JP4609001B2 - ポインタ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、右眼用映像及び左眼用映像を投射するプロジェクタから投射される投射光を受けて映像をスクリーンに表示させる立体映像表示用プロジェクタシステムにて用いられるポインタ装置に関する。
従来より、映像をスクリーンに投射するプロジェクタを2台用い、これら2台のプロジェクタのそれぞれによって映像鑑賞者が右眼で観察するための右眼用映像と左眼で観察するための左眼用映像とをスクリーンに投射することにより、立体映像を視認させる立体映像表示用プロジェクタシステムが知られている。
この立体映像表示用プロジェクタシステムは、2台のプロジェクタが、それぞれ、偏光フィルタ又は液晶シャッタ等のシャッタを備えて構成される。そして、映像鑑賞者は、偏光メガネを装着することにより、2台のプロジェクタがそれぞれスクリーンに投射する右眼用映像と左眼用映像とを分離して、立体映像を鑑賞する。すなわち、映像鑑賞者は、右眼と左眼とで異なる映像を同時に視認することにより、奥行き感のある立体映像を鑑賞することができる。
なお、このような立体映像表示用プロジェクタシステムによって投射された投射光を受けて映像を表示するスクリーンは、特に当該立体映像表示用プロジェクタシステムが偏光フィルタを用いて構成されたものである場合には、その偏光方向を保持する素材から構成される。
このような立体映像表示用プロジェクタシステムは、映画等の娯楽に供されるのみならず、プレゼンテーションの場にも用いられることが多い。立体映像表示用プロジェクタシステムにおいては、プレゼンテーションに用いる場合には、発表者がレーザポインタ等の所定のポインタデバイスを用いて立体映像中の注目すべき箇所をポインティングしながら発表を行うことになる。
しかしながら、従来の立体映像表示用プロジェクタシステムにおいては、既存のレーザポインタ等を用いた場合には、スクリーンに表示されるポインタが2次元映像用であるので、映像鑑賞者がスクリーンのポインタ像部分の表示面を注視してしまい、鑑賞すべき立体映像の奥行き感を損ねてしまうという問題があった。
そこで、このような立体映像上でのポインティングに関する問題を解決することが試みられており、例えば下記の特許文献1等に記載されたものがある。
この特許文献1には、立体視できる3次元画像を表示しうる3次元画像表示装置を複数台備えると共に、立体視するためのソース画像情報を複数の3次元画像表示装置に送信する3次元画像情報処理手段を備えてなる3次元画像表示システムが開示されている。特に、この3次元画像表示システムは、3次元画像表示装置の少なくとも1台が、ポインタの3次元位置を指示するポインタ操作手段を具備し、3次元画像情報処理手段が、ポインタ操作手段によって指示された位置に対応する3次元画像上の位置にポインタを表示するためのポインタ情報を生成して複数の3次元画像表示装置に送信するものである。これにより、この3次元画像表示システムにおいては、立体視できる3次元画像とは独立したポインタを立体視させることができ、バーチャルリアリティではない一般の立体視できる3次元画像上での任意の位置を正確に指示することができるとしている。
特開平8−211331号公報
しかしながら、特許文献1をはじめとする従来のポインティング技術は、ポインタを所定の計算機によって生成する構成としているので、大掛かりなシステムとなってしまい、既存のレーザポインタのような可搬性に優れたポインタデバイスに比べると、極めて使い勝手の悪いものであった。
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、既存のレーザポインタ等と同様に小型でありながらも、立体映像の奥行き感を何ら損なうことなくポインティングを行うことができるポインタ装置を提供することを目的とする。
本発明に係るポインタ装置は、いわゆる偏光メガネ方式による立体映像表示用プロジェクタシステムにて2本のポインタ光を投射する第1のポインタ光投射手段及び第2のポインタ光投射手段を有し、この2本のポインタ光を互いに偏光方向が異なる2つの第5の偏光手段及び第6の偏光手段をそれぞれ介して投射し、さらに、投射された2つのポインタ光間の距離を調節することにより、上述の課題を解決する。
また、本発明に係るポインタ装置は、いわゆるシャッタメガネ方式による立体映像表示用プロジェクタシステムにてポインタ像を投射する第1のポインタ投射手段及び第2のポインタ光投射手段を有し、映像出力手段による右眼用映像及び左眼用映像の切り替えに同期して第1のポインタ投射手段及び第2のポインタ光投射手段に設けられた2つの第3のシャッタ手段及び第4のシャッタ手段を作動させ、さらに、投射された2つのポインタ光間の距離を調節することにより、上述の課題を解決する。
本発明に係るポインタ装置によれば、投射されたポインタ像に基づいて、奥行き感に優れた立体像としてのポインタを映像鑑賞者に提示することができ、さらに、奥行き感の遠近を調整可能であるので、鑑賞させている立体映像の遠近に応じて、ポインタの奥行き感も調節することができ、小型化及び軽量化を図りながらも、映像全体としての鑑賞者の奥行き感を何ら損なうことがない。
以下、本発明を適用した具体的な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明は、右眼で観察するための右眼用映像と左眼で観察するための左眼用映像とをそれぞれスクリーンに投射するプロジェクタを用いて構成される立体映像表示用プロジェクタシステムにおけるポインタ装置に適用される。
[第1実施形態]
まず、第1実施形態に係る立体映像表示用プロジェクタシステムについて説明する。
[立体映像表示用プロジェクタシステムの構成]
第1実施形態に係るポインタ装置を備える立体映像表示用プロジェクタシステムは、図1に示すように、右眼用映像を投射する右眼用プロジェクタ10と、左眼用映像を投射する左眼用プロジェクタ10と、これら右眼用プロジェクタ10及び左眼用プロジェクタ10のそれぞれから投射される投射光を受けて映像を表示するスクリーン20と、所定のメガネフレームの眼枠に偏光フィルムを取り付けた偏光メガネ30を装着した映像鑑賞者AP等によって所持されるポインタ装置40とを備える。すなわち、この立体映像表示用プロジェクタシステムは、いわゆる偏光メガネ方式によるものとして構成される。この立体映像表示用プロジェクタシステムにおいて、右眼用プロジェクタ10が第1の映像出力手段に相当し、左眼用プロジェクタ10が第2の映像出力手段に相当する。なお、この実施形態においては、映像出力手段としてプロジェクタを例に挙げて説明するが、これに限らず、偏光板と有機EL等で構成したものであっても良い。
