JP5452005B2 - 光学部材 - Google Patents

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Description

本発明は、透明基材とハードコート層とを備える光学部材に関する。
従来、CRT、プラズマディスプレイ(PDP)、エレクトロルミネッセンスディスプレイ(ELD)や液晶表示装置(LCD)等のディスプレイ装置などにおいて、ハードコーティングのためにディスプレイ等の外面側に透明基材、ハードコート層を順次積層することが行われている。また、特に近年発展が目覚しい大型ディスプレイなどの光学ディスプレイの最表面において、前記ハードコート層に更に屈折率の異なる高屈折率層、低屈折率層を順次積層することで光の干渉作用を生じさせ、この光の干渉効果を利用して反射光を打ち消すようにして外光の反射による像の映り込みを防止することもおこなわれてる(特許文献1参照)。低屈折率層および高屈折率層は例えば厚み100nm程度に形成され、透明基材は例えば屈折率が1.49〜1.50程度のTAC(トリアセチルセルロース)フィルムで形成される。
このような光学部材では、ハードコート層と透明基材との屈折率が異なる場合、多重干渉により、本来ならば滑らかなカーブを描くはずの反射光の分光反射率の波形中に、小さな振幅の波が連続的に発生する現象(リップル)が起こる。このリップルが発生すると、光学部材からの反射光が一様な色度を持たず、赤色や緑色などがムラに見える外観ムラが現れるようになる。またこのリップルは反射防止用途の光学部材において反射防止性能の低下を招く原因にもなる。このため、ハードコート層は透明基材との屈折率差が±0.05以内程度になるように形成され、これによりハードコート層と透明基材との界面での光の反射が抑制されて多重干渉が防止され、反射防止作用の阻害が防止されている。
しかしながら、透明基材とハードコート層との屈折率差を小さくすると、期待する反射防止効果等を十分発現できない場合がある。また、特に反射防止用途の光学部材の場合、製造工程の削減やコストの低減を図るため、ハードコート層を高屈折率化させることで高屈折率層を設ける必要をなくしたいという要請があり、この場合には透明基材とハードコート層との屈折率を一致させることが困難になるという問題がある。
特開2003−195005号公報
本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、ハードコート層と透明基材との屈折率が一致しなくなるような場合であってもハードコート層と透明基材との界面での反射による多重干渉を抑制することができ、リップルによる外観ムラを抑制することができる光学部材を提供することを目的とする。
本発明に係る光学部材は、透明基材の一面にハードコート層を積層し、前記ハードコート層の前記透明基材とは反対側の面に、前記ハードコート層よりも屈折率が低い低屈折率層を積層して構成され、前記ハードコート層が、アクリル樹脂を含む着色樹脂組成物で形成され、前記着色樹脂組成物が、可視光領域で光吸収効果を持つ着色粒子及び着色染料のうちの少なくとも一方を含有することで、前記ハードコート層の300〜850nmの波長域での吸収係数が0.0001cm-1以上0.1cm-1以下に調整され、前記着色樹脂組成物が、前記着色粒子とは異なるものであって、屈折率が1.6以上、粒径が0.5〜200nmである、チタン、アルミニウム、セリウム、イットリウム、ジルコニウム、ニオブ、アンチモンから選ばれる一つあるいは二つ以上の酸化物の粒子を含むことで、前記ハードコート層の屈折率が1.54〜1.90の範囲であって、前記透明基材よりも高屈折率であり、前記透明基材と前記ハードコート層との屈折率差が0.02〜0.3の範囲に調整され、全光線透過率が85%以上であり、400〜800nmの波長域での5°正反射光の分光反射率の極大値と極小値との差が1.0%以下であり、前記ハードコート層と前記透明基材との界面での反射によるリップルが抑制されたことを特徴とする。
このため、透明基材ハードコート層の界面で光が反射しても、この光はハードコート層通過する際に減衰し、この光の反射に起因する反射光の多重干渉が抑制されて、リップルの発生が抑制される。また、ハードコート層は充分な光透過性が確保され、光学部材の透明性が保たれる。
また、ハードコート層高屈折率化することが可能であるため、このハードコート層高屈折率層を介することなく低屈折率層直接重ねて形成しても、光学部材の反射防止性を向上することができる。
