JP5454215B2 - 送信装置、送信方法、受信装置、受信方法及び信号伝送システム - Google Patents

送信装置、送信方法、受信装置、受信方法及び信号伝送システム Download PDF

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Description

本発明は、1フレームの画素数がHD−SDIフォーマットで規定された画素数を越える画像信号をシリアル伝送する場合に適用して好適な送信装置、送信方法、受信装置、受信方法及び信号伝送システムに関する。
従来、現行の1フレームが1920サンプル×1080ラインの画像信号(映像信号)であるHD(High Definition)信号を超える、超高精細映像信号の受像システムや撮像システムの開発が進んでいる。例えば、現行HDの4倍、16倍もの画素数を持つ次世代の放送方式であるUHDTV(Ultra High Definition TV)規格が、国際協会によって標準化が行われている。この国際協会には、ITU(International Telecommunication Union)やSMPTE(Society of Motion Picture and Television Engineers)がある。
ITUやSMPTEに提案されている映像規格は、1920サンプル×1080ラインの2倍、4倍のサンプル数、ライン数を持つ3840サンプル×2160ラインや7680サンプル×4320ラインの映像信号に関するものである。このうち、ITUで標準化されているものはLSDI(Large screen digital imagery)と呼ばれ、SMPTEに提案しているUHDTVと呼ばれる。UHDTVに関しては次表1の信号が規定されている。
Figure 0005454215
そして、3840×2160/60Pを目指した製品開発に際して、初期の製品は3840×2160/24P,25P,30Pに対応する映像機器が想定される。加えて、様々な4k画像を利用可能なアプリケーションを探ることで、30P以外の24Pなどのフレームレートに対応した製品を市場に供給することが求められている。
これらのインタフェースとして、モードDとして知られる伝送規格がSMPTE435−2に追加され、SMPTE435−2−2009として標準化が完了した。この方式をベースに、UHDTV規格では、3840×2160/60Pは10Gbpsの信号を2chで伝送し、7680/60Pは10Gbpsの信号を8chで伝送する方式がSMPTE2036−3としてSMPTEに提案されている。
3840×2160/60Pは、放送局等における映像作成者が伝送しようとする映像信号であるが、映画界における映像作成者は、シネマ領域の映像信号を伝送するため、2048×1080信号や4096×2160信号が伝送できることを求めている。このため、DCDM(Digital Cinema Distribution Master)やD−シネマ AFR(Additional Frame Rate)、シネマトグラフィー・プロダクション・イメージフォーマットがSMPTEに提案されている。表2には、シネマ領域における画素サンプル(以下、単に「画素」又は「サンプル」とも呼ぶ。)とフレームレートの構成例として、SMPTEに提案されている4096×2160信号の規格を示す。
Figure 0005454215
ところで、SMPTE435−2には、10.692Gbpsのシリアルインタフェースに、SMPTE292で規定された10ビットのパラレルストリームであるHD−SDIのデータをマッピングすることについて記載されている。通常、HD−SDIのフィールドは、EAV、水平補助データスペース(HANCデータ、水平ブランキング期間ともいう。)、SAV、映像データの順に構成される。
ここで、複数チャンネルのHD−SDIに含まれるデータを多重化する方式の例について、図25と図26を参照して説明する。データを多重化する方式は、SMPTE435−2にモードB、モードDとして規定される。
図25は、モードBの説明図である。
モードBは、6チャンネル(CH1〜CH6)のHD−SDIを多重化する方式である。
モードBでは、10.692Gbpsストリームの映像データ領域と水平補助データスペースのそれぞれにデータが多重される。6チャンネル(CH1〜CH6)のHD−SDIに含まれる4ワードの映像/EAV/SAVデータは、8B/10B変換されて、5ワード(50ビット)のデータブロックにエンコードされる。そして、10.692Gbpsストリームの映像データ領域に対して、SAVの先頭からチャンネル順に多重される。
一方、4チャンネル(CH1〜CH4)のHD−SDIの水平補助データスペースは、8B/10B変換されて、50ビットのデータブロックにエンコードされ、10.692Gbpsストリームの水平補助データスペースにチャンネル順に多重される。ただし、CH5,CH6のHD−SDIの水平補助データスペースは伝送されない。
図26は、モードDの説明図である。
モードDは、8チャンネル(CH1〜CH8)のHD−SDIを多重化する方式である。
モードDでは、10.692Gbpsストリームの映像データ領域と水平補助データスペースのそれぞれにデータが多重される。このとき、CH1,CH3,CH5,CH7のHD−SDIの映像/EAV/SAVデータが40ビット抽出され、スクランブルされて40ビットのデータに変換される。一方、CH2,CH4,CH6,CH8のHD−SDIの映像/EAV/SAVデータが32ビット抽出され、8B/10B変換によって、40ビットのデータとされる。各データは足し合わされ、80ビットのデータとされる。このエンコードされた8ワード(80ビット)のデータが10.692Gbpsストリームの映像データ領域に多重される。
このとき、80ビットのデータブロックのうち、前半の40ビットのデータブロックには、偶数チャンネルの8B/10B変換された40ビットのデータブロックが割り当てられる。そして、後半の40ビットのデータブロックには、奇数チャンネルのスクランブルされた40ビットのデータブロックが割り当てられる。このため、1つのデータブロックには、例えば、CH2,CH1の順にデータブロックが多重される。このように順番を入れ替えている理由は、使用するモードを識別するためのコンテンツIDが、8B/10B変換された偶数チャンネルの40ビットのデータブロックに含まれるためである。
一方、CH1のHD−SDIの水平補助データスペースは、8B/10B変換されて、50ビットのデータブロックにエンコードされる。そして、10.692Gbpsストリームの水平補助データスペースに多重される。ただし、CH2〜CH8のHD−SDIの水平補助データスペースは伝送されない。
また、特許文献1には、4k×2k信号(4kサンプル×2kラインの超高解像度信号)の一種である3840×2160/30P,30/1.001P/4:4:4/12ビット信号を、ビットレート10Gbps以上で伝送する技術が開示されている。なお、[3840×2160/30P]と示した場合には、[水平方向の画素数]×[垂直方向のライン数]/[1秒当りのフレーム数]を示す。また、[4:4:4]は、原色信号伝送方式である場合、[赤信号R:緑信号G:青信号B]の比率を示し、色差信号伝送方式である場合、[輝度信号Y:第1色差信号Cb:第2色差信号Cr]の比率を示す。
特開2005−328494号公報
ところで、映像データを伝送するためモードDを用いた場合、3840×2160/23.98P−30Pの映像信号を1chの10G−SDIで伝送出来ることが知られている。しかし、映像信号として、4096×2160/23.98P−30Pを想定した場合、有効映像期間の画素サンプル数が増えるため、モードDのライン構造では画素サンプルを多重することが出来ない。つまり、モードDを用いても、4096×2160/23.98P−30Pの映像信号を伝送出来ないことが判明した。また、SMPTEでは、4096サンプル×2160ライン/23.98P−60Pまでの映像信号規格や標準化されつつあるものの、信号送信装置と信号受信装置が備えるインタフェースの議論や標準化がなされていない。
また、現在提案されているピクセル構造/フレームレートは、4096×2160/23.98P,24P,25P,29.97P,30P,47.95P,48P,50P,59.94P,60Pである。しかし、将来は3倍速信号である90Pあるいはこれ以上のフレームレートも必要になるものと思われる。このため、様々なフレームレートであっても、現行の伝送フォーマットを利用して映像信号を伝送することが必要となる。
本発明はこのような状況に鑑みて成されたものであり、モードDでは、伝送できない画素サンプルを現行の伝送フォーマットを用いて伝送することを目的とする。
本発明は、1フレームの画素数が最大4096×最大2160である、HD−SDIフォーマットで規定される画素数を越えるn倍速(nは3以上の整数)の画像信号を送信する場合に適用される。
ここで、n個のフレーム毎に前記画素サンプルを間引いてnチャンネルの信号を生成する。
次に、画像信号で規定される各フレームから抽出した画素サンプルのうち、同一ライン上で隣り合う2つの画素サンプルを間引く。
次に、SMPTE435−1で規定される第1〜第4のサブイメージの内、各フレームの奇数ライン上の各画素サンプルを交互に第1のサブイメージと第2のサブイメージに間引く。
次に、各フレームの偶数ライン上の各画素サンプルを交互に第3のサブイメージと第4のサブイメージに間引いて、nチャンネルの信号に間引かれた前記画素サンプルを2画素ずつ前記第1〜第4のサブイメージにマッピングする。
次に、第1〜第4のサブイメージに間引かれた画素サンプルをワード毎に間引いて、第1〜第4のサブイメージのそれぞれに対し、SMPTE435−2に規定される2本ずつのモードBのHD−SDIのアクティブ期間にマッピングする。
そして、モードBのHD−SDIを出力する。
また、本発明は、1フレームの画素数が最大4096×最大2160である、HD−SDIフォーマットで規定される画素数を越えるn倍速(nは3以上の整数)の画像信号を送信する場合に適用される。
ここで、画像信号で規定される各フレームから抽出した画素サンプルのうち、同一ライン上で隣り合う2つの画素サンプルを間引いて、SMPTE435−1で規定される第1〜第4のサブイメージの内、各フレームの奇数ライン上の各画素サンプルを交互に第1のサブイメージと第2のサブイメージに間引き、各フレームの偶数ライン上の各画素サンプルを交互に第3のサブイメージと第4のサブイメージに間引いてマッピングする。
次に、第1〜第4のサブイメージから画素サンプルをn個のフレームに間引いてnチャンネルの信号を生成する。
次に、nチャンネルの信号に間引かれた画素サンプルをワード毎に間引いて、SMPTE435−2に規定される2本ずつのモードBのHD−SDIのアクティブ期間にマッピングする。
そして、モードBのHD−SDIを出力する。
また、本発明は、SMPTE435−2に規定されるモードBのHD−SDIを記憶部に保存する。
次に、記憶部から読み出したモードBのHD−SDIのアクティブ期間から抽出した画素サンプルをワード毎にSMPTE435−1で規定される第1〜第4のサブイメージに多重する。
次に、第1のサブイメージと第2のサブイメージから2画素ずつ抽出した画素サンプルを、1フレームの画素数が最大4096×最大2160である、HD−SDIフォーマットで規定される画素数を越えるn倍速(nは3以上の整数)の画像信号で規定されるフレームに多重する。このとき、このフレームにおける奇数ライン上に隣り合わせて多重する。
次に、第3のサブイメージと第4のサブイメージから2画素ずつ抽出した画素サンプルを、画像信号で規定されるフレームにおける偶数ライン上に隣り合わせて多重する。
そして、画素サンプルを2画素ずつ多重した画像信号をnフレーム毎に多重してn倍速信号を生成する。
また、本発明は、SMPTE435−2に規定されるモードBのHD−SDIを記憶部に保存する。
次に、記憶部から読み出した2本ずつのモードBのHD−SDIのアクティブ期間から抽出した画素サンプルをワード毎に多重するステップと、
次に、ワード毎に多重した画素サンプルをnフレーム毎にSMPTE435−1で規定される第1〜第4のサブイメージに多重するステップと、
次に、第1のサブイメージと第2のサブイメージから2画素ずつ抽出した画素サンプルを、1フレームの画素数が最大4096×最大2160である、HD−SDIフォーマットで規定される画素数を越えるn倍速(nは3以上の整数)の画像信号で規定されるフレームにおける奇数ライン上に隣り合わせて多重し、第3のサブイメージと第4のサブイメージから2画素ずつ抽出した画素サンプルを、画像信号で規定されるフレームにおける偶数ライン上に隣り合わせて多重する。
本発明は、入力した信号に対して、順にフレーム間引き、2画素間引き、ワード間引きを行い、モードBのHD−SDIのアクティブ期間に画素サンプルを多重した信号を送信する。一方、受信した信号に対して、HD−SDIのアクティブ期間から画素サンプルを抽出し、順にワード多重、2画素多重、フレーム多重を行って、信号を再生する。
また、本発明は、入力した信号に対して、順に2画素間引き、フレーム間引き、ワード間引きを行い、モードBのHD−SDIのアクティブ期間に画素サンプルを多重した信号を送信する。一方、受信した信号に対して、HD−SDIのアクティブ期間から画素サンプルを抽出し、順にワード多重、フレーム多重、2画素多重を行って、信号を再生する。