右眼用プロジェクタ10及び左眼用プロジェクタ10は、それぞれ、映像鑑賞者APの右眼用映像と左眼用映像とをスクリーン20に投射する。ここで、右眼用プロジェクタ10及び左眼用プロジェクタ10には、それぞれ、その投射口に、互いに偏光方向が異なる偏光フィルタ11,11が設けられる。この偏光フィルタ11,11は、第1の偏光手段及び第2の偏光手段に相当する。
具体的には、これら偏光フィルタ11,11は、それぞれ、互いに偏光方向が90°異なるものとされる。すなわち、立体映像表示用プロジェクタシステムにおいては、偏光フィルタ11を介して右眼用プロジェクタ10から投射される右眼用映像の投射光の偏光方向が水平方向であった場合には、偏光フィルタ11を介して左眼用プロジェクタ10から投射される左眼用映像の投射光は、偏光方向が垂直方向とされる。
スクリーン20は、右眼用プロジェクタ10及び左眼用プロジェクタ10のそれぞれから投射される映像を受けて立体映像を表示する。このスクリーン20は、右眼用プロジェクタ10及び左眼用プロジェクタ10から投射されたそれぞれの映像の偏光方向を保持して偏光メガネ30に導く素材から構成される。すなわち、スクリーン20には、偏光フィルタ11を介して右眼用プロジェクタ10から投射される右眼用映像の投射光の偏光方向が水平方向であった場合には、そのまま偏光方向が水平方向に保持した右眼用映像を偏光メガネ30に導くと共に、偏光方向が垂直方向に保持した左眼用映像を偏光メガネ30に導く。
ポインタ装置40は、スクリーン20へと到達する光軸が平行とされる2本のレーザ光をポインタ像として投射するレーザ投射装置41,41を有する。
なお、このレーザ投射装置41,41は、第1のポインタ光投射手段及び第2のポインタ光投射手段に相当する。
換言すれば、ポインタ装置40は、ポインタ像となるレーザ光を投射する既存の2つのレーザポインタを、右眼用のレーザ投射装置41,左眼用のレーザ投射装置41として用いて構成される。これらレーザ投射装置41,41には、それぞれ、互いに偏光方向が異なる右眼用の偏光フィルタ42,左眼用の偏光フィルタ42が設けられる。具体的には、これら偏光フィルタ42,42は、それぞれ、右眼用プロジェクタ10及び左眼用プロジェクタ10のそれぞれに設けられた偏光フィルタ11,11と同様に、互いに偏光方向が90°異なるものとされる。したがって、立体映像表示用プロジェクタシステムにおいては、互いに偏光方向が異なる2つのポインタ光からなるポインタ像PT,PTがスクリーン20に投射されることになる。
また、ポインタ装置40は、特に図示しないが、ポインタ像PT,PT間の距離を可変的に調節する距離調節手段である距離調節機構を有する。例えば、この調節機構としては、所定のガイドレールに沿って直線移動可能な台座からなるリニアガイド機構又はラック及びピニオンからなる直動機構とを用いて構成することができる。このような距離調節機構においては、リニアガイドにおける台座又はラックに取り付けられた台座にレーザ投射装置41,41を載置した状態で操作部材がユーザに操作されることにより、当該レーザ投射装置41,41間の距離を可変的に調節することができる。これにより、立体映像表示用プロジェクタシステムにおいては、スクリーン20に投射されるポインタ像PT,PT間の距離が可変とされる。
このようなポインタ装置40は、レーザ投射装置41,41が第1のポインタ光投射手段及び2のポインタ光投射手段に相当し、偏光フィルタ42,42が第5の偏光手段及び第6の偏光手段に相当する。
[立体映像表示用プロジェクタシステムの動作]
このような立体映像表示用プロジェクタシステムにおいては、映像鑑賞者APが偏光メガネ30を装着し、スクリーン20に表示される映像を鑑賞する。このとき、偏光メガネ30は、右眼枠に右眼用プロジェクタ10に設けられた偏光フィルタ11と同じ偏光方向とされる偏光フィルムが取り付けられると共に、左眼枠に左眼用プロジェクタ10に設けられた偏光フィルタ11と同じ偏光方向とされる偏光フィルムが取り付けられて構成される。なお、この偏光メガネ30に取り付けられた偏光フィルムは、第3の偏光手段及び第4の偏光手段に相当する。
したがって、映像鑑賞者APは、偏光フィルタ11を介して右眼用プロジェクタ10から投射されスクリーン20に表示される右眼用映像を右眼によって視認すると同時に、偏光フィルタ11を介して左眼用プロジェクタ10から投射されスクリーン20に表示される左眼用映像を左眼によって視認する。これにより、映像鑑賞者APは、奥行き感のある立体映像を鑑賞することができる。
また、立体映像表示用プロジェクタシステムにおいては、ポインタ装置40における偏光フィルタ42を介してレーザ投射装置41からスクリーン20に投射されたポインタ像PTが、映像鑑賞者APの右眼によって視認される一方で、偏光フィルタ42を介してレーザ投射装置41からスクリーン20に投射されたポインタ像PTが、映像鑑賞者APの左眼によって視認されることになる。これにより、映像鑑賞者APは、ポインタ像PT,PTを偏光メガネ30を装着した状態で視認することにより、立体映像と共に奥行き感のある立体的なポインタを鑑賞することができる。
[ポインタ装置の原理]
ここで、ポインタ装置40における2つのレーザ投射装置41,41からスクリーン20に投射されたポインタ像PT,PT間の距離は、映像鑑賞者APによる奥行き感の遠近の知覚に反映される。具体的には、立体映像表示用プロジェクタシステムにおいては、図2に示すように、映像鑑賞者APの右眼EYと左眼EYの距離をdとし、スクリーン20に投射されたポインタ像PT,PT間の距離をlとし、映像鑑賞者APからスクリーン20までの距離をDとすると、映像鑑賞者APによって実際に知覚されるポインタPTの奥行き距離Dは、
=D×d/(d−l)
によって表すことができる。
