JP5458220B2 - 立体視用ポインタ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、表示面上に表示された立体映像上のオブジェクトを3次元的に指し示すための立体視用のポインタ装置に関する。
視差を有する左目用画像(以下、適宜「L画像」という)と右目用画像(以下、適宜「R画像」という)からなる立体映像(3D映像)は、一般に、2台のカメラを横に並べて、あるいは2つの光学系を有する1台のカメラを用いて、撮影される。
上記のような方法により撮影された立体映像は、3Dテレビ等の立体表示装置に表示することにより視認可能となる。立体表示方式として、フレームシーケンシャル方式が広く利用される。フレームシーケンシャル方式では、一つの画面上に、L画像とR画像が時間的に交互に表示される。
立体表示装置により3D映像が表示されているときに、3D映像中の特定部分を指し示すため、例えばレーザ光を出力するポインタ装置を利用することが考えられる。3D映像において、的確にポインティングを行うためには、ポインタ装置も3D映像に対応する必要がある。3D映像に対応するポインタ装置(以下、「立体視用ポインタ装置」という)として例えば特許文献1に記載のものがある。
特許文献1に記載の立体視用ポインタ装置は、右目用レーザユニットと、左目用レーザユニットと、右目用レーザユニット及び左目用レーザユニットからそれぞれ出力されるレーザ光を、立体表示装置でのL画像及びR画像の表示に同期して、透過及び遮断を行うシャッターユニットとを備える。
特開2005−275346公報
前記特許文献1の立体視用ポインタ装置では、右目用レーザユニット及び左目用レーザユニットからそれぞれ出力されるレーザ光の透過及び遮断を行うシャッターユニットが必要であり、そのため、立体視用ポインタ装置の構造が複雑になるという問題がある。
本発明は、フレームシーケンシャル方式で表示された立体映像に用いる立体視用ポインタ装置であって構造が簡単な立体視用ポインタ装置を提供することを課題とする。
本発明の第1の態様の立体視用ポインタ装置は、光を照射する第1および第2光源と、立体視用の映像を表示装置にフレームシーケンシャル方式で表示させる際のタイミングを示す信号を受信する受信部と、受信した信号に基づいて、第1および前記第2光源を、光線を交互に照射するように駆動させる駆動制御部と、を備える。
本発明の第2の態様の立体視用ポインタ装置は、光線を照射する少なくとも1つ以上の光源から構成される第1光源群と、第2光源群と、立体視用の映像を表示装置にフレームシーケンシャル方式で表示させる際のタイミングを示す信号を受信する受信部と、受信した信号に基づいて、第1光源群および第2光源群を、光線を交互に照射するように駆動させる駆動制御部と、を備える。
本発明では、表示装置のフレームシーケンシャル方式のタイミングに基づいて第1および第2光源(群)を、光線を交互に照射するように駆動させる。つまり、第1および第2光源(群)から交互に光線が照射される。これにより、ポインタ装置から表示装置の表示面に照射された光線により形成されるポインタ(光スポット等の像)の3D視聴を可能とするとともに、レーザ光の透過及び遮断を行うシャッターユニットが不要となる。したがって、立体視用ポインタ装置の構造を簡単なものとすることができる。
実施形態1における立体視用ポインタ装置を含む立体映像システムの構成図 実施形態1における立体視用ポインタ装置の機構を説明するための図 実施形態2における立体視用ポインタ装置の機構を説明するための図 実施形態2における立体視用ポインタ装置の要部を示す図 実施形態3における立体視用ポインタ装置の機構を説明するための図 実施形態4における立体視用ポインタ装置の機構を説明するための図 実施形態4における立体視用ポインタ装置の要部の断面図 実施形態5における立体視用ポインタ装置の機構を説明するための図 実施形態6における立体視用ポインタ装置の機構を説明するための図 他の実施形態における立体視用ポインタ装置の機構を説明するための図 他の実施形態における立体視用ポインタ装置の機構を説明するための図
(実施形態1)
1.構成
図1は、本発明にかかる立体視用ポインタ装置を含む立体映像システムの構成図である。立体映像システムは、立体映像を表示する表示装置100と、表示装置100の表示面に表示された立体映像上のオブジェクトを3次元的に指し示すための立体視用ポインタ装置10を有する。
表示装置100は、表示部101と、送信部102を有する。
表示装置100は、左目用画像(L画像)と右目用画像(R画像)を時間的に交互に表示するフレームシーケンシャル方式で立体画像の表示を行う。すなわち、表示部101は、L画像とR画像を時間的に交互に表示する。
送信部102は、表示部101がL画像を表示しているのかR画像を表示しているのかを示す信号を出力する。この信号は、例えば赤外線による信号である。
立体視用ポインタ装置10は、フレームシーケンシャル方式の表示装置100に対応したものであり、表示装置100でのL画像及びR画像の交互表示に同期して、表示装置100の表示部101の表示面(以下、適宜「表示装置100の表示面」という)上に、左目用ポインタを表示させるためのレーザ光と右目用ポインタを表示させるためのレーザ光とを交互に照射する。本実施形態の立体視用ポインタ装置10は、左目用ポインタと右目用ポインタの間に視差を付与することができるとともに、視差を変更することができる。以下、このような立体視用ポインタ装置10の詳細について説明する。
立体視用ポインタ装置10は、受信部16、駆動制御部17、第1レーザユニット12、及び第2レーザユニット13を有する。
受信部16は、表示装置100の送信部102から送信された信号を受信する。
駆動制御部17は、第1レーザユニット12及び第2レーザユニット13の発光を制御する。具体的には、駆動制御部17は、表示装置100から受信した信号が、L画像を表示していることを示す信号であるときは、第1レーザユニット12に発光信号を出力し、表示装置100から受信した信号が、R画像を表示していることを示す信号であるときは、第2レーザユニット13に発光信号を出力する。
