JP5460976B2 - インクジェットプリンタ - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェットプリンタに関し、特にはインクを吐出された記録媒体を乾燥させるインクジェットプリンタに関する。
インクジェットプリンタにおいては、紙、絹、綿、塩化ビニル等のシート状のメディア(記録媒体)の表面あるいは表裏面に対して、酸性染料、反応染料、直接染料等の染料系インクや、ソルベントインク等の有機溶剤系の顔料系インクを吐出することによって印刷を行なう。このようなインクジェットプリンタにおいては、特に工業分野において、印刷後のメディアの出荷及び納品等を迅速かつ容易に行なうために、インクを吐出されたメディアを効率良く乾燥することが重要となる。
このため、例えば、特許文献1では、メディア上にあるインクを乾燥させるための乾燥装置であって、メディアがそれを通って移動できるように構成されたスロットを備える導波管と、電界の方向とメディア内における繊維の縦軸との間に形成される角度が10度を超え、90度以下になるように、導波管内に電界を生じさせるように構成されている電磁エネルギー源とを備えた乾燥装置が開示されている。特許文献1の乾燥装置では、スロットによる導波管内の壁電流の乱れを低減するために、スロットに導波管チョークが設けられている。
特開2003−22890号公報
しかしながら、上記技術のようにメディアが導波管内を通過可能なようにして、導波管内に電磁波を供給してメディアの乾燥を行なう技術では、導波管内の電磁波は、導波管内を通過するメディアの表裏面を伝って導波管外に漏出しようとする傾向がある。そのため、上記技術では、電磁波が導波管外に漏出しないように遮蔽を行なう必要があり、実用性が乏しいという問題がある。
一方、別途、電熱ヒータ等により乾燥を行なう方法も考えられるが、電熱ヒータ等では消費電力が極めて大きいという問題がある。メディアに吐出するインクの乾燥速度を向上させることも考えられるが、インクの乾燥速度の向上はほぼ限界に達しており、インクの乾燥速度の改良だけでは、インクジェットプリンタにおけるメディアの乾燥速度をさらに高速化することは難しい。
本発明は、斯かる実情に鑑みなされたものであり、その目的は、外部に漏出する電磁波を低減させつつ、メディアの乾燥を効率良く行なうことが可能なインクジェットプリンタを提供することにある。
本発明は、シート状の記録媒体の表面及び裏面のいずれかにインクを吐出する吐出手段と、吐出手段によりインクを吐出された記録媒体が、その内部を通過することが可能なように構成された導波管と、導波管内に電磁波を供給する電磁波供給手段と、を備え、導波管は、記録媒体をその内部に導入する導入部と、記録媒体をその内部から導出する導出部と、を有し、導入部は、導入される記録媒体を間に挟むように配置され、記録媒体の表面及び裏面にそれぞれ平行な2つの導入壁と、導入壁それぞれについて、導入壁の一部及び全部のいずれかをその側面とする四角柱状の内部空間を区画し、導入壁から内部空間へと通じる開口部を有する2つのチョーク部と、を含み、導出部は、導出される記録媒体を間に挟むように配置され、記録媒体の表面及び裏面にそれぞれ平行な2つの導出壁と、導出壁それぞれについて、導出壁の一部及び全部のいずれかをその側面とする四角柱状の内部空間を区画し、導出壁から内部空間へと通じる開口部を有する2つのチョーク部と、を含み、チョーク部それぞれの内部空間は、電磁波供給手段が供給する電磁波の波長λに対して、記録媒体が通過する方向の長さがλ/4である、インクジェットプリンタである。
この構成によれば、記録媒体にインクを吐出する吐出手段と、吐出手段によりインクを吐出された記録媒体が、その内部を通過することが可能なように構成された導波管と、導波管内に電磁波を供給する電磁波供給手段とを備えるため、導波管内に供給された電磁波により、印刷後の記録媒体を連続した工程で効率良く乾燥させることが可能となる。
また、導波管は、記録媒体をその内部に導入する導入部と、記録媒体をその内部から導出する導出部とを有する。導入部は、導入される記録媒体を間に挟むように配置され、記録媒体の表面及び裏面にそれぞれ平行な2つの導入壁を含み、導出部も同様の導出壁を含むため、吐出手段によりインクを吐出された記録媒体が、導波管の内部を通過することが可能となる。
また、導入部は、導入壁それぞれについて、導入壁の一部及び全部のいずれかをその側面とする四角柱状の内部空間を区画し、導入壁から内部空間へと通じる開口部を有する2つのチョーク部を含み、導出部も同様にチョーク部を含む。さらに、チョーク部それぞれの内部空間は、電磁波供給手段が供給する電磁波の波長λに対して、記録媒体が通過する方向の長さがλ/4であるため、メディアの表裏面を伝って導波管外に漏出しようとする電磁波は、開口部に入り、開口部からチョーク部に入射する電磁波とチョーク部において反射した電磁波とは、その位相が波長λ/2だけ互いにずれることになるため、互いに弱め合うことになる。そのため、メディアの表裏面を伝って導波管外に漏出しようとする電磁波を低減することが可能となる。
