JP5451034B2 - テスト計画表作成装置及びそのプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、テスト対象となるソフトウェアをテストするためのテスト計画表作成装置及びそのプログラムに関する。
近年、家電製品や通信機器などほとんどの製品がソフトウェアを組み込んだ製品となっている。
ソフトウェアを組み込んだ製品のテスト手法として、単体の因子(パラメータ)をテストする単体テストと、複数の因子を組み合わせて行う組み合わせテストがある。
組み合わせテストでは、製品の多機能化や複雑化により因子の数が増大してきており、それに伴い因子の組み合わせパターンの数も増大している。従って、因子の組み合わせを総当たりで行うとテスト件数が膨大となる。
そこで、多機能化、複雑化するソフトウェアの組み合わせテスト件数を大幅に削減することが可能な手法として、「直交表」の概念をソフトウェアテストに導入する手法が注目されている。
ソフトウェアテストは一般にテスト計画表に従って行われる。このテスト計画表を直交表を用いて作成する際の一般的な手順を、図23〜図25を用いて説明する。
まず、図23に示すように、テスト対象となるソフトウェアの機能に関する因子と水準とを列挙した因子別内訳表を作成する。
次に、図24に示すように、因子別内訳表に含まれる因子と水準とを割り付けるに適した直交表を選択する。ここでは、L4直交表が用いられる。そして、図25に示すように、選択した直交表の各列に各因子を、各因子の対応する行に各水準を順に割り付けて、テスト計画表を完成する。
図23に示す例では、全組み合わせを行った場合、8(=2×2×2)テスト項目が必要であるが、直交表を用いることにより、4テスト項目とすることができる。これは、2因子間の組み合わせのバグ(プログラムミス)はもれなく検出しなければならないが、3因子以上の因子間の組み合わせのバグは確率的に少ないためである。すなわち、2因子間の組み合わせの網羅率が100%であれば、全ての組み合わせテストに近いテスト結果が得られるからである。
上記の例では、因子別内訳表の因子数とL4直交表の列数とが一致し、因子別内訳表の水準数とL4直交表の水準数とが一致しているため、割付は容易である。しかし、現実のソフトウェアでは、因子数と各因子の水準数とが適合する直交表が存在することは多くない。従って、直交表を利用してテスト計画表を作成することは容易ではないことが多い。
そこで、特許文献1には、テスト対象となる任意のソフトウェア機能に対して、直交表を利用したテスト計画表を自動的に作成することができる方法が提案されている。
特開2006−252316号公報
しかしながら、製品開発においては、ソフトウェアテストを行う部門及び目的が異なることがあり、テスト計画表もそれに応じて作成する必要があり、上記特許文献1に記載の方法では対応することができないことがある。
そこで、本発明は、ソフトウェアテストの目的に応じて直交表を利用したテスト計画表を作成することができるテスト計画表作成装置及びそのプログラムを提供することを目的とする。
そこで、上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、テスト対象となるソフトウェアにおける複数の因子と当該因子毎の水準とを入力する入力手段と、前記入力手段により入力された情報とサイズの異なる直交表データとを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶した情報及び直交表データに基づいて、前記記憶手段に記憶した全ての因子間での組み合わせのうち、少なくとも2因子間での組み合わせが全て網羅されるテスト計画表を作成する第1の作成手段と、前記記憶手段に記憶した情報及び直交表データに基づいて、前記記憶手段に記憶した全ての因子間での組み合わせのうち、少なくとも3因子間での組み合わせが全て網羅されるテスト計画表を作成する第2の作成手段と、前記記憶手段に記憶した情報及び直交表データに基づいて、前記記憶手段に記憶した全ての因子間での組み合わせのうち、少なくとも指定された2因子群間での組み合わせが全て網羅されるテスト計画表を作成する第5の作成手段と、前記テスト計画表の作成を、前記複数の作成手段のうちいずれの作成手段で行うかを選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された作成手段により作成したテスト計画表を出力する出力手段とを備えたテスト計画表作成装置とした。