JP5460120B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、機能の利用権限に係るバリエーションを、各ユーザ毎に設定可能な画像形成装置に係り、特に、機能の利用制限が課されているユーザであっても、同機能の一時的な利用を許可可能とする画像形成装置に関する。
従来、コピー、ファクシミリ、スキャナ、プリンタ、及びデータ通信等の諸機能を併せ持つ、いわゆるMFP(Multi Function Peripheral)とも呼ばれる画像形成装置が提供されている。
かかるMFPでは、ユーザ認証を経てログインしてきたユーザに装置の提供する各種機能の利用を許可するものが知られている。すなわち、この種のMFPでは、各ユーザ毎に、機能の利用権限に係る情報を関連付けて設定しておく。すると、ユーザ認証を経てログインしてきた複数の各ユーザは、各ユーザ毎の利用権限の範囲内で、MFPの提供する各種機能を利用することができる(例えば特許文献1参照)。
ところで、機能の利用権限に係るバリエーションを各ユーザ毎に設定可能な従来の画像形成装置では、利用権限を有するユーザ以外の者による機能の利用を厳重に制限する運用管理がなされているのが通常である。
このため、例えば、原則として機能の利用制限が課されているが、管理者から一時的に同機能の利用が許諾されているユーザであっても、同機能の利用をすることはできない。すなわち、利用権限を有するユーザ以外の者による機能の利用を厳重に制限する従来の硬直した運用管理形態では、現場の切実なニーズに応えることができない。このため、本来の業務に支障を生じるなど、ユーザの利便性を損なう事態を招来するおそれがあった。
特開2009−69994号公報
解決しようとする問題点は、利用権限を有するユーザ以外の者による機能の利用を厳重に制限する従来技術では、現場の切実なニーズに応えることができず、本来の業務に支障を生じるなど、ユーザの利便性を損なう事態を招来するおそれがあった点である。
本発明は、上記従来技術の課題に着目し、機能の利用制限が課されているユーザであっても、同機能の一時的な利用を許可可能とする画像形成装置を得ることを目的として、機能の利用権限に係るバリエーションを、各ユーザ毎に関連付けて記憶する利用権限記憶部と、複数の各ユーザに所持されて各ユーザ毎に固有のユーザ識別情報が格納された認証用ICカードから当該ユーザ識別情報を読み出すと共に、前記各種機能のうち一又は複数の機能の利用許諾情報が格納された利用許諾用ICカードから当該利用許諾情報を読み出す機能を有するICカード読出部と、前記ICカード読出部で読み出されたユーザ識別情報に基づいて、前記各種機能のうち所定の機能の利用を試みるアクセスユーザの正当性に係る認証を行うユーザ認証部と、前記ユーザ認証部において前記アクセスユーザが正当ユーザである旨の認証がなされたとき、当該アクセスユーザのユーザ識別情報と、前記利用権限記憶部の記憶内容と、に基づいて、当該アクセスユーザが前記所定の機能の利用権限を有する者か否か、並びに、前記ICカード読出部で読み出された利用許諾情報に基づいて、前記所定の機能の利用許諾がなされているか否か、を判定する利用権限判定部と、前記利用権限判定の結果、前記アクセスユーザが前記所定の機能の利用権限を有する者ではないが、当該所定の機能の利用が許諾されている者である旨の判定が下されたとき、当該アクセスユーザに対して、当該所定の機能の利用を一時的に許可する制御を行う利用許可制御部とを備えた画像形成装置であって前記所定の機能の利用を一時的に許可した際における機能の利用履歴を前記認証がなされたアクセスユーザに関連付けて記憶する利用履歴記憶部を備えたことを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、機能の利用制限が課されているユーザであっても、同機能の一時的な利用を許可することができる。従って、現場の切実なニーズに応えることが可能となって、ユーザの利便性向上を高い水準で実現可能な画像形成装置を得ることができる。
本発明実施例に係る画像形成装置の概略構成を示す機能ブロック図である。 同画像形成装置における操作パネル部の外観図である。 同画像形成装置の動作説明に供するフローチャート図である。
