JP5454198B2 - 無線端末及び無線通信システム選択方法 - Google Patents

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この発明は、複数の無線通信システムに接続可能な無線端末及びこの無線端末に用いられる無線通信システム選択方法に関する。
近年、無線通信技術の普及によって、通信方式が異なる複数の無線通信システムを同時に利用できる環境が整いつつある。例えば、第3世代携帯電話システムの一種であるCDMA2000 1xEV−DOと、無線LANシステム(以下、WLANと称する)との両システムに接続可能な無線端末の提供が検討されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、従来において例えばEV−DO通信部及びWLAN通信部を搭載した無線端末では、WLANによる通信が可能なエリアでは、スループット及び課金等の観点からWLANによる通信を優先的に開始するように設定されている。
このように、従来の無線端末では、待ち受け時の無線通信システムが予め設定された優先順位に基づいて選択されているため、無線通信システムを自由に選択することができない。今後、3G、3.5G及び4G等の商用網が整備されることで、WLANと共に複数の無線通信システムにアクセス可能なエリアが生じる場合が想定される。このような環境下において、従来の無線端末では、最も効率的な無線通信システムを利用して通信を開始することができないという問題がある。
特開2009−10757号公報
以上のように、従来の無線端末では、待ち受け時の無線通信システムを予め設定された優先順位に基づいて選択するようにしていたため、複数の無線通信システムにアクセス可能なエリアにおいては、効率的に無線通信システムを選択することが出来ないという問題があった。
この発明は上記事情によりなされたもので、その目的は、複数の無線通信システムにアクセス可能なエリアにおいて、待ち受け時の無線通信システムを効率的に選択することが可能な無線端末及びこの無線端末に用いられる無線通信システム選択方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る無線端末は、複数の無線通信システムと互いに異なる通信方式で通信可能な無線端末において、前記複数の無線通信システムのいずれかに対応し、前記対応する無線通信システムから、少なくともシステムの種別に関するシステム種別情報を含む報知情報を受信し、前記報知情報に基づいて電界強度を測定する複数の無線通信部と、前記複数の無線通信部を制御する制御部とを具備し、前記制御部は、前記複数の無線通信部から前記システム種別情報及び前記電界強度を受け取り、前記システム種別情報及び前記電界強度に基づいて前記複数の通信システム毎のスループットの期待値を算出するスループット算出部と、前記無線通信システム毎の前記期待値を管理する管理部と、前記複数の無線通信部のいずれかに対応し、前記複数の無線通信部のうち対応する無線通信部による無線通信を制御する複数の通信制御部と、前記管理部における前記期待値を参照し、前記期待値が大きい無線通信システムを利用して無線通信を開始するように、前記複数の通信制御部に対して指示をする待受け制御部とを備え、前記待受け制御部は、前記期待値が大きい無線通信システムを利用して無線通信を開始するように、前記期待値の大きい無線通信システムに対応する前記通信制御部から順に優先順位を設定する
また、本発明に係る無線通信システム選択方法は、複数の無線通信システムと互いに異なる通信方式で通信可能な無線端末であって、前記複数の無線通信システムのいずれかに対応し、前記対応する無線通信システムから、少なくともシステムの種別に関するシステム種別情報を含む報知情報を受信し、前記報知情報に基づいて電界強度を測定する複数の無線通信部と、前記複数の無線通信部を制御する制御部と複数の通信制御部と、前記複数の通信制御部に対して指示をする待受け制御部とを具備する無線端末に用いられる通信システム選択方法において、前記システム種別情報及び前記電界強度に基づいて前記複数の通信システム毎のスループットの期待値を算出し、前記無線通信システム毎に前記期待値を管理し、前記待受け制御部は、前記管理された前記期待値を参照し、前記期待値が大きい無線通信システムを無線通信開始時の無線通信システムとして選択して前記複数の通信制御部に対して指示をし、また、前記待受け制御部は、前記期待値が大きい無線通信システムを利用して無線通信を開始するように、前記期待値の大きい無線通信システムに対応する前記制御部から順に優先順位を設定することを特徴とする。

