JP5454218B2 - 電動機駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、少なくともバッテリから供給される電力によって電動機を駆動するハイブリッド電気自動車、電気自動車などの電動機駆動装置に関する。
例えばハイブリッド電気自動車に代表される電動機駆動装置としては、例えばバッテリで構成される第1の直流電源と、直流電圧を受けて車両駆動用のモータを駆動制御するための電力変換を行うインバータで構成される駆動回路と、前記第1の直流電源と前記駆動回路との間に接続され、両者の間で直流電圧変換を行うための例えば昇圧コンバータで構成される電圧変換器と、この電圧変換器に対して、開閉手段を介して並列に接続された蓄電用のキャパシタC0で構成される第2の直流電源と、前記電圧変換器が前記駆動回路と前記第2の直流電源との接続点に出力する出力電圧の目標値を設定するとともに、設定した目標値と前記出力電圧とが一致するように前記電圧変換器の動作を制御する制御手段とを備えた車両電源装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。ここで、制御手段は、モータの要求出力に応じた電圧を前記目標値に設定する第1の目標値設定手段と、前記モータの要求出力に応じた電圧よりも高く、前記第2の直流電源を充電可能な電圧を前記目標値に設定する第2の目標値設定手段と、車両の運転者の要求に応じて、前記第1および第2の目標値設定手段の一方を選択する選択手段とを含んでいる。
電動機制御装置の具体的構成は、図10に示すように、エンジンによって駆動されるモータジェネレータとなる交流発電機101で発電された3相交流電力をインバータで構成されるAC−DC変換回路102で直流電力に変換し、変換した直流電力を平滑用コンデンサ103で平滑化してインバータで構成されるDC−AC変換回路104に供給し、このDC−AC変換回路104から出力される3相交流電力をモータジェネレータとなる交流電動機105に供給するように構成されている。また、平滑用コンデンサ103にはAC−DC変換回路102と並列にバッテリ106が接続されている。
この図10の構成によると、交流発電機101で発電しているときには、発電された交流電力で交流電動機105を回転駆動すると共に、バッテリ106を充電し、回生制動状態となって交流電動機105が発電状態となったときにDC−AC変換回路104をコンバータとして機能させてバッテリ106を充電する。
他の電動機制御装置として、図11に示すように、図10におけるバッテリ106を省略し、これに代えて、DC−AC変換回路104の直流入力電圧の最高値より端子電圧の低いバッテリ107と、このバッテリ107にリアクトルLを介して接続されたバッテリ電圧を昇圧するDC−DC変換回路108とを設けた構成が知られている。
この図11の構成によると、バッテリ107のバッテリ電圧をDC−DC変換回路108で任意の直流電圧に昇圧して平滑用コンデンサ103に供給するので、バッテリ107として低電圧のものが適用可能となり、また平滑用コンデンサ103の直流電圧をバッテリ107の電圧以上の任意の値に制御することも可能となるため、交流電動機105の制御性向上や運転動作範囲の拡大が可能となる。
特開2007−89262号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された従来例にあっては、通常、電動機トルクT、駆動回路を構成するインバータの出力電圧V、および電動機電流Imと、電動機回転数Nmとの関係は、図12に示すように表されている。すなわち、電動機回転数Nmが0から所定回転数N0に達するまでの間では、V/F制御によりトルク及び電動機電流が略一定となり、電動機回転数Nmの増加に応じてインバータの出力電圧Vも増加する。しかし、電動機回転数Nmが所定回転数N0以上となると、インバータが出力できる電圧が最大電圧Vmaxに制限されるため、さらなる高速化には電動機の弱め磁束制御を実施する必要がある。特に、高効率化のために永久磁石形同期電動機を適用した場合、無効電力分の増加に伴い、図12に示すように、交流電動機に流れる電動機電流Imの電流値も増加する。
すなわち、図10または図11の電動機駆動装置で交流電動機をさらなる高速運転を実施しようとする場合には、DC−AC変換回路104の変換器容量をその分増加させる必要がある。換言すれば、DC−AC変換回路104の変換器容量と交流電動機105の最高回転数とはトレードオフの関係があり、電気車をより高速運転可能なシステムにしようとする場合、変換器容量増加分だけコストアップになるという未解決の課題がある。
一方、交流発電機101からバッテリ106または107に充電を実施しようとする場合、バッテリ106または107への充電容量は概ね下式で表すことができる。
バッテリ充電容量=充電電流×充電時間
すなわち、充電電流(AC−DC変換器容量にほぼ比例する)と充電時間とは反比例的な関係があるため、充電時間を短縮させようとする場合は、充電電流を増加させる必要がある。この場合、AC−DC変換回路102及びDC−DC変換回路108の容量は大きなものが必要となり、コストアップになるという未解決の課題がある。