すなわち、立体映像表示用プロジェクタシステムにおいては、図2(A)に示すように、スクリーン20に投射されたポインタ像PT,PTの位置関係が映像鑑賞者APの右眼EYと左眼EYとに対応して左右に並び、これらポインタ像PT,PT間が距離lである場合には、ポインタPTは、スクリーン20よりも奥行き方向に視認される。また、立体映像表示用プロジェクタシステムにおいては、図2(B)に示すように、スクリーン20に投射されたポインタ像PT,PT間が距離l=0である場合には、ポインタPTは、スクリーン20の表示面上に視認される。さらに、立体映像表示用プロジェクタシステムにおいては、図2(C)に示すように、スクリーン20に投射されたポインタ像PT,PTの位置関係が映像鑑賞者APの右眼EYと左眼EYの並びと逆転して左右に並び、これらポインタ像PT,PT間が距離lである場合には、ポインタPTは、スクリーン20よりも手前方向に視認される。
このように、立体映像表示用プロジェクタシステムにおいては、ポインタ装置40における2つのレーザ投射装置41,41からスクリーン20に投射されたポインタ像PT,PT間の距離lを距離調節機構によって調節することにより、映像鑑賞者APによって知覚されるポインタPTの奥行き感を変化させることができる。一例として、映像鑑賞者APからスクリーン20までの距離が100cmの場合における立体表示用プロジェクタシステムにおいて、レーザ投射装置41,41間の距離を−6.5〜6.5cm程度に調節可能とするように構成しても良く、これにより、スクリーン20よりも手前方向の距離を負値とすると、ポインタ像の目視位置を−50cm〜+∞cm程度程度の範囲で変化させることができる。
また、ポインタ装置40は、スクリーン20に投射する2本のポインタ光に対するそれぞれの偏光フィルタ42、42の取り付け角度を、互いの偏光フィルタ42、42の偏光方向を所定の角度に保持した状態で調節する角度調節手段を備えることが望ましい。
具体的には、図3に示すように、2つのレーザ投射装置41,41の投射面に、それぞれ、偏光フィルタ42,42が設けられた回転可能な筒状部材43,43をカメラレンズのように取り付け、偏光フィルタ11,11を介して右眼用プロジェクタ10及び左眼用プロジェクタ10のそれぞれから投射される投射光の偏光方向と合わせるように、当該レーザ投射装置41,41に対する偏光フィルタ42,42の取り付け角度を調節する角度調節手段である角度調節機構を有するようにしてもよい。すなわち、ポインタ装置40は、偏光フィルタ42,42を、それぞれ、光軸回りに回転可能に構成される。例えば、この角度調節機構としては、特に図示しないが、レーザ投射装置41,41の筐体表面に複数の溝を設けることによって2つのギアを構成し、これら2つのギアを所定の操作部材が回転するようにユーザに操作されることに同期して、偏光フィルタ42、42を共に同一方向に回転可能に構成したものを用いることができる。
これにより、立体映像表示用プロジェクタシステムにおいては、右眼用プロジェクタ10及び左眼用プロジェクタ10のそれぞれに対する偏光フィルタ11,11の取り付け角度が機種毎に異なることが多いものの、その差異を柔軟且つ容易に吸収することができる。また、例えばプレゼンテーション等においては、たとえ偏光フィルタ11,11を介して右眼用プロジェクタ10及び左眼用プロジェクタ10のそれぞれから投射される投射光の偏光方向と、偏光フィルタ42,42を介してレーザ投射装置41,41から投射されるレーザ光の偏光方向とを予め設定したとしても、ポインタ装置40の所持の仕方によっては、これら偏光方向がずれてしまう事態が生じるが、立体映像表示用プロジェクタシステムにおいては、レーザ投射装置41,41に対する偏光フィルタ42,42の取り付け角度を調節することにより、これら偏光方向を予め設定しておく必要がなく、プレゼンテーションの最中等に、発表者たる映像鑑賞者APがポインタ装置40を操作して、レーザ投射装置41,41から投射されるレーザ光の偏光方向を任意に設定することができる。
[第1実施形態の効果]
以上詳細に説明したように、第1実施形態に係る立体映像表示用プロジェクタシステムにおいては、ポインタ装置40として、ポインタとなる2本のレーザ光を投射する2つのレーザ投射装置41,41と、これら2つのレーザ投射装置41,41のそれぞれに設けられた互いに偏光方向が異なる2つの偏光フィルタ42,42と、2つのレーザ投射装置41,41によってスクリーン20に投射されたポインタ像PT,PT間の距離を可変的に調節する距離調節機構とを有するものとする。
これにより、この立体映像表示用プロジェクタシステムにおいては、スクリーン20に投射されたポインタ像PT,PTに基づいて、奥行き感に優れた立体像としてのポインタPTを映像鑑賞者APに提示することができ、さらに、奥行き感の遠近を調整可能であるので、提示している立体映像の遠近に応じて、ポインタPTの奥行き感も調節することができ、映像全体としての奥行き感を何ら損なうことがない。また、ポインタ装置40は、計算機等を要しないので、小型化及び軽量化を実現することができる。
また、ポインタ装置40は、レーザ投射装置41,41に対する偏光フィルタ42,42の取り付け角度を調節する角度調節機構を有するので、右眼用プロジェクタ10及び左眼用プロジェクタ10に対する偏光フィルタ11,11の取り付け角度との相違を柔軟且つ容易に吸収することができる。
さらに、ポインタ装置40においては、レーザ投射装置41,41から投射されてスクリーン20へと到達する2本のレーザ光の光軸が平行とされるので、当該ポインタ装置40とスクリーン20の表示面までの距離に依存することがなく、奥行き感のあるポインタを視認させることができる。
さらにまた、ポインタ装置40においては、距離調節機構として、2つのレーザ投射装置41,41間の距離を可変的に調節するものとすることにより、スクリーン20に投射されたポインタ像PT,PT間の距離を高精度に調節することができる。
[第2実施形態]
つぎに、第2実施形態に係る立体映像表示用プロジェクタシステムについて説明する。なお、この第2実施形態の説明では、上述の第1実施形態と同様の部分についてはその詳細な説明を省略するものとする。
この第2実施形態に係る立体映像表示用プロジェクタシステムは、いわゆるシャッタメガネ方式によるものとして構成されるものである。