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のテスト計画表作成装置において、前記記憶手段に記憶した情報に基づき前記第1の作成手段で用いる直交表データのサイズよりも一つサイズが大きい直交表データを用いて、前記記憶手段に記憶した全ての因子間での組み合わせのうち、少なくとも2因子間での組み合わせが全て網羅されるテスト計画表を作成する第3の作成手段を備えることとした。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のテスト計画表作成装置において、前記第3の作成手段を制御するための操作手段を備え、前記第3の作成手段は、前記操作手段への操作に基づいて、テスト計画表の作成に用いる直交表データのサイズを順次増加させてテスト計画表を作成することとした。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のテスト計画表作成装置において、前記第1の作成手段は、前記記憶手段に記憶した全ての因子間での組み合わせのうち、少なくとも指定した2因子間での組み合わせが全て網羅されるテスト計画表を作成し、前記第2の作成手段は、前記記憶手段に記憶した全ての因子間での組み合わせのうち、少なくとも指定した3因子間での組み合わせが全て網羅されるテスト計画表を作成することとした。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載のテスト計画表作成装置において、前記記憶手段に記憶した情報に基づいて、前記記憶手段に記憶した因子のうち水準数が最大の因子を判定し、当該因子の水準毎に一つの組み合わせを選択してテスト計画表を作成する第4の作成手段を備え、前記選択手段は、前記第4の作成手段を選択可能とした。
本発明によれば、ソフトウェアテストの目的に応じてソフトウェアの組み合わせテスト件数を削減したテスト計画表作成を作成することができるテスト計画表作成装置及びそのプログラムを提供することができる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して具体的に説明する。なお、本実施形態では、以下の順に説明を行うものとする。
1.各開発プロセスに応じたテスト計画表について
2.各テスト計画表の作成方法について
[1.各開発プロセスに応じたテスト計画表について]
[1.1. 開発プロセスにおけるテスト]
まず、ソフトウェアを組み込んだ製品の開発プロセスについて説明する。図1はソフトウェアを組み込んだ製品の開発プロセスの説明図である。
図1に示すように、ソフトウェアを組み込んだ製品の開発プロセスは、一般に「要求分析」、「仕様化」、「設計」、「実装」、「単体テスト(UT)」、「結合テスト(CT)」、「システムテスト(ST)」、「製品検査」、「変更点審査」、「受入れテスト」などからなる。
この開発プロセスにおいて、開発部門では、「単体テスト(UT)」、「結合テスト(CT)」、「回帰テスト」、「スモークテスト」が行われる。また、品質保証部門では、「探針テスト」、「QAテスト」、「変更点テスト」、「受入れテスト」が行われる。
「単体テスト(UT)」は、コーディング終了後に開発者が作成した単一の関数や単一のモジュールに対して、関数仕様を満たしていることを確認するために行うために、関数の内部ロジックの検証を行うテストである。ここで、「コーディング」とは、プログラミング言語を使ってソースコードを作成することを意味する。
「結合テスト(CT)」は、個々の関数やモジュールの単体テスト後に、複数の関数やモジュールによって達成される機能に対して、機能仕様を満たしているかどうかを確認するために行うために、関数やモジュール間のインターフェイス不具合や機能の動作検証を行うテストである。