すなわち、交流電動機105の高速運転とバッテリ106または107の高速充電との双方を実現しようとすると、AC−DC変換回路102、DC−AC変換回路104、DC−DC変換回路108を共に相応の容量のものが必要となり、システム全体のトータル容量は大きなものが必要となる。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、少ないコストアップで各変換回路容量の増大化を図り、交流電動機の高速運転と直流電源への急速充電の両立を図ることができる電動機駆動装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の一の形態に係る電動機駆動装置は、入力された電力を直流電力に変換して出力する第1の電力変換回路と、該第1の電力変換回路と並列に接続された蓄電部を有する直流電源と、前記第1の電力変換回路及び前記直流電源の直流電力を平滑化する平滑回路と、該平滑回路に接続されて直流電力を多相交流電力に変換して出力する第2の電力変換回路と、前記第1の電力変換回路と前記第2の電力変換回路との間に接続され、直流電力と交流電力を相互に変換して出力する第3の電力変換回路と、前記第1の電力変換回路の電力入力部及び前記第3の電力変換回路の多相交流出力点間に介挿した第1の開閉装置を有する第1の短絡部と、前記第2の電力変換回路及び前記第3の電力変換部回路の多相交流出力点間に介挿した第2の開閉装置を有する第2の短絡部と、前記第1の開閉装置及び第2の開閉装置を開閉制御する開閉制御部とを備え、前記開閉制御部は、前記第1の開閉装置を開くとともに、前記第2の開閉装置を閉じて、前記第3の電力変換回路をDC−AC変換回路として動作させるか、前記第1の開閉装置を閉じるとともに、前記第2の開閉装置を開いて、前記第3の電力変換回路をAC−DC変換回路として動作させるか、を選択制御するように構成されていることを特徴としている。
また、本発明の他の形態に係る電動機駆動装置は、入力された電力を直流電力に変換して出力する第1の電力変換回路と、該第1の電力変換回路と並列に接続された蓄電部を有する直流電源と、前記第1の電力変換回路及び前記直流電源の直流電力を平滑化する平滑回路と、該平滑回路に接続されて直流電力を多相交流電力に変換して出力する第2の電力変換回路と、前記第1の電力変換回路と前記第2の電力変換回路との間に接続され、直流電力と交流電力を相互に変換して出力する第3の電力変換回路と、前記第1の電力変換回路の電力入力部及び前記第3の電力変換回路の多相交流出力点間に介挿した第1の開閉装置を有する第1の短絡部と、前記第2の電力変換回路及び前記第3の電力変換部回路の多相交流出力点間に介挿した第2の開閉装置を有する第2の短絡部と、前記第1の開閉装置及び第2の開閉装置を開閉制御する開閉制御部とを備え、前記第3の電力変換回路は、直流電力と交流電力を相互に変換して出力する複数の電力変換部が並列接続され、各電力変換部の交流出力点間に相同士を短絡又は開放するとともに、前記第1及び第2の開閉装置の少なくとも一方に連動して動作する開閉装置を介挿した構成を有することを特徴としている。
また、本発明の他の形態に係る電動機駆動装置は、前記開閉制御部は、前記第1の開閉装置を開くとともに、前記第2の開閉装置を閉じて、前記第3の電力変換回路をDC−AC変換回路として動作させるか、前記第1の開閉装置を閉じるとともに、前記第2の開閉装置を開いて、前記第3の電力変換回路をAC−DC変換回路として動作させるか、を選択制御するように構成されていることを特徴としている。
また、本発明の他の形態に係る電動機駆動装置は、前記第1の電力変換回路が、交流電力が入力されるAC−DC変換部で構成されていることを特徴としている。
また、本発明の他の形態に係る電動機駆動装置は、前記AC−DC変換部に入力される交流電力が、交流発電機または商用電源より供給されるものであることを特徴としている。
また、本発明の他の形態に係る電動機駆動装置は、前記第1の電力変換回路が、バッテリの電力を昇圧するDC−DC変換回路で構成されていることを特徴としている。
また、本発明の他の形態に係る電動機駆動装置は、前記第1の電力変換回路が、スイッチング素子とこれに逆並列に接続されたダイオードとを有するスイッチングアームを備えていることを特徴としている。
また、本発明の他の形態に係る電動機駆動装置は、前記直流電源が蓄電部のみで構成されていることを特徴としている。
また、本発明の他の形態に係る電動機駆動装置は、前記直流電源が蓄電部と該蓄電部の電圧を昇圧する昇圧部とを備えていることを特徴としている。
さらに、本発明の他の形態に係る電動機駆動装置は、前記第2の電力変換回路及び第3の電力変換回路は、スイッチング素子とこれに逆並列に接続されたダイオードとを有するスイッチングアームを備えていることを特徴としている。
本発明によれば、電動機の高速駆動及び直流電源の高速充電を、第1の電力変換部と第2及び第3の電力変換回路とを組み合わせて行うことができるので、低コストで、電動機の高速運転及び直流電源の高速充電を両立させることができるという効果が得られる。
本発明の第1の実施形態を示す電動機駆動装置のブロック図である。 第1の開閉装置の具体的構成を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態における電動機駆動装置を示す概略ブロック図である。 本発明の第2の実施形態における電動機駆動装置の変形例を示す概略ブロック図である。 本発明の第3の実施形態における電動機駆動装置を示す概略ブロック図である。 本発明の第4の実施形態における電動機駆動装置を示す概略ブロック図である。 本発明の第5の実施形態における電動機駆動装置を示す概略ブロック図である。 本発明の第6の実施形態における電動機駆動装置を示すブロック図である。 本発明をハイブリッド電気自動車に適用した場合の実施形態を示すブロック図である。 従来の電動機駆動装置の一例を示すブロック図である。 従来の電動機駆動装置の他の例を示すブロック図である。 従来例の電動機駆動特性を示す特性線図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の第1の実施形態の電動機駆動装置を示すブロック図であり、図中、1はハイブリッド電気自動車等に適用する電動機駆動装置である。この電動機駆動装置1は、例えばエンジン等の内燃機関で構成される回転駆動源の出力軸に連結された電力供給部としての3相交流発電機3と、この3相交流発電機3から出力される3相交流電力を直流電力に変換する第1の電力変換回路としてのAC−DC変換回路4とを備えている。
