JP5463979B2 - 携帯電子機器及びそのキーロック制御方法,プログラム - Google Patents

携帯電子機器及びそのキーロック制御方法,プログラム Download PDF

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本発明は、キーロック機能を有する携帯電子機器及びそのキーロック設定制御方法,プログラムに関する。
携帯電話機や携帯音楽プレーヤーなどの携帯電子機器は、不正使用防止や所持中の誤操作防止のために、予め定められた操作以外の操作入力を無効化して使用を制限するキーロック機能を有している。このキーロック機能の一例としては、キーロック状態で常にパスワードを要求し、登録された番号と同一のパスワードが入力されるとキーロックが解除されるというものが知られており、これにより、パスワードを知らない第三者による不正利用を防止している。
この通常のキーロック機能について図6,図7,図8に基づいて説明する。図6は、通常のキーロック機能におけるキーロック設定動作の一例を示すフローチャートである。図7は、通常のキーロック機能におけるキーロックタイマーの設定動作の一例を示すフローチャートである。図8は、図7に示すタイマー設定後のキーロック設定動作の一例を示すフローチャートである。
図6に示すキーロック機能は、メニュー画面を表示中に、ユーザによる操作に応じてキーロック設定画面を表示し(図6のステップS61)、ユーザから暗証番号を入力し(図6のステップS62)、この入力された暗証番号が登録番号と一致するか否かの認証を実行して(図6のステップS63)、認証完了後にキーロックを設定する(図6のステップ64)。
また、図7,8に示すキーロック機能は、メニュー画面を表示し(図7のステップS71)、メニュー画面に対する操作に応じてキーロック設定画面を表示し(図7のステップS72))、ユーザから入力された暗証番号を基に暗証番号認証を実行して(図7のステップS73)、認証後にユーザからの入力に従ってタイマーをセットする(図7のステップ74)。その後、携帯機器本体が閉じた状態になった場合に(図8のステップS81のはい)、閉じてからタイマーのカウントアップをし(図8のステップS82)、設定されたタイマー時間が経過したときに(図8のステップS83のはい)、キーロックを設定する(図8のステップS84)。その後、機器本体を開いた後に暗証番号認証を行ってからキーロック解除する。
しかし、このようなキーロック機能では、ロックを設定/解除する際にパスワード入力を要するため、ユーザに手間をかけさせていた。また、ロック解除用のパスワードとして数桁の数字を用いるため、パスワード入力時におけるユーザの指の動きとキーボード上の数字キーの位置とを照らし合わせることで第三者がパスワードを特定してしまうという危険性があった。
これに対し、パスワード入力などのキー操作以外の操作として、慣性センサーを利用した操作を可能にしたものが知られており、その関連技術が特許文献1及び2に開示されている。特許文献1には、通話状態での筐体の傾きをジャイロセンサで検出し、この検出された傾きが登録パターンと一致した場合に正規の使用者であると判断し不一致だった場合には不正使用されていると判断する携帯端末が開示されている。
特許文献2には、加速度センサーで検知される振動(タップ)と姿勢(傾き)の組み合わせを各種機能の実行コマンドとして予め登録し、特に、タップ操作と姿勢変化の組み合わせでキーロックの設定/解除に必要なコマンドを構成した入力装置が開示されている。
この特許文献1に記載の関連技術によれば、使用時の筐体の傾きをユーザ認証に用いるので、英数字のパスワードを入力する方式に比べてユーザに手間を取らせることなく不正使用の有無を判定することができる。また、特許文献2に記載の関連技術によれば、筐体へのタップと傾ける向きの組み合わせをコマンドとして扱うので、ユーザは所望する携帯端末の各種機能をキー操作無しで起動させることができる。
特開2004−112448号公報 特開2008−176641号公報
しかしながら、特許文献1に記載の関連技術では、通話状態の筐体の傾きに基づいてユーザ認証を行っているので、ユーザは筐体を常に同じ姿勢にして使用しなければならず、使用時の自由度がなくなり、ユーザに負担を与えてしまうという不都合があった。また、特許文献2に記載の関連技術では、筐体の振動と姿勢変化との組み合わせをコマンドとしているので、ユーザはタップ操作と傾け操作の組み合わせを覚えて正確に実行しなくてはならず、パスワード認証を用いた場合と同等にユーザに負担をかけてしまうという不都合があった。
そこで、本発明は、上記関連技術が有する問題を解決し、ユーザに負担をかけることなくキーロックの設定/解除を適切に実行し不正利用及び誤操作を有効に防止できる携帯電子機器及びそのキーロック制御方法,プログラムを提供することを、その目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の携帯電子機器は、ユーザの操作に応じて情報を入力する入力部と、この入力部からの入力を制限するキーロック機能と共にこのキーロック機能の設定/解除を切替制御する機能を有するキーロック処理手段と、を機器本体に備えた携帯電子機器であって、前記機器本体の加速度を検出して加速度信号を出力する加速度センサーと、特定の軌道に沿って前記機器本体を動かしたか否かを判定するための加速度信号の閾値と、前記特定の軌道に沿って前記機器本体を動かした場合に前記加速度センサーから出力される加速度信号が前記閾値を通過して上昇する回数とを認証条件データとして予め記憶する記憶部と、予め定められた操作入力を受けた場合に起動し、前記加速度センサーからの加速度信号を一定時間受け付けてこの受け付けた加速度信号が前記記憶部に認証条件データとして記憶されている閾値を越えて上昇