「システムテスト(ST)」は、システム全体が要求仕様通りの機能や性能などの要件を満たしているかどうかを確認するための試験である。このシステムテストでは、ユーザの使用環境や運用方法(手順やタイミング)に応じた組み合わせを網羅的に扱ったテストを行う。
「探針テスト」は、企業内の品質保証部門(QA)において、製品テストを行う前にデバックテスト段階における品質を評価して、不良の先取りを行い、品質向上など諸施策への指針を与えるものである。
「スモークテスト」は、仕様変更及び不具合によりプログラムが変更されたときに、その変更によってシステムに大きな影響がでないかを確認するために実施するテストである。
「QAテスト」は、ユーザの使用環境を含めた複数機能間の相互作用による不具合を検出するためのテストである。
「変更点テスト」は、仕様変更及び不具合によりプログラムが変更されたときに、その変更点が確実に動作していることを確認するためのテストである。
「回帰テスト」は、仕様変更及び不具合によりプログラムが変更されたときに、その変更によって予想外の影響が現れていないかどうか確認するテストである。
「受入れテスト」は、外注先に依頼したシステムやサブシステムを受入れる際に、報告通りの品質になっていることを確認するために実施するテストである。
[1.2. テスト種別に応じたテスト計画表]
次に、上述したテスト種別に応じたテスト計画表を直交表を利用して作成する際に、どのように直交表を利用することができるかを説明する。
「単体テスト(UT)」では、関数の内部のロジックが動作しているかを確認するためのテスト項目を準備し、実施することになる。従って、例えば、効率的かつ効果的なテストを行いたい場合には、関数の重要度に合わせて適正な2因子、3因子網羅率を考慮したテスト項目でのテスト計画表を作成することが望ましい。これは、多数の因子がある場合、ほとんどのソフトウェア製品では、2因子間の組み合わせ及び3因子間の組み合わせを網羅することにより、全ての組み合わせテストに近いテスト結果が得られるからである。また、全数テストを行う必要がある場合には、直交表を利用せずに全組み合わせを網羅したテスト項目でのテスト計画表を作成することが望ましい。
「結合テスト(CT)」では、結合対象となるモジュールによる複数機能の組み合わせ動作、初期条件を含めた組み合わせ動作を確認するためのテスト項目を準備し、実施することになる。従って、2因子網羅保証、3因子網羅保証をしたテスト項目でのテスト計画表を作成することが望ましい。また、サブシステム単位で網羅保証をしたテスト項目でのテスト計画表を作成することが望ましい。
「システムテスト(ST)」では、ユーザの使用環境や運用方法(手順やタイミング)での不具合、異常時の動作、極限条件での動作や性能を確認できるテスト項目を準備し、実施することになる。従って、ユーザの使用環境や運用方法に応じた組み合わせを網羅的に扱ったテスト項目を作成する必要があり、関数の重要度に合わせて適正な2因子網羅保証、3因子網羅保証を考慮したテスト項目でのテスト計画表を作成することが望ましい。また、テスト項目を減らしたい場合には、テスト回数が膨らまず因子間のバランスがよいテスト項目でのテスト計画表を作成することも必要となる。
「受入れテスト」では、不良率や品質レベルを把握するために必要なテスト項目を準備し、実施することになる。従って、ランダムな組み合わせのテスト項目でのテスト計画表、或は、テスト回数を抑えて多くの因子がバランスよく出現するテスト項目でのテスト計画表を作成することが望ましい。
「スモークテスト」では、変更によってシステムが正常に動作するか、部分的に機能不全に陥っていないかを確認するためのテスト項目を準備し、実施することになる。従って、システム全体を対象として重要な機能とその組み合わせによる不具合がないことをテスト項目として作成する必要があり、全組み合わせを網羅的にテスト項目にすることは望ましくなく、テスト項目を抑えた重要因子間の組み合わせのテスト項目でのテスト計画表を作成することが望ましい。
