JP5452517B2 - 検索処理装置 - Google Patents
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Description
データベースの検索処理を行う検索処理装置において、
検索条件を指定して検索処理のリクエストを発行するリクエスト発行手段と、
すべてのリクエストについての検索動作を定義する補助検索情報設定ファイルと、
リクエストをリクエスト管理ファイルに登録、管理するリクエスト管理手段と、
リクエスト管理ファイルに記録された各リクエストの内容を元に、検索対象テーブルに対する即時検索又はバッチ検索を実施する検索実行手段とを備え、
補助検索情報設定ファイルはバッチ検索を強制的に終了する終了時刻を有することを特徴とするものである。
データベースの検索処理を行う検索処理装置において、
検索条件を指定して検索処理のリクエストを発行するリクエスト発行手段と、
すべてのリクエストについての検索動作を定義する補助検索情報設定ファイルと、
リクエストをリクエスト管理ファイルに登録、管理するリクエスト管理手段と、
リクエスト管理ファイルに記録された各リクエストの内容を元に、検索対象テーブルに対する即時検索又はバッチ検索を実施する検索実行手段とを備え、
補助検索情報設定ファイルはバッチ検索を強制的に終了する終了時刻を有することを特徴とするものなので、
バッチ検索を開始しようとする時刻とバッチ検索終了時刻の差分をデータベース検索タイムアウト時間としてデータベース接続ドライバに設定することにより、タイムアウト発生時に検索処理を自動的に停止させることが可能となる。バッチ検索終了時刻を業務開始時刻前に設定しておくことで、指定時刻までに終了しておかなければならない検索処理を必ず終了させることができる。
以下、この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態1に係る検索処理装置100のハードウェア構成を示す図である。検索処理装置100は、アプリケーションサーバとDBサーバを備えたバッチ検索サーバと、これに接続されたクライアント端末で構成される。
図3は、リクエスト発行画面1aの構成を示す図である。
リクエスト発行画面1aは、検索処理装置100を使用するユーザが、データベースに対する検索要求(以下リクエストという)を発行するために用いる端末画面である。
当該データベースの検索条件は削除ボタン22、変更ボタン23を押すことにより削除、変更することが可能である。
検索方式選択領域25は、データベースに対して「即時検索」を行うか、「バッチ検索」を行うかを択一的に選択可能なラジオボタンである。
検索方式選択領域25において、検索方式にバッチ検索を選択し、リクエスト発行ボタン24を押下すると、検索条件表示領域21に示された検索条件でのリクエスト情報がリクエスト発行手段3に渡されるように構成されている。
リクエスト発行手段3は、リクエスト発行画面1aから入力されたリクエスト情報をリクエスト管理ファイル4に図4に示す形式で格納する。
図5は、検索条件管理ファイル2の内容を示す図である。
データベース検索条件については、リクエスト管理ファイル4に格納した上述のリクエスト情報と、オブジェクトIDを介して1対1に対応する形で図5に示す検索条件管理ファイル2に格納する。
リクエスト管理画面1bは、検索処理装置100を使用するユーザが、リクエスト発行画面1aを利用して発行したリクエストを後から管理するために用いる端末画面である。
リクエスト管理画面1bには、リクエスト管理手段5によって取得された既存のリクエスト情報が一覧表示される。
リクエスト管理手段5は、リクエスト管理画面1bを介して、リクエスト管理ファイル4にて管理されているリクエスト情報と、検索条件管理ファイル2にて管理されているデータベース検索条件について、それぞれ更新、削除、参照を可能とする。
また、画面下部にはダウンロードボタン430、リクエスト情報の削除ボタン431、リクエスト情報の変更ボタン432、戻るボタン433、リクエスト管理画面の終了ボタン434が配置され、後述するバッチ検索実行結果のダウンロード、リクエスト情報の削除、リクエスト情報の設定変更、前画面への遷移、リクエスト管理画面1bの終了の各操作が行えるように構成されている。リクエスト管理画面1bの使用方法についての詳細は後述する。
検索の実行結果は、検索実行手段6によってリクエスト管理ファイル4の所定の領域に格納され、リクエスト管理画面1bを介して実行結果の取得、バッチ検索のリクエスト管理が行えるが、検索処理動作の詳細については後述する。
受付状態は「受付可」か「受付不可」のいずれかである。
リクエスト受付制御手段8は、このリクエスト受付制御フラグ9の値を制御する。
動作の詳細については後述する。
強制バッチ検索実行テーブルとは、検索方法として「即時検索」を選択できず、「バッチ検索」のみ選択可能な検索対象テーブルをいう。
強制バッチ検索実行テーブル取得手段10は、強制バッチ検索実行テーブル一覧11を取得し、強制的にバッチ検索を実行させるテーブルIDを取得し、このテーブルID情報をリクエスト発行画面1aに渡すように構成されている。
図8ではテーブルIDとして3種類記載しているが、種類および数に制約はない。