機能の利用制限が課されているユーザであっても、同機能の一時的な利用を許可可能な画像形成装置を得るといった目的を、利用権限判定部の利用権限判定の結果、当該アクセスユーザが所定の機能の利用権限を有する者ではないが、当該所定の機能の利用が許諾されている者である旨の判定が下されたとき、当該アクセスユーザに対して、当該所定の機能の利用を一時的に許可する制御を行う利用許可制御部によって実現した。
以下、本発明実施例に係る画像形成装置について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
[画像形成装置周辺の概略構成]
図1は、本発明実施例に係る画像形成装置の概略構成を示す機能ブロック図、図2は、同画像形成装置における操作パネル部の外観図である。
本装置は、例えば、コピージョブ、Fax送信ジョブ、印刷ジョブ、又はネットワーク通信(メール送信やデータ送信)ジョブを含む諸機能が利用可能なデジタル複合機であって、マイクロコンピュータ及び専用のハードウェア回路等から構成される主制御部11によって制御される。
この主制御部11に接続され諸機能を担う入出力機器として、本装置は、スキャナ部21、画像処理部31、エンジン部41、操作パネル部51、ファクシミリ通信部61、HDD(ハードディスクドライブ)63、ネットワークI/F(インタフェース)部65、並びにICカードリーダライタ67を備える。
主制御部11は、スキャナ機能を実現するための動作制御を行うスキャナコントローラ13と、ファクシミリ機能を実現するための動作制御を行うファクシミリコントローラ15、プリンタ機能を実現するための動作制御を行うプリンタコントローラ17、並びに、コピー機能を実現するための動作制御を行うコピーコントローラ19を内蔵し、本装置全体の動作を統括制御する。
スキャナ部21は、図示しないスキャナを構成する画像照射ランプ23及びCCD(電荷結合素子:Charge Coupled Device)センサ25を含む。スキャナ部21は、画像照射ランプ23により原稿を照射し、その反射光をCCDセンサ25で受光することにより、原稿から画像を読み取り、読み取った画像に対応する画像データを画像処理部31へ出力する。
画像処理部31は、補正部33、画像加工部35及び画像メモリ37を含む。画像処理部31は、スキャナ部21で読み取られた画像データを必要に応じて補正部33及び画像加工部35により処理し、処理された画像データを画像メモリ37に記憶したり、エンジン部41、ファクシミリ通信部61等へ出力する。補正部33は、スキャナ部21で読み取られた画像データに対してレベル補正、ガンマ補正等の所定の補正処理を行う。画像加工部35は、画像データの圧縮又は伸張処理、及び拡大又は縮小処理等の種々の加工処理を行う。
エンジン部41は、図示しない給紙カセットや給紙ローラ等から構成される用紙搬送部43、図示しない感光体ドラム、露光装置、現像装置等から構成される画像形成部45、図示しない転写ローラ等から構成される転写部47、及び図示しない定着ローラ等から構成される定着部49を含む。エンジン部41は、スキャナ部21で読み取られた画像データ、ネットワークI/F部65を介してLAN(Local Area Network)によりクライアントPC(パーソナルコンピュータ)等から送信された画像データ、ファクシミリ通信部61を用いて外部のファクシミリ装置等から受信したファクスデータ等の画像データを用いて画像を用紙に印刷する。具体的には、用紙搬送部43は用紙を画像形成部45へ搬送し、画像形成部45は上記の画像データに対応するトナー像を形成し、転写部47はトナー像を用紙に転写し、定着部49はトナー像を用紙に定着させて画像を形成する。
操作パネル部51は、図1及び図2に示すように、タッチパネル部53並びに機能キー部55を含む。操作パネル部51は、ユーザがスキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能、コピー機能等に関する操作を行うために使用され、ユーザによる操作指令等を主制御部11に与える。
