JP5451413B2 - 像加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は電子写真方式・静電記録方式などの適宜の作像プロセスにより記録材に画像形成を行う複写機・ファクシミリ・プリンタ、それらの複合機能機等の画像形成装置に搭載される画像定着装置として用いて好適な電磁誘導加熱方式の像加熱装置に関する。
像加熱装置としては、記録材上の未定着画像を加熱して固着画像として定着或いは仮定着する定着装置、記録材に定着された画像を加熱することにより画像の光沢を増大させる光沢増大化装置を挙げることができる。また、インクジェット方式などの、染料や顔料を含む液体により画像形成を行う画像形成装置においてインクを速く乾かすための像加熱装置などを挙げることができる。
特許文献1に示されるように、加熱源として高周波誘導を利用した電磁誘導加熱方式の定着装置が提案されている。この装置は、加熱回転体(加熱部材)としての、金属導体(誘導発熱体)からなる中空の定着ローラの内部にコイルが同心状に配置されている。そして、このコイルに高周波電流を流して生じた高周波磁界により定着ローラに誘導渦電流を発生させ、定着ローラ自体の表皮抵抗によって定着ローラそのものをジュール発熱させるようになっている。この装置によれば、電気−熱変換効率が極めて向上するため、省エネ性の向上が可能となる。誘導電流の発生を利用することで直接定着ローラを発熱させることができて、ハロゲンランプを熱源として用いた熱ローラ方式の定着装置よりも高効率の定着プロセスを達成している。
このような装置の磁束発生手段には、一般的にフェライトコアを用いたコアユニットが用いられている。例えば、特許文献2や同3では、製造効率化のため、複数のコア間を接着剤や、樹脂で固定する提案がなされている。
このような装置であっても、装置に通紙使用可能な最大幅サイズの記録材の全域を定着温度で加熱して画像を定着するように作動するために、実際にトナーを定着する以上のエネルギーを消費しまう。又、通紙域の温度を調整するための電力制御は電流及び周波数を可変にして制御している。そのため、記録材による放熱などで急激に通紙部の温度が低下した場合に、多くの電力を供給しようとすると、記録材の幅サイズによっては、定着ローラの通紙域ではない領域(非通紙部領域)に必要以上の電力が供給されてしまう。これによりその領域が異常昇温して機内昇温や定着装置構成部材の熱劣化を引き起こしてしまうおそれがある。その対応手段として、特許文献2に示されるように、発熱体である整磁合金のキュリー温度をほぼ定着温度付近に調整し、電流供給手段による供給電流値を固定する手段が有効的である。
特開昭59−033787号公報 特許第4087498号公報 特開2006−145949号公報
しかしながら、特許文献2、3の定着装置において、コアは接着材や樹脂により固定されており、その固定ホルダが熱膨張の違いにより長手で反りが発生し、定着ローラとコイルとの距離が安定せず、ローラの発熱が安定しないという課題がある。また、コアが固定されているため熱膨張によりホルダがそった場合、コアに過度なストレスがかかり、コアにヒビ、欠け等が発生する可能性があり(フェライトコアは、もろく、かけやすい)、ローラの発熱が安定しないという課題がある。
また、一般的に定着ローラの外径形状は、しごき効果による紙しわ防止のため、図6の(b)のモデル図に示すように、金属中空パイプを外径切削により逆クラウン形状加工している。1は定着ローラであり、モデル図は定着ローラ1の長手に沿う肉厚断面を示すものである。dxは逆クラウン量である。5は定着ローラ1の内側にローラ長手に沿って配列されている複数の磁性体コアである。g1はローラ内面とコア5との間隔距離(ギャップ)である。外径切削により逆クラウン形状加工した定着ローラ1内径はローラ長手方向に沿ってストレートのため、定着ローラ1の長手方向の端部から中央部にかけて徐々に肉厚が減少する(d3<d2<d1)。整磁合金製の定着ローラ1の場合、キュリー温度以上の発熱量Pc(=非通紙部の発熱量)は肉厚に反比例するため、図6の(b)のような切削品であると非通紙部昇温効果が十分に得られない(非通紙部の肉厚が除所に減少しているため)という課題がある。