した回数を計数し、該計数された回数が前記記憶部に認証条件データとして記憶されている回数と合致するか否かを判定し合致した場合に前記ユーザを認証する認証処理手段とを備え、前記キーロック処理手段は、前記キーロック機能の設定中に前記認証処理手段が前記ユーザを認証したか否かを判断し認証されたと判断した場合に前記キーロック機能を解除する解除機能を備え、前記認証処理手段は、前記キーロック機能の解除中に前記ユーザから認証条件データの登録指令を入力した場合に、前記加速度センサーからの加速度信号を前記一定時間受け付けてこの受け付けた加速度信号が前記記憶部に認証条件データとして記憶されている閾値を越えて上昇した回数を計数して一時保持したのち改めて前記加速度センサーからの加速度信号を前記一定時間受け付けてこの受け付けた加速度信号が前記記憶部に認証条件データとして記憶されている閾値を越えて上昇した回数を計数して一時保持し、これら一時保持された回数が一致した場合に、この回数を新規の認証条件データとして前記記憶部に登録する登録機能を備えたことを特徴とする。
また、本発明のキーロック制御方法は、ユーザの操作に応じて情報を入力する入力部と、この入力部からの入力を制限するキーロック機能を有したキーロック処理手段と、前記ユーザの認証を行う認証処理手段と、本体の加速度を検出して加速度信号を出力する加速度センサーとを備えた携帯電子機器にあって、前記キーロック機能の設定中に前記認証処理手段が予め定められた操作入力を受けた場合に一定時間前記加速度センサーからの加速度信号を入力し、この一定時間の加速度信号が予め認証条件データとして記憶部に登録されている閾値を越えて上昇した回数を計数し、該計数された回数と予め認証条件データとして前記記憶部に登録されている回数とを前記認証処理手段が照合して合致するか否かを判定し、合致すると判定された場合に前記キーロック処理手段が前記キーロック機能を解除し、キーロック機能の解除中に前記認証処理手段が前記ユーザから認証条件登録指令を入力した場合に前記一定時間前記加速度センサーからの加速度信号を入力し、この一定時間の加速度信号が前記記憶部に認証条件データとして登録されている閾値を越えて上昇した回数を計数して一時保持したのち改めて前記加速度センサーからの加速度信号を前記一定時間受け付けてこの受け付けた加速度信号が前記記憶部に認証条件データとして記憶されている閾値を越えて上昇した回数を計数して一時保持し、これら一時保持された回数が一致した場合に、この回数を新規の認証条件データとして前記記憶部に登録することを特徴とする。
また、本発明のキーロック制御用プログラムは、ユーザの操作に応じて情報を入力する入力部と、加速度を検出して加速度信号を出力する加速度センサーとを備えた携帯電子機器にあって、前記入力部からの入力を制限するキーロック機能と、予め定められた操作入力を受けると作動し前記加速度センサーからの加速度信号を一定時間受け付けてこの受け付けた加速度信号が予め認証条件データとしてメモリに記憶されている閾値を越えて上昇した回数を計数し、該計数された回数が予め認証条件データとして前記メモリに記憶されている回数と合致するか否かを判定し合致した場合に当該ユーザを認証する認証機能と、前記キーロック機能の作動中に前記認証機能により前記ユーザが認証されたか否かを判断し認証されたと判断した場合に前記キーロック機能を解除するロック解除機能と、キーロック機能の解除中に前記ユーザから認証条件登録指令を入力した場合に前記一定時間前記加速度センサーからの加速度信号を入力し、この一定時間の加速度信号が前記メモリに認証条件データとして登録されている閾値を越えて上昇した回数を計数して一時保持したのち改めて前記加速度センサーからの加速度信号を前記一定時間受け付けてこの受け付けた加速度信号が前記メモリに認証条件データとして記憶されている閾値を越えて上昇した回数を計数して一時保持し、これら一時保持された回数が一致した場合に、この回数を新規の認証条件データとして前記メモリに登録する機能と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明は、以上のように構成したため、これにより、ユーザが機器本体を特定の軌道に沿って動かしたか否かを判定するための加速度信号の閾値と、特定の軌道に沿って機器本体を動かした場合に加速度センサーから出力される加速度信号が閾値を通過して上昇する回数と認証条件データとして記憶されている回数とに基づいてユーザ認証を行いキーロックの設定/解除を切り換えるので、ユーザは簡単な動きを覚えるだけで認証を受けることが可能になり、ユーザの負担を軽減しながら不正利用及び誤操作を有効に防止することができる。
本発明にかかる一実施形態の携帯電子機器の構成を示す機能ブロック図である。 図1に開示した実施形態の携帯電子機器の外観図である。 図1に開示した実施形態の携帯電子機器の認証条件登録動作の一例を示すフローチャートである。 図1に開示した実施形態の携帯電子機器のキーロック設定動作の一例を示すフローチャートである。 図1に開示した実施形態の携帯電子機器のキーロック解除動作の一例を示すフローチャートである。 従来の携帯機器におけるキーロック機能の動作の一例を示すフローチャートである。 従来の携帯機器におけるキーロック機能の動作の他の例を示すフローチャートである。 図7に示す従来の携帯機器におけるキーロック機能の他の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明にかかる一実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の携帯電子機器の構成を示す機能ブロック図である。