JP5453018B2 - 照明器具 - Google Patents

照明器具 Download PDF

Info

Publication number
JP5453018B2
JP5453018B2 JP2009194499A JP2009194499A JP5453018B2 JP 5453018 B2 JP5453018 B2 JP 5453018B2 JP 2009194499 A JP2009194499 A JP 2009194499A JP 2009194499 A JP2009194499 A JP 2009194499A JP 5453018 B2 JP5453018 B2 JP 5453018B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lamp
lighting device
plane
flat lamp
viewed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009194499A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011048942A (ja
Inventor
浩司 佐伯
幸司 藤本
賢治 松田
美良 林
信一郎 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2009194499A priority Critical patent/JP5453018B2/ja
Publication of JP2011048942A publication Critical patent/JP2011048942A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5453018B2 publication Critical patent/JP5453018B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

本発明は、照明器具に関するものである。
従来より、省エネルギー、省スペース化、発光効率の向上等を目的とした種々のランプ
(蛍光ランプ)が提供されている。中でも、環状ランプとして、一重環形のランプよりも
その最大外周径を小さくし、環状の放電路の内周側空間にもガラス管を配設して、従来よ
りも小型で且つ発光効率の向上を目的としたランプがある(例えば、特許文献1参照)。
このランプは、放電路の両端部に電極を有して当該放電路が電極を有する両端部(口金)
の間で同一の平面内にて湾曲して近接するように形成される平面ランプである。
平面ランプは、一般に店舗・住宅等の天井に設置され、密閉型の照明器具よりも下面開
放型の照明器具に取付けられる。そして、この様な照明器具は、平面ランプを点灯させる
点灯装置と、平面ランプを支持して点灯装置を保持する器具本体と、一対のランプ線と、
電源線と、を備える。一対のランプ線は、平面ランプの前記電極と点灯装置の出力端子と
を各々電気的に接続する。電源線は、外部電源と点灯装置の入力端子とを電気的に接続す
る。
ところで、従来の一重環形のランプの場合、環状の放電路の内周側空間に点灯装置を配
置することで照明器具全体の薄型化を図っていたのに対して、平面ランプの場合、そのよ
うな空間が存在しない。そこで、例えば特許文献2に記載される照明器具のように、点灯
装置を平面ランプと略同一の平面上に配置することで照明器具全体の薄型化を図っている
。しかし、当該照明器具では平面ランプから放射される光の一部が点灯装置に遮られて、
本来の平面ランプの利点である発光効率の向上を損ねてしまっている。従って、特許文献
3に記載される照明器具のように、前記平面の法線方向に沿った平面ランプの投影面内に
点灯装置を配置させつつ、点灯装置の小型化等を図ることが望ましい。
また、平面ランプの投影面内に点灯装置を配置させた照明器具の一例として、図11に
示すような照明器具1がある。ここで、図11は前記平面の法線方向から見たときの照明
器具1の平面透視図である。そして、以下では図11の正面を上面と規定して、紙面に垂
直な方向を上下方向として説明する。
照明器具1は、平面ランプ2を点灯させる点灯装置3と、器具本体4と、一対のランプ
線5a,5bと、電源線6とを備える。平面ランプ2は、放電路21の両端部に電極(図
示せず)を有して放電路21が電極を有する両端部の間で同一の平面内にて螺旋状に湾曲
して近接するように形成される。点灯装置3の外郭たるケース31は細長の矩形箱状に形
成されており、長手方向の両端部に入力端子32と出力端子33a,33bとが各々配設
される。また、点灯装置3は、電源線6を通して図示しない外部電源(商用電源)へ帰還
する高周波ノイズをフィルタリングするフィルタ回路部8を備える。尚、フィルタ回路部
8は、ケース31内の入力端子32が配設される左端部31a近傍に配置される。
器具本体4は、図11に示すように、全体として下面が開口する略扁平な有底円筒状に
形成された筐体4aと、下面に反射面を有して筐体4aの前記開口を塞ぐようにして配設
された皿形状の反射体(図示せず)とから構成される。点灯装置3は、筐体4aと前記反
射体との間に配設されており、前記反射体の下面側の左右両端にはランプ線5a,5bと
