JP5459020B2 - 光受信装置および通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、通信を行う光受信装置および通信システムに関する。
光通信システムで用いられる光受信モジュールへ入力される信号光のパワーが大きい場合は、APD(Avalanche Photo Diode)などの受光器の後段の受信回路には大振幅の信号が入力することになる。このため、振幅飽和に起因したデューティー変動によって受信特性が劣化する。また、長距離の光通信においては、光伝送路の途中に光増幅器を多段に配置することがあるため、光受信モジュールによって受光可能な光パワーの範囲(ダイナミックレンジ)が広いことが要求される。これに対して、たとえば、光受信モジュールの内部の受光器の前段に可変光減衰器を設けて、入力される信号光のパワーが大きいときに信号光を減衰させる技術が知られている。
また、近年、光受信モジュールにおいて、光受信モジュールに対する信号光の入力パワーをモニタする入力パワーモニタの機能が求められることがある(たとえば、下記特許文献1参照。)。入力パワーモニタにおいては、可変光減衰器によって信号光を減衰させている間でも、信号光を減衰させる前の入力パワーを表示することが求められる。これに対して、たとえば、可変光減衰器の前段の光分岐カプラにより信号光を一部分岐して、分岐した信号光をモニタすることで入力パワーモニタを実現する技術が知られている。
特開2006−203179号公報
しかしながら、上述した従来技術では、入力パワーを精度よくモニタすることができないという問題がある。たとえば、光分岐カプラの分岐比は信号光の波長や温度などに依存して変動する。このため、可変光減衰器の前段の光分岐カプラにより信号光を一部分岐してモニタする技術では、信号光の入力パワーが一定であったとしても、光分岐カプラの分岐比の変動によって入力パワーのモニタ結果が変動するという問題がある。
また、これに対して、波長や温度ごとにルックアップテーブルを作成しておき、分岐した信号光およびルックアップテーブルを用いて入力パワーを推測することも考えられる。しかしながら、波長や温度によるモニタ結果の変動を補正可能な高精度のルックアップテーブルを作成するためには多くの実験やシミュレーションなどを行うことになるため、光受信モジュールの製造コストが増加するという問題がある。
また、可変光減衰器の前段の光分岐カプラにより信号光を一部分岐してモニタする技術では、信号光の一部を常に分岐することになるため信号光の損失が発生する。このため、信号光の入力パワーが小さいと最小受信感度が劣化するという問題がある。
開示の光受信装置および通信システムは、上述した問題点を解消するものであり、入力パワーを精度よくモニタすることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、開示技術は、入力された信号光を可変の比率により分岐し、分岐された各信号光をそれぞれ受光し、受光された各信号の少なくともいずれかの信号により受信処理を行い、受光された各信号の合計パワーを算出し、算出された合計パワーを出力することを要件とする。
開示の光受信装置および通信システムによれば、入力パワーを精度よくモニタすることができるという効果を奏する。
実施の形態にかかる光受信装置の構成例1を示す図である。 演算部の構成例1を示す図である。 可変分岐部による信号光の光路を示す図(φ=π)である。 可変分岐部による信号光の光路を示す図(φ=0,2π)である。 可変分岐部による信号光の光路を示す図(φ≠0,π,2π)である。 制御電圧に対する主信号およびモニタ信号の変化を示すグラフである。 主信号を減衰させる制御の一例を示すフローチャートである。 演算部の構成例2を示す図である。 主信号の減衰量を最小化する制御の一例を示すフローチャートである。 制御動作の切り替え処理の一例を示すフローチャートである。 制御動作の切り替え処理による減衰量の変化例を示す図である。 実施の形態にかかる光受信装置の構成例2を示す図である。 実施の形態にかかる光受信装置の構成例3を示す図である。 実施の形態にかかる光受信装置の構成例4を示す図である。 演算部の構成例3を示す図である。 実施の形態にかかる光受信装置の構成例5を示す図である。 演算部の構成例5を示す図である。 光受信装置を適用した通信システムの構成例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、開示技術の好適な実施の形態を詳細に説明する。開示技術は、可変の比率により信号光を分岐し、分岐した各信号光をそれぞれ受光することで受光パワーを減衰させるとともに、受光した各信号の合計パワーを算出することで信号光の減衰前の入力パワーを精度よくモニタする。
(実施の形態)
図1−1は、実施の形態にかかる光受信装置の構成例1を示す図である。実施の形態にかかる光受信装置100は、光送信装置から光ファイバ10を介して送信された信号光を受信する。光受信装置100は、可変分岐部110と、PD121〜123(Photo Detector)と、I/V変換部131〜133と、演算部140と、受信信号出力部150と、入力パワー出力部160と、制御電圧生成部170と、を備えている。
図1−1において、信号光を示す矢印上の両矢印は、信号光にx偏光成分(水平偏光成分)が含まれていることを示している。また、信号光を示す矢印上の「・」は、信号光にy偏光成分(垂直偏光成分)が含まれていることを示している。y偏光成分およびx偏光成分は、たとえば互いに直交する偏光成分である。光ファイバ10から出射された信号光には、y偏光成分およびx偏光成分が含まれている。
