JP5460104B2 - プラスチック製検眼レンズ及びその製造方法 - Google Patents
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このプラスチック製検眼レンズとして、例えば、ホルダ部、外周リング部及びレンズ部が一体成形され、レンズ部の光学面に近用部と、遠用部と、遠用部及び近用部の間の累進多焦点部とを備えた累進多焦点レンズが用いられている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
コーティング層は、射出成型品に表面をコーティング処理液で処理した後、紫外線を照射、又は、加熱乾燥することにより形成する。
このため、この累進多焦点部を備えるプラスチック製検眼レンズでは、レンズ部と外周リング部とが接する部分において、レンズ部が外周リング部よりも低くなる部分と、レンズ部が外周リング部よりも高くなる部分とがある。
この場合、レンズ部上において、コーティング層の厚さに異なる部分ができるため、透明な液体が付着しているような状態で視認される。検眼レンズを使用するオペレータや被検眼者にも視認されるため、製品としての美観が損なわれる。
また、本発明の他の側面におけるプラスチック製検眼レンズは、コーティング層が形成されているプラスチック製検眼レンズであり、少なくとも一方の面に、遠用部と、近用部と、遠用部及び近用部の間の累進多焦点部とを有するレンズ部と、レンズ部の外周に設けられ、レンズ部と一体に形成されており、眼鏡試験枠に装填する際にホルダリングとなるリング状の外周リング部と、外周リング部と接して一体に形成されたホルダ部とを備える。このホルダ部は、プラスチック製検眼レンズをコーティング液に浸漬してコーティング層を形成する際に、コーティング液の上方から支持具に固定される部位と法線方向の反対位置に備えられている。そして、本発明の他の側面におけるプラスチック製検眼レンズは、レンズ部の累進多焦点部が形成されている側において、レンズ部の中心からホルダ部と法線方向反対する位置の方向を0°としたときに、少なくともプラスチック製検眼レンズの0°から90°までの部分において、レンズ部の外周リング部と接する部分の高さが、外周リング部の高さよりも大きい構成を有する。
また、本発明の他の側面におけるプラスチック製検眼レンズの製造方法は、プラスチック製検眼レンズとなる熱可塑性樹脂の射出成型品を形成する工程と、射出成型品にコーティング層を規制する工程とを有する。そして、射出成型品を形成するための型に、少なくとも一方の面に、近用部と遠用部と遠用部及び前記近用部の間の累進多焦点部との光学面を有する射出成型品のレンズ部を成型する、レンズ成型部と、レンズ部の周縁に形成され、眼鏡試験枠に装填する際にホルダリングとなるリング状の外周リング部を成型する、リング成型部と、外周リング部から法線方向外側に延出するホルダ部を形成する、ホルダ成型部と、ホルダ部の法線方向の反対位置に延出する支持部を形成する、支持部成型部と、が含まれている。そして、レンズ成型部の累進多焦点部となる光学面が形成されている側において、射出成型品のレンズ部の中心から支持部の方向を0°としたときに、少なくとも0°から90°までの部分において、レンズ部の外周リング部と接する部分の高さが、外周リング部の高さよりも大きくなるように成型する。また、コーティング層を形成する工程において、コーティング液の塗工はディップ法であり、コーティング液から射出成型品を引き上げる際において支持部から引き上げる。
プラスチック製検眼レンズを上述の構成とすることにより、プラスチック製検眼レンズにコーティング液を塗工した際、レンズ部の円端部に余剰のコーティング液が溜まらない。このため、プラスチック製検眼レンズの外部に排出されない余剰なコーティング液がレンズ部上に滞留しない。従って、コーティング液を硬化する工程において、余剰なコーティング液がレンズ部の表面側に液滴となって流入せず、レンズ部のコーティング層の厚さを均一にすることができる。