第2実施形態に係る立体映像表示用プロジェクタシステムは、図4に示すように、所定時間毎に右眼用映像と左眼用映像とをスクリーン20に投射するシャッタメガネ対応プロジェクタ50と、このシャッタメガネ対応プロジェクタ50の垂直同期信号に同期して赤外線を出射する赤外線出射部60と、所定のメガネフレームの眼枠に液晶シャッタを取り付けたシャッタメガネ70を装着した映像鑑賞者AP等によって所持されるポインタ装置80とを備える。このような立体映像表示用プロジェクタシステムにおいて、シャッタメガネ対応プロジェクタ50が映像出力手段に相当する。
シャッタメガネ対応プロジェクタ50は、映像鑑賞者APの右眼用映像と左眼用映像とをスクリーン20に投射する。このとき、シャッタメガネ対応プロジェクタ50は、所定時間毎、具体的にはフレーム毎に右眼用映像と左眼用映像とを交互に切り替えてスクリーン20に投射する。
赤外線出射部60は、シャッタメガネ対応プロジェクタ50の垂直同期信号、すなわち、右眼用映像と左眼用映像とをフレーム毎に交互に切り替えて投射する際のフレーム切り替え信号に同期して赤外線を出射する。この赤外線出射部60によって出射された赤外線は、映像鑑賞者APが装着するシャッタメガネ70及びポインタ装置80によって受光される。
ポインタ装置80は、スクリーン20へと到達する光軸が平行とされる2本のレーザ光を投射するレーザ投射装置81,81を有する。これらレーザ投射装置81,81には、それぞれ、赤外線出射部60から出射された赤外線を受光する赤外線受光手段である赤外線受光部83によって受光した赤外線に同期して、すなわちシャッタメガネ対応プロジェクタ50によるフレーム切り替えに同期して、映像を透過又は遮断するように作動する液晶シャッタ82,82が設けられる。なお、特に図示しないが、このポインタ装置80は、赤外線受光部83により赤外線に応じて液晶シャッタ82,82を駆動する液晶駆動装置を備える。なお、このポインタ装置80において、液晶シャッタ82,82は、第3のシャッタ手段及び第4のシャッタ手段に相当する。
具体的には、液晶シャッタ82は、シャッタメガネ対応プロジェクタ50によって右眼用映像が投射されたフレームでは右眼用映像を透過する一方で、当該シャッタメガネ対応プロジェクタ50によって左眼用映像が投射されたフレームでは左眼用映像を遮断するように作動する。一方、液晶シャッタ82は、シャッタメガネ対応プロジェクタ50によって右眼用映像が投射されたフレームでは右眼用映像を遮断する一方で、当該シャッタメガネ対応プロジェクタ50によって左眼用映像が投射されたフレームでは左眼用映像を透過するように作動する。
なお、ポインタ装置80は、特に図示しないが、ポインタ像PT,PT間の距離を可変的に調節する上述した距離調節機構を有する。
[立体映像表示用プロジェクタシステムの動作]
このような立体映像表示用プロジェクタシステムにおいては、映像鑑賞者APがシャッタメガネ70を装着し、スクリーン20に表示される映像を鑑賞する。このとき、シャッタメガネ70は、右眼枠にシャッタメガネ対応プロジェクタ50によって投射された右眼用映像に同期して作動する液晶シャッタが取り付けられると共に、左眼枠に当該シャッタメガネ対応プロジェクタ50によって投射された左眼用映像に同期して作動する液晶シャッタが取り付けられて構成される。これらの液晶シャッタは、第1のシャッタ手段及び第2のシャッタ手段に相当する。
したがって、映像鑑賞者APは、あるフレームでは、シャッタメガネ対応プロジェクタ50から投射されスクリーン20に表示される右眼用映像を右眼によって視認し、次のフレームでは、当該シャッタメガネ対応プロジェクタ50から投射されスクリーン20に表示される左眼用映像を左眼によって視認する、といったように、フレーム毎に右眼用映像と左眼用映像とを交互に切り替えて視認する。これにより、映像鑑賞者APは、奥行き感のある立体映像を鑑賞することができる。
また、立体映像表示用プロジェクタシステムにおいては、あるフレームでは、ポインタ装置80におけるレーザ投射装置81からスクリーン20に投射されたポインタ像PTが、映像鑑賞者APの右眼によって視認され、次のフレームでは、レーザ投射装置81からスクリーン20に投射されたポインタ像PTが、映像鑑賞者APの左眼によって視認されることになる。これにより、映像鑑賞者APは、ポインタ像PT,PTをシャッタメガネ70を装着した状態で視認することにより、立体映像と共に奥行き感のある立体的なポインタを鑑賞することができる。
そして、このような立体映像表示用プロジェクタシステムにおいては、ポインタ装置40と同様に、ポインタ装置80における2つのレーザ投射装置81,81からスクリーン20に投射されたポインタ像PT,PT間の距離を距離調節機構によって調節する。これにより、立体映像表示用プロジェクタシステムにおいては、映像鑑賞者APによって知覚されるポインタPTの奥行き感を変化させることができる。
[第2実施形態の効果]
以上詳細に説明したように、第2実施形態に係る立体映像表示用プロジェクタシステムにおいては、ポインタ装置80として、ポインタとなる2本のレーザ光を投射するレーザ投射装置81,81と、これらレーザ投射装置81,81のそれぞれに設けられ、シャッタメガネ対応プロジェクタ50による右眼用映像及び左眼用映像の切り替えに同期して作動する2つの液晶シャッタ82,82と、2つのレーザ投射装置81,81によってスクリーン20に投射されたポインタ像PT,PT間の距離を可変的に調節する距離調節機構とを有するものとする。
これにより、この立体映像表示用プロジェクタシステムにおいては、スクリーン20に投射されたポインタ像PT,PTに基づいて、奥行き感に優れた立体像としてのポインタPTを映像鑑賞者APに提示することができ、さらに、奥行き感の遠近を調整可能であるので、提示している立体映像の遠近に応じて、ポインタPTの奥行き感も調節することができ、映像全体としての奥行き感を何ら損なうことがない。また、ポインタ装置80は、計算機等を要しないので、小型化及び軽量化を実現することができる。
また、ポインタ装置80は、シャッタメガネ対応プロジェクタ50による右眼用映像及び左眼用映像の切り替えに同期して赤外線を出射する赤外線出射部60から出射された赤外線を受光する赤外線受光部83を有し、液晶シャッタ82,82が、赤外線受光部83によって受光した赤外線に基づいて、シャッタメガネ対応プロジェクタ50による右眼用映像及び左眼用映像の切り替えに同期して作動させる。
これにより、ポインタ装置80においては、確実に液晶シャッタ82,82をシャッタメガネ対応プロジェクタ50による右眼用映像及び左眼用映像の切り替えに同期させることができる。