この場合、導入壁及び導出壁は、開口部の周縁から導波管の外側方向に伸びるスリット部が設けられていることが好適である。
この構成によれば、開口部の周縁から導波管の外側方向に伸びるスリット部により、導入壁及び導出壁を流れる電流を分断することが可能となるため、導入壁及び導出壁を伝って導波管外に漏出する電磁波を一層低減することが可能となる。
また、チョーク部それぞれの内部空間の全ての部位が導波管の外側に位置するものとできる。
この構成によれば、チョーク部それぞれの内部空間の全ての部位が導波管の外側に位置するため、チョーク部により、導波管内の電磁波に乱れが生じることを防止することが可能となる。
また、チョーク部それぞれの内部空間の一部の部位が導波管の内側に位置するものとできる。
この構成によれば、チョーク部それぞれの内部空間の一部の部位が導波管の内側に位置するため、導入部のチョーク部と導出部のチョーク部との間隔が近くなり、導波管内の電界の強度を強めることが可能となる。
本発明のインクジェットプリンタによれば、外部に漏出する電磁波を低減させつつ、メディアの乾燥を効率良く行なうことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るインクジェットプリンタを示す斜視図である。図1に示すように、本実施形態のインクジェットプリンタ10は、基台12上にプリンタ部14と、導波管100aが搭載されている。プリンタ部14は、メディアに吐出する各種のインクを貯蔵したトナー部16と、ユーザが操作入力を行なう操作部18とを備えている。導波管100aの一端には、導波管100a内部に電磁場を供給するためのマグネトロン150が取り付けられている。
図2は、第1実施形態に係るインクジェットプリンタ10におけるメディアを印刷及び乾燥する様子を示す図である。図2に示すように、本実施形態のインクジェットプリンタ10は、プリンタ部14に挿入された紙、絹、綿、塩化ビニル等のシート状のメディア50は、ローラ20,22によって搬送される。ローラ20,22によって搬送されたメディア50は、プラテン24上においてインクジェットヘッド26から、酸性染料、反応染料、直接染料等の染料系インクや、ソルベントインク等の有機溶剤系の顔料系インクを表面に吐出される。
インクを表面に吐出されたメディア50は、導波管100aのメディア導入口部108から導波管本体部106の内部に導入される。導波管本体部106の内部には、図1に示したマグネトロン150から電磁波が供給される。マグネトロン150が供給する電磁波は、波長100μm〜1m、周波数300MHz〜3THzのマイクロ波であり、より好ましくは、波長0.075m〜0.15m、周波数2〜4GHzのマイクロ波である。電磁波が供給された導波管本体部106内において、メディア50は表面に吐出されたインクを乾燥させられる。導波管本体部106の内部に導入されたメディア50は、メディア導出口部110から導出される。
図3は、第1実施形態に係る導波管を示す斜視図である。図3に示すように、本実施形態の導波管100aは、図中X軸方向に伸びる方形導波管である。導波管100aは、電磁波供給端部102、終端部104、及び導波管本体部106を備えている。電磁波供給端部102の端部には、マグネトロン150が取り付けられている。導波管本体部106には、メディア50を図中XZ軸平面に平行な方向でその内部に導入するための導入口部108が設けられている。導波管本体部106には、図2に示すように、図中XZ軸平面に平行にメディア50をその内部から導出するための導出口部110が設けられている。導入口部108及び導出口部110の図中X軸方向の長さは、メディア50の幅によって決定され、例えば、0.2m〜2.0mの大きさのものとできる。終端部104は、電磁波供給端部102から導波管本体部106を通過した電磁波の余剰エネルギーを処理する。
図4は第1実施形態に係る導波管のYZ平面における断面図である。図4に示すように、本実施形態の導波管100aは、図中YZ平面における断面視において、導波管本体部106は、長方形の断面形状を有する方形導波管である。一対の導入壁128,130が、導入口部108から導入されるメディア50を間に挟むように配置されている。導入壁128,130はそれぞれ導入されるメディア50の表面及び裏面にそれぞれ平行をなす。同様に、一対の導出壁132,134が、導出口部110から導出されるメディア50を間に挟むように配置されており、それぞれ導出されるメディア50の表面及び裏面にそれぞれ平行をなす。
