JP5457332B2 - 電源装置、機械式駐車装置、及び電源装置の制御方法 - Google Patents
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Description
このような機械式駐車装置において、特許文献1には、建屋内において駆動装置により、多数の車両を車両用パレットを用いて上下方向に移動させて格納するように構成し、車両を下降させる際に、その下降エネルギーを用いて発電する発電装置と、該発電装置により発電した電力を蓄電する蓄電装置と、を備えることによって、車両を入出庫させる際の下降エネルギーを発電に利用する技術が記載されている。
図6に示される電源装置200は、商用電力系統202に接続され、交流電力を直流電力に変換する回生コンバータ回路204と、回生コンバータ回路204に接続され、直流電力を交流電力に変換し、上下搬送される被搬送物である負荷206を上昇させるモータ208を駆動させるモータ駆動用インバータ回路210と、を備えている。
図7に示す特性を持つ回生コンバータ回路204の一端(モータ駆動用インバータ回路210に接続されている端部)から入出力される電流(回生コンバータ出力電流Iconv)は、回生コンバータ回路204とモータ駆動用インバータ回路210との間の電圧(直流バス電圧)に比例し、かつ直流バス電圧が所定の大きさ(図7の例では、270V)の場合に零(0A)となる。そして、力行運転時には、回生コンバータ出力電流が0Aを超え、直流バス電圧は下がる一方、回生運転時には、回生コンバータ出力電流が0A未満となり、直流バス電圧は大きくなる。
なお、図9に示される特性を実現するためには、回生コンバータ回路204としてPWM制御方式を採用した回生コンバータ回路を使用する必要がある。
図11に示されるように、回生コンバータ回路204の回生開始電圧よりも、DC/DCコンバータ回路212によって蓄電装置214が充電を開始する電圧の方が低く、回生コンバータ回路204の給電開始電圧よりも、DC/DCコンバータ回路212によって蓄電装置214が放電を開始する電圧の方が高い。すなわち、無負荷の状態から回生運転となると、直流バス電圧が上昇し、回生電力の蓄電装置214への充電が開始され、さらに直流バス電圧が上昇し、回生コンバータ回路204の回生開始電圧を超えると、回生コンバータ回路204による商用電力系統202への回生が開始される。一方、無負荷の状態から力行運転となると、直流バス電圧が下降し、蓄電装置214からの放電が開始され、さらに直流バス電圧が下降し、回生コンバータ回路204の給電開始電圧を下回ると、回生コンバータ回路204による商用電力系統202から電力の供給が開始される。
このように、図11のような特性を有するDC/DCコンバータ回路212と回生コンバータ回路204を備えた電源装置200は、力行運転時及び回生運転時共に、商用電力系統への電力の回生及び商用電力系統からの電力の供給よりも優先的に、蓄電装置の充放電が行われる。
第1変換回路は、第2変換回路との間の直流電圧に応じて変化し(例えば、比例関係を有する。)、かつ該直流電圧が所定の大きさの場合に零(0A)となる電流を第1変換回路の他端から入出力させるという特性を有している。
さらに、測定手段によって、第1変換回路の他端から入出力される電流が測定される。
そして、制御手段が、測定手段で測定された電流が正である場合に、第1変換回路と第2変換回路との間の直流電圧が上昇し、測定手段で測定された電流が負である場合に、第1変換回路と第2変換回路との間の直流電圧が下降するように直流電圧変換回路を介して、蓄電装置の充放電を制御する。
これにより、第1変換回路の他端から入出力される電流を0Aとすることができるので、商用電力系統と第1変換回路との間での電力のやり取りを最小限にすることができ、安価でかつ確実に、商用電力系統への電力の回生及び商用電力系統からの電力の供給よりも優先的に、蓄電装置の充放電を行うことができる。
以下、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本第1実施形態に係る機械式駐車装置10の構成図である。
図1に示されるように、機械式駐車装置10は、車両12を乗せるパレット14、上下に昇降するリフト16、車両12を格納させる格納棚18、地上で人が乗降する乗入部20を備える。また、機械式駐車装置10は、上下搬送される被搬送物(負荷)である車両12、パレット14、及びリフト16を上昇させるモータ22、モータ22への電力を供給するために商用電力系統24と接続された電源装置26を備える。