強制バッチ検索実行テーブル取得手段10は、ユーザによって発行されたリクエストの条件の中に、「即時検索」を指定できず必ずバッチ検索を指定しなければならないテーブルが有るか否かを判定するために用いられる。
図9は、リクエスト発行のフローを示す図である。
図9のフローチャート開始時点において、データベースから目的のデータを所定のテーブルおよびカラムから抽出する検索条件は、既に図示しない適切な方法で作成済みであるものとする。
また、検索条件の識別名、検索条件の作成者名、検索条件の作成ユーザIDも条件式の作成時に取得されているものとする。
上記ステップS101において、検索対象テーブル情報が強制バッチ検索実行テーブル一覧11に含まれていない場合(ステップS101→NO)は、検索方式選択領域25で選択可能な方式の非活性化制御は実施しない。
上記ステップS103で取得した受付可否情報の内容が「受付不可」(ステップS104→YES)の場合、リクエスト発行不可の通知を実施し(ステップS106)、リクエスト発行処理を終了する。
上記ステップS103で取得した受付可否情報の内容が「受付不可」でない場合(ステップS104→NO)、図4に示すリクエスト管理ファイル4にリクエスト情報を格納する(ステップS105)。
リクエスト管理ファイル4には、バッチ検索の開始時刻407、バッチ検索の終了時刻408、検索結果件数410、検索結果データ411を格納する領域を設けているが、ステップS105の時点でバッチ検索が実行されていないため、これらの情報については格納しない。
検索実行手段6によるバッチ検索は、市販またはOS付属のジョブスケジューラ等の外部アプリケーション7によるリクエスト受付制御手段8の起動から開始される。(ステップS201)。リクエスト受付制御手段8は、新規リクエストの受付可否情報であるリクエスト受付制御フラグ9の値を「受付可能」から「受付不可」に更新する(ステップS202)。これにより、バッチ検索中に新たに発行したリクエストがシステムに登録されることを防ぐことが可能となる。
補助検索情報設定ファイル13には、バッチ検索処理について、全リクエストを対象とする設定事項を記載している。
上記ステップS204において受付可否情報が「受付可」(ステップS204→NO)となっている場合、検索実行手段6は補助検索情報設定ファイル13から、バッチ検索終了時刻を取得する(ステップS205)。
当該リクエスト情報は、リクエスト管理ファイル4に格納されているリクエスト情報のうち、リクエスト処理状態403が「受付済」かつ検索処理状態420が「未処理」のもの、リクエスト処理状態403が「完了」かつ検索処理状態420が「中断」のもの、リクエスト処理状態が「再実行」のものが対象となる。
これにより、最長でもバッチ検索終了時刻まで検索を行い、タイムアウトにより自動的に検索を強制終了させることが可能となる。
ステップS209にてデータベースの検索を実施している間、現在時刻がバッチ終了時刻を越えていないかどうか判定し(ステップS210)、
現在時刻がバッチ終了時刻を越えていない場合(ステップS210→NO)は,検索が終了したかどうかを再度一定周期後判定し(ステップS2101)、これを繰り返す。
検索終了時刻を超えている場合(ステップS210→YES)は,リクエスト管理ファイル4を次の手順で更新する(ステップS211)。
「異常終了」の場合は、エラー情報がテキスト形式のファイルで格納される(ステップS211)。
図2に示すように、リクエスト管理画面1bには、リクエスト管理手段5を介することによってリクエスト管理ファイル4から取得されるリクエスト情報が表示される。
図12において、リクエスト管理画面1bの表示要求があった場合、リクエスト管理手段5が起動される(ステップS301)。
リクエスト情報の削除は、リクエスト管理画面1bから実施する。図13においてステップS301〜ステップS303は上記リクエスト一覧表示と同様の処理のため説明を省略する。リクエスト管理画面1bで操作対象のリクエスト情報と、このリクエスト情報への操作を選択する(ステップS401)。
以下この発明に係る検索処理装置の実施の形態2を図を用いて説明する。
この実施の形態2では、同時に検索可能な検索実行手段6の多重度を指定できる構成としてバッチ検索を実施する。
実施の形態1で説明した図10と同じステップについては同じ符号を使用し、異なる部分を中心に説明する。
実施の形態1では、この設定について言及しなかったが、実施の形態2ではこれを2以上に設定した場合について説明する。
以下この発明に係る検索処理装置の実施の形態3を図を用いて説明する。
図15は、この発明の実施の形態3に係るバッチ検索のフローを示す図である。
本実施の形態3に係る検索処理装置300では、検索対象テーブルの結合数が閾値以上の場合は、強制的にバッチ検索のみが選択可能となる構成を付加している。
このテーブル結合数の閾値の設定は、補助検索情報設定ファイル13(図13)でおこなう。)
以下、この設定を2以上とした場合の検索フローについて、実施の形態1,2と異なる部分を中心に説明する。
YESの場合は、ステップS102に進み、「即時検索」のラジオボタンを非活性化する。
この場合、強制的にバッチ検索のみが選択可能なように構成されることとなる。