本実施形態の携帯電子機器の基本構成は、図1に示すように、ユーザの操作に応じて情報を入力する入力部11と、この入力部11からの入力を制限するキーロック機能と共にこのキーロック機能の設定/解除を切替制御する機能を有するキーロック処理手段12とを機器本体に備え、機器本体の加速度を検出して加速度信号を出力する加速度センサー13と、特定の軌道に沿って前記機器本体を動かした場合の当該機器本体の加速度変化のパターンを認証条件データとして予め記憶する記憶部14と、予め定められた操作入力を受けた場合に起動し加速度センサー13からの加速度信号を一定時間受け付けてこの受け付けた加速度信号の変化のパターンと記憶部14に記憶された認証条件データとを照合して合致するか否かを判定し合致した場合に当該ユーザを認証する認証処理手段15とを備えており、上述したキーロック処理手段12は、キーロック機能の設定中に認証処理手段15がユーザを認証したか否かを判断し認証されたと判断した場合にキーロック機能を解除する解除機能を備えた構成である。
入力部11は、ユーザの操作に従って指令やデータを入力する機能を備えており、例えば、キーボードやタッチパネルなどの入力装置であればよい。キーロック処理手段12は、入力部11をロックして入力部11からの入力を無効化するキーロック機能と、キーロック機能の作動中に認証処理手段15がユーザを認証した場合にキーロック機能を解除する解除機能とを備えている。
加速度センサー13は、2軸加速度センサー又は3軸加速度センサーであり、各軸の加速度を示す加速度信号を出力する。記憶部14は、機器本体を特定の軌道に沿って動かしたときの当該機器本体の加速度の変化のパターンを示すデータを認証条件データとして記憶している。この認証条件データは、機器本体を特定の方向に振ったときの当該機器本体の加速度の変化のパターンや、機器本体を空中で特定の記号を描く軌道に沿って動かしたときの当該機器本体の加速度の変化のパターンなどを示すデータである。
認証処理手段15は、予め定められた操作入力を受けると、加速度センサー13から出力される加速度信号を一定時間順次受け付けて保持し、この一定時間内の加速度信号の変化のパターンと記憶部15に記憶された認証条件データとを照合して合致した場合にユーザを認証する機能を備えている。ここで、予め定められた操作入力とは、例えば、入力部11に対する操作や、機器本体(筐体)に対するタップ操作によって生じる振動を検出した加速度センサー13からの信号入力などがある。
このような本実施形態の携帯電子機器によれば、機器本体を特定の軌道に沿って動かしたとき当該機器本体の加速度の変化のパターンを暗号として用いたユーザ認証を行いキーロックの解除を行うことができるので、ユーザは簡単な動きを覚えるだけでよく、ユーザにかかる負担を軽減しながら不正利用及び誤操作を有効に防止することが可能になり、利便性の高いキーロックを実現することができる。
次に、本実施形態の携帯機器の全体構成について詳細に説明する。
本実施形態の携帯電子機器は、機器本体が折り畳み可能になっている折り畳み式の携帯電話機であり、図2は、本実施形態の携帯電子機器が折り畳まれた状態の外観を示す斜視図である。図1及び2に示すように、本実施形態の携帯電子機器は、入力部11と、加速度センサー13と、アドレス帳や画像情報などの各種データを記憶する記憶部14と、折り畳みの開閉状態を検知する開閉センサー17と、筐体の側面に設けられたサイドキー18と、外部から点灯の確認が可能な位置に設置されたLED(Light Emitting Diode)19と、開閉の内側の面から映像を撮影するための正面カメラ20と、開閉の外側からの映像を撮影するための背面カメラ21と、開閉の内側に画面を有する表示部22と、開閉の外側に画面を有する背面表示部23と、アンテナ25を介して基地局と無線通信を行う通信処理部24と、無線通信用の音声信号を処理する音声処理部26と、音声処理部26からの信号に基づいて音声を出力するスピーカ27と、音声を音声処理部26へ入力するマイク28と、これら各構成要素の動作を制御する主制御部16とを備えており、この主制御部16が、キーロック処理手段12と、認証処理手段15とを備えた構成である。
開閉検出センサー17は、機器本体の開閉状態を検知する機能を備えたセンサである。この開閉検出センサー17としては、例えば、磁石と磁気センサーから成る構成のものなどがある。表示部22及び背面表示部23は、通信処理部24もしくは記憶部14から主制御部16を介して送られてくる画像データに基づいて文字や図形などの画像を各画面に表示する機能を有しており、たとえば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの薄型のディスプレイである。
通信処理部24は、アンテナ25を介して基地局と無線回線で接続し、音声通信又はデータ通信を行う機能を備えている。音声処理部26は、通信処理部24からの音声信号を処理してスピーカ27へ送出する機能と、マイク28からの音声信号を処理して通信処理部24へ送出する機能とを備えている。
主制御部16は、通信処理部24に受信された信号に応じて電話着信処理又はメール着信処理等を実行する機能と、記憶部14から読み出した音声データ又は画像データを音声処理部26,表示部22,背面表示部23へ送る機能と、入力部11からの指令またはデータに応じて電話発信処理,メール発信処理等を実行する機能とを備えると共に、キーロック処理手段12と、認証処理手段15とを有している。
加速度センサー13は、加速度を計測してその計測結果を出力するセンサーであり、特に、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を使った3軸の加速度センサーが望ましい。
主制御部16が有するキーロック処理手段12は、入力部11からの入力を無効にして携帯機器自体を使用不可状態にするキーロック機能と、このキーロック機能を設定するロック設定機能と、このキーロック機能を解除する解除機能とを備えている。