可変分岐部110は、光ファイバ10から出射された信号光を可変の比率(パワー比)によって分岐する。ここでは、可変分岐部110は、制御電圧生成部170から出力される制御電圧に応じて信号光を3つに分岐する。そして、可変分岐部110は、分岐した各信号光のうちの一部の信号光を主信号としてPD122へ出射する。これにより、可変分岐部110は、光ファイバ10から入力された信号光を可変の減衰量で減衰させてPD122に受光させることができる。また、可変分岐部110は、分岐した各信号光のうちの他の信号光をモニタ信号としてPD121,123へ出射する。
具体的には、可変分岐部110は、偏光子111と、可変位相板112と、偏光子113と、を含んでいる。偏光子111(第2偏光子)は、光ファイバ10から出射された信号光を、偏光成分ごとに異なる光路により出射する。具体的には、偏光子111は、光ファイバ10から出射された信号光に含まれるy偏光成分を光路r1により可変位相板112へ出射する。また、偏光子111は、光ファイバ10から出射された信号光に含まれるx偏光成分を光路r2により可変位相板112へ出射する。
可変位相板112は、信号光に含まれる各偏光成分の比率を、印加される制御電圧に応じて変化させる偏光可変部である。具体的には、可変位相板112は、偏光子111から出射された光路r1,r2の各信号光を、偏光成分ごとに異なる屈折率中に通過させることで、各信号光の偏光成分間に位相差を与える。
具体的には、可変位相板112は、制御電圧生成部170から印加される制御電圧に応じた位相差を偏光成分間に与える。これにより、可変位相板112に対して印加される制御電圧に応じて各信号の偏光方向を変化させることができる。可変位相板112は、偏光方向を変化させた光路r1,r2の各信号光を偏光子113へ出射する。
偏光子113(第1偏光子)は、信号光に含まれる各偏光成分を分離する。具体的には、偏光子113は、可変位相板112から出射された各信号光を、偏光成分ごとに異なる光路により出射する。具体的には、偏光子113は、光路r1の信号光に含まれるy偏光成分をPD121へ出射する。また、偏光子113は、光路r1の信号光に含まれるx偏光成分をPD122へ出射する。また、偏光子113は、光路r2の信号光に含まれるy偏光成分をPD122へ出射する。また、偏光子113は、光路r2の信号光に含まれるx偏光成分をPD123へ出射する。
偏光子111および偏光子113は、たとえば複屈折板や偏光ビームスプリッタによって実現することができる。可変位相板112は、たとえば電気光学効果を有する素子、磁気光学効果を有する素子または液晶素子などであって、印加される制御電圧に応じて屈折率が変化する素子によって実現することができる。
たとえば、可変位相板112に電気光学効果を有するLN結晶(ニオブ酸リチウム結晶)を用いる場合は、LN結晶へ印加する制御電圧によって、屈折率変化が誘起され、直交する偏光成分間の位相差φを0から2πまで周期的に変化させることができる。偏光子111、可変位相板112および偏光子113は、互いに接して一体的に形成されていてもよいし、互いに間隔を有して形成されていてもよい。
このように、可変分岐部110は、屈折率を利用して信号光の偏光方向を変化させ、偏光方向を変化させた信号光を偏光成分によって分離することで信号光を分岐する。これにより、たとえば光吸収を用いて偏光方向を変化させる構成に比べて、信号光の損失を抑えつつ信号光を分岐することができる。このため、可変分岐部110によって分岐された各信号の合計パワーを、光受信装置100へ入力された信号光のパワー(入力パワー)とほぼ等しくすることができる。
また、偏光子111によって分離された各偏光の各信号光を可変位相板112へ入射させることで、光受信装置100へ入力される信号光の偏光状態にかかわらず、可変位相板112において信号光の偏光方向を変化させることができる。可変位相板112の光学軸方向は、たとえばy軸方向とx軸方向とを合成した方向とする。すなわち、可変位相板112の光学軸方向は、y軸方向からx軸方向へ向かって45度傾斜させた方向とする。
PD121〜123のそれぞれは、可変分岐部110から出射された各信号光を受光する位置に設けられた受光部である。PD121〜123は、受光した信号光を光電変換してそれぞれI/V変換部131〜133へ出力する。I/V変換部131〜133は、それぞれPD121〜123から出力された信号の電流を電圧に変換する。I/V変換部131〜133のそれぞれは、電圧に変換した信号を演算部140へ出力する。演算部140は、I/V変換部131〜133から出力された各信号に基づく各種演算を行う。
図1−2は、演算部の構成例1を示す図である。図1−2に示すように、演算部140は、受信処理部141と、算出部142と、減衰量制御部143と、を備えている。受信処理部141は、I/V変換部132から出力された信号(主信号)の受信処理を行う。受信処理部141による受信処理には、たとえば信号の識別などが含まれる。受信処理部141は、受信処理の結果を受信信号として受信信号出力部150へ出力する。