また、着色粒子や着色染料によって、ハードコート層吸収係数を容易に調整することができる。
また、本発明においては、上記ハードコート層、光吸収性の樹脂で形成されたものであることも好ましい。
この場合、光吸収性の樹脂によって、ハードコート層吸収係数を容易に調整することができる。
本発明によれば、ハードコート層2を高屈折率化させるなどしてハードコート層2と透明基材1との屈折率が一致しなくなるような場合であってもハードコート層2と透明基材1との界面での反射による多重干渉を抑制することができ、リップルの発生による外観ムラを抑制することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
光学部材は、図1に示すように、透明基材1にハードコート層2を積層して構成される。
透明基材1は、光学部材が設けられるディスプレイ等の機器の最外面を構成する部材であっても良く、またディスプレイ等の機器の最外面を構成する部材とは別個であって、前記部材に接するように設けられる部材であってもよい。この透明基材1は、可視光に対して透明性を有し、その一面にハードコート層2及び低屈折率層3を順次積層して設けることが可能であれば、特に制限されないが、複屈折の小さいものであれば特に好ましい。
透明基材1の具体例としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等のポリエステル類、環状ポリオレフィン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等のポリオレフィン類、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンなどのビニル系樹脂、ポリカーボネート、アクリル樹脂、トリアセチルセルロース(TAC)、ポリエーテルサルホン、ポリエーテルケトン等の樹脂で形成されるフィルムが挙げられる。また、透明基材1は一枚のフィルムからなる単層構造を有していても良く、同じ材質若しくは異種の材質からなる複数のフィルムが積層した多層構造を有していてもよい。
透明基材1は無色透明であることが好ましいが、本発明の目的が妨げられない程度であれば着色されていてもよい。また、透明基材1の可視領域の光線透過率は出来る限り高いことが好ましく、例えば透明基材1が上記のようなフィルムで構成される場合には、単層のフィルムの可視領域の光線透過率が80%以上であることが好ましい。この場合、透明基材1が多層構造を有する場合でも透明基材1全体で高い可視光透過性を維持することができ、例えば透明基材1が二枚のフィルムが積層した構造を有する場合でも、光学部材全体で50%以上の高い可視光透過性を発揮することが可能となる。また、このフィルムの可視光透過率が高いほど、透明基材1の多層化が可能な点で好ましく、そのため単層のフィルムの可視光透過率は、85%以上であればより好ましく、90%以上であれば更に好ましい。
透明基材1を構成する単層のフィルムの厚みは、充分な透明性が維持されていれば特に制限されず、また可視光透過率の向上のためにはこの厚みは薄いほど好ましいが、加工性の面からは、10〜300μmの範囲の厚みであることが好ましい。この厚みが前記範囲より薄い場合はフィルムの柔軟性が高くなりすぎて加工時にかけられる張力により伸張したりシワが発生したりしやすくなり、またこの厚みが前記範囲よりも厚いとフィルムの可撓性が低減し、このフィルムを必要に応じて連続巻き取りすることが困難になると共に、複数のフィルムを積層する際の加工性が大幅に劣るといった問題が生じる。
ハードコート層2は、JIS5600−5−4:1999による鉛筆硬度がH以上であることが好ましく、2H以上であれば更に好ましい。また、ハードコート層2は厚みが0.1〜100μmの範囲であることが好ましく、0.8〜20μmの範囲であれば更に好ましい。この厚みが0.1μmに満たない場合は充分なハードコート性能が得られなくなるおそれがあり、またこの厚みが100μmよりも大きくなると外部からの衝撃によってハードコート層2に割れが生じやすくなるおそれがある。