機械式駐車装置10は、車両12のへの入庫時には、車両12を載せる空のパレット14を格納棚18からリフト16を取り出し、リフト16と共にパレット14を乗入部20に降下させ、乗入部20でパレット14に車両12が載ると、格納階までパレット14に車両12を載せたリフト16を上昇させて格納棚18に車両12を収納する。出庫時には、格納棚18のパレット14に載った車両12をパレット14と共に取り出し、リフト16によって乗入部20に降下させ、乗入部20でパレット14から車両12が降ろされた後、格納階まで空となったパレット14を上昇させて空のパレット14を格納棚18に収納する。
ここで、入庫の場合には空のパレット14と共にリフト16を格納棚18から乗入部20に降ろす。この場合、カウンタウェート30を持ち上げる事になるが、重量はカウンタウェート30≧(リフト16+パレット14)のためモータ22を駆動させるための動力が必要となり力行運転となる。また、パレット14に載せた車両12を格納棚18へ上昇させ格納する場合は、(車両12+リフト16+パレット14)≧カウンタウェート30であり、重たい側を持ち上げるため動力が必要となり力行運転となる。
一方、出庫の場合には車両12を乗入部20へ降ろすが、(車両12+リフト16+パレット14)≧カウンタウェート30であり、重たい側を降ろすので回生運転となり、モータ22で回生電力が発生する。また、空のパレット14を格納棚18へ戻す上昇動作においても、カウンタウェート30≧(リフト16+パレット14)であり、軽い側を上昇させるので回生運転となり、モータ22で回生電力が発生する。
本第1実施形態に係る電源装置26は、回生コンバータ回路40、モータ駆動用インバータ回路42、DC/DCコンバータ回路44、蓄電装置46(本第1実施形態では、電気二重層キャパシタ:EDLC)、及びDC/DCコンバータ制御部48を備える。
具体的には、回生コンバータ回路40は、120度通電の回生コンバータであり、スイッチング素子50A〜50F、及びコンデンサ52を備える。各スイッチング素子50A〜50Fのコレクタ及びエミッタには、ダイオード54のカソード及びアノードが接続されている。なお、図2では、スイッチング素子の一例として、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を用いた例を示している。
そして、スイッチング素子50A,50Bが直列接続されていると共にスイッチング素子50Aのエミッタとスイッチング素子50Bのコレクタが商用電力系統24に接続され、スイッチング素子50C,50Dが直列接続されていると共にスイッチング素子50Cのエミッタとスイッチング素子50Dのコレクタが商用電力系統24に接続され、スイッチング素子50E,50Fが直列接続されていると共にスイッチング素子50Eのエミッタとスイッチング素子50Fのコレクタが商用電力系統24に接続されている。さらに、直列接続されているスイッチング素子50A,50B、直列接続されているスイッチング素子50C,50D、直列接続されているスイッチング素子50E,50F、及びコンデンサ52が並列接続されている。
具体的には、モータ駆動用インバータ回路42は、コンデンサ60、及びスイッチング素子62A〜62Fを備える。各スイッチング素子62A〜62Fのコレクタ及びエミッタには、ダイオード64のカソード及びアノードが接続されている。
そして、スイッチング素子62A,62Bが直列接続されていると共にスイッチング素子62Aのエミッタとスイッチング素子62Bのコレクタがモータ22に接続され、スイッチング素子62C,62Dが直列接続されていると共にスイッチング素子62Cのエミッタとスイッチング素子62Dのコレクタがモータ22に接続され、スイッチング素子62E,62Fが直列接続されていると共にスイッチング素子62Eのエミッタとスイッチング素子62Fのコレクタがモータ22に接続されている。さらに、コンデンサ60、直列接続されているスイッチング素子62A,62B、直列接続されているスイッチング素子62C,62D、及び直列接続されているスイッチング素子62E,62Fが並列接続されている。
具体的には、DC/DCコンバータ回路44は、コンデンサ66、スイッチング素子68A,68B、インダクタ70を備える。各スイッチング素子68A,68Bのコレクタ及びエミッタには、ダイオード72のカソード及びアノードが接続されている。