第1レーザユニット12及び第2レーザユニット13は、駆動制御部17からの発光信号に応じてレーザ光を出力する(発光する)。具体的には、駆動制御部17が第1レーザユニット12に発光信号を出力しているときは、第1レーザユニット12がレーザ光を出力し、駆動制御部17が第2レーザユニット13に発光信号を出力しているときは、第2レーザユニット13がレーザ光を出力する。つまり、第1レーザユニット12は、立体表示装置100がL画像を表示している間、レーザ光を出力し、第2レーザユニット12は、立体表示装置がR画像を表示している間、レーザ光を出力する。
本実施形態の立体視用ポインタ装置1は、第1レーザユニット12から出力されるレーザ光の光軸と第2レーザユニット13から出力されるレーザ光の光軸とがなす角度、つまり光軸同士の交差角が変更可能に構成されている。以下、そのための構成について説明する。
図2は、実施形態1の立体視用ポインタ装置10において、第1レーザユニット12によるポインタと第2レーザユニット13によるポインタとの視差を変更するための機構を説明するための図である。具体的には、図2(a)は立体視用ポインタ装置10の外観図、図2(b)は立体視用ポインタ装置10の内部構造を示す断面図である。
立体視用ポインタ装置10は、前述の受信部16、駆動制御部17、第1レーザユニット12及び第2レーザユニット13に加え、操作ダイヤル15と、これらを収容するハウジング11を有する。
第1レーザユニット12と第2レーザユニット13は、それぞれ、端部に、レーザ光を射出するレーザ光射出口12a、13aを備える。第1レーザユニット12と第2レーザユニット13は、それぞれの光軸が同一平面上に位置するように配置されている(以下、この平面を適宜「レーザ光配置面」という)。ここで、第1〜第4実施形態において、第1レーザユニット12のレーザ光射出口12aと第2レーザユニット13のレーザ光射出口13aとを結ぶ線が延びる方向を、立体視用ポインタ装置10の「左右方向」という。また、第1レーザユニット12の光軸方向と平行な方向を立体視用ポインタ装置10の「前後方向」という。
第1レーザユニット12は、ハウジング11に固定されている。
第2レーザユニット13は、ハウジング11に固定された支軸14を中心として回動可能に支持されている。支軸14は、レーザ光配置面に対して垂直となるように配置されている。これにより、第2レーザユニット13の光軸は、第2レーザユニット13を支軸14を中心として回動させた場合でも、レーザ光配置面に位置することとなる。換言すれば、第1レーザユニット12および第2レーザユニット13の光軸は、光軸の方向を変更した場合でも、同一平面上に位置することとなる。
ハウジング11には、第1レーザユニット12及び第2レーザユニット13から出力されたレーザ光をハウジング11の外部に通過させる開口部11aが形成されている。
操作ダイヤル15は、第2レーザユニット13に固定されており、回転させることにより第2レーザユニット13を支軸14を中心として回動させることができる。回転させることにより、第1レーザユニット12から出力されるレーザ光の光軸L1と第2レーザユニット13から出力されるレーザ光の光軸L2とが為す角度(交差角)を調整することができる。つまり、表示装置100の表示部101の表示面に第1レーザユニット12のレーザ光により生成されるポインタ(マーカ)と、第2レーザユニット13のレーザ光により生成されるポインタ(マーカ)との離間距離(視差)を調節することができる。なお、ハウジング11には、操作ダイヤル15をハウジング11の外部から操作可能とするための開口部11bが形成されている。
操作ダイヤル15を操作して第2レーザユニット13を一点鎖線または二点鎖線で示す状態まで回転させると、第2レーザユニット13の一端部がハウジング11の内面に当接する。したがって、第2レーザユニット13が所定量以上回転するのが制限される。つまり、交差角が所定値以上に大きくなるのが制限される。これにより、第2レーザユニット13の回転操作を誤った場合でも、過度な視差が発生するのが防止されるとともに、過度な視差によりユーザが眼精疲労をおこすのを防ぐことができる。
表示装置100の表示面上における左右のポインタの離間距離(視差)は、立体視用ポインタ装置10から、レーザ光が照射される表示装置100の表示面までの距離(照射距離)に応じて変化する。したがって、照射距離に応じて、操作ダイヤル15の回転角度を制限するストッパを設けてもよい。これにより、立体視用ポインタ装置10を安全に利用できる。なお、表示面上で許容される離間距離(視差)は、一般的な利用条件の場合、眼間距離の平均値である6.5cmである。
2.まとめ
本実施形態の立体視用ポインタ装置10は、光を照射する第1レーザユニット12(第1光源)および第2レーザユニット13(第2光源)と、立体視用の映像を表示装置100にフレームシーケンシャル方式で表示させる際のタイミングを示す信号を受信する受信部101と、受信した信号に基づいて、第1レーザユニット12および第2レーザユニット13を、レーザ光を交互に照射するように駆動させる駆動制御部17と、を備える。
この構成によれば、第1レーザユニット12および第2レーザユニット13がレーザ光を交互に照射するように駆動され、第1レーザユニット12および第2レーザユニット13から交互にレーザ光が照射される。そのため、レーザ光の透過及び遮断を行うシャッターユニットが不要となる。したがって、立体視用ポインタ装置10の構造を簡単なものとすることができる。
ところで、基準位置(画像における被写体の視差がゼロとなる位置)に存在する被写体をポインティングする場合、立体視用ポインタ装置から出力される左目用及び右目用のポインタについても基準位置において視差をゼロとする必要がある。一方、基準位置よりも奥に(基準位置を挟んでユーザとは反対側に)存在する被写体をポインティングするためには、右目用ポインタが左目用ポインタに対して右側に存在する必要がある。特に、無限遠に存在する被写体(最も奥に引っ込んで見える被写体)をポインティングするためには、右目用ポインタを左目用ポインタの右側に6.5cm程度移動させる必要がある。特許文献1のように左右のレーザユニットを平行移動させる方式では、立体視用ポインタ装置の左右のレーザユニットの光軸間距離を、前述の6.5cm程度に設定する必要がある。