まず、本発明の実施の形態の説明に先立ち、本発明の概要について説明する。
まず、図1に、従来使用されているプラスチック製検眼レンズの概略構成を示す。
また、レンズ部101及び外周リング部102の外周部にホルダ部103が形成されている。そして、ホルダ部103の反対側の位置に棒状の支持部108を備える。
また、外周リング部102には、レンズ部101の水平基準線の方向を表すマーク104が形成されている。このマーク104は外周リング部102の一部を窪ませた凹部により形成されている。
支持部108は、プラスチック製検眼レンズとなる熱可塑性樹脂の射出成形品をコーティング処理する際に、支持具により支持される部分である。
図2に示すように、レンズ部101は、凸面と凹面とからなる。そして、プラスチック製検眼レンズ101の凸面、凹面のうちの何れか一方の面、又は、両面に累進多焦点部が形成される。以下の説明では、レンズ部101の両面に、累進多焦点部が形成されている場合について説明する。
なお、本発明においては、図2に示すように、プラスチック製検眼レンズ100の両面において、外周リング部102の厚さの中心から、レンズ部101が外周リング部102に接する部分、つまりレンズ部101の円端部までを、レンズ部101の高さhL若しくはレンズ部101の円端部の高さhLとする。また、プラスチック製検眼レンズ102の両面において、外周リング部102の厚さの中心から、外周リング部102の最も厚い部分までを、外周リング部102の高さhRとする。
プラスチック製検眼レンズ100において支持部108側は、凸面、凹面共に、レンズ部101の円端部の高さhLが外周リング部102の高さhRよりも小さい。また、ホルダ部103側では、凸面において、レンズ部101の高さhLが外周リング部102の高さhRよりも小さく、凹面側において、レンズ部101の高さhLが外周リング部102の高さhRよりも大きい。
このように、プラスチック製検眼レンズ100では、レンズ部101の円端部と外周リング部102との高さの差が、その場所によって異なる。
図3Aに、図1で示したプラスチック製検眼レンズ100を異なる角度から見た状態を示す。また、図3Bに、プラスチック製検眼レンズ100の凸面側におけるレンズ部101の円端部と外周リング部102との高さの関係をグラフで示す。そして、図3Cに、プラスチック製検眼レンズ100凹面側に、おけるレンズ部101の円端部と外周リング部との高さの関係をグラフで示す。
なお、図3B及び図3Cにおいて、縦軸を、外周リング部102の高さhRを基準としたレンズ部101の円端部の高さhLとして示し、横軸を、レンズ部101の中心から支持部108が形成されている方向を0°とし、図面右方向への角度をプラスの角度、左方向への角度をマイナスの角度として示す。
レンズ部の図面上側において−30°〜50°付近において、レンズ部101の高さが外周リング部102の高さよりも小さくなっている。また、レンズ部の図面下側において、80°〜180°付近において、レンズ部101の高さが外周リング部102の高さよりも小さくなっている。
レンズ部の図面上側において−45°〜10°付近において、レンズ部101の高さが外周リング部102の高さよりも小さくなっている。また、レンズ部の図面下の80°〜130°付近において、レンズ部101の高さが外周リング部102の高さよりも小さくなっている。
この後、射出成形品をコーティング液から引き上げる際、レンズ部101の表面に付着した余剰の大部分のコーティング液は、レンズ部101表面に沿ってレンズ上部からレンズ下部に向かって比較的広い面積でほぼ均一に垂直下方に流下する。また、一部のコーティング液は、レンズ部の円端部の高さhLが外周リング部の高さhRよりも低くなる部分に沿って、レンズ上部からレンズ下部へ流れる。このとき、プラスチック製検眼レンズの引き上げ方向の上半分において、レンズ部101の円端部全体の高さが、外周リング部の高さよりも小さい場合は、レンズ上部からレンズ下部に向かって安定してコーティング液が流下する。
