JP5453563B1 - バックル - Google Patents

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Abstract

【課題】金属製芯材と表皮材とを備えたバックルとして、縫製品の検針作業に支障を来すおそれがない上、美しい外観が得られ、優れた強度を有するものを提供する。
【解決手段】バックル1は、略方形環状の外枠部21および外枠部の上下両辺211の長さ中央どうしを繋ぐように上下方向にのびた軸部22を有している金属製の芯材2と、芯材の外枠部を被覆する表皮材とを備えている。芯材は、外枠部の左半分21a、外枠部の右半分21bおよび軸部のうちいずれか2つの部分に、長さの一部が除去された分断部23を有しており、各分断部を埋めるように非磁性材料よりなる充填材4が配されて芯材と接合一体化されている。
【選択図】図3

Description

この発明は、衣類、鞄等のベルトに用いられるバックルに関し、より詳細には、検針器対応のバックルに関する。
なお、この発明に係る明細書および特許請求の範囲において、便宜上、図1〜4の上下左右をバックルの上下左右と言うものとする。
例えば衣類等のベルトに用いられるバックルとして、金属製の芯材の表面に皮革等よりなる表皮材が被せられてなり、一般的に「くるみバックル」と呼ばれるものが知られている。芯材は、通常、略方形環状の外枠部と外枠部の上下両辺の長さ中央どうしを繋ぐように上下方向にのびた軸部とを備えており、表皮材は芯材の外枠部に被せられてプレス成形によって芯材に密着させられる。
ここで、衣類、鞄などの縫製品では、その最終工程において縫製時の折れ針や待ち針の混入を検出するために、磁気センサを内蔵した検出器によって検針が行われている。
ところが、金属製バックルや「くるみバックル」の金属製芯材は、検針器を作動させてしまうため、検針作業に支障が生じるという問題があった。
そこで、上記の問題を解決するため、以下のような金属製のバックルが提案されている。即ち、このバックルは、略方形環状の外枠部および外枠部の上下両辺の長さ中央どうしを繋ぐように上下方向にのびた軸部を有しており、外枠部の左右両辺にそれぞれ切断部を設けたものである(特許文献1参照)。
上記のバックルによれば、外枠部の左右両辺に設けられた切断部によって渦電流の発生が抑制され、検針器が作動しないので、検針作業を支障なく行うことができる。
しかしながら、上記の金属製バックルの場合、外枠部の2カ所が切断されたままであるため、この構造を「くるみバックル」の芯材に適用した場合、表皮材をプレス加工で芯材に密着させると、芯材の切断部が表皮材の表面に段差や窪みとして表れ、それによってバックルの外観が著しく損なわれるおそれがあった。また、上記の金属製バックルでは、外枠部の2カ所が切断されたままであるため、強度が不足するという問題があった。
実公平7−11612号公報
この発明の目的は、金属製芯材および表皮材を備えたバックルとして、縫製品の検針作業に支障を来すおそれがない上、美しい外観が得られ、優れた強度を有するものを提供することにある。
この発明によるバックルは、略方形環状の外枠部および外枠部の上下両辺の長さ中央どうしを繋ぐように上下方向にのびた軸部を有している金属製の芯材と、芯材の外枠部を被覆する表皮材とを備えており、芯材が、外枠部の左半分、外枠部の右半分および軸部のうちいずれか2つの部分に、長さの一部が除去された分断部を有しているとともに、各分断部を埋めるように非磁性材料よりなる充填材が配されて芯材と接合一体化されているものである。
この発明によるバックルにあっては、金属製芯材の2カ所に分断部が設けられていて、閉じたループが出来ないようになっているので、検針器による検針時に芯材に渦電流が発生せず、検針器が作動しない。従って、この発明のバックルによれば、これが衣類等の縫製品に使用された場合でも、検針器による検針作業に支障を来すおそれがない。また、この発明のバックルによれば、各分断部に非磁性材料よりなる充填材が配されて芯材と接合一体化されているので、切断部が表皮材の表面に段差や窪みとして表れることがなく美しい外観が得られる上、優れた強度が得られる。