接続されるソケット(図示せず)が配設される。そして、平面ランプ2の両端部の口金2
2a,22bが各々前記ソケットに接続されて平面ランプ2が器具本体4に支持される。
すなわち、ランプ線5a,5bは、図11に示すように、前記ソケットを介して口金22
a,22bに各々突設されるランプピン23a,23bと接続されて、平面ランプ2の電
極と点灯装置3の出力端子33a,33bとを各々電気的に接続する。
ここで器具本体4の筐体4aは、図11に示すように、上下方向に沿って平面ランプ2
の中心部と対向する位置に挿通口42が貫設されている。そして、例えば天井面に設置さ
れたシーリングローゼット7を通じて商用電源と電気的に接続された電源線6は、挿通口
42を通じて入線されて点灯装置3の入力端子32に接続される。点灯装置3のケース3
1は、図11に示すように、挿通口42を塞がないようにして長手方向を左右方向に向け
ながら配設される。
また、他の一例として、図12に示すような照明器具1もある。この照明器具1の点灯
装置3のケース31は、図11の細長の矩形箱状に形成されたケース31とは異なり、略
半リング形状に形成されている。そして、この様にケース31の上下方向から見たときの
面積を大きくすれば、その分だけよりケース31の厚さ幅を薄くすることができ、照明器
具1全体の薄型化を図ることができる。
特開2006−85943号公報 特開2008−204730号公報 特開2008−204736号公報 特開平10−233189号公報
しかしながら、従来の照明器具1は、図11及び図12に示すように、ケース31の側
壁に沿って配線されるランプ線5aと電源線6とが上下方向から見たときに互いに交差し
ているので、点灯装置3で発生した高周波ノイズがランプ線5aを介して電源線6に重畳
してしまい、雑音性能が低下するという問題があった。また、電源線6と交差していたラ
ンプ線5aを、図13及び図14に示すように、もう1本のランプ線5bと交差させなが
ら器具本体4の内周縁に沿って配線すると、ランプ線5aが例えば点灯装置3のフィルタ
回路部8と近接してしまうため、同様に雑音性能が低下してしまう。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、発光効率の向上と薄型化
を図りつつ、従来よりも雑音性能を向上させることができる照明器具を提供することにあ
る。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、放電路の両端部に電極を有して当該放
電路が電極を有する両端部の間で同一の平面内にて湾曲して近接するように形成された平
面ランプを点灯させる点灯装置と、平面ランプを支持するとともに前記平面の法線方向に
沿って平面ランプの中心部と対向する位置に挿通口が貫設されて、前記挿通口を除く平面
ランプの投影面内で点灯装置を保持する器具本体と、平面ランプの前記電極と点灯装置の
出力端子とを各々電気的に接続する一対のランプ線と、前記挿通口を通じて入線されて外
部電源と点灯装置の入力端子とを電気的に接続する電源線と、を備え、一対のランプ線、
及び電源線は、前記平面の法線方向から見たときに互いに交差することなく配線されるこ
とを特徴とする。
この発明によれば、一対のランプ線、及び電源線は、前記平面の法線方向から見たとき
に互いに交差することなく配線されるので、従来と同様に発光効率の向上と薄型化を図り
つつ、従来よりも雑音性能を向上させることができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、点灯装置は、電源線を通して外部電源へ
帰還する高周波ノイズをフィルタリングするフィルタ回路部を備え、フィルタ回路部は、
点灯装置の外郭たる箱型のケース内の入力端子が配設される一端部近傍に配置され、一対
のランプ線は、前記平面の法線方向から見たときにケースの前記一端部から相対的に離れ
て配線されることを特徴とする。
この発明によれば、一対のランプ線は、前記平面の法線方向から見たときにケースの前
記一端部から相対的に離れて配線されるので、より雑音性能を向上させることができる。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、ケースの前記一端部と電源線とは、前記
平面の法線方向から見たときに前記投影面のうち特定の領域内に収まるように配置されて
おり、前記特定の領域は、前記投影面の中心部から前記投影面の周縁部に向かって互いの
成す角度が90度となるように引いた2本の境界線によって囲まれる領域であることを特
徴とする。
この発明によれば、ケースの前記一端部と電源線とは、前記平面の法線方向から見たと
きに前記投影面のうち前記特定の領域内に収まるように配置されるので、ランプ線の配線
作業が容易となり、より雑音性能を向上させることができる。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記特定の領域は、前記平面の法線方向
から見たときに平面ランプの両端部に有する口金から最も離れた位置にあることを特徴と
する。
この発明によれば、前記特定の領域は、前記平面の法線方向から見たときに平面ランプ
の両端部に有する口金から最も離れた位置にあるので、より雑音性能を向上させることが
できる。