従って、図1に示すように、プラスチック製検眼レンズ100のレンズ部101に塗工不良部110が形成されてしまう。
本発明のプラスチック製検眼レンズでは、上述のレンズ部の円端部の高さhLが、外周リング部の高さhRよりも小さくなる部分を形成しないことにより、レンズ部円端部での余剰なコーティング液の液溜まりを防ぐ構成とする。このような構成は、例えば、レンズ部を光学特性が変化しない範囲でレンズ部を厚く形成し、レンズ部の円端部の高さhLを、外周リング部の高さhRよりも大きくすることにより実現することができる。
次に、本発明のプラスチック製検眼レンズの具体的な実施の形態について説明する。
図4に、本実施の形態のプラスチック製検眼レンズの概略構成図を示す。
図4に示すプラスチック製検眼レンズ10は、レンズ部11、外周リング部12、及び、外周リング部12に形成されたホルダ部13を備える。
また、図4に示すプラスチック製検眼レンズ10は、ホルダ部13の反対側の位置に、棒状の支持部18を備える。
ホルダ部13は、外周リング部12に接続して形成され、プラスチック製検眼レンズを持つための部位である。
ホルダ部13は、プラスチック製検眼レンズ10のレンズ部11が左眼用か右眼用かに応じてレンズ部11の左右中心位置から左右いずれかの側に45度ずれて形成されている。
ホルダ部13と支持部18とは、支持具に固定される部位であり支持部18の法線方向の反対位置にホルダ部が形成されている位置関係で形成されている。
なお、支持部18は、プラスチック製検眼レンズ10にコーティング層を形成した後、外周リング部12との間で切断、除去される。このため、プラスチック製検眼レンズ10の構成には、支持部18は含まれない。
図5に示すように、プラスチック製検眼レンズ10のレンズ部11は、凸面と凹面とからなる。そして、累進多焦点部17は、プラスチック製検眼レンズ11の凸面、凹面のうちの何れか一方の面、又は、両面に形成される。以下の説明では、レンズ部11の両面に、累進多焦点部17が形成されている場合について説明する。
なお、本実施の形態においては、図5に示すように、プラスチック製検眼レンズ12の両面において、外周リング部12の厚さの中心から、レンズ部11が外周リング部12に接する円端部まで、つまりレンズ部11の円端部までを、レンズ部11の高さhL若しくはレンズ部11の円端部の高さhLとする。また、プラスチック製検眼レンズ12の両面において、外周リング部12の厚さの中心から、外周リング部12の最も厚い部分までを、外周リング部12の高さhRとする。
プラスチック製検眼レンズ10の支持部18側は、凸面、凹面共に、レンズ部11の高さhLが外周リング部12の高さhRよりも大きい。また、ホルダ部13側においても、凸面、凹面共に、レンズ部11の高さhLが外周リング部12の高さhRよりも大きい。
図6Aに、図4で示したプラスチック製検眼レンズ10を異なる角度から見た状態を示す。また、図6Bに、プラスチック製検眼レンズ10の凸面側におけるレンズ部11の円端部と外周リング部12との高さの関係をグラフで示す。そして、図6Cに、プラスチック製検眼レンズ10凹面側に、おけるレンズ部11の円端部と外周リング部との高さの関係をグラフで示す。
外周リング部12の高さhRを基準にして、レンズ部11の円端部の高さhLがすべて0より大きいため、プラスチック製検眼レンズ10の凸面側は、レンズ部11の円端部の高さhLが、外周リング部12の高さhRよりも大きい構成である。
プラスチック製検眼レンズ10では、上述の図3Bで示したプラスチック製検眼レンズの最も低い部分が、ほぼ−0.1mmであったため、プラスチック製検眼レンズ10において、レンズ部11の凸面側の厚さを、図3Bの場合よりも0.1mm厚く形成した状態である。
外周リング部12を基準にして、レンズ部11の円端部の高さhLがすべて0より大きいため、プラスチック製検眼レンズ10の凹面側は、レンズ部11の円端部の高さhLが、外周リング部12の高さhRよりも大きい構成である。