他方、基準位置よりも近くに存在する被写体(ユーザ側に飛び出して見える被写体)をポインティングするためには、表示装置の表示面において左目用のポインタが右目用のポインタの右側に(右目用のポインタが左目用のポインタの左側に)存在する必要がある。つまり、右目用ポインタを、基準位置よりも奥に存在する被写体をポインティングする場合とは反対方向に移動させる必要がある。したがって、基準位置に対して奥の位置から手前の位置まで対応可能とするためには、特許文献1のように左右のレーザユニットを平行移動させる方式では、右目用のポインタを左右に例えば10cm程度移動させる必要がある。以上の点から、特許文献1では、立体視用ポインタ装置が大型化するという問題がある。
また、レーザユニット自体が一定の大きさを有しているため、特許文献1のものでは、左右のレーザユニットの光軸の最小間隔に制約が生じ、例えば10mm程度の視差までしかつくれない。したがって、視差がゼロを実現するためには、つまり光軸の間隔をゼロとするためには、特殊な機構が必要になる。
これらの問題に対処するため、本実施形態の立体視用ポインタ装置10は、第1レーザユニット12および第2レーザユニット13のうち少なくとも一方のレーザユニットから出力されるレーザ光の光軸の方向を変更するための支軸14及び操作ダイヤル15(光軸方向変更部)を備える。
本実施形態の立体視用ポインタ装置10では、表示装置100の表示面上における視差を調整する際、左右のレーザユニット12、13の光軸間の距離ではなく光軸の交差角を変更する。交差角を変更する構成によれば、表示装置100の表示面上で同じ視差を実現する場合に、光軸間距離を変更する構成よりも、レーザユニットの物理的な移動量を少なくできる。したがって、立体視用ポインタ装置10を従来よりも小型化できる。また、ユーザの操作量を小さくでき、操作性が向上する。さらに、交差角を調整する方式であるので、視差調整範囲を容易に大きくすることができる。また、視差0を容易に実現することができる。
以上説明したように、本実施形態の立体視用ポインタ装置10によれば、小型で操作性の高い立体視用ポインタ装置10が実現される。
また、本実施形態の立体視用ポインタ装置10は、第1レーザユニット12および第2レーザユニット13から出力されるレーザ光の光軸が同一平面上に位置する状態で、光軸の方向を変更する。
これにより、視差が小さいとき、特に視差がゼロのときに、第1レーザユニット12および第2レーザユニット13から出力されるレーザ光が確実に一点に収束することとなる。
また、本実施形態において、光軸方向変更部は、
第2レーザユニット13を前記同一平面内で回動可能に支持する支軸14と、
支軸14で支持される第2レーザユニット13に取り付けられた操作ダイヤル15と、
を含む。
これにより、第2レーザユニット13の光軸の方向を簡単な構成で可変とすることができる。
なお、本実施形態では、第2レーザユニット13を支軸14を中心として回動させるように構成したが、これに限られない。例えば、ハウジングの底面部の内面に円形のガイド溝を設けるとともに、第2レーザユニットの外面にこれに嵌合可能な凸部を設け、第2レーザユニットをハウジングに対して回動可能としてもよい。この場合でも、上述の例と同様の効果が得られる。
(実施形態2)
1.構成
図3は、実施形態2の立体視用ポインタ装置20の機構を説明するための図である。具体的には、図3(a)は立体視用ポインタ装置20の外観図、図3(b)は立体視用ポインタ装置20の内部構造を示す断面図、図3(c)は光軸変更部の模式図である。
実施形態1では、光軸変更部を操作ダイヤル15及び支軸14により構成したが、実施形態2では、光軸変更部を操作レバー25とリンク部材26により構成している。以下、具体的に説明する。なお、実施形態1と同様のものについては説明を省略する。
具体的には、ハウジング21における開口部21aが設けられた端部と反対側の端部近傍の上面部21bには、溝21cが形成され、この溝21cには、移動可能なように操作レバー25が取り付けられている。操作レバー25と、第2レーザユニット23は、リンク部材26を介して連結されている。このような構成によれば、操作レバー25を溝21cに沿って移動させると、リンク部材26を介して第2レーザユニット23が支軸24を中心として回動することとなる。これにより、第1レーザユニット22と第2レーザユニット23の交差角が変化し、実施形態1と同様の効果が得られる。
なお、第2レーザユニット23の回動時の交差角の制限は、実施形態1と同様に、第2レーザユニット23の一端部がハウジング21の内面に当接することによりなされるが、これに限られない。例えば、図4に示すように、溝21cにストッパ28を取り付けてもよい。この場合において、ストッパ28を、溝21c内で移動可能とするとともに溝21c内の任意の位置で固定可能とすることにより、交差角の制限値を可変とすることができる。このように構成することにより、立体視用ポインタ装置20の使用位置から表示装置100の表示部101の表示面までの距離(照射距離)に応じて、適切な視差を付与することができる。さらに、ハウジング21の表面における溝21cの近傍に目盛27を設けてもよい。目盛27には、例えば照射距離を表示する。ユーザは目盛27を参照してストッパ28を移動させることにより、最適な視差の設定を容易に行うことができる。
2.まとめ
本実施形態において、光軸方向変更部は、
第2レーザユニット23を前記同一平面内で回動可能に支持する支軸24と、
当該ポインタ装置20のハウジング21に移動可能に支持された操作レバー25と、
操作レバー25と支軸24とを連結するリンク部材26と、
を含む。
これにより、第2レーザユニット23の光軸の方向を簡単な構成で可変とすることができる。
(実施形態3)
