JP2003308957A - 像加熱装置 - Google Patents

像加熱装置

Info

Publication number
JP2003308957A
JP2003308957A JP2002116472A JP2002116472A JP2003308957A JP 2003308957 A JP2003308957 A JP 2003308957A JP 2002116472 A JP2002116472 A JP 2002116472A JP 2002116472 A JP2002116472 A JP 2002116472A JP 2003308957 A JP2003308957 A JP 2003308957A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
core
rotating member
cores
heating device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002116472A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Ushio
健志 牛尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2002116472A priority Critical patent/JP2003308957A/ja
Publication of JP2003308957A publication Critical patent/JP2003308957A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • General Induction Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁誘導加熱方式の像加熱装置の非通紙部昇
温を防止あるいは緩和して非通紙部昇温に起因する問題
を解決する。 【解決手段】 励磁コイルと磁性体コアを有する磁束発
生手段により、導電性を有する回転部材に磁場を作用さ
せて加熱する電磁誘導加熱方式の加熱装置において、小
サイズ紙通紙時に端部に配置した磁性体コアを中央に移
動することで、端部の発熱を減少させ端部の過昇温を防
ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真式の複写
機、プリンタおよびファクシミリ等の画像形成装置に用
いられる該定着装置に用いられる定着ローラ、および定
着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機・プリンタ・ファックス
等の画像形成装置における画像加熱定着装置を例にして
説明する。
【0003】画像形成装置における画像加熱定着装置
は、画像形成装置の作像部において電子写真・静電記録
・磁束記録等の適宜の画像形成プロセス手段により、加
熱溶融性の樹脂等よりなるトナー(顕画剤)を用いて記
録材の面に直接方式若しくは間接(転写)方式で形成し
た未定着のトナー画像を記録材面に永久固着画像として
加熱定着処理する装置である。
【0004】従来、そのような画像加熱定着装置とし
て、熱ローラ方式、フィルム加熱方式、電磁誘導加熱方
式等の各種装置がある。
【0005】a.熱ローラ方式 これは、ハロゲンランプ等の熱源を内蔵させて所定の定
着温度に加熱・温調した定着ローラ(熱ローラ)と加圧
ローラとの回転ローラ対からなり、該ローラ対の圧接ニ
ップ部(定着ニップ部)に被加熱材としての、未定着ト
ナー画像を形成担持させた記録材を導入して挟持搬送さ
せることで未定着のトナー画像を記録材面に加熱定着す
る装置である。
【0006】しかしながら、この装置は定着ローラの熱
容量が大きくて、加熱に要する電力が大きい、ウエイト
タイム(装置電源投入時からプリント出力可能状態にな
るまでの待ち時間)が長い等の問題があった。また、定
着ローラの熱容量が大きいため、限られた電力で定着ニ
ップ部の温度を上昇させるためには大きな電力を必要と
するという問題があった。
【0007】その対策としては、定着ローラの肉厚を薄
くして、定着ローラの熱容量を低減することが行われ
る。しかし、薄す過ぎると強度不足となる。さらに、後
述するフィルム定着と同様に非通紙部昇温の問題が発生
する。
【0008】b.フィルム加熱方式 これは、加熱体と、一方の面がこの加熱体と摺動し他方
の面が記録材と接して移動するフィルムを有し、加熱体
の熱をフィルムを介して記録材に付与して未定着のトナ
ー画像を記録材面に加熱定着処理する装置である(特開
昭63−313182号公報、特開平2−157878
号公報、特開平4−44075〜44083、2049
80〜204984号公報等)。
【0009】このようなフィルム加熱方式の装置は、加
熱体として低熱容量のセラミックヒータ等を、フィルム
として耐熱性で薄い低熱容量のものを用いることができ