この発明によれば、複数の無線通信システムにアクセス可能なエリアにおいて、待ち受け時の無線通信システムを効率的に選択することが可能な無線端末及びこの無線端末に用いられる無線通信システム選択方法を提供することができる。
複数の無線通信システムが共存する状態の第1の例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る無線端末の機能構成を示すブロック図である。 図2の無線端末の制御部の機能構成を示すブロック図である。 図3の記憶部に記憶される管理テーブルの一例を示す図である。 複数の無線通信システムが共存する状態の第2の例を示す図である。 図3の制御部が優先順位を設定する際の処理を示すフローチャートである。 図6の位置P1での管理テーブル及び優先順位を示す図である。 図7のステップS64で更新された管理テーブル及びステップS65で設定された優先順位を示す図である。 本発明の一実施形態に係る無線端末の機能構成のその他の例を示すブロック図である。 図3の制御部が優先順位を設定する際の処理のその他の例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本発明に係る無線端末の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、複数の無線通信システムが共存する状態の例を示す模式図である。図1では、無線通信システムS1〜S4が存在する。
無線通信システムS1は、EV−DO基地局20を含み、このEV−DO基地局20によりEV−DO通信エリア21を形成する。EV−DO基地局20は、第3世代携帯電話システムの一種であるCDMA2000 1xEV−DOに準拠した無線信号を送受信する。EV−DO基地局20は、Rev.0、Rev.A及びRev.B等のうちいずれかの方式に対応している。また、EV−DO基地局20は、所定の周期でEV−DO報知情報を送信する。EV−DO報知情報は、予め設定された強度で送信され、EV−DO基地局20の位置情報と、EV−DO基地局20のシステム種別(Rev.0、Rev.A及びRev.B等)に関する情報等とを含む。
無線通信システムS2は、W−CDMA(Wideband - Code Division Multiple Access)基地局30を含み、このW−CDMA基地局30によりW−CDMA通信エリア31を形成する。W−CDMA基地局30は、第3世代携帯電話システムの一種であるW−CDMAに準拠した無線信号を送受信する。ここで、W−CDMA基地局30は、第3.5世代携帯電話システムであるHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)に対応していても良い。また、W−CDMA基地局30は、所定の周期でW−CDMA報知情報を送信する。W−CDMA報知情報は、予め設定された強度で送信され、W−CDMA基地局30の位置情報と、W−CDMA基地局30のシステム種別(通常のW−CDMA及びHSDPA等)に関する情報等とを含む。
無線通信システムS3は、Wi−Fi(商標登録)アクセスポイント40を含み、このWi−Fiアクセスポイント40によりホットスポット41を形成する。Wi−Fiアクセスポイント40は、WLANの一種であるIEEE802.11a、11b、11gにより規定される方式に準拠した無線信号を送受信する。また、Wi−Fiアクセスポイント40は、所定の周期でWi−Fi報知情報を送信する。Wi−Fi報知情報は、予め設定された強度で送信され、Wi−Fiアクセスポイント40のシステム種別(IEEE802.11a、11b及び11g等)に関する情報等を含む。
無線通信システムS4は、WiMAXアクセスポイント50を含み、このWiMAXアクセスポイント50によりWiMAX通信エリア51を形成する。WiMAXアクセスポイント50は、WLANの一種であるIEEE802.16により規定される方式に準拠した無線信号を送受信する。また、WiMAXアクセスポイント50は、所定の周期でWiMAX報知情報を送信する。WiMAX報知情報は、予め設定された強度で送信され、WiMAXアクセスポイント50のシステム種別(IEEE802.16e等)に関する情報等を含む。