算出部142は、I/V変換部131〜133から出力された各信号の合計パワーを算出する。I/V変換部131〜133から出力された各信号の合計パワーは、光ファイバ10から光受信装置100へ入力された信号光の、可変分岐部110による減衰前のパワー(入力パワー)を示す。算出部142は、算出した合計パワーを、光受信装置100の入力パワーとして入力パワー出力部160へ出力する。
減衰量制御部143は、I/V変換部131〜133から出力された各信号の少なくともいずれかに基づいて、PD122によって受光される主信号の減衰量を制御する。具体的には、減衰量制御部143は、可変位相板112へ印加する制御電圧を示す電圧信号を制御電圧生成部170へ出力する。
図1−1の説明に戻る。受信信号出力部150は、演算部140から出力された受信信号を出力する。入力パワー出力部160は、演算部140から出力された入力パワーを出力する。入力パワー出力部160は、たとえば、入力パワーをユーザに通知するユーザインターフェースである。たとえば、入力パワー出力部160は、入力パワーを表示するモニタや、モニタに入力パワーを表示させるモニタ制御部である。
または、入力パワー出力部160は、入力パワーを音声出力するスピーカや、スピーカに入力パワーを音声出力させるスピーカ制御部であってもよい。また、入力パワー出力部160は、入力パワーを印刷するプリンタや、プリンタに入力パワーを印刷させるプリンタ制御部であってもよい。また、入力パワー出力部160は、入力パワーを他の通信装置へ送信する通信インターフェースであってもよい。
制御電圧生成部170は、演算部140から出力された電圧信号が示す電圧を制御電圧として生成し、生成した制御電圧を可変位相板112へ印加する。たとえば、制御電圧生成部170は、演算部140から出力されたデジタルの電圧信号をアナログ信号に変換するDAC(Digital/Analog Converter)である。制御電圧生成部170は、アナログ信号に変換した電圧信号を制御電圧として可変位相板112へ印加する。
図2−1は、可変分岐部による信号光の光路を示す図(φ=π)である。図2−1〜図2−3においては、光受信装置100の各構成のうちの偏光子111、可変位相板112、偏光子113およびPD121〜123を図示する。また、図2−1〜図2−3においては、偏光子111、可変位相板112、偏光子113およびPD121〜123は、互いに間隔を有して配置されている。
可変位相板112において直交する偏光成分間に与えられる位相差φをπにすると、図2−1に示すように、偏光子111から光路r1により可変位相板112へ入射したy偏光の信号光は、x偏光になって偏光子113へ入射する。そして、可変位相板112から偏光子113へ入射したx偏光の信号光は、PD122へ出射される。
また、偏光子111から光路r2により可変位相板112へ入射したx偏光の信号光は、y偏光になって偏光子113へ入射する。可変位相板112から偏光子113へ入射したy偏光の信号光は、PD122へ出射される。したがって、可変位相板112において位相差φをπにすると、分岐された各信号光がPD122によって受光される。この場合は、PD121,123においては信号光が受光されない。したがって、PD122によって受光される主信号の減衰量が最小(0)になる。
このように、可変分岐部110は、特定の状態(φ=π)において、光ファイバ10から入力された信号光のすべてをPD122(所定の受光部)に受光させる。そして、受信処理部141は、PD122によって受光された信号を主信号として受信処理を行う。これにより、受信処理部141によって受信処理される主信号の減衰量を、可変分岐部110を特定の状態(φ=π)にすることで0にすることが可能になる。このため、信号光の入力パワーが小さくても最小受信感度の劣化を抑えることができる。
図2−2は、可変分岐部による信号光の光路を示す図(φ=0,2π)である。可変位相板112において直交する偏光成分間に与えられる位相差φを0または2πにすると、図2−2に示すように、偏光子111から光路r1により可変位相板112へ入射した信号光は、y偏光のまま偏光子113へ入射する。そして、可変位相板112から偏光子113へ入射したy偏光の信号光は、PD121へ出射される。
また、偏光子111から光路r2により可変位相板112へ入射した信号光は、x偏光のまま偏光子113へ入射する。可変位相板112から偏光子113へ入射したx偏光の信号光は、PD123へ出射される。したがって、可変位相板112において位相差φを0または2πにすると、分岐された各信号光がPD121およびPD123によって受光される。この場合は、PD122においては信号光が受光されない。したがって、PD122によって受光される主信号の減衰量が最大になる。
図2−3は、可変分岐部による信号光の光路を示す図(φ≠0,π,2π)である。可変位相板112において直交する偏光成分間に与えられる位相差φを0、π、2π以外にすると、図2−3に示すように、偏光子111から光路r1により可変位相板112へ入射した信号光は、x偏光成分とy偏光成分を含んで偏光子113へ入射する。偏光子113へ入射するx偏光成分とy偏光成分の比率は、位相差φによって決まる。そして、可変位相板112から光路r1により偏光子113へ入射したy偏光成分はPD121へ出射される。また、可変位相板112から光路r1により偏光子113へ入射したx偏光成分はPD122へ出射される。