実施形態1、2のような立体視用ポインタ装置を利用中、ユーザによる立体視用ポインタ装置の持ち方の変化等により当該立体視用ポインタ装置の姿勢が変化すると(例えば、立体視用ポインタ装置が自装置の左右方向において傾くと)、第1レーザユニットのレーザ光射出口と第2レーザユニットのレーザ光射出口とを結ぶ直線が水平でなくなる。換言すれば第1レーザユニットのレーザ光射出口の鉛直方向の位置と第2レーザユニットのレーザ光射出口の鉛直方向の位置とが同一の位置でなくなる。したがって、表示装置100の表示面上に照射される第1レーザユニットのレーザ光により形成されるポインタの鉛直方向の位置と第2レーザユニットのレーザ光により形成されるポインタの鉛直方向の位置とが一致しなくなる。その結果、映像を視聴している者においては、上記2つのポインタが重ならなくなり、立体的に認識できなくなる。また、ポインタがどこを指し示しているのかわかりにくくなる。さらに、ポインタが○形状以外の形状である場合、ポインタが水平方向に対して傾いて視認されることとなる。実施形態3では、これらの問題を解決するため、ユーザによる立体視用ポインタ装置の持ち方の変化により立体視用ポインタ装置の姿勢に変化が生じても、第1レーザユニットのレーザ光射出口と前記第2レーザユニットのレーザ光射出口とを結ぶ直線が水平となるように、換言すれば、第1レーザユニットのレーザ光射出口の鉛直方向の位置と第2レーザユニットのレーザ光射出口の鉛直方向の位置とが同一の位置となるように保持可能な機構を有する。以下、図5を参照して詳しく説明する。
1.構成
図5は、実施形態3の立体視用ポインタ装置30の機構を説明するための図である。具体的には、図5(a)は立体視用ポインタ装置30の外観図、図5(b)は立体視用ポインタ装置30の内部構造を示す断面図である。
実施形態3の立体視用ポインタ装置30においては、第1レーザユニット32及び第2レーザユニット33は、連結部材37及び支軸36を介してハウジング31に支持されている。
具体的には、支軸36は、ハウジング31の前壁31c及び後壁31d間に前後方向に延びるように設けられている。連結部材37は、支軸36を中心として回動可能に支持されている。
第1レーザユニット32は、出力するレーザ光が支軸36と平行となるように連結部材37に固定されている。これに対し、第2レーザユニット32は、連結部材37に支軸34を介して回動可能に支持されている。
連結部材37には、上下一対の腕部37a、37bが設けられている。腕部37a、37b間には、支軸36に直交するように支軸34が設けられている。第2レーザユニット33は、上記腕部37a、37bに支軸34を介して該支軸34を中心として回動可能に支持されている。支軸34は、前述したレーザ光配置面に対して垂直となるように配置されている。これにより、第2レーザユニット33の光軸は、当該第2レーザユニット33を支軸34を中心として回動させた場合でも、レーザ光配置面に位置することとなる。
操作ダイヤル35は、第2レーザユニット33に固定されており、回転させることにより第2レーザユニット33を支軸34を中心として回動させることができる。これにより、第1レーザユニット32から出力されるレーザ光の光軸L1と第2レーザユニット33から出力されるレーザ光の光軸L2とが為す角度(交差角)を調整することができる。
また、支軸34は、図5(b)に示すように、第1レーザユニット32及び第2レーザユニット33よりも上方に設けられている。これにより、支軸34に支持されている連結部材37、第1レーザユニット32、及び第2レーザユニット33等の重心は、支軸34の下方に位置している。
上記のような構成によれば、立体視用ポインタ装置30の姿勢が変化した場合でも、第1レーザユニット32及び第2レーザユニット33は、支軸36を中心として回動(揺動)し、第1レーザユニット32側の重量と第2レーザユニット33側の重量とのバランスがとれる位置で安定することとなる。
ここで、本実施形態では、支軸36により支持されている部分のうち、支軸36よりも第1レーザユニット32側の部分の重量と、支軸36よりも第2レーザユニット33側の部分の重量とが、使用時において第1レーザユニット32のレーザ光射出口32aの鉛直方向の位置と第2レーザユニット33のレーザ光射出口33aの鉛直方向の位置とが同一の位置となるように、設定されている。これにより、立体視用ポインタ装置30の姿勢が変化した場合でも、第1レーザユニット32及び第2レーザユニット33は、第1レーザユニット32のレーザ光射出口32aの鉛直方向の位置と第2レーザユニット33のレーザ光射出口33aの鉛直方向の位置とが同一となる位置で保持される。したがって、ユーザが立体視用ポインタ装置30を利用中に、立体視用ポインタ装置30の姿勢が変化した場合でも、表示装置100の表示面上における左右のポインタの鉛直方向の位置が同一となる。したがって、ユーザが映像を視聴中に、第1レーザユニット32によるポインタと第2レーザユニット33によるポインタとが重ならなくなって立体的に認識できなくなったり、ポインタがどこを指し示しているのかわからなくなったりすることを回避できる。また、映像としてポインタが水平方向に対して傾くのが防止される。
なお、本実施形態では、前述のように第1レーザユニット32のレーザ光射出口32aの鉛直方向の位置と第2レーザユニット33のレーザ光射出口33aの鉛直方向の位置とが同一となるように保持する機構を支軸36を用いて構成したが、これに限られない。例えば、実施形態1や2の立体視用ポインタ装置のハウジングを、中心線が第1レーザユニットの光軸と同じ方向に延びる円筒状に形成するとともに、このハウジングを中空円筒等に周方向に回転可能に収容する。そして、ユーザが立体視用ポインタ装置を利用中に立体視用ポインタ装置の姿勢が変化した場合(例えば左右方向において傾いた場合)、第1レーザユニット及び第2レーザユニットの重量により第1レーザユニット及び第2レーザユニットがハウジングとともに、中空円筒の内部でその周方向に回転するように構成する。これにより、前述した立体視用ポインタ装置と同様の効果が得られる。
2.まとめ
本実施形態の立体視用ポインタ装置30は、自装置30の姿勢にかかわらず第1レーザユニット32のレーザ光射出口32aの鉛直方向の位置と第2レーザユニット33のレーザ光射出口33aの鉛直方向の位置とが同一の位置となるように、第1レーザユニット32及び第2レーザユニット33を保持するように構成されている。