なお、導入壁128,130それぞれの間隔及び導出壁132,134それぞれの間隔は、導入口部108及び導出口部110から電波が漏出しないほど狭く、且つ導波管本体106を通過するメディアが導入壁128,130及び導出壁132,134に接触しないほど広い間隔が好ましい。具体的には、導入壁128,130それぞれの間隔及び導出壁132,134それぞれの間隔は、0.5mm〜0.05mが好ましく、より好ましくは、0.01〜0.03mが好ましい。
導入壁128,130それぞれの外側には、導入壁128,130の一部をその側面とする四角柱状の内部空間を区画するλ/4チョーク部112,114がそれぞれ設けられている。λ/4チョーク部112,114は、図中YZ平面における断面視において、長方形状をなす。λ/4チョーク部112,114は、導入壁128,130からその内部空間に通じる開口部113,115をそれぞれ有する。開口部113,115は、導波管本体部106から外側に所定の間隔をおいた位置に設けられることが好ましい。具体的には、図4に示すように、導波管本体部106の内側に最も近い位置に設けられることが好ましい。あるいは、図5に示すように、開口部113,115は、導波管本体部106から外側にマグネトロン150が供給する電磁波の波長λに対してλ/4の間隔をおいた位置や、導波管本体部106から外側にλ/4×n(nは1以上の自然数)の間隔をおいた位置に設けられることが好ましい。
同様に、導出壁132,134それぞれの外側には、導出壁132,134の一部をその側面とする四角柱状の内部空間を区画するλ/4チョーク部116,118がそれぞれ設けられている。λ/4チョーク部116,118は、図中YZ平面における断面視において、長方形状をなす。λ/4チョーク部116,118は、導出壁132,134からその内部空間に通じる開口部117,119をそれぞれ有する。開口部117,119は、導波管本体部106から外側に所定の間隔をおいた位置に設けられることが好ましい。具体的には、図4に示すように、導波管本体部106の内側に最も近い位置に設けられることが好ましい。あるいは、開口部117,119は、導波管本体部106から外側にマグネトロン150が供給する電磁波の波長λに対してλ/4の間隔をおいた位置や、導波管本体部106から外側にλ/4×n(nは1以上の自然数)の間隔をおいた位置に設けられることが好ましい。
λ/4チョーク部112,114,116,118のそれぞれが区画する長方形状の底面を有する四角柱状の内部空間は、図中Z軸方向のメディア50が通過する方向の長さであるチョーク部長120,122,124,126が、いずれの部位においてもマグネトロン150が供給する電磁波の波長λに対してλ/4となっている。開口部113,115,117,119の図中Z軸方向のメディア50が通過する方向の長さは、チョーク部長120,122,124,126の3分の1とすることができる。例えば、マグネトロン150が供給する電磁波の波長λが0.12mである場合は、チョーク部長120,122,124,126は、その4分の1である0.03mとなる。開口部113,115,117,119の図中Z軸方向のメディア50が通過する方向の長さは、チョーク部長120,122,124,126の3分の1である0.01mとすることができる。なお、図6に示すように、λ/4チョーク部112,114,116,118のそれぞれは、導波管本体部106の外側に離れた位置、例えば、チョーク部長120,122,124,126だけ離れた位置に配置することとしても良い。
図7は第1実施形態に係る導波管のXZ平面における断面斜視図であり、図8はXZ平面における断面図であり、図9は第1実施形態に係る導波管のスリット部付近を示すXZ平面における断面斜視図であり、図10は第1実施形態に係る導波管のスリット部付近を示すXZ平面における断面図である。図7及び8に示すように、導入壁130、導出壁134、及びλ/4チョーク部114,118は、図中X軸方向に平行に伸び、開口部115,119は、図中XZ平面上で長方形状の開口を形成する。
図8〜10に示すように、導入壁130及び導出壁134には、開口部115,119の周縁から、導波管100aの外側方向に伸びるスリット部136が設けられている。スリット部136は、導入壁130及び導出壁134において、等間隔に複数設けられている。以上の説明は、図8〜10中で不図示の導入壁128、導出壁132、λ/4チョーク部112,116,開口部113,117についても全く同様である。