タッチパネル部53は、タッチパネルとカラーLCD(Liquid Crystal Display)とを組み合わせたタッチパネルユニット等から構成され、種々の操作画面、例えば、コピー機能実行時には、原稿サイズ、コピーサイズ、複写部数等に関する情報を表示するとともに、ユーザが該当部分をタッチすることにより種々の操作指令を入力するための操作ボタン類を表示する。
機能キー部55は、画像形成に関する各種機能に係る項目を選択乃至設定する際に操作される複数の機能キーを備えている。具体的には、例えば、コピー機能の実行に係る指示操作を行う際等に操作されるスタートキー57や、装置自身の電力モードを、より省電力効果の高い省電力モードへと移行させる際等に操作される節電キー59などを備えている。
ファクシミリ通信部61は、符号化/復号化部(図示省略)、変復調部(図示省略)及びNCU(Network Control Unit)(図示省略)を含む。ファクシミリ通信部61は、スキャナ部21によって読み取られた原稿の画像データを電話回線を介してファクシミリ装置等へ送信したり、ファクシミリ装置等から送信された画像データを受信する。
HDD(ハードディスクドライブ)63は、スキャナ部21によって読み取られた画像データ及び同画像データに設定されている出力形式等の種々のデータ等を記憶する。HDDに記憶されている画像データは、画像形成装置で使用されるだけでなく、必要に応じて、ネットワークI/F部65を介してクライアントPC等から確認したり、クライアントPCやFTPサーバ等の所定のフォルダへ転送される。
ネットワークI/F部65は、ネットワークインタフェース(10/100Base−TX)等を用い、LANを介して接続されたクライアントPC等のユーザ端末67に対する種々のデータの送受信を制御する。
ICカードリーダライタ(本発明の「ICカード読出部」に相当する。)67は、ユーザが所持している認証用ICカード69又は利用許諾用ICカード70のアクセスを検知し、認証用ICカード69に格納されているユーザ識別情報、又は利用許諾用ICカード70に格納されている、各種機能のうち一又は複数の機能の利用許諾情報をそれぞれ読み出して、主制御部11宛に転送する機能を備えている。
なお、本発明実施例では、利用許諾用の非接触型ICカード70には、1枚につき一種類の機能の利用許諾情報が格納されている。従って、利用許諾用ICカード70−1,70−2,70−3・・・は、相互に異なる各機能毎に各個別に用意される。すなわち、本発明実施例では、利用許諾用ICカード70−1には、フルカラーコピー機能の利用許諾情報が格納され、利用許諾用ICカード70−2には、ファクシミリ機能の利用許諾情報が格納され、利用許諾用ICカード70−3には、文書蓄積機能の利用許諾情報が格納されている。
また、利用許諾用ICカード70の紛失等に備えて、同ICカード70には、例えばユニークな通し番号が割り振られている。これによって、利用許諾用ICカード70の利用がなされる毎に、どの管理者の管理下にあるICカード70が利用されたのか、を管理可能に構成されている。
さて、機能の利用制限が課されているユーザであっても、同機能の一時的な利用を許可可能とする画像形成装置を得るために、主制御部11は、ICカードリーダライタ67を介して読み出された、ユーザ識別情報又は利用許諾情報を含む各種情報を取得する情報取得部71と、機能の利用権限に係るバリエーションを、各ユーザ毎に関連付けて記憶する利用権限記憶部73と、所定の機能の利用を一時的に許可した際における機能の利用履歴を、そのアクセスユーザに関連付けて記憶する利用履歴記憶部75と、情報取得部71で取得されたユーザ識別情報に基づいて、各種機能のうち所定の機能の利用を試みるアクセスユーザの正当性に係る認証を行うユーザ認証部77と、ユーザ認証部77においてアクセスユーザが正当ユーザである旨の認証がなされたとき、当該アクセスユーザのユーザ識別情報と、利用権限記憶部73の記憶内容と、に基づいて、当該アクセスユーザが所定の機能の利用権限を有する者か否か、並びに、情報取得部71で取得された利用許諾情報に基づいて、前記所定の機能の利用許諾がなされているか否か、を判定する利用権限判定部79と、この利用権限判定の結果、前記アクセスユーザが所定の機能の利用権限を有する者ではないが、当該所定の機能の利用が許諾されている者である旨の判定が下されたとき、当該アクセスユーザに対して、当該所定の機能の利用を一時的に許可する制御を行う利用許可制御部81と、を備えて構成されている。