そして、スイッチング素子68A,68Bが直列接続されていると共にスイッチング素子68Aのエミッタとスイッチング素子68Bのコレクタがインダクタ70を介して蓄電装置46に接続されている。また、コンデンサ66、及び直列接続されているスイッチング素子68A,68Bが並列接続されている。
さらに、スイッチング素子68A,68B(以下、「パワー素子74」という。)は、DC/DCコンバータ制御部48によって、その動作が制御される。
なお、パワー素子74は、スイッチング機能を有していれば、MOSFET及びパワートランジスタ等で構成されていてもよい。
商用電力系統24から電力供給がされる場合は、商用電力系統24からの交流電力を回生コンバータ回路40が直流電力に変換し、モータ駆動用インバータ回路42が変換された直流電力を再び交流電力に変換し、モータ22に供給する。蓄電装置46から電力供給がされる場合は、蓄電装置46から放電される直流電力をDC/DCコンバータ回路44が大きさを所定の大きさに変換し、モータ駆動用インバータ回路42が変換された直流電力を交流電力に変換し、モータ22に供給する。
商用電力系統24へ回生させる場合は、モータ22が発生させた交流電力をモータ駆動用インバータ回路42が直流電力に変換し、回生コンバータ回路40が変換された直流電力を交流電力に変換し、商用電力系統24へ回生させる。一方、蓄電装置46へ充電させる場合は、モータ22が発生させた交流電力をモータ駆動用インバータ回路42が直流電力に変換し、DC/DCコンバータ回路44が変換された直流電力の大きさを蓄電装置46が充電可能な大きさに変換し、蓄電装置46へ充電させる。
このように、回生コンバータ出力電流が0Aでない場合とは、電源装置26と商用電力系統24との間での電力のやり取りが生じている場合である。具体的には、回生コンバータ出力電流が負の場合は、モータ22で発生した回生電力が商用電力系統24へ回生され、回生コンバータ出力電流が正の場合は、商用電力系統24から電力が供給される。すなわち、回生コンバータ出力電流を0Aとすることによって、電源装置26と商用電力系統24との間の電力のやり取りを最小限にすることができる。
すなわち、DC/DCコンバータ制御部48は、電流測定部56で測定される回生コンバータ出力電流が0Aとなるように、蓄電装置46の充放電を制御することによって、電源装置26と商用電力系統24との間の電力のやり取りを最小限にし、安価でかつ確実に、商用電力系統24への回生及び商用電力系統24からの電力供給よりも優先的に、蓄電装置46の充放電を行わせる。
直流バス電圧は、回生コンバータ回路40が備えるコンデンサ52、モータ駆動用インバータ回路42が備えるコンデンサ60、及びDC/DCコンバータ回路44が備えるコンデンサ66の電圧の総和によって決定される。そして、回生コンバータ回路40が備えるコンデンサ52の電圧は、コンデンサ52に流れる回生コンバータ出力電流(Iconv)によって決定され、モータ駆動用インバータ回路42が備えるコンデンサ60の電圧は、モータ駆動用インバータ回路42へ入力する電流(以下、「インバータ電流(Iinv)」という。)によって決定され、DC/DCコンバータ回路44が備えるコンデンサ66の電圧は、蓄電装置46の充放電電流(以下、「EDLC電流(Ic)」という。)によって決定される。このため、EDLC電流を制御することによって、直流バス電圧を制御することができる。
DC/DCコンバータ制御部48は、差分算出部80、PI制御部82、直流バス電圧上下限部84、差分算出部86、PI制御部88、充放電電流上限部90、差分算出部92、PI制御部94、EDLC電圧上下限部96、逆数算出部98、及び変調率導出部100を備えている。
なお、直流バス電圧の最大値(Vdc_MAX)と最小値(Vdc_MIN)とが予め設定されることにより、例えば、回生コンバータ回路40が停止した場合であっても、蓄電装置46の充放電により、直流バス電圧の変動が制限される。
なお、充放電電流の指令値(Ic_REF)が、放電電流の最大値(Ic_D_MAX)を超える場合は、その差分がモータ22へ供給する電力の不足分となるため、該差分に応じた電力が商用電力系統24から供給される。一方、充放電電流の指令値(Ic_REF)が、充電電流の最大値(Ic_C_MAX)を超える場合は、その差分が蓄電装置46で充電できない回生電力となるため、該差分に応じた回生電力が商用電力系統24へ回生される。
