JP5461229B2 - クライアント信号収容多重処理装置、クライアント信号クロスコネクト装置、クライアント信号収容多重処理方法 - Google Patents
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このように既存装置との互換性を維持し、またクライアント信号のフォーマットによらずに収容効率ならびに運用効率を高めたクライアント信号の収容システムを実現する必要性がある。
また、本発明は、上述のクライアント信号収容多重処理装置において、前記ODU0 (L)フレームに前記TSが配置された後の端数部分にはFS(Fixed Stuff)が挿入されることを特徴とする。
また、本発明は、上述のクライアント信号収容多重処理装置において、前記ODU1 (L)フレームに前記TSが配置された後の端数部分にはFSが挿入されることを特徴とする。
ODU0 (L)またはODU1 (L)はODUk (H)へマッピングされ、それ以降の収容または多重方式に関しては現行の規定に沿った収容方式を用いる。
また、従来のSDHシステムを介したOTN伝送システムからシステム全体をOTNへ一元化することで運用効率の向上を行うことが可能である。
また、現行の多重階梯に対して改変を加えることなく実現可能な方式のため、既存装置に与える影響を最小限に抑え、既存装置のアップグレードを容易に行うことが可能である。
図1は、本発明を適用できる第1の実施形態による、クライアント信号収容多重処理装置の機能ブロックを示している。
各クライアント信号は、Sub-ODU収容部10(10−1、10−2、10−3)にてSub-ODUフレームにマッピングされ、オーバーヘッド(制御情報、以下、OHと表記)処理部11にて所望のOHが付与される。ODU0 (L)収容多重処理部12は、1または複数のSub-ODUフレームをODU0 (L)へ収容または多重を行う。また、ODU0 (L)収容多重処理部12は、ODU 0(L)フレームに1.238 Gbit/s以下のTS (Tributary Slot)を複数配置する。このODU0 (L)収容多重処理部12は、ODUk (H)収容多重処理部13に接続される。
図5は、本発明を適用できる第2の実施形態による、クライアント信号収容多重処理装置2の機能ブロックを示している。各クライアント信号は、Sub-ODU収容部20(20−1、20−2、20−3)にてSub-ODUフレームにマッピングされ、オーバーヘッド処理部21にて所望のOHが付与される。ODU1 (L)収容多重処理部22は、1または複数のSub-ODUフレームをODU1 (L)へ収容または多重が行なわれる。また、ODU1 (L)収容多重処理部22は、ODU1 (L)フレームに1.238 Gbi/s以下のTSを複数配置する。このODU1(L)収容多重処理部22は、ODUk(H)収容多重処理部23に接続される。この実施形態2では、Sub-ODUをODU1 (L)へ収容または多重する点が、第1の実施形態との相違点である。
次に、第3の実施形態について説明する。
図8は、第1の実施形態または第2の実施形態における、クライアント信号をSub-ODUフレームへ収容する方式を示した図であり、この実施形態では、BMPを用いてクライアント信号をSub-ODUフレームへマッピングを行うことを特徴としている。
Sub-ODU収容部30は、クロック抽出分周・逓倍部31、BMP処理部32、OH処理部33を有する。クロック抽出分周・逓倍部31は、クライアント装置から送出されたクライアント信号からクロックを抽出し、逓倍または分周を行うことで所望のSub-ODUフレーム周波数を生成する。BMP処理部32は、クライアント信号を、所望のSub-ODUフレームの周波数でBMP処理を行い、Sub-ODUフレームにマッピングする。OH処理部33は、クライアント信号に所望のオーバーヘッドを付与し、Sub-ODUフレームを送出する。
次に、第4の実施形態について説明する。
図9は、第1の実施形態または第2の実施形態における、クライアント信号をSub-ODUフレームへ収容するSub-ODU収容部40の構成を表す図である。この実施形態ではGFP(Generic Framing Procedure)を用いてクライアント信号をSub-ODUフレームへマッピングを行うことを特徴としている。
次に、第5の実施形態について説明する。
図10は、第1の実施形態または第2の実施形態における、クライアント信号をSub-ODUフレームへ収容するSub-ODU収容部50の構成を表す機能ブロック図である。この実施形態では、GMPを用いてクライアント信号をSub-ODUフレームへマッピングを行うことを特徴とする。
次に、第6の実施形態について説明する。
図11は、第3の実施形態、第4の実施形態または第5の実施形態における、Sub-ODUフレームをODU (L)フレームへ収容または多重を行うODU (L)収容多重処理部60の構成を表す機能ブロック図である。この実施形態では、GMPを用いてSub-ODUフレームをODU (L)へマッピングすることを特徴とする。