[本発明実施例に係る画像形成装置の動作]
次に、本発明実施例に係る画像形成装置の動作について、図3を参照して説明する。図3は、本画像形成装置の動作説明に供するフローチャート図である。
なお、図3の動作例は、フルカラーコピー機能の利用権限を有していないユーザであって、その機能についての管理者の利用許諾を受けたユーザが、管理者の管理下にある利用許諾用ICカード70−1を借り受けて、フルカラーコピージョブを遂行する例を示している。
図3に示すように、ICカードリーダライタ67は、ICカード69、70のアクセスを監視している(ステップS11)。
このとき、フルカラーコピージョブ遂行のために、認証用ICカード69及び利用許諾用ICカード70−1を携えて画像形成装置の元にやってきたユーザが、自身のユーザ識別情報が格納された認証用ICカード69を、ICカードリーダライタ67にセットしたとする。すると、ICカードリーダライタ67は、認証用ICカード69のアクセスを検知するとともに、同ICカード69に記憶されているユーザ識別情報を読み出し、読み出したユーザ識別情報を、ユーザ認証部77宛に転送する。
これを受けてユーザ認証部77は、認証用ICカード69から読み出したユーザ識別情報と、装置に予め登録されているユーザ識別情報等を照合することで、ICカードキー認証を介してログインしてきたユーザが正当ユーザか否かに係るユーザ認証を行う(ステップS12)。
ステップS12におけるユーザ認証の結果、ログインユーザが正当ユーザである旨の承認がなされると(ステップS13の”Yes”)、引き続き、ICカードリーダライタ67は、ICカード69、70のアクセスを監視する(ステップS14)。
このとき、前述のアクセスユーザが、カラーコピー機能の利用許諾情報が格納された利用許諾用ICカード70−1を、ICカードリーダライタ67にセットしたとする。すると、ICカードリーダライタ67は、同ICカード70−1のアクセスを検知するとともに、同ICカード70−1に記憶されている利用許諾情報を読み出し(ステップS15)、読み出したICカード70−1の利用許諾情報を、利用権限判定部79宛に転送する。これを受けて利用権限判定部79は、前記読み出したICカード70−1の利用許諾情報と、当該アクセスユーザに係るユーザ識別情報と、利用権限記憶部73の記憶内容と、に基づいて、利用許諾条件を充足しているか否かに係る判定を行う(ステップS16)。
この利用許諾条件は、当該アクセスユーザが、所定の機能(本実施例では、カラーコピー機能)の利用権限を有する者ではないが、当該所定の機能の利用が許諾されている者(これは、カラーコピー機能の利用許諾情報が格納されている利用許諾用ICカード70−1を所持していることに基づく。)である旨を内容とする。
ステップS16における判定の結果、前記利用許諾条件が充足されない旨の判定が下されたとき(ステップS16の”No”)、利用権限判定部79は、処理の流れをステップS14へと戻し、以下の処理を順次実行させる。なお、前記利用許諾条件が充足されない旨の判定が下されたとき、その旨をタッチパネル部53に表示させることによって、ユーザに前記利用許諾条件を充足していない旨の注意を喚起するように構成してもよい。
一方、ステップS16における判定の結果、前記利用許諾条件が充足された旨の判定が下されたとき(ステップS16の”Yes”)、利用権限判定部79は、その旨を利用許可制御部81宛に渡す。
これを受けて利用許可制御部81は、当該アクセスアクセスユーザに対して、前記所定の機能(本実施例では、カラーコピー機能)の利用を一時的に許可する制御を行う(ステップS17)。この利用許可を受けて、当該アクセスアクセスユーザは、利用許諾情報によって許可されている機能の範囲内において、所要のジョブ(本実施例では、カラーコピージョブ)を遂行することになる。