このハードコート層2は、300〜850nmの波長域での吸収係数が0cm-1よりも大きいと共に0.1cm-1以下となるように形成される。このようにハードコート層2の吸収係数が0cm-1よりも大きいと、透明基材1とハードコート層2との界面で光の反射が起こっても、反射した光はハードコート層2を通過する際に減衰される。このため、透明基材1とハードコート層2との界面での反射に起因する反射光の多重干渉が抑制され、リップルの発生が抑制されるようになる。また、このハードコート層2の吸収係数が大きすぎると光学部材に必要とされる透明性が確保できなくなるが、前記のようにハードコート層2の吸収係数が0.1cm-1以下であることから、光学部材には充分な透明性が確保される。このハードコート層2の吸収係数は、更に好ましくは0.0001〜0.050cm-1の範囲となるようにする。
ハードコート層2は、例えば電離放射線硬化型樹脂を含有する樹脂組成物(ハードコートコーティング材)で形成することができる。ハードコート層2の材質は、アクリル樹脂、ウレタン樹脂をマトリックス樹脂とする有機樹脂系と、シリコーン樹脂系に大別される。ハードコート層2を形成するために好適なハードコートコーティング材に含有させる樹脂としては、好ましくはアクリレート系の官能基を有するもの、例えば、比較的低分子量のポリエステル樹脂、ポリエーテル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アルキッド樹脂、スピロアセタール樹脂、ポリブタジエン樹脂、ポリチオールポリエーテル樹脂、多価アルコール、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレートモノステアレート等のジ(メタ)アクリレート;トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート等のトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート誘導体やジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート等の多官能(メタ)アクリレートなどの多官能化合物などのモノマー類やエポキシアクリレートやウレタンアクリレートなどのオリゴマーなどが挙げられる。
マトリクス樹脂としてアクリル樹脂が用いられる場合は、アクリル樹脂として、可視光、または紫外線や電子線のような電離放射線の照射により直接または開始剤の作用を受けて重合反応を生じるモノマーあるいはオリゴマーを用いることができ、特にアクリル基あるいはメタクリル基を有するモノマーあるいはオリゴマーが好適である。また、特に架橋によりハードコート層2の耐擦傷性、硬度を上げるには、アクリル樹脂が多官能性バインダー成分であることが好ましい。
アクリル樹脂のうち、一分子中に一個の官能基をもつモノマーあるいはオリゴマーとしては、具体的には例えば、イソアミル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、エトキシージエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシートリエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシーポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシジプロピレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレートフェノキシエチル(メタ)アクリレート、フェノキシーポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、イソボニル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシー3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸、2−(メタ)アクリロイロキシエチルーコハク酸、2−(メタ)アクリロイロキシエチルフタル酸、イソオクチル(メタ)アクリレート、イソミリスチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリロイルモルホリン等が挙げられる。
アクリル樹脂のうち、二個以上の官能基を持つモノマーあるいはオリゴマーとしては、具体的には例えば、ポリエチレングリコールジアクリレート、グリセリントリアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、アルキル変性ジペンタエリスリトールペンタエリスリトール等が挙げられ、更にベンゼン環を有する化合物としては、エチレンオキサイド変性ビスフェノールAジアクリレート、変性ビスフェノールAジアクリレートエチレングリコールジアクリレート、エチレンオキサイドプロピレンオキサイド変性ビスフェノールAジアクリレート、プロピレンオキサイドテトラメチレンオキサイド変性ビスフェノールAジアクリレート、ビスフェノールA−ジエポキシ−アクリル酸付加物、エチレンオキサイド変性ビスフェノールFジアクリレート、ポリエステルアクリレート等の多官能アクリレート類あるいはメタクリレート類が挙げられる。
