JP5452360B2 - 遊技場用システム - Google Patents

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Description

本発明は、遊技者による発行操作に応じて獲得媒体数を特定可能な記録媒体を発行する発行処理を行う遊技場用システムに関する。
遊技場では、遊技機での遊技により獲得した出玉を島端の計数機まで運搬することが煩わしい等の理由により、遊技機毎に計数機を設け、この計数機により計数した出玉を特定可能な記録媒体を発行する発行処理を行う遊技場用システムを導入している。このような遊技場用システムを導入する場合、例えば特許文献1のように、記録媒体の盗難防止機能を設けることが望ましい。
特開平10−201929号公報
さて、特許文献1の場合、盗難防止を行うために暗証番号等を入力した上で遊技機を離れ、暗証番号の入力を条件に発行処理を許容することで第3者による発行処理を禁止している。
しかしながら、特許文献1のような遊技場用システムの場合、暗証番号の入力により禁止を開始し、更に暗証番号を入力して禁止を解除するという一連の操作を離席する度に行う必要があり、遊技者に敬遠され、実用的な運用が難しいという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、遊技者に特別な操作を強いることなく適切に盗難防止することが可能な遊技場用システムを提供することにある。
請求項1に記載した発明は、遊技者が獲得した遊技媒体である獲得媒体を受入れて計数する計数処理を行う計数手段と、遊技機に対応して設けられ、前記計数処理により特定される獲得媒体数を特定可能な記録媒体である獲得記録媒体、及び獲得媒体数を特定可能な識別情報である獲得IDの少なくとも一方を受付ける受付処理を行う受付手段と、遊技機に対応して設けられ、当該遊技機を遊技する遊技者の前記獲得媒体数を特定可能な獲得情報を記憶する記憶手段と、遊技機に対応して設けられ、遊技者による払戻操作に応じて前記獲得情報により特定される前記獲得媒体を対価として遊技者に遊技媒体を払戻す払戻処理を行う払戻手段と、遊技機に対応して設けられ、遊技者による発行操作に応じて前記獲得情報により特定される獲得媒体数を特定可能な記録媒体を前記獲得記録媒体として発行する処理、及び遊技者に対応する遊技者IDを受付け、当該遊技者IDを前記獲得IDとして前記獲得情報により特定される獲得媒体数に対応付ける処理の少なくとも一方である発行処理を行う発行手段と、前記記憶手段が記憶する獲得情報を、前記受付処理、払戻処理、及び発行処理に応じて更新する更新処理を行う更新手段と、前記受付処理を実行可能であり、その受付けた獲得記録媒体、及び獲得IDの少なくとも一方により特定される獲得媒体を遊技場従業員による操作を介して精算する精算処理を行う精算手段と、遊技機に対応して設けられ、当該遊技機が稼動状態であることを特定可能な稼動信号の受信処理、当該遊技機に対応する前記受付処理、払戻処理、及び発行処理の少なくとも1つにより当該遊技機が稼動状態であることを特定する稼動特定処理を行う稼動特定手段と、前記稼動特定処理後の経過期間に対する許容範囲である経過許容範囲を設定し、最新の前記稼動特定処理後の経過期間が前記経過許容範囲を逸脱した状態で前記発行処理が行われた場合に当該発行処理を異常であると判定する異常判定処理を行う判定手段と、遊技機、及び前記精算手段の少なくとも一方に対応して設けられ、前記異常判定処理の結果を表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記判定手段は、前記発行処理後に前記精算手段による前記受付処理が行われるまでの受付期間に対する許容範囲である受付許容範囲を更に設定し、前記受付期間が前記受付許容範囲を逸脱した状態で前記精算手段による前記受付処理が行われた場合に当該発行処理を異常であると判定することを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、遊技機に対応して設けられ、遊技者へと貸出された貸出遊技媒体数に、遊技により遊技機から払出された払出媒体数であるセーフを加算し、更に遊技者が遊技に使用した使用遊技媒体数であるアウトを減算した値を示す理論上の前記獲得媒体数である理論獲得媒体数を特定可能な遊技信号により、理論獲得媒体数を特定する理論獲得媒体特定手段を備え、遊技機は、遊技者へと貸出された貸出遊技媒体、或いは遊技により払出された払出遊技媒体を受ける受皿を備え、前記判定手段は、前記理論獲得媒体数と、前記獲得情報により特定される獲得媒体数との差分の許容範囲であり、前記受皿に遊技媒体が残存しているか否かを判定するための受皿許容範囲を更に設定し、前記理論獲得媒体数と、前記獲得情報により特定される獲得媒体数との差分が前記受皿許容範囲を逸脱した状態で前記発行処理が行われた場合に当該発行処理を異常であると判定することを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記判定手段は、前記発行処理後に前記稼動特定手段により前記遊技機が稼動状態であることが特定されるまでの発行経過期間に対する許容範囲である発行経過許容範囲を更に設定し、前記発行経過期間が前記発行経過許容範囲を逸脱した場合に、当該発行経過期間の起因となった発行処理を異常であると判定することを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、遊技機又は遊技島に対応して設けられ、前記発行処理が行われた時点における遊技者の映像を撮像する撮像手段を更に備え、前記表示手段は、前記精算手段による前記受付処理により特定される前記獲得媒体に対応した前記発行処理が異常であると判定された場合に、当該獲得記録媒体の発行処理が行われた時点における前記映像を表示することを特徴とする。
請求項6に記載した発明は、前記表示手段は遊技機に対応して設けられ、当該遊技機に対応する前記発行手段による発行処理が前記判定手段により異常であると判定された状態で、当該遊技機が稼動状態であると特定された場合に、その異常であると判定された前記異常判定処理の結果を表示する請求項1から5の何れかに記載の遊技場用システムであって、遊技機に対応して設けられ、遊技者による禁止操作を受付ける操作受付手段と、前記表示手段により異常であると判定された異常判定処理の結果が表示されると共に、前記禁止操作が受付けられた場合に、当該異常判定処理の対象となった発行処理に対応する前記受付処理を禁止する受付禁止処理を行う受付禁止手段と、を更に備えることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、経過期間が経過許容範囲を逸脱したときに異常と判定するので、通常の遊技者は遊技終了後、直ぐに発行処理を行う一方、第3者(以下、不正者と称する)は獲得媒体の持主が離席して暫く経ってから発行処理を行い盗難する傾向が高いという背景に基づき、遊技者に特別な操作を強いることなく不正者が発行処理した可能性が高いことを従業員又は遊技者に報知出来、不正者による不正な発行処理を抑制出来る。