「QAテスト」では、ユーザの仕様環境を含めた複数機能間の相互作用による不具合を検出するためのテスト項目を作成する必要がある。従って、2因子網羅保証、3因子網羅保証をしたテスト項目でのテスト計画表を作成することが望ましい。また、テスト回数を抑えて多くの因子がバランスよく出現するテスト項目でのテスト計画表を作成することが望ましい。
「探針テスト」では、製品テスト項目をサンプリングし、その結果から全体の母不良率を求め、残不良率を推定する。従って、不良率や不良の先取りのための効果的なテスト項目を作成することが必要であり、ランダムな組み合わせのテスト項目でのテスト計画表、或は、多くの因子がバランスよく出現するテスト項目でのテスト計画表を作成することが望ましい。
「変更点テスト」では、変更点が確実に動作するかどうかを確認するためのテスト項目を準備し、実施することになる。従って、変更点及びその影響範囲を含めたテスト項目を作成することが必要であり、特定の因子間での網羅率が100%のテスト項目でのテスト計画表を作成することが望ましい。
「回帰テスト」では、変更によってシステム全体としてリグレッションがでないことを確認するためのテスト項目を準備し、実施することになる。従って、変更点のみならずシステム全体を対象として影響範囲を広範にしてテスト項目を作成することが必要であり、テスト回数を抑えて多くの因子がバランスよく出現するテスト項目でのテスト計画表、或は、特定の因子間での網羅率を向上させたテスト項目でのテスト計画表を作成することが望ましい。
このように、各テストにおいては、それぞれ望ましいテスト項目のテスト計画表を作成することが望ましく、以下、テスト計画表の作成方法について説明する。
[2.テスト計画表の作成方法について]
本実施形態におけるテスト計画表作成装置では、テスト計画表を作成するためのモードとして、各開発プロセスに応じて、以下の6種類のモードを準備している。
(1)全組み合わせモード
(2)ランダムモード
(3)全2,3因子網羅保証モード
(4)指定2,3因子網羅保証モード
(5)回数優先モード
(6)因子グループ単位モード
本実施形態におけるテスト計画表作成装置では、各開発プロセスに応じて、上記各作成モードによりテスト計画表の作成を可能としており、以下具体的に説明する。図2は本発明の一実施形態に係るテスト計画表作成装置の構成図、図3はテスト計画表作成装置におけるメイン動作フローを示す図、図4はテスト計画表作成装置のメニュー画面を示す図、図5はテスト計画表作成装置におけるモード処理フローを示す図、図6〜図22は各モードの処理を説明するための図である。なお、本実施形態に係るテスト計画表作成装置は、汎用のパーソナルコンピュータなどに本実施形態に係るテスト計画表作成プログラムをインストールし、実行させることにより構成されるものである。
このテスト計画表作成装置1は、各開発プロセスに応じたテスト計画表を作成する装置であり、図2に示すように、CPU(中央演算装置)10、RAM11、テスト計画表作成プログラムPを記憶する第1記憶部12、各種の入力データや演算データを記憶する第2記憶部13、液晶表示装置などの表示部14,キーボードやマウスなどの入力部15、記録媒体(例えば、CDやDVDなどの光ディスクなど)からデータを読み込む記録媒体ドライブ16、バス17等から構成される。
テスト計画表作成装置1では、CPU10が第1記憶部12に記憶されたテスト計画表作成プログラムPを読み出して実行することによって、テスト計画表作成装置1全体を制御する制御部として、テスト計画表作成装置1を後述する各作成手段、選択手段、出力手段等として機能させる。また、第2記憶部13を各入力部15(入力手段)で入力された各情報を記憶する記憶手段として機能させる。なお、テスト計画表作成プログラムPを予め記録媒体に格納しておき、記録媒体ドライブ16を介して、このテスト計画表作成プログラムPを読み込んで、第1記憶部12に記憶するようにしてもよい。
以上のように構成されるテスト計画表作成装置1についてその動作を具体的に説明する。
図3に示すように、テスト計画表作成装置1において、メイン処理が開始されると、CPU10は第1記憶部12からメインメニュー画面のデータを取り出し、このメインメニュー画面を表示部14に表示させる(ステップS10)。