また、1,2−ビス(メタ)アクリロイルチオエタン、1,3−ビス(メタ)アクリロイルチオプロパン、1,4−ビス(メタ)アクリロイルチオブタン、1,2−ビス(メタ)アクリロイルメチルチオベンゼン、1,3−ビス(メタ)アクリロイルメチルチオベンゼンなどの硫黄含有(メタ)アクリレート類を用いることも、ハードコート層2の高屈折率化に有効である。
また、ハードコートコーティング材中には、紫外線や熱による硬化を促進させるため、光または熱重合開始剤を配合してもよい。
光重合開始剤としては、一般に市販されているもので構わないが、特に例示すると、ベンゾフェノン、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン(チバスペシャリティーケミカルズ(株)製 イルガキュアー651)、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン(チバスペシャリティーケミカルズ(株)製 イルガキュアー184)、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン(チバスペシャリティーケミカルズ(株)製 ダロキュアー1173、ランベルティー社製 エサキュアーKL200)、オリゴ(2−ヒドロキシ−2−メチルー1−フェニル−プロパン−1−オン)(ランベルティー社製 エサキュアーKIP150)、(2−ヒドロキシエチル)−フェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパンー1−オン)(チバスペシャリティーケミカルズ(株)製 イルガキュアー2959)、2−メチル−1(4−(メチルチオ)フェニル)−2−モルフォリノプロパン−1−オン(チバスペシャリティーケミカルズ(株)製 イルガキュアー907)、2−ベンジル−2−ジメチルアミノー1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1(チバスペシャリティーケミカルズ(株)製 イルガキュアー369)、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)フェニルフォスフィンオキサイド(チバスペシャリティーケミカルズ(株)製 イルガキュアー819)、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチル−ペンチルフォスフィンオキサイド(チバスペシャリティーケミカルズ(株)製 CGI403)、2,4,6−トリメチルベンゾイルージフェニルーフォスフィンオキサイド(TMDPO;BASF社製 ルシリンTPO、チバスペシャリティーケミカルズ(株)製 ダロキュアーTPO)、チオキサントンまたはその誘導体などが挙げられ、これらのうち1種、あるいは2種以上混合して用いる。
また、ハードコートコーティング材中には、光増感作用の目的により第三アミン、例えばトリエタノールアミン、エチル−4−ジメチルアミノベンゾエート、イソペンチルメチルアミノベンゾエートなどを添加してもよい。
熱重合開始剤としては、主として過酸化ベンゾイル(BPO)などの過酸化物、アゾビスイソブチルニトリル(AIBN)などのアゾ化合物が用いられる。
ハードコートコーティング材中に配合する光、熱重合開始剤の量は通常、ハードコートコーティング材中の固形分(樹脂固形分と充填材との合計量)100重量部に対し、0.1〜10重量部の範囲が好ましい。
また、ハードコートコーティング材には、エポキシ基、チオエポキシ基、オキセタニル基等のカチオン重合性官能基を有するモノマーあるいはオリゴマーを配合してもよい。この場合、必要に応じて光カチオン開始剤等を組み合わせて用いる。これらのモノマーあるいはオリゴマーは多官能であることが好ましい。
アクリル樹脂を含有するハードコートコーティング材には、着色粒子及び着色染料のうちの少なくとも一方を含有させることで、ハードコート層2の吸収係数を調整することが好ましい。