そして、差分算出部86は、直流バス電圧の指令値と測定された直流バス電圧の値の差分を算出する。PI制御部88は、直流バス電圧の指令値よりも測定された直流バス電圧の方が高ければ、より多くの電流を蓄電装置46に充電させることによって直流バス電圧を下げるために、蓄電装置46への充電電流を高くするための指令値を出力する。ここで、充電電流の指令値が最大値(Ic_C_Max、例えば50A)よりも大きい場合は、充電電流の指令値は該最大値とされ、蓄電装置46に充電できない過剰な回生電力は、商用電力系統24へ回生される。
差分算出部92は、充電電流の指令値と測定されたEDLC電流の値の差分を算出し、PI制御部88は、該差分に応じたEDLC電圧の指令値を変調率導出部100へ出力し、変調率導出部100で変調率を導出する。
そして、パワー素子74は、入力された変調率でオン、オフを繰り返し、DC/DCコンバータ回路44の出力電圧を制御することによって、EDLC電流を制御し、EDLC電流を制御することで直流バス電圧を制御する。
そして、差分算出部86は、直流バス電圧の指令値と測定された直流バス電圧の値の差分を算出する。PI制御部88は、直流バス電圧の指令値よりも測定された直流バス電圧の方が低ければ、より多くの電流を蓄電装置46から放電させることによって直流バス電圧を上げるために、蓄電装置46からの放電電流を高くするための指令値を出力する。ここで、放電電流の指令値が最大値(Ic_D_Max、例えば50A)よりも大きい場合は、放電電流の指令値は最大値とされ、蓄電装置46からの放電のみでは不足する電力は、商用電力系統24から供給されることとなる。
差分算出部92は、放電電流の指令値と測定されたEDLC電流の値の差分を算出し、PI制御部88は、該差分に応じたEDLC電圧の指令値を変調率導出部100へ出力し、変調率導出部100で変調率を導出する。
そして、パワー素子74は、入力された変調率でオン、オフを繰り返し、DC/DCコンバータ回路44の出力電圧を制御することによって、EDLC電流を制御し、EDLC電流を制御することで直流バス電圧を制御する。
これにより、本第1実施形態に係る電源装置26は、回生コンバータ回路40から入出力される回生コンバータ出力電流を0Aとすることができるので、商用電力系統24と回生コンバータ回路40との間での電力のやり取りを最小限にすることができ、安価でかつ確実に、商用電力系統24への電力の回生及び商用電力系統24からの電力の供給よりも優先的に、蓄電装置46の充放電を行うことができる。
以下、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、本第2実施形態に係る機械式駐車装置10の構成は、図1に示される第1実施形態に係る機械式駐車装置10の構成と同様であるので説明を省略する。
Ic=(Vout_REF−Vedlc)/R・・・(1)
Ic=(130−0)/0.01=13000(A)・・・(2)
となり、蓄電装置46に非常に大きな充電電流(13000A)が流れることとなる。実際には、DC/DCコンバータ回路44にインダクタ70が設けられているため、徐々に13000Aに向けて充電電流が増加するので、充電電流が増加する過程で過電流を検知し、蓄電装置46に対する充電を停止させることとなる。
一つは、蓄電装置46を充電する際、充放電電流の指令値(Ic_REF)により電流を制御させるという課題(以下、「課題1」という。)。
もう一つは、EDLC電圧(Vedlc)がEDLC最小電圧(Vout_Min)以下のときは充電動作のみを行わせ、放電動作は行わせないという課題(以下、「課題2」という。)。
蓄電装置46が充電する条件は、Vedlc<Vout_REFの場合である。
また、蓄電装置が放電する条件は、Vedlc>Vout_REFの場合である。
さらに、DC/DCコンバータ回路44に流れる電流が0Aとなる条件は、Vedlc=Vout_REFの場合である。
上記3つの条件より、つねにVedlc≦Vout_REFとなる条件であれば、蓄電装置46は、放電動作をしない。すなわち、出力電圧の指令値(Vout_REF)が、常にEDLC電圧(Vedlc)となるように、DC/DCコンバータ制御部48を構成する必要がある。
Vedlc(測定値)=EDLC開回路電圧+Ic×R・・・(3)
このため、電圧測定部で測定して得られたEDLC電圧(Vedlc)を用いて、出力電圧の指令値(Vout_REF)の下限を制限すると、EDLC電流(Ic)が充電方向に流れている状態の電圧で制限されてしまうことになり、一度電流が流れ出すと充放電電流の指令値(Ic_REF)に無関係に充電が継続してしまうという不具合が発生する。これを防止するためには、出力電圧の指令値(Vout_REF)の下限値をEDLC開回路電圧(電流が0Aのときの電圧)とすることが必要となる。