請求項5の発明は、請求項1〜4の何れか1項の発明において、一対のランプ線のうち
点灯装置の高電位側の出力端子に接続されるランプ線の長さ寸法は、点灯装置の低電位側
の出力端子に接続されるランプ線の長さ寸法より短く設定していることを特徴とする。
この発明によれば、点灯装置からの輻射雑音を低減させて、且つ平面ランプの始動性能
を向上させることができる。
請求項6の発明は、請求項1〜5の何れか1項の発明において、平面ランプの最冷点は
両端部の口金のうち何れか一方の口金近傍に設けられており、点灯装置は前記平面の法線
方向から見たときに前記一方の口金から相対的に離れて配置されることを特徴とする。
この発明によれば、点灯装置は、前記平面の法線方向から見たときに前記一方の口金か
ら相対的に離れて配置されるので、平面ランプの光束の減少を防ぐことができる。
本発明では、発光効率の向上と薄型化を図りつつ、従来よりも雑音性能を向上させるこ
とができるという効果がある。
本発明の実施形態1の上面透視図である。 同上における点灯装置の回路構成図である。 図1におけるA−A´線断面矢視図である。 本発明の実施形態1の上面透視図である。 本発明の実施形態2の上面透視図である。 同上における上面透視図である。 同上における上面透視図である。 本発明の実施形態3の上面透視図である。 本発明の実施形態4の上面透視図である。 本発明の実施形態5の上面透視図である。 従来の照明器具の一例の上面透視図である。 同上における上面透視図である。 同上における上面透視図である。 同上における上面透視図である。
(実施形態1)
以下、本発明の実施形態1について、図1〜図4を参照して説明する。尚、以下の説明
では、特に断りのない限り、図1において前後左右方向を規定して図1の正面を上面とし
て、従来技術の説明時と同様に紙面に垂直な方向を上下方向として説明を行う。また、図
3は、図1におけるA−A´線断面矢視図である。そして、本実施形態の照明器具1の基
本的な構成は、従来技術で説明した照明器具1と共通であるので、共通の構成要素には同
一の符号を付して説明を省略する。
また、図1や図4には1本の電源線6が図示されているが、実際には2本の電源線6,
6が絶縁体(シース)で被覆された2芯の電源ケーブルが配線される。更にランプ線5a
,5bについても同様に、図1や図4には各々1本ずつ図示されているが、実際には2本
のランプ線5a,5aが絶縁体で被覆された2芯のケーブルと、2本のランプ線5b,5
bが絶縁体で被覆された2芯のケーブルとが配線される。
照明器具1は、上述の通り、平面ランプ2を点灯させる点灯装置3と、器具本体4と、
一対のランプ線5a,5bと、電源線6とを備える。ここで平面ランプ2は、図1及び図
3に示すように、ガラス等の透光性材料によって中空気密に形成されたバルブ20を備え
ている。バルブ20は、両端部の内側に一対の電極(図示せず)を有する1本の長管が、
その長手方向の中央部Xを中心に螺旋状に湾曲して近接するように形成される。また、バ
ルブ20の両端部の外側には口金22a,22bが配設され、内部の電極と導通するラン
プピン23a,23bが各々突設される。口金22a,22bを器具本体4の図示しない
ソケットに各々接続すると、ランプピン23a,23bとランプ線5a,5bとが各々導
通する。そして、バルブ20の内部には、放電ガス(例えば、希ガスと水銀蒸気)が封入
され、バルブ20の内壁には、蛍光体(図示せず)が塗布されている。従って、点灯装置
3で生成される高周波電圧がランプ線5a,5bを通じてバルブ20内の前記電極に印加
されることにより、バルブ20内を放電路21として平面ランプ2が点灯する。
点灯装置3は、図2に示すように、入力端子32と、出力端子33a,33bと、フィ
ルタ回路部8と、コンバータ回路部9と、インバータ回路部10とを備える。ここでフィ
ルタ回路部8は、ラインフィルタLFと2個のコンデンサC1,C2とから構成されてお
り、入力端子32とコンバータ回路部9との間に挿入されて電源線6を通して商用電源A
Cへ帰還する高周波ノイズをフィルタリングする。コンバータ回路部9は、入力電圧を全
波整流して直流電圧に変換する整流回路や、一定値の電圧へ昇圧して平滑する昇圧チョッ
パ回路等から構成される。そして、電源線6を通じて商用電源ACから入力端子32へと
供給される交流電圧(100V)は、コンバータ回路部9にて所望の直流電圧に昇圧され
て、インバータ回路部10にて高周波電圧へと変換されて、出力端子33a,33b並び
にランプ線5a,5bを介して平面ランプ2に供給される。尚、電源線6は、長手方向の
上端部に配設される図示しない引掛シーリングキャップが、天井面に設置された円板状の
シーリングローゼット7に引っ掛けられて機械的及び電気的に接続されて、商用電源AC
から交流電圧(100V)が供給される。
そして、上述した各回路部を構成する回路部品が実装されるプリント配線板(図示せず
)は、点灯装置3の外郭たるケース31内に収納される。また、入力端子32はケース3
1の左端部31a側に配設され、出力端子33a,33bはケース31の右端部31b側
に配設される。このとき先述のフィルタ回路部8は、図1に示すように、ケース31内で
入力端子32が配設される左端部31a近傍に配置される。
器具本体4は、図3に示すように、全体として下面が開口する略扁平な有底円筒状に形