この発明によるバックルにおいて、充填材が、合成樹脂よりなり、インサート成形によって芯材と接合一体化されているのが好ましい。
上記態様によれば、芯材の製造が容易であり、強度的にも優れたものとすることができる。特に、充填材の材料として、例えばジュラコン(商標)のようなポリアセタール樹脂を使用すれば、極めて優れた強度、弾性率および耐衝撃性が得られるので、分断部による芯材の強度低下を十分に補うことができる。
この発明によるバックルにおいて、充填材を上記態様のものとする場合、好ましくは、各分断部に臨んでいる芯材の切端部分が、芯材の他の部分よりも小さい外径を有する径小部よりなり、径小部の周囲に充填材の一部が接合されている。より好ましくは、さらに、径小部の表面に少なくとも1つの環状リブが形成されている。
芯材の切端部分を径小部として、その周囲にインサート成形によって充填材の一部が接合されていれば、充填材の外径をその両側の芯材部分の外径とほぼ一致させて両者の境界に段差を生じさせないように形成した上で、十分な接合強度が得られる。また、径小部の表面に環状リブが形成されていれば、充填材が芯材から外れ難くなるので、さらに接合強度が高められる。
また、この発明によるバックルにおいて、分断部が、芯材の外枠部における左右両辺のそれぞれに、互いに上下方向にずれて位置するように形成されているのが好ましい。
分断部は、芯材における外枠部の左半分、同右半分および軸部のうちいずれか2つの部分に形成されていれば、芯材に閉じたループが全く出来ないため、検針器による検針時に渦電流が発生して検針器が作動するのを回避することができる。しかしながら、軸部に分断部が形成されていると、ここに充填材が配されるとはいえ、外観上はあまり見栄えが良くない上、軸部には大きな力がかかるので強度面でも好ましくない。また、バックルの使用時にはベルトの長さ方向、すなわち左右方向に比較的大きな力がかかるため、分断部が外枠部の上辺および/または下辺に形成されていると、充填材が芯材から外れるおそれがある。従って、分断部は、芯材の外枠部における左右両辺に1つずつ形成されているのが最も好ましいと言える。さらに、分断部が左右両辺のそれぞれに互いに上下方向にずれて位置するように形成されていれば、芯材を折り曲げる方向に外力が加えられた場合でも、力が分散して芯材が折れ曲がり難くなり、強度アップにつながる。
この発明の実施形態に係るバックルの芯材を示す正面図である。 図1の一部を拡大して示す図である。 芯材の分断部に充填材を配して接合した状態を示す正面図である。 この発明の実施形態に係るバックルの全体正面図である。
この発明の実施形態の一例を、図1〜図4を参照しながら説明する。
図4に示すように、バックル(1)は、上下に長い略方形環状の外枠部(21)ならびに外枠部(21)の上辺部分(211)および下辺部分(211)の長さ中央どうしを繋ぐように上下方向にのびた軸部(22)を有している金属製の芯材(2)と、芯材(2)の外枠部(21)を被覆する表皮材(3)とを備えている。
芯材(2)は、例えば亜鉛合金又は真鍮のダイカスト成形品よりなり、全体が一体に形成されている。表皮材(3)は、例えば皮革、布又は合成樹脂シートよりなり、芯材(2)の外枠部(21)に包み被せられて縫着等により筒状に形成された後、プレス加工によって外枠部(21)に密着させられる。表皮材(3)で覆われていない芯材(2)の軸部(22)には、表皮材(3)の色とほぼ同じ色となるように着色コーティング(C)が施されている。バックル(1)の使用時には、この軸部(22)にベルト(B)の一端部が取り付けられるようになっている(図4参照)。
図1に示すように、芯材(2)の外枠部(21)には、軸部(22)によって区画された略コ字形の左半分(21a)および同右半部(21b)のそれぞれに、長さの一部が除去された分断部(23)が設けられている。
そして、各分断部(23)を埋めるように、非磁性材料よりなる充填材(4)が配されて芯材(2)の外枠部(21)と接合一体化されている(図3参照)。充填材(4)は、合成樹脂よりなり、インサート成形によって芯材(2)と接合一体化されている。充填材(4)を構成する合成樹脂には、ジュラコン(商標)等のポリアセタール樹脂が用いられる。