本発明は、電磁誘導加熱方式の像加熱装置における上記のような問題を解決するものである。即ち、整磁合金製の加熱回転体を使用した装置においても、加熱回転体の発熱を安定させ、通紙域でない領域の異常昇温(端部昇温、非通紙部昇温)による機内昇温や装置構成部材の熱劣化などを防止し、良好な画像加熱性能を得ることを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明に係る像加熱装置の構成は、磁束の作用により電磁誘導発熱する円筒状の加熱回転体と、前記加熱回転体の内部に配置され、磁束を発生して前記加熱回転体を加熱する磁束発生手段と、を備え、前記加熱回転体の熱により記録材に担持された画像を加熱する像加熱装置であって、前記磁束発生手段は、前記加熱回転体の軸線方向に沿って配列されている複数の磁性体コアと、前記磁性体コアを保持するコアホルダと、前記コアホルダの外側に配置されているコイルと、前記コイルの外側に配置され前記コイルを保持するコイルホルダを有し、前記コアホルダは、前記加熱回転体の内部において前記加熱回転体の軸線に平行で前記軸線を含む面を直径面としたとき前記直径面にほぼ倣った形状のベース板部分と前記ベース板部分の一方面側と他方面側にほぼ対称形状に配設された磁性体コア保持構造部分とを有しており、前記コイルホルダは、前記加熱回転体の内周面に沿う様な半円筒形状をしており、前記加熱回転体の軸線方向に関して両端部側と中央部との少なくとも3箇所で前記コアホルダにより位置決めされていることを特徴とする。
本発明によれば、整磁合金製の加熱回転体を使用した装置においても、加熱回転体の発熱を安定させ、通紙域でない領域の異常昇温による機内昇温や装置構成部材の熱劣化などを防止し、良好な像加熱性能を得ることが可能となる。
(a)は画像形成装置の一例の構成模型図、(b)は定着装置の要部の拡大横断面模型図である。 定着装置の要部を記録材導入側から見た模型図である。 (a)はコイル・アセンブリ(磁束発生手段)の外観斜視図、(b)はその分解斜視図である。 (a)はコアホルダとコアとの分解斜視図、(b)はコアが装着された状態のコアホルダの拡大横断面模型図である。 (a)はコアの遊びの説明図、(b)はコアホルダによるコイルホルダの位置決め構造(スナップフィット)の説明図である。 (a)はバルジ加工により逆クラウン形状を形成した定着ローラの説明図、(b)は切削により逆クラウン形状を形成した定着ローラの説明図、(c)は比較実験例の説明図である。
[実施例]
(1)画像形成装置例
図1の(a)は本発明に従う電磁誘導加熱方式の像加熱装置を画像加熱定着装置114として備えた画像形成装置100の一例の構成模型図である。本例の装置100は転写式電子写真プロセス利用、レーザー走査露光方式の画像形成装置(複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機能機等)である。
101は原稿読取装置(イメージスキャナー)、102は領域指定装置(デジタイザー)であり、何れも装置100の上面側に配設してある。装置101は該装置の原稿台上に載置した原稿面を内部に設けた光源等からなる走査照明光学系により原稿を走査し、原稿面からの反射光をCCDラインセンサ等の光センサにより読み取り、画像情報を時系列電気デジタル電気信号に変換する。装置102は原稿の読み取り領域等の設定を行い、信号を出力する。104は装置101、装置102、プリントコントローラ103等からの信号を受けて、画像形成機器の各部に指令を送る信号処理及び種々の作像シーケンス制御を行う制御部(CPU)である。