また、偏光子111から光路r2により可変位相板112へ入射した信号光は、x偏光成分とy偏光成分を含んで偏光子113へ入射する。偏光子113へ入射するx偏光成分とy偏光成分の比率は、位相差φによって決まる。そして、可変位相板112から光路r2により偏光子113へ入射したy偏光成分はPD122へ出射される。また、可変位相板112から光路r2により偏光子113へ入射したx偏光成分はPD123へ出射される。したがって、可変位相板112において位相差φを0、π、2π以外にすると、分岐された各信号光がPD121〜123のそれぞれによって受光される。したがって、PD122によって受光される主信号の減衰量は、位相差φに応じた減衰量になる。
図3は、制御電圧に対する主信号およびモニタ信号の変化を示すグラフである。図3において、横軸は、可変位相板112に印加される制御電圧の大きさを示している。縦軸は、PD122によって受光される主信号のパワーと、PD121,123によって受光されるモニタ信号の合計パワーと、を示している。特性310は、制御電圧に対する主信号のパワーの変化を示している。特性320は、制御電圧に対するモニタ信号の合計パワーの変化を示している。
特性310に示すように、制御電圧を変化させることで、主信号のパワーを周期的に変化させることができる。したがって、減衰量制御部143は、I/V変換部132から出力される主信号のパワーが目標値となるように、可変位相板112へ印加される制御電圧を変化させる。これにより、主信号のパワー(減衰量)を制御することができる。たとえば、可変位相板112へ印加される制御電圧が電圧V1になると、主信号のパワーが最小(減衰量が最大)になる。また、可変位相板112へ印加される制御電圧が電圧V2になると、主信号のパワーが最大(減衰量が最小)になる。
また、特性310および特性320に示すように、制御電圧に対する主信号のパワーと、制御電圧に対するモニタ信号の合計パワーと、の合計は一定である。このため、減衰量制御部143は、I/V変換部131,133から出力される各モニタ信号の合計パワーが目標値となるように、可変位相板112へ印加される制御電圧を変化させてもよい。これにより、主信号のパワー(減衰量)を制御することができる。
図4は、主信号を減衰させる制御の一例を示すフローチャートである。演算部140の減衰量制御部143は、PD122によって受光される主信号を減衰させる減衰制御として、たとえば以下の各ステップを実行する。なお、光受信装置100のメモリには、主信号の目標パワーTargetが記憶されているとする。まず、I/V変換部132から出力された信号(主信号)のパワーを変数B1に格納する(ステップS401)。
つぎに、変数B1に格納されたパワーが目標パワーTargetと一致するか否かを判断する(ステップS402)。変数B1に格納されたパワーが目標パワーTargetと一致する場合(ステップS402:Yes)は、一連の動作を終了する。変数B1に格納されたパワーが目標パワーTargetと一致しない場合(ステップS402:No)は、変数B1に格納されたパワーと目標パワーTargetの差の絶対値を変数C1に格納する(ステップS403)。
つぎに、可変位相板112へ印加される制御電圧を単位量Nstepだけ増加させる(ステップS404)。つぎに、I/V変換部132から出力された信号(主信号)のパワーを変数B2に格納する(ステップS405)。つぎに、変数B2に格納されたパワーと目標パワーTargetの差の絶対値を変数C2に格納する(ステップS406)。
つぎに、変数C2に格納された値が変数C1に格納された値より小さいか否かを判断する(ステップS407)。これにより、ステップS404によって主信号のパワーが目標パワーTargetに近づいたか否かを判断することができる。変数C2に格納された値が変数C1に格納された値より小さい場合(ステップS407:Yes)は、可変位相板112へ印加される制御電圧を単位量Nstepだけ増加させる(ステップS408)。
つぎに、I/V変換部132から出力された信号(主信号)のパワーを変数B3に格納する(ステップS409)。つぎに、変数B3に格納されたパワーと目標パワーTargetの差の絶対値を変数C3に格納する(ステップS410)。つぎに、変数C3に格納された値が0であるか否かを判断する(ステップS411)。変数C3に格納された値が0でない場合(ステップS411:No)は、ステップS408へ戻る。変数C3に格納された値が0である場合(ステップS411:Yes)は、一連の動作を終了する。
ステップS407において、変数C2に格納された値が変数C1に格納された値より小さくない場合(ステップS407:No)は、可変位相板112へ印加される制御電圧を単位量Nstepだけ低下させる(ステップS412)。つぎに、I/V変換部132から出力された信号(主信号)のパワーを変数B4に格納する(ステップS413)。
つぎに、変数B4に格納されたパワーと目標パワーTargetの差の絶対値を変数C4に格納する(ステップS414)。つぎに、変数C4に格納された値が0であるか否かを判断する(ステップS415)。変数C4に格納された値が0でない場合(ステップS415:No)は、ステップS412へ戻る。変数C4に格納された値が0である場合(ステップS415:Yes)は、一連の動作を終了する。
以上の各ステップを繰り返し実行することで、PD122によって受光される主信号の減衰量が目標パワーTargetとなるように制御することができる。たとえば、PD122によって受光される信号のパワーが目標値(たとえば−10[dBm])となるときにPD122から出力される信号のパワーを、目標パワーTargetとしてあらかじめ光受信装置100のメモリに記憶しておく。これにより、PD122によって受光される信号のパワーを目標値(たとえば−10[dBm])とすることができる。
