JP5459829B2 - 吸着盤 - Google Patents

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本発明は、シリコンウエハ、フィルム、ガラス板、金属板、セラミックシート又は紙などのワークを吸着保持し得る吸着盤に関するものである。
従来、セラミック製の多孔質吸着部と、該吸着部の外周部に設けられる外枠とを有して構成される吸着盤が知られている(例えば、下記特許文献1及び2参照)。従来の吸着盤では、吸着部の外周部にも空隙が存在するため、その空隙を塞ぐために外枠が必須であった。しかしながら、外枠は、ワークを吸着する機能を有しないため、外枠が占める部分によって吸着可能な部分の面積が減少し、それによって、ワークの一部分を吸着できない事態が生じていた。また、吸着部と外枠との間の段差によってワークに変形が生じるため、高精度な加工面が得られなくなるという問題もあった。
特開平11−309638号公報 特願2004−118628号公報
本発明が解決しようとする課題は、外枠を不要として、吸着可能な面積を最大限に拡大することが可能な吸着盤を提供することである。
本発明は、上記課題を解決するため、複数の金属板を接合して形成される吸着盤であって、前記金属板のいずれも外周部に空隙を有さず、前記金属板のうち、表面が吸着面として機能する金属板の縁付近には、縁の寸前まで縁に向かって延びる直線状のスリットが縁の全周にわたって多数形成されており、スリットは、表面が吸着面として機能する金属板を厚さ方向に貫通してその他の金属板に形成された吸気のための穴と連通し、ワークを真空吸着し得る吸着盤を提供する。
本発明は、複数の金属板を接合して形成される吸着盤であって、前記金属板のいずれも外周部に空隙を有しないため、外枠が不要である。また、本発明は、前記金属板のうち、表面が吸着面として機能する金属板の縁付近には、縁の寸前まで縁に向かって延びるスリットが形成されており、該スリットはワークを真空吸着し得るため、吸着可能な面積を最大限に拡大することが可能である。
図1は本発明の一実施例に係る吸着盤を示す斜視図である。 図2は本発明の一実施例に係る吸着盤の分解斜視図である。 図3は図1のA−A’部における部分拡大断面図である。 図4は図1のB−B’部における部分拡大断面図である。 図5は第1の金属板の部分拡大図である。 図6は第2の金属板の部分拡大図である。 図7は第1の金属板が備えるスリット及び穴と第2の金属板が備える第1の穴及び第2の穴との位置関係を示す部分拡大図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に示した実施例に従って説明するが、本発明の実施の形態はこの実施例によって限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施例に係る吸着盤を示す斜視図である。この図に示したように、本実施例に係る吸着盤は、複数の金属板1〜5を接合して形成されている。吸着盤の高さ方向に積み重ねられた複数の金属板1〜5は、拡散接合法により、互いの原子の相互拡散により固相のまま接合されることが好ましい。この接合法によれば、変形や歪みが生じ難いので、吸着面の平面度を高めることができる。
本実施例に係る吸着盤は、図2に示したように、5枚の金属板1〜5によって構成されている。第1の金属板1は、その表面が吸着面として機能する金属板である。第1の金属板1の縁1a付近を除く部分には、第1の金属板1を厚さ方向に貫通する穴1bが多数形成されている(図1〜図5参照)。第1の金属板1の縁1a付近には、縁1aの寸前まで縁1aに向かって延びるスリット1cが形成されている(図5参照)。
スリット1cは、第1の金属板1を厚さ方向に貫通しており(図3参照)、縁1aの全周にわたって多数形成されている(図1,図2及び図5参照)。本実施例のように、縁1a付近に円形の穴ではなく、直線状のスリット1cを設けることによって、縁1a付近において、ワークを安定支持し得る部分(吸着面)を確保しながら、ワークとの間の空気を吸引するための吸気口として機能する部分の面積(開口面積)を増大させることが可能となり、それによって、縁1a付近におけるワークの安定保持力を高めることが可能となる。スリット1cの加工方法としては、エッチングを採用することが好ましい。エッチングによれば、縁1a付近を変形させたり、歪ませたりすることなく、縁1aの寸前まで縁1aに向かって延びるスリット1cを精密かつ容易に加工することができる。本実施例では、スリット1cだけでなく、穴1bもエッチングによって加工されている。