各々のスリット部136が伸びる方向は、図中Z軸方向のメディア50が通過する方向と平行である。各々のスリット部136は、開口部113,115,117,119の周縁から、λ/4チョーク部112,114,116,118が区画する空間の最も導波管本体部106の外側の部位まで達している。導入壁128,130のそれぞれのスリット部136は、導入されるメディア50を間に挟んで対向する位置に配置されるものとできる。あるいは、導入壁128,130のそれぞれのスリット部136は、導入されるメディア50を間に挟んで交互にメディア50の表面あるいは裏面に対向する位置に配置されていても良い。図中X軸方向におけるスリット部136の幅は1〜10mmとされ、図中X軸方向におけるスリット部136の間隔は10〜30mmとされる。
以下、本実施形態のインクジェットプリンタ10の動作について、特に導波管100aの作用について説明する。プリンタ部14においてインクを表面に吐出されたメディア50は、導波管100aの内部に導入される。図11に示すように、マグネトロン150により電磁波を供給された導波管本体部106の図中YZ平面における電界200は、TE10モードによる電磁波の伝播により方形導波管内に生じる電界となる。メディア50の表面に吐出されたインクの水分子は、電磁波のエネルギーにより振動させられた結果、蒸発する。これにより、インクの吐出による印刷から乾燥までを一つの工程で行うことができ、メディア50の乾燥を効率良く行なうことが可能となる。
図12は、λ/4チョーク部における電磁波の進行を示す図である。図12に示すように、導波管本体部106内の電磁波は、メディア50を伝って導波管100aの外に漏出しようとする。本実施形態では、開口部113,115からλ/4チョーク部112,114に入射した入射波201は、λ/4チョーク部112,114のチョーク部長120,122を進行した後、λ/4チョーク部112,114の壁面で反射する。反射波202は、入射波201とは波長λ/2だけ互いに位相がずれているため、互いに弱めあうことになる。そのため、電磁波がメディア50を伝って導波管100aの外に漏出することを防止することができる。なお、図13に示すように、開口部113,115を、導波管本体部106から外側にλ/4の間隔をおいた位置に設けた場合も、同様の効果を奏する。あるいは、図14に示すように、λ/4チョーク部112,114,116,118のそれぞれを導波管本体部106の外側に離れた位置に配置した場合も、同様の効果を奏する。
また、本実施形態では、導入壁128,130及び導出壁132,134にスリット部136が設けられているため、導入壁128,130及び導出壁132,134を流れる電流を分断することが可能となる。そのため、電磁波が導入壁128,130及び導出壁132,134を伝って導波管100aの外に漏出することを一層防止することができる。
さらに、本実施形態では、λ/4チョーク部112,114,116,118それぞれの内部空間の全ての部位が導波管本体部106の外側に位置するため、チョーク部112,114,116,118により、導波管本体部106内の電磁波に乱れが生じることを防止することが可能となる。
なお、本実施形態におけるインクジェットプリンタ10によれば、紙、絹、綿、塩化ビニル等のシート状のメディア50について、酸性染料、反応染料、直接染料等の染料系インクや、ソルベントインク等の有機溶剤系の顔料系インクを用いて印刷を行い、連続して乾燥を行うことが可能となる。
紙、絹、綿、塩化ビニル等のシート状のメディア50に対して、水性インクあるいは溶剤インクを用いた場合、染料系のインクである酸性染料及び反応染料においては、メディア50の繊維内にインクが浸透し、繊維内でインクが拡散することによって、染色が行なわれる。そのため、本実施形態のように、導波管100aによりメディア50に電磁波を供給することにより、メディア50の繊維内でのインクの拡散が促進され、乾燥の速度を向上させることができる。
また、有機溶剤系の顔料系インクであるソルベントインクにおいては、インク内に樹脂が含まれており、当該樹脂によりメディア50の表面への染色を行なう。そのため、本実施形態のように、導波管100aによりメディア50に電磁波を供給することにより、ソルベントインクの樹脂に含まれる水分の乾燥が促進され、乾燥の速度を向上させることができる。
一方、染料系のインクである直接染料においては、メディア50の繊維内にインクが浸透せず、メディア50の表面にインクが付着することによって染色が行なわれる。しかし、直接染料においても、インク内に樹脂を含ませることにより、樹脂に含まれる水分の乾燥が促進されることになるため、本実施形態のように、導波管100aによりメディア50に電磁波を供給することにより、乾燥の速度を向上させることができる。
