JP5452276B2 - 動力工具の照明装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば電動ねじ締め機、レシプロソー等の切断機、あるいは圧縮エア式の釘打ち機やタッカー等のエアツールであって主として手持ち式の動力工具の照明装置に関する。
近年、この種の動力工具を用いた暗所での作業の便宜を図るために、当該動力工具自体に照明装置を備えたものが提供されている。例えば、下記の特許文献1に開示された照明装置は、工具本体に光源としてのLEDを内装し、この光源に対して光伝送部材(導光部材)としての光ファイバーの一端部を対向させ、他端部(光照射部)を光源から離間した部位であって例えば切断刃の刃先に向けて固定した構成としたもので、係る光ファイバー遠隔照射方式によれば、取り付け部位の制約を受けやすい光源配置の配置の自由度が高まるとともに、加工部位を近くから効率よく照らしてその視認性を高めることができる。
また、下記の特許文献2には、工具本体の前面であって加工部位付近に面発光部材を取り付け、この面発光部材に光源を向けた構成としたもので、係る面発光方式によっても光源配置の自由度が高まるとともに、加工部位に対して効率よく光を当てることができる。
このように、従来動力工具の照明装置として、配置の制約を受けやすい光源で離れた部位から直接加工部位を照らすのではなく、上記光ファイバーや面発光部材等の光伝送部材を介して加工部位を近い部位から効率よく照らす光伝送式の照明装置が提供されていた。
特開2008−265124号公報 特開2009−214239号公報
しかしながら、従来の光伝送式の照明装置にもさらに改良を加える必要があった。例えば、先端工具の左右両側から光を照射して影を発生させないで効率よく加工作業を行えるようにするために、複数箇所に同時に若しくは切り換えて光を照射する複数箇所対応型の照明装置を実現する場合には、従来の光伝送部材(導光部材)として光ファイバーを用いる構成、あるいは面発光部材を用いる構成では実現が困難であった。
前者の光ファイバーは、ガラス繊維を素材とする細径の1本の線材であり、複数箇所を対象とするためには必要本数の光ファイバーを光源からそれぞれの取り回し経路で発光部まで取り回す必要がある。そもそも光ファイバーはガラス質であるため、一定の可撓性を有するものの例えば鋭角に屈曲させることが困難であり、これを複数本ばらばらにあるいは束ねて取り回すことは手持ち式で比較的小型の動力工具では極めて困難である。
また、後者の面発光部材を用いる場合には、光ファイバーよりも占有スペースが大きくなるため、そもそも複数箇所にこの面発光部材を配置することは困難である。
本発明は、照射部位から離れた部位に配置された光源と、複数の照射部位との間に取り回される導光部材の取り回しの自由度を高めることを目的とする。
上記の課題は、以下の各発明により解決される。
第1の発明は、動力工具の工具本体に設けた光源と光照射部との間に導光部材を取り回して、導光部材を経て光源の光を光照射部から照射する照明装置であって、導光部材は、複数の光照射部に分岐した形状に成形されたものである照明装置である。
第1の発明によれば、光源の発する光を光照射部まで導光するための導光部材として、例えば軟質アクリル樹脂等の樹脂を素材として成形型により成形されたものであって光照射部側が複数本に分岐した形状に成形されたものが用いられている。樹脂を素材とするため、導光部材は、既存の光ファイバーよりも軟質で取り回しの自由度が高く、電気配線と同等の自由度で工具本体部内及びその周辺を取り回すことができる。
しかも、導光部材が途中で分岐する形状に成形されている点で光ファイバーとは大きく異なる特徴を備えている。さらに、導光部材は、その取り回し経路の一部について断面形状が変化する形状に成形することができる。断面形状が変化することには、太さが連続的若しくは不連続的に変化することが含まれ、上記のように途中で複数本に分岐する他、工具本体側等に対して取り回し経路を固定するための固定部(取り付け部)を成形したり、光照射部で光を拡散照射するためのレンズ部を設けること等が含まれる。
導光部材の光照射部側が複数本に分岐されていることから、一つの光源で加工部位周辺を複数の方向から照らすことができるので、加工部位に影を発生させることがなく、これにより加工部位の視認性を高め、ひいては作業効率を高めることができる。
このように導光部材がその途中から複数本に分岐した形状に成形されているので、複数本の光ファイバーを束ねて工具本体部内を取り回す構成に比してより容易に工具本体部内の狭小なスペースを効率よく取り回すことができるとともに、軟質アクリル樹脂を素材とすることにより光ファイバーよりも高い可撓性を有し、これにより工具本体部内外をよりきつい角度で屈曲させて効率よく取り回すことができる。
また、導光部材は、軟質アクリル樹脂等の樹脂を素材として成形されることにより高い可撓性を持たせることができるので、工具本体に狭小な経路を容易に取り回すことができ、これにより光ファイバーよりも長い距離を効率よく取り回すことができるようになる。この取り回しの容易性により、光源を光照射から遠い部位(例えば工具本体の後部)であって電源若しくは電源回路により近い位置に配置してその間のリード線(電気配線)の配線長さを極力短くすることができる。
第2の発明は、第1の発明において、導光部材の各分岐先端部を光照射部として加工部位に複数の方向から光を照射する構成とした照明装置である。
第2の発明によれば、導光部材の先端側が分岐されて加工部位を複数の方向から明るく照らすことができるので、加工部位に影を発生させることがなく、当該加工部位の視認性を一層高めることができる。
第3の発明は、動力工具の工具本体に設けた光源と光照射部との間に導光部材を取り回して、導光部材を経て光源の光を光照射部から照射する照明装置であって、導光部材は、軟質アクリル樹脂を素材として工具本体のハウジングに一体成形された照明装置である。
第3の発明によれば、導光部材は軟質アクリル樹脂を素材として成形されることから、工具本体部のハウジングを成形する段階でいわゆる二色成形法により例えばその内面にこの導光部材を一体に成形することが可能となる。工具本体部のハウジングに導光部材が一体に成形されることから、当該照明装置の組み立て作業においてその取り回しの手間を省略することができる。樹脂製ハウジングに限らず、金属製のハウジングの内面に導光部材を一体に成形することもできる。