請求項2の発明によれば、受付期間が受付期間許容範囲を逸脱した場合に異常と判定するので、通常の遊技者は遊技終了後、直ぐには精算処理を行わず、暫く遊技場内を徘徊してから獲得媒体の精算を行う一方、不正者は発行処理後、不正行為が見つからないように一刻も早く精算処理を行う傾向が高いという背景に基づき、適切に対応し得る。
請求項3の発明によれば、実持玉と理論持玉との差が受皿設定範囲を逸脱した場合に異常と判定するので、通常の遊技者は遊技終了時には獲得媒体の全てを計数してから発行処理を行う一方、離席する場合には他の遊技者が遊技しないように獲得媒体を受皿に残した状態で離席するが、このとき、一刻も早く発行処理を行いたいと考える不正者は、遊技者が離席した状態即ち遊技機の受皿に獲得媒体を残した状態で発行処理を行う傾向が高いという背景に基づき、適切に対応し得る。
請求項4の発明によれば、発行経過期間が発行経過許容範囲を逸脱した場合に異常と判定するので、例えば大当たり等が発生して遊技者が遊技に夢中であること等、遊技者の発行処理への注意力が散漫している状態で発行処理が行われると、遊技者は発行処理が行われたことには気付かないものの、遊技を継続しているため発行処理後には直ぐに稼動状態であることが特定されることになるという背景に基づき、適切に対応し得る。
請求項5の発明によれば、発行処理が異常と判定された場合、発行処理が行われた時点における遊技者の映像を表示するので、従業員による確認作業を適切にサポートし得る。
請求項6の発明によれば、獲得記録媒体の発行処理が異常と判定された状態で遊技機が稼動状態になった場合に、異常な発行処理が行われたことを遊技者に報知出来、更にその発行処理に対応する受付処理の禁止操作を受付けるので、異常を報知された遊技者に対してその獲得記録媒体の使用を制限することを適切にサポートし得る。
本発明の一実施形態における遊技場用システムの全体構成を示す概略図 各台計数機の正面図 各台計数機の設定情報を示す図 各台計数機の端末記憶領域を示す図 管理装置が記憶する持玉券リストを示す図 POS端末における景品の交換中画面の一例を示す図 各台計数機による各台計数機処理を示すフローチャート POS端末によるPOS処理を示すフローチャート
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、遊技場用システムの全体構成を示す概略図である。遊技場用システム1は、遊技機2、貸出装置3、各台計数機4、中継装置5、及び管理装置6等から構成されている。管理装置6は、モニタ7及びキーボード8を備えており、LAN9を介して遊技機2側の各装置との間で互いに情報及び信号を送受信可能に接続されている。また、LAN9にはPOS端末10も接続されている。
遊技機2は、発射装置を構成する操作ハンドル11に対する操作により盤面12に発射された玉(遊技媒体に相当)が始動口13又は始動口14に入賞(始動入賞)するのに応じて大当たり抽選を行い、抽選結果を表示部15において行う図柄変動にて報知し、その変動結果に応じて大当たりを発生させる。大当たりが発生すると、例えば15ラウンド(15R)分だけ大入賞口16を開放する。入賞により払出された玉は上部受皿17にて受けられ、この上部受皿17が満杯状態となって溢れた玉は下部受皿18で受けられる。1Rの上限入賞数は10個で、上限開放時間は30秒であり、上限入賞数又は上限開放時間の何れかが満たされた場合に1Rを終了する。本実施形態では遊技機2としてパチンコ遊技機を想定しており、遊技媒体としてはパチンコ玉を想定している。
貸出装置3は、CPUからなる制御部、CF(コンパクトフラッシュ(登録商標))、RAM、ROMからなる記憶部、信号を送受信するためのインターフェースからなる送受信部等を備えた所謂CRユニットとして構成されており、以下の機能を備えている。
1)固有のIDが記録された所謂会員カード或いはICカードをカード挿入口19にて受付け可能であり、カードを受付けた状態で貨幣投入口20に貨幣が投入された場合に、そのIDに対応付けてその価値(有価価値)を記録する。
2)ICカードを所定数(5枚程度)ストック可能であり、会員カード或いはICカードを受付けていない状態で貨幣を受付けると、ストックしているICカードに貨幣の有価価値を記録して、そのICカードを受付状態にする。
3)有価価値が特定可能な状態で遊技機2に設けられた図示しない貸出釦が押下されると、その有価価値に基づき貸玉を遊技機2の図示しない払出口から払出すと共に、売上信号を送信する。
4)会員カードを受付けていれば、再プレイ釦21に対する押下操作に応じて貯玉を対価とした再プレイによる払出し(再プレイ処理)も可能であり、この場合は、再プレイ玉を貸玉同様に遊技機2の図示しない払出口から払出すと共に、再プレイ信号を送信する。
5)カードを受付けた状態で返却釦22の押下を受付けると、受付け中のカードを排出する。
6)情報表示部23では貸出或いは貯玉関連情報を表示可能であり、会員カードを受付ける等の所定条件が成立すれば各種の対応する遊技機2に関する遊技情報等も表示可能となる。
7)対応する管理装置6としては各台計数機4に対応した遊技場内の管理装置6だけでなく図示しないカード会社の管理装置にも対応し、会員ID毎の貯玉は管理装置6が管理する一方、有価価値に対応する残高はカード会社の管理装置にて管理する。
遊技機2や貸出装置3等の遊技機側の装置からは、次のような遊技信号が出力される。
アウト信号=使用玉(使用媒体)を回収するアウトBOXから出力される使用玉数(アウト)を特定可能な信号(稼動信号に相当)。回収(使用、打込)玉10玉に対して1パルスが出力されるので、「アウト信号数×10」をアウトとして特定する。尚、遊技機2から出力される信号であっても良い。
セーフ信号=遊技機2から出力される払出玉数(セーフ、払出媒体数)を特定可能な信号(稼動信号に相当)。遊技機2での遊技(入賞)に応じた払出10玉に対して1パルスが出力されるので、「セーフ信号数×10」をセーフとして特定する。尚、補給装置から出力される補給信号をセーフ信号としても良い。