図2は、本発明の一実施形態に係る無線端末10の機能構成を示すブロック図である。図2における無線端末10は、EV−DO通信部11、W−CDMA通信部12、Wi−Fi通信部13、WiMAX通信部14、制御部15、記憶部16、表示部17、入力部18、マイク19及びスピーカ110を具備する。
EV−DO通信部11は、アンテナ111、送受信切替スイッチ112、EV−DO送信部113、EV−DO受信部114、符号化部115及び復号部116を備える。
符号化部115は、制御部15からのベースバンド信号を、1xEV−DO Rev.0、1xEV−DO Rev.A又は1xEV−DO Rev.B等に従った符号化方式により符号化する。EV−DO送信部113は、符号化部115からの信号に対してアップコンバート及び増幅を行い、送受信切替スイッチ112を介してアンテナ111へ出力する。これにより、Rev.0、Rev.A又はRev.Bに従った無線信号が、アンテナ111から外部へ送信される。
EV−DO受信部114は、アンテナ111及び送受信切替スイッチ112を介して受け取った無線信号に対して増幅及びダウンコンバートを行い、ベースバンド信号を生成する。復号部116は、EV−DO受信部114からのベースバンド信号を符号化部115の符号化方式に基づいて復号化し、制御部15へ出力する。さらに、復号部116は、EV−DO受信部114からのベースバンド信号に基づいて電界強度(RSSI)及びパイロット強度を測定し、RSSI及びパイロット強度の測定結果を制御部15へ出力する。なお、RSSI及びパイロット強度はEV−DO受信部114によって検出するようにしてもよい。
W−CDMA通信部12は、アンテナ121、送受信切替スイッチ122、W−CDMA送信部123、W−CDMA受信部124、符号化部125及び復号部126を備える。
符号化部125は、制御部15からのベースバンド信号を、W−CDMA方式に従った符号化方式により符号化する。W−CDMA送信部123は、符号化部125からの信号に対してアップコンバート及び増幅を行い、送受信切替スイッチ122を介してアンテナ121へ出力する。これにより、W−CDMA方式に従った無線信号が生成される。アンテナ121は、送受信切替スイッチ122からの無線信号を外部へ送信する。
W−CDMA受信部124は、アンテナ121及び送受信切替スイッチ122を介して受け取った無線信号に対して増幅及びダウンコンバートを行い、ベースバンド信号を生成する。復号部126は、W−CDMA受信部124からのベースバンド信号を符号化部125の符号化方式に基づいて復号化し、制御部15へ出力する。さらに、復号部126は、W−CDMA受信部124からのベースバンド信号に基づいてRSSI及びパイロット強度を測定し、RSSI及びパイロット強度の測定結果を制御部15へ出力する。なお、RSSI及びパイロット強度はW−CDMA受信部受信部124によって検出するようにしてもよい。
Wi−Fi通信部13は、アンテナ131、送受信切替スイッチ132、Wi−Fi送信部133、Wi−Fi受信部134、符号化部135及び復号部136を備える。
符号化部135は、制御部15からのベースバンド信号を、IEEE802.11a、11b、11gにより規定される符号化方式により符号化する。Wi−Fi送信部133は、符号化部135からの信号に対してアップコンバート及び増幅を行い、送受信切替スイッチ132を介してアンテナ131へ出力する。これにより、IEEE802.11a、11b、11gにより規定される方式に従った無線信号が生成される。アンテナ131は、送受信切替スイッチ132からの無線信号を外部へ送信する。
Wi−Fi受信部134は、アンテナ131及び送受信切替スイッチ132を介して受け取った無線信号に対して増幅及びダウンコンバートを行い、ベースバンド信号を生成する。復号部136は、Wi−Fi受信部134からのベースバンド信号を符号化部135の符号化方式に基づいて復号化し、制御部15へ出力する。さらに、復号部136は、Wi−Fi受信部134からのベースバンド信号に基づいてRSSIを測定し、RSSIの測定結果を制御部15へ出力する。なお、RSSIは、Wi−Fi受信部134によって検出するようにしてもよい。