着色粒子及び着色染料としては、可視光領域での光吸収効果を持つ適宜の有機顔料、無機顔料および染料の色素等から選択される少なくとも一種を用いることができる。このような着色粒子及び着色染料としては、例えばモノアゾピグメント、キナクリドン、アイアン・オキサイド・イエロー、ジスアゾピグメント、フタノシアニングリーン、フタロシアニンブルー、シアニンブルー、フラバンスロンエロー、ジアンスラキノリルレッド、インダンスロンブルー、チオインジゴボルドー、ペリノンオレンジ、ペリレンスカーレット、ペリレンレッド178、ペリレンマルーン、ジキオサジンバイオレット、イソインドリノンエロー、キノフタロンエロー、イソインドリンエロー、ニッケルニトロソエロー、マダーレーキ、銅アゾメチンエロー、アニリンブラック、アルカリブルー、亜鉛華、酸化チタン、弁柄、酸化クロム、鉄黒、チタンエロー、コバルトブルー、セルリアンブルー、コバルトグリーン、アルミナホワイト、ビリジアン、カドミウムエロー、カドミウムレッド、朱、リトポン、黄鉛、モリブデートオレンジ、クロム酸亜鉛、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、鉛白、群青、マンガンバイオレット、コバルトバイオレット、エメラルドグリーン、紺青、カーボンブラック、金属粉、アゾ染料、アントラキノン染料、インジゴイド染料、フタロシアニン染料、カルボニウム染料、キノンイミン染料、メチン染料、キノリン染料、ニトロ染料、ニトロソ染料、ベンゾキノン染料、ナフトキノン染料、ナフタルイミド染料、ベリノン染料などが挙げられる。ここで例示した以外にも、光吸収性を有するものであれば、特に制限なく使用することができる。
着色粒子を使用する場合には、その粒径は、1〜500nmの範囲であることが好ましく、5〜100nmの範囲であれば更に好ましい。
これらの光吸収材料(着色粒子、着色染料)の、ハードコートコーティング材中での含有量は、ハードコート層2が所望の吸収係数を有するように適宜調整される。その具体的な含有量は、各光吸収材料固有の吸収スペクトルや吸光係数に依存する吸収強度等に応じ、適宜調整される。
またハードコートコーティング材は、マトリックス樹脂として光吸収性を有する樹脂を含有することも好ましい。光吸収性を有する樹脂としては、遷移金属アルコキシドや、π共役系を有する有機高分子等が挙げられる。
遷移金属アルコキシドを含有するハードコートコーティング材は、例えば遷移金属アルコキシド又は遷移金属アルコキシドを含む混合物、あるいは前記遷移金属アルコキシド又は前記混合物を加水分解させて生成したゾルに、触媒金属化合物とともに前記触媒金属化合物に対して0.1〜10倍モルの量の塩基を添加して調製することができる。このハードコートコーティング材における添加された前記遷移金属アルコキシド又は前記混合物を加水分解してゲル化するか、あるいは添加された前記ゾルをゲル化することで、いわゆるゾルゲル膜からなるハードコート層2が形成される。前記遷移金属アルコキシドを構成する遷移金属としては、Pt,Pd,Rh,Ir,Au,Cu,Co,Ni,Fe,Cr,W,Mo,Agなどが挙げられる。
また、π共役系を有する有機高分子としては、芳香族環系(例えばベンゼン)、縮合芳香族環系(例えばナフタレン)、(ポリ)エン系(1種以上の共役π結合)、(ポリ)イン系(1種以上の共役アセチレン結合)、キノメチド系などのπ共役系を有する有機高分子が挙げられる。また前記のようなπ共役系における炭素原子やC=C二重結合を一種以上のヘテロ原子で置換したπ共役系(例えばチオフェン、フラン、ピリジン、ピロール)を有する有機高分子も挙げられる。また、複数種のπ共役系を備える有機高分子も挙げられる。具体的なπ共役系としては、例えばスチルベン、イミン、ヒドラジン(ピラゾリン)、ポリエン、(ポリ)アセチレン、スチルバゾリウム、スチレン、ベンゼノイド、アゾチオフェン等が挙げられる。
光吸収性を有する樹脂を使用する場合、ハードコートコーティング材中のマトリックス樹脂は光吸収性を有する樹脂のみであってもよく、また光吸収効果を有さないアクリル樹脂等の樹脂と光吸収性を有する樹脂で構成されていてもよい。マトリックス樹脂中の光吸収性を有する樹脂の比率は、この樹脂が有する光吸収性の程度に応じ、ハードコート層2が所望の吸収係数を有するように適宜調整される。