NOの場合は、ステップS103へ進み実施の形態1と同様の処理を進める。
実施の形態1〜3では、リクエストの発行数について上限が設けられていなかったため、1人の利用者が多数のリクエストを発行することが可能であり、これによって他利用者がリクエストしたバッチ検索が実行されなくなるといった問題が発生する可能性がある。
実施の形態4に係る検索処理装置400は、利用者およびシステム全体でのリクエスト上限数を設け、利用者のリクエストが公平に実行される構成としている。
実施の形態3で説明した図15と異なる部分を中心に説明する。
この補助検索情報に格納されているユーザ単位でのリクエスト上限数とシステム全体でのリクエスト上限数と、現在リクエストを発行しようとしているユーザの発行済リクエスト数とシステム全体のリクエスト数を比較する(ステップS806)。
ユーザの発行済リクエスト数が上記ステップS805で取得した補助検索情報のユーザ単位でのリクエスト上限数未満である場合かつ、システム全体のリクエスト数が上記ステップS805で取得した補助検索情報のシステム全体でのリクエスト上限数未満である場合(ステップS806→NO)は、後段のリクエスト発行処理を継続する。
1b リクエスト管理画面、2 検索条件管理ファイル、3 リクエスト発行手段、
4 リクエスト管理ファイル、5 リクエスト管理手段、6 検索実行手段、
7 外部アプリケーション、8 リクエスト受付制御手段、
9 リクエスト受付制御フラグ、10 強制バッチ検索実行テーブル取得手段、
11 強制バッチ検索実行テーブル一覧、12 検索対象データベース、
13 補助検索情報設定ファイル、14 検索結果取得手段、21 検索条件表示領域、22 削除ボタン、23 変更ボタン、24 リクエスト発行ボタン、
25 検索方式選択領域、401 オブジェクトID、402 タイトル、
403 リクエスト処理状態、404 ユーザID、405 ユーザ名、
406 登録日時、407 開始時刻、408 終了時刻、410 検索結果件数、
411 検索結果データ、420 検索処理状態、430 ダウンロードボタン、
431 削除ボタン、432 変更ボタン、433 戻るボタン、434 終了ボタン。
Claims (9)
- データベースの検索処理を行う検索処理装置において、
検索条件を指定して上記検索処理のリクエストを発行するリクエスト発行手段と、
すべてのリクエストについての検索動作を定義する補助検索情報設定ファイルと、
上記リクエストをリクエスト管理ファイルに登録、管理するリクエスト管理手段と、
上記リクエスト管理ファイルに記録された各リクエストの内容を元に、検索対象テーブルに対する即時検索又はバッチ検索を実施する検索実行手段とを備え、
上記補助検索情報設定ファイルは上記バッチ検索を強制的に終了する終了時刻を有することを特徴とする検索処理装置。 - 上記リクエスト管理手段は、リクエストの処理状態、検索の処理状態、検索結果を上記リクエスト管理ファイルに格納することを特徴とする請求項1に記載の検索処理装置。
- 上記リクエストに従ってする上記検索処理の実行の可否、及び新規リクエストの上記リクエスト管理ファイルへの登録の可否を、リクエスト受付制御フラグの値に従って制御するリクエスト受付制御手段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の検索処理装置。
- 強制的に上記バッチ検索を実行させる対象テーブルを記載する、強制バッチ検索実行テーブル一覧から対象テーブル名を取得する強制バッチ検索実行テーブル取得手段を備え、
上記リクエストの上記検索条件の中に、上記対象テーブル名が含まれる場合は、強制的に上記バッチ検索のみを選択可能とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の検索処理装置。 - 上記検索実行手段は、上記リクエスト管理ファイルに記録した個別のリクエストを識別する識別子をもとに、データベース検索結果の格納場所を決定することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の検索処理装置。
- 上記検索実行手段は、上記識別子をもとに検索条件管理ファイルから上記検索条件を取得することを特徴とする請求項5に記載の検索処理装置。
- 上記補助検索情報設定ファイルには、同時に起動できる上記検索実行手段の数を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の検索処理装置。
- 上記補助検索情報設定ファイルには、上記検索実行手段が強制的にバッチ検索対象に含める検索対象テーブルの外部結合の閾値を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の検索処理装置。
- 上記補助検索情報設定ファイルには、1ユーザが発行できるリクエスト数の上限値又は上記バッチ検索処理装置全体で登録できるリクエストの上限値の少なくともいずれか一方が含まれることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の検索処理装置。
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