て、熱容量が大きい定着ローラを用いる熱ローラ方式の
装置に比べて格段に省電力化・ウエイトタイム短縮化が
可能となり、クイックスタート性があり、また機内昇温
を抑えることができる等の利点がある。
【0010】c.電磁誘導加熱方式 これは加熱体として電磁誘導発熱体を用い、該電磁誘導
発熱体に磁場発生手段で磁場を作用させて該電磁誘導発
熱体に発生する渦電流に基づくジュール発熱で被加熱材
としての記録材に熱を付与して未定着のトナー画像を記
録材面に加熱定着処理する装置である。
【0011】特公平5−9027号公報には強磁性体の
定着ローラを電磁誘導加熱する熱ローラ方式の装置が開
示されており、発熱位置を定着ニップ部に近くすること
ができ、ハロゲンランプを熱源として用いた熱ローラ方
式の装置よりも高効率の定着プロセスを達成している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、定着ロ
ーラの熱容量が大きいため、限られた電力で定着ニップ
部の温度を上昇させるためには大きな電力を必要とする
という問題があった。定着ローラの熱容量を低減するこ
とが、この問題の一つの解決方法である。たとえば、定
着ローラの肉厚を薄くすることである。
【0013】特開平4−166966号公報には熱容量
を低減したフィルム状の定着ローラ(フィルム)を用い
た電磁誘導加熱方式の定着装置が開示されている。
【0014】しかしながら、熱容量を低減したフィルム
状の定着ローラ(フィルム)では、長尺方向(定着ニッ
プ部長手方向)の熱流が阻害されるため、小サイズ記録
材を通紙した場合に非通紙部での過昇温(非通紙部昇
温)が発生して、フィルムや加圧ローラの寿命を低下さ
せるという問題が発生していた。この非通紙部昇温の問
題は前記b項のフィルム加熱方式の装置の場合も同様で
ある。
【0015】したがって、本発明が解決しようとする課
題は非通紙部における過昇温が防止されて、高耐久化が
可能な画像形成装置の画像加熱定着装置の提供である。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る加熱装置は、誘導電流を発生する電
源と、誘導電流を印可し磁場を発生させる励磁コイル
と、磁路を形成する複数の磁性体コアから構成される磁
場発生手段を有し、少なくとも一部に導電性を有する回
転部材と、該磁場発生手段により該回転部材に磁場を作
用させて該回転部材に発生する渦電流による発熱により
該回転部材を加熱し、該回転部材に被加熱材を加圧手段
により押し付けることにより、被加熱材を加熱する電磁
誘導加熱方式の加熱装置において、複数の磁性体コアの
うち、該回転部材長手中央に配置された磁性体コアが、
端部に配置された磁性体コアより該コアの厚み+α分だ
けずれた位置で該回転部材の回転軸と平行に略1列に配
置されており、且つ、端部に配置されたコアが中央に配
置されたコアと該長手方向で重ならない第1の停止位置
と、重なる第2の停止位置を持つことを特徴とするもの
である。
【0017】また、本発明に係る加熱装置は、誘導電流
を発生する電源と、誘導電流を印可し磁場を発生させる
励磁コイルと、磁路を形成する複数の磁性体コアから構
成される磁場発生手段を有し、少なくとも一部に導電性
を有する回転部材と、該磁場発生手段により該回転部材
に磁場を作用させて該回転部材に発生する渦電流による
発熱により該回転部材を加熱し、該回転部材に被加熱材
を加圧手段により押し付けることにより、被加熱材を加
熱する電磁誘導加熱方式の加熱装置において、複数の磁
性体コアは該回転部材の回転軸と平行に複列に配置さ
れ、1列は該回転部材長手方向に非加熱材の最大サイズ
幅に略全域に配置される。また、他の列は上記列より長
手方向に磁性体コアの長さが短く、且つ、磁性体コアが
長手方向に複数の停止位置を有し、そのうち少なくとも
1つは上記列の最端部とほぼ等しい位置であることを特
徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1の実施例)本発明における
第一の実施例を図1を用いて説明する。
【0019】・定着ローラ 定着ローラ1は外形36[mm]、厚さ0.7[mm]
の鉄製の芯金シリンダに表面の離型性を高めるために例
えばPTFE10〜50[μm]や、PFA10〜50
[μm]の層を設けてもよい。
【0020】・加圧ローラ 加圧ローラ10は、中空芯金10aと、その外周面に形
成される表面離型性耐熱ゴム層や、耐熱発泡スポンジな
どの弾性層10bとからなる。この加圧ローラ10の両
端には軸受部が形成され、図示しない定着ユニットフレ
ームに回転自在に取り付けられている。
【0021】定着ローラ1と加圧ローラ10は回転自在
に支持されていて、定着ローラ1のみを駆動する構成に
なっている。加圧ローラ10は定着ローラ1の表面に圧
接していて、圧接部(ニップ部)での摩擦力で従動回転
する様に配置してある。また加圧ローラ10は定着ロー
ラ1の回転軸方向にバネなどを用いた図示しない機構に
よって加圧されている。加圧ローラ10は約30[Kg