次いで、利用許可制御部81は、前記所定の機能(本実施例では、カラーコピー機能)の利用履歴を、当該アクセスユーザに関連付けて利用履歴記憶部75に記憶させる。これによって、機能の利用制限が課されているユーザについての、一時的な機能の利用履歴(いつ、だれが、どの利用許諾用ICカードを利用して、どの機能を、どの位利用したか?)を管理することができる。
そして、ステップS18における利用履歴の記憶管理後に、主制御部11は、一連の処理の流れを終了させる。
次に、本発明実施例の動作について、具体例な使用事例をあげて補足説明する。
前提として、A株式会社では、フルカラーコピー機能については、その利用を管理職等の一部の社員に制限しているものとする。
ある時、前記機能の利用権限を有しない一般社員Bにおいて、会議資料を整えるにあたり、フルカラーコピー機能を利用する必要が生じた。
そこで、管理者にその利用目的を説明して、その利用許諾を受けた証として、カラーコピー機能の利用許諾情報が格納された利用許諾用ICカード70−1を借り受ける。
社員Bは、自身の認証用ICカード69をICカードリーダライタ67にセットする。すると、ユーザ認証を経て、装置の元にだれがアクセスしてきたかのチェックがなされる。この時点では、同社員Bは、未だカラーコピー機能を利用することができない。
次いで、社員Bは、利用許諾用ICカード70−1をICカードリーダライタ67にセットする。この場合、ステップS16の利用許諾条件を充足しているので、カラーコピー機能の利用が一時的に許可される。
従って、社員Bは、所要のカラーコピージョブを遂行することができる。このカラーコピージョブの利用履歴(いつ、だれが、どの利用許諾用ICカードを利用して、どの機能を、どの位利用したか?)は、社員Bに関連付けて利用履歴記憶部75に記憶管理される。
所要のカラーコピージョブの遂行後、社員Bは、管理者に利用許諾用ICカード70−1を返す。これによって、一連の処理の流れが終了する。
こうした利用許諾用ICカードによる一時的な機能の利用許可技術は、例えば、画像形成装置のサービスマン(メンテナンス員)に対しても、前記と同様に適用することができる。
すなわち、複数の各サービスマンに対し、通常の装置利用では一般ユーザが利用することのない、メンテナンス用の特殊機能に係る利用許諾情報が格納された利用許諾用ICカード70を配布しておく。
メンテナンスのサービス要求を受けたサービスマンは、利用許諾用ICカード70をICカードリーダライタ67にセットする。すると、メンテナンス用の特殊機能の利用が、同サービスマンに対して一時的に許可される。こうして、サービスマンは、メンテナンス用の特殊機能を利用することができる。
なお、本発明では、利用許諾用ICカードを所持しているユーザは、利用許諾を受けているユーザであると推定される。このため、例えば、利用許諾用ICカードを紛失等した場合、そのICカードを拾得した第三者によって、そのICカードに対応する機能を不正利用されてしまうおそれがある。
ところが、本発明では、利用許諾用ICカードは、ユーザ認証を経たユーザに限ってその利用が許可されること、及び、同ICカードの利用履歴は記憶管理されていること、の諸点に鑑みれば、仮に、同ICカードを拾得した第三者ユーザがその機能を利用したとしても、その利用履歴(いつ、だれが、どの利用許諾用ICカードを利用して、どの機能を、どの位利用したか?)を調べれば、拾得したICカードを不正利用したことが歴然となる。このため、同ICカードの不正利用は、事実上、未然に抑止されていると考えることもできる。
ただし、管理の完全性を期すためには、利用許諾用ICカードの紛失等の事態が生じたとき、該当カードの利用停止処置を施すことによって、同ICカードの不正利用を未然に防護する構成を採用してもよい。
[実施例の効果]
本発明実施例では、利用許可制御部81は、利用権限判定部79の利用権限判定の結果、当該アクセスユーザが所定の機能の利用権限を有する者ではないが、当該所定の機能の利用が許諾されている者である旨の判定が下されたとき、当該アクセスユーザに対して、当該所定の機能の利用を一時的に許可する制御を行う構成を採用することとした。
これにより、機能の利用制限が課されているユーザであっても、利用許諾用ICカードさえ入手すれば、同機能の一時的な利用を許可することができる。