成された筐体4aと、下面に平面ランプ2から放射する光を反射させる反射面を有して筐
体4aの前記開口を塞ぐようにして配設される皿形状の反射体4bとから構成される。点
灯装置3は、図1及び図3に示すように、上下方向に対する平面ランプ2の投影面内に収
まるようにして筐体4aと反射体4bとの間に配設される。但し、点灯装置3は、前記投
影面内でも電源線6が入線される挿通口42を除く位置に配設される。そして、上述のよ
うな所謂、下面開放型の照明器具1は、例えば店舗・住宅の天井等に設置されて平面ラン
プ2を支持する。
以下、本実施形態の照明器具1の作用について説明する。本実施形態のランプ線5a,
5b及び電源線6は、図1に示すように、上下方向から見たときに、器具本体4内で互い
に交差することなく配線される。すなわち、点灯装置3で発生した高周波ノイズがランプ
線5a,5bを介して電源線6へ重畳するのを抑制し、例えば点灯装置3のフィルタ回路
部8におけるフィルタリング効果の低下を抑制することができる。従って、照明器具1は
、上下方向に対する平面ランプ2の投影面内に点灯装置3を配置させることで従来と同様
に発光効率の向上、並びに薄型化を図りつつ、従来よりも雑音性能を向上させることがで
きる。
ところで、上述の点灯装置3のケース31は、図1に示すように、細長の矩形箱状に形
成されたものであった。しかし、この限りではなく、上下方向から見たときにケース31
が器具本体4の挿通口42を除く平面ランプ2の投影面内に収まる程度の形であれば他の
形状であってもよい。例えば、従来技術で述べた様なケース31が略半リング形状に形成
されたものであっても、ランプ線5a,5b及び電源線6を照明器具1の上下方向から見
たときに器具本体4内で互いに交差することなく配線することにより同様の効果を奏する
ことができる(図4参照)。
(実施形態2)
以下、本発明の実施形態2について、図1、図5〜図7を参照して説明する。尚、本実
施形態は、基本的な構成が実施形態1と共通であるので、共通の構成要素には、同一の符
号を付して説明を省略する。
本実施形態のランプ線5a,5bは、上下方向から見たときにフィルタ回路部8が配置
されるケース31の左端部31aから相対的に離れて配線されることに特徴がある。
実施形態1のケース31の左端部31aは、図1や図4に示すように、口金22a近傍
に配置されていた。そのためランプ線5aはケース31の左端部31aから近い位置に配
線されることになる。これに対して本実施形態のケース31は、図5及び図6に示すよう
に、実施形態1のケース31の位置から上下方向から見たときの器具本体4中心部を軸心
として時計回りに回動させて、口金22aから相対的に離れて配置される。すなわち、ラ
ンプ線5aは、上下方向から見たときにフィルタ回路部8が配置されるケース31の左端
部31aから相対的に離れて配線される。従って、フィルタ回路部8とランプ線5aとが
近接して配置されるのを防ぎ、より雑音性能を向上させることができる。
ところで、本実施形態は、上述の通りランプ線5a,5bとケース31の左端部31a
との相対的な位置を限定するものであった。しかし、これに加えてケース31の左端部3
1aと電源線6とが特定の領域D内に配置されることで、ランプ線5a,5bの配線作業
が容易となり、より雑音性能を向上させることができる。ここで特定の領域Dとは、上下
方向から見たときに器具本体4の挿通口42を除く平面ランプ2の投影面のうち、前記投
影面の中心部から前記投影面の周縁部に向かって互いの成す角度が90度となるように引
いた2本の境界線によって囲まれる領域であり、すなわち、図5及び図6における一点鎖
線で囲まれる領域である。従って、電源線6の長さ寸法を短くしてケース31の左端部3
1aと電源線6とが特定の領域D内に配置されることにより、ランプ線5a,5bの配線
可能な領域が増えて、ランプ線5a,5bをケース31の左端部31aから相対的に離れ
て配線させることが容易となる。
更に、上述の特定の領域Dの位置を、図7に示すように、平面ランプ2の口金22a,
22bから最も離れた位置とすることでより雑音性能を向上させることができる。尚、前
記最も離れた位置とは、上下方向から見たときに特定の領域Dを二等分するように前記投
影面の中心部から前記投影面の周縁部に向かって延びる中央線と、口金22a,22b間
を結ぶ一点鎖線B−B´に対してその中心部を通る垂線方向に沿った一点鎖線C−C´と
が合い重なる位置である。
(実施形態3)
以下、本発明の実施形態3について、図8を参照して説明する。尚、本実施形態は、基
本的な構成が実施形態1と共通であるので、共通の構成要素には、同一の符号を付して説
明を省略する。また、以下では略半リング形状に形成されたケース31についてのみを例
に挙げて説明するが、細長の矩形箱状に形成されたケース31であってもよい。
本実施形態は、例えば出力端子33a,33bのうち出力端子33aが低電位側で出力
端子33bが高電位側である場合に、出力端子33bに接続されるランプ5bの長さ寸法
を、出力端子33aに接続されるランプ5aの長さ寸法より短く設定している点に特徴が
ある。
一般的に高電位側のランプ線は、点灯装置の輻射雑音の発生源となるために長さ寸法を
短くすることが望ましい。また、高電位側のランプ線の長さ寸法が長くなるとランプ線の