このメインメニュー画面には、図4に示すように、各テスト毎に設定されたモードを選択するためのチェックボックスが表示される。この状態で、ユーザは入力部15を操作して、所望のチェックボックスにチェックを入れる。そして、GUI(Graphical User Interface)表示された決定ボタン20を押下することによって、テスト計画表を作成するためのモードを選択する。図4に示す例では、ユニットテスト(UT)の「全組み合わせモード」にチェックが入っており、ユーザは決定ボタン20を押下することによって、「全組み合わせモード」でのテスト計画表の作成を行うことができる。
本実施形態におけるテスト計画表作成装置1では、開発プロセスに応じて、上記(1)〜(6)のモードを選択することが可能となっている。
CPU10は、メインメニュー画面において、モード選択があったか否か、すなわち決定ボタン20が押下されたか否かを判定し(ステップS11)、モード選択があったと判定したとき(ステップS11:YES)、モード処理を行う(ステップS12)。このモード処理は、後で詳細に説明する。モード処理が終了すると、CPU10は、処理をステップS10に戻す。
一方、モード選択がないと判定したとき(ステップS11:NO)、CPU10は、終了指示があったか否かを判定する。すなわち、メインメニュー画面の終了ボタン21が押下されたか否かを判定する(ステップS13)。終了指示がないと判定したとき(ステップS13:NO)、CPU10は、処理をステップS11へ戻す。一方、終了指示があったと判定したとき(ステップS13:YES)、CPUはテスト計画作成処理を終了する。
次に、上述したステップS12のモード処理について説明する。このモード処理は、上記(1)〜(6)のモード毎に異なり、以下においては、各モード処理について具体的に説明する。
[2.1.全組み合わせモード]
この「全組み合わせモード」は、全ての組み合わせのテスト項目を有するテスト計画表を作成するモードである。但し、ソフトウェア上で存在しない組み合わせは除外できるようにテスト計画表を作成することができる。
図5に示すように、モード処理を開始すると、CPU10は、第1記憶部12から入力表示画面のデータを取り出し、この入力表示画面を表示部14に表示させる(ステップS20)。
「全組み合わせモード」では、図6に示すような入力表示画面を表示する。すなわち、入力表示画面では、「因子」の情報を入力する因子入力枠30、当該「因子」の各「水準」の情報を入力する水準入力枠31、及び「禁則」の情報を入力する禁則入力枠32を有している。また、入力表示画面にはGUI表示された禁止表作成ボタン33及びテスト計画表作成ボタン34が設けられる。
ユーザは入力部15を操作して、入力表示画面の因子入力枠30に、「因子」の情報を入力し、テスト計画表作成ボタン34を押下することによって、「全組み合わせモード」でのテスト計画表を作成する。CPU10は、入力表示画面の各入力枠30,31,32に入力された情報を第2記憶部13に記憶する。
例えば、図7に示すように、ユーザは入力部15を操作して、入力表示画面の因子入力枠30に「因子」の情報として、「機能1」、「機能2」、「機能3」、「機能4」を入力し、入力表示画面の水準入力枠31に「水準」の情報として、「機能1」に関連付けて「機能1−1」、「機能1−2」、「機能2」に関連付けて「機能2−1」、「機能2−2」、「機能3」に関連付けて「機能3−1」、「機能3−2」、「機能4」に関連付けて「機能4−1」、「機能4−2」、「機能4−3」、「機能4−4」を入力する。なお、マッサージチェアの場合、例えば、「機能1」は「ひねり設定」、「機能2」は「エアー設定」、「機能3」は「パルス」、「機能4」は「状態」などのように設定することができる。また、例えば、「機能4−1」は「待機」、「機能4−2」は「エアーのみ」、「機能4−3」は「個別機能」、「機能4−4」は「自動コース」などのようにマッサージチェアの「状態」に応じた水準の内容を入れることができる。