図5は、演算部の構成例2を示す図である。図5において、図1−2に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図5に示すように、演算部140の算出部142は、算出した入力パワーを、入力パワー出力部160および減衰量制御部143のそれぞれへ出力するようにしてもよい。減衰量制御部143は、算出部142から出力された入力パワーに基づいて、減衰量の制御動作を切り替える。たとえば、減衰量制御部143は、図4に示した主信号を減衰させる制御と、図6に示す主信号の減衰量を最小化する制御と、を入力パワーに基づいて切り替える。
図6は、主信号の減衰量を最小化する制御の一例を示すフローチャートである。演算部140の減衰量制御部143は、主信号の減衰量を最小化する制御として、たとえば以下の各ステップを実行する。まず、I/V変換部131,133から出力された各信号(モニタ信号)の合計パワーを変数A1に格納する(ステップS601)。
つぎに、変数A1に格納された値が0であるか否かを判断する(ステップS602)。変数A1に格納された値が0である場合(ステップS602:Yes)は、一連の動作を終了する。変数A1に格納された値が0でない場合(ステップS602:No)は、可変位相板112へ印加される制御電圧を単位量Nstepだけ増加させる(ステップS603)。つぎに、I/V変換部131,133から出力された各信号(モニタ信号)の合計パワーを変数A2に格納する(ステップS604)。
つぎに、変数A2に格納された値が変数A1に格納された値より小さいか否かを判断する(ステップS605)。これにより、ステップS603によって主信号の減衰量が小さくなったか否かを判断することができる。変数A2に格納された値が変数A1に格納された値より小さい場合(ステップS605:Yes)は、変数A2に格納された値が0であるか否かを判断する(ステップS606)。変数A2に格納された値が0である場合(ステップS606:Yes)は、一連の動作を終了する。
ステップS606において、変数A2に格納された値が0でない場合(ステップS606:No)は、可変位相板112へ印加される制御電圧を単位量Nstepだけ増加させる(ステップS607)。つぎに、I/V変換部131,133から出力された各信号(モニタ信号)の合計パワーを変数A3に格納する(ステップS608)。
つぎに、変数A3に格納された値が0であるか否かを判断する(ステップS609)。変数A3に格納された値が0でない場合(ステップS609:No)は、ステップS607へ戻る。変数A3に格納された値が0である場合(ステップS609:Yes)は、一連の動作を終了する。
ステップS605において、変数A2に格納された値が変数A1に格納された値より小さくない場合(ステップS605:No)は、可変位相板112へ印加される制御電圧を単位量Nstepだけ低下させる(ステップS610)。つぎに、I/V変換部131,133から出力された各信号(モニタ信号)の合計パワーを変数A4に格納する(ステップS611)。
つぎに、変数A4に格納された値が0であるか否かを判断する(ステップS612)。変数A4に格納された値が0でない場合(ステップS612:No)は、ステップS610へ戻る。変数A4に格納された値が0である場合(ステップS612:Yes)は、一連の動作を終了する。
以上の各ステップを繰り返し実行することで、PD122によって受光される主信号の可変分岐部110による減衰量を最小(0[dB])にすることができる。これにより、光ファイバ10から光受信装置100への信号光の入力パワーが小さい場合においても、主信号の減衰による最小受信感度の劣化を抑えることができる。
図7は、制御動作の切り替え処理の一例を示すフローチャートである。演算部140の減衰量制御部143は、制御動作の切り替え処理として、たとえば以下の各ステップを実行する。まず、算出部142から出力された入力パワーを取得する(ステップS701)。つぎに、ステップS701によって取得された入力パワーが閾値より大きいか否かを判断する(ステップS702)。
ステップS702において入力パワーが閾値より大きくない場合(ステップS702:No)は、小信号入力時の制御動作を実行中か否かを判断する(ステップS703)。小信号入力時の制御動作は、たとえば図6に示した減衰量を最小化する制御である。小信号入力時の制御動作を実行中である場合(ステップS703:Yes)は、ステップS701へ戻る。小信号入力時の制御動作を実行中でない場合(ステップS703:No)は、小信号入力時の制御動作を開始し(ステップS704)、ステップS701へ戻る。
ステップS702において、入力パワーが閾値より大きい場合(ステップS702:Yes)は、大信号入力時の制御動作を実行中か否かを判断する(ステップS705)。大信号入力時の制御動作は、たとえば図4に示した主信号を減衰させる制御である。大信号入力時の制御動作を実行中である場合(ステップS705:Yes)は、ステップS701へ戻る。大信号入力時の制御動作を実行中でない場合(ステップS705:No)は、大信号入力時の制御動作を開始し(ステップS706)、ステップS701へ戻る。