以下は画像形成機構部(作像機構部)の説明である。105は像担持体としての回転ドラム型の電子写真感光体(以下、ドラムと記す)であり、矢印の時計方向に所定の周速度にて回転駆動される。ドラム105はその回転過程で、帯電装置106により所定の極性・電位の一様な帯電処理を受け、その一様帯電面に対して画像書き込み装置107による像露光Lを受ける。これにより、一様帯電面の露光明部の電位が減衰してドラム105の面に露光パターンに対応した静電潜像が形成される。装置107は本例の場合はレーザースキャナーであり、制御部104において信号処理された画像データに従って変調されたレーザー光Lを出力し、回転するドラム105の一様帯電面を走査露光して画像情報に対応した静電潜像を形成する。
次いで、その静電潜像が現像装置108によりトナー画像として現像される。そのトナー画像が転写帯電装置109の位置において、給紙機構部側からドラム105と装置109との対向部である転写部Tに所定の制御タイミングにて給送された記録材Pにドラム105の面から静電転写される。給紙機構部は、本例の場合は、幅サイズを異にする記録材Pを積載収容した第1のカセット給紙部110又は第2のカセット給紙部111から1枚分離給紙された記録材Pを転写部Tに所定のタイミングにて搬送する記録材搬送路112を有している。記録材Pの幅サイズとは記録材の搬送方向に直交する方向の寸法である。第1のカセット給紙部110には装置に通紙使用可能な最大幅サイズの記録材(大サイズ紙)が積載収容されている。第2のカセット給紙部110にはそれよりも幅サイズが小さい記録材(小サイズ紙)が積載収容されている。
転写部Tでドラム105の面からトナー画像の転写を受けた記録材Pは、ドラム105の面から分離され、定着装置114へ搬送されて未定着トナー画像の定着処理を受け、装置外部の排紙トレイ115上に排紙される。一方、記録材分離後のドラム105の面はクリーニング装置113により転写残りトナー等の付着汚染物の除去を受けて清掃されて繰り返して作像に供される。
(2)定着装置
図1の(b)は定着装置114の要部の拡大横断面模型図、図2は装置114の要部を記録材導入側から見た模型図である。装置114の駆動側を奥側、被駆動側を手前側とする。この装置114は、加熱ローラ型で、電磁誘導加熱方式の像加熱装置である。装置114は、磁束の作用により電磁誘導加熱する円筒状の加熱回転体としての加熱ローラ1を有する。また、加熱ローラ1との間に記録材Pを挟持搬送して画像tを加熱・加圧する当接部(加熱部)としての定着ニップ部Nを形成する加圧回転体としての加圧ローラ2を有する。また、加熱ローラ(以下、定着ローラと記す)1の内部に配置され、定着ローラ1を電磁誘導加熱する磁束発生手段としてのコイル・アセンブリ3を有する。
定着ローラ1は、誘導発熱体としての円筒状(中空)の芯金(金属層、導電層)1aを有するローラであり、芯金1aの外周面にはフッ素樹脂等がコーティングされて耐熱性の離型層(伝熱材)1bが形成されている。芯金1aは、例えば鉄、ニッケル、SUS430、鉄−ニッケル合金、鉄−ニッケル−クロム合金、ニッケル−コバルト合金等の磁性金属(導電体、磁性体)である。或いは、特開2000−39797号公報等に開示されるように、キュリー点温度を所望に調整した整磁合金である。本実施例の定着ローラ1の芯金1aは整磁合金製であり、厚さは0.05mm〜1.5mm、キュリー点温度は記録材Pに対してトナー画像tが定着可能な温度よりも高く、後述する励磁コイル6(61・62)の耐熱温度よりも低く設定されている。本実施例では、定着温度が195℃、上記の耐熱温度が230℃に設定している為、キュリー点温度は205℃に設定してある。
定着ローラ1は、両端部側をそれぞれ定着装置の手前側と奥側の側板(定着装置フレーム)21・22間に軸受23を介して回転可能に支持されて配設されている。内空部には、芯金1aに誘導電流(渦電流)を誘起させてジュール発熱させるための高周波磁界を生じる、磁束発生手段としてのコイル・アセンブリ3が挿入されて配設されている。