CPU10は、ユーザが入力部15を操作して、テスト計画表作成ボタン34を押下しているか否かを判定しており(ステップS22)、ユーザによりテスト計画表作成ボタン34を押下されたと判定すると(ステップS22:YES)、入力表示画面の各入力枠30,31に入力されて第2記憶部13に記憶された情報に基づいて、「全組み合わせモード」でのテスト計画表作成処理を行って、全ての組み合わせのテスト項目を有するテスト計画表を作成する(ステップS23)。
例えば、入力表示画面における入力状態が図7に示す状態の場合、CPU10は、図8に示すテスト計画表を作成して、表示部14に出力してテスト計画表を表示する。なお、テスト計画表は図示しない印刷手段により用紙に印刷して出力するようにしてもよい。
また、CPU10は、テスト計画表作成ボタン34を押下されていないと判定すると(ステップS22:NO)、ユーザが入力部15を操作して、禁止表作成ボタン33を押下しているか否かを判定する(ステップS24)。この処理において、禁止表作成ボタン33を押下していると判定すると(ステップS24:YES)、CPU10は、入力表示画面の各入力枠30,31,32に入力されて第2記憶部13に記憶された情報に基づいて、禁止表作成画面を作成し、この禁止表作成画面を表示部14に表示させる(ステップS25)。
禁止表作成ボタン33を押下する前に、ユーザは入力部15を操作して、入力表示画面の禁則入力枠32に、ソフトウェア上で存在しない組み合わせとなるものがある2以上の因子を選択する。例えば、図9に示すように、「機能1」と「機能2」を選択する。そして、禁止表作成ボタン33を押下されると、CPU10は、図10に示すように「機能1」と「機能2」とをマトリックス化した禁止表を作成して、表示部14に表示する。なお、禁則入力枠32には、「J」及び「S」の文字が入力可能であり、「J」が入力された因子が列に、「S」が入力された因子が行となる禁止表が作成される。
この禁止表の禁止入力枠35に対して、ユーザが入力部15を操作して、例えば「K」の文字を入力し、GUI表示されている設定ボタン36を押下することで、CPU10はこの押下を検知し(ステップS26:YES)、禁止表作成に設定された組み合わせを禁止する組み合わせとして第2記憶部13に記憶し、ステップS20の処理に戻す。
例えば、因子「機能1」の水準「機能1−2」と、因子「機能4」の水準「機能4−4」との組み合わせを禁止するとき、図11に示すように「機能1−2」と「機能4−4」とが交差する禁止入力枠35に「K」の文字を入力し、設定ボタン36を押下する。これにより、CPU10は、図12に示すように、水準「機能1−2」と水準「機能4−4」の組み合わせが禁止されたテスト計画表が作成される。
なお、「J」が入力された因子が複数のときには、列も複数となり、「J」が入力された因子間の全ての組み合わせに対して、「S」が入力された因子の各水準をさらに組み合わせたときの組み合わせを禁止するか否かを入力することができる。
ステップS24の処理において、禁止表作成ボタン33を押下していないと判定すると(ステップS24:NO)、CPU10は、図示しない終了ボタンが押下されたか否かを判定し(ステップS27)、終了ボタンが押下されたと判定すると(ステップS27:YES)、モード処理を終了し、一方、終了ボタンが押下されていないと判定すると(ステップS27:NO)、処理をステップS22へ戻す。
このように、テスト計画表作成装置1は、テスト対象となるソフトウェアにおける複数の因子と当該因子毎の水準とを入力表示画面の入力枠30,31,32に入力する入力部15(入力手段)と、入力部15により入力表示画面の入力枠30,31,32に入力された情報を記憶する第2記憶部13(記憶手段)を備えており、CPU10は、第2記憶部13に記憶した上記情報に基づいて、全ての因子間での組み合わせが全て網羅されるテスト計画表、すなわち全ての組み合わせのテスト項目を有するテスト計画表を作成する作成手段(第6の作成手段)、作成手段により作成したテスト計画表を出力する出力手段として機能する。
また、CPU10は、作成手段として機能するとき、入力部15(入力手段)により入力され、第2記憶部13(記憶手段)に記憶された「禁止された組み合わせ」を除外したテスト計画表を作成することもできる。
[2.2.ランダムモード]