第2の金属板2は、第1の金属板1の直下に配置される金属板である。第2の金属板2の縁2a付近を除く部分には、第2の金属板2を厚さ方向に貫通する第1の穴2bが多数形成されている(図2〜図4及び図6参照)。図7に示したように、第2の金属板2に多数形成された第1の穴2bは、それぞれ第1の金属板1に形成された複数(本実施例では、7つ)の穴1bと連通している(図3,図4及び図7参照)。第2の金属板2の縁2a付近には、縁2aに沿って周方向に延びる第2の穴2cが多数形成されている(図6参照)。第2の金属板2に多数形成された第2の穴2cは、それぞれ第1の金属板1に形成された複数のスリット1cと連通している(図3,図4及び図7参照)。
第3の金属板3は、第2の金属板2の直下に配置される金属板である。第3の金属板3には、第3の金属板3を厚さ方向に貫通する細長い穴3aが多数形成されている(図2〜図4参照)。これらの穴3aは、それぞれ第2の金属板2に形成された複数の穴(第1の穴2b及び第2の穴2c)と連通している(図3及び図4参照)。
第4の金属板4は、第3の金属板3の直下に配置される金属板である。第4の金属板4には、第4の金属板4を厚さ方向に貫通する穴(通路4a)が形成されている(図2〜図4参照)。この通路4aは、第3の金属板3に形成された多数の穴3aと連通している(図3及び図4参照)。
第5の金属板5は、第4の金属板4の直下に配置される金属板である。第5の金属板5には、第5の金属板5を厚さ方向に貫通する穴5aが形成されている(図2〜図4参照)。この穴5aは、第4の金属板4に形成された通路4aと連通している(図3及び図4参照)。第5の金属板5に形成された穴5aには、吸引源に接続された吸引パイプが連結される。
本実施例では、複数の金属板1〜5を接合することによって、上記のように各金属板1〜5に形成される穴の開口面積を段階的に小さくすることを可能とし、それによって、吸着面において、吸気口として機能する部分(第1の金属板1に形成された各穴1bの開口部及び各スリット1cの開口部)の密度を増大させ、空気の吸引性能を高めることを可能としている。また、第1の金属板1が備える穴1b及びスリット1c、第2の金属板2が備える穴2b、第3の金属板3が備える穴3a及び第4の金属板4が備える通路4aはすべて第5の金属板5が備える穴5aと通じているので、空気の吸引効率が非常に良いという利点もある。
上記のように構成される吸着盤は、各金属板1〜5のいずれも外周部に空隙を有していない(図3〜図4参照)。したがって、外周部の空隙を塞ぐための外枠を必要としない。第1の金属板1の上にワークの載せた後、吸引源を作動させたときには、吸引パイプが連結された第5の金属板5の穴5aから吸着盤の内部の空気が吸引されるとともに、ワークと吸着面(第1の金属板1の表面)との間の空気が穴1b及びスリット1cを通じて吸引される。それによって、ワークは吸着面に真空吸着される。本実施例によれば、第1の金属板1には、縁1a付近を除く部分に形成される穴1bだけでなく、縁1a付近に、縁1aの寸前まで縁1aに向かって延びるスリット1cが形成されており、該スリット1cはワークを真空吸着し得るため、吸着可能な面積を最大限に拡大することが可能となる。
1 第1の金属板
1a 縁
1b 穴
1c スリット
2 第2の金属板
2a 縁
2b 第1の穴
2c 第2の穴
3 第3の金属板
3a 穴
4 第4の金属板
4a 通路
5 第5の金属板
5a 穴

Claims (1)

  1. 複数の金属板を接合して形成される吸着盤であって、前記金属板のいずれも外周部に空隙を有さず、前記金属板のうち、表面が吸着面として機能する金属板の縁付近には、縁の寸前まで縁に向かって延びる直線状のスリットが縁の全周にわたって多数形成されており、スリットは、表面が吸着面として機能する金属板を厚さ方向に貫通してその他の金属板に形成された吸気のための穴と連通し、ワークを真空吸着し得る吸着盤。
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