キーロック処理手段12の解除機能は、キーロック機能の設定中に、認証処理手段15からユーザ認証完了の通知を受けるとユーザが認証されたと判断してキーロック機能を解除し、LED19を点灯させて(例えば青色)キーロックが解除されたことをユーザに提示する機能である。
キーロック処理手段12のロック設定機能は、キーロック機能の解除中に、認証処理手段15からユーザ認証完了の通知を受けるとユーザが認証されたと判断してキーロック機能を設定し、LED19を点灯させて(例えば青色)キーロック設定完了をユーザに提示する機能である。
認証処理手段15は、予め定められた操作入力として、折り畳まれた状態でのサイドキー18の押下の信号を入力した場合に、LED19を点灯(例えば赤色)させて、ユーザに認証受付モードであることを通知すると共に、一定時間の間に加速度センサー13からの加速度信号を順次受け付けて保持し、この受け付けた加速度信号の変化のパターンが認証条件データと合致するか否かを判定し、合致した場合にユーザ認証が完了したことをキーロック処理手段12へ通知し、LED19を消灯させて認証受付モードの終了をユーザに提示する。一方、合致しなかった場合にはユーザを認証せずにLED19を消灯させて認証受付モードの終了をユーザに提示する。
このように、本実施形態の認証処理手段15は、一定時間の間に加速度センサー13で検出された加速度の変化のパターンに基づいて機器本体の動きを認識し、その動きが認証条件データと合致した場合にユーザを認証する機能を備えており、例えば、一定時間分の加速度信号から特徴を抽出しこの特徴量が記憶部14に登録された認証条件データと合致した場合にユーザを認証するように構成してもよい。これにより、数桁の数字やアルファベットなどの特定の記号を空中に描くようにして機器本体を振ることでユーザ認証が完了するように構成することが可能になり、ユーザの直感的な動きを基にユーザ認証を行いキーロックの設定/解除を適切に切り換えることができる。
また他の例として、認証処理手段15は、一定時間の間に加速度センサー13から出力された加速度信号を基に特定方向の加速度が閾値を通過して上昇した回数をユーザが機器本体を特定方向に振った回数としてカウントし、この回数が認証条件データとして記憶部14に登録された数値と合致した場合にユーザを認証するように構成してもよい。これにより、記憶部14に登録される認証条件データが回数を示すデータになり、認証条件データの容量が小さくなる。また、この特定方向を複数に設定すれば、「X軸方向にn回振ってからY軸方向にm回振る(n及びmは共に自然数)」ことを認証条件データとすることが可能になり、セキュリティを高めることができる。
また、本実施形態の認証処理手段15は、キーロック解除中にユーザからの認証条件登録指令を入力部11から入力すると、この登録指令の入力から一定時間の間に加速度センサー13から加速度信号を順次受け付けてこの受け付けた加速度信号に基づいて新規の認証条件データを設定し記憶部14に登録する条件登録機能を備えている。
例えば、入力部11からの操作入力に従って登録画面を表示部22に表示させ、登録開始キーの押下による認証条件登録指令を入力すると、一定時間の間に加速度センサー13からの加速度信号を順次受け付けて保持し、この一定時間分の加速度信号から特徴を抽出してパターンを作成して保持する。その後、表示部22の表示を設定確認画面に切り替えて、開始キーを押下の押下による開始指令を入力してから一定時間の加速度信号を加速度センサー13から取得し同様にパターンを作成し、1回目と2回目のパターンが一致した場合に、このパターンを認証条件データとして記憶部14に登録する。また、別の例として、一定時間分の加速度信号から特定方向の加速度が閾値を通過して上昇した回数を機器本体を特定方向に振った回数として計算しこの回数を認証条件データとして記憶部14に登録するような構成であってもよい。
このように、記憶部14に記憶された認証条件データを登録または更新することで、認証情報の漏洩に対処することができ、セキュリティを確保することができる。
記憶部14は、認証条件データを記憶している。この認証条件データは、機器本体を特定の軌道に沿って動かしたときの当該機器本体の加速度の変化のパターンを示すデータであり、例えば、機器本体を特定の軌道に沿って動かしたときのその機器本体の加速度変化の波形データや、加速度変化の特徴量などがある。また、この認証条件データは、機器本体を特定方向に振る回数を示す数値データであってもよく、この場合、認証処理手段15は、一定時間分の加速度信号から特定方向の加速度が閾値を通過して上昇した回数を計算する機能を備え構成にする。
このように、本実施形態の携帯電子機器によれば、認証処理手段15が、一定時間の間に加速度センサー13から出力された加速度信号の変化のパターンと記憶部13に登録された認証条件データとが合致するか否かを判定し合致した場合にユーザを認証する機能を備え、キーロック処理手段12が、キーロック機能の設定中にユーザ認証の完了を確認した場合にキーロック機能を解除する機能を備えているので、ユーザはキー操作を行わなくても機器本体を振ればキーロックを解除できるようになり、パスワード認証に比べて簡単な認証が可能になり、迅速にキーロック機能を解除することができる。
次に、本実施形態の携帯電子機器の動作について説明する。ここで、以下の動作説明は、本発明のキーロック制御方法の実施形態となる。
図3は、本実施形態の携帯電子機器の認証条件データ登録動作を示すフローチャートである。図3に示すように、本実施形態の携帯電子機器では、まず、表示部22がメニュー画面を表示し(図3のステップS21)、入力部11から認証条件登録指令を入力すると、認証処理手段15が、表示部11にキーロック設定画面を表示させ(図3のステップS22)、入力部11から暗証番号を入力し、この入力した暗証番号が記憶部14に予め記憶された暗証番号と一致した場合にユーザ認証を完了する(図3のステップS23)。