これによれば、ユーザによる立体視用ポインタ装置30の持ち方が変化して立体視用ポインタ装置30の姿勢が変化した場合でも、第1レーザユニット32及び第2レーザユニット33は、第1レーザユニット32の光軸の鉛直方向の位置と第2レーザユニット33の光軸の鉛直方向の位置とが同一の位置で保持される。つまり、表示装置100の表示面上において、第1レーザユニット32から照射されたレーザ光により形成されるポインタと第2レーザユニット33から照射されたレーザ光により形成されるポインタが鉛直方向において同一の位置に存在することとなる。したがって、ユーザは、ポインタを立体的に認識することができるとともに、ポインタがどこを指し示しているのかを良好に認識することができる。
具体的には、立体視用ポインタ装置30は、第1レーザユニット32及び第2レーザユニット33を連結する連結部材37(連結部)と、第1レーザユニット32及び第2レーザユニット33及び連結部材37を、揺動可能に支持する支軸36及びハウジング31(支持部)とを備え、第1レーザユニット32のレーザ光射出口32aの鉛直方向の位置と第2レーザユニット33のレーザ光射出口33aの鉛直方向の位置とが同一の位置となるように、第1レーザユニット32、第2レーザユニット33、及び連結部材37の重量バランスが設定されている。
このような構成によれば、簡単な構成で、第1レーザユニット32と第2レーザユニット33を、第1レーザユニット32のレーザ光射出口32aの鉛直方向の位置と第2レーザユニット33のレーザ光射出口33aの鉛直方向の位置とが同一の位置となるように保持することができる。
(実施形態4)
立体視用ポインタ装置を利用中、表示装置100の表示面上におけるポインタの大きさ(面積)を拡大あるいは縮小したい場合がある。実施形態4は、交差角を変更可能としつつ、ポインタの大きさ(面積)を拡大あるいは縮小可能な立体視用ポインタ装置を提供することを課題とする。
1.構成
図6は、実施形態4の立体視用ポインタ装置40の機構を説明するための図である。具体的には、図6(a)は立体視用ポインタ装置40の外観図、図6(b)は立体視用ポインタ装置40の内部構造を示す断面図である。図7は、立体視用ポインタ装置40のハウジング内の構造を示す断面図である。
実施形態4の立体視用ポインタ装置40は、実施形態2の立体視用ポインタ装置20とほぼ同様の構成を有する立体視用ポインタユニット40Bと、立体視用ポインタユニット40Bを収容するケース40Aと、ビームウエスト変更用光学系60を有している。立体視用ポインタユニット40Bは、実施形態2の立体視用ポインタ装置20とほぼ同様の構成であるため、相違点を除き説明を省略する。
ケース40Aの内部には左右一対のレール51が設けられており、立体視用ポインタユニット40Bはこのレール51に沿って移動可能である。
立体視用ポインタユニット40Bの上面部40Baには、立体視用ポインタユニット40Bをレール51に沿って移動させるための操作部材41bが取り付けられている。ケース40Aの上面部40Aaには、上記操作部材41bをケース40Aの外部に突出させて操作可能とするための溝40Abが形成されている。
また、ケース40Aの上面部40Aaには、レーザ光の交差角を調整するための操作部材45をケース40Aの外部に突出させて操作可能とするための溝40Acが形成されている。
ビームウエスト変更用光学系60は、左用レンズ61A、61Bと右用レンズ62A、62Bとを備える。このような光学系は、一般にビームエキスパンダーと呼ばれる。ビームウエスト変更用光学系60の左用レンズ61B及び右用レンズ62Bは、立体視用ポインタユニット40B内に収容され、第1レーザユニット42及び第2レーザユニット43の前部に取り付けられている。左用レンズ61Aはケース40Aの前壁に取り付けられている。これに対し、右用レンズ62Aは、筒状部材63の先端部に取り付けられている。筒状部材63は、その後部において第2レーザユニット43に該ユニット3に対して光軸方向に摺動可能に嵌められている。また、ケース40Aの底面部40Adの前部の内面には、光軸方向に対してほぼ垂直に延びる溝40Aeが形成されている。さらに、筒状部材63の先端部の下面には、溝40Aeに嵌る凸部(図示せず)が形成されている。凸部は、溝40Aeに対して摺動可能に形成されている。
このような構成によれば、操作部材45を溝40Acに沿って左右方向に移動させることにより、第2レーザユニット43を支軸44を中心として回転させて、レーザ光の交差角を変更することができる。なお、第2レーザユニット43の支軸44を中心とする回転に伴い、筒状部材63は第2レーザユニット43に対して光軸方向に移動しながら、支軸44を中心として回転する。これに伴い、ビームウエスト変更用光学系60を構成する右用レンズ62Aも追随して移動する。
また、この状態において、操作部材41bを溝40Abに沿って前後方向(光軸方向)に移動させることにより、立体視用ポインタユニット40Bを前後方向に移動させることができる。なお、筒状部材63は、先端部の下面の凸部がケース40Aの溝40Acに嵌っているので、操作部材41bを溝40Abに沿って移動させたとしても、前後方向に移動しない。そのため、第2レーザユニット43のみが筒状部材63に対して前後方向に移動することとなる。これにより、ビームウエスト変更用光学系60を構成する左用レンズ61Aと61Bとの間隔が、また右用レンズ62Aと62Bとの間隔が同時に変化し、レーザ光のビームウエスト(レーザ光の断面積)が変化することとなる。つまり、表示面上におけるポインタの大きさ(面積)が変化することとなる。なお、上記構成では、操作部材41bを溝40Abに沿って前後方向(光軸方向)に移動させたときに、左用レンズ61A、61B間の距離と右用レンズ62A、62B間の距離とに若干差が生じる。つまり、表示装置100の表示面上におけるポインタの拡大率に若干の差が生じる。ポインタの形状が複雑なものであるときには、例えば、溝40Aeを第2レーザユニットの回動軸を中心とする円弧状に形成すればよい。これにより、上記差を極力少なくすることができる。
以上説明したように、本実施形態の立体視用ポインタ装置40によれば、交差角を変更しつつ、表示装置100の表示面上におけるポインタの大きさ(面積)を変化させることができる。
2.まとめ