[ポインタ装置の変形例]
[ポインタ装置の第1の変形例]
ポインタ装置の第1の変形例は、距離調節機構を用いて2つのレーザ投射装置を直接可動させることなく、スクリーン20に投射されるポインタ像PT,PT間の距離を可変とするものである。すなわち、このポインタ装置は、2つのレーザ投射装置のうち少なくとも一方から投射されるレーザ光を反射するミラーやプリズム等の可動式の光学部材を含む反射手段を距離調節手段として設けて構成される。
具体的には、ポインタ装置は、図5に示すように、2つのレーザ投射装置90,90のうち、一方のレーザ投射装置90の投射面に、反射手段として、当該レーザ投射装置90から投射されたレーザ光を直角方向に反射する固定ミラー100を設けると共に、この固定ミラー100によって反射されたレーザ光をさらに直角方向に反射する可動ミラー101を、当該固定ミラー100と反射面が平行となるように並設することによって構成することができる。すなわち、このポインタ装置は、レーザ投射装置90から投射されてスクリーン20へと到達するレーザ光の光軸と可動ミラー101によって反射されてスクリーン20へと到達するレーザ光の光軸とが平行とされる。そして、このポインタ装置においては、固定ミラー100と可動ミラー101との間の距離が可変とされる。
このように、ポインタ装置においては、2つのレーザ投射装置90,90のうち少なくとも一方から投射されるレーザ光を反射する可動式の光学部材を含む反射手段を用いて2本のレーザ光間の距離を可変的に調節することにより、スクリーン20にポインタPTとして投射すべきレーザ光の光路を調整することができる。したがって、このポインタ装置においては、2つのレーザ投射装置90,90を直接可動させることなく、投射したレーザ光に基づいてスクリーン20に投射されるポインタ像PT,PT間の距離を可変とすることができる。これにより、ポインタ装置においては、レーザ投射装置90,90を直接可動させる場合に比べ、可動すべき部分を小型及び軽量とすることができるので、当該ポインタ装置の小型化及び軽量化を図ることができる。
なお、この第1の変形例は、第1実施形態及び第2実施形態として示した立体映像表示用プロジェクタシステムにおけるポインタ装置に共通して適用することができる。
[ポインタ装置の第2の変形例]
ポインタ装置の第2の変形例は、距離調節機構を用いて2つのレーザ投射装置を直接可動させることを不要とするのみならず、レーザ投射装置の個数を削減したものである。
具体的には、ポインタ装置は、図6に示すように、1つのレーザ投射装置110の投射面に、反射手段として、当該レーザ投射装置110から投射されたレーザ光を透過光と反射光の2方向に分離する光学部材であるハーフミラー120を設けると共に、このハーフミラー120によって反射されたレーザ光をさらに直角方向に反射する可動ミラー121を、当該ハーフミラー120と反射面が平行となるように並設することによって構成することができる。すなわち、このポインタ装置は、ハーフミラー120によって透過されてスクリーン20へと到達するレーザ光の光軸と可動ミラー121によって反射されてスクリーン20へと到達するレーザ光の光軸とが平行とされる。そして、このポインタ装置においては、ハーフミラー120と可動ミラー121との間の距離が可変とされる。
このように、ポインタ装置においては、2つのレーザ投射口の代わりに1つのレーザ投射装置110を有し、ハーフミラー120を用いてレーザ投射装置110から投射されたレーザ光を透過光と反射光の2方向に分離することにより、1つのレーザ投射装置110のみでポインタ像PT,PTをスクリーン20に投射することができ、また、ハーフミラー120と可動ミラー121との間の距離を可変的に調節することにより、ポインタ像PT,PT間の距離を可変とすることができる。これにより、ポインタ装置においては、レーザ投射装置の個数を削減することができ、第1の変形例に比べ、さらに当該ポインタ装置の小型化及び軽量化を図ることができる。
なお、この第2の変形例は、第1実施形態及び第2実施形態として示した立体映像表示用プロジェクタシステムにおけるポインタ装置に共通して適用することができる。
[ポインタ装置の第3の変形例]
ポインタ装置の第3の変形例は、上述の距離調節機構が、一方のレーザ投射装置から投射されるレーザ光を反射する反射部材と、他方のレーザ投射装置から投射されるレーザ光を反射する反射部材とを備え、当該双方の反射部材との距離を調整する機構であることを特徴とするものである。
具体的には、図7に示すように、距離調節機構を用いて2つのレーザ投射装置を直接可動させることなく、スクリーン20に投射されるポインタ像PT,PT間の距離を可変とするものである。すなわち、このポインタ装置は、2つのレーザ投射装置のうち少なくとも一方から投射されるレーザ光を反射するミラーやプリズム等の可動式の光学部材を含む反射手段を距離調節手段として設けて構成される。
この第3の変形例は、図7に示すように、レーザ投射装置131,131のレーザ投射口に、それぞれ偏光方向が異なる偏光フィルタ132,132を設けている。ここで、レーザ投射装置131とレーザ投射装置131とは、互いにレーザ投射口が対向する位置に配置されている。
また、レーザ投射装置131から投射されたレーザ光が偏光フィルタ132を通過した光軸上には、当該レーザ光を直角に反射してスクリーン20に投射させる反射部品133が設けられ、レーザ投射装置131から投射されたレーザ光が偏光フィルタ132を通過した光軸上には、当該レーザ光を直角に反射してスクリーン20に投射させる反射部品133が設けられる。反射部品133,133は、偏光フィルタ132,132を通過したレーザ光の偏光方向を保つように構成されている。
これにより、ポインタ装置は、レーザ投射装置131,131のそれぞれから投射されて、偏光フィルタ132,132を透過して、反射部品133,133で反射された2本のレーザ光を平行とすることによって、ポインタ像PT,PTをスクリーン20上に投射することができる。
また、このポインタ装置は、反射部品133を可動ミラーとし、距離調整機構によって、反射部品133をレーザ投射装置131の光軸上で移動させることによって、レーザ投射装置131から遠ざかった位置の反射部品133’とする。これによって、2本のレーザ光の間隔を短くすることができる。