ユーザ認証が完了すると、認証処理手段15は、第1の登録画面を表示部22に表示させて(図3のステップS24)、一定時間の間に加速度センサー13から出力される加速度信号を入力してこの加速度信号の変化のパターンを一時保持する(図3のステップS25)。このとき、ユーザは一定時間内に機器本体をY軸方向にm回振って、加速度センサー13にY軸方向の加速度の変化を検出させる。
その一定時間経過後に、認証処理手段15が、表示部22の表示を切り替えて第2の登録画面を表示させる(図3のステップS26)。そして、認証処理手段15は、一定時間の間に加速度センサー13から出力される加速度信号を入力してこの加速度信号の変化のパターンを既に保持したパターンにつなげて保持する(図3のステップS27)。このとき、ユーザは一定時間内に機器本体をX軸方向にn回振って、加速度センサー13にX軸方向の加速度変化を検出させる。
この一定時間経過後に、認証処理手段15が、表示部22の表示を切り替えて最終確認画面を表示させる(図3のステップS28)。認証処理手段15は、一定時間の間に加速度センサー13から出力される加速度信号を入力する(図3のステップS29)。このとき、ユーザは一定時間内に機器本体をY軸方向にm回振ってからX軸方向にn回振って、加速度センサー13に2軸方向の加速度変化を検出させればよい。
そして、入力した加速度信号の変化のパターンが一時保持しているパターンと一致するか否かを判断し、一致した場合にこのパターンを新規の認証条件データとして記憶部14に登録する(図3のステップS31)。一致しなかった場合には再度第1の登録画面を表示部11に表示させる(図3のステップS30のいいえ)。
ここで、上記説明では、ユーザが機器本体をY軸方向にm回降ってからX軸方向にn回振って、加速度センサー13に2軸方向の加速度変化を検出させるとしたが、これに限らず、ユーザは機器本体を記号を描くように振って加速度センサ13に加速度の変化を検出させるようにしてもよい。
このように、記憶部14に記憶された認証条件データを更新することで、認証情報の漏洩に対処することができ、セキュリティを確保することができる。
図4は、本実施形態の携帯電子機器のキーロック設定動作を示すフローチャートである。図4に示すように、本実施形態の携帯電子機器では、まず、主制御部16が開閉検出センサ17からの信号に基づいて機器本体が閉じていると判定した状態で、認証処理手段15が、ユーザによるサイドキー18の押下に応じた信号を入力すると(図4のステップS41)、LED19を点灯(例えば赤色)させて、認証受付モードであることをユーザに知らせる(図4のステップS42)。ここで、認証受付モードに切り替えるための操作入力は、予め設定しておけば、サイドキー18の押下に限らず、機器本体を振る動作や機器筐体へのタップ操作などに対する加速度センサー13からの信号であってもよい。
続いて、認証処理手段15が、一定時間の間に加速度センサー13から出力される信号を順次受け付けて(図4のステップS43)、この一定時間内の加速度信号の変化のパターンを検出して保持する(図4のステップS44)。このとき、ユーザは一定時間内に機器本体をY軸方向にm回降ってからX軸方向にn回振って、加速度センサー13に2軸方向の加速度を検出させる。ここで、記憶部14に記憶されている認証条件データによっては、特定の4桁の数字やアルファベットを空中に描くように機器本体を振ることにしてもよい。また、一定時間内の加速度信号の変化のパターンを検出する際に、その一定時間分の加速度信号に基づいて、X軸方向の加速度が閾値を通過して上昇した回数と、Y軸方向の加速度が閾値を通過して上昇した回数とを計算するように構成してもよい。
そして、認証処理手段15が、一定時間経過後にLED19(例えば赤色)を消灯させて、一定時間の間の加速度信号の変化のパターンと記憶部14に記憶されている認証条件データとを照合し、一致しない場合は再度LED19(例えば赤色)を点灯させて、一定時間の間に加速度センサー13から出力される加速度信号を順次受け付ける(図4のステップS45のいいえ)。一方、一致した場合は、ユーザを認証してその旨をキーロック処理手段12へ通知し(図4のステップS45のはい)。このユーザが認証された旨を確認したキーロック処理手段12が、キーロック機能を設定し(図4のステップS46)、LED19を1回点灯(例えば青色)させてキーロックの設定が完了したことをユーザに知らせる(図4のステップS47)。
このように本実施形態の携帯電子機器は、キーロック解除中に、予め定められた操作入力を受けると、キーロック設定の受付モードになり、ユーザが機器本体を縦方向と横方向に登録した数だけモーションを起こすと、加速度センサー13の出力からそのモーションに対応する機器本体の加速度の変化のパターンを検出し、記憶部14に保存された認証条件データと照合することでユーザ認証を実行し、認証完了後にキーロックを設定する。このようにして、本実施形態では、キーロック解除時において、機器本体の縦横の動きを加速度センサー13で検出し、予め設定した認証条件データと比較することで、キーロックの設定を行うので、機器本体を開いてキー入力することなく閉じたままでもキーロックが設定でき、容易にキーロックを作動させることができる。
図5は、本実施形態の携帯電子機器のキーロック解除動作を示すフローチャートである。図5に示すように、本実施形態の携帯電子機器では、まず、キーロック起動中に、主制御部16が開閉検出センサ17からの信号に基づいて機器本体が閉じていると判定した状態で、認証処理手段15が、サイドキー18の押下信号を入力し(図5のステップS51)、この信号に応答してLED19を点灯(例えば赤色)させて、認証受付モードであることをユーザに知らせる(図5のステップS52)。ここで、認証受付モードに切り替えるための操作入力は、予め設定しておけば、サイドキー18の押下に限らず、機器本体を振る動作や機器筐体へのタップ操作などに対する加速度センサー13からの信号であってもよい。