本発明によれば、モードBのHD−SDIのアクティブ期間にマッピングすることによって、1フレームの画素数がHD−SDIフォーマットで規定される画素数を越えるn倍速(nは3以上の整数)の画像信号を送受信することができる。このため、新たな伝送線を設けることなく、従来用いられていた伝送線を利用できるので利便性が向上するという効果がある。
本発明の第1の実施の形態に係るテレビジョン放送局用のカメラ伝送システムの全体構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る放送用カメラの回路構成のうち、信号送信装置の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る放送用カメラの回路構成のうち、マッピング部の内部構成例を示すブロック図である。 24Pの場合における10.692Gbpsのシリアル・デジタルデータの1ライン分のデータ構造例を示す説明図である。 UHDTV規格のサンプル構造の例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係るマッピング部が画素サンプルをマッピングする処理イメージを示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る画素サンプルを2画素ずつ間引いてサブイメージにマッピングする処理例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る画素サンプルがマッピングされた第1〜第4のサブイメージを、SMPTE372Mの規定に従ってリンクA又はリンクBに分割してマッピングする例を示す説明図である。 SMPTE372MによるリンクA,Bのデータ構造の例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る多重部が画素サンプルをマッピングする処理例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係るCCUの回路構成のうち、信号受信装置の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係るCCUの回路構成のうち、再生部の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る放送用カメラの回路構成のうち、マッピング部の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係るマッピング部が画素サンプルをマッピングする処理イメージを示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係るライン間引きの例を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係るライン間引きとワード間引きの例を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係るCCUの回路構成のうち、再生部の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態に係る4096×2160信号を3倍速信号とした場合におけるフレーム間引きの例を示す説明図である。 本発明の第3の実施の形態に係る放送用カメラの回路構成のうち、マッピング部の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態に係るフレーム間引きされた信号を24チャンネルのHD−SDIのアクティブ期間にマッピングする例を示す説明図である。 本発明の第3の実施の形態に係るCCUの回路構成のうち、再生部の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の第4の実施の形態に係る放送用カメラの回路構成のうち、マッピング部の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の第4の実施の形態に係る4096×2160信号を3倍速信号とした場合におけるフレーム間引きの例を示す説明図である。 本発明の第4の実施の形態に係るCCUの回路構成のうち、再生部の内部構成例を示すブロック図である。 モードBの例を示す図である。 モードDの例を示す図である。
以下、発明を実施するための最良の形態(以下実施の形態とする。)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態(画素サンプルのマッピング制御:4096×2160/23.98P−30P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビットの例)
2.第2の実施の形態(画素サンプルのマッピング制御:4096×2160/47.95P−60P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビットの例)
3.第3の実施の形態(画素サンプルのマッピング制御:4096×2160/71.928P−90P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビットの例)
4.第4の実施の形態(画素サンプルのマッピング制御:4096×2160/71.928P−90P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビットの例)
<1.第1の実施の形態>
[4096×2160/23.98P−30P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビットの例]
以下、本発明の第1の実施形態について、図1〜図12を参照して説明する。
ここでは、4096×2160/23.98P,24P,25P,29.97P,30P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビットの画素サンプルを間引く方式について説明する。以下の記載において、23.98P,24P,25P,29.97P,30Pを、「23.98P−30P」と略記する場合がある。
図1は、本実施の形態を適用したテレビジョン放送局用の信号伝送システム10の全体構成を示す図である。この信号伝送システム10は、複数台の放送用カメラ1とCCU(カメラコントロールユニット)2とで構成されており、各放送用カメラ1が光ファイバーケーブル3でCCU2に接続されている。放送用カメラ1は、シリアル・デジタル信号を送信する信号送信方法を適用した信号送信装置として用いられ、CCU2は、シリアル・デジタル信号を受信する信号受信方法を適用した信号受信装置として用いられる。そして、放送用カメラ1とCCU2を組み合わせた伝送システム10は、シリアル・デジタル信号を送受信する信号伝送システムとして用いられる。
放送用カメラ1は、同一構成のものである。そして、放送用カメラ1は、4k×2k信号として、デジタルシネマ用の4096×2160/23.98P−30P/4:4:4/10ビット,12ビット信号を生成し、CCU2に送信する信号送信装置として機能するカメラである。以下、4kサンプル×2kラインの超高解像度信号を、「4k×2k信号」と呼ぶ。
CCU2は、各放送用カメラ1を制御したり、各放送用カメラ1から映像信号を受信したり、各放送用カメラ1のモニタに他の放送用カメラ1で撮影中の映像を表示させるための映像信号(リターンビデオ)を送信するユニットである。CCU2は、各放送用カメラ1から映像信号を受信する信号受信装置として機能する。
<DWDM/CWDM波長多重伝送技術>
ここで、DWDM/CWDM波長多重伝送技術について説明する。
複数の波長の光を1本の光ファイバーに多重して伝送する方法をWDM(Wavelength Division Multiplexing)と言う。WDMは波長間隔に応じて大まかに以下の3つの方式に分けられる。
(1)2波長多重方式
1.3μm、1.55μmといった離れた波長を、2波〜3波程度多重して1本の光ファイバーで伝送する方式である。
(2)DWDM(Dense Wavelength Division Multiplexing)方式
特に1.55μm帯において光の周波数で25GHz、50GHz、100GHz、200Ghz..波長で約0.2nm、0.4nm、0.8nm..間隔で高密度に光を多重して伝送する方法をDWDMと言う。ITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication standardization sector)にて中心波長他の標準化が行われた。DWDMは波長間隔が100GHzと狭いために数十〜百と多重数を多く取ることが出来、超大容量の通信が可能である。しかし、発振波長幅が波長間隔100GHzより十分狭いことが必要であるとともに中心波長がITU−T規格に一致するよう半導体レーザを温度制御する必要があるため、デバイスが高価であり、システムの消費電力が大きくなる。
(3)CWDM(Coarse Wavelength Division Multiplexing)方式
一方で近年CWDMと呼ばれる、波長間隔を10nm〜20nmとDWDMより一桁以上広く取った波長多重技術が注目されるようになってきた。波長間隔が比較的広いために半導体レーザの発振波長幅がDWDMほど狭帯域である必要が無く、また半導体レーザを温度制御する必要も無いので、システムを低価格、低消費電力化することが可能である。DWDMほどの大容量が必要でないシステムに有効である。中心波長例については、現在のところ4ch構成で以下のものが一般的である。例えば、1.511μm、1.531μm、1.551μm、1.571μm、8ch構成で1.471μm、1.491μm、1.511μm、1.531μm、1.551μm、1.571μm、1.591μm、1.611μmがある。
図2は、放送用カメラ1の回路構成のうち、本実施の形態に関連する信号送信装置を示すブロック図である。放送用カメラ1内の撮像部及び映像信号処理部(図示略)によって生成された4096×2160/23.98P−30P/4:4:4/12ビット信号が、マッピング部11に送られる。
4096×2160/23.98P−30P/4:4:4/10ビット,12ビット信号は、ワード長が12ビットずつのGデータ系列,Bデータ系列,Rデータ系列の同期を取って並列配置した、36ビット幅の信号である。1フレーム期間は1/24秒であり、1フレーム期間内に2160の有効ライン期間が含まれている。1フレームの画素数は、HD−SDIフォーマットで規定された画素数を越える入力画像信号である。そして、入力画像信号に同期してオーディオ信号が入力される。
各有効ライン期間には、タイミング基準信号EAV(End of Active Video)、ライン番号LN、誤り検出符号CRC、水平補助データスペース(補助データ/未定義ワードデータの区間)が配置される。また、各有効ライン期間には、タイミング基準信号SAV(Start of Active Video)、映像データの区間であるアクティブラインが配置される。アクティブラインのサンプル数は4096であり、Gデータ系列,Bデータ系列,Rデータ系列のアクティブラインには、それぞれG,B,Rの映像データが配置される。
本例では、SMPTE435に規定されたモードB(4096×2160/23.98P−30P/4:4:4/12ビット)の多重方式を用いてデータを伝送する。
まず、マッピング部11は、4096×2160/23.98P−30P/4:4:4/10ビット,12ビット信号を、HD−SDIフォーマットで規定された8チャンネルの伝送ストリームにマッピングする。
本例では、24Pに加えて、25P、30P,60P,90Pにおける映像信号の伝送時に、モードBを用いる。モードBで30P、60P信号を伝送する場合にはHブランク多重数が23.98P-25P、47.95P−50P伝送時に比べて半分の2chになる。しかし、モードBのデータ構造で有効映像信号の多重期間を拡張すれば、4096×2160信号を伝送できる。このため、4096×2160/23.98P−30Pを、モードBを用いて2chの10G−SDIで伝送し、3ch用いて4096×2160/47.95P−60Pを伝送することが可能である。また、4ch用いて3倍速の4096×2160/71.928P−90Pを伝送することも可能である。このように、次世代の4k映像信号を複数chの10G−SDIを用いて伝送することを可能にした。
図3は、マッピング部11の内部構成例を示す。
マッピング部11は、各部にクロックを供給するクロック供給回路21と、4096×2160/23.98P−30Pの映像信号を記憶するRAM23を備える。また、マッピング部11は、RAM23から2画素ずつ画素サンプルを読み出す2画素間引き(インタリーブ)を制御する2画素間引き制御部22と、2画素間引きされた画素サンプルを保存するRAM24−1〜24−4と、を備える。
また、マッピング部11は、RAM24−1〜24−4から読出したデータのワード間引きを制御するワード間引き制御部25−1〜25−4と、ワード間引き制御部25−1〜25−4が一時的に間引いたデータを書き込むRAM26−1〜26−8と、を備える。
また、マッピング部11は、RAM26−1〜26−8から読出したデータの画素サンプルを8チャンネルのHD−SDIとして出力する読み出し制御部27−1〜27−8を備える。
クロック供給回路21は、2画素間引き制御部22、ワード間引き制御部25−1〜25−4、及び読み出し制御部27−1〜27−8に画素サンプルの読み出し又は書き込みに用いるクロックを供給し、このクロックにより各部が同期する。