また、ハードコートコーティング材には、固形成分を溶解分散すると共に粘度調整をするため、有機溶剤を含有することが好ましい。有機溶剤の種類は特に限定されない。例えば、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール等のアルコール類;メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類;ハロゲン化炭化水素類;トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、あるいはこれらの混合物を用いることができる。それらの中でも、ケトン系の有機溶剤を用いるのが好ましく、この場合、ハードコートコーティング材を均一に塗布することが容易となり、かつ、ハードコートコーティング材の塗膜から溶剤が適度な蒸発速度で蒸発するようになって乾燥むらが生じにくくなり、このため、大面積且つ均一な厚みを有するハードコート層2を容易に形成することができるようになる。
また、ハードコートコーティング材中の溶剤の含有量は、ハードコートコーティング材中の成分を均一に溶解、分散することができ、ハードコートコーティング材の保存時に凝集を来たさず、かつ、ハードコートコーティング材の塗布時に塗膜が希薄になりすぎない程度の濃度となるように適宜調節される。この条件が満たされる範囲内で溶剤の使用量を少なくして高濃度のハードコートコーティング材を調製し、容量をとらない状態で保存し、使用時に必要分を取り出して塗工作業に適した濃度に希釈するのが好ましい。ハードコートコーティング材中の溶剤の含有量は、ハードコートコーティング材中の全固形分と溶剤との合計量に対して、溶剤が、50〜95.5重量%の範囲であることが好ましく、70〜90重量%の範囲であれば更に好ましい。このような含有量で溶剤をハードコートコーティング材中に含有させると、特に分散安定性に優れ、長期保存に適したハードコートコーティング材が得られる。
また、ハードコートコーティング材中に高屈折率粒子、すなわち高屈折率の金属や金属酸化物の超微粒子を添加することで、ハードコート層2に高屈折率粒子を含有させて屈折率を調整してもよい。高屈折率粒子は屈折率が1.6以上で粒径が0.5〜200nmのものが好ましい。高屈折率粒子の配合量はハードコート層2に対して例えば5〜70体積%の範囲となるように調整される。前記高屈折率の金属や金属酸化物の超微粒子としては、チタン、アルミニウム、セリウム、イットリウム、ジルコニウム、ニオブ、アンチモンから選ばれる一つあるいは二つ以上の酸化物の粒子が挙げられ、具体的には、例えば、ZnO(屈折率1.90)、TiO2(屈折率2.3〜2.7)、CeO2(屈折率1.95)、Sb25(屈折率1.71)、SnO2、ITO(屈折率1.95)、Y23(屈折率1.87)、La23(屈折率1.95)、ZrO2(屈折率2.05)、Al23(屈折率1.63)等の微粉末が挙げられる。また、ハードコートコーティング材中に光吸収材料(着色粒子、着色染料)を含有させる場合には、この光吸収材料でハードコート層2の吸収係数を調整すると共に屈折率を調整してもよい。
このようなハードコートコーティング材を、例えば、スピンコート法、ディップ法、スプレー法、スライドコート法、バーコート法、ロールコーター法、メニスカスコーター法、フレキソ印刷法、スクリーン印刷法、ビードコーター法等の各種方法で透明基材1上に塗布した後、乾燥し、また更に必要に応じて加熱したり電離放射線を照射したりすることで硬化成膜して、ハードコート層2を形成することができる。
このようなハードコート層2は、上記のように透明基材1との界面で反射が生じてもリップルが抑制されるため、透明基材1よりも高屈折率に形成することができる。このハードコート層2の屈折率は1.54〜1.90の範囲であることが好ましい。この屈折率が1.54より小さくなると特に反射防止用途の光学部材においては十分な反射防止効果が得られなくなるおそれがあり、またこの屈折率が1.90より大きくなるハードコート層2の高屈折率化のために高屈折率粒子を多く添加することとなって、耐摩耗性等の実用性が低下するおそれがある。また、ハードコート層2の屈折率が透明基材1の屈折率とは異なるものとなるように調整される場合、特に透明基材1とハードコート層2との屈折率差が0.02〜0.3の範囲となるように調整されると、このような屈折率差の範囲で本来生じるリップルを効果的に抑制することができる。この屈折率差が0.3より大きくなるとリップルを抑制しきれなくなり、外観ムラを充分に抑制することができなくなるおそれがある。
また、このハードコート層2には、反射光の多重干渉を引き起こさないかぎり、更に他の層を積層して設けてもよい。