たとえば、ステップS702において比較する閾値を−10[dBm]とする。この場合は、光受信装置100の入力パワーが−10[dBm]以下であるときは、減衰量制御部143は、図6に示す主信号の減衰量を最小化する制御を実行し、最小受信感度の劣化を抑えることができる。また、光受信装置100の入力パワーが−10[dBm]より大きいときは、減衰量制御部143は、図4に示した主信号を減衰させる制御を実行し、PD122によって受光される主信号を減衰させることができる。
図8は、制御動作の切り替え処理による減衰量の変化例を示す図である。図8のテーブル800は、図7に示した切り替え処理(閾値を−10[dBm]とする)を行った場合の減衰結果を示している。具体的には、テーブル800は、光ファイバ10から光受信装置100への信号光の入力パワーが変化した場合における、PD122により受光される主信号のパワーと、PD122により受光される主信号の減衰量と、を示している。
テーブル800に示すように、入力パワーが−10[dBm]以下である場合は、図6に示した主信号の減衰量を最小化する制御によって、PD122により受光される主信号の減衰量は0[dB]となる。また、入力パワーが−10[dBm]より大きい場合は、図4に示した主信号を減衰させる制御によって、PD122により受光される主信号のパワーは−10[dBm](目標パワーTarget)となる。
図9は、実施の形態にかかる光受信装置の構成例2を示す図である。図9において、図1−1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図9に示すように、光受信装置100は、図1−1に示した構成に加えて反射鏡911および反射鏡912を備えていてもよい。この場合は、図1−1に示したPD123およびI/V変換部133を省いた構成にしてもよい。
偏光子113は、光路r2の信号光に含まれるx偏光成分を反射鏡911へ出射する。反射鏡911は、偏光子113から出射された信号光を反射させて反射鏡912へ出射する。反射鏡912は、反射鏡911から出射された信号光を反射させてPD121へ出射する。PD121は、偏光子113から出射された信号光と、反射鏡912から出射された信号光と、を受光する。
このように、PD121は、可変分岐部110によって分岐された各信号光のうちの受信処理部141によって受信処理が行われる信号光とは異なる複数の信号光を受光する。これにより、PD123およびI/V変換部133(図1−1参照)を省いた構成にしても、可変分岐部110によって分岐された各信号光を受光することができる。このため、制御ピンの削減および消費電力の低減を図ることができる。
図10は、実施の形態にかかる光受信装置の構成例3を示す図である。図10において、図9に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図10に示すように、光受信装置100は、図9に示した構成において、反射鏡912に代えてビームスプリッタ1011を備えていてもよい。
偏光子113は、光路r1の信号光に含まれるy偏光成分をビームスプリッタ1011へ出射する。反射鏡911は、偏光子113から出射された信号光をビームスプリッタ1011へ出射する。ビームスプリッタ1011は、偏光子113から出射された信号光と、反射鏡911から出射された信号光と、を合波してPD121へ出射する。PD121は、ビームスプリッタ1011から出射された信号光を受光する。
このように、PD121は、可変分岐部110によって分岐された各信号光のうちの受信処理部141によって受信処理が行われる信号光とは異なる複数の信号光を受光する。これにより、PD123およびI/V変換部133(図1−1参照)を省いた構成にしても、可変分岐部110によって分岐された各信号光を受光することができる。このため、制御ピンの削減および消費電力の低減を図ることができる。
図11−1は、実施の形態にかかる光受信装置の構成例4を示す図である。図11−1において、図1−1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図11−1に示すように、可変位相板112は、光受信装置100の外部から入力された制御電圧に応じて制御電圧に応じた位相差を偏光成分間に与えるようにしてもよい。この場合は、制御電圧生成部170(図1−1参照)を省いた構成にしてもよい。
図11−2は、演算部の構成例3を示す図である。図11−2において、図1−2に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図11−2に示すように、図11−1に示した演算部140は、減衰量制御部143を省いた構成にしてもよい。図11−1および図11−2に示したように、光受信装置100は、たとえばPD122によって受光された主信号のパワーによるフィードバック制御を行わずに、外部から入力される制御電圧に基づいて主信号の減衰量を制御する構成としてもよい。
図12−1は、実施の形態にかかる光受信装置の構成例5を示す図である。図12−1において、図1−1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図12−1に示すように、可変分岐部110は、偏光子111、PD123およびI/V変換部133を省いた構成にしてもよい。
偏光子111を省いた構成においても、たとえば光ファイバ10から光受信装置100へ入力される信号光の偏光方向が一定で既知である場合には、可変位相板112の光学軸方向を適切に選ぶことで、各信号の偏光方向を変化させることができる。これにより、可変位相板112に印加される制御電圧に応じた比率で信号光を分岐し、分岐した各信号光をそれぞれPD121,122によって受光させることができる。