不図示のイメージセンサから入力する4096×2160/23.98P−30P信号は、RAM23に保存される。2画素間引き制御部22は、1フレームの画素数が最大4096×最大2160である画像信号を送信する場合に、4096×2160画像信号で規定される各フレームから抽出した画素サンプルのうち、同一ライン上で隣り合う2つの画素サンプルを間引く。そして、2画素間引き制御部22は、SMPTE435−1で規定される第1〜第4のサブイメージの内、各フレームの奇数ライン上の各画素サンプルを交互に第1のサブイメージと第2のサブイメージに間引いてマッピングする。同様に、2画素間引き制御部22は、各フレームの偶数ライン上の各画素サンプルを交互に第3のサブイメージと第4のサブイメージに間引いてマッピングする。
具体的には、2画素間引き制御部22は、後述するように4096×2160/23.98P−30Pの映像信号を、隣り合う上下の2ライン毎に、ライン方向に2画素ずつ抽出し、RAM24−1〜24−4に書き込む制御を行う。このとき、2画素間引き制御部22は、RAM24−1〜24−4に格納される画素サンプルは、SMPTE435−1で規定される2048×1080/23.98P−30P相当の第1〜第4のサブイメージを形成する。
ワード間引き制御部25−1〜25−4は、第1〜第4のサブイメージに間引かれた画素サンプルをワード毎に間引く。そして、第1〜第4のサブイメージのそれぞれに対し、2本のHD−SDIのアクティブ期間を1920サンプルから2048サンプルに拡張した有効期間にマッピングする。
具体的には、ワード間引き制御部25−1〜25−4は、RAM24−1〜24−4からSMPTE372のFigure4,6,7,8,9と同じ方式でワード毎に間引いて画素サンプルを読出す。そして、ワード間引き制御部25−1〜25−4は、読出した画素サンプルを、それぞれ2chの2048×1080/23.98P−30P/4:2:2/10ビット信号に変換して、RAM26−1〜26−8に保存する。
その後、読出し制御部27−1〜27−8は、RAM26−1〜26−8から読出したモードBのHD−SDIを出力する。
具体的には、読出し制御部27−1〜27−8は、クロック供給回路21から供給された基準クロックでRAM26−1〜26−8から画素サンプルを読出す。そして、2本のリンクA、Bを4対で構成した8チャンネルのHD−SDI1〜8を、後続のS/P・8B/10B部12に出力する。
なお、本例では、2画素間引きとワード間引きを行うため、2種類のメモリ(RAM24−1〜24−4、RAM26−1〜26−8)を用いて、2段階で行う例を示した。しかし、一つのメモリを使って、2画素間引きしたデータをワード間引きして8chのHD−SDIとして出力しても良い。
ここで、1ラインのHD−SDIフォーマットで規定された10.692Gbpsのシリアルデータの構成例について説明する。
図4は、24Pの場合における10.692Gbpsのシリアル・デジタルデータの1ライン分のデータ構造例である。
この図では、ライン番号LN及び誤り検出符号CRCを含めたものをSAV,アクティブライン及びEAVとして示すとともに、付加データの領域を含めたものを水平補助データスペースとして示している。
そして、水平補助データスペースには、オーディオ信号がマッピングされる。オーディオ信号に補完データを追加して水平補助データスペースを構成し、入力するHD−SDI信号との同期を取る。
図5は、4096×2160信号規格のサンプル構造の例を示す説明図である。図5A、図5Bの説明に用いるフレームは、4096×2160サンプルで1フレーム(以下、4k×2k信号の1フレームとも称する。)を構成する。
4096×2160信号規格のサンプル構造は、以下の2種類がある。なお、SMPTE規格において、R′G′B′のように、ダッシュ「′」をつけた信号は、ガンマ補正などが施された信号を示す。
図5Aは、R′G′B′,Y′Cb′Cr′ 4:4:4システムの例である。このシステムでは、全サンプルにRGB又はYCbCrのコンポーネントが含まれる。
図5Bは、Y′Cb′Cr′ 4:2:2システムの例である。このシステムでは、奇数サンプルにYCbCr、偶数サンプルにYのコンポーネントが含まれる。
図6は、マッピング部11が画素サンプルをマッピングする処理イメージの例を示す。
始めに、2画素間引き部22は、1フレーム(1画面)が4096×2160/23.98P−30P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビット信号をライン方向に2画素毎に間引く。そして、HDイメージフォーマットのアクティブ期間を2048サンプルに増加させた、第1〜第4のサブイメージのアクティブ領域に多重する。
このとき、2画素間引き部22は、2画素毎に間引いたそれぞれの信号を、4chの2048×1080/23.98P−30P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビット信号にマッピングする。ここで、2048×1080/23.98P−30P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビット信号を、「サブイメージ」と呼ぶ。本例では、第1〜第4のサブイメージに2画素毎に間引いたそれぞれの信号がマッピングされる。
次に、ワード間引き制御部25−1〜25−4は、第1〜第4のサブイメージにマッピングされた2048×1080/23.98P−30P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビット信号を、所定の形式でワード間引きする。この結果、ワード間引き制御部25−1〜25−4は、2chの2048×1080/23.98P−30P/4:2:2/10ビット信号を生成し、読出し制御部27−1〜27−8は、HD−SDIのリンク1〜8として出力する。
次に、マッピング部11が画素サンプルをマッピングする工程の詳細な処理例を説明する。
図7は、2画素間引き制御部22が、1フレームに含まれる画素サンプルを第1〜第4のサブイメージにマッピングする例を示す図である。
2画素間引き制御部22は、1フレーム(1画面)を4分割する。これにより、4096×2160/23.98P−30P/4:4:4,4:2:2/10ビット、12ビット信号を、4チャンネルの2048×1080/23.98P−30P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビット信号にマッピングする。4分割された各フレームの画素サンプルは、それぞれ2チャンネルのHD−SDIに含まれる映像データ領域にマッピングされる。
第1〜第4のサブイメージのデータ領域は、2048×1080/23.98P−30P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビット信号で設定される。そして、マッピング部11は、オーディオ信号を第1,第2,第3及び第4のサブイメージのいずれかの水平補助データスペースに含まれる補完データ領域にマッピングする。マッピング部11は、サンプリング周波数が48kHzあるいは96kHzのオーディオ信号がマッピングされるチャンネルのうち、1つのチャンネルの補完データ領域が不足すると、他のチャンネルの補完データ領域に、オーディオ信号をマッピングする。そして、本例のマッピング部11は、オーディオ信号を多重しているHD−SDIの水平補助データスペースに複数チャンネル多重することを特徴としている。
オーディオ信号はHD−SDIへのオーディオ信号多重を規定するSMPTE 299に準拠して多重される。すなわち、オーディオ信号を多重する順番は、4096×2160を複数のHD−SDIにマッピングしたHD−SDI,第1ch、第2ch、第3ch、、、の順番で多重する。また、HD−SDI第1chのオーディオ多重スペースが満たされたら、HD−SDI第2ch、さらにHD−SDI第2chが満たされたらHD−SDI第3ch、、、の順番でオーディオ信号を多重する。
図8は、画素サンプルがマッピングされた第1〜第4のサブイメージ(2048×1080/24P/4:4:4/12ビット信号)を、SMPTE372Mの規定に従ってリンクA又はリンクBに分割してマッピングする例を示す。
SMPTE435は、10Gインタフェースの規格である。この規格は、複数チャンネルのHD−SDI信号を、2画素(40ビット)単位で8B/10Bエンコーディングして50ビットに変換し、チャンネル毎に多重する。そして、ビットレート10.692Gbpsまたは10.692Gbps/1.001(以下単に10.692Gbpsと記載する)でシリアル伝送することを定めている。4k×2k信号をHD−SDI信号にマッピングする技術は、SMPTE435 Part1の6.4 Octa リンク 1.5 Gbps ClassのFigure3及びFigure4に示される。
そして、2048×1080/23.98P−30P/4:2:2/10ビット信号で設定される第1〜第4のサブイメージから、SMPTE372M(デュアルリンク)によるCH1〜CH8が生成される。CH1〜CH8のうち、CH1(リンクA)及びCH2(リンクB),CH3(リンクA)及びCH4(リンクB),CH5(リンクA)及びCH6(リンクB),CH7(リンクA)及びCH8(リンクB)である。本例では、第1〜第3のサブイメージから生成されたHD−SDI CH1〜CH6を、10G−SDI モードB リンク1として伝送し、また、第4のサブイメージから生成されたHD−SDI CH7,CH8を、10G−SDI モードB リンク2として伝送する。
また、第1〜第4のサブイメージをデュアルリンクのHD−SDIのアクティブ期間にマッピングすることで、8つのチャンネルが生成され、10.692Gbpsインタフェースに画素サンプルとオーディオデータを多重して伝送することが出来る。本例では、CH1,CH2,CH3、CH4の水平ブランキング信号を伝送するため、オーディオはCH1,CH2,CH3、CH4の水平補助データスペースに多重して伝送可能である。SMPTE299では、HD−SDIの水平補助データスペースでは48kHzオーディオが最大16チャンネルまで伝送できる規定になっている。
図9は、SMPTE372によるリンクA,Bのデータ構造の例を示す。
図9Aに示すように、リンクAは、1サンプルが20ビットであり、全てのビットがRGBの値を表している。
図9Bに示すように、リンクBも、1サンプルが20ビットであるが、10ビットのR′G′B′n:0−1のうち、ビットナンバー2〜7の6ビットのみがRGBの値を表している。したがって1サンプル中でRGBの値を表しているビット数は16ビットである。
マッピング部11によってマッピングされたCH1〜CH8のHD−SDI信号は、図2に示すようにS/P・8B/10B部12に送られる。そして、8ビット/10ビットエンコーディングされた50ビット幅のパラレル・デジタルデータは、PLL13からの37.125MHzのクロックによって不図示のFIFOメモリに書き込まれる。その後、PLL13からの83.5312MHzのクロックによって50ビット幅のままFIFOメモリから読み出されて、図2に示す多重部14に送られる。
多重部14は、画像信号にANC/オーディオデータが含まれる場合に、HD−SDIのチャンネル順であって、第1〜第4のサブイメージに基づいて形成されるモードBのHD−SDIの水平補助データスペースに、ANC/オーディオデータを多重する。
具体的には、多重部14は、モード Bの入力である第1ch〜第6chのHD−SDIの映像データ領域と、第1ch〜第4chの水平補助データスペースを10.692Gbpsのストリーム(伝送ストリーム)に多重する。このとき、多重部14は、CH1,CH2,CH3,CH4、CH5,CH6の50ビット幅のパラレル・デジタルデータを、図10Aに示すように順に並べる。
図10は、多重部14が画素サンプルをマッピングする処理例を示す。
図10Aは、多重部14がCH1〜CH6のパラレル・デジタルデータを多重する例を示す。
多重部14は、CH1、CH2,CH3,CH4,CH5,CH6の50ビット幅のパラレル・デジタルデータ(タイミング基準信号SAV,アクティブライン,タイミング基準信号EAV,ライン番号LN及び誤り検出符号CRCのみのデータ)を、順に並べる。そして、CH1〜CH6を順に300ビット幅に多重する。
図10Bは、多重部14が画素サンプルをマッピングする処理例を示す。
多重部14は、S/P・8B/10B部12内のFIFOメモリから読み出されたCH1の水平補助データスペースのみの50ビット幅のパラレル・デジタルデータを、4サンプル分多重して200ビット幅にする。
本例において、CH1,CH2,CH3,CH4は、S/P変換した74.25MHz/20ビットのHD−SDIのアクティブビデオ期間とSAV/EAV/LN/CRC領域の全てがモードBで伝送される。
本例では、図8に示したように、CH1〜CH6をSMPTE435−2に規定される10G−SDIモードBのHD−SDI第1ch〜第6chに割り当てて10G−SDIで伝送可能なリンク1とする。一方、CH7,CH8は10G−SDIで伝送可能なリンク2の第1ch、第2chに割り当てて10G−SDIで伝送可能なリンク2で伝送する。