例えば、上記のようにハードコート層2を高屈折率化することが可能であるため、図1に示すようにハードコート層2上に高屈折率層を介することなく低屈折率層3を直接重ねて形成することで、光学部材の反射防止性を向上することができる。
この低屈折率層3は、ハードコート層2の表面に低屈折率コート組成物を塗布成膜するなどして形成される。この低屈折率層3は、屈折率が1.30〜1.45であることが好ましく、1.30〜1.40であることが更に好ましい。また、低屈折率層3とハードコート層2との屈折率差は0.1〜0.5の範囲であることが好ましい。また、低屈折率層3の厚みは50〜400nmであることが好ましく、50〜200nmの範囲が更に好ましい。特に、この低屈折率層3の厚みdは低屈折率層3の屈折率をn、反射を低下させる光の波長をλとすると、nd=λ/4であることが好ましい。このとき、人間の目での感度が大きい550nm波長付近での波長の反射を低下させることが好ましい。
低屈折率コート組成物は、バインダー材料自身が低屈折率である場合はバインダー材料のみで調製されても良く、また、バインダー材料に低屈折率粒子を含有させることで調製されてもよい。バインダー材料としては、例えばシリコンアルコキシド、飽和炭化水素、ポリエーテルを主鎖として有するポリマー(UV硬化型樹脂、熱硬化型樹脂)等が挙げられる。またバインダー材料中にフッ素原子を含む単位が含まれていてもよい。
低屈折率粒子は、屈折率が1.5以下であることが望ましい。具体的にはシリカ微粒子、中空シリカ微粒子、フッ化マグネシウム、フッ化リチウム、フッ化アルミニウム、フッ化カルシウム、フッ化ナトリウム等のフッ化物微粒子が好ましい。これら粒子を1種類もしくは2種類以上混合して使用する。これら低屈折率粒子には、バインダー材料の樹脂等との相溶性を持たせるための表面処理が施されていてもよい。低屈折率微粒子の添加量は低屈折率層3の全量に対して例えば20〜99体積%の範囲とすることができる。
このような低屈折率コート組成物をハードコート層2に重ねて塗布し、加熱硬化等させて低屈折率層3を形成することができる。
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。尚、以下の記載における「部」は全て「質量部」を示す。
[実施例1]
透明基材1として、屈折率1.49のトリアセチルセルロースフィルムを用いた。
アクリル樹脂(新中村化学製 U−6LPA)72.0部に、イソプロピルアルコール60.0部及びジアセトンアルコール28.0部を加えて混合することでアクリル樹脂を溶解させ、混合液を調製した。この混合液に着色性粒子(メチルエチルケトンを分散溶媒とするアンチモンドープ酸化錫分散体;固形分20%)240.0部を加え、室温で混合した。この混合液に更に光重合開始剤(チバガイギー製 イルガキュア184)6.0部を加え、よく混合した後、25℃の恒温雰囲気下で1時間撹拌混合した。これにより、ハードコートコーティング材を調製した。
このハードコートコーティング材を、透明基材1の一面にワイヤバーコーター#10によって塗布し、常温で2分間乾燥した後、80℃で3分間乾燥し、更に紫外線(紫外線強度500mJ/cm)を照射して硬化させ、屈折率1.54のハードコート層2を形成した。これにより、光学部材を得た。
[実施例2]
実施例1において、ハードコートコーティング材を調製するにあたり、アクリル樹脂の使用量を84.0部、イソプロピルアルコールの使用量を108.0部、ジアセトンアルコールの使用量を28.0部、着色性粒子の使用量を180.0部、光重合開始剤の使用量を6.0部とした。このハードコートコーティング材で屈折率1.54のハードコート層2を形成した。
それ以外の条件は実施例1と同一にして、光学部材を得た。
[実施例3]
実施例1において、ハードコートコーティング材を調製するにあたり、アクリル樹脂の使用量を96.0部、イソプロピルアルコールの使用量を156.0部、ジアセトンアルコールの使用量を28.0部、着色性粒子の使用量を120.0部、光重合開始剤の使用量を6.0部とした。このハードコートコーティング材で屈折率1.54のハードコート層2を形成した。
それ以外の条件は実施例1と同一にして、光学部材を得た。
[実施例4]