AC−DC変換回路4は、正極側ラインLp及び負極側ラインLn間に並列に接続された3つのスイッチングアームSA11〜SA13を有する。各スイッチングアームSA11〜SA13のそれぞれは、正極側ラインLp及び負極側ラインLn間に直列に接続された例えば絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)で構成されるスイッチング素子Qia及びQib(iは11〜13)と、各スイッチング素子Qia及びQibに逆並列に接続されたダイオードDia及びDibとを有する。そして、各スイッチング素子Q11a及びQ11b、Q12a及びQ12b、Q13a及びQ13bの電力入力部となる接続点Pr、Ps、Ptに3相交流発電機3の3相交流電力が供給されている。
また、電動機駆動装置1は、AC−DC変換回路4の正極側ラインLp及び負極側ラインLn間にAC−DC変換回路4と並列に接続された直流電源5を有する。直流電源5は、充放電が可能であり、例えばバッテリ5aで構成される。バッテリ5aは、数ボルトのバッテリユニットを多数直列に接続し、数百ボルトの直流電力を出力できるように構成してもよい。
さらに、正極側ラインLp及び負極側ラインLn間には、AC−DC変換回路4及び直流電源5と並列に平滑回路8が接続されている。この平滑回路8は、正極側ラインLp及び負極側ラインLn間に直列に接続された平滑用コンデンサCaを有する。
さらにまた、正極側ラインLp及び負極側ラインLn間には平滑回路8の直流電力を交流電力に変換する第2の電力変換回路としてのインバータ回路を構成する第1のDC−AC変換回路10が接続されている。この第1のDC−AC変換回路10は、正極側ラインLp及び負極側ラインLn間に並列に接続された3つのスイッチングアームSA21〜SA23を有する。これらスイッチングアームSA21〜23のそれぞれは、正極側ラインLp及び負極側ラインLn間に直列に接続された例えばIGBTで構成されるスイッチング素子Qja及びQjb(jは21〜23)と、各スイッチング素子Qja及びQjbに逆並列に接続されたダイオードDja及びDjbとを有する。そして、各スイッチング素子Qja及びQjbの接続点が交流出力点Pu,Pv及びPwとされて負荷としての3相交流電動機12に接続されている。
なおさらに、正極側ラインLp及び負極側ラインLn間には、平滑回路8及び第2の電力変換回路としての第1のDC−AC変換回路10間に第3の電力変換回路としての第2のDC−AC変換回路30が接続されている。この第2のDC−AC変換回路30は、前述した第1のDC−AC変換回路10と同様の構成を有し、正極側ラインLp及び負極側ラインLn間に並列に接続された3つのスイッチングアームSA31〜SA33を有する。これらスイッチングアームSA31〜33のそれぞれは、正極側ラインLp及び負極側ラインLn間に直列に接続された例えばIGBTで構成されるスイッチング素子Qka及びQkb(kは31〜33)と、各スイッチング素子Qka及びQkbに逆並列に接続されたダイオードDka及びDkbとを有する。そして、各スイッチング素子Qka及びQkbの接続点が交流出力点Pu2,Pv2及びPw2とされている。
そして、AC−DC変換回路4の交流入力点Pr〜Ptと第2のDC−AC変換回路30の交流出力点Pu2〜Pw2とが個別に第1の開閉装置SW1を介挿した短絡部L11、L12及びL13を介して接続されている。ここで、第1の開閉装置SW1は、各短絡路L11〜L13に介挿された3線分を同時に開路又は閉路できるスイッチ部sw11〜sw13で構成され、各スイッチ部sw11〜sw12のそれぞれは、コンタクタ、リレー等の機械式スイッチや双方向半導体スイッチを適用することができる。双方向半導体スイッチとしては、図2(a)に示すように、逆耐圧を有するIGBTa及びIGBTbを逆並列に接続した構成を適用するか、図2(b)に示すように、逆耐圧を有さないIGBTc及びIGBTdを直列に接続し、各IGBTc及びIGBTdに逆並列にダイオードDc及びDdを接続した構成を適用することが好ましい。
また、第2のDC−AC変換回路30の交流出力点Pu2〜Pw2と第1のDC−AC変換回路10の交流出力点Pu〜Pwとが個別に第2の開閉装置SW2を介挿した短絡部L21、L22及びL23を介して接続されている。
ここで、第2の開閉装置SW2も、各短絡路L21〜L23に介挿されたスイッチ部sw21〜sw23で構成されており、各スイッチ部sw21〜sw2のそれぞれは、前述した第1の開閉装置SW1と同様の構成を有する。
そして、AC−DC変換回路4及び第1のDC−AC変換回路10及び第2のDC−AC変換回路30の各スイッチング素子が、図1に示すように、制御装置14によって例えばパルス幅変調(PWM)制御される。また、第1の開閉装置SW1及び第2の開閉装置SW2も制御装置14によって、第1の開閉装置SW1及び第2の開閉装置SW2の一方が開放されているときに他方が閉成されるように相補的に開閉制御される。
ここで、制御装置14の動作モードは下記表1に示すように、3相交流電動機12を高速運転するモード1と交流発電機3から直流電源5のバッテリ5aに高速充電を行うモード2とが設定されている。