次に、第7の実施形態について説明する。
図12は、第4の実施形態または第5の実施形態5における、Sub-ODUフレームをODU (L)フレームへ収容または多重を行うODU(L)収容多重処理部70の構成を表す機能ブロック図である。この実施形態では、BMPを用いてSub-ODUをODU (L)へマッピングすることを特徴とする。
次に、第8の実施形態について説明する。
図13は、第3の実施形態におけるSub-ODUフレームの構成を示した図である。第1の実施形態または第2の実施形態との相違点は、クライアント信号をSub-ODUフレームに収容する際にODU オーバーヘッドを付与する点である。ODU オーバーヘッドを付与することによってOTNの管理・監視機能をクライアント信号に提供することが可能になる。FAS (Frame Alignment Signal)またはOTU オーバーヘッドに関しては、付与または付与せずに“0”または“1”ビット列を挿入してSub-ODUフレームを形成しても構わない。またSub-ODUフレームにODUオーバーヘッドを付与することによりSub-ODU単位のクロスコネクトを行うことも可能である。
次に、第9の実施形態について説明する。
図14は、第9の実施形態におけるデジタル伝送システムの装置構成を示した図である。デジタル伝送システムは少なくとも送信側ネットワークにOTN伝送装置を備え、受信側ネットワークにOTN伝送装置を備える。
従来の方式ではSDH伝送装置とOTN伝送装置を併用し伝送システムを構成していたが、Sub-ODU処理部(Sub-ODU収容・多重処理部120、Sub-ODU分離・復元部220)を設けることで、収容効率の低下を招くことなくOTN伝送装置のみでの運用が可能になる。また、OpSや伝送装置を集約することによる運用効率の向上が可能になる。
既存装置からのアップグレードを容易にする構成であり、既存装置に当該Sub-ODU収容・多重処理部120a、Sub-ODU分離・多重処理部120bを実装することによって、容易に既存装置からのアップグレードを行うことが可能である。
次に、第10の実施形態について説明する。
図16は、Sub-ODUをOTNクロスコネクト装置300へ適用した場合のクロスコネクト装置の構成を示している。送信側及び受信側のOTN伝送装置には実施例8に示す受信IF部110、Sub-ODU収容・多重処理部120、OTN収容・多重処理部130、送信IF部140、を有する送信側OTN伝送装置100、受信IF部210、Sub-ODU分離・復元処理部220、OTN分離・復元処理部230、送信IF部240を有する受信側OTN伝送装置200が少なくとも備えられる。
一方、クロスコネクトを行うOTNクロスコネクト装置300には、送信側OTN伝送装置100から送信されるOTN信号を受信する受信IF部210b、受信したOTN信号をODUに分離復元を行うOTN分離・復元処理部230b、分離されたODUからSub-ODUに分離を行うSub-ODU分離復元処理部220b、分離されたODUまたはSub-ODUのクロスコネクトを行うスイッチ処理部310、クロスコネクトされたSub-ODUをODUに収容または多重を行うSub-ODU収容・多重処理部120b、クロスコネクトされたODUをOTN信号に収容または多重を行うOTN収容・多重処理部130b、OTN信号を光に変換し送信する送信IF部140を少なくとも備える。スイッチ処理部310には同期スイッチ、非同期スイッチ、パケットスイッチなどを用いることが可能である。
次に、第11の実施形態について説明する。
図17は、第10の実施形態におけるODUのスイッチ処理部とSub-ODUのスイッチ処理部を分離した場合のクロスコネクト装置の構成を示した図である。送信側及び受信側OTN伝送装置の構成は実施例8と同様に受信IF部110、Sub-ODU収容・多重処理部120、OTN収容・多重処理部130、送信IF部140を有する送信側OTN伝送装置100、受信IF部210、Sub-ODU分離・復元処理部220、OTN分離・復元処理部230、送信IF部240、を有する受信側OTN伝送装置200が少なくとも備えられる。
一方、クロスコネクトを行うOTNクロスコネクト装置400には、送信側OTN伝送装置100から送信されるOTN信号を受信する受信IF部210b、受信したOTN信号をODUに分離するOTN分離・復元処理部220b、分離されたODUからSub-ODUに分離を行うSub-ODU分離復元処理部230b、分離されたSub-ODUのクロスコネクトを行うSub-ODUスイッチ処理部410、クロスコネクトされたSub-ODUをODUに収容または多重を行うSub-ODU収容・多重処理部420、ODUのクロスコネクトを行うスイッチ処理部430、クロスコネクトされたODUの収容または多重を行うOTN収容・多重処理部130b、OTN信号を光に変換し伝送を行う送信IF部140bを備える。本構成ではSub-ODUのスイッチ処理を行うSub-ODUスイッチ処理部410を個別に設け、既存装置に接続することにより、既存装置からのアップグレードを容易にする構成になっている。またスイッチ処理を行う粒度がSub-ODU単位またはODU単位に独立して構成することが可能なためスイッチ構成が図16の構成に比べ容易である。