加圧ローラ2は、軸芯2aと、その軸芯2aの外回りに同心一体にローラ状に形成された耐熱ゴム層であるシリコンゴム層(弾性体層)2bと、更にその外周面に形成された離型層2cを有する弾性ローラである。弾性体層2bが表面離型性を有するものであれば離型層2cは省略することができる。加圧ローラ2は定着ローラ1の下側に並行に配列されて、軸芯2aの両端部側がそれぞれ定着装置の手前側と奥側の側板21・22間に軸受26を介して回転可能に保持されている。そして、加圧ローラ2が定着ローラ1の下面に対して付勢手段(不図示)により弾性体層2bの弾性に抗して所定の押圧力にて圧接されている。これにより、定着ローラ1と加圧ローラ2との間に、記録材搬送方向aに関して所定のニップ長(ニップ幅)の定着ニップ部Nが形成されている。
コイル・アセンブリ3は全体的に円柱状の部材であり、磁性材からなる磁性体コア(芯材)5、励磁コイル(誘導コイル、誘導発熱源)6(61、62)、絶縁部材製のコアホルダ7、コイルホルダ81・82等の組み立て体である。アセンブリ3の外径は定着ローラ1の内径よりも所定に小さく、長さは定着ローラ1の長さよりも所定に長い。アセンブリ3は、定着ローラ1の内空部にほぼ同心に挿入されて、手前側と奥側の端部がそれぞれ定着装置の手前側と奥側の支持部材24・25間に非回転に固定支持されている。これにより、アセンブリ3は、定着ローラ1内において、定着ローラ1の内面に非接触に所定の間隔(隙間)を存して、かつ所定の角度姿勢にて配設されている。コア5はコアホルダ7に形成された通孔7aに挿入されて保持されている。コイル6(61・62)はコアホルダ7の周囲に銅線を巻回して形成されている。本実施例では、コイル6は第1コイル61と第2コイル62の2個からなり、この2個のコイル61・62により定着ローラ1のほぼ全周を加熱する。コイル6は、定着ローラ1の外部に露呈しないようにアセンブリ3内に収納されている。コア5としては、透磁率が大きく自己損失の小さい材料がよく、例えばフェライト、パーマロイ、センダスト等が適している。コイル6は定着ローラ1を十分に加熱する交番磁束を発生するものでなければならないが、そのためには抵抗成分が低く、インダクタンス成分を高くとる必要がある。コイル6の芯線としてφ0.1〜0.3の細線をほぼ80〜160本ほど束ねたリッツ線を用いている。細線には絶縁被覆電線を用いている。また、コア5周回するようにコアホルダ7の形状に合わせて横長舟型に複数回巻回してコイル61.62としてある。コイル61・62は定着ローラ1の長手方向に巻かれている。6a・6bはコイル6の2本の外方引出しリード線(コイル供給線)であり、アセンブリ3の奥側の端部から外部に引き出されている。そして、コイル6(61.62)に高周波電流を供給する電流供給手段と定電流を供給する定電流化手段と、周波数を可変制御する周波数可変制御手段としてのコイル駆動電源(周波数可変制御部、定電流回路)116に接続されている。
13は分離爪であり、ニップ部Nに導入されニップ部Nを出た記録材Pが定着ローラ1に巻き付くのを抑え、定着ローラ1から分離させる役目をする。ホルダ7、分離爪13、コイルホルダ81・82は、例えば液晶ポリマー、ポリイミド、ポリフェニレンサルファイドなどの耐熱および電気絶縁性エンジニアリング・プラスチックから形成されている。Gは定着ローラ1の奥側の端部に同心に固着して配設された定着ローラドライブギアである。このギアGに駆動源Mから伝達系(不図示)を介して回転力が伝達されることで、定着ローラ1が図1の(b)において矢印Aの時計方向に所定の周速度にてコイル・アセンブリ3の外回りを回転駆動される。加圧ローラ2はこの定着ローラ1の回転駆動に従動して矢印の反時計方向Bに回転する。