第4の発明は、第1又は第3の発明において、導光部材の表面及び/又は該導光部材を保持する工具本体側の保持部にメッキ処理を施した照明装置である。
第4の発明によれば、光源から光照射部に至る取り回し経路の途中における光の洩れを低減して当該導光部材の光透過率を高め、これにより光照射部の光量を増加させることができる。メッキ処理は、導光部材の表面に施す構成とする他、当該導光部材を保持する工具本体側の保持部(例えば保持溝部の内面)に施す構成とすることができる。
第5の発明は、第3又は第4の発明において、導光部材は分岐されており、各分岐先端部を光照射部として複数箇所を照射する構成とした照明装置である。
第5の発明によれば、加工部位が複数の方向から明るく照らされて当該加工部位に影を発生させることがないので、その視認性を高め、ひいては作業効率を高めることができる。
第6の発明は、第3〜第5の何れか一つの発明において、導光部材の、光源側の範囲が工具本体のハウジングの内面に一体成形されており、光照射部側の範囲がハウジングの内部から外部に取り回された照明装置である。
第6の発明によれば、例えば分岐されていない光源側の範囲を工具本体のハウジング内面に一体に成形し、光照射部側の分岐された範囲をハウジングの外部に引き出して取り回すことにより、導光部材の取り回しの見栄えをよくしつつ効率のよい取り回しを実現できる。
第7の発明は、動力工具の工具本体に設けた光源と光照射部との間に導光部材を取り回して、導光部材を経て光源の光を光照射部から照射する照明装置であって、導光部材は、軟質アクリル樹脂を素材として成形されており、その取り回し経路に沿って断面形状が変化する断面形状変化部を有する照明装置である。
第7の発明によれば、導光部材をその途中から複数本に分岐したり、光を拡散して照射するためのレンズ部を先端に成形したり、工具本体に対する取り付け部を成形することが可能になる。この点光ファイバーは、その断面形状は実質的に変化しない線材であり、分岐させたり、他部位に対する取り付け部を一体に設ける等して断面形状を変化させることが困難である。請求項7記載の照明装置における導光部材は、軟質アクリル樹脂等の樹脂を素材として成形型等により成形して得られるものであることから、任意の断面形状変化部を設定することができる。
第8の発明は、第7の発明において、断面形状変化部として、導光部材の取り回し経路先端部にレンズ部が設けられており、このレンズ部が光照射部とされた照明装置である。
第8の発明によれば、断面形状変化部として設けられたレンズ部によって光が拡散照射されるので、加工部位及びその周辺の広範囲を明るく照らすことができる。
第9の発明は、第7の発明において、断面形状変化部として、導光部材に工具本体側に対する取り付け部が設けられた照明装置である。
第9の発明によれば、導光部材に工具本体に対する取り付け部が一体に設けられているので、別途クランプ等の固定手段を用いることなく当該導光部材の工具本体に対する取り付けを楽に行うことができる。
第1実施形態の照明装置を備えた第1動力工具の側面図である。 図1の(II)矢視図であって、第1動力工具の平面図である。 図1の(III)矢視図であって、第1動力工具を前側から見た前面図である。 第1動力工具の先端部の側面図である。本図は、ねじ締め込み時の状態を示している。 第1動力工具の平面図である。本図は、ねじ締め込み時の状態を示している。 第2実施形態の照明装置を備えた第2動力工具の側面図である。 図6の(VII)矢視図であって、第2動力工具を前側から見た前面図である。 第3実施形態の照明装置を備えた第3動力工具の側面図である。 図8の(IX)矢視図であって、第3動力工具の平面図である。 図8の(X)矢視図であって、第3動力工具の前面図である。 第4実施形態の照明装置を備えた第4動力工具の側面図である。本図は、サブグリップを取り付けた状態を示している。 図11の(XII)矢視図であって、第4動力工具の平面図である。本図は、サブグリップを取り付けた状態を示している。 図11の(XIII)矢視図であって、第4動力工具の前面図である。本図は、サブグリップを取り付けた状態を示している。 サブグリップを取り外した状態の第4動力工具の側面図である。 図14の(XV)矢視図であって、サブグリップを取り外した状態の第4動力工具の平面図である。 図14の(XVI)矢視図であって、サブグリップを取り外した状態の第4動力工具の前面図である。 第5実施形態の照明装置を備えた第5動力工具の側面図である。 図17の(XVIII)矢視図であって、第5動力工具の平面図である。 同じく第5動力工具の平面図である。 図17中(XX)-(XX)線矢視図である。 図18の(XXI)-(XXI)線矢視図である。 図19の(XXII)-(XXII)線矢視図である。 第6実施形態の照明装置を備えた第6動力工具の側面図である。 図23の(XXIV)矢視図であって、第6動力工具の平面図である。 図23の(XXV)矢視図であって、第6動力工具の前面図である。
次に、本発明の実施形態を図1〜図25に基づいて説明する。以下説明する各実施形態は照明装置に特徴を有するもので、これを適用した様々な形態の動力工具の基本的な構成については従来と同様で足りることから詳細な説明を省略する。
図1は、第1実施形態の照明装置(第1照明装置11)を備えた第1動力工具10を示している。この第1動力工具10には、充電式のオートパックスクリュードライバであって、ねじを1本ずつ自動供給しながらねじ締め作業を行うことができる動力工具が例示されている。
この第1動力工具10は、工具本体部10aとメインハンドル部10bと連結ねじ帯保持部10cとバッテリパック10dを備えている。工具本体部10aは、バッテリパック10dを電源として起動する電動モータ10eを内蔵しており、この電動モータ10eを駆動源としてねじ締め用の回転動力を出力する。工具本体部10aの後部にループ形のメインハンドル部10bを備え、工具本体部10aの前部から下方へ延びる状態で連結ねじ帯保持部10cを備えている。メインハンドル部10bの下部にバッテリパック10dが装着されている。このバッテリパック10dは取り外して別途用意した充電器で充電することにより再使用することができる。メインハンドル部10bの内側にスイッチレバー10fが設けられている。このスイッチレバー10fを指先で引き操作すると工具本体部10aの電動モータ10eが起動する。