スタート信号=遊技機2から出力される図柄変動数(役物作動数、スタート)を特定可能な信号(稼動信号に相当)。始動口13又は始動口14への入賞により変動(作動)する表示部15における図柄変動(役物作動、スタート処理)1回につき1パルスが出力されるので、「スタート信号数×1」をスタートとして特定する。尚、始動口13又は始動口14への入賞に応じて出力される始動入賞信号をスタート信号としても良い。
大当たり信号=遊技機2から出力される大当たりを特定可能な信号(稼動信号に相当)。大当たり中にレベル出力される状態信号なので、大当たり信号受信中を大当たり中として特定する。
特別状態信号=遊技機2から出力される特別状態を特定可能な信号(稼動信号に相当)。大当たり確率が向上する確変中等の大当たりを通常状態よりも発生させ易い状態である特別状態中にレベル出力される状態信号(確変信号)なので、特別状態信号受信中を特別状態中として特定する。尚、確変中だけでなく、始動口13又は始動口14への入賞率が向上する時短中にもレベル出力される。尚、大当たり信号、及び特別状態信号の何れも受信していない期間を通常状態として特定する。
売上信号=貸出装置3から出力される売上情報(売上玉数、売上額)を特定可能な信号。遊技者に対する有価価値を対価とした貸出玉25玉毎に1パルスが出力されるので、「売上信号数×25」を売上玉数として特定し、売上玉数×貸単価を売上額として特定する。
図2は各台計数機4の正面図である。各台計数機4(計数手段、受付手段、記憶手段、払戻手段、発行手段、更新手段、稼動特定手段、判定手段、理論獲得媒体特定手段に相当)は、CPUからなる制御部、CF(コンパクトフラッシュ(登録商標))、RAM、ROMからなる記憶部、信号を送受信するためのインターフェースからなる送受信部を備えている。各台計数機4は、装置本体24に、状態表示LED25、テンキー26、貯玉釦27、液晶表示部28、発行可能時に点灯する発行釦29、遊技場の従業員を呼出すための従業員呼出釦30、払戻釦31、玉払出ノズル32、リモコン受光部33、及び持玉券挿入口34を備えて構成されている。各台計数機4は、遊技機2に1対1に対応して設けられており、中継装置5を介して遊技機2及び貸出装置3等との間で上記した遊技信号の受信が可能となっている。
各台計数機4は、持玉券35(記録媒体、獲得記録媒体に相当)の受付けにより受付けた持玉券35の後述する持玉券ID等の情報を特定する受付処理を行う。また、各台計数機4は、持玉券挿入口34の奥に、受付け順に所定枚数(例えば10枚)までの持玉券35をストックしている。この各台計数機4は、持玉券35に記録されている遊技者が遊技により獲得した持玉(獲得媒体数に相当)が0より多ければ遊技者による払出操作(払戻釦31の押下)により玉払出ノズル32から遊技機2の上部受皿17に払戻1単位(125玉)を上限として払出す払戻処理を行う。
また、各台計数機4は、発行釦29の押下(発行操作)に応じて持玉を記録させた持玉券35を発行する発行処理を行う。この発行処理では、単に発行釦29が押下された場合には持玉全てを対象とした持玉券35を発行する発行処理(通常発行処理)が行われると共に、テンキー26にて持玉の一部を指定(数値入力後に「確」釦26aを押下)した状態で発行釦29が押下された場合には、指定された持玉分を対象とした発行処理(分割発行処理)が行われる。これら通常発行処理及び分割発行処理では、ストックしている持玉券35の内、受付順が最新である持玉券35が発行される。尚、テンキー26に設けられている「確」釦26aは入力した数値を確定する釦であり、「C」釦26bはテンキー26に対する操作により入力した数値をクリアする釦である。
各台計数機4の下部には受皿部36が設けられており、遊技機2の下部受皿18の開放に伴って落下した玉を受皿部36で受けることにより、装置本体24の下部に設けられている計数部に玉を受入れて計数する計数処理が行われる。この計数処理では、計数部にて玉を計数した場合には計数タイマ(例えば2秒)が作動し、この計数タイマのタイムアップ後に計数した計数玉数を示す計数情報を中継装置5に送信する。計数タイマは、計数毎にリスタートされる。
また、各台計数機4は、図3に示す設定情報を記憶している。設定情報は、管理装置6において各項目が入力され、各台計数機4に設定される。管理装置6から設定情報の更新があった旨を示す設定信号を受信した場合には、各台計数機4は、自身が記憶している設定情報を更新する。設定情報の各項目の意味は以下の通りである。
経過タイマ:後述する異常判定処理に用いられ、受付処理、計数処理、払戻処理、又は遊技信号の受信により作動するタイマであり、遊技終了後に一定期間経過したか否かを判定するためのタイマ。本実施形態では60秒に設定しており、60秒作動した後に停止する。このタイマにより、稼動状態が特定された後に経過した期間(経過期間に相当)が、その許容範囲である60秒(経過許容範囲に相当)を逸脱していないかが判定される。
発行タイマ:後述する異常判定処理に用いられ、発行処理に応じて作動するタイマであり、発行処理後に直ぐ稼動状態となったか否かを判定するためのタイマ。本実施形態では20秒に設定しており、20秒作動した後に停止する。このタイマにより、発行処理後に遊技機が稼動状態であることが特定されるまでの期間(発行経過期間に相当)が、その許容範囲である20秒(発行経過許容範囲に相当)を逸脱していないかが判定される。
許容発行値:後述する異常判定処理に用いられ、発行処理時に照合される実持玉と理論持玉との差に対する許容値。本実施形態では700玉に設定している。
受皿設定値:後述する異常判定処理に用いられ、発行処理時に照合される理論持玉と実持玉(何れも図4参照)との差に対する許容値(受皿許容範囲に相当)。本実施形態では200玉に設定し、理論持玉と実持玉との差がこの受皿設定値を超過する場合に受皿(上部受皿17及び下部受皿18)に玉が残存していると判定する。
受付期間許容値:後述する異常判定処理に用いられ、各台計数機4における発行処理時刻と、POS端末10における受付処理時刻との差分の期間(受付期間に相当)に対する許容値。本実施形態では180秒に設定している。この受付期間許容値により、受付期間がその許容範囲である180秒(受付許容範囲に相当)を逸脱していないかが判定される。
また、各台計数機4は、図4に示す端末記憶領域を備えており、遊技者の持玉等を特定可能な獲得情報として、次の各項目を記憶している。各台計数機4は、遊技信号の受信に伴って、端末記憶領域を更新する。尚、この図4では、持玉4000玉の持玉券35を受付けている状態を示している。