以下、本発明の第2実施形態について説明する。図15は、第2実施形態に係る導波管100bのYZ平面における断面図である。図15に示すように本実施形態の導波管100bは、λ/4チョーク部112,114,116,118それぞれの内部空間の一部の部位が、導波管本体部106の内側に位置している点が、前記第1実施形態と異なっている。この場合におけるチョーク部間隔142は、導波管本体部106内にアークが生じない程度に大きい間隔とする。
本実施形態によれば、λ/4チョーク部それぞれの内部空間の一部の部位が導波管本体部106の内側に位置するため、導入口部108側のλ/4チョーク部112,114と導出口部110側のλ/4チョーク部116,118とのチョーク部間隔142が近くなり、導波管本体部106の電界の強度を強めることが可能となる。
尚、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
第1実施形態に係るインクジェットプリンタを示す斜視図である。 第1実施形態に係るインクジェットプリンタにおける記録媒体を印刷及び乾燥する様子を示す図である。 第1実施形態に係る導波管を示す斜視図である。 第1実施形態に係る導波管のYZ平面における断面図である。 図4に示す開口部の位置を変更した例を示すYZ平面における断面図である。 図4に示すλ/4チョーク部の位置を変更した例を示すYZ平面における断面図である。 第1実施形態に係る導波管のXZ平面における断面斜視図である。 第1実施形態に係る導波管のXZ平面における断面図である。 第1実施形態に係る導波管のスリット部付近を示すXZ平面における断面斜視図である。 第1実施形態に係る導波管のスリット部付近を示すXZ平面における断面図である。 導波管内のYZ平面における電界を示す断面図である。 λ/4チョーク部における電磁波の進行を示す図である。 図5に示す開口部の位置を変更したλ/4チョーク部における電磁波の進行を示す図である。 図6に示す位置を変更したλ/4チョーク部における電磁波の進行を示す図である。 第2実施形態に係る導波管のYZ平面における断面図である。
符号の説明
10…インクジェットプリンタ、12…基台、14…プリンタ部、16…トナー部、18…操作部、20,22…ローラ、24…プラテン、26…インクジェットヘッド、50…メディア、100a,100b…導波管、102…電磁波供給端部、104…終端部、106…導波管、107…導入スロット、108…メディア導入部、109…導出スロット、110…メディア導出部、112,114,116,118…λ/4チョーク部、113,115,117,119…開口部、120,122,124,126…チョーク部長、128,130…導入壁、132,134…導出壁、136…スリット部、138…スリット幅、140…スリット間隔、142…チョーク部間隔、150…マグネトロン、200…電界、201…入射波、202…反射波。

Claims (1)

  1. シート状の記録媒体の表面及び裏面のいずれかにインクを吐出する吐出手段と、
    前記吐出手段によりインクを吐出された前記記録媒体が、その内部を通過することが可能なように構成された導波管と、
    前記導波管内に電磁波を供給する電磁波供給手段と、を備え、
    前記導波管は、前記記録媒体をその内部に導入する導入部と、前記記録媒体をその内部から導出する導出部と、を有し、
    前記導入部は、
    導入される前記記録媒体を間に挟むように配置され、前記記録媒体の表面及び裏面にそれぞれ平行な2つの導入壁と、
    前記導入壁それぞれについて、前記導入壁の一部及び全部のいずれかをその側面とする四角柱状の内部空間を区画し、前記導入壁から前記内部空間へと通じる開口部を有する2つのチョーク部と、を含み、
    前記導出部は、
    導出される前記記録媒体を間に挟むように配置され、前記記録媒体の表面及び裏面にそれぞれ平行な2つの導出壁と、
    前記導出壁それぞれについて、前記導出壁の一部及び全部のいずれかをその側面とする四角柱状の内部空間を区画し、前記導出壁から前記内部空間へと通じる開口部を有する2つのチョーク部と、を含み、
    前記チョーク部それぞれの前記内部空間は、前記電磁波供給手段が供給する電磁波の波長λに対して、前記記録媒体が通過する方向の長さがλ/4であり、前記チョーク部それぞれの前記内部空間の一部の部位が前記導波管の内側に位置し、
    前記導入壁及び前記導出壁は、前記開口部の周縁から前記導波管の外側方向に伸びるスリット部が設けられている、インクジェットプリンタ。
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