工具本体部10aの前部にねじ供給部12が取り付けられている。このねじ供給部12は、工具本体10a側に取り付けた固定ケース12aとこの固定ケース12aの前側に往復動可能に支持した可動ケース12bを備えている。可動ケース12bの前端部が、ねじ締め材に当接させる材当接部12cとなっている。固定ケース12aと可動ケース12bとの間には、公知のねじ送り機構が組み込まれており、可動ケース12bが固定ケース12aに対して一定のストロークで往復動することにより、多数本のねじを一定間隔で結合したねじ連結帯(図示省略)がねじ締め動作に連動して1ピッチずつピッチ送りされる。
メインハンドル部10bを把持した使用者が、可動ケース12bの材当接部12cをねじ締め材に当接させた状態で工具本体部10aをねじ締め方向に押し付けると、可動ケース12bが固定ケース12aに対して相対的に上動(図1,2では後ろ側に相対移動)すると回転するビットによりねじ締めが進行する。ねじ締め完了後工具本体部10aの押し付けを解除すると、ばね付勢力によって可動ケース12bが固定ケース12aに対して相対的に下動し、この下動動作により両ケース12a,12b間に装填された連結ねじ帯がピッチ送りされて次のねじがねじ締めビットの前方に供給される。なお、図示は省略したが連結ねじ帯は連結ねじ帯保持部10cの前面に沿って保持されて、固定ケース12aと可動ケース12bとの間に進入する状態にセットされており、可動ケース12bの相対移動により図1において上側へ送られる。
第1実施形態の第1照明装置11は、このような可動部(本例では可動ケース12b)を有するねじ供給部12に跨って装備されている。
第1実施形態の第1照明装置11は、光源13と導光部材14を備えている。本実施形態では、光源13として一つのLED(発光ダイオード)が用いられている。この光源13は、バッテリパック10dを電源とする電源回路基板上に搭載されており、図1に示すように工具本体部10aの後端下部付近であってバッテリパック10dに極めて近い部位に配置されている。この光源13に導光部材14の一端側が向けられている。
導光部材14は、軟質アクリル樹脂を素材として成形型により線形に成形されたもので、高い光透過性能を有するとともに、硬質ガラス質の光ファイバーよりも可撓性に富むことから工具本体部10a内での取り回しが容易で、可動部に対する高い耐久性を備えている。
図1に示すように一端側が光源13に向けられた導光部材14は、工具本体部10aの後端部に沿って上方へ取り回され、当該工具本体部10aの上部に沿って取り回されている。導光部材14は、工具本体部10aのハウジングに設けたリブ間に弾性的に挟み込ませることによって一定の取り回し経路に固定されている。
導光部材14は、工具本体部10aの前端上部からハウジング外部に引き出されている。工具本体部10aのハウジングから引き出された導光部材14は、ねじ供給部12の固定ケース12aの上面に沿ってさらに前側へ取り回されている。図2,3に示すように導光部材14は、固定ケース12aの上面において2本に分岐されている。1本の導光部材14の分岐された分岐部14a,14aは、それぞれ固定ケース12aの左右側部を経てその前側の可動ケース12bの両側部に跨って取り回されている。両分岐部14a,14aの前端部は、可動ケース12bの左右側部前端付近にまで至っている。両分岐部14a,14aの前端部が光照射部14b,14bとなっている。両光照射部14b,14bは、凸レンズ形に一体成形されている。この両光照射部14b,14bが凸レンズとして機能することにより、光が拡散照射されてねじ締め部位がより広い範囲で明るく照らされる。図2,5に示すように両光照射部14b,14bは、それぞれに設けた係合凸部14cを、可動ケース12bの両側部に設けた係合孔にそれぞれ弾性的に嵌め込むことで当該可動ケース12bの両側部前端付近に固定されている。
このように導光部材14はその中途において2本に分岐成形されることにより断面形状が変化しており、また両分岐部14a,14aの前端には、それぞれ断面形状が変化するレンズ形の光照射部14b及び係合凸部14cが一体に成形されており、これらが特許請求の範囲に記載した断面形状変化部に相当する。
このように構成した第1実施形態の第1照明装置11を備えた第1動力工具10によれば、使用者がハンドル部10bを把持した手の指先でスイッチレバー10fを引き操作すると電動モータ10eが起動してねじ締めビットがねじ締め方向に回転し始める。また、スイッチレバー10fを引き操作すると、電動モータ10eの起動に先立って光源13が点灯する。光源13が発する光は、導光部材14によって効率よく導光されて可動ケース12bの左右両側部前端部付近において光照射部14b,14bから前方へ照射される。このため、可動ケース12bの材当接部12cをねじ締め材に当接させた状態でスイッチレバー10fを引き操作すれば、ねじ締め材のねじ締め部周辺(材当接部12c周辺)が明るく照らされる。
このように第1照明装置11によってねじ締め材のねじ締め部周辺が明るく照らされるので、例えば暗所であってもねじ締め部に対する材当接部12cの当接位置であってねじ締め位置を容易に目視できるので、精確なねじ締め作業を行うことができる。特に、光照射部14b,14bがねじ締め部に極めて近い位置に固定されているので、当該ねじ締め部周辺を効率よく照らすことができる。このため、光源13はより光量の小さな小型化のもので足りるようになる。
また、導光部材14として軟質アクリル樹脂を素材として成形型により成形したものが用いられているので、例示したようにその中途で分岐させることが可能になり、この点で硬質ガラス質の光ファイバーとは大きく異なる作用効果を得ることができる。中途で分岐された導光部材14を用いることにより、一つの光源13によりねじ締め部位を左右両側から明るく照らすことができるので、当該ねじ締め部位に影を発生させることがなく、使用者はねじ締め部位をいずれの方向から見ても明るく照らされた状態ではっきりと目視することができる。
さらに、光ファイバーと同等の光透過率で光ファイバーよりも高い取り回し性を有する軟質アクリル樹脂製の導光部材14を用いることにより、光照射部14b,14bをねじ締め部に極めて近い位置に固定する一方、光源13を電源としてのバッテリパック16d及び電源回路に近い部位に内蔵しておくことができ、この点で、当該第1照明装置11の配置の自由度を大幅に高めることができる。
