventor
誠 栗原
敦史 枝吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2010012415A priority Critical patent/JP5465021B2/ja
Publication of JP2011149367A publication Critical patent/JP2011149367A/ja
Publication of JP2011149367A5 publication Critical patent/JP2011149367A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5465021B2 publication Critical patent/JP5465021B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

本発明は、ターボファン及びこのターボファンを備えた空気調和機に関するものである。
従来の遠心ファンに、羽根と主板を発泡樹脂材で形成し、シュラウドと羽根後縁部とをASやABS樹脂で形成することにより、軽量化、耐衝撃性及び振動減衰性の向上、低コスト化をはかったものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、十分な剛性を有する樹脂素材の構造体に、発泡樹脂を吹き付けた翼を持つ円筒形ロータ・ラジアル送風機の羽根車が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−54594号公報(第5−7頁、図1、図7) 特表2008−545086号公報(第5−7頁、図1−2)
特許文献1及び2に開示された従来の送風機においては、翼の複雑な3次元化(ねじり形状やセレーション等の採用)を実現するために、複数の部品で構成した翼を採用している。そのため、型構造による翼形状の制約が受けにくくなり、翼内部を中空構造とすることで軽量化をはかっている。しかし、このような構造では、組立工数が増えるばかりでなく、組立バラツキの悪化や製造コストの増加を招いていた。
また、翼に嵌合部があるため、異常音や回転バランスの悪化、さらには強度低下を生じ易く、これらを防止するために成形精度を高めなければならず、このためさらにコストが増加する等の問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、翼を軽量かつ一体化することにより、構造が簡単で部品点数が少なく製造コストを低減することができ、その上異常音の発生や性能のバラツキを抑制することのできるターボファン及びこのターボファンを備えた空気調和機を提供することを目的としたものである。
本発明に係るターボファンは、ファンモータに駆動される主板、空気吸込み口を有するシュラウド、及び前記主板とシュラウドとの間に設置された複数の翼からなり、前記翼を、熱可塑性樹脂又は金属材料からなり前記翼の形状に沿った形状で上下方向と直交する穴が設けられた補強材を発泡樹脂部に上下方向に貫通させてインサートして形成するとともに、補強材の後縁側を発泡樹脂部から露出させ、翼形状に沿うように形成したものである。
また、本発明に係る空気調和機は、上記のターボファンを備えたものである。
本発明によれば、設計の自由度を低下することなく翼を軽量化かつ一体化することができ、その上異常音の発生を抑制することでき、低騒音化が図れるターボファン及びこのターボファンを備えた空気調和機を得ることができる。また、発泡樹脂部から露出させている補強材の後縁により、低騒音化に必要な形状の自由度を拡大することができる。
本発明の実施の形態1に係るターボファンの斜視図である。 図1の模式的断面図である。 図1の翼の斜視図である。 本発明の実施の形態2に係るターボファンの翼の斜視図である。 本発明の実施の形態3に係る空気調和機の室内機の説明図である。
〔実施の形態1〕
図1は本発明の実施の形態1に係るターボファンの斜視図、図2は図1の模式的断面図である。
ターボファン1の底部を構成する主板2の中心部には凸状部3が形成されて、後述のファンモータの出力軸に固定されて回転駆動されるボス4が設けられている。そして、空気吸込み6を有し、主板2の上方に配設されたシュラウド5と主板2との間には、複数の翼10が所定の角度、かつ周方向に所定の間隔で固定されている。
翼10は図3に示すように、発泡樹脂部11と、翼形状に沿った形状の熱可塑性樹脂からなり、上下方向と直交して複数の穴13が設けられ、発泡樹脂部11に上下方向に貫通させてインサートされた補強材12とからなっている。そして、補強材12の上部12a(シュラウド5側)、下部12b(主板2側)及び後縁部12cは、発泡樹脂部11から露出している(以下、補強材12の上部露出部12a、下部露出部12b、後部露出部12cという)。