図12−2は、演算部の構成例5を示す図である。図12−2において、図1−2に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図12−2に示すように、図12−1に示した演算部140においては、算出部142は、I/V変換部131,132から出力された各信号の合計パワーを算出する。I/V変換部131,132から出力された各信号の合計パワーは、光ファイバ10から光受信装置100へ入力された信号光の、可変分岐部110による減衰前のパワー(入力パワー)を示す。減衰量制御部143は、I/V変換部131,132から出力された各信号の少なくともいずれかに基づいて、PD122によって受光される主信号の減衰量を制御する。
図13は、光受信装置を適用した通信システムの構成例を示す図である。図13に示すように、通信システム1300は、光送信装置1310と、光増幅装置1320と、光受信装置100と、光ファイバ11,12と、を含んでいる。光送信装置1310は、光ファイバ11を介して、信号光を光増幅装置1320へ送信する。
光増幅装置1320は、光送信装置1310から送信された信号光を増幅する。光増幅装置1320は、増幅した信号光を、光ファイバ12を介して光受信装置100へ送信する。光受信装置100は、光増幅装置1320から送信された信号光を受信する。光受信装置100には、上述した各種の光受信装置100を適用することができる。
光受信装置100において信号光を減衰させて受光することができるため、たとえば光ファイバ12に光減衰器を設けなくても受信特性の劣化を抑えることができる。このため、設備のコストダウンを図ることができる。また、光受信装置100において信号光を減衰させて受光することができるため、信号光のパワーのダイナミックレンジが大きくなる。このため、通信システム1300のシステム設計の余裕を拡大することができる。
このように、実施の形態にかかる光受信装置100によれば、可変の比率により信号光を分岐し、分岐した各信号光を受光することで、受光される信号光のパワーを可変の減衰量により減衰させることができる。これにより、光受信装置100に対して大きなパワーの信号光が入力されても受信特性の劣化を抑えることができる。
また、光受信装置100によれば、受光される信号光の減衰量を変化させても、受光した各信号の合計パワーを算出することで減衰前の信号光の入力パワーをモニタすることができる。また、偏光子111、可変位相板112または偏光子113の光透過特性が信号光の波長や温度に依存して変動しても、分岐して受光した各信号の合計パワーが入力パワーに等しいという関係は常に成り立つ。このため、光受信装置100によれば、信号光の波長や温度が変動しても入力パワーを精度よくモニタすることができる。
また、たとえば信号光の波長や温度ごとの入力パワーを示すルックアップテーブルを作成しなくても入力パワーを精度よくモニタすることができるため、入力パワーモニタを低コストで実現し、光受信モジュールの製造コストを抑えることができる。
また、たとえば可変光減衰器の前段の光分岐カプラにより信号光を一部分岐してモニタする技術と比べて、信号光の一部を常に分岐することによる信号光の損失がない。このため、信号光の入力パワーが小さくても最小受信感度の劣化を抑えることができる。
なお、上述した光受信装置100においては、PD122によって受光された信号光を主信号として受信処理部141によって受信処理する構成について説明した。これに対して、PD121またはPD123によって受光された信号光を主信号として受信処理部141によって受信処理する構成としてもよい。
以上説明したように、光受信装置および通信システムによれば、入力パワーを精度よくモニタすることができる。上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)入力された信号光を可変の比率により分岐する可変分岐部と、
前記可変分岐部によって分岐された各信号光をそれぞれ受光する複数の受光部と、
前記複数の受光部によって受光された各信号の少なくともいずれかの信号により受信処理を行う受信処理部と、
前記複数の受光部によって受光された各信号の合計パワーを算出する算出部と、
前記算出部によって算出された合計パワーを出力する出力部と、
を備えることを特徴とする光受信装置。
(付記2)前記可変分岐部は、
前記入力された信号光に含まれる各偏光成分の比率を変化させる偏光可変部と、
前記偏光可変部によって各偏光成分の比率が変化する信号光に含まれる各偏光成分を分離する第1偏光子と、
を備えることを特徴とする付記1に記載の光受信装置。
(付記3)前記入力された信号光に含まれる各偏光成分を分離する第2偏光子を備え、
前記偏光可変部は、前記第2偏光子によって分離された各信号光に含まれる各偏光成分の比率を変化させることを特徴とする付記2に記載の光受信装置。
(付記4)前記偏光可変部は、印加される電圧に応じて前記各偏光成分の比率を変化させ、
前記複数の受光部によって受光された各信号の少なくともいずれかの信号に基づいて、前記偏光可変部に印加される電圧を制御する制御部を備えることを特徴とする付記2または3に記載の光受信装置。