本実施形態の立体視用ポインタ装置40は、第1レーザユニット42及び第2レーザユニット43から出力されるレーザ光の断面積を可変とするビームウエスト変更用光学系60を備える。
これにより、表示装置100の表示面上におけるポインタの大きさを調整できる。例えば被写体の大きさに応じて調整することも可能となる。
なお、操作レバー45とビームウエスト変更用の操作部材41bの一方を操作したときに他方の部材が連動して動くようにしてもよい。例えば、操作レバー45を視差が大きくなる方向に操作したしたときに、操作部材41bが、ポインタの大きさが小さくなる方向に連動して動くように構成してもよい。この場合、ポインタが奥行き方向に移動するにつれて、ポインタの大きさが小さくなる。つまり、表示されたポインタに、その大きさによる遠近感をも付与することができる。なお、連動動作は、アクチュエータ等を用いて電気的に行ってもよいし、リンク機構等を用いて機械的に行ってもよい。
また、本実施形態では、ビームウエスト変更用光学系60を構成する右用レンズ及び左用レンズは、それぞれ2枚のレンズにより構成されているが、3枚や4枚等他の枚数により構成してもよい。
なお、レーザ光はビーム状でほとんど拡散しない。そのため、レーザユニットには、一般に、レーザ光の断面積が所定の断面積となるようにレーザ光を拡散させるためのレンズが装着されている。このような構成の場合、拡散されたレーザ光を更に拡散させるための凸レンズを設けてもよい。
(実施形態5)
本実施形態では、光軸の方向を変更する光軸変更部を、実施形態1〜4とは異なる態様で構成している。以下、くわしく説明する。
1.構成
図8は、実施形態5における立体視用ポインタ装置の機構を説明するための図である。具体的には、図8(a)、図8(b)は立体視用ポインタ装置90の内部構造を示す断面図である。より具体的には、図8(a)は、第1レーザユニット92及び第2レーザユニット93が初期位置にあるときを示す。図8(b)は、第1レーザユニット92及び第2レーザユニット93が操作レバー98により回動させられたときの一例を示す。
立体視用ポインタ装置90は、実施形態1〜4同様の受信部16及び駆動制御部17を有する(図1と同じ構成。図8には図示せず)。また、立体視用ポインタ装置90は、第1レーザユニット92、第2レーザユニット93、操作レバー98、及びハウジング91を有する。
第1レーザユニット92及び第2レーザユニット93は、実施形態1〜4の第1レーザユニット及び第2レーザユニットと外観形状が異なるが、第1レーザユニット92と第2レーザユニット93の内部構成は、実施形態1〜4の第1レーザユニット及び第2レーザユニットと同一である。第1レーザユニット92と第2レーザユニット93は、それぞれ、端部に、レーザ光を射出するレーザ光射出口92a、93aを備える。第1レーザユニット92と第2レーザユニット93は、それぞれの光軸L1、L2が同一平面上に位置するように配置されている(以下、この平面を適宜「レーザ光配置面」という)。ここで、第1レーザユニット92のレーザ光射出口92aと第2レーザユニット93のレーザ光射出口93aとを結ぶ線が延びる方向を、立体視用ポインタ装置90の「左右方向」という。また、第1レーザユニット92の光軸方向と平行な方向を立体視用ポインタ装置90の「前後方向」という。
第1レーザユニット92は、ハウジング91に固定された支軸94を中心として回動可能に支持されている。支軸94は第1レーザユニット92の一端側に配置されている。支軸94は、レーザ光配置面に対して垂直となるように配置されている。これにより、第2レーザユニット93の光軸は、第2レーザユニット93を支軸95を中心として回動させた場合でも、レーザ光配置面に位置することとなる。
第2レーザユニット93は、ハウジング91に固定された支軸95を中心として回動可能に支持されている。支軸95は第2レーザユニット93の一端側に配置されている。支軸94は、レーザ光配置面に対して垂直となるように配置されている。これにより、第2レーザユニット93の光軸は、第2レーザユニット93を支軸95を中心として回動させた場合でも、レーザ光配置面に位置することとなる。このように、第1レーザユニット92および第2レーザユニット93の光軸は、光軸の方向を変更した場合でも、同一平面上に位置することとなる。
第1レーザユニット92及び第2レーザユニット93は、支軸94、95側よりもレーザ光射出口92a、93a側の方の幅が小さく形成されている。
ハウジング91には、第1レーザユニット92及び第2レーザユニット93から出力されたレーザ光をハウジング91の外部に通過させる開口部91aが形成されている。
操作レバー98は、ハウジング91の上面部(図示せず)により、第1レーザユニット92及び第2レーザユニット93の光軸とほぼ同方向に移動可能に支持されている。操作レバー98は、一端部が徐々に細くなる楔状の楔部98aを有している。
第1レーザユニット92における支軸94が配置された側とは反対側の端部と、ハウジング91との間には、バネ96が設けられている。バネ96は、第1レーザユニット92を第2レーザユニット93側に付勢している。第2レーザユニット93における支軸95が配置された側とは反対側の端部と、ハウジング91との間には、バネ97が設けられている。バネ97は、第2レーザユニット93を第1レーザユニット92側に付勢している。そのため、操作レバー98が図8に示す初期位置に存在する状態では、第1レーザユニット92の一側面と第2レーザユニット93の一側面とが当接した状態となる。
操作レバー98は、第1レーザユニット92の一側面と第2レーザユニット93の一側面との当接部分(以下、適宜「当接線」という)上に配置されている。
操作レバー98を当接線方向に沿って移動させることにより、楔部98aにより第1レーザユニット92及び第2レーザユニット93を押し開き、第1レーザユニット92及び第2レーザユニット93を支軸94及び支軸95を中心として回動させることができる。回動させることにより、第1レーザユニット92から出力されるレーザ光の光軸L1と第2レーザユニット93から出力されるレーザ光の光軸L2とが為す角度(交差角)を調整することができる。つまり、表示装置100の表示部101の表示面に第1レーザユニット12のレーザ光により生成されるポインタ(マーカ)と、第2レーザユニット13のレーザ光により生成されるポインタ(マーカ)との離間距離(視差)を調節することができる。