持玉券ID:現在受付けている、或いは発行対象となっている持玉券ID。
受付持玉:受付処理にて受付けた持玉券35の持玉。即ち、発行済みの持玉券35を受付けていない場合には「0」となる。
計数玉:計数処理にて計数した玉数。
払戻玉:払戻処理にて払戻した玉数。
実持玉:払戻処理、発行処理が可能な遊技者の実際の獲得玉数。実持玉=受付持玉+計数玉−払戻玉で算出される。
理論持玉:遊技者の理論上の獲得玉数。理論持玉=受付持玉+売上玉+セーフ−アウトで算出される。尚、端末記憶領域における計数玉等の遊技情報は、後述するとおり発行処理に応じて初期化される。即ち、これらの遊技情報は遊技者の遊技開始特定時点からの累計(演算)値により特定される値である。尚、周知の遊技者の遊技開始特定時点(会員カード、ICカード、持玉券の受付けや、発行処理後の最初の貨幣受付により特定される特定時点)からの累計値により特定しても良い。
各台計数機4は、端末記憶領域を更新した場合には、各項目を特定可能な更新信号を管理装置6に送信する。また、各台計数機4は、例えば上記したアウト信号やセーフ信号等の遊技信号の受信毎に経過タイマを作動させ、この経過タイマが作動中であれば対応する遊技機2が稼動中であると特定し、経過タイマが作動していなければ遊技機2が非稼動中であると特定する(稼動特定処理に相当)。また、各台計数機4は、従業員リモコン37からの指示入力を受付け可能である。
中継装置5は、2台の遊技機2、2台の貸出装置3、2台の各台計数機4に接続されていると共に、LAN9を介して管理装置6に接続されている。中継装置5は、CPUからなる制御部、CF、RAM、ROMからなる記憶部、信号を送受信するためのインターフェースからなる送受信部を備えており、遊技機側から受け取る情報の中継を行う。
管理装置6は、CPUからなる制御部、HDD(ハードディスク装置)、RAM、ROMからなる記憶部、信号を送受信するためのインターフェースからなる送受信部、モニタ7や図示しないプリンタからなる出力手段、及び管理者の操作入力を受付けるキーボード8等の入力手段を備えている。管理装置6は、遊技機2側から送信される各種の信号を受信することにより、例えば周知の大当たり履歴等を管理する。尚、図1では省略したが、実際には数百台の遊技機2が管理装置6の管理対象となっている。
また、管理装置6は、図5に示す持玉券リストを記憶しており、各台計数機4からの発行情報(発行した持玉券35の持玉券ID等の情報)の受信に応じて、また後述する警告信号の受信に応じて、新たなレコードを作成して持玉券リストを更新する。持玉券リストには、以下の項目が記憶される。
時刻:最新の発行処理時刻。
対応玉:最新の発行処理にて発行した発行玉数。
端末ID:最新の発行処理を行った端末ID(各台計数機4が対応する遊技機2の台番(遊技機ID))。
警告1:経過タイマの非作動中に発行された場合に「1」となり、遊技終了後に一定期間経過してから発行処理が行われた可能性が高いことを示すフラグ。このフラグが「1」の持玉券をPOS端末10にて受付けた場合、後述する警告理由にて「経過発行」と表示される(図6参照)。
警告2:理論持玉−実持玉が受皿設定値を超過した状態で発行された場合に「1」となり、受皿に玉が残った状態で発行処理が行われた可能性が高いことを示すフラグ。このフラグが「1」の持玉券をPOS端末10にて受付けた場合、後述する警告理由にて「持玉残発行」と表示される(図6参照)。
警告3:発行タイマの作動中に計数処理等の稼動を特定した場合に「1」となり、稼動中に発行処理が行われた可能性が高いことを示すフラグ。このフラグが「1」の持玉券をPOS端末10にて受付けた場合、後述する警告理由にて「稼動中発行」と表示される。
POS端末10(精算手段、表示手段、判定手段に相当)は、持玉券35に記録されている持玉を対価として景品交換を行う精算処理を行うための交換装置であり、遊技場の従業員によって操作される。POS端末10は、CPUからなる制御部、HDD(ハードディスク装置)、RAM、ROMからなる記憶部、信号を送受信するためのインターフェースからなる送受信部、表示手段としての表示部10a等を備えている。POS端末10は、精算処理を実行するとき、精算対象となる玉数や交換可能な景品数等のデータを表示手段としての表示部10aに表示する。
次に上記構成の遊技場用システム1の作用について説明する。各台計数機4は、図示しないメイン処理を繰り返して実行しており、メイン処理の1つとして各台計数機処理を実行している。
各台計数機4は、図7に示す各台計数機処理において、持玉券35を受付けたか(A1)、遊技信号を受信したか(A2)、玉計数したか(A3)、払戻釦31が押下されたか(A4)、発行釦29が押下されたか(A11)を判定している。
さて、遊技者は、遊技を開始する場合には貸出装置3に貨幣を投入して玉の貸出を受ける。このとき、貸出装置3からは、遊技信号としての売上信号が出力される。各台計数機4は、遊技信号を受信すると(A2:YES)、受信した遊技信号が売上信号であることから(A22:YES)、発行タイマが作動中であれば発行タイマの作動を停止し(A8)、経過タイマの作動を開始した後(A9)、端末記憶領域を更新する(A10)。このステップA10では、各台計数機4は、売上信号により特定される売上玉を理論持玉(図4参照)に加算して端末記憶領域を更新する(更新処理に相当)。
この状態で遊技者が遊技を継続すると、遊技の進行に応じてアウト信号やセーフ信号等の遊技信号が出力される。この場合、各台計数機4は、受信した遊技信号が売上信号ではなく(A2:YES、且つ、A22:NO)、発行処理が行われていないことから発行タイマも停止しているので(A6:NO)、経過タイマの作動を開始した後(A9)、端末記憶領域の更新を行う(A10)。尚、この場合、端末記憶領域の各項目の内、理論持玉が更新される。
また、遊技を継続している遊技者が例えば大当たりを入賞させた場合には、多くの玉の払出があることから、払出された玉は、遊技機の上部受皿17から溢れて下部受皿18に貯められる。この状態で遊技者が下部受皿18を開放すると、玉は受皿部36を介して計数部に流れ込んで計数され、計数した玉数に応じた計数信号が出力される(玉計数)。この場合、各台計数機4は、玉計数したので(A3:YES)、計数した玉を持玉に加算する計数処理を実行する(A21)。この場合、計数処理として持玉券35の非受付状態で計数玉が予め設定される受付開始持玉数に達すれば、ストックされている持玉券35を受付状態とし、その持玉券35のIDを端末記憶領域の持玉券ID(図4参照)に記憶する。その後、発行タイマが停止しているので(A6:NO)、経過タイマの作動を開始した後(A9)、端末記憶領域の更新を行う(A10)。この場合、端末記憶領域の各項目の内、計数玉、実持玉、理論持玉が更新される。