Figure 0005454218
すなわち、モード1では、第1の開閉装置SW1をオフ(off)状態とし、第2の開閉装置SW2をオン(on)状態とし、AC−DC変換回路4を整流器動作(REC)に制御し、第1のDC−AC変換回路10をインバータ動作(INV)に制御し、第2のDC−AC変換回路30もインバータ動作(INV)に制御する。
モード2では、第1の開閉装置SW1をオン(on)状態とし、第2の開閉装置SW2をオフ(off)状態とし、AC−DC変換回路4を整流器動作(REC)に制御し、第1のDC−AC変換回路10を整流器動作(REC)に制御し、さらに第2のDC−AC変換回路30をインバータ動作(INV)に制御する。
次に、上記第1の実施形態の動作を説明する。
今、3相交流電動機12を低速回転駆動する場合には、制御装置14で、第1の開閉装置SW1及び第2の開閉装置SW2が共に開放状態に設定される。さらに、AC−DC変換回路4が整流器動作(REC)に設定されると共に、第1のDC−AC変換回路10がインバータ動作(INV)に設定され、第2のDC−AC変換回路30が非動作状態に設定される。このとき、直流電源5の出力電圧が3相交流電動機12を駆動するために必要とする電圧に達している場合には、エンジン等の内燃機関による3相交流発電機3の回転駆動が停止され、直流電源5の出力電力が平滑回路8で平滑化された後、第1のDC−AC変換回路10で交流電力に変換されて交流電力出力点Pu〜Pwから出力される交流電力が3相交流電動機12に供給されて、3相交流電動機12が回転駆動される。
一方、直流電源5の出力電圧が不足する場合や大きな電動機トルクが必要な場合には、エンジン等の内燃機関が始動されて3相交流発電機3が回転駆動されて、この多相交流発電機3から3相交流電力が出力される。この三相交流電力はAC−DC変換回路4によって直流電力に変換されてから平滑回路8で平滑化されて第1のDC−AC変換回路10で交流電力に変換され、交流電力出力点Pu〜Pwから出力される交流電力が3相交流電動機12に供給されて、3相交流電動機12が回転駆動される。このとき、バッテリ5の充電も同時に行われる。
この3相交流電動機12の低速回転駆動状態から、高速回転駆動状態に移行する場合には、3相交流発電機3を発電状態に維持しながら制御装置14でモード1が設定される。このため、第1の開閉装置SW1はオフ(off)状態を継続し、第2の開閉装置SW2はオン(on)状態に切換えられると共に、AC−DC変換回路4は整流器動作(REC)を継続し、第1のDC−AC変換回路10及び第2のDC−AC変換回路30がインバータ動作(INV)に切換えられる。
したがって、3相交流発電機3で発電された3相交流電力がAC−DC変換回路4で直流電力に変換されて直流電源5からの直流電力が供給された平滑回路8で平滑化され、この平滑化された直流電力が第1のDC−AC変換回路10及び第2のDC−AC変換回路30で同相の交流電力に変換される。
そして、第1のDC−AC変換回路10の交流出力点Pu〜Pw及び第2のDC−AC変換回路30の交流出力点Pu2〜Pw2から出力される3相交流電力が重畳されて3相交流電動機12に供給される。第1のDC−AC変換回路10と第2のDC−AC変換回路30を、同定格の変換回路で構成した場合には、3相交流電動機12に低速回転駆動時の2倍の電流を供給することができ、3相交流電動機12を高速回転駆動することができる。
すなわち、前述した図12に示すように、3相交流電動機12の回転数Nmを所定回転数N0より低い状態(低速回転)から、所定回転数N0より高い状態(高速回転)とするために、DC−AC変換回路10が出力する電圧が最大電圧Vmaxに達したら、上述のとおりDC−AC変換回路30も駆動する。3相交流電動機12には、第1のDC−AC変換回路10と第2のDC−AC変換回路30が出力する3相交流電力が重畳されて流れるため、電動機電流Imの電流値が増加し、3相交流電動機12を高速回転駆動することができる。
なお、DC−AC変換回路30は、3相交流電動機12が低速回転駆動されているときでも投入可能であるが、3相交流電動機12へ供給する電流をDC−AC変換回路10のみで賄える場合は、電流をDC−AC変換回路10の単独駆動とした方が、半導体スイッチング素子のスイッチング損失を低減できる。
この状態で、回生制動状態となって、3相交流電動機12が発電機として動作する状態となると、制御装置14では、第1のDC−AC変換回路10を整流器動作(REC)させることにより、3相交流電動機12から入力される交流電力を直流電力に変換して直流電源5のバッテリ5aを充電する。このとき、第1の開閉装置SW1をオン(on)状態に制御すると共に、AC−DC変換回路4も整流器動作(REC)させることにより、2倍の充電電流を得ることができる。このため、直流電源5のバッテリ5aを急速充電することができる。
また、バッテリ5の出力電圧が3相交流電動機12の駆動に必要な電圧を下回って、3相交流発電機3で発電した3相交流電力で直流電源5のバッテリ5aを急速充電する場合には、制御装置14で、モード2を設定することにより、第1の開閉装置SW1をオン状態とし、第2の開閉装置SW2をオフ状態とし、AC−DC変換回路4を整流器動作(REC)に制御し、第2のDC−AC変換回路30を整流器動作(REC)に制御することにより、バッテリ5にAC−DC変換回路4及び第2のDC−AC変換回路30の並列回路分の充電電流を供給することが可能となる。このため、バッテリ5を急速充電することができる。