プラスチック製検眼レンズ10では、上述の図3Cで示したプラスチック製検眼レンズの最も低い部分が、ほぼ0.18mmであったため、プラスチック製検眼レンズ10において、レンズ部11の凹面側の厚さを、図3Bの場合よりも0.2mm厚く形成した状態である。
また、ディップ法でコーティング層を形成する場合には、±90°〜180°の部分、つまり、図6Aの下側半分では、外周リング部よりも高さが小さいレンズ部11の端部に溜まったコーティング液は、重力に引かれて外周リング部12側に流下する。このため、レンズ部11側にコーティング液が流入せず、レンズ部11のコーティング層の厚さ影響を与えない。このため、±90°〜180°の部分においては、レンズ部の円端部の高さhLが外周リング部の高さhRよりも小さい部分が設けられていてもよい。
従って、余剰なコーティング液がレンズ部11内に流入した状態でコーティング液を硬化した場合に発生する、レンズ部11でのコーティング層の厚さのバラツキを防ぐことができる。
次に、本実施の形態のプラスチック製検眼レンズ10の製造方法について説明する。
プラスチック製検眼レンズの製造方法は、プラスチック製検眼レンズとなる熱可塑性樹脂の射出成形品を形成する工程と、この射出成型品にコーティング層を形成する工程と、コーティング層を形成した後、支持部を除去する工程とからなる。
型装置20は、パーティクルラインPLから型分割される上型21と、下型22とを備える。
また、下型22は、内インサート部材26と、内インサート部材26の外側に設けられた外インサート部材27とを備える。また、内インサート部材26と外インサート部材27との間には、プラスチック製検眼レンズのレンズ部の肉厚調製用のスペーサ28が配置されている。
また、上型21の内インサート部材23の凹面、及び、下型22の内インサート部材26の凸面では、遠用部、近用部、及び、加入度が異なる累進多焦点部に応じた曲面が形成されている。
なお、累進多焦点部をプラスチック製検眼レンズの凹面又は凸面の何れかの面に形成する場合には、累進多焦点部を形成する側の内インサート部材にのみ加入度が異なる累進多焦点部に応じた曲面を形成すればよい。
このような構成の型装置20を用いることにより、累進多焦点部が形成される面のレンズ部の円端部の高さを外周リング部の高さよりも大きく構成した、射出成型品を形成することができる。
以上の工程により、プラスチック製検眼レンズとなる、熱可塑性樹脂の射出成形品を形成する。
まず、図8Aに示すように、射出成形品30の支持部18に図示しない支持具に固定する。そして、図8Bに示すように、支持具につり下げられた状態の射出成型品30のレンズ部11、外周リング部12、及び、ホルダ部13を、コーティング液34に浸漬する。
そして、図9Cに示すように、射出成形品30コーティング液34からを引き上げる。この引き上げ時に、レンズ部11の表面に付着した大部分の余剰のコーティング液はレンズ部11表面に沿って、レンズ上部からレンズ下部に向かって比較的広い面積でほぼ均一に流下する。また、一部のコーティング液はレンズ部11の円端部に沿って下方へ流れるが、射出成型品30の構成を、レンズ部11の円端部の高さが外周リング部12の高さよりも大きい構成とすることにより、コーティング液が外周リング部12に沿って下方へ流れる。
このため、図9Dに示すように、射出成型品30をコーティング液34から完全に引き上げた際に、レンズ部11の円端部に余剰なコーティング液が溜まらない。このため、プラスチック製検眼レンズ10の外部に排出されない余剰なコーティング液が、レンズ部11の表面側に、液滴となって流入しない。
従って、コーティング液を硬化する工程において、余剰なコーティング液の流入によるコーティング層の厚さの変化を防ぐことができ、レンズ部11において均一な厚さのコーティング層を形成することができる。
従って、余剰なコーティング液がレンズ部11内に流入した状態でコーティング液を硬化した場合に発生する、レンズ部11でのコーティング層の厚さのバラツキを防ぐことができる。
Claims (4)