また、実持玉が0以上の状態で遊技をする場合、遊技者は、実持玉からの払戻を受けることが出来る。遊技者が実持玉からの払戻を受けるために払戻釦31を押下操作すると、各台計数機4は、払戻釦31が押下されたことから(A4:YES)、端末記憶領域に記憶されている実持玉を上限として払戻1単位(例えば125玉)毎に玉を遊技機2の上部受皿17に払戻す払戻処理を行う(A5)。続いて、発行タイマが停止しているので(A6:NO)、経過タイマの作動を開始した後(A9)、端末記憶領域を更新する(A10)。この場合、払戻した玉数を払戻玉に加算して端末記憶領域を更新する。尚、実持玉も更新される。
このように、各台計数機4は、遊技者による遊技の進行に応じて、また、入力される遊技信号に応じて、計数処理や払戻処理を行うと共に、端末記憶領域を更新する更新処理を行っている。
さて、遊技者は、遊技を終了する場合、各台計数機4の発行釦29を押下操作することにより、遊技により獲得した玉数を特定可能な持玉券35を発行する。各台計数機4は、遊技者により発行釦29が押下されると(A11:YES)、経過タイマが作動中かを判定する(A12)。通常は遊技が終了すると直ぐに発行釦29が押下されるので、経過タイマは作動中であることから(A12:YES)、経過タイマの作動を停止した後(A13)、端末記憶領域(図4参照)と設定情報(図3参照)とを参照し、実持玉−理論持玉>許容発行値であるか(A14)、理論持玉−実持玉>受皿設定値であるか(A25)を判定する。
ここで、実持玉−理論持玉>許容発行値となるのは、例えば玉を不正に計数する等の不正が行われた場合である。各台計数機4は、不正な計数処理が行われたと判定した場合には(A14:YES)、不正報知処理を行った後(A15)、確認信号が入力されるまで、即ち、従業員が確認するまで待機する(A16)。つまり、各台計数機4は、発行処理時に実持玉と理論持玉との差が許容発行値を超過する場合には、不正な発行処理が行われたとして不正報知を行い、例えば従業員が携帯する従業員リモコン37からの確認信号を受信する等の確認作業が行われるまで発行処理を禁止する。このように、各台計数機4は、ステップA14において、実持玉と理論持玉とを照合することにより、計数処理に対する不正が行われていないかを判定している。
一方、各台計数機4は、例えば図4のように実持玉(13000玉)−理論持玉(13200玉)≦許容発行値(700玉)である場合には(A14:NO)、上記したような計数処理に対する不正が行われていないと判定して、ステップA25に移行する。このステップA25では、詳細は後述するが、不正な発行処理が行われていない場合には理論持玉−実持玉≦受皿設定値となる(A25:NO)。このため、計数処理に対する不正が行われていない場合には(A14:NO、且つ、A25:NO)、遊技により獲得した玉(実持玉)を特定可能な持玉券35を発行する発行処理を行う(A17)。続いて、管理装置6に発行情報を送信し(A18)、発行タイマの作動を開始し(A19)、端末記憶領域を初期化した後(A20)、リターンする。このとき、発行情報を受信した管理装置6は、適切な発行処理が行われていることから、図5のNO2(持玉券ID=00002)のようなレコードを作成して持玉券リストを更新する。
各台計数機4は、通常はこのように持玉券35の発行処理を行っている。
さて、持玉券35を所有する遊技者は、POS端末10において、持玉券35を従業員に渡し、従業員を介して持玉券35、より厳密には、持玉券35により特定される玉(獲得媒体)を景品に交換する(精算する)。このとき、POS端末10は、図8に示すPOS処理において持玉券35の精算に掛かる前述した表示等の処理を行う。
POS端末10は、従業員により持玉券35が例えば図示しないカード挿入口に挿入されると、図8に示すように、その持玉券35を受付けると共に(B1:YES)、管理装置6に受付問合情報を送信し(B2)、受付応答情報を受信するまで待機する(B3)。受付問合情報とは受付けた持玉券35(以下、受付持玉券と称する)の持玉券IDを含む情報であり、この受付問合情報を受信した管理装置6は、持玉券リストから対応するレコードを特定し、その対応レコードに記憶されている情報(図5の警告1、警告2、警告3が1であるか等の情報)を、受付応答情報としてPOS端末10に返信する。POS端末10は、受付応答情報を受信すると(B3:YES)、受付持玉券の警告1〜3に対応する各警告フラグが1であるかを特定する(B4)。例えば持玉券ID=00002の持玉券35のように適正な発行処理がなされた持玉券35の場合、警告フラグは「1」ではないことから(B4:NO)、受付応答情報により特定される発行処理時刻と、現在時刻(受付時刻)との差分により受付期間を特定し、受付期間<受付期間許容値であるかを判定する(B9)。不正を行っていない遊技者の場合、発行処理から精算までの受付期間が受付期間許容値より短いとは考えにくく、通常は受付期間≧受付期間許容値となることから(B9:NO)、受付持玉券により特定される玉数を景品に交換する際の精算処理を行い(B10)、リターンする。
このように、遊技場用システム1は、遊技者の遊技の開始及び終了に応じて各種の処理を実行している。尚、持玉券35を発行した遊技者が、その持玉券35を精算することなく他の遊技機2での遊技に使用する場合(所謂台移動をした場合)には、各台計数機4は、その持玉券35を受付けると共に(A1:YES)、持玉券35に記録されている持玉券ID及び獲得媒体数を端末記憶領域に記憶する受付処理を行った後(A23)、ステップA8以降の各処理を実行する。
ところで、上記したように正当な遊技者が持玉券35を発行することには問題が無いものの、例えば遊技者が離席中に不正者が持玉券35を発行してしまう等、不正な発行処理(不正行為)が行われることがあり得る。そこで、本実施形態の遊技場用システム1では、不正者の行動心理や行動パターン等不正行為の背景に基づいて、持玉券35の発行処理が適正に行われたか否かの判定(異常判定処理に相当)を以下のように複数段階で実行している。