14は定着ローラクリーナである。クリーナ14は、クリーニング部材としてのクリーニングウエブ14aをロール巻きに保持したウエブ繰り出し軸部14bと、ウエブ巻取り軸部14cを有する。また、該両軸部14b・14c間のウエブ部分を定着ローラ1の外面に押し付ける押し付けローラ14dを有する。ローラ14dで定着ローラ1に押し付けられたウエブ部分で、定着ローラ1面にオフセットしているトナーが拭われて定着ローラ面が清掃される。定着ローラ1に押し付けられるウエブ部分は軸部14b側から軸部14c側にウエブ14aが少しずつ送られることで徐々に更新される。
15はサーモスタット(定着ローラ1の温度を検知する温度検知手段)であり、定着ローラ温度の異常上昇時(熱暴走時)の対策として、定着ローラ1に接触または近接して設けられている。このサーモスタット15は、予め設定された温度になると接点を開放してコイル6への通電を切断する。これにより、定着ローラ1が所定温度以上の高温となるが防止される。本実施例では、通紙は中央基準で行われる。Cはその中央基準である。すなわち、装置に通紙使用可能ないかなる幅サイズの記録材でも、記録材の幅中央部が定着ローラ1の軸線方向中央部を通過することになる。本実施例の装置100においては、通紙できる記録材の最大幅サイズ(大サイズ紙)はA4横である。また通紙できる記録材の最小サイズはB5Rである。P1は大サイズ紙の通紙領域幅、P2は大サイズ紙よりも幅サイズが小さい小サイズ紙の通紙領域幅である。
第1のサーミスタ11(温度検知手段)は、定着ローラ1の中央温度検知装置として、小サイズ紙の通紙領域幅P2のほぼ中央部に対応する定着ローラ中央部分の温度を検知する。サーミスタ11は、定着ローラ中央部分において定着ローラ1を隔ててコイル6に向かい合うように、定着ローラ1の表面に対して弾性部材16により押圧して弾性的に圧接させて配置されている。第2のサーミスタ12(温度検知手段)は、定着ローラ1の端部温度検知装置として、非通紙部昇温を発生する、大サイズ紙の通紙領域幅P1と小サイズ紙の通紙領域幅P2との差領域に対応する定着ローラ端部の温度を検知する。サーミスタ12は、定着ローラ端部において定着ローラ1の表面に対して弾性部材16により押圧して弾性的に接触させて配置されている。
制御部104は装置のメイン電源スイッチ(不図示)のONにより装置を起動させて所定の作像シーケンス制御をスタートさせる。定着装置114は駆動源Mの起動により定着ローラ1の回転が開始される。この定着ローラ1の回転に従動して加圧ローラ2も回転する。また制御部104はコイル駆動電源116を起動してコイル6に高周波電流を流す。これによりコイル6の周囲に高周波交番磁束が発生し、定着ローラ1が電磁誘導発熱して所定の定着温度、本実施例では195℃に向かって昇温していく。定着ローラ1の昇温が第1および第2のサーミスタ11および12で検知され、その検知温度情報が制御部104に入力する。制御部104は第1のサーミスタ11を温度調整用の温度検知手段として該サーミスタ11から入力する定着ローラ検知温度が上記定着温度に立ち上がって維持されるように電源116からコイル6に供給される電力を制御する。定着ローラ1が定着温度に温調された状態において、ニップ部Nに対して作像部側から未定着トナー像tを担持した記録材Pが導入されてニップ部Nを挟持搬送されていく。これにより、定着ローラ1の熱とニップ部Nの加圧力で、未定着トナー像tが記録材Pの面に定着される。
通紙される記録材Pが小サイズ紙の場合は、ニップ部Nの大サイズ紙通紙領域幅P1と小サイズ紙通紙領域幅P2との差領域が非通紙部領域となる。そして、小サイズ紙の通紙が連続的になされと、通紙域である小サイズ紙通紙領域幅P2に対応する定着ローラ部分の温度は所定の定着温度195℃に維持されるが、非通紙部領域に対応する定着ローラ部分の温度は昇温していく。即ち、非通紙部領域に対応する定着ローラ部分はその部分の熱は記録材やトナー画像の加熱に消費されないので所定の定着温度195℃を越えて昇温(非通紙部昇温)していく。本実施例では、定着ローラ芯金に整磁合金を用いているため、非通紙部昇温し、定着ローラ端部の温度がキュリー温度に達すると、定着ローラ端部の磁性が急激に低下することで発熱量が減少し定着ローラの温度がキュリー温度以上には上がらない。つまり、定着ローラ1ではキュリー温度に到達すると力率が低下し、これに伴いコイル6の消費電力が低下し、定着ローラ1は発熱を抑制する方向に働くので自己温度制御が可能となる。