そして、モードBにおける10G−SDIでは伝送出来るHD−SDIの第1ch〜第6chのうちの第1ch〜第4chまでのHブランク(図25参照)を10G−SDIに多重して伝送する。ここで、補助データスペースに挿入されたオーディオデータを、「ANC/オーディオデータ」と呼ぶ。そして、4096×2160/23.98P−90P信号にANC/オーディオデータが含まれる場合に、多重部14は、以下の順で多重する。
例えば、23.98P,24P,25P時には10G−SDIリンク1のHD−SDI CH1,CH2,CH3,CH4,10G−SDIリンク2のHD−SDI CH1,CH2の順に多重する。
また、29.98P,30P時には10G−SDIリンク1のHD−SDI CH1,CH2,10G−SDIリンク2のHD−SDI CH1,CH2の順に多重する。
ANC/オーディオデータの多重時には、10G−SDI リンク1 HD−SDI CH1のHブランクを許容量まで使用してもなおANC/オーディオを多重しなければならない場合がある。このときに限り、多重部14は、10G−SDIリンク1HD−SDICH2のHブランクを使用する。
ここで、48kHzサンプリングオーディオは最大で以下のチャンネル数を用いれば伝送可能である。
23.98P,24P,25Pを用いた場合、16ch×6ch=96chで信号を伝送可能である。また、96kHzサンプリングオーディオは48chで信号を伝送可能である。
29.97P,30Pを用いた場合、16ch×4ch=32chで信号を伝送可能である。また、96kHzサンプリングオーディオは16chで伝送可能である
多重部14によって多重された300ビット幅のパラレル・デジタルデータと200ビット幅のパラレル・デジタルデータは、データ長変換部15に送られる。データ長変換部15は、シフトレジスタを用いて構成される。この300ビット幅のパラレル・デジタルデータを256ビット幅に変換したデータと、この200ビット幅のパラレル・デジタルデータを256ビット幅に変換したデータとを用いて、256ビット幅のパラレル・デジタルデータを形成する。そして、この256ビット幅のパラレル・デジタルデータをさらに128ビット幅に変換する。
データ長変換部15によって128ビット幅に変換されたパラレル・デジタルデータは、FIFOメモリ16に送られて、PLL13からの83.5312MHzのクロックによってFIFOメモリ16に書き込まれる。
FIFOメモリ16に書き込まれたこの128ビット幅のパラレル・デジタルデータは、PLL13からの167.0625MHzのクロックにより、64ビット幅のパラレル・デジタルデータとしてFIFOメモリ16から読み出される。その後、読出された64ビット幅のパラレル・デジタルデータは、多チャンネルデータ形成部17に送られる。
多チャンネルデータ形成部17は、例えばXSBI(Ten gigabit Sixteen Bit Interface:10ギガビットイーサネット(イーサネットは登録商標)のシステムで使用される16ビットインタフェース)である。そして、多チャンネルデータ形成部17は、PLL13からの668.25MHzのクロックを用いて、FIFOメモリ16からの64ビット幅のパラレル・デジタルデータから16チャンネル分のシリアル・デジタルデータを形成する。このシリアル・デジタルデータは、各々がビットレート668.25Mbpsである。多チャンネルデータ形成部17によって形成された16チャンネルのシリアル・デジタルデータは、多重・P/S変換部18に送られる。
多重・P/S変換部18は、多チャンネルデータ形成部17からの16チャンネルのシリアル・デジタルデータを多重し、その多重したパラレル・デジタルデータをパラレル/シリアル変換する。これにより、668.25Mbps×16=10.692Gbpsのシリアル・デジタルデータを生成する。本例の多重・P/S変換部18は、マッピング部11によってマッピングされた第1〜第4のサブイメージを、それぞれシリアル変換するパラレル/シリアル変換部としての機能を有する。
多重・P/S変換部18によって生成されたビットレート10.692Gbpsのシリアル・デジタルデータは、光電変換部19に送られる。光電変換部19は、ビットレート10.692Gbpsのシリアル・デジタルデータをCCU2に出力する出力部として機能する。そして、光電変換部19は、多重部14によって多重された10.692Gbpsの伝送ストリームを出力する。光電変換部19によって光信号に変換されたビットレート10.692Gbpsのシリアル・デジタルデータは、放送用カメラ1から光ファイバーケーブル3経由でCCU2に伝送される。
本例の信号送信装置を用いることによって、イメージセンサから入力した4096×2160/23.98P−30P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビット信号をシリアル・デジタルデータとして送信することができる。本例の信号送信装置,信号送信方法では、4096×2160/23.98P−30P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビット信号をCH1〜CH8のHD−SDI信号にマッピングする。CH1〜CH8のHD−SDI信号は、10G Mode BリンクAであるCH1,CH2,CH3,CH4,CH5,CH6及び10G Mode BリンクBであるCH1,CH2である。これらのHD−SDI信号をシリアル/パラレル変換する。その後、RGBのビットが8ビット/10ビットエンコーディングされる。
リンクA,Bについては、各水平ラインのデータのうち、タイミング基準信号SAV,アクティブライン,タイミング基準信号EAV,ライン番号LN及び誤り検出符号CRCのデータのみからRGBのビットが抜き出される。そして、このRGBのビットが8ビット/10ビットエンコーディングされる。そして、8ビット/10ビットエンコーディングされたリンクAのデータとリンクBのデータとが多重され、その多重されたパラレル・デジタルデータから、ビットレート10.692Gbpsのシリアル・デジタルデータが生成される。生成されたシリアル・デジタルデータは、CCU2に送られる。そして、CCU2は、シリアル・デジタルデータを受信すると、4096×2160/23.98P−30P/4:4:4/10ビット,12ビット信号を生成して、例えばVTR等(図示略)にこの信号を送る。
なお、各放送用カメラ1からCCU2には、4096×2160/23.98P−30P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビット信号が伝送されるだけでない。すなわち、CCU2からも前述のリターンビデオ(他の放送用カメラ1で撮影中の映像を表示させるための映像信号)が光ファイバーケーブル3経由で各放送用カメラ1に伝送される。リターンビデオは周知の技術を用いて生成される(例えば、2チャンネル分のHD−SDI信号を、それぞれ8ビット/10ビットエンコーディングした後、多重してシリアル・デジタルデータに変換する)ので、そのための回路構成の説明は省略する。
図11は、CCU2の回路構成のうち、本実施の形態に関連する部分を示すブロック図である。CCU2には、このような回路が、各放送用カメラ1に一対一に対応して複数組設けられている。
放送用カメラ1から光ファイバーケーブル3経由で伝送されたビットレート10.692Gbpsのシリアル・デジタルデータは、光電変換部31によって電気信号に変換された後、S/P変換・多チャンネルデータ形成部32に送られる。S/P変換・多チャンネルデータ形成部32は、例えば前述したXSBIである。そして、S/P変換・多チャンネルデータ形成部32は、画像信号がマッピングされ、それぞれが第1のリンクチャンネルと第2のリンクチャンネルに分割された第1,第2,第3及び第4のサブイメージを受信する。
S/P変換・多チャンネルデータ形成部32は、ビットレート10.692Gbpsのシリアル・デジタルデータをシリアル/パラレル変換する。そして、シリアル/パラレル変換したパラレル・デジタルデータから、各々がビットレート668.25Mbpsを有する16チャンネル分のシリアル・デジタルデータを形成するとともに、668.25MHzのクロックを抽出する。
S/P変換・多チャンネルデータ形成部32によって形成された16チャンネルのパラレル・デジタルデータは、多重部33に送られる。また、S/P変換・多チャンネルデータ形成部32によって抽出された668.25MHzのクロックは、PLL34に送られる。
多重部33は、S/P変換・多チャンネルデータ形成部32からの16チャンネルのシリアル・デジタルデータを多重して、64ビット幅のパラレル・デジタルデータをFIFOメモリ35に送る。
PLL34は、S/P変換・多チャンネルデータ形成部32からの668.25MHzのクロックを4分の1に分周した167.0625MHzのクロックをFIFOメモリ35に書込みクロックとして送る。
またPLL34は、S/P変換・多チャンネルデータ形成部32からの668.25MHzのクロックを8分の1に分周した83.5312MHzのクロックを、FIFOメモリ35に読出しクロックとして送る。さらに、後述する8B/10B・P/S部38内のFIFOメモリに書込みクロックとして送る。
またPLL34は、S/P変換・多チャンネルデータ形成部32からの668.25MHzのクロックを18分の1に分周した37.125MHzのクロックを、8B/10B・P/S部38内のFIFOメモリに読出しクロックとして送る。また、PLL34は、8B/10B・P/S部38内のFIFOメモリに37.125MHzのクロックを書込みクロックとして送る。
またPLL34は、S/P変換・多チャンネルデータ形成部32からの668.25MHzのクロックを9分の1に分周した74.25MHzのクロックを、8B/10B・P/S部38内のFIFOメモリに読出しクロックとして送る。
FIFOメモリ35では、多重部33からの64ビット幅のパラレル・デジタルデータが、PLL34からの167.0625MHzのクロックによって書き込まれる。FIFOメモリ35に書き込まれたパラレル・デジタルデータは、PLL34からの83.5312MHzのクロックによって128ビット幅のパラレル・デジタルデータとして読み出されて、データ長変換部36に送られる。
データ長変換部36は、シフトレジスタを用いて構成されており、この128ビット幅のパラレル・デジタルデータを、256ビット幅に変換する。そして、データ長変換部36は、タイミング基準信号SAVまたはEAVに挿入されているK28.5を検出する。これにより各ライン期間を判別して、タイミング基準信号SAV,アクティブライン,タイミング基準信号EAV,ライン番号LN及び誤り検出符号CRCのデータを300ビット幅に変換する。さらに、水平補助データスペースのデータ(8B/10BエンコーディングされたCH1の水平補助データスペースのデータ)を200ビット幅に変換する。データ長変換部36によってデータ長を変換された300ビット幅のパラレル・デジタルデータと200ビット幅のパラレル・デジタルデータとは、分離部37に送られる。
分離部37は、データ長変換部36からのこの300ビット幅のパラレル・デジタルデータを、放送用カメラ1内の多重部14(図2)によって多重される前の50ビットずつのCH1〜CH6のデータに分離する。このパラレル・デジタルデータには、タイミング基準信号SAV,アクティブライン,タイミング基準信号EAV,ライン番号LN及び誤り検出符号CRCのデータが含まれる。そして、各CH1〜CH6の50ビット幅のパラレル・デジタルデータを、8B/10B・P/S部38に送る。
また分離部37は、データ長変換部36からのこの200ビット幅のパラレル・デジタルデータを、多重部14によって多重される前の50ビットずつのデータ(図10参照)に分離する。このパラレル・デジタルデータには、8B/10BエンコーディングされたCH1の水平補助データスペースのデータが含まれる。そして、この50ビット幅のパラレル・デジタルデータを、8B/10B・P/S部38に送る。
また、本例の分離部37は、画像信号にANC/オーディオデータが含まれる場合に、HD−SDIのチャンネル順である場合に以下の処理を行う。すなわち、第1〜第4のサブイメージに基づいて形成されるモードBのHD−SDIの水平補助データスペースからANC/オーディオデータを分離する。
8B/10B・P/S部38は、CH1〜CH8に一対一に対応した8個のブロックから成っている。本例の8B/10B・P/S部38は、画像信号がマッピングされ、それぞれが第1のリンクチャンネルと第2のリンクチャンネルに分割された第1,第2,第3及び第4のサブイメージを受信する受信部として機能する。
8B/10B・P/S部38は、入力したCH1〜CH6のパラレル・デジタルデータを8B/10Bにデコードして、シリアル・デジタルデータに変換して出力する。
再生部39は、S/P・8B/10B部38から送られたCH1〜CH8(10G Mode B LinkA及び10G Mode B LinkB)のHD−SDI信号に、SMPTE 435に従っマッピング部11(図2)の処理(図3)と逆の処理を施す。この処理により、再生部39は、4096×2160/23.98P−30P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビット信号を再生する。
このとき、再生部39は、S/P変換多チャンネルデータ形成部32が受信したHD−SDI1〜8から第1,第2,第3及び第4のサブイメージを再生する。そして、第1,第2,第3及び第4のサブイメージのアクティブ期間に配置された画素サンプルを2画素ずつ取り出す。そして、画像信号の1フレーム内に順に配置し、配置されたサンプルから間引かれた画素を多重する。
このとき、再生部39は、第1のサブイメージと第2のサブイメージとにマッピングされたサンプルを、奇数ライン上に交互に配置する。同様に、第3のサブイメージと第4のサブイメージとにマッピングされたサンプルを、偶数ライン上に交互に配置する。そして、各ライン上に配置されたサンプルから、そのサンプルに隣り合う間引き画素を多重する。
再生部39によって再生された4096×2160/23.98P−30P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビット信号は、CCU2から出力されて、例えばVTR等(図示略)に送られる。
本例においてCCU2は、放送用カメラ1によって生成されたシリアル・デジタルデータを受信する側の信号処理を行う。この信号受信装置,信号受信方法では、このビットレート10.692Gbpsのシリアル・デジタルデータからパラレル・デジタルデータが生成され、このパラレル・デジタルデータが各チャンネルのデータに分離される。
図12は、再生部39の内部構成例を示す。
再生部39は、マッピング部11が画素サンプルに行った処理を逆変換するブロックである。
再生部39は、各部にクロックを供給するクロック供給回路41を備える。また、再生部39は、4096×2160/23.98P−30P信号を構成する10G モードBリンクA,リンクBから出力される。
また、再生部39は、ワード多重を制御するワード多重制御部45−1〜45−4と、ワード多重制御部45−1〜45−4が一時的に多重したデータを書き込むRAM44−1〜44−4と、を備える。
ワード多重制御部45−1〜45−4は、RAM46−1〜46−8から読み出したモードBのHD−SDIのアクティブ期間から抽出した画素サンプルをワード毎にSMPTE435−1で規定される第1〜第4のサブイメージに多重する。具体的には、ワード多重制御部45−1〜45−4は、(RAM46−1,46−2)、(RAM46−3,46−4)、(RAM46−5,46−6)、(RAM46−7,46−8)毎にタイミングを制御する。このとき、ワード多重制御部45−1〜45−4は、SMPTE372のFigure4,6,7,8,9の逆変換のワード単位で読み出す。そして、ワード多重制御部45−1〜45−4は、第1〜第4のサブイメージをRAM44−1〜44−4に形成する。
また、再生部39は、RAM44−1〜44−4から読出した画素サンプルをRAM43に2画素ずつ多重する2画素多重(デインタリーブ)を制御する2画素多重制御部42を備える。2画素多重制御部42は、RAM44−1〜44−4から読出した画素サンプルを以下の処理で多重する。すなわち、第1のサブイメージと第2のサブイメージから2画素ずつ抽出した画素サンプルを、1フレームの画素数がHD−SDIフォーマットで規定される画素数を越える画像信号で規定されるフレームにおける奇数ライン上に隣り合わせて多重する。同様に、第3のサブイメージと第4のサブイメージから2画素ずつ抽出した画素サンプルを、画像信号で規定されるフレームにおける偶数ライン上に隣り合わせて多重する。そして、RAM43には、4096×2160/23.98P−30P信号が保存され、適宜、この信号が再生される。
クロック供給回路41は、2画素多重制御部42、ワード多重制御部45−1〜45−4、及び書込み制御部47−1〜47−8に画素サンプルの読み出し又は書き込みに用いるクロックを供給し、このクロックにより各部が同期する。
なお、図12では、ワード多重と2画素多重とを2種類のRAMを用いて2段階で行う例を書いたが、一つのRAMを用いて4096×2160/23.98P−30P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビット信号を生成しても良い。
以上説明した第1の実施の形態に係るカメラ伝送システムでは、4096×2160/23.98P−30P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビット信号に対して、2画素間引き、ワード間引きを行う。これにより、CH1〜CH8のHD−SDI信号を生成する。このため、放送用カメラ1は、4096×2160/23.98P−30P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビット信号を、ビットレート10.692Gbpsのシリアル・デジタルデータに変換してCCU2に伝送できる。
一方、CCU2は、ビットレート10.692Gbpsのシリアル・デジタルデータから4096×2160/23.98P−30P/4:4:4、4:2:2/10ビット,12ビット信号を再生できる。つまり、4k×2k信号を、従来用いている10.692Gbpsシリアルインタフェースの多chで伝送することが出来る。このため、信号伝送に当たり、既存の設備を有効に活用することができる。
また、SMPTE435のモードBの時に、CH1,CH2,CH3,CH4の水平補助データスペースに複数チャンネルのオーディオ信号を多重出来る。このため、モードBで伝送可能なANC/オーディオデータのデータ量を増やすことが出来る。そして、マッピング部11は、オーディオ信号を多重しているHD−SDIの水平補助データスペースに複数チャンネル多重する。特に、23.98P,24P,25PではSMPTE428−2に規定される96kHzオーディオを最大48チャンネル多重することが出来る。
また、4096×2160信号を2画素毎に間引くことで、画面全体の映像を現行のHD用のモニタや波形モニタで観測できるので、映像機器開発時等々での不具合解析に有効である。また、2画素毎に間引くことで、遅延の少ない伝送システムを作ることが出来る。
また、次世代の4k映像信号を1.5GのHD−SDIで伝送すると30Pでも8ch、60Pでは16ch必要である。3G−SDIではこの半分のch数になるものの、カメラとCCU間などの光伝送や、VTRとモニタ間などの伝送用途には伝送ch数があまりに多く不向きである。4k映像信号を多くても10.692Gbpsシリアル信号を2〜3ch程度で伝送出来、且つ市販の光トランシーバモジュールを使用出来る10Gインタフェースを開発することが望まれている。ここで、2chの10G−SDIの信号を1本の光ファイバーで伝送する際には、1.3μm/1.55μm波長多重技術を使うことが出来る。このため、大容量のデータを効率的に伝送できるという効果がある。
<第2の実施の形態:4096×2160/47.95P−60P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビット>
次に、本発明の第2の実施の形態に係るマッピング部11と再生部39の動作例について、図13〜図17を参照して説明する。
ここでは、4096×2160/47.95P,48P,50P,59.94P,60P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビットの画素サンプルを間引く方式について説明する。以下の記載において、47.95P,48P,50P,59.94P,60Pを、「47.95P−60P」と略記する場合がある。
図13は、マッピング部11の内部構成例を示す。
マッピング部11は、各部にクロックを供給するクロック供給回路51と、4096×2160/47.95P−60Pの映像信号を記憶するRAM53を備える。また、マッピング部11は、RAM53から2画素ずつ画素サンプルを読み出す2画素間引き(インタリーブ)を制御する2画素間引き制御部52と、2画素間引きされた画素サンプルを保存するRAM54−1〜54−4と、を備える。
また、マッピング部11は、RAM54−1〜54−4から読出したデータのライン間引きを制御する4個のライン間引き制御部55−1〜55−4を備える。また、マッピング部11は、ライン間引き制御部55−1〜55−4が間引いたデータを保存する8個のRAM56−1〜56−8と、を備える。
また、マッピング部11は、RAM56−1〜56−8から読出したデータのワード間引きを制御する8個のワード間引き制御部57−1〜57−8を備える。また、マッピング部11は、ワード間引き制御部57−1〜57−8が間引いたデータを保存する16個のRAM58−1〜58−16と、を備える。
また、マッピング部11は、RAM56−1〜56−16から読み出した画素サンプルを16チャンネルのHD−SDIとして出力する読み出し制御部59−1〜59−16を備える。
クロック供給回路51は、2画素間引き制御部52、ライン間引き制御部55−1〜55−4、ワード間引き制御部57−1〜57−8、及び読み出し制御部59−1〜59−16に画素サンプルの読み出し又は書き込みに用いるクロックを供給する。各ブロックは、クロック供給回路51から供給されるクロックによって同期する。
不図示のイメージセンサから入力する4096×2160/47.95P−60P信号は、RAM53に保存される。2画素間引き制御部52は、RAM53から隣り合う上下の2ライン毎に、ライン方向に画素サンプルを2画素ずつ抽出し、RAM54−1〜54−4に保存する。これにより、2画素間引き制御部52は、それぞれのRAM54−1〜54−4にSMPTE435−1で規定される第1〜第4のサブイメージを形成する。
ライン間引き制御部55−1〜55−4は、2画素間引き制御部52によってマッピングされ、RAM54−1〜54−4に保存された第1〜第4のサブイメージを一ラインおきに読出してRAM56−1〜56−8に保存する。
ワード間引き制御部57−1〜57−8は、一ラインおきに間引かれた画素サンプルが保存されるRAM56−1〜56−8からSMPTE372のFigure4,6,7,8,9と同じ方式でワード毎に間引いて画素サンプルを読出す。そして、ワード間引き制御部57−1〜57−8は、読出した画素サンプルを、それぞれ2chの2048×1080/47.95I−60I/4:2:2/10ビット信号に変換して、RAM58−1〜58−16に保存する。その後、読出し制御部59−1〜59−16は、クロック供給回路51から供給された基準クロックでRAM58−1〜58−16から画素サンプルを読出す。そして、読出し制御部59−1〜59−16は、画素サンプルをP/S変換して、第1〜第4のサブイメージをモードBで規定される16chのHD−SDIにマッピングして出力する。読み出し制御部59−1〜59−16は、2本のリンクA、Bを4対で構成した16チャンネルのHD−SDI1〜8を、後続のS/P・8B/10B部12に出力する。
なお、本例では、2画素間引き、ライン間引き、ワード間引きを行うため、3種類のメモリ(RAM54−1〜54−4、RAM56−1〜56−8、RAM58−1〜58−16)を用いて、3段階で行う例を示した。しかし、一つのメモリを使って、2画素間引きしたデータをライン間引き及びワード間引きして16chのHD−SDIとして出力しても良い。
図14は、マッピング部11が画素サンプルをマッピングする処理イメージの例を示す。
マッピング部11は、4096×2160/47.95P−60P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビットの画素サンプルを、ライン方向に2画素毎に間引く。そして、図13に示すように、4chの2048×1080/47.95P−60P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビットにマッピングする。
図15は、ライン間引きの例を示す。
ここでは、デュアルリンクインタフェースのライン番号とパッケージの例を用いてライン間引きを説明する。
まず、ライン間引き制御部55−1〜55−4は、2048×1080/47.95P−60P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビット信号をチャンネル1,2にライン間引きする。これにより、ライン間引きされた信号は、2chの2048×1080/47.95I,48I,50I,59.94I,60I/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビット相当の信号に変換される。
図16は、ライン間引きとワード間引きの概要を示す。
第1〜第4のサブイメージをそれぞれ2チャンネルの信号にライン間引きすることは、既に図15を参照して説明した。
ワード間引き制御部57−1〜57−8は、ライン間引きされた信号を、SMPTE372のFigure4,6,7,8,9と同じ方式でワード毎に間引いてリンクA,Bにマッピングする。この結果、第1〜第4のサブイメージにマッピングされた信号は、合計16chのHD−SDIにマッピングされる。
ここで、CH1〜CH6をS435−2に規定される10G−SDIモードBのHD−SDI第1ch〜第6chに割り当てて10G−SDIリンク1とする。
CH7〜CH12は、10G−SDIモードBのHD−SDI第1ch〜第6chに割り当てて10G−SDIのリンク2とする。
CH13〜CH16は、10G−SDIモードBのHD−SDI第1ch〜第4chに割り当てて10G−SDIリンク3とする。
また、4096×2160信号にANC/オーディオデータがある場合には、第1の実施の形態に示した場合と同じように、多重部14がANC/オーディオデータをHD−SDIの水平補助データスペースに多重する。つまり、60Pの場合には、10G−SDIリンク1のHD−SDI CH1,CH2,10G−SDIリンク2のHD−SDI CH1,CH2,10G−SDIリンク3のHD−SDI CH1,CH2の順にANC/オーディオデータを多重する。
また、47.95P〜50Pの場合には、順にANC/オーディオデータを多重する。例えば、10G−SDIリンク1のHD−SDI CH1,CH2,CH3,CH4、10G−SDIリンク2のHD−SDI CH1,CH2,CH3,CH4、10G−SDIリンク3のHD−SDI CH1,CH2,CH3,CH4の順となる。この時、10G−SDI リンク1 HD−SDI CH1のANC/オーディオデータを許容量いっぱいまで使用しても、なお、補助データスペースにオーディオデータを多重しなければならない場合がある。この場合にのみ、10G−SDIリンク1HD−SDICH2のHブランクを使用する。
ここで、48kHzサンプリングオーディオは最大で、
60P時には、16ch×2ch×3リンク=96ch、96kHzサンプリングオーディオはこの半分の48ch伝送可能である。
また、47.95P〜50P時には、16ch×4ch×3リンク=192ch、96kHzサンプリングオーディオはこの半分の96ch伝送可能である。
図17は、CCU2における、再生部39の内部構成例を示す。
再生部39は、各部にクロックを供給するクロック供給回路61と、4096×2160/47.95P−60Pの映像信号を記憶するRAM63を備える。また、再生部39は、モードBで規定される16本のHD−SDI1〜16をそれぞれ記憶するRAM68−1〜68−16を備える。このHD−SDI1〜16は、2048×1080/47.95I,48I,50I,59.94I,60I/4:2:2/10ビット信号によって構成される
HD−SDI1〜16は、10G モードB リンク1、リンク2、リンク3の8B/10B・P/S部38から入力された、HD−SDI1〜16からなる。書込み制御部69−1〜69−16は、クロック供給回路61から供給されるクロックに合わせて、入力した16本のHD−SDI1〜16を書き込む制御を行う。
また、再生部39は、ワード多重を制御するワード多重制御部67−1〜67−8と、ワード多重制御部67−1〜67−8が一時的に多重したデータを書き込むRAM66−1〜66−8と、を備える。ワード多重制御部67−1〜67−8は、所定のタイミングを制御してSMPTE372のFigure4,6,7,8,9の逆変換のワード単位で読み出す。この読出しタイミングは、(RAM68−1,68−2)、(RAM68−3,68−4)、(RAM68−5,68−6)、(RAM68−7,68−8)毎に定まる。
また、再生部39は、ワード多重制御部67−1〜67−8によって多重された画素サンプルを、第1〜第4のサブイメージのそれぞれの一ライン毎に多重するライン多重制御部65−1〜65−4を備える。具体的には、ライン多重制御部65−1〜65−4は、RAM66−1〜66−8から画素サンプルを読出し、ライン毎に多重して、多重したデータを書き込むRAM64−1〜64−4に書き込む。そして、ライン多重制御部65−1〜65−4は、SMPTE435−1で規定される第1〜第4のサブイメージをRAM64−1〜64−4に形成する。
また、再生部39は、RAM43に2画素ずつ多重する2画素多重(デインタリーブ)を制御する2画素多重制御部42を備える。RAM43には、4096×2160/47.95P−60P信号が保存され、適宜、この信号が再生される。
クロック供給回路41は、2画素多重制御部42、ワード多重制御部67−1〜67−8、及び書込み制御部69−1〜69−16に画素サンプルの読み出し又は書き込みに用いるクロックを供給し、このクロックにより各部が同期する。
なお、図12では、ワード多重、ライン多重、及び2画素多重を3種類のRAMを用いて3段階で行う例を書いたが、一つのRAMを用いて4096×2160/47.95P−60P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビット信号を生成しても良い。
以上説明した第2の実施の形態によれば、マッピング部11は、4096×2160/47.95P−60P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビット信号の画素サンプルを間引いて第1〜第4のサブイメージにマッピングする。その後、マッピング部11は、ライン間引きとワード間引きを行うことで、10G−SDI モードBの6チャンネルで構成される第1、第2及び第3リンクで伝送できる。このため、放送用カメラ1は、4096×2160/47.95P−60P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビット信号を、ビットレート10.692Gbpsのシリアル・デジタルデータに変換してCCU2に伝送できる。
一方、CCU2は、ビットレート10.692Gbpsのシリアル・デジタルデータから4096×2160/47.95P−60P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビット信号を再生できる。つまり、4k×2k信号を、従来用いている10.692Gbpsシリアルインタフェースの多chで伝送することが出来る。このため、信号伝送に当たり、既存の設備を有効に活用することができる。
また、10G−SDI3chの信号を1本の光ファイバーで伝送する際には、CWDM/DWDM波長多重技術を使うことが出来る。
<第3の実施の形態:4096×2160/71.928P−90P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビット>
次に、本発明の第3の実施の形態に係るマッピング部11と再生部39の動作例について、図18〜図21を参照して説明する。
本実施の形態では、n倍速で入力した画像信号をnフレーム毎に分離して10G−SDIモードBで伝送する信号送信装置に適用した例について説明する。
以下の説明では、4096×2160/71.928P,72P,75P,89.91P,90P/10ビット,12ビットの画素サンプルを間引く方式について説明する。以下の記載において、71.928P,72P,75P,89.91P,90Pを、「71.928P−90P」と略記する場合がある。
図18は、4096×2160信号を3倍速信号とした場合におけるフレーム間引きの例を示す。
n倍速信号(本例では、n=3)が入力した場合、マッピング部11は、3フレーム毎に入力信号を取り出し、この入力信号に基づいて所定の変換処理を行う。
マッピング部11は、4096×2160/71.928P−90P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビット信号を、フレームメモリを用いて3フレーム毎に間引く。そして、3chの4096×2160/23.98P−30P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビット信号を作成する。
次に、マッピング部11は、4096×2160/23.98P−30P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビット信号を上述した第1の実施の形態に示した方法でそれぞれHD−SDI8chにマッピングする。これにより、24chのHD−SDIを出力する。
図19は、マッピング部11の内部構成例を示す。
マッピング部11は、各部にクロックを供給するクロック供給回路71と、4096×2160/71.928P−90Pの映像信号を記憶するRAM73を備える。また、マッピング部11は、RAM73から1フレームずつ画素サンプルを読み出すフレーム間引き(インタリーブ)を制御するフレーム間引き制御部72と、フレーム間引きされた画素サンプルを保存する3個のRAM74−1〜74−3と、を備える。
また、マッピング部11は、RAM74−1〜74−3から2画素ずつ画素サンプルを読み出す2画素間引きを制御する2画素間引き制御部75−1〜75−3と、2画素間引きされた画素サンプルを保存するRAM76−1〜76−12と、を備える。
また、マッピング部11は、RAM76−1〜76−12から読出したデータのワード間引きを制御する12個のワード間引き制御部77−1〜77−12を備える。また、マッピング部11は、ワード間引き制御部77−1〜77−12が間引いたデータを保存する24個のRAM78−1〜78−24と、を備える。
また、マッピング部11は、RAM78−1〜78−24から読み出した画素サンプルを24チャンネルのHD−SDIとして出力する読み出し制御部79−1〜79−24を備える。
クロック供給回路71は、フレーム間引き制御部72、2画素間引き制御部75−1〜75−3、ワード間引き制御部77−1〜77−12、及び読み出し制御部79−1〜79−24に画素サンプルの読み出し又は書き込みに用いるクロックを供給する。各ブロックは、クロック供給回路71から供給されるクロックによって同期する。
不図示のイメージセンサから入力する4096×2160/71.928P−90P信号は、RAM73に保存される。フレーム間引き制御部72は、入力した画像信号がn倍速信号である場合に、n個のフレーム毎に画像サンプルを間引いてnチャンネルの信号を生成する。本例では、入力信号が3倍速信号であるので、3フレーム毎に1フレーム間引いて形成した4096×2160/23.98P−30P信号を、RAM74−1〜74−3に保存する。
2画素間引き制御部75−1〜75−3は、nチャンネルの信号に間引かれた画素サンプルを2画素ずつ第1〜第4のサブイメージにマッピングする。具体的には、2画素間引き制御部75−1〜75−3は、RAM74−1〜74−3から読出した4096×2160/23.98P−30P信号から隣り合う上下の2ライン毎に、ライン方向に画素サンプルを2画素ずつ抽出する。その後、2画素間引き制御部75−1〜75−3は、RAM76−1〜76−12に抽出した画素サンプルを保存する。これにより、2画素間引き制御部75−1〜75−3は、それぞれのRAM76−1〜76−4,76−5〜76−8,76−9〜76−12にそれぞれSMPTE435−1で規定される第1〜第4のサブイメージを形成する。
ワード間引き制御部77−1〜77−24は、RAM76−1〜76−12に保存された第1〜第4のサブイメージをワード間引きして、2chの2048×1080/23.98P−30P/4:2:2/10ビット信号に変換する。そして、ワード間引き制御部77−1〜77−24は、2chの2048×1080/23.98P−30P/4:2:2/10ビット信号をRAM78−1〜78−24に保存する。読出し制御部79−1〜79−24は、クロック供給回路71から供給される基準クロックで信号を読み出し、P/S変換して合計24chのHD−SDIにマッピングして出力する。
図20は、フレーム間引きされた信号を24チャンネルのHD−SDIのアクティブ期間にマッピングする例を示す。
始めに、2画素間引き制御部22は、フレーム間引きされた3つのフレームから2画素ずつ第1〜第4のサブイメージに画素サンプルをマッピングする。次に、ワード間引き制御部25−1〜25−4は、第1〜第4のサブイメージより読み出した画素サンプルをリンクA,Bにマッピングする。こうして、ワード間引き制御部25−1〜25−4は、合計24chのHD−SDIに画素サンプルをマッピングする。
ここで、CH1〜CH6をS435−2に規定される10G−SDIモードBのHD−SDI第1ch〜第6chに割り当てて10G−SDIリンク1とする。
CH7〜CH12は10G−SDIモードBのHD−SDI第1ch〜第6chに割り当てて10G−SDIリンク2とする。
CH13〜CH18は10G−SDIモードBのHD−SDI第1ch〜第6chに割り当てて10G−SDIリンク3とする。
CH19〜CH24は10G−SDIモードBのHD−SDI第1ch〜第6chに割り当てて10G−SDI第4リンクとする。
また、第1の実施の形態に示したように、多重部14は、4096×2160信号にANC/オーディオデータがある場合に、ANC/オーディオデータをHD−SDIの水平補助データスペースに多重する。
90Pの場合には、10G−SDIリンク1のHD−SDI CH1,CH2、10G−SDIリンク2のHD−SDI CH1,CH2、10G−SDIリンク3のHD−SDI CH1,CH2の順にANC/オーディオデータを多重する。
71.928P〜75Pの場合には、以下の順でANC/オーディオデータを多重する。つまり、10G−SDIリンク1のHD−SDI CH1,CH2,CH3,CH4、10G−SDIリンク2のHD−SDI CH1,CH2,CH3,CH4、10G−SDIリンク3のHD−SDI CH1,CH2,CH3,CH4の順である。
この時、10G−SDI リンク1 HD−SDI CH1のANC/オーディオ領域を許容量いっぱいまで使用してもなおANC/オーディオデータの多重が必要な場合にのみ、10G−SDIリンク1HD−SDICH2のHブランクを使用する。
ここで、48kHzサンプリングオーディオは最大で、以下のチャンネル数で伝送できる。
90P時には、16ch×2ch×4リンク=128ch、96kHzサンプリングオーディオはこの半分の64ch伝送可能である。
また、71.928P〜75P時には、16ch×4ch×4リンク=256ch、96kHzサンプリングオーディオはこの半分の128ch伝送可能である。
なお、本例では、フレーム間引き、2画素間引き、ワード間引きを行うため、3種類のメモリ(RAM74−1〜74−3、RAM77−1〜77−12、RAM78−1〜78−24)を用いて、3段階で行う例を示した。しかし、一つのメモリを使って、フレーム間引きしたデータを、2画素間引き及びワード間引きして24chのHD−SDIとして出力しても良い。