重]で荷重されており、その場合圧接部の幅(ニップ
幅)は約6[mm]になる。しかし都合によっては荷重
を変化させてニップ幅を変えてもよい。
【0022】・ホルダー 定着ローラ1の内側には、PPS,PEEK、フェノー
ル樹脂等の耐熱性樹脂からなるホルダー2が配置され
る。この船型のホルダー2はその両端を側板3,4に支
持されており、定着ローラ1に対して接触することなく
配置されている。
【0023】・磁性体コア&誘導コイル ホルダー2は内側に四角形の板形状の3枚の磁性体コア
6,7(以下コアと記す)とそれらを囲むように巻かれ
た誘導コイル5(以下コイルと記す)を保持する。この
誘導コイル5には10〜100[kHz]の交流電流が
印加される。交流電流によって誘導された磁界は導電層
である定着ローラ1の内面に渦電流を流し、ジュール熱
を発生させる。この発熱を増加させるためには誘導コイ
ル5の巻き数を増やしたり、励磁コア6,7をフェライ
ト、パーマロイといった高透磁率で残留磁速密度の低い
ものを用いたり、交流電流の周波数を高くすると良い。
【0024】ホルダー2のコアを支持する部分は、コア
の板厚とほぼ等しい溝が掘られており、溝でコアを保持
する。両端のコア6に対応したホルダー2の溝は図3に
示すように溝が中心側に伸びている。3枚のコアの形状
は中央のコア7が、背が低く幅が広い。両端のコア6は
背が高く幅が狭い。
【0025】・コアと駆動手段の接続 コアは一般的に穴あけ等の機械加工がしにくい。そのた
め両端のコア6には、図4に示すコア6とワイヤ14を
連結する接続部材8が取り付けられている。ワイヤ7は
定着ローラの外で駆動手段であるモータ9に張架され
る。ワイヤ7と接続部材8は耐熱性があり且つ、自身が
電磁誘導により発熱しないため、特殊な材料(ワイヤは
炭素繊維、接続部材はPPS,PEEK、フェノール樹
脂等の耐熱性樹脂)でできている。
【0026】端部のコア6は上記駆動手段により上記溝
内を移動でき、定着ローラ端部側に位置する第一のポジ
ションと中心側に位置する第二のポジションを有する。
【0027】・搬送ガイド、分離爪、温度センサー 搬送ガイド11は、未定着のトナー画像を担持しながら
搬送される記録紙やOHTなどを定着ローラ1と加圧ロ
ーラ10との圧接部(ニップ部)へ案内する位置に配置
される。
【0028】分離爪12は、定着ローラ1の表面に当接
または近接して配置される。
【0029】温度センサー13は定着ローラ1の表面に
当接するように配置され、温度センサー13の検出信号
をもとに誘導コイル5への電力供給を増減させること
で、定着ローラ1の表面温度が所定の一定温度になるよ
う自動制御される。
【0030】図5のA〜Cはコア6が第一のポジション
に位置するときの説明図である。
【0031】図5−Aは定着ローラ1とコア6,7の位
置関係を示している。3つのコアはこのとき重なること
なく配列されている。また、3つのコアは定着ローラ1
に対向する面は平面かつ平坦に配置されている。端部の
コアは前記したように厚みは同じだが背が高いので、定
着ローラ1の回転軸方向に直行する断面の面積断が大き
い。
【0032】図5−Bは、定着ローラ1における発熱量
の分布を示している。コアは端部の方が中心部よりも高
さが高く、コアの断面積が大きいために、交番磁場がよ
り流れやすく、その結果定着ローラ1における発熱量も
端部の方が中心部よりも多くなっている。
【0033】図5−Cに、定着ローラ1における表面温
度の分布を示す。定着ローラ1の極端部では、発熱量が
極端に小さい部分があり、また定着ローラ1を支えてい
るベアリング(不図示)などから熱が流れるために温度
が上昇しにくい。そのため、発熱量分布は図5−Bの様
に端部の方が中心部よりも高いが、定着ローラ1の表面
温度はほぼフラットになる。
【0034】上記のように第一のポジションでは、定着
ローラ表面の温度分布を(極端部を除く)全域でフラッ
トにすることができ、A3、A4等の幅の広いサイズの
用紙を定着するときに対応する。
【0035】図5のD〜Fはコア6が第二のポジション
に位置するときの説明図である。
【0036】図5−Dに示すように、中央部のコアと端
部のコアが重なることにより、定着ローラ端部ではコア
が存在しない部分ができている。
【0037】そのため図5−Eの発熱分布図に示すよう
に、コアのない定着ローラ端部での発熱が、コアのある
中央部に比較して極端に減少する。
【0038】これにより図5−Fの定着ローラ1の表面
温度分布図に示すように、コアのある中央部付近はフラ
ットな温度分布となるが、コアのない端部では、温度が
上昇せず急激に温度が低下する。
【0039】上記のように第二のポジションでは、定着
ローラ表面の温度分布を中高にすることができ、A4
R、B5R等の幅の狭いサイズの用紙を定着するときに
対応する。
【0040】本実施例の効果は、コアに複数の停止位置
を持たせることにより、装置に通紙使用可能な最大サイ
ズの非加熱材よりも小さいサイズの非加熱材が通紙され