このように、上述した第1の実施形態によると、第2のDC−AC変換回路30をインバータ動作させることにより、この第2のDC−AC変換回路30と第1のDC−AC変換回路10との並列回路で直流電力を3相交流電力に変換することができ、3相交流電動機12に大きな駆動電流を供給可能となり、3相交流電動機12を高速回転駆動することができる。また、3相交流発電機3の発電電力で直流電源5のバッテリ5aを高速充電する場合には、AC−DC変換回路4と第2のDC−AC変換回路30との双方を整流器動作とすることにより、図10に示す従来例のAC−DC変換回路4のみの場合の2倍の充電電流を得ることができ、直流電源5のバッテリ5aを高速充電することができる。したがって、3相交流電動機12の高速回転駆動と直流電源5のバッテリ5aの高速充電とを両立させることができる。しかも、これら高速回転駆動と高速充電との両立が、前述した図9に示す従来方式とトータルの変換器容量(AC−DC変換器容量+DC−AC変換器容量)で比較すると、本発明では個々の電力変換回路の変換器容量を少ない変換器容量に設定しても実現でき、コストアップを最小限に抑えながら電動機の高速駆動とバッテリの急速充電を両立させることができる。
このように、上記第1の実施形態では、電気車はシステム上、3相交流発電機3から直流電源5のバッテリ5aを急速充電する動作と、3相交流電動機12を高速運転する動作とを同時に実施することはないという特性を利用して、各変換回路間に設けた開閉装置SW1及びSW2を短絡又は開放することによって、第2のDC−AC変換回路30をAC−DC変換回路として又はDC−AC変換回路として動作させ、電動機の高速運転とバッテリの急速充電とを両立させることができる。
そして、第2のDC−AC変換回路30の変換動作によってAC−DC変換回路全体及びDC−AC変換回路全体の変換器容量を増減することが可能となる。その結果、システム全体の変換容量を低減することが可能となる。
次に、本発明の第2の実施形態を図3について説明する。
この第2の実施形態では、図3に示すように、前述した第1の実施形態における第2のDC−AC変換回路30を並列接続した2つのDC−AC変換部30a及び30bで構成し、DC−AC変換部30a及び30bの交流出力点が第3の開閉装置SW3を介挿した短絡路L3で接続されていることを除いては、前述した第1の実施形態における図1と同様の構成を有する。なお、図3では、AC−DC変換回路4、第1のDC−AC変換回路10及び第2のDC−AC変換回路30は図1と同様の構成を有するが、図示を簡略化するために、1アーム分のみ表示している。そして、AC−DC変換回路4、第1のDC−AC変換回路10及び第2のDC−AC変換回路30を構成するDC−AC変換部30a,30bと第1の開閉装置SW1、第2の開閉装置SW2及び第3の開閉装置SW3とが制御装置14によって下記表2で表されるモードで制御される。
Figure 0005454218
すなわち、直流電源5のバッテリ5aを高速充電するモード11では、第1の開閉装置SW1及び第3の開閉装置SW3をオン(on)状態とし、第2の開閉装置SW2をオフ(off)状態とし、且つAC−DC変換回路4、第2のDC−AC変換回路30を構成するDC−AC変換部30a及び30bをそれぞれ整流器動作(REC)に制御し、第1のDC−AC変換回路10をインバータ動作(INV)に制御する。
また、3相交流電動機12を低中速駆動するモード12では、第1の開閉装置SW1及び第2の開閉装置SW2をオン(on)状態とし、第3の開閉装置SW3をオフ(off)状態とし、且つAC−DC変換回路4及び第2のDC−AC変換回路30のDC−AC変換部30aを整流器動作(REC)に制御し、第1のDC−AC変換回路10及び第2のDC−AC変換回路30のDC−AC変換部30bをインバータ動作(INV)に制御する。
さらに、3相交流電動機12を高速駆動するモード13では、第1の開閉装置SW1をオフ(off)状態とし、第2の開閉装置SW2及び第3の開閉装置SW3をオン(on)状態とし、且つAC−DC変換回路4を整流器動作(REC)に制御し、残りのDC−AC変換回路10、DC−AC変換部30a及び30bをインバータ動作(INV)に制御する。
この第2の実施形態によると、3相交流発電機3で発電した3相交流電力を直流電力に変換して直流電源5のバッテリ5aを高速充電する場合には、制御装置14で、モード11を設定することにより、第1の開閉装置SW1及び第3の開閉装置SW3がオン状態に制御されると共に、AC−DC変換回路4、第2のDC−AC変換回路30のDC−AC変換部30a及び30bが整流器動作(REC)に制御され、残りの第1のDC−AC変換回路10のみがインバータ動作(INV)に制御される。このため、3相交流発電機4で発電された3相交流電力が、3台の変換回路4、30a及び30bで直流電力に変換されるので、従来例における1台のAC−DC変換回路で直流電力に変換する場合に比較して3倍の充電電流を得ることができ、これを直流電源5に供給するので、直流電源5のバッテリ5aを急速充電することができる。
また、3相交流電動機12を低中速駆動する場合には、制御装置14でモード12を設定することにより、3相交流発電機3で発電した3相交流電力を2台の変換回路4及び30aで直流電力に変換すると共に、変換された直流電力を2台の変換回路10及び30bで交流電力に変換して3相交流電動機12に供給するので、3相交流電動機12に従来例の2倍の駆動電流を供給することができ、3相交流電動機12を中速回転駆動することができる。
さらに、3相交流電動機12を高速駆動する場合には、制御装置14でモード13を設定することより、1つの変換回路4で交流電力を直流電力に変換し、変換した直流電力を3台の変換回路10、30a及び30bで交流電力に変換して3相交流電動機12に供給するので、3相交流電動器12に従来例の3倍の駆動電流を供給することができ、3相交流電動機12を高速回転駆動することができる。