すなわち、本実施例では電磁誘導加熱の発熱量Pは〈式1〉のように定着ローラの表皮抵抗Rsに比例し、渦電流iの2乗に比例することから、表皮抵抗Rsは〈式2〉で表され、渦電流iはコイルが発生する磁界Hに比例する。また、磁界Hは、コイルのターン数Nとコイル電流Iに比例することから、定着ローラがキュリー温度未満での発熱量Pは〈式3〉となる。また、キュリー温度以上になると、δ>>d(d:定着ローラの芯金肉厚)となるため、発熱量Pcは〈式4〉となり、定着ローラがキュリー温度以上である非通紙部領域では〈式4〉より、発熱量が周波数に依存せず、コイル電流Iに比例、芯金肉厚dに反比例する。
(3)コイル・アセンブリ3
アセンブリ3の構成について詳細に説明する。図3の(a)はアセンブリ3の外観斜視図、(b)はアセンブリ3の分解斜視図である。図4の(a)はコアホルダ7とコア5との分解斜視図、(b)はコア5が装着された状態のコアホルダ7の拡大横断面模型図である。アセンブリ3は、前記のように、磁束の作用により電磁誘導加熱する円筒状の加熱回転体である定着ローラ1の内部に配置され、磁束を発生して定着ローラ1を加熱する磁束発生手段である。そして、アセンブリ3は全体的に円柱状の部材であり、コア5と、コア5を保持するコアホルダ7と、コアホルダ7の外側に位置している励磁コイル6(61・62)と、コイル6の外側に位置し、コイル6を保持するコイルホルダ81・82の組み立て体である。
コアホルダ7は定着ローラ1の軸線方向(定着ローラ1の長手方向)に長い部材であり、定着ローラ1の直径面に沿った形状で、直径面に対してほぼ対称形状をしている。本実施例においては、コアホルダ7は長手方向(定着ローラ1の軸線方向)に沿って複数の磁性体コア5を一列に隣接して保持している。本実施例においては、コアホルダ7は互いにほぼ同じ形状の10個のコア5をほぼ同じ間隔にて保持している。より具体的には、図4に示すように、コアホルダ7は長手方向に沿ってほぼ同じ間隔にてコア挿入用の10個の穴7aが形成されていて、その各穴7aにそれぞれコア5が均一差し込まれている。各コア5の両側面には、凹状の溝5aが設けられている。各穴7aに差し込まれた個々のコア5は溝5aに対してコアホルダ7側に形成された爪部7bがスナップフィットで嵌まり込む。これにより、各コア5はコアホルダ7の各穴7aに抜け止めされて保持されている。そして、コアホルダ7に保持された10個のコア5の外側を囲んで位置するように横断面ほぼ半円状の一対のコイル61・62が配置される。そして、更にその一対のコイル61・62の外側を囲んで位置するように半円筒状の一対のコイルホルダ81・82がコイル61・62を挟み込んで配置される。コイルホルダ81・82は、横断面において定着ローラ1の内周面に沿う様な半円筒形状をしている。そして、コイル61・62を挟み込んで配置されたコイルホルダ81・82は長手両端部においてビス止めされて互いを固定されている。これにより、図3の(a)のような全体的に円柱状のアセンブリ3が組み立てられている。
アセンブリ3において、コア5は、コアホルダ7に形成された爪部7bにスナップフィットで嵌められており、図5の(a)のように、コイルホルダ82のコア固定面82aと爪部7bとの間で挟まれている。コア5とコア固定面82aとの間には隙間αが設けられており、コア5には若干のガタ(遊び)を生じさせている。本実施例では、隙間αは0.5mmに設定している。そのため、コイルホルダ81・82やコア5などの部品精度がばらついたり、熱により膨張したとしても、ガタで吸収するため、形状安定する。これによりコア5に過度なストレスがかからないため欠けやひびが発生しない。よって、コア5の位置精度が向上し、定着ローラ1の発熱が安定する。