分断部(23)は、芯材(2)の外枠部(21)における右辺部分(212)および左辺部分(212)のそれぞれに、互いに上下方向にずれて位置するように形成されている。より具体的には、右辺部分(212)の上端から約3分の1の箇所と、左辺部分(212)の下端から約3分の1の箇所とに、分断部(23)が形成されている。
各分断部(23)の長さは、検針器による検針の際に芯材(2)に渦電流を生じさせなければ特に限定されるものではないが、成形性や強度等を考慮して、例えば約2〜3mm程度となされる。
図2に詳しく示すように、各分断部(23)に臨んでいる芯材(2)の計4つの切端部分は、芯材(2)の他の部分よりも小さい外径を有する径小部(24)よりなり、径小部(24)の周囲に充填材(4)の一部が接合されている。充填材(4)の外径は隣接する芯材(2)部分の外径とほぼ一致させられており、両者の境界には段差が生じないようになっている。
径小部(24)は、図2に示すように全長にわたって径が等しい円柱状のものとする他、先端に向かって次第に径が細くなるテーパ柱状のものとしてもよい。径小部(24)の長さは、充填材(4)との接合強度等を考慮して適宜設定すればよく、例えば5mm程度となされる。また、径小部(24)の外径も特に限定されないが、小さすぎると径小部(24)自体の強度が不足する一方、大きすぎると同部分に接合される充填材(4)の強度が不足するので、例えば外枠部(21)の径小部(24)以外の部分の外径よりも0.2〜0.3mm程度小さいものとなされる。
径小部(24)の表面には、環状リブ(25)が形成されている。この実施形態では、環状リブ(25)が各径小部(24)に上下に並んで2つずつ形成されている。
径小部(24)の基端に連なる芯材(2)部分は、テーパ面となされている。
上記実施形態のバックル(1)は、ベルト(B)に装着されて、被服等の縫製品のパーツとして使用される。そして、バックル(1)の金属製芯材(2)には、分断部(23)の存在により閉じたループが出来ないようになっていて、縫製品に対して検針器による検針が行われる際にも渦電流を発生させることがないので、バックル(1)が検針器に反応して検針作業に支障を来すおそれがない。
また、上記のバックル(1)によれば、各分断部(23)に配されたポリアセタール樹脂製の充填材(4)がインサート成形によって芯材(2)と接合一体化されているので、切断部(23)が表皮材(3)の表面に段差や窪みとして表れることが全くなく、優れた強度が得られる上、その製造も容易である。
1:バックル
2:芯材
21:外枠部
21a:外枠部の左半分
21b:外枠部の右半分
211:上辺、下辺
212:左辺、右辺
22:軸部
23:分断部
24:径小部
25:環状リブ
3:表皮材
4:充填材
B:ベルト

Claims (5)

  1. 略方形環状の外枠部および外枠部の上下両辺の長さ中央どうしを繋ぐように上下方向にのびた軸部を有している金属製の芯材と、芯材の外枠部を被覆する表皮材とを備えているバックルにおいて、
    芯材が、外枠部の左半分、外枠部の右半分および軸部のうちいずれか2つの部分に、長さの一部が除去された分断部を有しているとともに、各分断部を埋めるように非磁性材料よりなる充填材が配されて芯材と接合一体化されていることを特徴とする、バックル。
  2. 充填材が、合成樹脂よりなり、インサート成形によって芯材と接合一体化されていることを特徴とする、請求項1記載のバックル。
  3. 各分断部に臨んでいる芯材の切端部分が、芯材の他の部分よりも小さい外径を有する径小部よりなり、径小部の周囲に充填材の一部が接合されていることを特徴とする、請求項2記載のバックル。
  4. 径小部の表面に少なくとも1つの環状リブが形成されていることを特徴とする、請求項3記載のバックル。
  5. 分断部が、芯材の外枠部における左右両辺のそれぞれに、互いに上下方向にずれて位置するように形成されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1つに記載のバックル。
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