2.まとめ
本実施形態の立体視用ポインタ装置90において、
光軸方向変更部は、
当該ポインタ装置90のハウジング91により移動可能に支持され、移動したときに第1レーザユニット92及び第2レーザユニット93に当接して第1レーザユニット92及び第2レーザユニット93の光軸の方向を変更させる操作レバー98と、
変更された光軸の方向を保持するバネ96、97と、
を含む。
これにより、第2レーザユニット23の光軸の方向を簡単な構成で可変とすることができる。
(実施形態6)
本実施形態では、光軸の方向を変更する光軸変更部を、実施形態1〜5とは異なる態様で構成している。以下、くわしく説明する。
1.構成
図9は、実施形態6における立体視用ポインタ装置の機構を説明するための図である。具体的には、図9(a)、図9(b)は立体視用ポインタ装置200の内部構造を示す断面図である。より具体的には、図9(a)は、第1レーザユニット202及び第2レーザユニット203が初期位置にあるときを示す。図9(b)は、第1レーザユニット202及び第2レーザユニット203をユーザの指等で左右から挟んで、固定部材201の第1固定部201aと第2固定部201bがなす角度θを変更ときの一例を示す。
立体視用ポインタ装置200は、実施形態1〜5同様の受信部16及び駆動制御部17を有する(図1と同じ構成。図9には図示せず)。また、立体視用ポインタ装置200は、固定部材201、第1レーザユニット202、第2レーザユニット203を有する。
第1レーザユニット202及び第2レーザユニット203は、実施形態1〜4の第1レーザユニット202及び第2レーザユニット203と同様のものであり、説明を省略する。第1レーザユニット202と第2レーザユニット203は、それぞれの光軸L1、L2が同一平面上に位置するように配置されている。
固定部材201は、ピンセット様のV字状の形状を有している。固定部材201は、弾性材料を用いて板バネとして構成されている。固定部材201は、第1レーザユニット202が取り付けられる第1固定部201aと、第2レーザユニット203が取り付けられる第2固定部201bとを有する。
このような構成によれば、第1レーザユニット202及び第2レーザユニット203をユーザの指等で左右から挟んで、固定部材201の第1固定部201aと第2固定部201bがなす角度θを変更することにより、第1レーザユニット202から出力されるレーザ光の光軸L1と第2レーザユニット203から出力されるレーザ光の光軸L2とが為す角度(交差角)を調整することができる。つまり、表示装置200の表示部201の表示面に第1レーザユニット202のレーザ光により生成されるポインタ(マーカ)と、第2レーザユニット203のレーザ光により生成されるポインタ(マーカ)との離間距離(視差)を調節することができる。
2.まとめ
本実施形態の立体視用ポインタ装置200において、
光軸方向変更部は、
第1レーザユニット202が固定される第1固定部201aと、第2レーザユニット203が固定される第2固定部201bとを備え、第1固定部201aの一端部と第2固定部201bの一端部とがV字状に結合された固定部材201を備え、
固定部材201は、弾性材料により形成されている。
これにより、第2レーザユニット203の光軸の方向を簡単な構成で可変とすることができる。
(その他の実施形態)
実施形態1〜4の立体視用ポインタ装置では、第1レーザユニットの光軸と第2レーザユニットの光軸とが同一平面上に位置する状態で、光軸の方向を変更するように構成した。しかし、第1レーザユニットの光軸と第2レーザユニットの光軸とは、光軸の方向を変更したときに、必ずしも同一平面上に位置しなくてもよい。例えば、図10に示す立体視用ポインタ装置70では、支軸73を中心として、第1レーザユニット71と第2レーザユニット72が回転可能に構成されている。つまり、第1レーザユニット71の光軸と第2レーザユニット72の光軸とは、光軸の方向を変更したときに、同一平面上に位置しない。しかし、第1レーザユニット71のレーザ光射出口71aと第2レーザユニット72のレーザ光射出口72aとの支軸73方向における間隔が、所定値以下であるときは、人間の視覚特性を考慮すると、第1レーザユニット71のレーザ光によるポインタと第2レーザユニット72のレーザ光によるポインタとは、光軸の方向を変更したときに、ほぼ同一平面上(水平面上)で移動しているとみなすことができる。したがって、第1レーザユニットの光軸と第2レーザユニットの光軸とが完全に同一平面上にない場合でも、ユーザに違和感を与えることなく、視差がプラスの状態からマイナスの状態(撮像された被写体が、ユーザから見て基準面よりも奥にある状態から飛び出している状態)のいずれをも達成可能である。なお、レーザユニット71、72をユーザ操作により回動させるための機構(視差を調整するための機構)は、実施形態1や2と同様の機構が利用可能である。
図10のような構成を採用することにより、レーザユニットを左右方向に並べる場合よりも、立体視用ポインタ装置70の左右方向の幅を小さくすることができる。
実施形態1〜4では、2個のレーザユニットを同一平面内で(あるいはほぼ同一平面内で)回動可能に構成している。しかし、図11に示す立体視用ポインタ装置80のように、複数のレーザ素子81を格子状に並べ、いずれか2つのレーザ素子81を選択して発光させることによっても、複数種類の視差を実現することができる。立体視用ポインタ装置80の姿勢が変化した場合、所望の視差(水平方向の視差)を実現可能なレーザ素子81の組合せのうち、レーザ光射出口(図11におけるレーザ素子81と同一位置であるため符号は省略している)の鉛直方向の位置が最も近い2つのレーザ素子81を選択可能としてもよい。立体視用ポインタ装置80の姿勢の変化(例えば水平方向に対する傾き)は、ジャイロセンサ等で検知すればよい。ユーザが視差を調整するための機構としては、機械的入力手段(ダイヤル、スライドレバー等)や電子的入力手段(タッチパネル等)等、種々のものが利用可能である。ジャイロセンサによる姿勢の変化(傾き)の検知結果及びユーザにより入力された視差の調整量に基づき、所望の視差を実現可能なレーザ素子81の組合せのうち、レーザ光射出口の鉛直方向の位置が最も近い2つのレーザ素子81を選択すればよい。