浮遊容量が増大して、インバータ回路部の共振回路が影響を受けて高周波電圧が平面ラン
プを始動させるのに必要な大きさとなるまでにかかる時間が長くなり、平面ランプが点灯
するまでの始動性能が悪くなる。そこで、本実施形態の高電圧側の出力端子33bに接続
されるランプ線5bは、図8に示すように、低電圧側の出力端子33aに接続されるラン
プ5aよりも長さ寸法を短く設定することで、実施形態1と同様の効果を奏しながら、加
えて点灯装置3の輻射雑音を低減させて且つ平面ランプ2の始動性能を向上させることが
できる。
(実施形態4)
以下、本発明の実施形態4について、図9を参照して説明する。尚、本実施形態は、基
本的な構成が実施形態1と共通であるので、共通の構成要素には、同一の符号を付して説
明を省略する。また、以下では略半リング形状に形成されたケース31についてのみを例
に挙げて説明するが、細長の矩形箱状に形成されたケース31であってもよい。
本実施形態の点灯装置3は、上下方向から見たときに平面ランプ2の最冷点P近傍に位
置する口金22aから相対的に離れて配置される点に特徴がある。
ここで言う最冷点Pとは、平面ランプ2が点灯中にバルブ20の表面の中で最も温度が
低くなる場所である。一般的に最冷点の温度が30℃〜40℃程度で最も高い光束値が得
られるように設定されており、最冷点の温度が40℃を超過すると平面ランプの光束は減
少する。因って、実際に照明器具1に装着されて点灯しているときの平面ランプ2は、最
冷点Pの温度を30℃〜40℃程度に抑えることが望ましい。
また、最冷点の場所は、バルブの形や種類により種々に異なっており、上述してきた平
面ランプ2の場合、最冷点Pは通常であればバルブ20の長手方向の中央部X(図3参照
)に設けられている。しかし、本実施形態の平面ランプ2には、口金22a側の電極を保
持するロングステム(図示せず)と、口金22b側の電極を保持するショートステム(図
示せず)とが配設される。すなわち、口金22a側の電極を前記ロングステムで保持させ
ることで、前記ショートステムに保持される口金22b側の電極よりもバルブ20の長手
方向に沿って中央部Xに近づけて配置させて、図9に示すように、口金22a近傍のバル
ブ20の表面に最冷点Pを設定する。そして、点灯装置3のケース31を上下方向から見
たときに口金22aから相対的に離れて配置する。これにより、平面ランプ2の最冷点P
は、点灯装置3を構成する回路部品のうちで相対的に発熱量の多い回路部品から離れて配
置されて、最冷点Pの温度上昇を抑えることができる。従って、平面ランプ2の光束の減
少を防ぐことができる。尚、前記ロングステムや前記ショートステムを設けることにより
最冷点Pを口金22a近傍に設定することは、例えば特許文献4に記載の通り周知の技術
であるのでここでの詳細な説明は省略する。
(実施形態5)
以下、本発明の実施形態5について、図10を参照して説明する。尚、本実施形態は、
基本的な構成が実施形態1と共通であるので、共通の構成要素には、同一の符号を付して
説明を省略する。また、以下では略半リング形状に形成されたケース31についてのみを
例に挙げて説明するが、細長の矩形箱状に形成されたケース31であってもよい。
本実施形態は、器具本体4内に信号線11を通じて点灯装置3に接続される補助装置1
2を備える点に特徴がある。
ここで、補助装置12とは、例えば、図示しないワイヤレスリモコンから送信される無
線信号を受信する受信部と、平面ランプ2の点灯状態を受信した無線信号に応じて変化さ
せるように点灯装置3を制御するための制御信号を生成して、点灯装置3へ出力する制御
部とを備えたものである。但し、前記受信部は、少なくとも器具本体4から照明空間に対
して露出するように配設される。そして、ワイヤレスリモコンの送波面を前記受信部へ向
けながらワイヤレスリモコンに配設される操作釦を通じて平面ランプ2の点灯状態を変化
させるための操作入力が受け付けられることで、制御信号が信号線11を通じて補助装置
12から点灯装置3へ出力されて、操作者の思惑通りに平面ランプ2が点灯・消灯・調光
される。
尚、補助装置12は、この他にも器具本体4の外部に人体の存否を検出するための人感
検知部や、周囲の空間内における照度を検出するための照度検知部を備えたものであって
もよい。この場合、補助装置12の制御部はこれらの検知部から検出信号を受信すれば、
当該検出信号に応じた制御信号を生成して点灯装置3へ出力する。そして、平面ランプ2
は、例えば、人感検知部の監視領域内に人が居なければ消灯して、人が居れば点灯するよ
うに制御される。また、照度検知部で検出された照明空間内の照度が高ければ調光率を下
げるように制御される。
そして、本実施形態のランプ線5a,5b及び電源線6は、図10に示すように、上下
方向から見たときに補助装置12から相対的に離れて配線され、且つ信号線11と交差す
ることなく配線される。従って、補助装置12及び信号線11に対するランプ線5a,5
b及び電源線6から発せられる電磁ノイズの影響を低減させることができる。
1 照明器具
2 平面ランプ
3 点灯装置
4 器具本体
5a ランプ線
5b ランプ線
6 電源線
7 シーリングローゼット
21 放電路
32 入力端子
33a 出力端子
33b 出力端子
42 挿通口