WiMAX通信部14は、アンテナ141、送受信切替スイッチ142、WiMAX送信部143、WiMAX受信部144、符号化部145及び復号部146を備える。
符号化部145は、制御部15からのベースバンド信号を、IEEE802.16により規定される方式に従った符号化方式により符号化する。WiMAX送信部143は、符号化部145からの信号に対してアップコンバート及び増幅を行い、送受信切替スイッチ142を介してアンテナ141へ出力する。これにより、IEEE802.16により規定される方式に従った無線信号が生成される。アンテナ141は、送受信切替スイッチ142からの無線信号を外部へ送信する。
WiMAX受信部144は、アンテナ141及び送受信切替スイッチ142を介して受け取った無線信号に対して増幅及びダウンコンバートを行い、ベースバンド信号を生成する。復号部146は、WiMAX受信部144からのベースバンド信号を符号化部145の符号化方式に基づいて復号化し、制御部15へ出力する。さらに、復号部146は、WiMAX受信部144からのベースバンド信号に基づいてRSSIを測定し、RSSIの測定結果を制御部15へ出力する。なお、RSSIは、WiMAX受信部144によって検出するようにしてもよい。
表示部17は、制御部15を介して受け取った画像を表示する。また、表示部17は、制御部15を介して受け取った操作内容(入力電話番号やアドレス等)を表示する。入力部18は、テンキーやファンクションキー等を備え、ユーザの操作内容を入力するために用いられるインタフェースである。
マイク19は、音声を集音し、集音された音声に基づいた音声データを制御部15へ出力する。スピーカ110は、制御部15から取得した音声データに基づいて音声を出力する。
制御部15は、例えばマイクロプロセッサからなるCPU(Central Processing Unit)を備えたもので、無線端末10が具備する各種機能を制御する。図3は、本発明の一実施形態に係る無線端末10の制御部15の機能構成を示すブロック図である。制御部15は、EV−DO通信制御部151、W−CDMA通信制御部152、Wi−Fi通信制御部153、WiMAX通信制御部154、EV−DO検出部155、W−CDMA検出部156、Wi−Fi検出部157、WiMAX検出部158、スループット算出部159、管理部1510及び待受け制御部1511を備える。
EV−DO通信制御部151は、EV−DO通信部11を制御する。W−CDMA通信制御部152は、W−CDMA通信部12を制御する。Wi−Fi通信制御部153は、Wi−Fi通信部13を制御する。WiMAX通信制御部154は、WiMAX通信部14を制御する。
EV−DO検出部155は、EV−DO通信部11によって測定されたRSSI及びパイロット強度を検出する。EV−DO検出部155は、システム種別、RSSI及びパイロット強度をスループット算出部159へ出力する。また、EV−DO検出部155は、システム種別及びRSSIを管理部1510へ出力する。
W−CDMA検出部156は、W−CDMA通信部12によって測定されたRSSI及びパイロット強度を検出する。W−CDMA検出部156は、システム種別、RSSI及びパイロット強度をスループット算出部159へ出力する。また、W−CDMA検出部156は、システム種別及びRSSIを管理部1510へ出力する。
Wi−Fi検出部157は、Wi−Fi通信部13によって測定されたRSSIを検出する。Wi−Fi検出部157は、システム種別及びRSSIをスループット算出部159及び管理部1510へ出力する。
WiMAX検出部158は、WiMAX通信部14によって測定されたRSSIを検出する。WiMAX検出部158は、システム種別及びRSSIをスループット算出部159及び管理部1510へ出力する。
スループット算出部159は、システム種別毎にサービス可能な通信速度から、RSSI及びパイロット強度に基づいて算出されるロスを減じることで、EV−DO基地局20及びW−CDMA基地局30との通信におけるスループットの期待値を算出する。また、スループット算出部159は、システム種別毎にサービス可能な通信速度から、RSSIに基づいて算出されるロスを減じることで、Wi−Fiアクセスポイント40及びWiMAXアクセスポイント50との通信におけるスループットの期待値を算出する。スループット算出部159は、スループット期待値を管理部1510へ出力する。
管理部1510は、記憶部16に記憶される管理テーブルを、スループット算出部159からのスループット期待値と、EV−DO検出部155、W−CDMA検出部156、Wi−Fi検出部157及びWiMAX検出部158からのシステム種別及びRSSIとに基づいて、連続的又は一定間隔毎に更新する。図4は、記憶部16に記憶される管理テーブルの一例を示す図である。なお、ここでの一定間隔は、システム種別毎に異なる値をとるようにしても良い。
待受け制御部1511は、記憶部16に記憶される管理テーブルにおけるスループット期待値を参照して優先的に利用する無線通信システムを選択する。
待受け制御部1511は、例えば、記憶部16に記憶される管理テーブルにおけるスループット期待値が大きい順に無線通信システムの優先順位を設定する。そして、待受け制御部1511は、設定した優先順位を無線通信システムにそれぞれ対応した通信制御部151〜154へ通知する。待受け制御部1511は、記憶部16に図4の管理テーブルが記憶されている場合には、W−CDMA方式での待ち受けを優先度「1」として、その旨をW−CDMA通信制御部152へ通知する。また、待受け制御部1511は、IEEE802.11g方式での待ち受けを優先度「2」として、その旨をWi−Fi通信制御部153へ通知する。また、待受け制御部1511は、IEEE802.16eでの待ち受けを優先度「3」として、WiMAX通信制御部154へ通知する。また、待受け制御部1511は、Rev.A方式での待ち受けを優先度「4」として、EV−DO通信制御部151へ通知する。
通信制御部151〜154は、ユーザにより通信接続を指示された際には、設定された優先順位に従って、それぞれが対応する無線通信システムへの接続を試みる。
次に、以上のように構成された無線端末10のユーザが、図5に示す環境下で位置P1から位置P2へ移動した際の優先順位を制御部15の処理手順に従って説明する。
図5では、Rev.0に対応したEV−DO基地局20−1、Rev.Bに対応したEV−DO基地局20−2及びIEEE802.11gに対応したWi−Fiアクセスポイント40が存在する。EV−DO基地局20−1,20−2は、EV−DO通信エリア21−1,21−2を形成し、EV−DO報知情報をそれぞれ送信する。Wi−Fiアクセスポイント40は、ホットスポット41を形成し、Wi−Fi報知情報を送信する。
図6は、本発明の一実施形態に係る無線端末10の制御部15が優先順位を設定する際の処理を示すフローチャートである。ここで、初期位置P1における管理テーブル及び優先順位を図7に示す。
ステップS61において、制御部15は、EV−DO検出部155により、位置P2でのEV−DO基地局20−1のシステム情報(Rev.0)、RSSI及びパイロット強度と、EV−DO基地局20−2のシステム情報(Rev.B)、RSSI及びパイロット強度とを検出する。また、制御部15は、Wi−Fi検出部157により、位置P2でのWi−Fi基地局40のシステム情報(IEEE802.11gに関する情報)及びRSSIを検出する。
ステップS62において、制御部15は、ステップS61での検出値に基づいて、スループット算出部159により、EV−DO基地局20−1のスループット期待値、EV−DO基地局20−2のスループット期待値、及び、Wi−Fi基地局40のスループット期待値を算出する。
ステップS63において、制御部15は、記憶部16に記憶される管理テーブルを、システム種別、RSSI及び算出したスループット期待値に基づいて更新する。
ステップS64において、制御部15は、ステップS63で更新された管理テーブルにおけるスループット期待値が大きい順にシステムの優先順位を設定する。図8は、ステップS63で更新された管理テーブル及びステップS64で設定された優先順位を示す。これにより、無線端末10が待ち受ける無線通信端末は、位置P1ではIEEE802.11gだったのが、位置P2ではRev.Bとなる。
その後、ステップS65において、制御部15は、管理部1510により、一定時間が経過したか否かを判断する。一定期間が経過していない場合(ステップS65のNo)、制御部15は、一定時間が経過するまで待機し、一方、一定時間が経過した場合(ステップS65のYes)、制御部15は、再びステップS61〜S64の動作を行う。
以上のように、上記一実施形態における無線端末10は、複数の無線通信システムに対応する無線通信部11〜14を具備する。そして、無線端末10は、各無線通信システムのスループット期待値を算出し、このスループット期待値に基づいて待ち受け時の優先順位を設定するようにしている。これにより、無線端末10は、移動地点において最も通信効率の良い無線通信システムを利用して通信接続を試みることが可能となる。また、無線端末10は、通信効率の良い無線通信システムから順に接続を試みることが可能となる。
したがって、本発明に係る無線端末によれば、複数の無線通信システムにアクセス可能なエリアにおいて、待ち受け時の無線通信システムを効率的に選択することができる。つまり、ユーザは、待受けシステム及び電波状況を意識することなく、常に最大のスループットが期待できる無線通信システムを利用できる。
なお、この発明は上記一実施形態に限定されるものではない。例えば上記一実施形態では、無線端末10がEV−DO通信部11、W−CDMA通信部12、Wi−Fi通信部13及びWiMAX通信部14を具備する場合を例に説明したが、本実施形態における通信部はこの例に限定されるわけではない。すなわち、例えば、無線端末10が、EV−DO通信部11及びWi−Fi通信部13のみを具備する場合であっても、W−CDMA通信部12及びWiMAX通信部14のみを具備する場合であっても同様に実施可能である。
また、無線端末10が、EV−DO通信部11、W−CDMA通信部12、Wi−Fi通信部13及びWiMAX通信部14以外の無線通信システムに対応した通信部をさらに具備していても構わない。また、図9に示すように無線端末10が接続インタフェース101をさらに具備し、接続インタフェース101に新たな通信部を接続させるようにしても構わない。これにより、無線端末10の製造後に新たな無線通信システムが開発された場合であっても、そのシステムに対応することが可能となる。
また、上記一実施形態では、制御部15がEV−DO通信制御部151、W−CDMA通信制御部152、Wi−Fi通信制御部153、WiMAX通信制御部154、EV−DO検出部155、W−CDMA検出部156、Wi−Fi検出部157及びWiMAX検出部158を備える場合を例に説明したが、制御部15の機能はこの例に限定される訳ではない。例えば、無線端末10がEV−DO通信部11及びWi−Fi通信部13のみを具備する場合には、制御部15は、EV−DO通信制御部151、Wi−Fi通信制御部152、EV−DO検出部155及びWi−Fi検出部157のみを有するようにしても構わない。また、無線端末10がW−CDMA通信部12及びWiMAX通信部14のみを具備する場合には、制御部15は、W−CDMA通信制御部152、WiMAX通信制御部154、W−CDMA検出部156及びWiMAX検出部158のみを有するようにしても構わない。
また、制御部15は、通信制御部151〜154及び検出部155〜158以外の通信制御部及び検出部を有していても構わない。また、制御部15は、外部から新たな通信制御部及び検出部の機能をインストールすることが可能である。これにより、制御部15は、図9に示すように新たな通信部が接続インタフェース101に接続された場合であっても、この新たな通信部に対応した通信制御部及び検出部を有することとなる。
また、既存の通信制御部及び検出部で使用される通信方式と互換性のある新たな通信方式が開発された場合には、制御部15は、この新たな通信方式のプロトコルを外部からインストールすることが可能である。これにより、既存の通信制御部及び検出部がこの新たな通信方式に対応することとなる。例えば、EV−DO通信制御部151及びEV−DO検出部155がRev.0には対応しているが、Rev.B方式に対応していない場合であっても、外部からRev.B方式のプロトコルをインストールすることにより、EV−DO通信制御部151及びEV−DO検出部155をRev.B方式に対応させることが可能となる。
また、上記一実施形態では、制御部15が図6に示すフローチャートに従って優先順位を設定する場合を例に説明したが、制御部15の処理フローはこれに限定される訳ではない。例えば、制御部15が図10に示すフローチャートに従い、連続的に優先順位を設定する場合であっても同様に実施可能である。
また、上記一実施形態では、待受け制御部1511がスループット期待値が大きい順に無線通信システムの優先順位を設定する例について説明したが、これに限定される訳ではない。例えば、待受け制御部1511は、記憶部16に記憶される管理テーブルにおいて最大のスループット期待値の無線通信システムを優先的に利用するようにしても構わない。