なお、この第3の変形例は、レーザ投射装置131,131の光軸上に偏光フィルタ132,132を設けた場合を示したが、当該偏光フィルタ132,132に代えて液晶フィルタを設けても、同様の構成とすることができる。
このような第3の変形例に係るポインタ装置によれば、スクリーン20に投射する2本のレーザ光を平行とするために、反射部品133,133を使用し、当該反射部品133,133の一方を可動とすることにより、レーザ投射装置131等の構成部品の大きさに起因する可動範囲の制約を回避することができ、2本のレーザ光の距離をより短くすることができる。
なお、この第3の変形例は、第1実施形態及び第2実施形態として示した立体映像表示用プロジェクタシステムにおけるポインタ装置に共通して適用することができる。
[ポインタ装置の第4の変形例]
第4の変形例に係るポインタ装置は、一方面が透過面とされると共に他方面が反射面とされ、一方のレーザ投射装置から投射されたレーザ光を透過面で透過させ、他方のレーザ投射装置から投射されたレーザ光を反射面で反射させるハーフミラーを備え、距離調節機構が、ハーフミラーで一方のレーザ光投射装置から投射されたレーザ光と他方のレーザ光投射装置から投射されたレーザ光とをハーフミラー上で重畳させるように、一方のレーザ光投射装置又は他方のレーザ光投射装置を移動させることを特徴とするものである。
具体的には、図8に示すように、2本の光軸が直交するようにレーザ投射装置141とレーザ投射装置142とを配置し、レーザ投射装置141の光軸上及びレーザ投射装置142の光軸上の双方に亘って配置されたハーフミラー145と、レーザ投射装置141から投射されたレーザ光をハーフミラー145に反射するミラー146とを備える。
このポインタ装置において、レーザ投射装置141の光軸上には偏光フィルタ143が配設され、レーザ投射装置142の光軸上には偏光フィルタ143とは異なる偏光方向の偏光フィルタ144が配設されている。なお、偏光フィルタ143及び偏光フィルタ144に代えて、液晶シャッタを備えていても良い。
このように構成されたポインタ装置において、レーザ投射装置142から投射されたレーザ光は、ハーフミラー145を透過してスクリーン20に投射される。一方、レーザ投射装置141から投射されたレーザ光は、ハーフミラー145を透過して、ミラー146で反射し、ハーフミラー145で反射して、レーザ投射装置142から投射されるレーザ光と平行とされ、ポインタ像PT,PTをスクリーン20上に投射することができる。
また、このポインタ装置は、レーザ投射装置141を可動式とし、距離調整機構によって、レーザ投射装置141をレーザ投射装置142の光軸方向において移動させる。すなわち、偏光フィルタ144を通過した直後であって、ハーフミラー145の反射面付近でレーザ投射装置142から投射されたレーザ光と直交するような位置のレーザ投射装置141’とすることができる。これによって、レーザ投射装置141から投射されたレーザ光と、レーザ投射装置142から投射されたレーザ光とをハーフミラー145上で完全に重畳させることができる。
このような第4の変形例に係るポインタ装置によれば、ハーフミラー145の反射面上において、レーザ投射装置141から投射されたレーザ光と、レーザ投射装置142から投射されたレーザ光とを完全に重畳させることができ、上述の図2(C)に示すような状態を簡単に作り出すことができる。
したがって、このポインタ装置は、ポインタ像PT,PTの間隔を正、負のみならず、完全にした零とした状態を含めて調整することができる。
なお、この第4の変形例は、第1実施形態及び第2実施形態として示した立体映像表示用プロジェクタシステムにおけるポインタ装置に共通して適用することができる。
[ポインタ装置の第5の変形例]
第5の変形例に係るポインタ装置は、一方のレーザ光投射装置から右眼で視認されるレーザ光を投射させると共に他方のレーザ光投射装置から左眼で視認されるレーザ光を投射させる状態と、一方のレーザ光投射装置から左眼で視認されるレーザ光を投射させると共に他方のレーザ光投射装置から右眼で視認されるレーザ光を投射させる状態とを切り替える切替手段を備えるものである。
具体的には、図9乃至図11に示すように、偏光フィルタ又は液晶シャッタとレーザ投射装置との組単位で、左眼用と右眼用とで切り替え可能としている。
図9に示すポインタ装置は、距離調節機構によって、一方のレーザ光投射装置と他方のレーザ光投射装置との距離を調整すると共に、一方のレーザ光投射装置と当該一方のレーザ光投射装置の光軸上に配設された偏光フィルタとが一体で構成されると共に、他方のレーザ光投射装置と当該他方のレーザ光投射装置の光軸上に配設された偏光フィルタとが一体で構成されている。そして、切替手段により、何れかのレーザ光投射装置及び偏光フィルタを回転させる。
更に具体的には、ポインタ装置は、レーザ投射装置151の光軸上に設けられた直線偏光フィルタ152、及び、レーザ投射装置153の光軸上に設けられた直線偏光フィルタ154を、それぞれのレーザ光の光軸を中心として回転するように構成されている。また、このポインタ装置は、レーザ投射装置153及び直線偏光フィルタ154が、レーザ投射装置151との距離が調整可能な距離調節機構を備えている。
そして、図9(a)に示すように、レーザ投射装置151及び直線偏光フィルタ152を右眼用の偏光方向としたレーザ投射装置151(R)及び直線偏光フィルタ152(R)とする一方で、レーザ投射装置153及び直線偏光フィルタ154を左眼用の偏光方向としたレーザ投射装置153(L)及び直線偏光フィルタ154(L)とする。ここで、直線偏光フィルタ152(R)の偏光方向が水平であって、直線偏光フィルタ154(L)の偏光方向が垂直である場合には、直線偏光フィルタ152(R)の偏光方向を垂直、直線偏光フィルタ154(L)の偏光方向を水平とするように偏光方向をそれぞれ90°回転させる。
ここで、ポインタ装置は、図9に示すように、レーザ投射装置151及び直線偏光フィルタ152を一体化した構成にして、光軸を中心としてレーザ投射装置151本体を回転させて直線偏光フィルタ152を回転させる場合や、図10に示すように、レーザ投射装置151及びレーザ投射装置153を回転させずに、直線偏光フィルタ152及び直線偏光フィルタ154の双方を回転させる場合であっても良い。