この点、導光部材として仮に硬質ガラス質の光ファイバーを用いた場合いは、これを細かく屈曲する経路に沿って工具本体部内を取り回すことが極めて困難になる。このため、その取り回し長さを極力短くするために光源と光照射部とはより接近することとなり、その結果光照射部をねじ締め部位から離れた部位に設定してねじ締め部位に対する照射効率が低下し、あるいは光源をねじ締め部位に近い部位に設定することによりその損傷するおそれが高まって耐久性が低下する問題がある。
第1実施形態の第1照明装置11によれば、導光部材14として軟質アクリル樹脂を素材として線形に成形されたものを用いる構成であることから、硬質ガラスを素材とする光ファイバーとは異なって工具本体部10a内を、例えばリード線等の電気配線と同様の感覚で長い距離を楽に取り回すことができ、これにより光照射部14b,14bを工具先端部(材当接部12c付近)に配置し、光源13を工具本体部10a内に組み込んで高い照射率と耐久性を確保することができる。また、光源13及びその電源回路を電源としてのバッテリパック10dに近い部位に配置することにより、リード線等の配線長さを短くすることができる。
さらに、導光部材14は、成形型を用いた一体成形により得ることができるので、例示した光照射部14bの係合凸部14cのように、工具本体部10aのハウジングあるいは固定ケース12aや可動ケース12bに対する固定手段としての係合凸部を適数箇所一体に成形することができ、別途クランプ等の固定手段を必要としない。光ファイバーでは、固定用の凸部を一体に設けることができない。本例の導光部材14は、軟質アクリル樹脂の成形により得られることから、断面形状が変化しない単なる線形ではなく、その中途に様々な機能を有する部位を任意に一体に設けることができる点で、光ファイバーでは得られない付加価値を持たせることができる。
また、導光部材14が軟質アクリル樹脂を素材として成形されて高い可撓性を有することから、繰り返しのねじ締め作業に伴う可動ケース12bの固定ケース12aに対する往復動に対して、両ケース12a,12b間を跨って取り回された導光部材14を図4と図5に示すように容易に追従させることができ、この点で当該第1照明装置11の高い耐久性を確保することができる。
以上説明した第1実施形態の第1照明装置11は、適宜変更を加えて様々な形態の動力工具に適用することができる。図6及び図7には、第2実施形態の第2照明装置21を備えた第2動力工具20が示されている。この第2動力工具20には、充電式のインパクトねじ締め機(回転打撃工具)が例示されている。この第2動力工具20は、工具本体部20aとハンドル部20bとバッテリパック20cを備えている。
工具本体部20aは、それぞれ概ね円筒形の樹脂製のハウジング20dとその前側に結合された金属製のインパクトケース20jを備え、後ろ側のハウジング20d内に駆動源としての電動モータ20eを内装し、前側のインパクトケース20j内に回転打撃機構20fを内装した構成を備えている。回転打撃機構20fは、従来公知のもので、電動モータ20eの回転出力に対してスピンドル20iの回転負荷が大きくなると当該スピンドル20iに回転方向の打撃を与える構成を備えている。インパクトケース20jの周囲には樹脂製のフロントカバー20hが装着されている。インパクトケース20jの前部に設けたスリーブ部20kの内周側にねじ締めビット装着用のスピンドル20iが支持されている。
ハウジング20dの側部(工具本体部20aの側部)からハンドル部20bが側方へ突き出す状態に設けられている。ハンドル部20bの基部に起動用のスイッチレバー20gが配置されている。ハンドル部20bの先端にバッテリパック20cが装着されている。
第2実施形態の第2照明装置21は、光源22と導光部材23を備えている。第1実施形態と同様、光源22にはLED(発光ダイオード)が用いられている。この光源22は、フロントカバー20hの後端内側であってスイッチレバー20gの上側付近に配置されている。光源22は、バッテリパック20cを電源としており、スイッチレバー20gの引き操作によって点灯する。この光源22に、導光部材23の一端側が向けられている。
第1実施形態と同様、導光部材23は、軟質アクリル樹脂を素材として一体成形されている。第2実施形態の導光部材23は、平板形状の平板部23bとこれから分岐した4本の分岐部23a〜23aを備えている。平板部23bは、フロントカバー20hの内周面に2色成形により一体成形されている。なお、フロントカバーが金属製である場合でもその内面に同様の平板部を一体に成形することができる。この平板部23bの後面に光源22が向けられている。また、平板部23bは、その後面を除いて、光の洩れを防いで高い照度を確保するためにその表面にメッキ処理が施されている。
分岐された4本の分岐部23a〜23aは、それぞれインパクトケース20jとフロントカバー20hとの間に沿って取り回されており、その各分岐部23aの先端部は、インパクトケース20jのスリーブ部20kとフロントカバー20hの先端内周との間であって、スピンドル20iの周囲4等分位置に保持されている。各分岐部23aの先端部には光を拡散照射するためのレンズ部(断面形状変化部)が設けられている。このレンズ部が光照射部23cとされている。各分岐部23aの光照射部23cは、スリーブ部20kに設けた係合孔に弾性的に嵌め込まれてそれぞれ当該4等分位置に固定されている。この4等分位置から光が照射されて、加工部位が明るく照らされる。
このように構成した第2実施形態の照明装置21によれば、導光部材23が軟質アクリル樹脂を素材として成形により得られるものであるので、例示したように平板部23bとこれから分岐する4本の分岐部23a〜23aを一体に備えた構成とすることができる。このため、4本の光ファイバーを一つの光源について用いる構成に比して、これら4本の分岐部23a〜23aをより限られたスペースを利用して光源22から離れた部位にまで、例えば電気配線のような感覚で効率よく取り回すことができる。第2実施形態の場合、加工部位(ねじ締め部位)の周囲4等分位置から光が照射されるので、影を発生させることがなく、これにより使用者はねじ締め部位をはっきりと目視することができ、この点で作業効率を高めることができる。
また、導光部材23は、2色成形法により同じく樹脂製のフロントカバー20hの内周面に一体成形されることから、組み付け作業の簡略化を図ることができる。