このように、直流電力を3台の変換回路10、30a及び30bで交流電力に変換するので、電動機に流し得る最大電流値に合わせて3つの変換回路10、30a及び30bの合計の出力を決定し、変換回路1組当たりの容量を小さくすることで、全体の小型化・低コスト化を図ることができる。
このように、上記第2の実施形態によると、3相交流電動機12に供給する駆動電流及び直流電源5のバッテリ5aの充電電流をきめ細かく制御することができる。
なお、上記第2の実施形態においては、第2のDC−AC変換回路30を2台のDC−AC電力変換部30a及び30bで構成する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、図4に示すように、第2のDC−AC変換回路30を3台のDC−AC変換部30a、30b及び30cで構成することもでき、この場合には、5台の変換回路の組み合わせ数が増加することにより、下記表3に示すように、4つのモード21〜24を設定することができ、バッテリ5aを急速充電するには、モード21及び22を選択し、逆に3相交流電動機12を高速回転駆動するにはモード23及び24を選択することにより、バッテリ5aの充電電流と、3相交流電動機12の駆動電流とをよりきめ細かに制御することができる。
Figure 0005454218
さらに、第2のDC−AC変換回路30のDC−AC変換部の数を4以上に増加させることにより、バッテリ4の充電電流と3相交流電動機12の駆動電流とをさらにきめ細かく制御することができる。
次に、本発明の第3の実施形態を図5について説明する。
この第3の実施形態においては、前述した第1の実施形態における直流電源5を直流電源50で構成している。直流電源50は、第1の実施形態におけるバッテリ5aより低バッテリ電圧のバッテリ40と、このバッテリ40の一方の出力側に介挿したリアクトル41と前記正極側ラインLp及び負極側ラインLn間に接続されたDC−DC変換回路42とで構成されている。ここで、DC−DC変換回路42は、正極側ラインLp及び負極側ラインLn間に、2つの例えば絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)でなるスイッチング素子Q42a及びQ42bを直列に接続すると共に、各スイッチング素子Q42a及びQ42bに逆並列にダイオードD42a及びD42bを接続した構成を有する。そして、スイッチング素子Q42bと並列にバッテリ40とリアクトル41との直列回路が接続されている。
そして、制御装置14によって、第1の開閉装置SW1及びSW2のオンオフ制御とAC−DC変換回路4、第1のDC−AC変換回路10、第2のDC−AC変換回路30及びDC−DC変換回路42を構成する各スイッチング素子がパルス幅変調制御される。
この制御装置14で設定するモードは、下記表4に示すように、DC−DC変換回路42を昇圧チョッパ動作(CHOP)させることが付加されたことを除いては、前述した第1の実施形態おける表1のモード1及び2に対応したモード31及び32が設定される。
Figure 0005454218
この第3の実施形態によると、第1の開閉装置SW1及び第2の開閉装置SW2の開閉動作と、スイッチAC−DC変換回路4、第1のDC−AC変換回路10及び第2のDC−AC変換回路30の動作制御は前述した第1の実施形態と同様であるので、前述した第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。また、第3の実施形態では、第2の直流電源5がバッテリ電圧を昇圧する昇圧チョッパ回路構成とされているので、バッテリ40として、前述した第1の実施形態におけるバッテリ5aに比較して低電圧のバッテリを適用することができる。しかも、DC−DC変換回路42のスイッチング素子Q42a及びQ42bのゲートに供給するパルス幅変調(PWM)信号でなるゲート駆動信号のデューティ比を変更することにより、バッテリ電圧の昇圧率を任意に変更することができるので、DC−AC変換回路を構成する第1のDC−AC変換回路10及び第2のDC−AC変換回路30に供給する直流電圧を任意に設定することができ、3相交流電動機12に供給する電圧制御を広範囲に行うことができる。
次に、本発明の第4の実施形態を図6について説明する。
この第4の実施形態では、前述した第2の実施形態において、直流電源5を前述した第3の実施形態と同様のバッテリ40、リアクトル41及びDC−DC変換回路42からなる直流電源50に置き換えたものであり、そのほかの構成は図3と同様の構成を有する。
この第4の実施形態でも、制御装置14で、下記表5に示すモード51〜モード53を設定することにより、直流電源50が昇圧チョッパ制御されることを除いては前述した第2の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。しかも、DC−DC変換回路42のスイッチング素子Q42a及びQ42bのゲートに供給するパルス幅変調(PWM)信号でなるゲート駆動信号のデューティ比を変更することにより、バッテリ電圧の昇圧率を任意に変更することができるので、DC−AC変換回路を構成する第1のDC−AC変換回路10及び第2のDC−AC変換回路30に供給する直流電圧を任意に設定することができ、3相交流電動機12に供給する電圧制御を広範囲に行うことができる。
Figure 0005454218
次に、本発明の第5の実施形態を図7について説明する。