これにより、図9(a)及び図10(a)の状態から、図9(b)及び図10(b)に示すように、レーザ投射装置151及び直線偏光フィルタ152を左眼用のレーザ投射装置151(L)及び直線偏光フィルタ152(L)に変更すると共に、レーザ投射装置153及び直線偏光フィルタ154を右眼用のレーザ投射装置153(R)及び直線偏光フィルタ154(R)に変更することができる。
したがって、このポインタ装置によれば、スクリーン20に投射するポインタ像PT,PTを図2(A)に示す状態から、図2(C)に示す状態に切り替えるに際して、レーザ投射装置151とレーザ投射装置153との距離を調整することによってポインタ像PT,PTの距離を調節できると共に、右眼用と左目用とを切り替えることができる。したがって、このポインタ装置によれば、即座に図2(A)に示す状態から、図2(C)に示す状態に切り替えることができ、更には、ポインタ像PT,PTの距離を大きくして、更にポインタ像PT,PTの奥行き感を与えることができる。また、このポインタ装置によれば、上述のように2本のレーザ光を近づける場合のみならず、奥行き方向に視認させる状態、2本のレーザ光を重畳させた状態、手前方向に視認させる状態の順で遷移させることができる。
また、この第5の変形例に係るポインタ装置は、距離調節機構によって、一方のレーザ光投射装置と他方のレーザ光投射装置との距離を調整すると共に、切替手段によって、一方のレーザ光投射装置の光軸上に配設された液晶シャッタの動作と、他方のレーザ光投射装置の光軸上に配設された液晶シャッタとの動作とを入れ替える。
具体的には、直線偏光フィルタ152及び直線偏光フィルタ154に代えて、図11に示すように、液晶シャッタ161及び液晶シャッタ162をレーザ投射装置151及びレーザ投射装置153の光軸上に設け、右眼用と左目用とで動作を切り替えても良い。
すなわち、図11(a)に示すように、シャッタメガネ70の右目の液晶シャッタの動作と液晶シャッタ161とを同期させると共に、シャッタメガネ70の左目の液晶シャッタの動作と、液晶シャッタ162とを同期させる状態から、例えばスイッチ回路によって液晶シャッタ161と液晶シャッタ162との間で結線を切り替えることによって、液晶シャッタ161の動作と液晶シャッタ162との動作とを切り替える。これにより、図11(b)に示すように、液晶シャッタ161を左眼用とし、液晶シャッタ162を右眼用とすることができ、即座に図2(A)に示す状態から、図2(C)に示す状態に切り替えることができ、更には、ポインタ像PT,PTの距離を大きくして、更にポインタ像PT,PTの奥行き感を与えることができる。また、このポインタ装置によれば、上述のように2本のレーザ光を近づける場合のみならず、奥行き方向に視認させる状態、2本のレーザ光を重畳させた状態、手前方向に視認させる状態の順で遷移させることができる。
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
本発明の第1実施形態に係る立体映像表示用プロジェクタシステムの構成を示す図である。 ポインタ装置における2つのレーザ投射装置からスクリーンに投射された2つのレーザ光間の距離に応じて、映像鑑賞者によって視認されるポインタの位置が変化する様子を説明するための図であって、(A)はポインタがスクリーンよりも奥行き方向に視認される場合を説明するための図であり、(B)はポインタがスクリーンの表示面上に視認される場合を説明するための図であり、(C)はポインタがスクリーンよりも手前方向に視認される場合を説明するための図である。 ポインタ装置におけるレーザ投射装置に対する偏光フィルタの取り付け角度を調節可能な構成について示す図である。 本発明の第2実施形態に係る立体映像表示用プロジェクタシステムの構成を示す図である。 ポインタ装置の第1の変形例として、レーザ投射装置を直接可動させることなくスクリーンに投射される2つのレーザ光間の距離を可変可能とする構成について示す図である。 ポインタ装置の第2の変形例として、レーザ投射装置の個数を削減可能とする構成について示す図である。 ポインタ装置の第3の変形例として、2本のレーザ光の距離を短くする構成について示す図である。 ポインタ装置の第4の変形例として、2本のレーザ光を重畳できる構成について示す図である。 ポインタ装置の第5の変形例として、レーザ投射装置本体を回転させることによって2本のレーザ光の距離範囲を広くした構成について示す図である。 ポインタ装置の第5の変形例として、変更フィルタを回転させることによって2本のレーザ光の距離範囲を広くした構成について示す図である。 ポインタ装置の第5の変形例として、液晶シャッタの結線を切り替えることによって2本のレーザ光の距離範囲を広くした構成について示す図である。
符号の説明
10 右眼用プロジェクタ
10 左眼用プロジェクタ
11,11,42,42,132,132,143,144 偏光フィルタ
20 スクリーン
30 偏光メガネ
40,80 ポインタ装置
41,41,81,81,90,90,110,131,131,141,142,151,153 レーザ投射装置
43,43 筒状部材
50 シャッタメガネ対応プロジェクタ
60 赤外線出射部
70 シャッタメガネ
82,82,161,162 液晶シャッタ
83 赤外線受光部
100 固定ミラー
101 可動ミラー
120,145 ハーフミラー
121 可動ミラー
133,133 反射部品
146 ミラー
AP 映像鑑賞者
EY 右眼
EY 左眼
PT ポインタ
PT,PT ポインタ像

Claims (14)

  1. 第1の偏光手段を介して右眼用映像を出力する第1の映像出力手段と、前記第1の偏光手段とは異なる偏光方向からなる第2の偏光手段を介して左眼用映像を出力する第2の映像出力手段と、前記第1の偏光手段と同一の偏光方向からなる第3の偏光手段及び前記第2の偏光手段と同一の偏光方向からなる第4の偏光手段を具備してなる偏光メガネとを備え、その偏光メガネによって得られる両眼視差によって立体映像を表示するシステムで用いられるポインタ装置であって、
    前記第1の偏光手段と同一の偏光方向からなる第5の偏光手段を介して、ポインタ光を投射する第1のポインタ光投射手段と、
    前記第2の偏光手段と同一の偏光方向からなる第6の偏光手段を介して、ポインタ光を投射する第2のポインタ光投射手段と、
    それぞれのポインタ光投射手段によって投射された2つのポインタ光間の距離を調節する距離調節手段と