従って、現場の切実なニーズに応えることが可能となって、ユーザの利便性向上を高い水準で実現可能な画像形成装置を得ることができる。
ところで、機能の利用制限が課されているユーザであっても、同機能の一時的な利用を可能とする運用として、例えば、同機能の利用権限を有するユーザCの認証用ICカード69を用い、同ユーザCになりすまして同機能の利用を行うことが考えられる。
ところが、かかる場合には、その機能の利用履歴は、なりすまされたユーザCのものとして管理され、実体とは異なるものとなってしまう。
これに対し、本発明実施例では、機能の利用制限が課されているユーザによって、利用許諾用ICカードを用いた一時的な機能の利用がなされた場合、その利用履歴(いつ、だれが、どの利用許諾用ICカードを利用して、どの機能を、どの位利用したか?)を記憶管理する、構成を採用することとした。
従って、機能の利用制限が課されているユーザであっても、利用許諾用ICカードさえ入手すれば、そのユーザの利用履歴を記憶管理下におきながら、同機能の一時的な利用を許可することができる。
[その他]
本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨、あるいは技術思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う画像形成装置又は画像形成装置もまた、本発明における技術的範囲の射程に包含されるものである。
すなわち、本発明でいう”機能”とは、例えば、コピージョブ、Fax送信ジョブ、印刷ジョブ、又はネットワーク通信等の諸機能を含むことは当然として、これら以外にも、例えば、各種機能を実現するためのアプリケーションを、その概念に含むことは言うまでもない。
11 主制御部
67 ICカードリーダライタ(ICカード読出部)
69 認証用ICカード
70 利用許諾用ICカード
71 情報取得部
73 利用権限記憶部
75 利用履歴記憶部
77 ユーザ認証部
79 利用権限判定部
81 利用許可制御部

Claims (2)

  1. 機能の利用権限に係るバリエーションを、各ユーザ毎に関連付けて記憶する利用権限記憶部と、
    複数の各ユーザに所持されて各ユーザ毎に固有のユーザ識別情報が格納された認証用ICカードから当該ユーザ識別情報を読み出すと共に、前記各種機能のうち一又は複数の機能の利用許諾情報が格納された利用許諾用ICカードから当該利用許諾情報を読み出す機能を有するICカード読出部と、
    前記ICカード読出部で読み出されたユーザ識別情報に基づいて、前記各種機能のうち所定の機能の利用を試みるアクセスユーザの正当性に係る認証を行うユーザ認証部と、
    前記ユーザ認証部において前記アクセスユーザが正当ユーザである旨の認証がなされたとき、当該アクセスユーザのユーザ識別情報と、前記利用権限記憶部の記憶内容と、に基づいて、当該アクセスユーザが前記所定の機能の利用権限を有する者か否か、並びに、前記ICカード読出部で読み出された利用許諾情報に基づいて、前記所定の機能の利用許諾がなされているか否か、を判定する利用権限判定部と、
    前記利用権限判定の結果、前記アクセスユーザが前記所定の機能の利用権限を有する者ではないが、当該所定の機能の利用が許諾されている者である旨の判定が下されたとき、当該アクセスユーザに対して、当該所定の機能の利用を一時的に許可する制御を行う利用許可制御部とを備えた画像形成装置であって
    前記所定の機能の利用を一時的に許可した際における機能の利用履歴を前記認証がなされたアクセスユーザに関連付けて記憶する利用履歴記憶部を備えた、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項に記載の画像形成装置であって、
    前記利用許諾用ICカードには、前記各種機能のうちいずれか一の機能の利用許諾情報が格納されている、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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