- コーティング層が形成されているプラスチック製検眼レンズであり
少なくとも一方の面に、遠用部と、近用部と、前記遠用部及び前記近用部の間の累進多焦点部とを有するレンズ部と、
前記レンズ部の外周に設けられ、前記レンズ部と一体に形成されており、眼鏡試験枠に装填する際にホルダリングとなるリング状の外周リング部とを備え、
前記レンズ部の前記累進多焦点部が形成されている側において、前記レンズ部の全周にわたって、前記レンズ部の前記外周リング部と接する部分の高さが、前記外周リング部の高さよりも大きい
ことを特徴とするプラスチック製検眼レンズ。 - コーティング層が形成されているプラスチック製検眼レンズであり
少なくとも一方の面に、遠用部と、近用部と、前記遠用部及び前記近用部の間の累進多焦点部とを有するレンズ部と、
前記レンズ部の外周に設けられ、前記レンズ部と一体に形成されており、眼鏡試験枠に装填する際にホルダリングとなるリング状の外周リング部と、
前記外周リング部と接して一体に形成されたホルダ部とを備え、
前記ホルダ部は、前記プラスチック製検眼レンズをコーティング液に浸漬して前記コーティング層を形成する際に、前記コーティング液の上方より支持具に固定される部位に対し、レンズ投影平面上におけるレンズ部中心から前記支持具への方向と反対方向における位置に備えられており、
前記レンズ部の前記累進多焦点部が形成されている側において、レンズ投影平面上におけるレンズ部中心から前記ホルダ部へ向かう方向と反対の方向を0°としたときに、少なくとも前記プラスチック製検眼レンズの0°から90°までの部分において、前記レンズ部の前記外周リング部と接する部分の高さが、前記外周リング部の高さよりも大きい
ことを特徴とするプラスチック製検眼レンズ。 - プラスチック製検眼レンズとなる熱可塑性樹脂の射出成型品を形成する工程と、
前記射出成型品にコーティング層を規制する工程と、を有し、
前記射出成型品を形成するための型に、
少なくとも一方の面に、近用部と遠用部と前記遠用部及び前記近用部の間の累進多焦点部との光学面を有する射出成型品のレンズ部を成型する、レンズ成型部と、
レンズ部の周縁に形成され、眼鏡試験枠に装填する際にホルダリングとなるリング状の外周リング部を成型する、リング成型部と、が含まれており、
前記レンズ成型部の前記累進多焦点部となる光学面が形成されている側において、レンズ部の全周にわたって、レンズ部の外周リング部と接する部分の高さを、外周リング部の高さよりも大きくなるように成型し、
前記コーティング層を形成する工程において、コーティング液の塗工はスピンコート法である
ことを特徴とするプラスチック製検眼レンズの製造方法。 - プラスチック製検眼レンズとなる熱可塑性樹脂の射出成型品を形成する工程と、
前記射出成型品にコーティング層を規制する工程と、を有し、
前記射出成型品を形成するための型に、
少なくとも一方の面に、近用部と遠用部と前記遠用部及び前記近用部の間の累進多焦点部との光学面を有する射出成型品のレンズ部を成型する、レンズ成型部と、
レンズ部の周縁に形成され、眼鏡試験枠に装填する際にホルダリングとなるリング状の外周リング部を成型する、リング成型部と、
外周リング部から法線方向外側に延出するホルダ部を形成する、ホルダ成型部と、
ホルダ部の法線方向の反対位置に延出する支持部を形成する、支持部成型部と、が含まれており、
前記レンズ成型部の前記累進多焦点部となる光学面が形成されている側において、射出成型品のレンズ部の中心から前記支持部の方向を0°としたときに、少なくとも0°から90°までの部分において、レンズ部の外周リング部と接する部分の高さが、外周リング部の高さよりも大きくなるように成型し、
前記コーティング層を形成する工程において、コーティング液の塗工はディップ法であり、コーティング液から射出成型品を引き上げる際において支持部から引き上げる
ことを特徴とするプラスチック製検眼レンズの製造方法。
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