上記のような翼10を製造する場合は、先ず、熱可塑性樹脂により翼形状に沿った形状で穴13を有する補強材12を成形する。そして、この補強材12を翼10の形状を有する型に入れ、発泡樹脂を充填することにより翼10が形成される。
このとき、補強材12には複数の穴13が設けられているので、この穴13に発泡樹脂が充填されることにより、発泡樹脂の強度を確保できると共に、補強材12との密着性を向上することができる。さらに、熱可塑性樹脂の量を減らせるので、軽量化することができる。
このようにして製造された翼10は、図1、図2に示すように、主板2の上にその前縁部14を中心部側(ボス4側)にして、周方向に所定の角度、所定の間隔で配置し、発泡樹脂部11から露出している下部露出部12bを超音波溶着により主板2に接合する。ついで、翼10の上にシュラウド5を配置し、発泡樹脂部11から露出している上部露出部12aを超音波溶着によりシュラウド5に接合する。なお、超音波溶着に代えて接着剤により接着し、あるいはねじ止めにより接合してもよい。なお、上記の説明では、補強材12を熱可塑性樹脂により形成した場合を示したが、鉄、アルミニウムなどの金属材料で形成してもよい。
本実施の形態に係るターボファンは、翼10を発泡樹脂部12と、熱可塑性樹脂からなる補強材12とにより構成したので、設計の自由度を低下させることなく軽量化を実施することができる。
また、翼10は発泡樹脂部11と補強材12とにより一体成形(インサート成形)しているため、耐衝撃性、耐振性にすぐれているばかりでなく、従来の翼のように嵌合部がないので、製造が簡単で組立工数を減らすことができ、これらにより、コストを低減することができる。
さらに、組立てのバラツキを小さくすることができ、また嵌合部で発生する異常音などを無くすことができる。なお、補強材12は翼10の後縁部15からも発泡樹脂部11から露出しているので、この後部露出部12cにより、低騒音化に必要な後縁部15の形状の自由度を拡大することができる。
〔実施の形態2〕
図4は本実施の形態2に係るターボファンの翼の斜視図である。なお、実施の形態1と同じ部分には、これと同じ符号を付してある。
実施の形態1では、翼10の後縁部15(補強材12の後部露出部12c)を鋭角状に形成した場合を示したが、本実施の形態は、翼10の後縁部15から露出した補強材12の後部露出部12cを、鋸歯状(鋸止状部16)に形成したものである。
本実施の形態においても実施の形態1の場合とほぼ同様の効果を得ることができるが、さらに、翼10の後縁部15から露出した補強材12の後部露出部12cに鋸歯状部16を設けたのでターボファンの低騒音化をさらに向上することができる。なお、翼10の後縁部15から露出した補強材12の後部露出部12cの形状は、鋸歯状に限定するものではなく、適宜の形状を施すことにより低騒音化をはかることができる。
〔実施の形態3〕
図5は本発明の実施の形態3に係る空気調和機の室内機の説明図で、実施の形態1又は2のターボファンを備えたものである。
20は天井30の裏側に埋設設置され、下面開口部が天井30の開口部31から露出した天井埋込み型の室内機で、本体外郭21の下面開口部から天井30の開口部31の周縁にかけて、吸込み口23及び吹出し口24を有する化粧パネル22が取付けられている。25は吸込み口23の下流側に配設されたフィルタである。
26は本体外部21の天板に取付けられたファンモータで、その出力軸には、シュラウド5の空気吸込み口6を化粧パネル22の吸込み口23側に位置して配設されたターボファン1のボス4が固定されている。27は化粧パネル22の吸込み口23と、ターボファン1のシュラウド5の空気吸込み口6との間に設置されたベルマウス、28はターボファン1の外周に設置された熱交換器である。
上記のような天井埋込み型の室内機20を有する空気調和機において、運転を開始するとファンモータ26が回転駆動され、これに固定されたターボファン1が回転する。ターボファン1の回転により室内の空気が吸込み口23から吸込まれてフィルタ25により清浄化され、ベルマウス27からターボファン1に流入し、翼10の間から外周に向って流出する。ターボファン1から流出した空気は熱交換器28を通過し、ここで冷風又は温風の調和空気となり、吹出し口24から室内に吹き出される。
本実施の形態によれば、送風機に実施の形態1又は2に係るターボファン1を用いたので、空気調和機の軽量化、低騒音化を実施することができる。
上記の説明では、空気調和機の図示の室内機に本発明に係るターボファンを用いた場合を示したが、これに限定するかではなく、他の構造の室内機であってもよい。さらに、空気調和機の室外機や空気清浄器などにも本発明に係るターボファンを用いることができる。
1 ターボファン、2 主板、4 ボス、5 シュラウド、6 空気吸込み口、10 翼、11 発泡樹脂部、12 補強材、12a 上部露出部、12b 下部露出部、12c 後部露出部、13 穴、16 鋸歯状部、20 空気調和機の室内機。