    を備えたことを特徴とするポインタ装置。
  2. 前記第1のポインタ光投射手段及び前記第2のポインタ光投射手段から投射される2本のポインタ光に対する前記第5の偏光手段及び前記第6の偏光手段の取り付け角度を、前記第5の偏光手段及び前記第6の偏光手段の偏光方向を所定の角度に保持した状態で調節する角度調節手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のポインタ装置。
  3. 所定時間毎に右眼用映像と左眼用映像とを交互に切り替えて出力する映像出力手段と、その映像出力手段の右眼用映像に同期して作動する第1のシャッタ手段と前記映像出力手段の左眼用映像に同期して作動する第2のシャッタ手段とを具備してなるシャッタメガネとを備え、そのシャッタメガネによって得られる両眼視差によって立体映像を表示するシステムで用いられるポインタ装置であって、
    前記映像出力手段の右眼用映像に同期して作動する第3のシャッタ手段を介して、ポインタ光を投射する第1のポインタ光投射手段と、
    前記映像出力手段の左眼用映像に同期して作動する第4のシャッタ手段を介して、ポインタ光を投射する第2のポインタ光投射手段と、
    それぞれのポインタ光投射手段によって投射された2つのポインタ光間の距離を調節する距離調節手段と
    を備えたことを特徴とするポインタ装置。
  4. 前記映像出力手段による右眼用映像及び左眼用映像の切り替えに同期して赤外線を出射する赤外線出射手段から出射された赤外線を受光する赤外線受光手段を有し、
    前記第3のシャッタ手段及び前記第4のシャッタ手段は、前記赤外線受光手段によって受光した赤外線に同期して作動して、前記映像出力手段による右眼用映像及び左眼用映像の切り替えに同期して作動することを特徴とする請求項3に記載のポインタ装置。
  5. 前記第1のポインタ光投射手段及び前記第2のポインタ光投射手段から投射された2本のポインタ光は、その光軸が平行とされることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載のポインタ装置。
  6. 前記距離調節手段は、使用するユーザの操作に応じて、前記第1のポインタ光投射手段及び前記第2のポインタ光投射手段から投射される2本のポインタ光間の距離を調節する機構であることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載のポインタ装置。
  7. 前記距離調節手段は、前記第1のポインタ光投射手段又は前記第2のポインタ光投射手段から投射される少なくとも1本のポインタ光を反射する光学部材を含む反射手段であって、当該反射手段が2本のポインタ光間の距離を調節する機構であることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載のポインタ装置。
  8. 前記第1のポインタ光投射手段及び前記第2のポインタ光投射手段は、1本のポインタ光を出射し、
    前記反射手段は、前記1本のポインタ光を2本のポインタ光に分離する光学部材を含むことを特徴とする請求項7に記載のポインタ装置。
  9. 前記距離調節手段は、前記第1のポインタ光投射手段から投射されるポインタ光を反射する第1の反射手段と、前記第2のポインタ光投射手段から投射されるポインタ光を反射する第2の反射手段とを備え、前記第1の反射手段と前記第2の反射手段との距離を調整する機構であることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載のポインタ装置。
  10. 一方面が透過面とされると共に他方面が反射面とされ、一方のポインタ光投射手段から投射されたポインタ光を前記透過面で透過させ、他方のポインタ光投射手段から投射されたポインタ光を前記反射面で反射させるハーフミラーを備え、
    前記距離調節手段は、前記ハーフミラーで一方のポインタ光投射手段から投射されたポインタ光と他方のポインタ光投射手段から投射されたポインタ光とを前記ハーフミラー上で重畳させるように、前記一方のポインタ光投射手段又は前記他方のポインタ光投射手段を移動させることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載のポインタ装置。
  11. 一方のポインタ光投射手段から右眼で視認されるポインタ光を投射させると共に他方のポインタ光投射手段から左眼で視認されるポインタ光を投射させる状態と、一方のポインタ光投射手段から左眼で視認されるポインタ光を投射させると共に他方のポインタ光投射手段から右眼で視認されるポインタ光を投射させる状態とを切り替える切替手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載のポインタ装置。
  12. 前記距離調節手段は、前記一方のポインタ光投射手段と前記他方のポインタ光投射手段との距離を調整する機構であって、
    前記一方のポインタ光投射手段と当該一方のポインタ光投射手段の光軸上に配設された偏光手段とが一体で構成されると共に、前記他方のポインタ光投射手段と当該他方のポインタ光投射手段の光軸上に配設された偏光手段とが一体で構成され、
    前記切替手段は、何れかのポインタ光投射手段及び偏光手段を回転させる回転手段を備えることを特徴とする請求項11に記載のポインタ装置。
  13. 前記距離調節手段は、前記一方のポインタ光投射手段と前記他方のポインタ光投射手段との距離を調整する機構であって、
    前記切替手段は、前記一方のポインタ光投射手段の光軸上に配設された偏光手段と、前記他方のポインタ光投射手段の光軸上に配設された偏光手段との双方の偏光方向を回転させる回転手段を備えることを特徴とする請求項11に記載のポインタ装置。
  14. 前記距離調節手段は、前記一方のポインタ光投射手段と前記他方のポインタ光投射手段との距離を調整する機構であって、
    前記切替手段は、前記一方のポインタ光投射手段の光軸上に配設されたシャッタ手段の動作と、前記他方のポインタ光投射手段の光軸上に配設されたシャッタ手段との動作とを入れ替えることを特徴とする請求項11に記載のポインタ装置。
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