図21は、CCU2における、再生部39の内部構成例を示す。
再生部39は、各部にクロックを供給するクロック供給回路81と、4096×2160/71.928P−90Pの映像信号を記憶するRAM83を備える。また、再生部39は、モードBで規定される24本のHD−SDI1〜24をそれぞれ記憶するRAM89−1〜89−24を備える。HD−SDI1〜24は、2048×1080/47.95I,48I,50I,59.94I,60I/4:2:2/10ビット信号によって構成される。
また、再生部39は、ワード多重を制御するワード多重制御部87−1〜87−12と、ワード多重制御部87−1〜87−12が一時的に多重したデータを書き込むRAM86−1〜86−12と、を備える。ワード多重制御部87−1〜87−12は、所定のタイミングを制御してSMPTE372のFigure4,6,7,8,9の逆変換のワード単位で読み出す。この読出しタイミングは、(RAM89−1,89−2)、(RAM89−3,89−4)、(RAM89−5,89−6)、(RAM89−7,89−8)毎に定まる。そして、ワード多重制御部87−1〜87−12は、SMPTE435−1で規定される第1〜第4のサブイメージをRAM86−1〜86−12に形成する。
また、再生部39は、RAM86−1〜86−12から読出した画素サンプルを2画素毎に多重する2画素多重制御部85−1〜85−3と、2画素多重制御部85−1〜85−3が多重したデータを書き込むRAM84−1〜84−3と、を備える。2画素多重制御部85−1〜85−3は、RAM86−1〜86−12から読出した画素サンプルを2画素毎に読み出して4096×2160/23.98P−30P相当の信号を再生する。
また、再生部39は、RAM84−1〜84−3から読出した画素サンプルをフレーム毎に多重するフレーム多重制御部82を備える。フレーム多重制御部82は、1フレームの画素数がHD−SDIフォーマットで規定される画素数を越える画像信号がn倍速信号である場合に用いられる。すなわち、フレーム多重制御部82は、2画素多重制御部85−1〜85−3が画素サンプルを2画素ずつ多重した画像信号をnフレーム毎に多重してn倍速信号を生成する。RAM83には、4096×2160/71.928P−90P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビット信号が保存され、適宜、この信号が再生される。
クロック供給回路41は、2画素多重制御部42、ワード多重制御部87−1〜87−12、及び書込み制御部89−1〜89−24に画素サンプルの読み出し又は書き込みに用いるクロックを供給し、このクロックにより各部が同期する。
なお、図21では、ワード多重、2画素多重、及びフレーム多重を3種類のRAMを用いて3段階で行う例を書いたが、一つのRAMを用いて4096×2160/47.95P−60P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビット信号を生成しても良い。
以上説明した第3の実施の形態によれば、マッピング部11は、4096×2160/71.928P−90P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビット信号を、3つのフレームに間引く。次に、マッピング部11は、フレームに間引かれた画素サンプルを第1〜第4のサブイメージにマッピングする2画素間引きを行う。そして、マッピング部11は、ワード間引きを行う。このため、放送用カメラ1は、4096×2160/71.928P−90P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビット信号を、ビットレート10.692Gbpsのシリアル・デジタルデータに変換してCCU2に伝送できる。
一方、CCU2は、ビットレート10.692Gbpsのシリアル・デジタルデータから4096×2160/71.928P−90P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビット信号を再生できる。つまり、4k×2k信号を、従来用いている10.692Gbpsシリアルインタフェースの多chで伝送することが出来る。このため、信号伝送に当たり、既存の設備を有効に活用することができる。
また、4096×2160/23.98P−60P信号ならびに4096×2160/23.98P−30P信号の3倍速の4096×2160/71.928−90P信号を、多chの10G−SDI モードBで伝送することが出来る。
また、10G−SDI 24chの信号を1本の光ファイバーで伝送する際には、CWDM/DWDM波長多重技術を使うことが出来る。
<第4の実施の形態:4096×2160/71.928P−90P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビット>
次に、本発明の第4の実施の形態に係るマッピング部11と再生部39の動作例について、図22〜図24を参照して説明する。
図22は、マッピング部11の内部構成例を示す。
本例のマッピング部11は、上述した第3の実施の形態に係るマッピング部11と比べて、2画素間引きとフレーム間引きを行う順序を入れ替えたものであるため、相違点のみ説明する。
マッピング部11は、RAM73から2画素ずつ画素サンプルを読み出す2画素間引きを制御する2画素間引き制御部75と、2画素間引きされた画素サンプルを保存するRAM74−1〜74−4と、を備える。
また、マッピング部11は、RAM74−1〜74−4から1フレームずつ画素サンプルを読み出すフレーム間引きを制御するフレーム間引き制御部72−1〜72−4を備える。また、マッピング部11は、フレーム間引きされた画素サンプルを保存する12個のRAM76−10〜76−12と、を備える。
フレーム間引き制御部72−1〜72−4は、画像信号がn倍速信号である場合に、2画素間引き制御部が画素サンプルを2画素ずつマッピングした第1〜第4のサブイメージから画像信号をn個のフレームに間引いてnチャンネルの信号を生成する。本例では、入力した画像信号が3倍速信号であるので、フレーム間引き制御部72−1〜72−4は、第1〜第4のサブイメージから画像信号を3個のフレームに間引いて3チャンネルの信号を生成する。
また、ワード間引き制御部77−1〜77−12は、3チャンネルの信号に間引かれた画素サンプルをワード毎に間引いて、モードBのHD−SDIにマッピングし、RAM78−1〜78−24にマッピングする。
以後のマッピング部11の構成及び動作は、図19に示したものと同様である。
そして、マッピング部11は、合計24chのHD−SDIを出力する。
図23は、2画素間引きされた信号を24チャンネルのHD−SDIのアクティブ期間にマッピングする例を示す。
始めに、フレーム間引き制御部72−1〜72−4は、2画素間引きされてRAM74−1〜74−4に形成される第1〜第4のサブイメージからフレーム毎にフレーム間引きを行う。そして、ワード間引き制御部77−1〜77−12は、フレーム間引きされた第1〜第4のサブイメージより読み出した画素サンプルをリンクA,Bにマッピングする。こうして、ワード間引き制御部77−1〜77−1は、合計24chのHD−SDIに画素サンプルをマッピングする。
以下、リンクの設定、ANC/オーディオデータの多重については、上述した第3の実施の形態に係るマッピング部11、多重部14の動作と同様であるため説明を省略する。
図21は、CCU2における、再生部39の内部構成例を示す。
再生部39は、2048×1080/47.95I,48I,50I,59.94I,60I/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビット信号のモードBで規定される24本のHD−SDI1〜24を記憶するRAM89−1〜89−24を備える。
書込み制御部89−1〜89−24は、クロック供給回路81から供給されるクロックに合わせて、入力した24本のHD−SDI1〜24をRAM89−1〜89−24に書き込む制御を行う。
また、再生部39は、ワード多重を制御するワード多重制御部87−1〜87−12と、ワード多重制御部87−1〜87−12が一時的に多重したデータを書き込むRAM86−1〜86−12と、を備える。ワード多重制御部87−1〜87−12は、SMPTE435−1で規定される第1〜第4のサブイメージをRAM86−1〜86−12に形成する。
また、再生部39は、RAM86−1〜86−12から読出した画素サンプルをフレーム多重するフレーム多重制御部82−1〜82−4と、フレーム多重制御部82−1〜82−4が多重したデータを書き込むRAM84−1〜84−4と、を備える。
フレーム多重制御部82−1〜82−4は、1フレームの画素数がHD−SDIフォーマットで規定される画素数を越える画像信号がn倍速信号である場合に用いられる。すなわち、フレーム多重制御部82−1〜82−4は、ワード多重制御部87−1〜87−12が画素サンプルをワード毎に多重した画像信号をnフレーム毎に多重する。そして、フレーム多重制御部82−1〜82−4は、生成したn倍速信号をRAM84−1〜84−4に書き込む。
また、再生部39は、RAM84−1〜84−4から読出した画素サンプルを2画素多重する2画素多重制御部82−1〜82−4を備える。RAM83には、4096×2160/71.928P−90P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビット信号が保存され、適宜、この信号が再生される。
以上説明した第4の実施の形態によれば、マッピング部11は、4096×2160/71.928P−90P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビット信号を、3つのフレームに間引く。次に、マッピング部11は、フレームに間引かれた画素サンプルを第1〜第4のサブイメージにマッピングする2画素間引きを行う。そして、マッピング部11は、ワード間引きを行う。このため、放送用カメラ1は、4096×2160/71.928P−90P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビット信号を、ビットレート10.692Gbpsのシリアル・デジタルデータに変換してCCU2に伝送できる。
一方、CCU2は、ビットレート10.692Gbpsのシリアル・デジタルデータから4096×2160/71.928P−90P/4:4:4,4:2:2/10ビット,12ビット信号を再生できる。つまり、4k×2k信号を、従来用いている10.692Gbpsシリアルインタフェースの多chで伝送することが出来る。このため、信号伝送に当たり、既存の設備を有効に活用することができる。
なお、本発明は上述した実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りその他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
1…放送用カメラ、2…CCU、3…光ファイバーケーブル、10…信号伝送システム、11…マッピング部、12…S/P・8B/10B部、12−1…ブロック、13…PLL、14…多重部、15…データ長変換部、16…FIFOメモリ、17…多チャンネルデータ形成部、18…多重・P/S変換部、19…光電変換部、21…クロック供給回路、22…2画素間引き制御部、25−1〜25−4…ワード間引き制御部、27−1〜27−8…読み出し制御部、31…光電変換部、32…データ形成部、33…多重部、36…データ長変換部、37…分離部、38…8B/10B・P/S部、39…再生部、41…クロック供給回路、44…2画素多重制御部、45−1〜45−4…ワード多重制御部、47−1〜47−8…書込み制御部

Claims (14)

  1. 1フレームの画素数が最大4096×最大2160である、HD−SDIフォーマットで規定される画素数を越えるn倍速(nは3以上の整数)の画像信号を送信する場合に、n個のフレーム毎に前記画像信号で規定される画素サンプルを間引いてnチャンネルの信号を生成するフレーム間引き制御部と、
    前記nチャンネルの信号で規定される各フレームから抽出した画素サンプルのうち、同一ライン上で隣り合う2つの画素サンプルを間引いて、SMPTE435−1で規定される第1〜第4のサブイメージの内、各フレームの奇数ライン上の各画素サンプルを交互に前記第1のサブイメージと前記第2のサブイメージに間引き、各フレームの偶数ライン上の各画素サンプルを交互に前記第3のサブイメージと前記第4のサブイメージに間引いて、前記画素サンプルを2画素ずつ前記第1〜第4のサブイメージにマッピングする2画素間引き制御部と、
    前記第1〜第4のサブイメージに間引かれた前記画素サンプルをワード毎に間引いて、前記第1〜第4のサブイメージのそれぞれに対し、SMPTE435−2に規定される2本ずつのモードBのHD−SDIのアクティブ期間にマッピングするワード間引き制御部と、
    前記モードBのHD−SDIを出力する読出し制御部と、を備える
    信号送信装置。
  2. さらに、前記画像信号にANC/オーディオデータが含まれる場合に、前記HD−SDIのチャンネル順であって、前記第1〜第4のサブイメージに基づいて形成される前記モードBのHD−SDIの水平補助データスペースに、前記ANC/オーディオデータを多重する多重部を備える