この第5の実施形態では、前述した第3の実施形態において、直流電源5を前述した第3の実施形態と同様のバッテリ40、リアクトル41及びDC−DC変換回路42からなる直流電源50に置き換えたものであり、さらに第2のDC−AC変換回路30のDC−AC変換部30a及び30bの交流出力点Pv2とリアクトル41のバッテリ40とは反対側との間に第4の開閉装置SW4及び第5の開閉装置SW5を介挿した短絡線L4及びL5を接続したことを除いては図4と同様の構成を有する。
この第5の実施形態でも、制御装置14で、下記表6に示すモード51〜モード56を設定することにより、第2の直流電源5が昇圧チョッパ制御されるとともに、第2のDC−AC変換回路30のDC−AC変換部30a及び30bが整流器動作(REC)と昇圧チョッパ動作(CHOP)を行うことを除いては前述した第3の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。また、この第5の実施形態では、直流電源5で3相交流電動機12を回転駆動する際に、第2のDC−AC変換回路30のDC−AC変換部30a及び30bも昇圧チョッパ動作させることができる。その結果、最大で3台の昇圧チョッパ回路でインバータ動作するDC−AC変換回路10に直流電力を供給することが可能となる。しかも、DC−DC変換回路42のスイッチング素子Q42a及びQ42bのゲートに供給するパルス幅変調(PWM)信号でなるゲート駆動信号のデューティ比を変更することにより、バッテリ電圧の昇圧率を任意に変更することができるので、DC−AC変換回路を構成する第1のDC−AC変換回路10及び第2のDC−AC変換回路30に供給する直流電圧をバッテリ電圧以上の任意の値に設定することができ、3相交流電動機12に供給する電圧制御をより広範囲に行うことができる。
Figure 0005454218
なお、上記第1〜第5の実施形態において、交流電源として3相交流発電機3を適用した場合について説明したが、これに限らず交流電源として商用の3相又は単相の交流電源を用いることもできる。単相交流電源を適用する場合には、AC−DC変換回路4を2つのスイッチングアームSA11及びSA12で構成すればよい。
また、上記第1〜第5の実施形態においては、直流電源5としてバッテリ(5a,40)を適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、バッテリに代えて蓄電用キャパシタを適用することもできる。
次に、本発明の第6の実施形態を図8について説明する。
この第6の実施形態では、第1の実施形態における3相交流発電機3に代えてバッテリ51とリアクトル52と、DC−DC変換回路53とで昇圧チョッパ構成を有することを除いては前述した第1の実施形態における図1と同様の構成を有する。
ここで、DC−DC変換回路53は、前述した第1の実施形態におけるAC−DC変換回路4と同様に6つのスイッチング素子で3つのスイッチングアームSA11〜SA13を形成しており、上アームを構成するスイッチング素子Q11a〜Q13aを同時にオンオフ制御する共に、下アームを構成するスイッチング素子Q11b〜Q13bを同時にオフオン制御することにより、DC−DC変換回路として動作させる。
この第6の実施形態によると、バッテリ51のバッテリ電圧が昇圧チョッパ回路によって昇圧されて直流電力として平滑回路8に出力されることを除いては前述した第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。この第6の実施形態では、発電機能を備えていないので、回生制動状態となって、3相交流電動機12が発電機として動作する際に、第1のDC−AC変換回路10及び第2のDC−AC変換回路30を共に整流器動作(REC)に制御するとともに、DC−DC変換回路53で降圧チョッパ動作させることにより、低電圧のバッテリ51を急速充電する。そして、直流電源5のバッテリ5aを充電するには、第1の開閉装置SW1をオン状態として、DC−DC変換回路53と第2のDC−AC変換回路30とで2つのDC−DC変換回路を構成して直流電源5のバッテリ5aを充電する。
なお、上記第6の実施形態においては、前述した第1の実施形態における入力電源をバッテリ51の出力電圧を昇圧するリアクトル52及びDC−DC変換回路53を含む昇圧チョッパ構成に変更した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、第2〜第5の実施形態における3相交流発電機3及びAC−DC変換回路4に代えて、バッテリの出力電圧を昇圧するリアクトル及びDC−DC変換回路で構成される昇圧チョッパ構成に変更することもできる。
また、第6の実施形態においては、入力電源としてバッテリ51を適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、バッテリ51に代えて、燃料電池や太陽電池のような任意の直流電源や蓄電用キャパシタを適用することができる。
また、上記第1〜第6の実施形態においては、3相交流電動機12を電動機駆動装置1で回転駆動する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、図9に示すように、3相交流電動機12を、必要に応じて減速機構61を介して例えばデファレンシャルギヤ62に連結し、このデファレンシャルギヤ62に連結された駆動輪63を回転駆動する構成として、ハイブリッド電気自動車に適用することもできる。
さらに、上記第1〜第6の実施形態においては、スイッチング素子としてIGBTを適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、使用電力に応じてパワーMOSFET等の任意の電圧形スイッチング素子を適用することができる。