(付記5)前記制御部は、前記算出部によって算出された合計パワーに基づいて、前記受信処理部によって受信処理される信号を減衰させる前記電圧の制御動作と、前記受信処理部によって受信処理される信号の減衰量を最小化する前記電圧の制御動作と、を切り替えて実行することを特徴とする付記4に記載の光受信装置。
(付記6)前記可変分岐部は、特定の状態において、前記入力された信号光のすべてを前記複数の受光部のうちの所定の受光部に受光させ、
前記受信処理部は、前記所定の受光部によって受光された信号により受信処理を行うことを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の光受信装置。
(付記7)前記複数の受光部の少なくともいずれかは、前記可変分岐部によって分岐された各信号光のうちの前記受信処理部によって受信処理が行われる信号光とは異なる複数の信号光を受光することを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の光受信装置。
(付記8)前記偏光可変部は、前記信号光に含まれる直交する偏光成分間に可変の位相差を与える可変位相板であることを特徴とする付記2〜5のいずれか一つに記載の光受信装置。
(付記9)前記可変位相板は、印加される電圧に応じて屈折率が変化する電気光学効果を有する素子であることを特徴とする付記8に記載の光受信装置。
(付記10)前記可変位相板は、印加される磁界に応じて屈折率が変化する磁気光学効果を有する素子であることを特徴とする付記8に記載の光受信装置。
(付記11)前記第1偏光子は複屈折板であることを特徴とする付記2に記載の光受信装置。
(付記12)前記第1偏光子は偏光ビームスプリッタであることを特徴とする付記2に記載の光受信装置。
(付記13)付記1〜12のいずれか一つに記載の光受信装置と、
信号光を送信する光送信装置と、
前記光送信装置によって送信された信号光を前記光受信装置へ入力する光ファイバと、
を含むことを特徴とする通信システム。
10〜12 光ファイバ
100 光受信装置
110 可変分岐部
111,113 偏光子
112 可変位相板
911,912 反射鏡
1011 ビームスプリッタ
1300 通信システム
r1,r2 光路

Claims (9)

  1. 入力された信号光を可変の比率により分岐する可変分岐部と、
    前記可変分岐部によって分岐された各信号光をそれぞれ受光する複数の受光部と、
    前記複数の受光部によって受光された各信号の少なくともいずれかの信号により受信処理を行う受信処理部と、
    前記複数の受光部によって受光された各信号の合計パワーを算出する算出部と、
    前記算出部によって算出された合計パワーを出力する出力部と、
    を備えることを特徴とする光受信装置。
  2. 前記可変分岐部は、
    前記入力された信号光に含まれる各偏光成分の比率を変化させる偏光可変部と、
    前記偏光可変部によって各偏光成分の比率が変化する信号光に含まれる各偏光成分を分離する第1偏光子と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の光受信装置。
  3. 前記入力された信号光に含まれる各偏光成分を分離する第2偏光子を備え、
    前記偏光可変部は、前記第2偏光子によって分離された各信号光に含まれる各偏光成分の比率を変化させることを特徴とする請求項2に記載の光受信装置。
  4. 前記偏光可変部は、印加される電圧に応じて前記各偏光成分の比率を変化させ、
    前記複数の受光部によって受光された各信号の少なくともいずれかの信号に基づいて、前記偏光可変部に印加される電圧を制御する制御部を備えることを特徴とする請求項2または3に記載の光受信装置。
  5. 前記制御部は、前記算出部によって算出された合計パワーに基づいて、前記受信処理部によって受信処理される信号を減衰させる前記電圧の制御動作と、前記受信処理部によって受信処理される信号の減衰量を最小化する前記電圧の制御動作と、を切り替えて実行することを特徴とする請求項4に記載の光受信装置。
  6. 前記可変分岐部は、特定の状態において、前記入力された信号光のすべてを前記複数の受光部のうちの所定の受光部に受光させ、
    前記受信処理部は、前記所定の受光部によって受光された信号により受信処理を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の光受信装置。
  7. 前記複数の受光部の少なくともいずれかは、前記可変分岐部によって分岐された各信号光のうちの前記受信処理部によって受信処理が行われる信号光とは異なる複数の信号光を受光することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の光受信装置。
  8. 前記偏光可変部は、前記信号光に含まれる直交する偏光成分間に可変の位相差を与える可変位相板であることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一つに記載の光受信装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一つに記載の光受信装置と、
    信号光を送信する光送信装置と、
    前記光送信装置によって送信された信号光を前記光受信装置へ入力する光ファイバと、
    を含むことを特徴とする通信システム。
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