たときの加熱部の非通紙領域部に対応する誘導発熱体部
分に対する作用磁束密度よりも弱めるように変化させる
ことで、非通紙部における過昇温を防止あるいは緩和す
ることができ、装置の高耐久化が可能となる。
【0041】(第2の実施例)図6Aは、第2の実施例
の説明図である。同図ではコア21,22,23と定着
ローラ1のみ描き、その他の部品(コイル、ホルダー
等)は第1の実施例と同じなので省略してある。
【0042】第1の実施例との違いはコアの形状及び配
置のみである。
【0043】使用されるコアはすべて同一形状である。
【0044】コアは定着ローラ長手方向に3列で配置さ
れる。
【0045】中央の列22は長手方向通紙幅全域に複数
コアが並びコアは図示しないホルダーに固定される。
【0046】他の2列は、端部にコア21,23を1つ
づつ配置し、それらのコアは不図示の連結手段により不
図示の駆動手段と連結し駆動され、定着ローラ長手方向
に移動可能で複数の停止位置を持つ。
【0047】図6AはA3,A4等の幅の広いサイズの
用紙を想定し、コア21,23を大サイズ紙の紙端に位
置させている(第1のポジション)。このとき、端部に
はコアが2枚重なるので、コアの断面積が大きく、交番
磁場がより流れやすく、その結果定着ローラ1における
発熱量も端部の方が、コアの重なっていない中心部より
も多くなっている。(図6B)そのため、図6−Cに示
すように定着ローラ1温度分布はほぼフラットになる。
【0048】図6Dは,A4R等の幅の狭いサイズの用
紙を想定し、コア21,23を小サイズ紙の紙端位置に
移動している(第2のポジション)。このとき、コアの
2枚重なるところでは、コアの断面積が大きく、交番磁
場がより流れやすく、その結果定着ローラ1における発
熱量も多くなり、コアの重ならない中心部と端部では発
熱量が小さくなる。(図6E)そのため、定着ローラ1
温度分布は小サイズ紙幅のところでほぼフラットにな
り、かつ、紙幅より外側でなだらかに温度低下する。
(図6F) 本実施例では、第1の実施例と同様の効果が得られる。
【0049】また、本実施例特有の効果として、使用す
るコアのサイズがすべて同じなので、部品の共通化がは
かれる。
【0050】(第3の実施例)図7−Aは、第3の実施
例の説明図である。同図ではコア31,32,33と定
着ローラ1及び、コアホルダー34のみ描き、その他の
部品(コイル、ホルダー等)は第1の実施例と同じなの
で省略してある。
【0051】第1,第2の実施例との違いはコアの形状
及び配置のみである。
【0052】定着ローラ長手方向に定着ローラとほぼ等
しい長さを持つ固定コア31の上にH断面を有するコア
ホルダー34が装着され、Hの上の溝に上側コア32,
33がスライド自在に配置される。上側コア32,33
は不図示の連結手段により不図示の駆動手段と連結し駆
動され、定着ローラ長手方向に移動可能で複数の停止位
置を持つ。
【0053】図7−AはA3,A4等の幅の広いサイズ
の用紙を想定し、コア32,33を大サイズ紙の紙端に
位置させている(第1のポジション)。このとき、端部
にはコアが縦方向に2枚重なるので、コアの断面積が大
きく、交番磁場がより流れやすく、その結果定着ローラ
1における発熱量も端部の方が、コアの重なっていない
中心部よりも多くなる。そのため、定着ローラ1温度分
布はほぼフラットになる。
【0054】図7−Bは,A4R等の幅の狭いサイズの
用紙を想定し、コア32,33を小サイズ紙の紙端位置
に移動している(第2のポジション)。このとき、コア
が縦に2枚重なるところでは、コアの断面積が大きく、
交番磁場がより流れやすく、その結果定着ローラ1にお
ける発熱量も多くなり、コアの重ならない中心部と端部
では発熱量が小さくなる。そのため、定着ローラ1温度
分布は小サイズ紙幅のところでほぼフラットになり、か
つ、紙幅より外側でなだらかに温度低下する。
【0055】本実施例では、第1の実施例と同様の効果
が得られる。
【0056】また、本実施例特有の効果として、コアが
縦方向に1列で配置されることにより、実施例1及び2
に比べ、狭い定着ローラの中で、コイル等の邪魔になら
ないようにコアを配置できる。
【0057】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
による加熱装置は、コアに複数の停止位置を持たせるこ
とにより、装置に通紙使用可能な最大サイズの非加熱材
よりも小さいサイズの非加熱材が通紙されたときの加熱
部の非通紙領域部に対応する誘導発熱体部分に対する作
用磁束密度よりも弱めるように変化させることで、非通
紙部における過昇温を防止あるいは緩和することがで
き、装置の高耐久化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の断面図(正面)である。
【図2】第1実施例の断面図(側面)である。
【図3】第1実施例の断面図(上視)である。
【図4】第1実施例のコアと駆動手段の接続部を示す図
である。
【図5】第1実施例のコアポジション説明図である。