図11のような構成を採用することにより、レーザユニットを機械的に回動させるための機構を不要とする。
なお、図11のように複数のレーザ素子81を格子状に並べる場合に、各レーザ素子81の光軸の方向が少しずつ異なるように配置してもよい。このように構成することにより、レーザ素子81の組合せの数と同数の視差を実現することができる。つまり、視差の微妙な調整が可能となる。また、光軸の方向の相違量を大きくすることにより、立体視用ポインタ装置80のサイズに大きな影響を与えることなく、大きな視差を容易に実現することができる。換言すれば、大きな視差を実現しようとする場合に、全ての光軸が平行な場合よりも、レーザ素子間の間隔を小さくすることができ、立体視用ポインタ装置80のサイズを小さくすることができる。
ポインタの形状は、任意の形状とすることができる。例えば、点であったり、面積を有する円形や三角形であったり、種々の形状とすることができる。面積を有するポインタである場合、表示面に平行な平面とすることにより、映像中におけるポインタを認識しやすくできる。また、ポインタの形状を変更可能なように、レーザユニットにポインタ形状変更用のアタッチメントを取り付け可能としてもよい。
本発明の具体的な構成は、前述の実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更および修正が可能である。
本発明にかかる立体視用ポインタ装置は、種々の3D映像表示形式に適用可能である。
10、20、30、40、70、80、90、200 立体視用ポインタ装置
11、21、31、41、91 ハウジング
12、22、32、42、92、202 第1レーザユニット
13、23、33、43、93、203 第2レーザユニット
14、24、34、44、73、94、95 支軸
15 操作ダイヤル
16 受信部
17 駆動制御部
25 操作レバー
26 リンク部材
35 操作ダイヤル
36 支軸
37 連結部材
40A ケース
40B 立体視用ポインタユニット
51 レール
60 ビームウエスト変更用光学系
96、97 バネ
98 操作レバー
98a 楔部
100 表示装置
201 固定部材
201a 第1固定部
201b 第2固定部

Claims (6)

  1. 光線を照射する第1および第2光源と、
    立体視用の映像を表示装置にフレームシーケンシャル方式で表示させる際のタイミングを示す信号を受信する受信部と、
    前記受信した信号に基づいて、前記第1および前記第2光源を、光線を交互に照射するように駆動させる駆動制御部と、
    前記2つの光源のうち少なくとも一方の光源から出力される光線の光軸の方向を変更する光軸方向変更部と、
    前記第1光源の光線射出口の鉛直方向の位置と前記第2光源の光線射出口の鉛直方向の位置とが、自装置の姿勢にかかわらず同一となるように前記2つの光源を保持する機構と、を備える、
    立体視用ポインタ装置。
  2. 前記光軸方向変更部は、前記2つの光源から出力される光線の光軸が同一平面上に位置する状態で、光軸の方向を変更する、
    請求項1記載の立体視用ポインタ装置。
  3. 前記2つの光源を連結する連結部と、
    前記2つの光源及び連結部を、揺動可能に支持する支持部とを備え、
    前記第1光源の光線射出口の鉛直方向の位置と前記第2光源の光線射出口の鉛直方向の位置とが、自装置の姿勢にかかわらず同一となるように、前記2つの光源及び連結部の重量バランスが設定されている、
    請求項1または請求項2に記載の立体視用ポインタ装置。
  4. 光線を照射する第1および第2光源と、
    立体視用の映像を表示装置にフレームシーケンシャル方式で表示させる際のタイミングを示す信号を受信する受信部と、
    前記受信した信号に基づいて、前記第1および前記第2光源を、光線を交互に照射するように駆動させる駆動制御部と、
    前記2つの光源のうち一方の光源から出力される光線の光軸の方向を変更する光軸方向変更部と、を備え、
    前記光軸方向変更部は、
    前記2つの光源から出力される光線の光軸が同一平面上に位置する状態で、光軸の方向を変更するものであり、
    前記一方の光源を同一平面内で回動可能に支持する支軸と、
    当該ポインタ装置のハウジングにより移動可能に支持された操作部材と、
    前記操作部材と前記一方の光源とを連結する連結部材と、
    を含む、
    立体視用ポインタ装置。
  5. 光線を照射する第1および第2光源と、
    立体視用の映像を表示装置にフレームシーケンシャル方式で表示させる際のタイミングを示す信号を受信する受信部と、
    前記受信した信号に基づいて、前記第1および前記第2光源を、光線を交互に照射するように駆動させる駆動制御部と、
    前記2つの光源のうち少なくとも一方の光源から出力される光線の光軸の方向を変更する光軸方向変更部と、を備え、
    前記光軸方向変更部は、
    前記2つの光源から出力される光線の光軸が同一平面上に位置する状態で、光軸の方向を変更するものであり、
    前記第1光源が固定される第1固定部と、前記第2光源が固定される第2固定部とを備え、前記第1固定部の一端部と前記第2固定部の一端部とがV字状に結合された固定部材を含み、
    前記固定部材は、前記第1光源及び前記第2光源を左右から挟むことにより、前記第1固定部と前記第2固定部とがなす角度を変更可能なように、弾性材料により形成されている、
    立体視用ポインタ装置。
  6. 前記光源から出力される光線の断面積を可変とする可変部をさらに備える、
    ことを特徴とする
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の立体視用ポインタ装置。
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