これにより、蓄電装置46から出力させるEDLC電圧の指令値が、蓄電装置46の充電電圧よりも大きくなることはなくなるので、蓄電装置46から出力させるEDLC電圧の指令値が、蓄電装置46の充電電圧よりも大きくなり、蓄電装置46が破損することを防止できる。
16 リフト
22 モータ
24 商用電力系統
26 電源装置
40 回生コンバータ回路
42 モータ駆動用インバータ回路
44 DC/DCコンバータ回路
46 蓄電装置
48 DC/DCコンバータ制御部
56 電流測定部
Claims (5)
- 一端が商用電力系統に接続され、交流電力と直流電力とを変換する120度通電の第1変換回路と、一端が前記第1変換回路の他端に接続され、直流電力と交流電力とを変換し、他端がモータに接続される第2変換回路と、一端が前記第1変換回路の他端及び前記第2変換回路の一端に接続され、直流電圧の大きさを変換し、他端が蓄電装置に接続される直流電圧変換回路と、を備え、前記第1変換回路の他端から入出力される電流は、前記第1変換回路と前記第2変換回路との間の直流電圧に応じて変化し、かつ該直流電圧が所定の大きさの場合に零となる電源装置であって、
前記第1変換回路の他端から入出力される電流を測定する測定手段と、
前記測定手段によって測定された電流が正である場合に、前記直流電圧が上昇し、前記測定手段で測定された電流が負である場合に、前記直流電圧が下降するように前記直流電圧変換回路を介して、前記蓄電装置の充放電を制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記測定手段によって測定された電流が、前記第1変換回路の他端から入出力される電流の指令値であって、前記商用電力系統と前記第1変換回路との間の電力のやり取りを最小限にする該指令値となるように、前記直流電圧変換回路を介して前記蓄電装置の充放電の時間割合を変化させる電源装置。 - 前記制御手段は、前記指令値と前記測定手段によって測定された電流との差分を算出し、該差分に応じた前記直流電圧の指令値と測定された前記直流電圧との差分を算出し、該差分に応じた前記蓄電池の充放電電流の指令値と前記蓄電装置から出力される電流との差分を算出し、該差分に応じた前記蓄電装置から出力させる電圧の指令値を導出し、該指令値と前記直流電圧の逆数との積から前記時間割合を導出する請求項1記載の電源装置。
- 前記指令値は、上限値及び下限値を有しており、
前記下限値は、前記蓄電装置の出力電圧が予め定められた下限値未満の場合に、前記蓄電装置の出力電圧に応じて変化し、前記蓄電装置の出力電圧が該予め定められた下限値を超える場合に、該予め定められた下限値に設定される請求項2記載の電源装置。 - 上下搬送される被搬送物と、
前記被搬送物を上昇させるモータと、
前記モータへ電力を供給する請求項1から請求項3の何れか1記載の電源装置と、
を備えた機械式駐車装置。 - 一端が商用電力系統に接続され、交流電力と直流電力とを変換する120度通電の第1変換回路と、一端が前記第1変換回路の他端に接続され、直流電力と交流電力とを変換し、他端がモータに接続される第2変換回路と、一端が前記第1変換回路の他端及び前記第2変換回路の一端に接続され、直流電圧の大きさを変換し、他端が蓄電装置に接続される直流電圧変換回路と、を備え、前記第1変換回路の他端から入出力される電流は、前記第1変換回路と前記第2変換回路との間の直流電圧に応じて変化し、かつ該直流電圧が所定の大きさの場合に零となる電源装置の制御方法であって、
前記第1変換回路の他端から入出力される電流を測定する測定手段によって測定された電流が正である場合に、前記直流電圧が上昇し、前記測定手段で測定された電流が負である場合に、前記直流電圧が下降するように前記直流電圧変換回路を介して、前記蓄電装置の充放電を制御するために、
前記測定手段によって測定された電流が、前記第1変換回路の他端から入出力される電流の指令値であって、前記商用電力系統と前記第1変換回路との間の電力のやり取りを最小限にする該指令値となるように、前記直流電圧変換回路を介して前記蓄電装置の充放電の時間割合を変化させる電源装置の制御方法。
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