    請求項1記載の信号送信装置。
  3. さらに、前記2画素間引き制御部によってマッピングされた前記第1〜第4のサブイメージのそれぞれを、一ラインおきに前記画素サンプルを間引くライン間引き制御部を備え、
    前記ワード間引き制御部は、前記一ラインおきに間引かれた画素サンプルをワード毎に間引く
    請求項1又は2記載の信号送信装置。
  4. 1フレームの画素数が最大4096×最大2160である、HD−SDIフォーマットで規定される画素数を越えるn倍速(nは3以上の整数)の画像信号を送信する場合に、前記画像信号で規定される各フレームから抽出した画素サンプルのうち、同一ライン上で隣り合う2つの画素サンプルを間引いて、SMPTE435−1で規定される第1〜第4のサブイメージの内、各フレームの奇数ライン上の各画素サンプルを交互に前記第1のサブイメージと前記第2のサブイメージに間引き、各フレームの偶数ライン上の各画素サンプルを交互に前記第3のサブイメージと前記第4のサブイメージに間引いてマッピングする2画素間引き制御部と、
    前記2画素間引き制御部が前記画素サンプルを2画素ずつマッピングした前記第1〜第4のサブイメージから前記画素サンプルをn個のフレームに間引いてnチャンネルの信号を生成するフレーム間引き制御部と、
    前記nチャンネルの信号に間引かれた前記画素サンプルをワード毎に間引いて、SMPTE435−2に規定される2本ずつのモードBのHD−SDIのアクティブ期間にマッピングするワード間引き制御部と、
    前記モードBのHD−SDIを出力する読出し制御部と、を備える
    信号送信装置。
  5. 1フレームの画素数が最大4096×最大2160である、HD−SDIフォーマットで規定される画素数を越えるn倍速(nは3以上の整数)の画像信号を送信する場合に、n個のフレーム毎に前記画像信号で規定される画素サンプルを間引いてnチャンネルの信号を生成するステップと、
    前記nチャンネルの信号で規定される各フレームから抽出した画素サンプルのうち、同一ライン上で隣り合う2つの画素サンプルを間引いて、SMPTE435−1で規定される第1〜第4のサブイメージの内、各フレームの奇数ライン上の各画素サンプルを交互に前記第1のサブイメージと前記第2のサブイメージに間引き、各フレームの偶数ライン上の各画素サンプルを交互に前記第3のサブイメージと前記第4のサブイメージに間引いて、前記画素サンプルを2画素ずつ前記第1〜第4のサブイメージにマッピングするステップと、
    前記第1〜第4のサブイメージに間引かれた前記画素サンプルをワード毎に間引いて、前記第1〜第4のサブイメージのそれぞれに対し、SMPTE435−2に規定される2本ずつのモードBのHD−SDIのアクティブ期間にマッピングするステップと、
    前記モードBのHD−SDIを出力するステップと、を有する
    信号送信方法。
  6. 1フレームの画素数が最大4096×最大2160である、HD−SDIフォーマットで規定される画素数を越えるn倍速(nは3以上の整数)の画像信号を送信する場合に、前記画像信号で規定される各フレームから抽出した画素サンプルのうち、同一ライン上で隣り合う2つの画素サンプルを間引いて、SMPTE435−1で規定される第1〜第4のサブイメージの内、各フレームの奇数ライン上の各画素サンプルを交互に前記第1のサブイメージと前記第2のサブイメージに間引き、各フレームの偶数ライン上の各画素サンプルを交互に前記第3のサブイメージと前記第4のサブイメージに間引いてマッピングするステップと、
    前記第1〜第4のサブイメージから前記画素サンプルをn個のフレームに間引いてnチャンネルの信号を生成するステップと、
    前記nチャンネルの信号に間引かれた前記画素サンプルをワード毎に間引いて、SMPTE435−2に規定される2本ずつのモードBのHD−SDIのアクティブ期間にマッピングするステップと、
    前記モードBのHD−SDIを出力するステップと、を有する
    信号送信方法。
  7. SMPTE435−2に規定されるモードBのHD−SDIを記憶部に保存する書込み制御部と、
    前記記憶部から読み出した前記モードBのHD−SDIのアクティブ期間から抽出した画素サンプルをワード毎にSMPTE435−1で規定される第1〜第4のサブイメージに多重するワード多重制御部と、
    前記第1のサブイメージと前記第2のサブイメージから2画素ずつ抽出した前記画素サンプルを、1フレームの画素数が最大4096×最大2160である、HD−SDIフォーマットで規定される画素数を越えるn倍速(nは3以上の整数)の画像信号で規定されるフレームにおける奇数ライン上に隣り合わせて多重し、前記第3のサブイメージと前記第4のサブイメージから2画素ずつ抽出した前記画素サンプルを、前記画像信号で規定されるフレームにおける偶数ライン上に隣り合わせて多重する2画素多重制御部と、
    前記2画素多重制御部が前記画素サンプルを2画素ずつ多重した前記画像信号をnフレーム毎に多重してn倍速信号を生成するフレーム多重制御部と、を備える
    信号受信装置。
  8. 前記画像信号にANC/オーディオデータが含まれる場合に、前記HD−SDIのチャンネル順であって、前記第1〜第4のサブイメージに基づいて形成される前記モードBのHD−SDIの水平補助データスペースから前記ANC/オーディオデータを分離する分離部を備える
    請求項7記載の信号受信装置。
  9. さらに、前記ワード多重制御部によって多重された画素サンプルを、前記第1〜第4のサブイメージのそれぞれ一ラインおきに画素サンプルを多重するライン多重制御部を備える
    請求項7又は8記載の信号受信装置。
  10. SMPTE435−2に規定されるモードBのHD−SDIを記憶部に保存する書込み制御部と、
    前記記憶部から読み出した2本ずつの前記モードBのHD−SDIのアクティブ期間から抽出した画素サンプルをワード毎に多重するワード多重制御部と、
    前記ワード多重制御部がワード毎に多重した前記画素サンプルをnフレーム毎にSMPTE435−1で規定される第1〜第4のサブイメージに多重するフレーム多重制御部と、
    前記第1のサブイメージと前記第2のサブイメージから2画素ずつ抽出した前記画素サンプルを、1フレームの画素数が最大4096×最大2160である、HD−SDIフォーマットで規定される画素数を越えるn倍速(nは3以上の整数)の画像信号で規定されるフレームにおける奇数ライン上に隣り合わせて多重し、前記第3のサブイメージと前記第4のサブイメージから2画素ずつ抽出した前記画素サンプルを、前記画像信号で規定されるフレームにおける偶数ライン上に隣り合わせて多重する2画素多重制御部と、を備える
    信号受信装置。
  11. SMPTE435−2に規定されるモードBのHD−SDIを記憶部に保存するステップと、
    前記記憶部から読み出した前記モードBのHD−SDIのアクティブ期間から抽出した画素サンプルをワード毎にSMPTE435−1で規定される第1〜第4のサブイメージに多重するステップと、
    前記第1のサブイメージと前記第2のサブイメージから2画素ずつ抽出した前記画素サンプルを、1フレームの画素数が最大4096×最大2160である、HD−SDIフォーマットで規定される画素数を越えるn倍速(nは3以上の整数)画像信号で規定されるフレームにおける奇数ライン上に隣り合わせて多重し、前記第3のサブイメージと前記第4のサブイメージから2画素ずつ抽出した前記画素サンプルを、前記画像信号で規定されるフレームにおける偶数ライン上に隣り合わせて多重するステップと、
    前記画素サンプルを2画素ずつ多重した前記画像信号をnフレーム毎に多重してn倍速信号を生成するステップと、を含む
    信号受信方法。
  12. SMPTE435−2に規定されるモードBのHD−SDIを記憶部に保存するステップと、
    前記記憶部から読み出した2本ずつの前記モードBのHD−SDIのアクティブ期間から抽出した画素サンプルをワード毎に多重するステップと、
    ワード毎に多重した前記画素サンプルをnフレーム毎にSMPTE435−1で規定される第1〜第4のサブイメージに多重するステップと、
    前記第1のサブイメージと前記第2のサブイメージから2画素ずつ抽出した前記画素サンプルを、1フレームの画素数が最大4096×最大2160である、HD−SDIフォーマットで規定される画素数を越えるn倍速(nは3以上の整数)の画像信号で規定されるフレームにおける奇数ライン上に隣り合わせて多重し、前記第3のサブイメージと前記第4のサブイメージから2画素ずつ抽出した前記画素サンプルを、前記画像信号で規定されるフレームにおける偶数ライン上に隣り合わせて多重するステップと、を含む
    信号受信方法。
  13. 1フレームの画素数が最大4096×最大2160である、HD−SDIフォーマットで規定される画素数を越えるn倍速(nは3以上の整数)の画像信号を送信する場合に、n個のフレーム毎に前記画像信号で規定される画素サンプルを間引いてnチャンネルの信号を生成するフレーム間引き制御部と、
    前記nチャンネルの信号で規定される各フレームから抽出した画素サンプルのうち、同一ライン上で隣り合う2つの画素サンプルを間引いて、SMPTE435−1で規定される第1〜第4のサブイメージの内、各フレームの奇数ライン上の各画素サンプルを交互に前記第1のサブイメージと前記第2のサブイメージに間引き、各フレームの偶数ライン上の各画素サンプルを交互に前記第3のサブイメージと前記第4のサブイメージに間引いて、前記nチャンネルの信号に間引かれた前記画素サンプルを2画素ずつ前記第1〜第4のサブイメージにマッピングする2画素間引き制御部と、
    前記第1〜第4のサブイメージに間引かれた前記画素サンプルをワード毎に間引いて、前記第1〜第4のサブイメージのそれぞれに対し、SMPTE435−2に規定される2本ずつのモードBのHD−SDIのアクティブ期間にマッピングするワード間引き制御部と、
    前記モードBのHD−SDIを出力する読出し制御部と、を有する信号送信装置と、
    前記モードBのHD−SDIを記憶部に保存する書込み制御部と、
    前記記憶部から読み出した前記モードBのHD−SDIのアクティブ期間から抽出した画素サンプルをワード毎に前記第1〜第4のサブイメージに多重するワード多重制御部と、
    前記第1のサブイメージと前記第2のサブイメージから2画素ずつ抽出した前記画素サンプルを、1フレームの画素数がHD−SDIフォーマットで規定されるn倍速(nは3以上の整数)の画素数を越える画像信号で規定されるフレームにおける奇数ライン上に隣り合わせて多重し、前記第3のサブイメージと前記第4のサブイメージから2画素ずつ抽出した前記画素サンプルを、前記画像信号で規定されるフレームにおける偶数ライン上に隣り合わせて多重する2画素多重制御部と、
    前記2画素多重制御部が前記画素サンプルを2画素ずつ多重した前記画像信号をnフレーム毎に多重してn倍速信号を生成するフレーム多重制御部と、を有する信号受信装置と、を備える
    信号伝送システム。
  14. 1フレームの画素数が最大4096×最大2160である、HD−SDIフォーマットで規定される画素数を越えるn倍速(nは3以上の整数)の画像信号を送信する場合に、前記画像信号で規定される各フレームから抽出した画素サンプルのうち、同一ライン上で隣り合う2つの画素サンプルを間引いて、SMPTE435−1で規定される第1〜第4のサブイメージの内、各フレームの奇数ライン上の各画素サンプルを交互に前記第1のサブイメージと前記第2のサブイメージに間引き、各フレームの偶数ライン上の各画素サンプルを交互に前記第3のサブイメージと前記第4のサブイメージに間引いてマッピングする2画素間引き制御部と、
    前記2画素間引き制御部が前記画素サンプルを2画素ずつマッピングした前記第1〜第4のサブイメージから画素サンプルをn個のフレームに間引いてnチャンネルの信号を生成するフレーム間引き制御部と、
    前記nチャンネルの信号に間引かれた前記画素サンプルをワード毎に間引いて、SMPTE435−2に規定される2本ずつのモードBのHD−SDIのアクティブ期間にマッピングするワード間引き制御部と、
    前記モードBのHD−SDIを出力する読出し制御部と、を有する信号送信装置と、
    前記モードBのHD−SDIを記憶部に保存する書込み制御部と、
    前記記憶部から読み出した2本ずつの前記モードBのHD−SDIのアクティブ期間から抽出した画素サンプルをワード毎に多重するワード多重制御部と、
    前記ワード多重制御部がワード毎に多重した前記画素サンプルをnフレーム毎にSMPTE435−1で規定される第1〜第4のサブイメージに多重するフレーム多重制御部と、
    前記第1のサブイメージと前記第2のサブイメージから2画素ずつ抽出した前記画素サンプルを、1フレームの画素数が最大4096×最大2160である、HD−SDIフォーマットで規定される画素数を越えるn倍速(nは3以上の整数)の画像信号で規定されるフレームにおける奇数ライン上に隣り合わせて多重し、前記第3のサブイメージと前記第4のサブイメージから2画素ずつ抽出した前記画素サンプルを、前記画像信号で規定されるフレームにおける偶数ライン上に隣り合わせて多重する2画素多重制御部と、を備える信号受信装置と、を有する
    信号伝送システム。
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