次に、第12の実施形態について説明する。
図18に示すクロスコネクト装置は、図17の構成同様Sub-ODUスイッチ処理部420とODUのスイッチ処理部430を個別に設けた構成であるが、クロスコネクトされたSub-ODUは、スイッチ処理部430をスルーし、スイッチ処理部430後段のSub-ODU収容・多重処理部120bにてODUに収容または多重される点が、図17との構成の違いであり、図17の構成に比べスイッチ処理部のポート数が少ない構成になっている。
次に、第13の実施形態について説明する。
また、図19に示すクロスコネクト装置は、ODU単位のみでクロスコネクトを行うOTNクロスコネクト装置600の構成であり、OTN信号を受信する受信IF部210b、受信したOTN信号をODUフレームに分離または復元するOTN分離・復元処理部220b、分離されたODUフレームのクロスコネクトを行うスイッチ処理部610、クロスコネクトされたODUフレームをOTNフレームに収容または多重するOTN収容・多重処理部120b、OTN信号を光信号に変換し送出する送信IF部140bから構成される。
Sub-ODUをクロスコネクトさせず、バンドルサービスにのみ用いる場合、本構成を用いることが可能である。
しかし、上述の実施形態によれば、ODU0もしくは、ODU1に複数のTSを配置し、クライアント信号にオーバーヘッドを付与したsub−ODUを生成し、sub−ODUをTSに収容するようにしたので、低速なクライアント信号を効率よく収容することが可能となり、OTNでクライアント信号を一元的に運用・管理することが可能になり、さらには、運用効率を向上させることができる。
10−1、10−2、10−3、20−1、20−2、20−3、30、40、50 Sub-ODU収容部
11−1、11−2、11−3、21−1、21−2、21−3 OH処理部
12 ODU0(L)収容多重処理部
13 ODU0(H)収容多重処理部
22 ODU1(L)収容多重処理部
23 ODU1(H)収容多重処理部
31 クロック抽出分周・逓倍部
32、71 BMP処理部
33、43、53、63、73 OH処理部
41 GFP処理部
42 BMP処理部
51、61 GMP処理部
60 ODU (L)収容多重処理部
63、72 多重処理部
100 送信側OTN電送装置
110、210、210b 受信IF部
120、120a、120b Sub-ODU収容・多重処理部
130、130b OTN収容・多重処理部
140、140a、140b、240 送信IF部
200 受信側OTN電送装置
220、220a、220b Sub-ODU分離・復元処理部
230、230b OTN分離・復元処理部
400、500、600 OTNクロスコネクト装置
430 スイッチ処理部
Claims (13)
- クライアント信号をOTN (Optical Transport Network) フレームに収容または多重して伝送し、受信した前記OTNフレームから、収容または多重された信号を分離して前記クライアント信号を出力するクライアント信号収容多重処理装置であって、
1.238 Gbit/s以下の低ビットレートの前記クライアント信号に対してオーバーヘッドを付与しマッピング処理にてデジタルフレームに収容することでSub-ODUフレームを得る収容手段と、
ODU0 (L)(Lower Order ODU0 (Optical Channel Data Unit))フレームに1.238 Gbit/s以下のTS (Tributary Slot)を複数配置する配置手段と、
前記Sub-ODUフレームをマッピング処理にて前記ODU0 (L)フレームのTSへ収容または多重を行う多重手段と、
を備えたことを特徴とするクライアント信号収容多重処理装置。 - クライアント信号をOTNフレームに収容または多重して伝送し、受信した前記OTNフレームから、収容または多重された信号を分離して前記クライアント信号を出力するクライアント信号収容多重処理装置であって、
1.238 Gbit/s以下の低ビットレートの前記クライアント信号に対してオーバーヘッドを付与しマッピング処理にてデジタルフレームに収容することでSub-ODUフレームを得る収容手段と、
ODU1 (L)フレームに1.238 Gbit/sのTSを複数配置する配置手段と、
前記Sub-ODUフレームをマッピング処理にて前記ODU1(L)フレームへ収容または多重を行う多重手段と、
を備えたことを特徴とするクライアント信号収容多重処理装置。 - 請求項1または請求項2に記載のクライアント信号収容多重処理装置において、
前記収容手段は、BMP (Bit-synchronous Mapping Procedure)を用いて前記デジタルフレームを生成し前記クライアント信号を収容する