ハードコートコーティング材を調製するにあたり、まずアクリル樹脂(新中村化学製 U−6LPA)108.0部に、イソプロピルアルコール204.0部及びジアセトンアルコール28.0部を加えて混合することでアクリル樹脂を溶解させ、混合液を調製した。この混合液に光吸収性の樹脂(長瀬産業製 デナトロン;イソプロピルアルコールを分散溶媒とするπ共役系高分子;固形分2%)60.0部を加え、室温で混合した。この混合液に更に光重合開始剤(チバガイギー製 イルガキュア184)6.0部を加え、よく混合した後、25℃の恒温雰囲気下で1時間撹拌混合した。これにより、ハードコートコーティング材を調製した。このハードコートコーティング材で屈折率1.54のハードコート層2を形成した。
それ以外の条件は実施例1と同一にして、光学部材を得た。
[比較例1]
ハードコートコーティング材を調製するにあたり、まずアクリル樹脂(新中村化学製 U−6LPA)120.0部に、イソプロピルアルコール252.0部及びジアセトンアルコール28.0部を加えて混合することでアクリル樹脂を溶解させ、混合液を調製した。この混合液に光重合開始剤(チバガイギー製 イルガキュア184)6.0部を加え、よく混合した後、25℃の恒温雰囲気下で1時間撹拌混合した。これにより、ハードコートコーティング材を調製した。このハードコートコーティング材で屈折率1.54のハードコート層2を形成した。
それ以外の条件は実施例1と同一にして、光学部材を得た。
[評価試験]
各実施例及び比較例で得られた光学部材について、下記の評価試験を行った。
(吸収係数)
SCI社製の光学式薄膜測定システム(FilmTek3000)を用い、ハードコート層2の300〜850nmの波長域での吸収係数を測定した。この結果を下記表1に示す。
(リップル)
光学部材の透明基材1側の面を黒色に塗装し、その反対側の面での400〜800nmの波長域での表面反射光(5°正反射光)を、分光光度計(株式会社日立製作所製 U−4100)を使用して測定した。これにより得られた分光反射率の波形における連続的な振幅の小さい波の極大値のうち最も反射率が大きいものと、この波の極小値のうち最も反射率が小さいものとの差(反射率差)を導出した。この反射率差はリップル発生を判定するための指標となり、反射率差が1.0%以下であればリップルが小さく、リップル抑制効果が発揮されているとみなる。
この反射率差の値を下記表1に示すと共に、実施例1、実施例4及び比較例1について得られた分光反射率の波形を図2に示す。
(ヘイズ)
ヘイズメータ(日本電色工業製 NDH2000)を使用して、光学部材のヘイズを測定した。この結果を下記表1に示す。
(全光線透過率)
ヘイズメータ(日本電色工業製 NDH2000)を使用して、光学部材の全光線透過率を測定した。この結果を下記表1に示す。
Figure 0005452005
このように、いずれの実施例においても、ヘイズは1%以下であり、全線透過率も比較例1より低くはあるが85%以上あるため、充分な透明性を有し、光学部材として適している。また、いずれの実施例においても、比較例1の場合よりも反射光の多重干渉が抑制されてリップル減少効果が発現している。
本発明の実施の形態の一例を示す概略の断面図である。 実施例1、実施例4及び比較例1において、光学部材からの反射光の分光反射率を測定した結果を示すグラフである。
符号の説明
1 透明基材
2 ハードコート層
3 低屈折率層

Claims (1)

  1. 透明基材の一面にハードコート層を積層し、前記ハードコート層の前記透明基材とは反対側の面に、前記ハードコート層よりも屈折率が低い低屈折率層を積層して構成され、
    前記ハードコート層が、アクリル樹脂を含む着色樹脂組成物で形成され、
    前記着色樹脂組成物が、可視光領域で光吸収効果を持つ着色粒子及び着色染料のうちの少なくとも一方を含有することで、前記ハードコート層の300〜850nmの波長域での吸収係数が0.0001cm-1以上0.1cm-1以下に調整され、
    前記着色樹脂組成物が、前記着色粒子とは異なるものであって、屈折率が1.6以上、粒径が0.5〜200nmである、チタン、アルミニウム、セリウム、イットリウム、ジルコニウム、ニオブ、アンチモンから選ばれる一つあるいは二つ以上の酸化物の粒子を含むことで、前記ハードコート層の屈折率が1.54〜1.90の範囲であって、前記透明基材よりも高屈折率であり、前記透明基材と前記ハードコート層との屈折率差が0.02〜0.3の範囲に調整され、
    全光線透過率が85%以上であり、400〜800nmの波長域での5°正反射光の分光反射率の極大値と極小値との差が1.0%以下である、前記ハードコート層と前記透明基材との界面での反射によるリップルが抑制された光学部材。
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