続いて、認証処理手段15が、一定時間の間に加速度センサー13から出力される加速度信号を順次受け付けて(図5のステップS53)、この一定時間内の加速度信号の変化のパターンを検出して保持する(図5のステップS54)。このとき、ユーザは一定時間内に機器本体をY軸方向にm回降ってからX軸方向にn回振って、加速度センサー13に2軸方向の加速度変化を検出させる。ここで、記憶部14に記録されている認証条件データによっては、特定の4桁の数字やアルファベットを空中に描くように機器本体を振ることにしてもよい。また、一定時間内の加速度信号の変化のパターンを検出する際に、その一定時間分の加速度信号に基づいて、X軸方向の加速度が閾値を通過して上昇した回数と、Y軸方向の加速度が閾値を通過して上昇した回数とを計算するように構成してもよい。
そして、認証処理手段15が、一定時間経過後にLED19(例えば赤色)を消灯させて、一定時間の間の加速度信号の変化のパターンと記憶部14に記憶されている認証条件データとを照合し、一致しない場合は再度LED19(例えば赤色)を点灯させて、一定時間の間に加速度センサー13から出力される加速度信号を順次受け付ける(図5のステップS55のいいえ)。一方、一致した場合は、ユーザを認証してその旨をキーロック処理手段12へ通知し(図5のステップS55のはい)。ユーザが認証された旨を確認したキーロック処理手段12が、キーロック機能を解除し(図5のステップS56)、LED19を1回点灯させて(例えば青色)キーロックの解除をユーザに知らせる(図5のステップS57)。
このように、本実施形態の携帯電子機器は、キーロック機能の設定中に、機器本体の決められた軌道に沿った動きをユーザ認証の暗号として採用し、認証した後にキーロック機能を解除する。このようにして、本実施形態では、キーロックの設定中において、機器本体の縦横の動きを加速度センサー13で検出し、予め設定した認証条件データと比較することでユーザ認証を行い、キーロックの解除を行うので、機器本体を閉じたままでもキーロックが解除でき、容易にキーロックを解除させることができる。
これにより、ユーザは、ユーザ認証のための入力操作の際、画面やキー操作を気にせずに機器本体を特定の方向に振ればよいので、パスワード入力による認証と比較して、より速い認証が可能になり、キーロック機能の設定/解除を迅速に実行することができる。
ここで、上述したキーロック処理手段12,認証処理手段15については、その機能内容をプログラム化して、コンピュータに実行させるように構成してもよい。
また、本実施形態のキーロック処理手段12のロック設定機能は、認証処理手段15によるユーザ認証を確認せずに、特定の操作入力に従ってキーロックを設定するようにしてもよく、キーロック機能の解除中に一定時間操作が無い場合にキーロック機能を自動的に設定して使用不可の状態にするように構成して、放置された場合でも不正利用を有効に防止することができるようにしてもよい。
以上のように、本実施形態の携帯電子機器によれば、認証処理手段15が、ユーザから特定の操作入力を受けた場合に加速度センサー13の出力信号に基づいてユーザを認証し、キーロック処理手段12が、ユーザが認証されたことを確認した場合にキーロックの設定/解除を行うので、機器本体に対するモーションによりユーザを認証しキーロックの設定/解除を切り替えることができ、ユーザは暗証番号入力のような煩わしい操作をしなくても、機器本体に対する直感的な動作で簡単にキーロックの設定/解除をできる。また、キー操作なしでユーザ認証が可能なので、機器本体が閉じた状態のままでもキーロックを解除することができ、パスワードをユーザ認証に用いた場合と比べて、ユーザは簡単な動きを覚えるだけで認証を受けることが可能になり、ユーザの手間を軽減しながら不正利用及び誤操作を有効に防止することができる。
さらに、機器本体の特定の軌道に沿った動きを暗号としたことで、暗号入力時のユーザの動きは特定し難いものになるので、ユーザの動きから認証条件データである一連の動作を第三者が知ることは困難である。よって、高度なセキュリティ確保が可能となる。
以下に、上述した本実施形態における技術的内容の要点を付記する。尚、本実施形態の一部又は全部は、以下に記載した内容にまとめられるが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではない。
[付記1]ユーザの操作に応じて情報を入力する入力部と、この入力部からの入力を制限するキーロック機能と共にこのキーロック機能の設定/解除を切替制御する機能を有するキーロック処理手段と、を機器本体に備えた携帯電子機器であって、前記機器本体の加速度を検出して加速度信号を出力する加速度センサーと、特定の軌道に沿って前記機器本体を動かした場合の当該機器本体の加速度変化のパターンを認証条件データとして予め記憶する記憶部と、予め定められた操作入力を受けた場合に起動し、前記加速度センサーからの加速度信号を一定時間受け付けてこの受け付けた加速度信号の変化のパターンが前記記憶部に記憶された認証条件データと合致するか否かを判定し合致した場合に前記ユーザを認証する認証処理手段とを備え、前記キーロック処理手段は、前記キーロック機能の設定中に前記認証処理手段が前記ユーザを認証したか否かを判断し認証された場合に前記キーロック機能を解除する解除機能を備えたことを特徴とする携帯電子機器。
[付記2]付記1に記載の携帯電子機器において、前記キーロック処理手段は、前記キーロック機能の解除中に前記認証処理手段が前記ユーザを認証したか否かを判断し認証された場合に前記キーロック機能を設定するロック設定機能を備えたことを特徴とする携帯電子機器。