各台計数機4は、図7に示す各台計数機処理において、発行釦29が押下されると(A11:YES)、経過タイマが作動中であるかを判定する(A12)。経過タイマは、上述したとおり最後に稼動状態と判定されたときに作動を開始するタイマであるため、経過タイマが作動していない状態というのは、遊技者が遊技を中断して離席している状態であると考えられる。そのため、各台計数機4は、発行釦29が押下されたにも関わらず、経過タイマが作動していない場合には(A12:NO)、発行対象の持玉券35(以下、発行持玉券と称する)の警告フラグ(図5の警告1に対応するフラグ)を1にする(A24)。つまり、各台計数機4は、遊技者が離席した後暫く時間が経過してから不正者が発行処理を行った可能性があるとして、発行持玉券を警告対象に設定する。
続いて、各台計数機4は、端末記憶領域を参照して実持玉−理論持玉>許容発行値であるかを判定し(A14)、計数処理に対する不正行為が行われておらず実持玉−理論持玉≦許容発行値である場合には(A14:NO)、理論持玉−実持玉>受皿設定値であるかを判定する(A25)。遊技者は、遊技を終了する場合には、上述したように獲得した玉を全て計数してから持玉券35を発行する一方、遊技を中断して離席する場合には、他の遊技者が遊技をしないように少量の玉を上部受皿17に残したまま離席する。このとき、不正者は、一刻も早く持玉券35を発行したいことから、上部受皿17に残った玉を計数することなく持玉券35を発行すると考えられる。即ち、発行釦29が押下されたときに、理論持玉−実持玉>受皿設定値となるのは、発行処理を行うには不自然な数の玉が上部受皿17に残った状態であると考えられる。そのため、各台計数機4は、理論持玉−実持玉>受皿設定値の場合には(A25:YES)、発行持玉券の警告フラグ(図5の警告2に対応するフラグ)を1にする(A26)。つまり、各台計数機4は、遊技者が離席した後に不正者が一刻も早く発行処理を行うために上部受皿17に玉を残したまま持玉券35を発行した可能性が高いとして、発行持玉券を警告対象に設定する。
各台計数機4は、このように不正な発行処理の検出即ち異常判定処理を行った後、警告フラグの内容を含む発行情報を管理装置6に送信し(A18)、発行タイマの作動を開始し(A19)、端末記憶領域を初期化した後(A20)、リターンする。発行情報を受信した管理装置6は、発行情報に基づいて、例えば図5のNO1(持玉券ID=00001)のように、警告フラグを1にした新たなレコードを作成して持玉券リストを更新する。
ところで、上記した異常判定処理では不正な発行処理が遊技者の離席中行われることを想定しているものの、近年では不正行為がさらに悪質化しているという現状がある。例えば、大当たり等が発生して遊技者が遊技に夢中になっている状態で持玉券35を発行したり、遊技者を挟んで隣接する2台の遊技機2に着席し、一方の人物が遊技者に話しかけて注意を逸らしている間に、反対側の人物が持玉券35を発行したりする等、遊技中の不正行為が行われることがある。そこで、各台計数機4は、以下のようにして遊技中の不正行為の検出を行っている。
各台計数機4は、遊技者が遊技中であれば、アウト信号やセーフ信号等の遊技信号を受信したり(A2:YES、且つ、A22:NO)、玉計数をしたり(A3:YES、A21)、払戻釦31の押下に伴う払戻処理(A4:YES、A5)等により、遊技機2の稼動状態を特定している。このような遊技機2が稼動状態で発行処理が行われた場合には、持玉券35の発行後に発行タイマの作動が開始された後、直ぐに遊技機2が稼動状態であることが特定されることになる。換言すると、遊技機2が稼動状態であるにも関わらず、発行処理が行われたことになる。そこで、各台計数機4は、遊技機2が稼動状態であることを特定したときに、発行タイマが作動中であれば(A6:YES)、管理装置6に警告信号を送信する(A8)。この警告信号は、上記した遊技中の悪質な不正行為が行われた可能性があること、及び直前に(前回に、最新に)発行した持玉券IDを示す信号であり、図5の警告3に対応する警告フラグを1にした信号である。
このように、各台計数機4は、計数処理、払戻処理、及び売上信号以外の遊技信号の受信があった場合に、その作動起因となった発行処理を異常と判定する。即ち、上記した発行情報及び警告信号は、少なくとも持玉券IDを特定可能な情報及び信号であり、持玉券リストを更新可能な信号である。尚、売上信号に対する受信処理や、持玉券35の受付に対する受付処理が行われた場合には、遊技が継続している可能性が低い(遊技者が交代している可能性が高い)ので判定対象としなかったが、必要に応じて判定対象としても良い。
さて、警告フラグが1である持玉券35をPOS端末10に持ち込まれた場合、POS端末10は、以下のようにして当該持玉券35が不正な発行処理により発行された可能性が高いことを従業員に報知する。
POS端末10は、図8に示すPOS処理において、持玉券35を受付け(B1:YES)、受付問合情報を送信し(B2)、受付応答情報を受信すると(B3:YES)、受付けた持玉券35(以下、受付持玉券と称する)の警告フラグが1であるかを判定する(B4)。この場合、受付けた持玉券35の警告フラグが1であることから(B4:YES)、従業員用画面である表示部10aに警告表示を行う(B5)。
図6は、警告表示の一例であり、受付けた持玉券35により特定される玉数(図6では13000玉)、交換可能な景品数(大、中、小景品の数)等の景品交換データM1、及び警告メッセージM2(「異常判定処理の結果」に相当)が示されている。警告メッセージM2としては、従業員に注意を促すための「警告持玉券を受付けました」のメッセージM3と共に、受付けた持玉券35が発行された遊技機2の台番を示す発行台番M4(図6では1番台)、警告の理由を示す警告理由M5(図6では、警告1に対応する「経過発行」と警告2に対応する「持玉残発行」とを表示)、及び従業員が当該持玉券35への対応を選択するための確認釦M6、保留釦M7が表示されている。
POS端末10は、上記した警告表示をした後、確認釦M6が押下されるか(B6)、保留釦M7が押下されるまで(B7)待機し、確認釦M6が押下された場合には(B6:YES)、獲得した玉を景品と交換する交換処理を行う(B10)。つまり、従業員は、不正行為がなかったとの確認が取れた場合、画面上の確認釦M6の押下に応じて交換処理を実行可能である。一方、従業員は、その確認作業に時間が掛かり他の交換希望の遊技者を待たせているような場合には、保留釦M7を押下する。POS端末10は、保留釦M7が押下されると(B7:YES)、保留券(受付けた持玉券35と同じ玉数を特定可能な持玉券35)を発行する保留発行処理を行う(B8)。この場合、従業員は、一旦次の遊技者の交換処理を先に行ってから、改めて警告表示がされた持玉券35の確認作業を行うことになる。
このように、POS端末10は、警告フラグが1である持玉券35を受付けた場合、従業員に警告表示を行っている。また、POS端末10は、警告フラグが1でない持玉券35を受付けた場合であっても、以下のように不正行為の検出(異常判定処理)を行っている。
POS端末10は、受付けた持玉券35の警告フラグが1でない場合(B4:NO)、受付期間<受付期間許容値であるかを判定する(B9)。通常、遊技者は、遊技終了後直ぐには精算処理を行わず、暫く遊技場内を徘徊してから精算を行う一方、不正者は発行処理後、不正行為が見つからないように一刻も早く精算処理を行う傾向が高いと考えられる、そのため、POS端末10は、発行処理から精算までに掛かった時間が通常よりも短い場合、即ち、受付期間<受付期間許容値であるときには(B9:YES)、ステップB5に移行して上述した警告表示を行う。このとき、警告画面には、警告理由M5として「短受付期間」のメッセージが表示され、従業員の注意を促すようにしている。
このように、遊技場用システム1は、遊技者が離席した隙を狙って、或いは、遊技中にも関わらず、不正者が持玉券35を発行した可能性が高いと判定した場合には、その起因となった発行処理を異常と判定すると共に、POS端末10の画面に警告メッセージM2を表示する。
以上説明した遊技場用システム1によれば、以下のような効果を得ることが出来る。
遊技機2の稼動状態が終了してから発行処理が行われるまでの経過期間が経過許容値を超過した場合、その発行処理を異常と判定するので、遊技者に特別な操作を強いることなく、不正者が発行処理した可能性が高いときには従業員に報知出来、不正者により発行処理が行われた場合であっても、遊技者の損害を抑制することが出来る。
発行処理からPOS端末10にて持玉券35を受付ける受付処理までの受付期間が受付期間許容値未満であるときに異常と判定するので、発行処理時には不正行為の検出ができなかった状況でも、不正者による発行処理に対して適切に対応することが出来る。
発行処理時の実持玉と理論持玉との差が受皿設定値を超過している場合に異常と判定するので、遊技機の受皿に玉を残した状態、即ち、一時的に遊技を中断していると推測される遊技者が獲得した玉が不正に発行処理されるという不正行為に対して適切に対応することが出来る。
発行処理が行われてから遊技機2が稼動状態になるまでの発行経過期間が発行経過許容値未満である場合に異常と判定するので、遊技中にもかかわらず持玉券35を発行するように悪質な不正行為にも適切に対応することが出来る。
POS端末10は、警告フラグが1である持玉券35を受付けた場合、表示部10aに確認釦M6及び保留釦M7を表示するので、不正行為の有無の確認が取れたときには確認釦M6を押下することにより継続して次の精算処理を行うことが出来、確認を取るのに時間が掛かり、次の遊技者を待たせているときには、保留釦M7を押下することにより不正の虞のある持玉券35の精算を一旦保留し次の遊技者を先に精算することが出来るので、従業員及び遊技者の双方の利便性を高めることが出来る。
(その他の実施形態)
本発明は、上記した一実施形態に限定されることなく、次のように変形又は拡張することが出来る。
島端又は各台にカメラ(撮像手段)を設け、警告フラグが1となることに応じて、その対応する台番の遊技機2の周辺や、その遊技者を撮像し、警告表示を行う際に表示して従業員の確認作業をサポートしても良い。
警告理由として4つを例示したが、各警告理由を選択的に採用しても良い。また、受付処理や計数処理等の例示したいずれを検出した場合であっても、遊技機2における稼動を検出としたが、各稼動特定条件を選択的に採用しても良い。勿論、警告1と警告3とで、対象となる稼動特定条件を選択的に採用しても良い。
警告フラグが1となった持玉券35の発行後に稼動検出した場合に、遊技者に対して図4同様の表示を貸出装置3の表示部23等で行っても良い。また、遊技者による持玉券35の使用を禁止するか否かの操作を受付ける操作受付手段を設け、禁止する旨の操作を受付けた場合には、対応する持玉券35の受付処理を禁止する受付禁止処理を実行することにより、その使用を禁止する構成としても良い。
経過時間等をタイマの作動により特定する一方、受付期間を発行時刻と受付時刻とにより特定したが、タイマの代わりに時刻にて特定したり、受付期間をタイマにて特定しても良い。また、受付期間許容値を複数設けても良い。即ち、遊技者の動向として閉店時刻まで余裕がある場合には、実施例に示したとおり遊技場を徘徊する可能性が高いが、閉店時刻間近になれば発行処理後に直ぐ精算する可能性が高い。よって、時間帯により複数の受付期間許容値を変更しても良い。この場合、時刻に応じて変更しても良いし、遊技場係員による操作に応じて変更しても良い。同様に時間帯により受付期間による異常判定を行わないようにしても良い。
管理装置6にて持玉や警告フラグ等を管理したが、持玉券35に持玉数や警告フラグ等を記録しても良い。勿論、両者を適宜重複して採用したり、記憶対象を振分けて記憶しても良い。
持玉券IDの代わりに、発行処理に応じて持玉券35に対応付けて発行されるようなIDを採用しても良い。
記録媒体としてはカード以外にICコインや携帯電話等を採用しても良い。また、発行処理としてはIDと持玉とを対応付ける処理であり、図4の持玉券IDの代わりに電話番号や、遊技者の指紋等の生体認証情報等を採用しても良い。この場合、生体認証情報等と、管理装置6にて管理される持玉数等とを対応付けることで、持玉数等が特定可能となる。
記憶対象となる実持玉等の遊技情報は直接的に特定可能であっても、受付持玉+計数玉−払戻玉−分割玉の演算式等を介して間接的に特定可能であっても、いずれでも良い。勿論、例示した数値はどのような値を採用しても良いし、各設定値における範囲も、上限又は下限のみの設定を例示したが両者を設定しても良い。
警告フラグが1であっても、発行処理時に従業員の認証(従業員リモコン37からの確認信号受信)を受けることで、POS端末10での警告POP(警告メッセージM2)を出さないようにしても良い。
各台計数機4にて警告フラグが1である持玉券35を受付けた場合は、遊技者が遊技場内に留まり遊技を行うことになるので確認POP(確認釦M6)を出さないようにしても良い。また、その持玉券35の受付け後に規定量のアウトやスタートを検出し、稼動を確認出来た場合に警告フラグを0としても良い。このようにすることで異常を誤検知した場合の遊技者のストレスを軽減出来る。