Claims (6)

  1. 放電路の両端部に電極を有して当該放電路が電極を有する両端部の間で同一の平面内に
    て湾曲して近接するように形成された平面ランプを点灯させる点灯装置と、平面ランプを
    支持するとともに前記平面の法線方向に沿って平面ランプの中心部と対向する位置に挿通
    口が貫設されて、前記挿通口を除く平面ランプの投影面内で点灯装置を保持する器具本体
    と、平面ランプの前記電極と点灯装置の出力端子とを各々電気的に接続する一対のランプ
    線と、前記挿通口を通じて入線されて外部電源と点灯装置の入力端子とを電気的に接続す
    る電源線と、を備え、
    一対のランプ線、及び電源線は、前記平面の法線方向から見たときに互いに交差するこ
    となく配線されることを特徴とする照明器具。
  2. 点灯装置は、電源線を通して外部電源へ帰還する高周波ノイズをフィルタリングするフ
    ィルタ回路部を備え、
    フィルタ回路部は、点灯装置の外郭たる箱型のケース内の入力端子が配設される一端部
    近傍に配置され、
    一対のランプ線は、前記平面の法線方向から見たときにケースの前記一端部から相対的
    に離れて配線されることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  3. ケースの前記一端部と電源線とは、前記平面の法線方向から見たときに前記投影面のう
    ち特定の領域内に収まるように配置されており、
    前記特定の領域は、前記投影面の中心部から前記投影面の周縁部に向かって互いの成す
    角度が90度となるように引いた2本の境界線によって囲まれる領域であることを特徴と
    する請求項2記載の照明器具。
  4. 前記特定の領域は、前記平面の法線方向から見たときに平面ランプの両端部に有する口
    金から最も離れた位置にあることを特徴とする請求項3記載の照明器具。
  5. 一対のランプ線のうち点灯装置の高電位側の出力端子に接続されるランプ線の長さ寸法
    は、点灯装置の低電位側の出力端子に接続されるランプ線の長さ寸法より短く設定してい
    ることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の照明器具。
  6. 平面ランプの最冷点は両端部の口金のうち何れか一方の口金近傍に設けられており、
    点灯装置は前記平面の法線方向から見たときに前記一方の口金から相対的に離れて配置
    されることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の照明器具。