図8〜図10には、第3実施形態の第3照明装置31を備えた第3動力工具30が示されている。この第3動力工具30は、孔明け用の電気ドリルであり、工具本体部30aとハンドル部30bとチャック部30cを備えている。工具本体部30aは、半割り構造の左右半割りハウジング30d,30d間に、駆動源としての電動モータを内装している。この電動モータは交流電源を電源として駆動する。この電動モータを駆動源として回転するスピンドルにチャック部30cが取り付けられている。
ハンドル部30bは、工具本体部30aの左右半割りハウジング30d,30dに一体成形されている。このハンドル部30bの基部にスイッチレバー30fが設けられている。また、ハンドル部30bの先端に、交流電源供給用の電源コード30gが引き込まれている。
第3照明装置31は、2つの光源31a,31aと2本の導光部材31b,31bを備えている。2つの光源31a,31aには、それぞれLEDが用いられている。図9に示すようにこの2つの光源31a,31aは、工具本体部30aの後端部付近に内装されている。この2つの光源31a,31aのそれぞれに導光部材31bの一端部が向けられている。2本の導光部材31b,31bは、それぞれ軟質アクリル樹脂を素材として線形に成形されており、同じく樹脂製である左右半割りハウジング30d,30dの内面に2色成形法により一体成形されている。
2本の導光部材31b,31bの先端部は、左右半割りハウジング30d,30dの前部に設けた射光窓30e,30eに保持されている。両導光部材31b,31bの先端部には拡散射光用のレンズ部が一体成形されており、第3実施形態でもこのレンズ部が光照射部31cとされている。この光照射部31cを射光窓30eに弾性的に嵌め込んで、当該2本の導光部材31b,31bの先端部(光照射部31c)がそれぞれ射光窓30eに保持されている。この射光窓30e,30e内の光照射部31c,31cから前方へ光が拡散照射され、これにより孔明け加工部周辺が左右両側から明るく照らされる。第3実施形態の場合、左右の導光部材31b,31bの断面形状はこの両光照射部31c,31cのレンズ形状で大きな円形に変化しており、これが断面形状変化部に相当する。
このように第3実施形態の照明装置31によれば、前記のように分岐するのではなく、軟質アクリル樹脂を素材として、工具本体部30aの左右半割りハウジング30d,30dの内面にそれぞれ1本の導光部材31bを二色成形することにより、狭小かつ屈曲する経路に沿って導光部材31b,31bを取り回すことができる。この導光部材31b,31bによれば、工具本体部31aの前端部付近に光照射部31c,31c(レンズ形状部)を配置する一方、その光源31a,31aは工具本体部30aの後端部付近に配置することができるので、光源31a,31aを例えばハンドル部30b内に配置された電源回路により近い部位に配置することができ、これによりリード線等の配線長さを極力短くすることができる。
図11〜図13には、第4実施形態の第4照明装置41を備えた第4動力工具40が示されている。この第4動力工具40は、交流電源式の震動ドリルで、工具本体部40aの後部にハンドル部40bを備え、前部にサブグリップ40cを備えている。使用者は、例えば右手でハンドル部40bを把持し、左手でサブグリップ40cを把持することにより当該動力工具40を両手でしっかりと把持して孔明け作業を行うことができる。
工具本体部40aには、駆動源として交流電源で駆動する電動モータが内装されている。ハンドル部40bの基部にスイッチレバー40dが配置されている。このスイッチレバー40dを引き操作すると電動モータが起動して、スピンドルに取り付けたチャック部40eが回転する。ハンドル部40bの先端に電源供給用の電源コード40gが引き込まれている。
サブグリップ40cは、リング形のクランプ部40fを介して工具本体部40aの先端に取り付けられている。図12及び図13では、このサブグリップ40cが工具本体40aの左側方へ突き出す状態に取り付けた状態で示されている。クランプ部40fを緩めることによりサブグリップ40cの位置(突き出し方向)を任意に変更することができる。また、クランプ部40fを外すことにより、サブグリップ40cを工具本体部40aから取り外すこともできる。
第4実施形態の照明装置41は、一つの光源42と、一つの導光部材43を備えている。光源42は、LEDであり、工具本体部40aの後部付近であって電源回路基板に近い部位に内装されている。この光源42に対向して工具本体部40aのハウジングには保持孔が設けられており、この保持孔に導光部材43の一端側が差し込み保持されて、当該一端側が光源42に向けられている。導光部材43は、軟質アクリル樹脂を素材として成形型により一体成形されたもので、その中途で2本の分岐部43a,43aに分岐されている。2本の分岐部43a,43aは、それぞれ工具本体部40aの上面に沿って前側へ取り回されている。分岐されていない1本の部分43dと両分岐部43a,43aには、適宜間隔で係合凸部43c〜43c(断面形状変化部)が一体に設けられている。この各係合凸部43cを工具本体部40aの本体ハウジングに設けた係合孔に弾性的に嵌め込んで、当該導光部材43の1本の部分43dと分岐部43a,43aが本体ハウジングの外面に沿って保持されている。
また、両分岐部43a,43aの先端部がそれぞれ光照射部43eとされている。この両光照射部43e,43eにそれぞれ一体に設けた係合凸部43cが、クランプ部40fに設けた係合孔に弾性的に嵌め込まれることで、二つの光照射部43e,43eが工具本体40aの先端部において左右横並び状態で保持されている。
この第4実施形態の照明装置41によれば、スイッチレバー40dを引き操作すると工具本体部40aが起動するとともに、光源42が発光する。光源42が発する光は、導光部材43で工具本体40aの前側へ導光されて、光照射部43e,43eから前方に向けて照射される。両光照射部43e,43eから照射される光で、孔明け加工部位を明るく照らすことができ、これにより作業を効率よく行うことができる。
また、第4実施例の場合も、工具本体部40aの後部に光源42を配置し、前部に光照射部43e,43eが配置されており、両者間に軟質アクリル樹脂を素材とする結果高い可撓性を有する導光部材43が取り回されている。この導光部材43には、係合凸部43c〜43cが一体に成形されており、各係合凸部43cを工具本体40a側の係合孔に弾性的に嵌め込むことにより当該導光部材43の取り回し経路が固定される。このため、別途クランプ等の固定手段を必要としない。
さらに、この第4実施形態においても、分岐形の導光部材43を成形により得ることができるので、限られたスペースを効率よく取り回して加工部位に極力近い部位に2つの光照射部43e,43eを配置することができる。これに対して、導光部材として光ファイバーを用いる場合には、一つの光源に2本の光ファイバーを向けて、この2本の光ファイバーを工具本体部の後部から前部にわたって取り回す必要があり、この点で比較的硬質のガラス質である光ファイバーでは取り回しの自由度が著しく低下する。例示した導光部材43は、軟質アクリル樹脂を素材として成形型で一体成形されたもので、形状の自由度及び取り回しの自由度が極めて高いという特徴を有している。
導光部材43の取り回し経路については、一体に設けた係合凸部43c〜43cを外すことにより容易に変更することができる。図11に示すように工具本体部40aの先端両側部には、サブグリップ40cの取り付け状態では使用されない係合孔40h,40hが設けられている。この左右の係合孔40h,40hを使用する形態が図14〜図16に示されている。図11〜図13では、工具本体部40aにサブグリップ40cを取り付けた状態となっている。上記したようにこのサブグリップ40cは、クランプ部40fを緩めることにより簡単に取り外すことができる。サブグリップ40cを取り外した状態の動力工具40が図14〜図16に示されている。サブグリップ40cを取り外すことにより、使用者は例えば右手でハンドル部40bを把持し、左手で工具本体部40aの前部を下から直接支えた状態で孔明け加工を行うことができる。
工具本体部40aからサブグリップ40cを取り外すには、クランプ部40fを緩める前に、導光部材43の両光照射部43e,43eをクランプ部40fから取り外す。両光照射部43e,43eは、その係合凸部43c,43cをクランプ部40fの係合孔から引っ張り出すことによって容易に取り外すことができる。
クランプ部40fから取り外した両光照射部43e,43eは、図14〜図16に示すようにサブグリップ40cの取り付け状態では使用されていない係合孔40h,40hにその係合凸部43c,43cを弾性的に嵌め込むことにより工具本体部40aの左右両側部に固定することができる。
このように第4実施形態の照明装置41によれば、光照射部43e,43eの位置を容易に変更することができ、サブグリップ40cを取り付けた状態と取り外した状態の双方に容易に対応することができ、いずれの場合も加工部位により近い部位である工具本体部40aの先端部付近に光照射部を配置することができ、この点で当該照明装置41の利用価値を一層高めることができる。
図17〜図22には、第5実施形態の第5照明装置51を備えた第5動力工具50が示されている。この第5実施形態では、第5動力工具50としていわゆるレシプロソー(往復動切断機)が例示されている。この動力工具50は、工具本体部50aと、その先端に設けた往復動機構部50bと、工具本体部50aの後部に設けたループ形のハンドル部50cと、バッテリパック50dを備えている。往復動機構部50bの前端部からは、ブレード50eを取り付けて軸方向に往復動する出力ロッド50fと、シューと称される材当接アーム50gが突き出されている。ブレード50eは、帯板形状を有するもので、その片側側部に沿って刃先が設けられている。このブレード50eは、作業形態に合わせてその刃先の向きを上下反転して用いられる。
ハンドル部50cの上部には起動用のスイッチレバー50hが配置されている。ハンドル部50cの下部にバッテリパック50dが装着されている。バッテリパック50dは取り外して別途用意した充電器で充電することにより再使用することができる。
第5実施形態の照明装置51は、一つの光源52と2本の導光部材53,54を備えている。光源52は、工具本体部50aの前端上部付近であって往復動機構部50bとの接合部付近に配置されている。この第5実施形態でも、光源52にはLEDが用いられている。この光源52に対して第1、第2導光部材53,54のいずれか一方の端部が向けられる。一つの光源52に対して向けられる第1導光部材53又は第2導光部材54は使用者の操作によって任意に切り換えることができ、第5実施形態はこの点に特徴を有している。
第1及び第2導光部材53,54は、前記各実施形態と同じく軟質アクリル樹脂を素材として線形に一体成形されたもので、それぞれ高い光透過率と可撓性を有している。
図17〜図19に示すように往復動機構部50bの後端上部には、スライダ55が左右方向に一定の距離だけスライド操作可能に設けられている。このスライダ55に第1及び第2導光部材53,54の後端部53a,54aが左右相互に一定の間隔をおいて保持されている。使用者がこのスライダ55を右側若しくは左側にスライド操作することにより、一つの光源52に対して第1導光部材53の後端部53aが向けれた状態、又は第2導光部材54の後端部54aが向けられた状態とを切り換えることができる。図21及び図22に示すようにスライダ55の位置は、板ばね55aによって保持される。
第1導光部材53は、往復動機構部50bの上面に沿ってその前端側まで取り回されている。往復動機構部50bの前端部には、平板形状のトッププレート部50iが設けられている。図20に示すようにこのトッププレート部50iの上部であって出力ロッド50fの上側に第1導光部材53の前端部(光照射部53b)が保持されている。一方、第2導光部材54は、往復動機構部50bの後部側では第1導光部材53に並行して当該往復動機構部50bの上面に沿って取り回されているが、図示するようにその中途から取り回し経路が下向きに屈曲して当該往復動機構部50bの右側部に沿って取り回されている。図20に示すようにこの第2導光部材54の前端部(光照射部54b)は、トッププレート部50iの下部寄りの位置であって出力ロッド50fの下側に保持されている。
第1及び第2導光部材53,54の光照射部53b,54bには、断面形状変化部としてレンズ部が設けられている。このレンズ部によって光が拡散照射される。また、このレンズ部がトッププレート部50iの係合孔にそれぞれ弾性的に嵌め込まれることにより当該光照射部53b,54bがトッププレート部50iの上下に保持されている。
図18及び図21に示すように使用者がスライダ55を右側の第1位置(図18では下側)にスライド操作すると、第1導光部材53の後端部53aが光源52に向けられる。これに対して図19及び図22に示すように使用者がスライダ55を左側の第2位置(図19では上側)にスライド操作すると、第2導光部材54の後端部54aが光源52に向けられる。このため、使用者がスライダ55を第1位置に切り換えた状態でスイッチレバー50hを引き操作すると、光源52が発する光が第1導光部材53を経てブレード50eの上側から前方に向けて照射される。一方、使用者がスライダ55を第2位置に切り換えた状態でスイッチレバー50hを引き操作すると、光源52が発する光が第2導光部材54を経てブレード50eの下側から前方に向けて照射される。このように、スライダ55の切り換え操作によって、ブレード50eの上側を明るく照らした状態と下側を明るく照らした状態を切断形態に合わせて任意に選択して切断作業を行うことができる。
この切り換えは、ブレード50eの刃先の向きを図17において下向き若しくは上向きに変更した場合に都合がよい。ブレード50eの刃先を下向きに装着して切断加工を行う場合には、図18に示すようにスライダ55を第1位置に切り換えて第1導光部材53の光照射部53bから光を照射する一方、ブレード50eの刃先を上向きに装着して切断加工を行う場合には図19に示すようにスライダ55を第2位置に切り換えて第2導光部材54の光照射部54bから光を照射することにより、いずれの場合にもブレード50eの背部(刃先とは反対側)から光を照射することになる結果、切断部位に影を発生させることなく明るく照らした状態で切断加工を行うことができる。
第1及び第2導光部材53,54には、前記各実施形態と同じく断面形状変化部としての係合凸部が適宜間隔で一体に成形されており、この各係合凸部を往復動機構部50bの係合孔に弾性的に嵌め込んでおくことにより当該第1及び第2導光部材53,54が一定の取り回し経路に保持されている。
このように構成した第5実施形態の照明装置51によっても、導光部材として軟質アクリル樹脂を素材として一体成形された第1及び第2導光部材53,54が用いられているので、工具本体部50a及び往復動機構部50b内の狭小かつ屈曲する経路に沿って取り回すことが容易になり、その結果光源52を光照射部53b,54bから離れた部位であって電源回路基板により近い部位に配置することにより光源52と電源回路基板との間のリード線の配線長さを短くすることができる。
また、両導光部材53,54には、断面形状変化部としてその取り回し経路を保持するための係合凸部と光照射部53b,54bとしてのレンズ部が一体成形されている。このため、導光部材として光ファイバーを用いた場合とは異なって、保持用のクランプ等の固定手段、あるいは光拡散照射用のレンズを別途用意する必要がないので、構成の簡略化及び低コスト化を図ることができる。
図23〜図25には第6実施形態の第6照明装置61を備えた第6動力工具60が示されている。この第6動力工具60には、充電式タッカが例示されている。この第6動力工具60は、電動モータを内装した工具本体部60aと、打撃機構部60bと、多数の打ち込み具を装填したマガジン60cと、ハンドル部60dとバッテリパック60eを備えている。
ハンドル部60dの上部にスイッチレバー60gが配置されている。スイッチレバー60gを引き操作すると、バッテリパック60eを電源として工具本体部60aの電動モータが起動する。電動モータが起動すると打撃機構部60bの作動によりマガジン60c内の打ち込み具が打撃機構部60bの前端に設けたノーズ部60fから1本ずつ打ち出される。
第6実施形態の場合、工具本体部60aの下部に光源62が収容されている。この光源62にもLEDが用いられている。この光源62は、スイッチレバー60gを引き操作するとバッテリパック60eを電源として点灯する。光源62の発する光は導光部材63を経てノーズ部60fまで導光される。導光部材63は、前記各実施形態と同様軟質アクリル樹脂を素材として線形に一体成形されたもので、高い光透過性と可撓性を備えている。工具本体部60aの内部において、この導光部材63の後端部63aが光源62に向けられている。導光部材63は光源62から上方へ向けて取り回されている。
工具本体部60aの側部には窓部60hが設けられている。この窓部60hから導光部材63が工具本体部60aの外側に引き出されている。窓部60hを経て外部に引き出された導光部材63は、工具本体部60aの側部に沿って上方へ取り回されている。工具本体部60aの側部には、保持凹部60iが設けられている。この保持凹部60i内に、導光部材63をその弾性力で嵌め込んで保持することにより当該導光部材63が一定の取り回し経路に保持されている。
導光部材63は、ノーズ部60fの先端付近まで取り回されている。導光部材63の前端部が光照射部63bとされている。この光照射部63bには、断面形状変化部としての係合凸部63cが一体に成形されている。この係合凸部63cがノーズ部60fに設けた係合孔に弾性的に嵌め込まれて、当該前端部63bが位置ずれしないように固定されている。また、光照射部63bは、断面形状変化部としてレンズ形状に一体成形されている。このレンズ形状の光照射部63bによって光源62の光が打ち込み部位に向けて拡散照射されるようになっている。
このように構成した第6実施形態の照明装置60によれば、軟質アクリル樹脂を素材として一体成形されて高い光透過性と可撓性を有する導光部材63によって光源62の発する光が光照射部63bまで導光されるので、光源62を光照射部63bから離れた工具本体部60aの下端部付近に内装することができるとともに、工具本体部60a内から外側に至る経路を細かく追従させて取り回すことができる。
また、導光部材63には、当該導光部材63自身を工具本体部60aに対して保持するための係合凸部63cが一体に設けられていることから、別途クランプ等の固定手段を用いることなく、一定の取り回し経路に保持しておくことができる。さらに、導光部材53にはこの係合凸部63cや光照射部63bのレンズ形状部等の様々な機能を有する部位が一体に成形されており、この点で硬質ガラスを素材とする光ファイバーでは得ることのできない様々なメリットを享受することができる。
以上説明した各実施形態に係る第1〜第6照明装置10〜60の最大の特徴は、導光部材(14,23,31b,43,53,54,63)が軟質アクリル樹脂を素材として成形型により一体成形されている点にある。そのため、第1、第2、第4の各実施形態における導光部材14,23,43のように二股に分岐した形状とすることが可能になり、これにより硬質ガラス質の光ファイバーでは得ることのできない大きな作用効果を得ることができる。また、軟質アクリル樹脂を素材として高い可撓性を有することから、工具本体部内の狭小スペースをきつい角度で取り回すことができ、この点についても光ファイバーでは得ることが困難な作用効果を得ることができる。