[付記3]付記2のいずれか一項に記載の携帯電子機器において、前記認証条件データが、特定の記号を描く軌道に沿って前記機器本体を動かしたときの当該機器本体の加速度の変化のパターンを示すデータであることを特徴とする携帯電子機器。
[付記4]付記2に記載の携帯電子機器において、前記認証条件データが、前記機器本体を特定方向に振る回数を示すデータであり、前記認証処理手段は、前記一定時間受け付けた加速度信号に基づいて当該一定時間内に前記特定方向の加速度が予め設定された閾値を通過して上昇した回数を計算しこの回数が前記認証条件データに示す回数と一致した場合に当該ユーザを認証する機能を備えたことを特徴とする携帯電子機器。
[付記5]付記1乃至4のいずれか一つに記載の携帯電子機器において、前記認証処理手段は、前記キーロック機能の解除中に前記ユーザから認証条件データの登録指令を入力した場合に、前記加速度センサーからの加速度信号を前記一定時間受け付けてこの受け付けた加速度信号に基づいて新規の認証条件データを作成し前記記憶部に登録する登録機能を備えたことを特徴とする携帯電子機器。
[付記6]ユーザの操作に応じて情報を入力する入力部と、この入力部からの入力を制限するキーロック機能を有したキーロック処理手段と、前記ユーザの認証を行う認証処理手段と、本体の加速度を検出して加速度信号を出力する加速度センサーとを備えた携帯電子機器にあって、前記キーロック機能の設定中に前記認証処理手段が予め定められた操作入力を受けた場合に一定時間前記加速度センサーからの加速度信号を入力し、この一定時間の加速度信号の変化のパターンと予め記憶部に登録された認証条件データとを前記認証処理手段が照合して合致するか否かを判定し、合致すると判定された場合に前記キーロック処理手段が前記キーロック機能を解除することを特徴とするキーロック制御方法。
[付記7]付記6に記載のキーロック制御方法において、前記キーロック機能の解除中に前記認証処理手段が予め定められた操作入力を受けた場合に前記一定時間前記加速度センサーから出力される加速度信号を入力し、この一定時間の加速度信号の変化のパターンと前記認証条件データとを前記認証処理手段が照合して合致するか否かを判定し、合致すると判定された場合に前記キーロック処理手段が前記キーロックを設定することを特徴とするキーロック制御方法。
[付記8]付記7に記載のキーロック制御方法において、前記認証処理手段が前記一定時間の加速度信号の変化のパターンと前記認証条件データとを照合する際に、前記一定時間の加速度信号に基づいて当該一定時間内に特定方向の加速度が予め設定された閾値を通過して上昇した回数を前記ユーザが前記機器本体を当該特定方向に振った回数として計算し、この回数と前記認証条件データに示す数値とを照合することを特徴とするキーロック制御方法。
[付記9]付記6乃至8のいずれか1つに記載のキーロック制御方法において、前記キーロック機能の解除中に前記認証処理手段が前記ユーザから認証条件登録指令を入力した場合に前記一定時間前記加速度センサーからの加速度信号を入力し、この一定時間の加速度信号に基づいて新規の認証条件データを作成し前記記憶部に登録することを特徴とするキーロック制御方法。
[付記10]ユーザの操作に応じて情報を入力する入力部と、加速度を検出して加速度信号を出力する加速度センサーとを備えた携帯電子機器にあって、前記入力部からの入力を制限するキーロック機能と、予め定められた操作入力を受けると作動し前記加速度センサーからの加速度信号を一定時間受け付けてこの受け付けた加速度信号の変化のパターンが予めメモリに記憶された認証条件データと合致するか否かを判定し合致した場合に当該ユーザを認証する認証機能と、前記キーロック機能の作動中に前記認証機能により前記ユーザが認証されたか否かを判断し認証された場合に前記キーロック機能を解除するロック解除機能と、をコンピュータに実行させることを特徴とするキーロック制御用プログラム。
[付記11]付記11に記載のキーロック用制御プログラムにおいて、前記キーロック機能の解除中に前記認証機能により前記ユーザが認証されたか否かを判断し認証された場合に前記キーロック機能を作動させるロック作動機能を前記コンピュータに実行させることを特徴とするキーロック制御用プログラム。
[付記12]付記12に記載のキーロック用制御プログラムにおいて、前記認証機能が、前記一定時間受け付けた加速度信号に基づいて当該一定時間内に前記特定方向の加速度が予め設定された閾値を通過して上昇した回数を計算しこの回数が前記認証条件データに示す回数と一致した場合に当該ユーザを認証する機能であることを特徴とするキーロック制御用プログラム。
[付記13]付記10乃至12のいずれか一つに記載のキーロック制御用プログラムにおいて、前記キーロック機能の解除中に前記ユーザから認証条件データの登録指令を入力した場合に、前記加速度センサーからの加速度信号を前記一定時間受け付けてこの受け付けた加速度信号に基づいて新規の認証条件データを作成し前記メモリに記憶する登録機能を前記コンピュータに実行させることを特徴とするキーロック制御用プログラム。
本発明は、携帯電話機とそれに類する電子機器に適用することができる。
11 入力部
12 キーロック処理手段
13 加速度センサー
14 記憶部
15 認証処理手段
16 主制御部
17 開閉検出センサー
18 サイドキー
19 LED
20 正面カメラ
21 背面カメラ
22 表示部
23 背面表示部
24 通信処理部
25 アンテナ
26 音声処理部
27 スピーカ
28 マイク

Claims (5)

  1. ユーザの操作に応じて情報を入力する入力部と、この入力部からの入力を制限するキーロック機能と共にこのキーロック機能の設定/解除を切替制御する機能を有するキーロック処理手段と、を機器本体に備えた携帯電子機器であって、