ことを特徴とするクライアント信号収容多重処理装置。 - 請求項1または請求項2に記載のクライアント信号収容多重処理装置において、
前記収容手段は、自身のクライアント信号収容多重処理装置内部のクロックを用いてデジタルフレームを生成し、GFP(Generic Framing Procedure)を用いて前記クライアント信号を前記デジタルフレームに収容する
ことを特徴とするクライアント信号収容多重処理装置。 - 請求項1または請求項2に記載のクライアント信号収容多重処理装置において、
前記収容手段は、自身のクライアント信号収容多重処理装置内部のクロックを用いてデジタルフレームを生成し、GMP(Generic Mapping Procedure)を用いて前記クライアント信号を前記デジタルフレームに収容する
ことを特徴とするクライアント信号収容多重処理装置。 - 請求項3、請求項4または請求項5のうちいずれか1項に記載のクライアント信号収容多重処理装置において、
前記多重手段は、マッピング処理にGMPを用いてデジタルフレームを前記ODU (L)フレームに収容または多重を行うこと
を特徴とするクライアント信号収容多重処理装置。 - 請求項4または請求項5に記載のクライアント信号収容多重処理装置において、
前記多重手段は、前記マッピング処理にBMPを用いてデジタルフレームを前記ODU (L)フレームに収容または多重を行う
ことを特徴とするクライアント信号収容多重処理装置。 - 請求項1または請求項2に記載のクライアント信号収容多重処理装置において、
前記収容手段は、前記オーバーヘッドにODUオーバーヘッドを用いる
ことを特徴とするクライアント信号収容多重処理装置。 - 請求項1に記載にクライアント信号収容多重処理装置において、
前記ODU0 (L)フレームに前記TSが配置された後の端数部分にはFS(Fixed Stuff)が挿入される
ことを特徴とするクライアント信号収容多重処理装置。 - 請求項2に記載にクライアント信号収容多重処理装置において、
前記ODU1 (L)フレームに前記TSが配置された後の端数部分にはFSが挿入される
ことを特徴とするクライアント信号収容多重処理装置。 - 請求項1または請求項2に記載のクライアント信号収容多重処理装置に接続されるクライアント信号クロスコネクト装置であって、
前記クライアント信号収容多重処理装置から出力されるOTN信号を受信する受信IF部と、
前記OTN信号をODU信号に分離するOTN分離・復元処理部と、
前記分離されたODU信号からデジタルフレームを復元するデジタルフレーム分離・復元処理部と、
前記ODU信号または前記復元されたデジタルフレームのクロスコネクトを行うスイッチ処理部と、
スイッチ処理部から出力されたデジタルフレームをODU0またはODU1に収容または多重を行うデジタルフレーム収容・多重処理部と、
ODU信号をOTN信号に収容または多重を行うOTN収容・多重処理部と、
OTN信号を送信する送信IF部と、
を備えることを特徴とするクライアント信号クロスコネクト装置。 - クライアント信号をOTNフレームに収容または多重して伝送し、受信した前記OTNフレームから、収容または多重された信号を分離して前記クライアント信号を出力するクライアント信号収容多重処理装置を用いて、
前記クライアント信号収容多重処理装置の収容手段が、
1.238 Gbit/s以下の低ビットレートの前記クライアント信号に対してオーバーヘッドを付与しマッピング処理にてデジタルフレームに収容することでSub-ODUフレームを得る収容ステップ、
前記クライアント信号収容多重処理装置の配置手段が、
ODU0 (L)フレームに1.238 Gbit/s以下のTSを複数配置する配置ステップ、
前記クライアント信号収容多重処理装置の多重手段が、
前記Sub-ODUフレームをマッピング処理にて前記ODU0 (L)フレームのTSへ収容または多重を行う多重ステップ、
を実行することを特徴とするクライアント信号収容多重処理方法。 - クライアント信号をOTNフレームに収容または多重して伝送し、受信した前記OTNフレームから、収容または多重された信号を分離して前記クライアント信号を出力するクライアント信号収容多重処理装置を用いて、
前記クライアント信号収容多重処理装置の収容手段が、
1.238 Gbit/s以下の低ビットレートの前記クライアント信号に対してオーバーヘッドを付与しマッピング処理にてデジタルフレームに収容することでSub-ODUフレームを得る収容ステップ、
前記クライアント信号収容多重処理装置の配置手段が、
ODU1 (L)フレームに1.238 Gbi/sのTSを複数配置する配置ステップ、
前記クライアント信号収容多重処理装置の多重手段が、
前記Sub-ODUフレームをマッピング処理にて前記ODU1(L)フレームへ収容または多重を行う多重ステップ、
を実行することを特徴とするクライアント信号収容多重処理方法。
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