また、アセンブリ3において、コイルホルダ81・82は、定着ローラ1の軸線方向に関して、両端部側と中央部との少なくとも3箇所において、コアホルダ7により位置決めされている。より具体的に説明すると、図5の(b)は、図3の(a)におけるアセンブリ3の前F、中央C、奥R、各部の断面を示すものである。コイルホルダ81・82の半円弧端部と、上下ほぼ対称形状のコアホルダ7の左右端部には、複数の爪部81a・82a、及び7dが設けられている。コイルホルダ81・82の爪部81a・82aは、スナップフィットによりコイルホルダ81・82がたわみコアホルダ7の爪部7dに嵌り、固定されている。即ち、コイルホルダ81・82はコアホルダ7により位置決めされている。上記構成にすることより、熱がかかり、アセンブリ3が長手に膨張しても、コイルホルダ81・82はコアホルダ7にならい長手で反りにくくなる。よって定着ローラ1と、コイル6(61・62)、コア5間の距離保障が可能となり、定着ローラ1の発熱が安定する。即ち、コアホルダ7は定着ローラ1の直径面に対して対称形状していることで、熱がかかり、アセンブリ3が長手に膨張してもコアホルダ7は反りが生じにくい。そして、このコアホルダ7に位置決め(固定)されているコイルホルダ81・82も反りが生じにくいコアホルダ7にならい長手で反りにくくなる。そのため、熱がかかり、アセンブリ3が長手に膨張しても、コイルホルダ81・82はコアホルダ7にならい長手で反りにくく、定着ローラ1と、コイル6(61・62)、コア5間の距離保障が可能となり、定着ローラ1の発熱が安定する。また、複数のコア間を接着剤や、樹脂で固定していない方がコアホルダ7に反りを生じにくくする上でより好ましい。
また、図1の(b)に示すように、コアホルダ7には、温度検知手段であるサーミスタ11・12、サーモスタット15とは逆側に補強リブ7c(補強部)を設けている。即ち、定着ローラの外面に接触または近接して配設され、該ローラの温度を検知する温度検知手段を有する構成において、コアホルダ7は、定着ローラの円周断面に関して、温度検知手段が配設された側の半円周面側とは反対方向の半円周面側に補強部7cを有する。そのため、仮に熱膨張により、アセンブリ3が長手にそったとしても、アセンブリ3は必ず温度検知手段11・12、サーモスタット15方向に反るようにしている。それにより、コイル6、コア5と定着ローラ1との距離が短くなるとローラ温度は高くなるため、反った側のローラ温度が高くなる。本実施例では、温度検知手段11・12、サーモスタット15方向に反るようにしているため、異常時に温度上昇したとしても、確実に定着装置の温度上昇を防止することが可能となる。
(4)定着ローラ1
定着ローラ1の外径形状は、しごき効果による紙しわ防止のために逆クラウン形状加工している。本実施例では、定着ローラ1の芯金1aに逆クラウン形状をつける際、特開平8−123231号公報で提案されているバルジ加工により、定着ローラ1の長手方向に関して均一な肉厚で逆クラウン形状を形成している(図6の(a))。よって、芯金強度の向上が可能のため、同肉厚の従来の切削加工の定着ローラ(図6の(b))よりもより高い加圧力をかけることが可能となる。
また、芯金1aには整磁合金を使用している。それにより、前記の〈式4〉より、従来の切削による逆クラウン加工では、非通紙部の肉厚が少なくなるのに対し、本実施例の定着ローラ1は肉厚が一定のため非通紙部昇温を効率良く防止することが可能である。本実施例では、肉厚d1=1.0mm、逆クラウン量dxは0.3mmである。そのため、従来の切削による定着ローラ1の非通紙部領域の肉厚は0.8〜0.9mmとなるのに対し、本実施例における定着ローラ1の非通紙部領域の肉厚は均一のため1.0mmである。よって、本実施例にの定着ローラの非通紙部領域の発熱量Pcは前記の〈式4〉より、従来の切削加工品より10%〜20%少ない。よって、効率良く非通紙部昇温を防止出来る。
また、本実施例では、バルジ加工により外径を逆クラウン形状を形成した定着ローラ1と、コイルおよびコアのギャップは、定着ローラ1の長手方向中央部よりも端部の方が離れている。また長手方向のコア配置の分布を均一化している。つまり、g1>g2>g3→磁束の強さ:g1部<g2部<g3部→発熱量:g1部<g2部<g3部となる。よって定着ローラ1の非通紙部昇温防止可能である。
本実施例の定着ローラ1は、長手方向において肉厚が一定のため従来の切削加工品よりも10%高い加圧力をかけている。そのため、従来の切削加工品よりも高い定着性を確保可能となっている。
上記構成により、本実施例では、長手のコア分布を均一化でき、長手温度分布を均一化可能で、最大幅サイズ紙の定着が可能である。
比較実験として、図6の(c)に示すように、定着ローラ1の切削加工品でコア長手配置変更し、長手方向中央部を密、端部を疎にして端部昇温対策を行った。その結果、端部昇温可能となったが、端部温度ダレが発生し、最大幅サイズ紙において、定着不良が発生した。
114・・像加熱装置、1・・加熱回転体、2・・磁束発生手段、5・・磁性体コア、6・・励磁コイル、7・・コアホルダ、81・82・・コイルホルダ、P・・記録材、t・・画像

Claims (7)

  1. 磁束の作用により電磁誘導発熱する円筒状の加熱回転体と、前記加熱回転体の内部に配置され、磁束を発生して前記加熱回転体を加熱する磁束発生手段と、を備え、前記加熱回転体の熱により記録材に担持された画像を加熱する像加熱装置であって、
    前記磁束発生手段は、前記加熱回転体の軸線方向に沿って配列されている複数の磁性体コアと、前記磁性体コアを保持するコアホルダと、前記コアホルダの外側に配置されているコイルと、前記コイルの外側に配置され前記コイルを保持するコイルホルダを有し、前記コアホルダは、前記加熱回転体の内部において前記加熱回転体の軸線に平行で前記軸線を含む面を直径面としたとき前記直径面にほぼ倣った形状のベース板部分と前記ベース板部分の一方面側と他方面側にほぼ対称形状に配設された磁性体コア保持構造部分とを有しており、前記コイルホルダは、前記加熱回転体の内周面に沿う様な半円筒形状をしており、前記加熱回転体の軸線方向に関して両端部側と中央部との少なくとも3箇所で前記コアホルダにより位置決めされていることを特徴とする像加熱装置。
  2. 前記加熱回転体の外面に接触または近接して配設され、前記加熱回転体の温度を検知する温度検知手段を有し、前記コアホルダは、前記加熱回転体の円周断面に関して、前記温度検知手段が配設された側の半円周面側とは反対方向の半円周面側に補強部を有していることを特徴とする請求項1に記載の像加熱装置。
  3. 前記コイルホルダの前記コアホルダによる位置決めはスナップフィットによりなされていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の像加熱装置。
  4. 前記複数の磁性体コアは前記コアホルダとの間で接着剤または樹脂による固定がなされていないことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の像加熱装置。
  5. 前記加熱回転体との間に前記記録材を挟持搬送して画像を加熱・加圧する当接部を形成する加圧回転体を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の像加熱装置。
  6. 前記加熱回転体は整磁合金であることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の像加熱装置。
  7. 前記加熱回転体はバルジ加工により逆クラウン形状加工されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の像加熱装置。
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