JP5455552B2 - コンベアベルトの縦裂き検出装置 - Google Patents
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Description
「コンベアベルトの縦裂き検出装置」は、コンベアベルトに埋設した被検出体(ループコイル)の断線によりコンベアベルトの縦裂きを検出する際、コンベアベルトの走行方向に所定距離をおいて二つの検出センサを固定配置することで、外部ノイズによる誤検出が減少するようにしている。
また、同様に、コンベアベルトの縦裂きを検出する際に、検出信号を複数回測定しその平均値をもって断線を判断することで、誤動作による影響を受け難い構成にした「コンベアベルトの縦裂き検出方法」(特許文献3参照)もある。
また、この発明の他の態様に係るコンベアベルトの縦裂き検出装置は、前記判定部が、前記ループコイルの電圧データを削除した場合、その都度、削除した旨をモニタ手段に表示させるモニタ表示情報を出力するようにしている。
図1は、この発明の一実施の形態に係るコンベアベルトの縦裂き検出装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、コンベアベルトの縦裂き検出装置10は、ベルトコンベア装置11のコンベアベルト12に装着されたループコイル13、コンベアベルト12の近傍に配置されたセンサ部(検知部)14、及びループコイル13が断線状態にあるか否かを判定する判定部15を有している。センサ部14は、送信部14a及び受信部14bを備え、判定部15は、CPU(Central Processing Unit)15a及びメモリ15bを備えている。
コンベアベルト12は、例えば、天然ゴム(Natural Rubber:NR)等の弾性材料により無端環状に形成されて、図示しないモータにより回転される動力回転体としての従動プーリ17と駆動プーリ18との間に掛け回されている。
従動プーリ17の回転量は、従動プーリ17とコンベアベルト12とのずれを除き、コンベアベルト12の搬送移動距離と略対応するので、両近接センサ21a,21bから判定部15に出力されるパルス信号の数も、コンベアベルト12の搬送移動距離に略対応することになる。
図5は、センサ部の設置状態を示すコンベアベルトの部分説明図である。図5に示すように、センサ部14は、ループコイル13に対向するようにコンベアベルト12下方のベルト幅両側近傍に位置させて、サポートフレーム22に固定された、送信部14aと受信部14bを有している。
このセンサ部14には、図示しない増幅部を介して判定部15が接続されており(図1参照)、受信部14bが検出した信号は、増幅部を介して判定部15に出力される。
このように、判定部15は、コンベアベルト12の搬送移動時に受信部14bによって検出されたループコイル13の電圧データに基づき、ループコイル13の断線状態を判定するが、このとき、電圧データと予め設定した閾値との比較結果に基づき、当該電圧データを自動的に削除して判定要素としないようにする。
次に、コンベアベルトの縦裂き検出装置10における、コンベアベルト12の縦裂き検出について説明する。
縦裂き検出装置10によりコンベアベルト12の縦裂き検出を行う際、先ず、各ループコイル13間の埋設間隔を記憶するために、ベルトコンベア装置11を駆動させる。
スタートループコイル13a,13bの検知以後、判定部15は、ループコイル信号V3にコイル検知信号であるパルス信号が発生する毎に、各パルス信号が入力される間に回転センサ信号V1及び回転センサ信号V2で入力されたパルス数を、各ループコイル13間の間隔として記憶する。
ここで、判定部15は、センサ部14からのパルス信号に基づく各ループコイル13間の間隔の記憶を行う。各ループコイル13間の間隔記憶は、センサ部14からのパルス信号に基づく場合と同様である。
図7は、ループコイル埋設箇所において縦裂きが発生した場合のパルス発生状態を示す各種信号のタイミングチャートである。図7に示すように、ループコイル13cに続くループコイル13d(図4参照)の埋設箇所において縦裂きが発生した場合、ループコイル13dに対応するパルス信号dは発生していない。
図8は、ループコイルの検出電圧データの閾値に基づく判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
ステップS105の判定の結果、検出電圧(V)が閾値(Vt)を下回らない(Yes)場合、ステップS102へ戻ってループコイル13の電圧検出を継続し、一方、検出電圧(V)が閾値(Vt)を下回る(No)場合、ループコイル13の検出電圧データを削除し(ステップS106)、その後、テップS102へ戻ってループコイル13の電圧検出を継続する。
そして、センサ部14が、ループコイル13cについて縦裂きの発生を検知をしなければ、ループコイル13cに続いて、次のループコイル13d(図4,6参照)がセンサ部14を通過する。
以下、同様に、各ループコイル13のコイル位置におけるパルス信号が検出されるか否かにより、コンベアベルト12のループコイル13埋設箇所における縦裂き発生の有無を検知する。
また、判定部15における判定において、検出データが自動的に削除されたループコイル13は、ベルトコンベア12から速やかに撤去され、正常動作するループコイル13に交換される。その後、ループコイル13を復活させることができる。
この結果、コンベアベルト12の縦裂き検出のための検出データから誤作動となる要素が自動的に排除されるので、検出データに基づき判断が曖昧となる状況を生じさせず、曖昧な判断に伴う無駄を無くして縦裂き検出の効率化を図ることができる。
11 ベルトコンベア装置
12 コンベアベルト
12a 搬送部
13,13a,13b,13c,13d,13e ループコイル
14 センサ部
14a 送信部
14b 受信部
15 判定部
15a CPU
15b メモリ
16 ホッパ
17 従動プーリ
17a プーリ側面
18 駆動プーリ
19 鉄片
20,22 サポートフレーム
21a,21b 近接センサ
23 駆動制御部
24 表示装置
Claims (3)
- 無端環状のコンベアベルトにベルト幅方向に延びて埋設され、前記コンベアベルトの縦裂き時、断線状態になる導電性のループコイルと、
前記コンベアベルトの近傍に配置されて、前記ループコイルに誘導電流を生じさせる高周波磁界を発生させる送信部、及び前記ループコイルに生じた誘導電流を検出する受信部を備えた検知部と、
前記コンベアベルトの搬送移動時に前記受信部により検出された前記ループコイルの電圧データに基づき、前記ループコイルが断線状態にあるか否かを判定すると共に、前記電圧データと予め設定した閾値との比較結果に基づき、当該電圧データを自動的に削除して判定要素としない判定部と
を有するコンベアベルトの縦裂き検出装置。 - 前記判定部は、
前記閾値との比較結果が、前記ループコイルから検出した電圧データが0より大きく、且つ、前記閾値を下回る場合、当該ループコイルの電圧データを自動的に削除し、一方、前記ループコイルから検出した電圧データが0の場合、前記コンベアベルトの搬送移動を停止させる停止信号を出力する
請求項1に記載のコンベアベルトの縦裂き検出装置。 - 前記判定部は、
前記ループコイルの電圧データを削除した場合、その都度、削除した旨をモニタ手段に表示させるモニタ表示情報を出力する
請求項1または2に記載のコンベアベルトの縦裂き検出装置。
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