【図6】第2実施例のコアポジション説明図である。
【図7】第3実施例のコアポジション説明図である。
【符号の説明】
1 定着ローラ 2 ホルダー 5 誘導コイル 6,7 磁性体コア 8 接続部材 9 モータ 10 加圧ローラ 10a 中空芯金 10b 弾性層 11 搬送ガイド 12 分離爪 13 温度センサー 14 ワイヤ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘導電流を発生する電源と、誘導電流を
    印可し磁場を発生させる励磁コイルと、磁路を形成する
    複数の磁性体コアから構成される磁場発生手段を有し、
    少なくとも一部に導電性を有する回転部材と、該磁場発
    生手段により該回転部材に磁場を作用させて該回転部材
    に発生する渦電流による発熱により該回転部材を加熱
    し、該回転部材に被加熱材を加圧手段により押し付ける
    ことにより、被加熱材を加熱する電磁誘導加熱方式の加
    熱装置において、 複数の磁性体コアのうち、該回転部材長手中央に配置さ
    れた磁性体コアが、端部に配置された磁性体コアより該
    コアの厚み+α分だけずれた位置で該回転部材の回転軸
    と平行に略1列に配置されており、且つ、端部に配置さ
    れたコアが中央に配置されたコアと該長手方向で重なら
    ない第1の停止位置と、重なる第2の停止位置を持つこ
    とを特徴とする加熱装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の加熱装置において、 磁性体コアを支持するホルダー部材を持ち、該ホルダー
    部材は中央部の磁性体コアを固定支持し、端部の磁性体
    コアを支持するホルダー部材は溝形状で、溝は端部の磁
    性体コアの長さより長く、定着ローラ長手方向の中心側
    に伸びていて、端部の磁性体コアを移動させる駆動手段
    と、駆動手段と磁性体コアを接続する連結手段を有する
    ことを特徴とする加熱装置。
  3. 【請求項3】 誘導電流を発生する電源と、誘導電流を
    印可し磁場を発生させる励磁コイルと、磁路を形成する
    複数の磁性体コアから構成される磁場発生手段を有し、
    少なくとも一部に導電性を有する回転部材と、該磁場発
    生手段により該回転部材に磁場を作用させて該回転部材
    に発生する渦電流による発熱により該回転部材を加熱
    し、該回転部材に被加熱材を加圧手段により押し付ける
    ことにより、被加熱材を加熱する電磁誘導加熱方式の加
    熱装置において、 複数の磁性体コアは該回転部材の回転軸と平行に複列に
    配置され、1列は該回転部材長手方向に非加熱材の最大
    サイズ幅に略全域に配置される。また、他の列は上記列
    より長手方向に磁性体コアの長さが短く、且つ、磁性体
    コアが長手方向に複数の停止位置を有し、そのうち少な
    くとも1つは上記列の最端部とほぼ等しい位置であるこ
    とを特徴とする加熱装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項3記載の加熱装置において、
    該コアは材質、形状が同一の物からなる一種類の部材か
    ら構成されされていることを特徴とする加熱装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項1記載の加熱装置において、
    端部に配置された磁性体コアは前記回転部材の回転軸方
    向に直行する断面積が、中央部に配置された磁性体コア
    の断面積より大きい事を特徴とする加熱装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項1記載の磁性体コアはすべ
    て、前記回転部材と対向する面は同一平面上に配置され
    ることを特徴とする加熱装置。(回転部材と磁性体コア
    の距離が等距離)
JP2002116472A 2002-04-18 2002-04-18 像加熱装置 Withdrawn JP2003308957A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002116472A JP2003308957A (ja) 2002-04-18 2002-04-18 像加熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002116472A JP2003308957A (ja) 2002-04-18 2002-04-18 像加熱装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003308957A true JP2003308957A (ja) 2003-10-31

Family

ID=29397176