Claims (6)

  1. ファンモータに駆動される主板、空気吸込み口を有するシュラウド、及び前記主板とシュラウドとの間に設置された複数の翼からなり、
    前記翼を、熱可塑性樹脂又は金属材料からなり前記翼の形状に沿った形状で上下方向と直交する穴が設けられた補強材を発泡樹脂部に上下方向に貫通させてインサートして形成するとともに、
    前記補強材の後縁側を前記発泡樹脂部から露出させ、翼形状に沿うように形成したことを特徴とするターボファン。
  2. 前記補強材の後縁側は、鋭角状に形成されていることを特徴とする請求項1記載のターボファン。
  3. 前記補強材の主板側及びシュラウド側が前記発泡樹脂部から露出していることを特徴とする請求項1又は2記載のターボファン。
  4. 前記翼を、前記発泡樹脂部から露出している補強材により前記主板及びシュラウドに接合したことを特徴とする請求項記載のターボファン。
  5. 前記発泡樹脂部から露出した補強材に鋸歯状部を設けたことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のターボファン。
  6. 前記請求項1〜5のいずれかのターボファンを備えたことを特徴とする空気調和機。
JP2010012415A 2010-01-22 2010-01-22 ターボファン及びこのターボファンを備えた空気調和機 Expired - Fee Related JP5465021B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010012415A JP5465021B2 (ja) 2010-01-22 2010-01-22 ターボファン及びこのターボファンを備えた空気調和機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010012415A JP5465021B2 (ja) 2010-01-22 2010-01-22 ターボファン及びこのターボファンを備えた空気調和機

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2011149367A JP2011149367A (ja) 2011-08-04
JP2011149367A5 JP2011149367A5 (ja) 2012-08-09
JP5465021B2 true JP5465021B2 (ja) 2014-04-09

Family

ID=44536558

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010012415A Expired - Fee Related JP5465021B2 (ja) 2010-01-22 2010-01-22 ターボファン及びこのターボファンを備えた空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5465021B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103959195B (zh) * 2011-12-07 2018-04-20 英特尔公司 容积阻力风机设备和系统
CN103195751B (zh) * 2013-04-03 2015-11-04 宁波朗迪叶轮机械有限公司 后倾式离心风叶
CN103195752B (zh) * 2013-04-03 2015-11-18 宁波朗迪叶轮机械有限公司 一种用于空调上的叶轮

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002054594A (ja) * 2000-08-08 2002-02-20 Daikin Ind Ltd 遠心ファン
US8146250B2 (en) * 2008-05-30 2012-04-03 General Electric Company Method of replacing a composite airfoil

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011149367A (ja) 2011-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2009237152B2 (en) Turbofan and air conditioner
JP5549772B2 (ja) プロペラファン及びこれを備える空気調和機
JP5121887B2 (ja) ターボファン、空気調和機
JP4380744B2 (ja) 送風ユニット
EP2891804B1 (en) Centrifugal blower and air conditioner with centrifugal blower
JPH07103190A (ja) 軽量・低騒音型のターボファン用羽根車の構造。
EP2848817B1 (en) Centrifugal fan and air-conditioning apparatus
EP2698543A1 (en) Turbofan and air conditioner
JP2001140789A (ja) 遠心ファン及び該ファンを備えた空気調和機
JP2012026402A (ja) 斜流ファン及びこれを備えた空気調和機
JP5465021B2 (ja) ターボファン及びこのターボファンを備えた空気調和機
EP0922911A2 (en) An outdoor unit of an air-conditioning system
JP2007205268A (ja) 遠心ファン
JP6314998B2 (ja) 遠心ファンの羽根車
JP2002054594A (ja) 遠心ファン
JP6486458B2 (ja) ターボファンおよび空気調和装置
JP5124197B2 (ja) 電動送風機
EP2090839B1 (en) Air conditioner
JP4649972B2 (ja) 送風機と、それを備えた空気調和機
JP2007051790A (ja) 空調用室内機
JP6281714B2 (ja) 遠心ファン及び遠心ファンを備えた空気調和機
JP2012211577A (ja) 遠心送風機及びこれを備えた空気調和機
JP7467025B2 (ja) 送風機および空気調和機の室内ユニット
KR101465513B1 (ko) 차량용 통풍 블로어
JP2003279061A (ja) 空気調和機用ターボファン

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120621

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130327

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130910

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5465021

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees