JP5458470B2 - 入力文字候補を音声により変換する機能を備える情報処理装置及びその文字入力プログラム - Google Patents
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図1、図2は、本発明を適用可能な情報処理装置(携帯電話端末)の構成を表した図である。以下、携帯電話端末を用いて本発明の好適な実施形態を説明するが、本発明は、後記するように、PDA(Personal Digital Assistant)やパーソナルコンピュータ等、キーボード等のボタン押下による文字入力手段と、マイク等の音声入力手段を備える情報処理装置に適用することが可能である。
複合基調音(キャ行等)や促音を表記する際に用いられるかな小文字(捨て仮名)、「ぁぃぅぇぉ」、「っ」、「ゃゅょ」、「ゎ」は、キー入力部12から大文字「あいうえお」、「つ」、「やゆよ」、「わ」が入力され、表示部11に文字入力候補として表示された状態で、音声入力部14から「あいうえお」、「つ」、「やゆよ」、「わ」の入力があった場合、文字入力候補はそれぞれ小文字化され、捨て仮名「ぁぃぅぇぉ」、「っ」、「ゃゅょ」、「ゎ」に変換される。
濁音は、キー入力部12から清音が入力され、表示部11に文字入力候補として表示された状態で、音声入力部から各濁音の入力があった場合、文字入力候補はそれぞれ濁音に変換(濁音符の付加)される。
半濁音は、キー入力部12から清音が入力され、表示部11に文字入力候補として表示された状態で、音声入力部から半濁音の入力があった場合、文字入力候補は半濁音に変換(半濁音符の付加)される。
長音は、キー入力部12から清音が入力され、表示部11に文字入力候補として表示された状態で、音声入力部から所定の長音入力音声、例えば、「長(チョウ)」、「ー(ボウ)」の入力があった場合、文字入力候補に長音符が付加される。
図5は、従来方式を用いて「ギャップ」との語を入力する場合における、キーストローク(入力キー)と、入力中文字(入力文字候補)と、確定文字との変化を表した図である。図5に示すとおり、従来方式では、「ギ」の入力に番号ボタン13の数字「2」キーを2回押下し、その後、番号ボタン13の「#(゛)」キーを一回押下する必要がある。同様に、「ャ」、「ッ」、「プ」の入力にそれぞれ、キーを2、4、5回押下する必要があり、文字確定のための操作を除外しても、全体で14回のキー操作が必要となる。
図6は、本発明方式を用いて「ギャップ」との語を入力する場合における、キーストローク(入力キー)と、音声入力(発話内容)と、入力中文字(入力文字候補)と、確定文字との変化を表した図である。図6に示すとおり、本発明方式では、「ギ」の入力に番号ボタン13の数字「2」キーを2回目に押下する際に、「ぎ」と音声入力することで、入力中文字(入力文字候補)を「ギ」とすることができる。同様に、1、3、3回のキー押下と、各1回の音声入力で「ャ」、「ッ」、「プ」の入力が完成し、文字確定のための操作を除外しても、全体のキー操作回数は、8回に短縮される。
図7は、従来方式を用いて「カード」との語を入力する場合における、キーストローク(入力キー)と、入力中文字(入力文字候補)と、確定文字との変化を表した図である。図7に示すとおり、従来方式では、番号ボタン13の数字「2」キーの1回押下、数字「0」キーの4回押下、数字「4」キーの5回押下、「#(゛)」キーの1回押下で、「カード」の入力が完了する。文字確定のための操作を除外しても、全体で11回のキー操作が必要となる。
図8は、本発明方式を用いて「カード」との語を入力する場合における、キーストローク(入力キー)と、音声入力(発話内容)と、入力中文字(入力文字候補)と、確定文字との変化を表した図である。図8に示すとおり、本発明方式では、番号ボタン13の数字「2」キーを押下する際に、「長」(チョウ)と音声入力することで、「カー」の入力が完了する。「ド」についても番号ボタン13の数字「4」キーを5回目に押下する際に、「ド」と音声入力することで入力が完了する。文字確定のための操作を除外しても、全体のキー操作回数は、6回となる。
11 表示部
12 キー入力部
13 番号ボタン
14 音声入力部(マイク)
16 無線部
18 記憶部
20 制御部
Claims (6)
- 文字ボタンの押下回数により、入力文字候補が選択され、その後、所定の音声入力が行われた場合に、前記文字ボタンの押下によって選択された入力文字候補を同文字の小文字に変換する小文字入力補助手段を備え、
前記小文字入力補助手段は、前記入力文字候補が、捨て仮名のある仮名文字である場合にのみ、前記小文字への変換を実行すること、
を特徴とする情報処理装置。 - 文字ボタンの押下回数により、入力文字候補が選択され、その後、所定の音声入力が行われた場合に、前記文字ボタンの押下によって選択された入力文字候補に、濁音符、半濁音符、長音符、反覆音符のいずれか一つの補助符号を付加する符号入力補助手段を備え、
前記入力文字候補が、前記濁音符、半濁音符、長音符、反覆音符を付加できる仮名文字である場合に、前記補助符号の付加を実行すること、
を特徴とする情報処理装置。 - 文字ボタンの押下回数により、入力文字候補が選択され、その後、入力された音声を認識し、該音声認識結果と前記文字ボタンの押下によって選択された入力文字候補との組み合わせに従って、
(A)前記文字ボタンの押下によって選択された入力文字候補を小文字に変換、
(B)前記文字ボタンの押下によって選択された入力文字候補に濁点を付し濁音に変換、
(C)前記文字ボタンの押下によって選択された入力文字候補に半濁点を付し半濁音に変換、
(D)前記文字ボタンの押下によって選択された入力文字候補に長音を付加、
のいずれか少なくとも1つを実行すること、を特徴とする情報処理装置。 - 文字ボタンの押下により入力文字候補を表示させる文字入力手段を備えた情報処理装置に実行させる文字入力プログラムであって、
前記文字ボタンの押下回数により、入力文字候補が選択され、その後、所定の音声入力が行われ、かつ、前記文字ボタンの押下によって選択された入力文字候補が、捨て仮名のある仮名文字である場合にのみ、前記文字ボタンの押下によって選択された入力文字候補を同文字の小文字に変換することを特徴とする文字入力プログラム。 - 文字ボタンの押下により入力文字候補を表示させる文字入力手段を備えた情報処理装置に実行させる文字入力プログラムであって、
前記文字ボタンの押下回数により、入力文字候補が選択され、その後、所定の音声入力が行われ、かつ、前記文字ボタンの押下によって選択された入力文字候補が、濁音符、半濁音符、長音符、反覆音符を付加できる仮名文字である場合に、前記文字ボタンの押下によって選択された入力文字候補に、前記濁音符、半濁音符、長音符、反覆音符のいずれか一つの補助符号を付加することを特徴とする文字入力プログラム。 - 文字ボタンの押下により入力文字候補を表示させる文字入力手段を備えた情報処理装置に実行させる文字入力プログラムであって、
前記文字ボタンの押下回数により、入力文字候補が選択され、その後、入力された音声を認識する処理と、
前記音声認識結果と前記文字ボタンの押下によって選択された入力文字候補との組み合わせに従って、
(A)前記文字ボタンの押下によって選択された入力文字候補を小文字に変換、
(B)前記文字ボタンの押下によって選択された入力文字候補に濁点を付し濁音に変換、
(C)前記文字ボタンの押下によって選択された入力文字候補に半濁点を付し半濁音に変換、
(D)前記文字ボタンの押下によって選択された入力文字候補に長音を付加、
のいずれか少なくとも1つの処理を実行すること、を特徴とする文字入力プログラム。
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