JP2009194499A 2009-08-25 2009-08-25 照明器具 Expired - Fee Related JP5453018B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009194499A JP5453018B2 (ja) 2009-08-25 2009-08-25 照明器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009194499A JP5453018B2 (ja) 2009-08-25 2009-08-25 照明器具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011048942A JP2011048942A (ja) 2011-03-10
JP5453018B2 true JP5453018B2 (ja) 2014-03-26

Family

ID=43835095

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009194499A Expired - Fee Related JP5453018B2 (ja) 2009-08-25 2009-08-25 照明器具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5453018B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3279476B2 (ja) * 1996-04-18 2002-04-30 株式会社小糸製作所 放電灯の点灯装置
JP4500700B2 (ja) * 2005-02-09 2010-07-14 東芝ライテック株式会社 照明器具
JP4765954B2 (ja) * 2007-02-19 2011-09-07 パナソニック電工株式会社 照明器具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011048942A (ja) 2011-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7453214B2 (en) Lamp-operating unit and low-pressure mercury discharge lamp
JP5453018B2 (ja) 照明器具
US8653727B2 (en) HID lighting assembly capable of instant on/off cycle operation
WO2009087735A1 (ja) 放電ランプ及び照明装置
US20040140746A1 (en) Self-ballasted electrodeless fluorescent lamp and electrodeless fluorescent lamp operating device
JP4765954B2 (ja) 照明器具
JP2008226814A (ja) 電球形蛍光ランプおよび照明器具
JP2006202668A (ja) 蛍光ランプ、蛍光ランプ装置及び照明器具
US7973479B2 (en) Discharge lamp
EP0682355A1 (en) Bulb-form fluorescent lamp and method for its manufacture
JP2011048943A (ja) 照明器具
JP3959694B2 (ja) 蛍光ランプおよび照明器具
JP3642121B2 (ja) 蛍光ランプおよび照明器具
JP2010080068A (ja) 電球形蛍光ランプおよび照明装置
JP2010192344A (ja) 電球形蛍光ランプ及び照明装置
JP2010182487A (ja) 電球形蛍光ランプおよび照明器具
JP2010129219A (ja) 照明器具
JP2008300241A (ja) 蛍光灯
JP2006012542A (ja) 蛍光ランプ及び照明器具
JP2010212073A (ja) 電球形蛍光ランプおよび照明装置
JP2011159425A (ja) 電球形蛍光ランプ及び照明装置
JP2010238501A (ja) 電球形蛍光ランプおよび照明装置
JP5551117B2 (ja) 環形蛍光ランプおよび照明器具
JP2009104940A (ja) 電球形蛍光ランプおよび照明器具
JP2006210247A (ja) 電球形蛍光ランプおよび照明器具

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120118

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120412

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130521

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131210

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140106

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees