JP5453060B2 - 防液槽 - Google Patents

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本発明は、発電機や各種液体のタンク等の各種機器を載置して、この機器から漏液する液体の槽外への流出を防止する防液槽であって、外部から液体の流入を防止する流入防止機能を有する防液層に関する。
防液層は、発電機や各種液体のタンク等の各種機器を載置する槽体と、載置された機器周りに生じる槽体の開口部を開閉可能に塞ぐ蓋体とを備えたものが知られている。
下記特許文献1に記載のものは、蓋体が槽体の四辺の夫々に対して、槽体の内外方向に傾倒自在に軸支されており、この蓋体をその先端縁部が槽体内に載置した機器の側面に接触するように傾倒させることによって、前述の開口部を塞ぐようにしたものである。また、4枚の蓋体の内、対向する2枚の蓋体の両側縁部にゴム製シート状の防水カバーが固着されており、隣り合う蓋体が機器方向に傾倒するときの重量で、防水カバーをその外側から押し曲げて、この防水カバーの先縁部を機器の角部を回りこむように側面に接触させるとともに、蓋体の側縁が防水カバーの平面部に接触することによって、隣り合う蓋体の側縁との隙間を塞ぐようにしたものである。
実用新案登録第3104766号公報
特許文献1の従来技術によれば、蓋体が開口部を塞ぐとともに、防水カバーが隙間を塞ぐことによって、機器の大きさによって異なる開口部の大きさに対応して防水を行うことが可能となる。
しかしながら、槽体に載置される機器が小さく、開口部が大きくなる場合、蓋体を機器の側面に向かって大きく傾倒させてこの側面に接触させるため、防水カバーが自重によって垂れ下がるように変形し、この防水カバーの変形により、蓋体の側縁部と防水カバーの平面部とに隙間が生じて、防水機能が損なわれてしまうという問題があった。この防水カバーの変形を抑制するために、変形し難い固めの素材からなる防水カバーを用いた場合、蓋体の傾倒角度によっては、この蓋体の重量による押し曲げ量が不足して隙間が生じてしまうという問題があった。そのため、槽体に載置される機器の大きさに応じて防水カバーを交換する必要があった。
本発明は、このような問題に対処することを課題の一例とするものである。防水カバーの自重による弾性変形を抑制できるようにすること、防水カバーの自重による弾性変形量を抑制することで、開口部の大きさにかかわらず安定した防水機能を確保できるようにするとともに、一つの防水カバーで安定した防水機能を確保できるようにすること、等が本発明の目的である。
このような目的を達成するために、本発明による防液槽は、以下の特徴を少なくとも具備するものである。
機器を載置する槽体と、前記槽体の開口縁に対して該槽体の内外方向に傾倒自在に軸支された複数の蓋体と、前記開口縁に沿って隣り合う前記蓋体のいずれか一方に、該蓋体の側縁から突出するように配された防水カバーと、を具備し、前記蓋体は、該蓋体の傾倒にともなって、前記槽体に載置される前記機器の側壁に対して接離する接触部を有し、該接触部の接触時に前記側壁周りに生じる前記槽体の開口部を閉鎖するようにされ、該蓋体の閉鎖時に、前記防水カバーが前記開口縁に沿って隣り合う防水カバーが配されていない他方の蓋体の側縁に重なることで、前記開口縁に沿って隣り合う蓋体の側縁間の隙間を閉鎖するようにしている防液槽において、前記防水カバーは、非変形部及び弾性変形可能な防水性を有する弾性変形部を一体に有し、前記非変形部が前記蓋体に、該蓋体の側縁から突出可能にスライドするように支持され、前記弾性変形部が前記非変形部に対して、該非変形部のスライド方向側の縁部から該スライド方向に突出するように支持されていることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明は、以下の効果を奏する。すなわち、防水カバーを、非変形部及び弾性変形可能な防水性を有する弾性変形部を一体に有し、非変形部を蓋体に対して、この蓋体の側縁から突出可能にスライドするように支持し、弾性変形部を非変形部に対して、この非変形部のスライド方向側の縁部からスライド方向に突出するように支持したので、開口部の大きさにかかわらず安定した防水機能を確保できるとともに、一つの防水カバーで安定した防水機能を確保できる。
防液槽の実施形態を示す斜視図。 防液槽の開状態を示す平面図。 図1の(3)−(3)線断面図。 図3の要部拡大図。 防水カバーの最大突出状態を示す拡大図で、(a)は蓋体裏面側から見た図であり、(b)は蓋体表面側から見た図である。 防水カバーの最小突出状態を示す拡大図で、(a)は蓋体裏面側から見た図であり、(b)は蓋体表面側から見た図である。 図3の(7)−(7)線拡大断面図で、発電機を保持した状態を示す。
本発明でいう液体は、流出した場合に環境に悪影響を与える液体であり、例えば液化燃料や薬液等である。また、機器とは、前記液体によって作動する機器(例えば発電機)や前記液体を貯蔵するタンク等である。
非変形部は、自重による変形が生じない素材からなるものであり、例えば、金属板材や硬質の合成樹脂板材から所定形状に形成されている。弾性変形可能な防水性を有する弾性変形部は、例えば、ゴム材や軟質の合成樹脂材から所定形状に形成されている。
前記非変形部に対する前記弾性変形部の突出量は、閉鎖状態における前記蓋体の最大傾倒時に自重による弾性変形が抑制される量であり、閉鎖状態における前記蓋体の最小傾倒時から最大傾倒時にわたって、前記他方の蓋体の側縁と重なり合うことにより弾性変形する量である。
防水カバーのスライド方向は、蓋体の側縁から非変形部が突出するとともに、この突出から戻る往復する方向であればよいが、スライドスペースの省スペース化ということから、非変形部を、軸線を蓋体の厚み方向としてこの蓋体に設けられた支軸に対し、この支軸を回転中心として回転可能に軸支して、回転方向でスライドさせる形態が好ましい。
非変形部のスライド案内及び非変形部を所定位置で保持するということから、例えば、前記非変形部のスライドを案内するとともに、スライドを止めるスライド案内部を有し、該スライド案内部は、前記蓋体に前記非変形部のスライド範囲にわたり該蓋体の厚み方向に貫通されたスライド孔と、該スライド孔を挿通して前記非変形部に螺合される案内軸と、を備え、該案内軸の螺合締め付けにより、非変形部の位置を保持する形態とすることが好ましい。
蓋体の接触部の機器側壁に対する離間を防止するということから、例えば、槽体内に載置された機器の載置方向を、機器の側面が蓋体の接触部に対して平行となる方向にする位置決め部を備えるとよい。この位置決め部は、例えば、機器の側面に接触する複数の位置決め体を備え、位置決め体を接触部と平行となるように直列状に設置した形態が挙げられる。また、各種サイズの機器に対応できるように、位置決め体を抜き挿し自在に支持する複数の支持孔を有し、この支持孔を位置決め体の直列方向と直交する方向に並べた形態とすることが好ましい。
蓋体が槽体の開口部を閉鎖している状態において、機器から発生する熱による槽体内の温度上昇を抑制するということから、例えば、蓋体を、槽体の開口縁との間に換気用の隙間を確保して軸支した形態とすることが好ましい。
以下、本発明に係る防液槽の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態では、前述の機器のうち液化燃料で作動する発電機を載置するタイプの防液槽を例示する。図1〜図7は、防液槽Aの実施形態を示す構成図である。尚、本実施形態は、本発明を限定するものではない。
防液槽Aは、発電機Bを載置する槽体1と、槽体1に対してこの槽体1の内外方向に傾倒自在に軸支された複数の蓋体2、2’と、槽体1の長手側に軸支された蓋体2に、この蓋体2の側縁20から突出するように配された防水カバー3とを具備している。
槽体1は、平面長方形の底部11の四辺に側壁12を立設した容器状に形成されている。開口縁10は、側壁12の上端部に、この側壁12に対して直角として槽体1の内側に突出するように一体形成されている。底部11には、発電機Bを載置する載置台13が設けられている。側壁12には、槽体に溜まった液体を抜くためのドレンバルブ14が設けられている。
載置台13は、角材130、130を長辺側の両側壁12間にわたり、長辺側の側壁12に立設された蓋体2の長手方向と直交するように配置して構成されている。この角材130、130は、夫々、槽体1の底部11に立設される脚部131を有したチャンネル材132に支持されている。このチャンネル材132、132には、載置される発電機Bの位置決めをする位置決め部4が設けられている(図2、図3、図7参照)。
蓋体2は、槽体1の側壁12夫々に対してヒンジ5を介して内外方向に傾倒可能に軸支されており、内側に傾倒することにより槽体1に載置された発電機B周りに生じる槽体1の開口部15を閉鎖し、外側に傾倒することにより開口部15を開放するようになっている。この蓋体2は、台形状に形成されており、下底側(後端側)を軸支側とし、上底側(先端側)の縁部にゴム材や軟質の合成樹脂材からなる接触部2Aが装着されている。
閉鎖状態での蓋体2、2’は、上底側から下底側に向かって下向き傾斜するようされており、この下向き傾斜によって、蓋体2、2’の表面の雨や雪等による水分が流れ落ちるようになっている(図3参照)。また、蓋体2、2’は、閉鎖状態において、蓋体2、2’の下縁21と開口縁10との間に換気用の隙間Sが確保されるように軸支されており、発電機Bから発生する熱を隙間Sから逃がすことによって、槽体1内の温度上昇を抑制することができる(図1、図2、図5、図6参照)。
接触部2Aには、長手方向の全域にわたって帯状の接触片20Aが一体に突設されており、この接触片20Aが開口部15の閉鎖時に発電機Bの側面B1に対して、蓋体2の重量によって変形して面接触することにより、水密性を確保するようになっている(図4参照)。すなわち、発電機Bが運転振動により揺動しても、この揺動を接触片20Aが変形により吸収するため、この接触片20Aと発電機Bの側面B1との接触状態を保つことができる。
蓋体2、2’の開放状態は、この蓋体2、2’を槽体1の外側方向に傾倒させ、蓋体2、2’の外側面22が側壁12と平行になった位置で全開状態になる(図3の2点鎖線で示す蓋体2参照)。この全開状態において、発電機Bの載置及び取り出しを行う他、運搬や保管のときに槽体1を積み重ねることができる(図示せず)。
蓋体2、2’は、一枚以上を透明なものとしてもよく、このような透明な蓋体2、2’により、蓋体2、2’を開くことなく、計器や及び槽体1内に溜まる液化燃料を確認することができる(図示せず)。
防水カバー3は、金属板材や硬質の合成樹脂板材を用いて形成され、蓋体2に対してスライド可能に支持された非変形部3Aと、該非変形部に支持され、柔軟なゴム板材や軟質の合成樹脂板材を用いて形成された弾性変形部3Bとから構成されている。このような防水カバー3は、非変形部3Aのスライドによって突出量が調節できるようになっている。以下、図5及び図6に基づいて防水カバー3の構成及び動作を説明する。
非変形部3Aは、この非変形部3Aの表面30Aが蓋体2の内側面23と対面した状態で、下端部31Aを蓋体2の側縁20と下縁21とのコーナー付近に軸支している。この非変形部3Aは、蓋体2の厚み方向で貫通する支軸32Aにより軸支されており、この支軸32Aを回転中心とする回転で、非変形部3Aの縁部33Aが側縁20から突出する状態(図5参照)と、側部33Aが側縁20と平行になる状態(図6参照)とにわたりスライドするようになっている。
非変形部3Aのスライドにより、側縁33Aが突出した状態であるとき、この側縁33Aの角度が側縁20の角度よりも鈍角となり、支軸32A部分を要とする扇型が形成されるようになっている(図5参照)。
このような非変形部3Aは、蓋体2に設けられたスライド案内部3Cにより、スライドが案内されるとともに、目的のスライド位置で保持されるようになっている。
弾性変形部3Bは、その表面30Bが、非変形部3Aに対してその裏面34Aと重なり合うとともに、突出側の縁部31Bが縁部33Aから突出するとともに、この縁部33Aに対して平行となるように取り付けられている。また、弾性変形部3Bの上方側の縁部32Bは、非変形部3Aの上方側の縁部35Aから上方に突出するようにされている。
このような弾性変形部3Bは、縁部33Aから突出した表面30Bを蓋体2’の側縁20’が接触する面とし、縁部3A及び縁部35Aから突出した裏面33Bを発電機Bの側面B1に接触する面としている。
スライド案内部3Cは、蓋体2の厚み方向に貫通するように開孔され、支軸32Aと同心とする円弧状のスライド孔30Cと、このスライド孔30Cに挿通して非変形部3Aに螺合される案内軸31Cとを備えている。すなわち、支軸32Aを回転中心として回転する非変形部3Aにともなって案内軸31Cがスライド孔30Cに案内されてスライドするとともに、このスライド孔30Cの端部に接触することによって、非変形部3Aのスライド範囲を規制するようになっている。また、案内軸31Cを非変形部3Aに締め付け螺合することにより、非変形部3Aの位置を保持するようになっている。
このような防水カバー3の突出量は、蓋体2、2’の閉鎖時における傾倒角度に応じて調節される。傾倒角度が大きい蓋体2、2’の最小傾倒時では、側縁20、20’間の隙間S1が大きくなるため、非変形部3Aのスライド量を多くする。基本的には、蓋体2’を閉鎖状態にしたときに、側縁20’が弾性変形部3Bに接触するとともに、この弾性変形部3Bが隙間S1を塞ぐことができるスライド量であればよい。
弾性変形部3Bの突出量は、閉鎖状態における蓋体2、2’の最大傾倒時に自重による変形が抑制できる量であり、蓋体2、2’の最小傾斜時に、隙間S1を隙間なく塞ぐことができるとともに、発電機Bの側面B1に隙間なく接触できるように変形可能な量である。更に、閉鎖状態における蓋体2、2’の最小傾倒時から最大傾倒時にわたり、蓋体2’の側縁20’と重なり合う量である。具体的には、従来用いられている防水カバーと同等の柔軟性を有する素材を用いた場合、防水カバー3の最大突出量の半分程度が好ましい。
槽体1の大きさは、所定範囲の発電機Bのサイズに対応する大きさに設定され、大きさが異なる槽体1毎に、発電機B周りに生じる開口部15の大きさがある程度一定となるように設定されている。そのため、蓋体2、2’の大きさは、どの大きさの槽体1でもほぼ同じ大きさとなる。したがって、防水カバー3のスライド量及び弾性変形部3Bの突出量は、どの大きさの槽体1でも同じ量となる。この場合の防水カバー3の最大突出量はおよそ200mmであるため、前述した素材の弾性変形部3Bの突出量は、およそ100mmとなる。
弾性変形部3Bの突出量は、例示した量に限るものでなく、前述したような素材の弾性変形部3Bよりも軟らかい素材の弾性変形部を用いる場合には、突出量を100mmよりも小さくし、硬い素材の弾性変形部を用いる場合には、突出量を100mmよりも大きくすればよい。
このような防水カバー3によると、蓋体2の閉鎖時に、非変形部3Aの縁部35Aの上方に位置し、側縁20から突出しない裏面33Bが発電機Bの側面B1に接触する。蓋体2の閉鎖に続く蓋体2’の閉鎖時には、蓋体2’の側縁20’が側縁20から突出する弾性変形部3Bの表面30Bに接触するとともに、蓋体2’の重量により、弾性変形部3Bの裏面33Bが発電機Bの側面B1に対向するように弾性変形して接触する。このように弾性変形する変形部3Aにより、蓋体2、2’の側縁20、20’間に生じる隙間S1を塞ぐことができるとともに、変形部3Aと発電機Bの側面B1との間を塞ぐことができる。
また、蓋体2、2’の閉鎖時の最大傾斜時において、弾性変形部3Bが自重により垂れ下がるような変形を抑制し、蓋体2、2’の閉鎖時の最小傾斜時において、弾性変形部3Bが確実に変形するようにしているので、蓋体2、2’の閉鎖時において水密性を高めることができる。
位置決め部4は、チャンネル材132の一端部側の側面に、槽体1の短手側の側壁12に向かって張り出すように固着された支持板40と、この支持板40に、角材130、130の長手方向に沿って開孔された複数(図面上4個)の支持孔41と、この支持孔41に対して抜き挿し可能なピン状の位置決め体42と、を備えている。
支持孔41は、発電機Bのサイズ毎に対応するように、支持板40に対して角材130の長手方向と平行になるように並べられている。また、支持孔41は、槽体1の長辺側の側壁12に沿って対面する支持板40、40の支持孔41、41同士が、蓋体2の接触部2Aの長手方向と平行となるように直列状に並べられている。
位置決め体42は、支持孔41に挿し込むことにより立設される。この位置決め体42は、下方への抜け落ちを防止する抜け止め環420が固定されており、位置決め体42を挿し込んだときに抜け止め環420が支持孔41周りに接触することで、位置決め体42の挿し込み状態を保持している。また、位置決め体42は、抜け止め環420と支持板40とにわたって連結されたチェーン421によって、支持板40に紛失を防止している。
このような位置決め体42は、発電機Bのサイズに対応した支持孔41に挿し込んで立設される。そして、発電機Bを載置台13に載置するときに、この発電機Bの側面B1を位置決め体42に接触させることにより、発電機Bの側面B1の方向を蓋体2の接触部2Aの長手方向と正確に平行にすることができる。