    前記機器本体の加速度を検出して加速度信号を出力する加速度センサーと、
    特定の軌道に沿って前記機器本体を動かしたか否かを判定するための加速度信号の閾値と、前記特定の軌道に沿って前記機器本体を動かした場合に前記加速度センサーから出力される加速度信号が前記閾値を通過して上昇する回数とを認証条件データとして予め記憶する記憶部と、
    予め定められた操作入力を受けた場合に起動し、前記加速度センサーからの加速度信号を一定時間受け付けてこの受け付けた加速度信号が前記記憶部に認証条件データとして記憶されている閾値を越えて上昇した回数を計数し、該計数された回数が前記記憶部に認証条件データとして記憶されている回数と合致するか否かを判定し合致した場合に前記ユーザを認証する認証処理手段とを備え、
    前記キーロック処理手段は、前記キーロック機能の設定中に前記認証処理手段が前記ユーザを認証したか否かを判断し認証された場合に前記キーロック機能を解除する解除機能を備え、
    前記認証処理手段は、前記キーロック機能の解除中に前記ユーザから認証条件データの登録指令を入力した場合に、前記加速度センサーからの加速度信号を前記一定時間受け付けてこの受け付けた加速度信号が前記記憶部に認証条件データとして記憶されている閾値を越えて上昇した回数を計数して一時保持したのち改めて前記加速度センサーからの加速度信号を前記一定時間受け付けてこの受け付けた加速度信号が前記記憶部に認証条件データとして記憶されている閾値を越えて上昇した回数を計数して一時保持し、これら一時保持された回数が一致した場合に、この回数を新規の認証条件データとして前記記憶部に登録する登録機能を備えたことを特徴とする携帯電子機器。
  2. 前記請求項1に記載の携帯電子機器において、
    前記キーロック処理手段は、前記キーロック機能の解除中に前記認証処理手段が前記ユーザを認証したか否かを判断し認証された場合に前記キーロック機能を設定するロック設定機能を備えたことを特徴とする携帯電子機器。
  3. ユーザの操作に応じて情報を入力する入力部と、この入力部からの入力を制限するキーロック機能を有したキーロック処理手段と、前記ユーザの認証を行う認証処理手段と、本体の加速度を検出して加速度信号を出力する加速度センサーとを備えた携帯電子機器にあって、
    前記キーロック機能の設定中に前記認証処理手段が予め定められた操作入力を受けた場合に前記加速度センサーからの加速度信号を一定時間入力し、
    この一定時間の加速度信号が予め認証条件データとして記憶部に登録されている閾値を越えて上昇した回数を計数し、該計数された回数と予め認証条件データとして前記記憶部に登録されている回数とを前記認証処理手段が照合して合致するか否かを判定し、
    合致すると判定された場合に前記キーロック処理手段が前記キーロック機能を解除し、
    キーロック機能の解除中に前記認証処理手段が前記ユーザから認証条件登録指令を入力した場合に前記一定時間前記加速度センサーからの加速度信号を入力し、この一定時間の加速度信号が前記記憶部に認証条件データとして登録されている閾値を越えて上昇した回数を計数して一時保持したのち改めて前記加速度センサーからの加速度信号を前記一定時間受け付けてこの受け付けた加速度信号が前記記憶部に認証条件データとして記憶されている閾値を越えて上昇した回数を計数して一時保持し、これら一時保持された回数が一致した場合に、この回数を新規の認証条件データとして前記記憶部に登録することを特徴とするキーロック制御方法。
  4. 前記請求項3に記載のキーロック制御方法において、
    前記キーロック機能の解除中に前記認証処理手段が予め定められた操作入力を受けた場合に前記一定時間前記加速度センサーから出力される加速度信号を入力し、
    この一定時間の加速度信号が前記記憶部に認証条件データとして登録されている前記閾値を越えて上昇した回数と前記記憶部に予め認証条件データとして登録されている回数とを前記認証処理手段が照合して合致するか否かを判定し、
    合致すると判定された場合に前記キーロック処理手段が前記キーロックを設定することを特徴とするキーロック制御方法。
  5. ユーザの操作に応じて情報を入力する入力部と、加速度を検出して加速度信号を出力する加速度センサーとを備えた携帯電子機器にあって、
    前記入力部からの入力を制限するキーロック機能と、
    予め定められた操作入力を受けると作動し前記加速度センサーからの加速度信号を一定時間受け付けてこの受け付けた加速度信号が予め認証条件データとしてメモリに記憶されている閾値を越えて上昇した回数を計数し、該計数された回数が予め認証条件データとして前記メモリに記憶されている回数と合致するか否かを判定し合致した場合に前記ユーザを認証する認証機能と、
    前記キーロック機能の作動中に前記認証機能により前記ユーザが認証されたか否かを判断し認証された場合に前記キーロック機能を解除するロック解除機能と、
    キーロック機能の解除中に前記ユーザから認証条件登録指令を入力した場合に前記一定時間前記加速度センサーからの加速度信号を入力し、この一定時間の加速度信号が前記メモリに認証条件データとして登録されている閾値を越えて上昇した回数を計数して一時保持したのち改めて前記加速度センサーからの加速度信号を前記一定時間受け付けてこの受け付けた加速度信号が前記メモリに認証条件データとして記憶されている閾値を越えて上昇した回数を計数して一時保持し、これら一時保持された回数が一致した場合に、この回数を新規の認証条件データとして前記メモリに登録する機能と、をコンピュータに実行させることを特徴とするキーロック制御用プログラム。
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