1…電動機駆動装置、3…3相交流発電機、4…AC−DC変換回路、5…直流電源、5a…バッテリ、8…平滑回路、Ca…平滑用コンデンサ、10…DC−AC変換回路、12…3相交流電動機、SW1…第1の開閉装置、SW2…第2の開閉装置、L11〜L13…第1の短絡部、L21〜L23…第2の短絡部、L3…第3の短絡部、SA11〜SA13、SA21〜SA23、SA31〜DA33…スイッチングアーム、Q11a〜Q13b、Q21a〜Q23b、Q31a〜Q33b…スイッチング素子、14…制御装置、40…バッテリ、41…リアクトル、42…DC−DC変換回路、50…直流電源、51……バッテリ、52…リアクトル、53…DC−DC変換回路

Claims (10)

  1. 入力された電力を直流電力に変換して出力する第1の電力変換回路と、
    該第1の電力変換回路と並列に接続された蓄電部を有する直流電源と、
    前記第1の電力変換回路及び前記直流電源の直流電力を平滑化する平滑回路と、
    該平滑回路に接続されて直流電力を多相交流電力に変換して出力する第2の電力変換回路と、
    前記第1の電力変換回路と前記第2の電力変換回路との間に接続され、直流電力と交流電力を相互に変換して出力する第3の電力変換回路と、
    前記第1の電力変換回路の電力入力部及び前記第3の電力変換回路の多相交流出力点間に介挿した第1の開閉装置を有する第1の短絡部と、
    前記第2の電力変換回路及び前記第3の電力変換部回路の多相交流出力点間に介挿した第2の開閉装置を有する第2の短絡部と、
    前記第1の開閉装置及び第2の開閉装置を開閉制御する開閉制御部とを備え
    前記開閉制御部は、前記第1の開閉装置を開くとともに、前記第2の開閉装置を閉じて、前記第3の電力変換回路をDC−AC変換回路として動作させるか、前記第1の開閉装置を閉じるとともに、前記第2の開閉装置を開いて、前記第3の電力変換回路をAC−DC変換回路として動作させるか、を選択制御するように構成されている
    ことを特徴とする電動機駆動装置。
  2. 入力された電力を直流電力に変換して出力する第1の電力変換回路と、
    該第1の電力変換回路と並列に接続された蓄電部を有する直流電源と、
    前記第1の電力変換回路及び前記直流電源の直流電力を平滑化する平滑回路と、
    該平滑回路に接続されて直流電力を多相交流電力に変換して出力する第2の電力変換回路と、
    前記第1の電力変換回路と前記第2の電力変換回路との間に接続され、直流電力と交流電力を相互に変換して出力する第3の電力変換回路と、
    前記第1の電力変換回路の電力入力部及び前記第3の電力変換回路の多相交流出力点間に介挿した第1の開閉装置を有する第1の短絡部と、
    前記第2の電力変換回路及び前記第3の電力変換部回路の多相交流出力点間に介挿した第2の開閉装置を有する第2の短絡部と、
    前記第1の開閉装置及び第2の開閉装置を開閉制御する開閉制御部とを備え、
    前記第3の電力変換回路は、直流電力と交流電力を相互に変換して出力する複数の電力変換部が並列接続され、各電力変換部の交流出力点間に相同士を短絡又は開放するとともに、前記第1及び第2の開閉装置の少なくとも一方に連動して動作する開閉装置を介挿した構成を有することを特徴とする電動機駆動装置。
  3. 前記開閉制御部は、前記第1の開閉装置を開くとともに、前記第2の開閉装置を閉じて、前記第3の電力変換回路をDC−AC変換回路として動作させるか、前記第1の開閉装置を閉じるとともに、前記第2の開閉装置を開いて、前記第3の電力変換回路をAC−DC変換回路として動作させるか、を選択制御するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の電動機駆動装置。
  4. 前記第1の電力変換回路は、交流電力が入力されるAC−DC変換部で構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電動機駆動装置。
  5. 前記AC−DC変換部に入力される交流電力は、交流発電機または商用電源より供給されるものであることを特徴とする請求項4に記載の電動機駆動装置。
  6. 前記第1の電力変換回路は、バッテリの電力を昇圧するDC−DC変換回路で構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電動機駆動装置。
  7. 前記第1の電力変換回路は、スイッチング素子とこれに逆並列に接続されたダイオードとを有するスイッチングアームを備えていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の電動機駆動装置。
  8. 前記直流電源は蓄電部のみで構成されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の電動機駆動装置。
  9. 前記直流電源は蓄電部と該蓄電部の電圧を昇圧する昇圧部とを備えていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の電動機駆動装置。
  10. 前記第2の電力変換回路及び第3の電力変換回路は、スイッチング素子とこれに逆並列に接続されたダイオードとを有するスイッチングアームを備えていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の電動機駆動装置。
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