このような位置決め部4によると、載置される発電機Bの位置を、発電機Bのサイズにかかわらず正確に決めることができるので、発電機Bの位置ずれによる接触部2Aや弾性変形部3Bの発電機Bの側面B1からの離間を防止することができる。したがって、発電機Bの側面B1と接触部2Aや防水カバー3との間に水分が侵入するような隙間を生じさせることなく、蓋体2及び防水カバー3の水密性を保持させることができる。
本実施形態の防液槽Aによると、蓋体2、2’の最大傾斜時における弾性変形部3Bの弾性変形の抑制と、蓋体2、2’の最小傾倒時から最大傾倒時にわたって、蓋体2’の側縁20’と重なり合うことによる弾性変形と、載置される発電機Bの保持とによって、開口部15の大きさにかかわらず安定した防水機能を確保できるとともに、一つの防水カバー3で安定した防水機能を確保できる。
A:防液槽
B:発電機(機器)
B1:側面
B3:固定孔
1:槽体
10:開口縁
15:開口部
2:蓋体
2’:蓋体
20:側縁
20’:側縁
21:下縁
3:防水カバー
3A:非変形部
32A:支軸
33A:縁部
3B:弾性変形部
31B:縁部
3C:スライド案内部
30C:スライド孔
31C:案内軸
4:位置決め部
40:支持板
41:支持孔
42:位置決め体
S:隙間

Claims (8)

  1. 機器を載置する槽体と、前記槽体の開口縁に対して該槽体の内外方向に傾倒自在に軸支された複数の蓋体と、前記開口縁に沿って隣り合う前記蓋体のいずれか一方に、該蓋体の側縁から突出するように配された防水カバーと、を具備し、
    前記蓋体は、該蓋体の傾倒にともなって、前記槽体に載置される前記機器の側壁に対して接離する接触部を有し、該接触部の接触時に前記側壁周りに生じる前記槽体の開口部を閉鎖するようにされ、該蓋体の閉鎖時に、前記防水カバーが前記開口縁に沿って隣り合う防水カバーが配されていない他方の蓋体の側縁に重なることで、前記開口縁に沿って隣り合う蓋体の側縁間の隙間を閉鎖するようにしている防液槽において、
    前記防水カバーは、非変形部及び弾性変形可能な防水性を有する弾性変形部を一体に有し、前記非変形部が前記蓋体に対して、該蓋体の側縁から突出可能にスライドするように支持され、前記弾性変形部が前記非変形部に対して、該非変形部のスライド方向側の縁部から該スライド方向に突出するように支持されていることを特徴とする防液槽。
  2. 前記非変形部に対する前記弾性変形部の突出量は、閉鎖状態における前記蓋体の最大傾倒時に自重による弾性変形が抑制される量であり、閉鎖状態における前記蓋体の最小傾倒時から最大傾倒時にわたって、前記他方の蓋体の側縁と重なり合うことにより弾性変形する量であることを特徴とする請求項1記載の防液槽。
  3. 前記非変形部は、軸線を蓋体の厚み方向としてこの蓋体に設けられた支軸に対し、この支軸を回転中心として回転可能に軸支されていることを特徴とする請求項1又は2記載の防液槽。
  4. 前記非変形部のスライドを案内するとともに、該スライドを止めるスライド案内部を有し、該スライド案内部は、前記蓋体に前記非変形部のスライド範囲にわたり該蓋体の厚み方向に貫通されたスライド孔と、該スライド孔を挿通して前記非変形部に螺合される案内軸と、を備え、該案内軸の螺合締め付けにより、非変形部の位置を保持するようにしていることを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載の防液槽。
  5. 前記槽体内に載置された前記機器の載置方向を、該機器の側面が前記蓋体の前記接触部に対して平行となる方向にする位置決め部を備えていることを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項記載の防液槽。
  6. 前記位置決め部は、前記側面に接触する複数の位置決め体を備え、該位置決め体は、前記接触部と平行となるように直列状に設置されていることを特徴とする請求項5記載の防液槽。
  7. 前記位置決め体を抜き挿し自在に支持する複数の支持孔を有し、該支持孔は、前記位置決め体の直列方向と直交する方向に並べられていることを特徴とする請求項6記載の防液槽。
  8. 前記蓋体が、前記槽体の開口縁との間に換気用の隙間を確保して軸支されていることを特徴とする請求項1乃至7いずれか1項記載の防液槽。
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