計数手段として各台計数機4を例示したが、複数の遊技機2に対応し、遊技島単位で設けられるような所謂島端計数機を採用し、その島端計数機にて計数した計数玉を各台にて払戻可能な所謂各台再プレイ機を対象としたシステムにても本発明を適用出来る。
各台計数機4が行う情報処理の一部を貸出装置3、中継装置5、管理装置6等にて行う構成としても良い。同様に管理装置6が行う情報処理の一部を貸出装置3、各台計数機4、中継装置5にて行っても良い。
図面中、1は遊技場用システム、2は遊技機、4は各台計数機(計数手段、受付手段、記憶手段、払戻手段、発行手段、更新手段、稼動特定手段、判定手段、理論獲得媒体特定手段)、10はPOS端末(精算手段、判定手段、表示手段)、10aは表示部(表示手段)、17は上部受皿(受皿)、18は下部受皿(受皿)、23は液晶表示部(表示手段)、35は持玉券(記録媒体、獲得記録媒体)を示す。

Claims (6)

  1. 遊技者が獲得した遊技媒体である獲得媒体を受入れて計数する計数処理を行う計数手段と、
    遊技機に対応して設けられ、前記計数処理により特定される獲得媒体数を特定可能な記録媒体である獲得記録媒体、及び獲得媒体数を特定可能な識別情報である獲得IDの少なくとも一方を受付ける受付処理を行う受付手段と、
    遊技機に対応して設けられ、当該遊技機を遊技する遊技者の前記獲得媒体数を特定可能な獲得情報を記憶する記憶手段と、
    遊技機に対応して設けられ、遊技者による払戻操作に応じて前記獲得情報により特定される前記獲得媒体を対価として遊技者に遊技媒体を払戻す払戻処理を行う払戻手段と、
    遊技機に対応して設けられ、遊技者による発行操作に応じて前記獲得情報により特定される獲得媒体数を特定可能な記録媒体を前記獲得記録媒体として発行する処理、及び遊技者に対応する遊技者IDを受付け、当該遊技者IDを前記獲得IDとして前記獲得情報により特定される獲得媒体数に対応付ける処理の少なくとも一方である発行処理を行う発行手段と、
    前記記憶手段が記憶する獲得情報を、前記受付処理、払戻処理、及び発行処理に応じて更新する更新処理を行う更新手段と、
    前記受付処理を実行可能であり、その受付けた獲得記録媒体、及び獲得IDの少なくとも一方により特定される獲得媒体を遊技場従業員による操作を介して精算する精算処理を行う精算手段と、
    遊技機に対応して設けられ、当該遊技機が稼動状態であることを特定可能な稼動信号の受信処理、当該遊技機に対応する前記受付処理、払戻処理、及び発行処理の少なくとも1つにより当該遊技機が稼動状態であることを特定する稼動特定処理を行う稼動特定手段と、
    前記稼動特定処理後の経過期間に対する許容範囲である経過許容範囲を設定し、最新の前記稼動特定処理後の経過期間が前記経過許容範囲を逸脱した状態で前記発行処理が行われた場合に当該発行処理を異常であると判定する異常判定処理を行う判定手段と、
    遊技機、及び前記精算手段の少なくとも一方に対応して設けられ、前記異常判定処理の結果を表示する表示手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技場用システム。
  2. 前記判定手段は、前記発行処理後に前記精算手段による前記受付処理が行われるまでの受付期間に対する許容範囲である受付許容範囲を更に設定し、前記受付期間が前記受付許容範囲を逸脱した状態で前記精算手段による前記受付処理が行われた場合に当該発行処理を異常であると判定することを特徴とする請求項1に記載の遊技場用システム。
  3. 遊技機に対応して設けられ、遊技者へと貸出された貸出遊技媒体数に、遊技により遊技機から払出された払出媒体数であるセーフを加算し、更に遊技者が遊技に使用した使用遊技媒体数であるアウトを減算した値を示す理論上の前記獲得媒体数である理論獲得媒体数を特定可能な遊技信号により、理論獲得媒体数を特定する理論獲得媒体特定手段を備え、
    遊技機は、遊技者へと貸出された貸出遊技媒体、或いは遊技により払出された払出遊技媒体を受ける受皿を備え、
    前記判定手段は、前記理論獲得媒体数と、前記獲得情報により特定される獲得媒体数との差分の許容範囲であり、前記受皿に遊技媒体が残存しているか否かを判定するための受皿許容範囲を更に設定し、前記理論獲得媒体数と、前記獲得情報により特定される獲得媒体数との差分が前記受皿許容範囲を逸脱した状態で前記発行処理が行われた場合に当該発行処理を異常であると判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技場用システム。
  4. 前記判定手段は、前記発行処理後に前記稼動特定手段により前記遊技機が稼動状態であることが特定されるまでの発行経過期間に対する許容範囲である発行経過許容範囲を更に設定し、前記発行経過期間が前記発行経過許容範囲を逸脱した場合に、当該発行経過期間の起因となった発行処理を異常であると判定することを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の遊技場用システム。
  5. 遊技機又は遊技島に対応して設けられ、前記発行処理が行われた時点における遊技者の映像を撮像する撮像手段を更に備え、
    前記表示手段は、前記精算手段による前記受付処理により特定される前記獲得媒体に対応した前記発行処理が異常であると判定された場合に、当該獲得記録媒体の発行処理が行われた時点における前記映像を表示することを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の遊技場用システム。
  6. 前記表示手段は遊技機に対応して設けられ、当該遊技機に対応する前記発行手段による発行処理が前記判定手段により異常であると判定された状態で、当該遊技機が稼動状態であると特定された場合に、その異常であると判定された前記異常判定処理の結果を表示する請求項1から5の何れかに記載の遊技場用システムであって、
    遊技機に対応して設けられ、遊技者による禁止操作を受付ける操作受付手段と、
    前記表示手段により異常であると判定された異常判定処理の結果が表示されると共に、前記禁止操作が受付けられた場合に、当該異常判定処理の対象となった発行処理に対応する前記受付処理を禁止する受付禁止処理を行う受付禁止手段と、を更に備えることを特徴とする遊技場用システム。
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