さらに、この発明は、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
10…無線端末
11…EV−DO通信部
111,121,131,141…アンテナ
112,122,132,142…送受信切替スイッチ
113…EV−DO送信部
114…EV−DO受信部
115,125,135,145…符号化部
116,126,136,146…復号部
12…W−CDMA通信部
123…W−CDMA送信部
124…W−CDMA受信部
13…Wi−Fi通信部
133…Wi−Fi送信部
134…Wi−Fi受信部
14…WiMAX通信部
143…WiMAX送信部
144…WiMAX受信部
15…制御部
151…EV−DO通信制御部
152…W−CDMA通信制御部
153…Wi−Fi通信制御部
154…WiMAX通信制御部
155…EV−DO検出部
156…W−CDMA検出部
157…Wi−Fi検出部
158…WiMAX検出部
159…スループット算出部
1510…管理部
1511…待受け制御部
16…記憶部
17…表示部
18…入力部
19…マイク
110…スピーカ
101…接続インタフェース
20,20−1,20−2…EV−DO基地局
21,21−1,21−2…EV−DO通信エリア
30…W−CDMA基地局
31…W−CDMA通信エリア
40…Wi−Fiアクセスポイント
41…ホットスポット
50…WiMAXアクセスポイント
51…WiMAX通信エリア

Claims (2)

  1. 複数の無線通信システムと互いに異なる通信方式で通信可能な無線端末において、
    前記複数の無線通信システムのいずれかに対応し、前記対応する無線通信システムから、少なくともシステムの種別に関するシステム種別情報を含む報知情報を受信し、前記報知情報に基づいて電界強度を測定する複数の無線通信部と、
    前記複数の無線通信部を制御する制御部と
    を具備し、
    前記制御部は、
    前記複数の無線通信部から前記システム種別情報及び前記電界強度を受け取り、前記システム種別情報及び前記電界強度に基づいて前記複数の通信システム毎のスループットの期待値を算出するスループット算出部と、
    前記無線通信システム毎の前記期待値を管理する管理部と、
    前記複数の無線通信部のいずれかに対応し、前記複数の無線通信部のうち対応する無線通信部による無線通信を制御する複数の通信制御部と、
    前記管理部における前記期待値を参照し、前記期待値が大きい無線通信システムを利用して無線通信を開始するように、前記複数の通信制御部に対して指示をする待受け制御部と
    を備え
    前記待受け制御部は、前記期待値が大きい無線通信システムを利用して無線通信を開始するように、前記期待値の大きい無線通信システムに対応する前記通信制御部から順に優先順位を設定することを特徴とする無線端末。
  2. 複数の無線通信システムと互いに異なる通信方式で通信可能な無線端末であって、前記複数の無線通信システムのいずれかに対応し、前記対応する無線通信システムから、少なくともシステムの種別に関するシステム種別情報を含む報知情報を受信し、前記報知情報に基づいて電界強度を測定する複数の無線通信部と、前記複数の無線通信部を制御する複数の通信制御部と、前記複数の通信制御部に対して指示をする待受け制御部とを具備する無線端末に用いられる通信システム選択方法において、
    前記システム種別情報及び前記電界強度に基づいて前記複数の通信システム毎のスループットの期待値を算出し、
    前記無線通信システム毎に前記期待値を管理し、
    前記待受け制御部は、前記管理された前記期待値を参照し、前記期待値が大きい無線通信システムを無線通信開始時の無線通信システムとして選択して前記複数の通信制御部に対して指示をし、
    また、前記待受け制御部は、前記期待値が大きい無線通信システムを利用して無線通信を開始するように、前記期待値の大きい無線通信システムに対応する前記制御部から順に優先順位を設定する
    ことを特徴とする通信システム選択方法。
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