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002116472A Withdrawn JP2003308957A (ja) 2002-04-18 2002-04-18 像加熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003308957A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006119419A (ja) * 2004-10-22 2006-05-11 Canon Inc 加熱装置
JP2014153504A (ja) * 2013-02-07 2014-08-25 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
US10114319B1 (en) * 2017-09-15 2018-10-30 Kabushiki Kaisha Toshiba Fixing apparatus with coil and movable magnetic body and image forming apparatus with coil and movable magnetic body

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006119419A (ja) * 2004-10-22 2006-05-11 Canon Inc 加熱装置
JP2014153504A (ja) * 2013-02-07 2014-08-25 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
US10114319B1 (en) * 2017-09-15 2018-10-30 Kabushiki Kaisha Toshiba Fixing apparatus with coil and movable magnetic body and image forming apparatus with coil and movable magnetic body
US10481535B2 (en) 2017-09-15 2019-11-19 Kabushiki Kaisha Toshiba Fixing apparatus with coil and movable magnetic body and image forming apparatus with coil and movable magnetic body

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8571456B2 (en) Fixing device and image forming apparatus incorporating same
JP4917903B2 (ja) 加熱装置、定着装置、加熱部材の温度制御方法及び画像形成装置
US8718506B2 (en) Fixing device and image forming apparatus incorporating same
JP4756967B2 (ja) 画像加熱装置
JP4721331B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
US7462804B2 (en) Induction image heating apparatus
JP2000356919A (ja) 像加熱装置および像加熱用コイル
JP2013037052A (ja) 像加熱装置
JP4422860B2 (ja) 加熱装置及び画像形成装置
JP2012230293A (ja) 定着装置及びそれを備えた画像形成装置
JP4878745B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2002296936A (ja) 電磁加熱を有する定着システム
JP4873532B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP4526019B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP3926551B2 (ja) 加熱装置及び画像形成装置
JP2000215974A (ja) 励磁コイル、定着装置、及び画像形成装置
JP5403931B2 (ja) 画像加熱装置
JP2006106558A (ja) 画像形成装置
JP2005148350A (ja) 誘導加熱定着装置
JP4136323B2 (ja) 加熱装置、定着装置および画像形成装置
JP2003308957A (ja) 像加熱装置
JP2005056595A (ja) 加熱装置及び画像形成装置
JP2002343548A (ja) 加熱装置及び画像形成装置
JP2006310146A (ja) 加熱装置
JP5699676B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050705