さらに、導光部材(14,23,31b,43,53,54,63)が成形型で一体成形されたものであることから、その長手方向の任意の位置の断面形状について連続的若しくは不連続的に変化する形状(断面形状変化部)を容易に得ることができる。この断面形状変化部としては、上記の分岐形状の他、太さの変化、工具本体部側に対する取り付け部(係合凸部14c等)、あるいは光照射部におけるレンズ形状部等で、適用する動力工具の形態に合わせて任意に設定することができる。
また、導光部材(14,23,31b,43,53,54,63)を、軟質アクリル樹脂を素材とする一体成形により得る構成であることから、いわゆる二色成形法によればこれを樹脂製ハウジングと一体に成形することができ、この点は硬質ガラスを素材とする光ファイバーでは実現できない大きなメリットとなる。導光部材の二色成形法による樹脂ハウジングへの一体成形については、第2及び第3実施形態を例示したが、これ以外の実施形態について適用することが可能である。
一方、第1実施形態における固定ケース12aと可動ケース12bとの間の可動部について導光部材14(分岐部14a,14a)を追従させる構成、第4実施形態におけるサブグリップ40cの有無による光照射部の位置変更について導光部材を追従させる構成、第5実施形態における導光部材53,54の切り換え構造については、既存の光ファイバーを導光部材として用いる場合にも実現可能である。
例示した第1〜第6照明装置は、同じく例示した電動式の動力工具に限らず、例えば圧縮エア駆動式の打ち込み工具に適用することもできる。この場合、動力源としての圧縮エアとは別に、例えばそのハンドル部に照明装置専用の電源としてバッテリパックを装着する構成とすればよい。
また、各実施形態において、導光部材の取り回し前端部に光拡散照射用のレンズ部を一体成形する構成を例示したが、別途用意したレンズを用いる構成としてもよい。また、光拡散照射用のレンズ部を省略する構成としてもよい。
10…第1動力工具(充電式オートパックスクリュードライバ)
10a…工具本体部、10b…メインハンドル部、10c…連結ねじ帯保持部
10d…バッテリパック、10e…電動モータ、10f…スイッチレバー
11…第1照明装置(第1実施形態)
12…ねじ供給部、12a…固定ケース、12b…可動ケース、12c…材当接部
13…光源
14…導光部材、14a…分岐部、14b…光照射部、14c…係合凸部
20…第2動力工具(充電式インパクトねじ締め機)
20a…工具本体部、20b…ハンドル部、20c…バッテリパック
20d…ハウジング、20e…電動モータ、20f…回転打撃機構部
20g…スイッチレバー、20h…フロントカバー、20i…スピンドル
20j…インパクトケース、20k…スリーブ部
21…第2照明装置
22…光源
23…導光部材、23a…分岐部、23b…平板部、23c…光照射部
30…第3動力工具(電気ドリル)
30a…工具本体部、30b…ハンドル部、30c…チャック部
30d…半割りハウジング、30e…射光窓
30f…スイッチレバー、30g…電源コード
31…第3照明装置、31a…光源、31b…導光部材、31c…光照射部
40…第4動力工具(震動ドリル)
40a…工具本体部、40b…ハンドル部、40c…サブグリップ
40d…スイッチレバー、40e…チャック部、40f…クランプ部
40g…電源コード、40h…係合孔
41…第4照明装置
42…光源
43…導光部材
43a…分岐部、43c…係合凸部、43d…1本の部分、43e…光照射部
50…第5動力工具(充電式レシプロソー)
50a…工具本体部、50b…往復動機構部、50c…ハンドル部
50d…バッテリパック、50e…ブレード、50f…出力ロッド
50g…材当接アーム、50h…スイッチレバー、50i…トッププレート部
51…第5照明装置
52…光源
53…第1導光部材、53a…後端部、53b…光照射部
54…第2導光部材、54a…後端部、54b…光照射部
55…スライダ、55a…板ばね
60…第6動力工具(充電式タッカ)
60a…工具本体部、60b…打撃機構部、60c…マガジン、60d…ハンドル部
60e…バッテリパック、60f…ノーズ部、60g…スイッチレバー、60h…窓部
60i…保持凹部
61…第6照明装置
62…光源
63…導光部材、63a…後端部、63b…光照射部、63c…係合凸部

Claims (7)

  1. 動力工具の工具本体に設けた光源と光照射部との間に導光部材を取り回して、該導光部材を経て前記光源の光を前記光照射部から照射する照明装置であって、
    前記導光部材は、軟質アクリル樹脂を素材として前記工具本体のハウジングに一体成形された照明装置。
  2. 請求項記載の照明装置であって、前記導光部材の表面及び/又は該導光部材を保持する前記工具本体側の保持部にメッキ処理を施した照明装置。
  3. 請求項1又は2記載の照明装置であって、前記導光部材は分岐されており、該各分岐先端部を前記光照射部として複数箇所を照射し、若しくは加工部位に複数の方向から光を照射する構成とした照明装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載した照明装置であって、前記導光部材の、前記光源側の範囲が前記工具本体のハウジングの内面に一体成形されており、前記光照射部側の範囲が前記ハウジングの内部から外部に取り回された照明装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載した照明装置であって、
    前記導光部材は、その取り回し経路に沿って断面形状が変化する断面形状変化部を有する照明装置。
  6. 請求項記載の照明装置であって、前記断面形状変化部として、前記導光部材の取り回し経路先端部にレンズ部が設けられており、該レンズ部が前記光照射部とされた照明装置。
  7. 請求項記載の照明装置であって、前記断面形状変化部として、前記導光部材に前記工具本体側に対する取り付け部が設けられた照明装置。
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