ランダムモードは、全ての組み合わせのテスト項目のうち、一部の組み合わせのテスト項目をランダムに選択して、テスト計画表を作成するモードである。なお、図5におけるステップS23のテスト計画表作成処理以外は、「全組み合わせモード」と同様の処理であるため、以下においては、テスト計画表作成処理についてのみ説明する。
CPU10は、ユーザによりテスト計画表作成ボタン34を押下されたと判定すると、入力表示画面の各入力枠30,31,32に入力され、第2記憶部13に記憶された情報に基づいて、「ランダムモード」でのテスト計画表作成処理を行って、全ての組み合わせのテスト項目を有するテスト計画表を作成する。
例えば、入力表示画面における入力状態が図7に示す状態の場合、CPU10は、図13に示すテスト計画表を作成して、表示部14に出力してテスト計画表を表示する。なお、テスト計画表は図示しない印刷手段により用紙に印刷して出力するようにしてもよい。
図13に示す例では、全組み合わせの20%の組み合わせをランダムに選択して作成されたテスト計画表であるが、ユーザの入力部15への入力に基づいて、選択する割合を10%、20%、30%、40%などのように変更して、テスト計画表を作成することができる。
このように、テスト計画表作成装置1は、入力表示画面の入力枠30,31,32に、入力部15(入力手段)により入力された情報を記憶する第2記憶部13(記憶手段)と所定の率を入力するための入力部15(第2の入力手段)を備えており、CPU10は、第2記憶部13に記憶した上記情報に基づいて、全ての因子間での組み合わせが所定の率で網羅されるテスト計画表、すなわち全ての組み合わせのうち指定された割合の組み合わせのテスト項目を有するテスト計画表を作成する作成手段(第7の作成手段)、作成手段により作成したテスト計画表を出力する出力手段として機能する。
[2.3.全2,3因子網羅保証モード]
全2,3因子網羅保証モードは、全ての組み合わせのテスト項目(上記「全組み合わせモード」で生成される組み合わせ)のうち、任意の2因子又は任意の3因子の組み合わせを100%網羅する組み合わせのテスト項目を選択して、テスト計画表を作成するモードである。なお、図5におけるステップS23のテスト計画表作成処理以外は、「全組み合わせモード」と同様の処理であるため、以下においては、テスト計画表作成処理についてのみ説明する。
CPU10は、ユーザによりテスト計画表作成ボタン34を押下されたと判定すると、入力表示画面の各入力枠30,31,32に入力され、第2記憶部13に記憶された情報に基づいて、「全2,3因子網羅保証モード」でのテスト計画表作成処理を行って、任意の2因子又は3因子を100%網羅する組み合わせのテスト項目を有するテスト計画表を作成する。
このモードでは、「全2因子網羅保証モード」と「全3因子網羅保証モード」とをユーザが入力部15への操作により選択することができる。なお、図示しないが、作成ボタン34として指定2因子網羅ボタンと指定3因子網羅ボタンとを設けることによりその選択を容易にすることができる。
CPU10は、ユーザにより「全2因子網羅保証モード」が選択されたとき、第2記憶部13に記憶された情報に基づいて、テスト計画表を作成する。第2記憶部13には、L4,L8,L16,L32,L64,L128,・・・の直交表データが記憶されており、CPU10は、以下の(式1)の計算結果に基づいたサイズの直交表を選択する。
直交表のサイズL=Σ(各因子の水準−1)+1 ・・・(式1)
例えば、入力表示画面における入力状態が図7に示す状態の場合、L=1+1+1+3+1=7であるため、CPU10は、L8の直交表データを第2記憶部13から取り出す。
そして、CPU10は、第2記憶部13からデータを取り出した直交表の各列に各因子を、各因子の対応する行に各水準を順に割り付けて、テスト計画表を作成する。なお、各因子は直交表の任意の列に配置するが、入力表示画面の各入力枠30,31への入力位置に応じた列に配置するようにしてもよい。例えば、入力表示画面における入力状態が図7に示す状態の場合、CPU10は、図14に示すようなテスト計画表を作成する。
また、CPU10は、ユーザにより「全3因子網羅保証モード」が選択されたとき、第2記憶部13に記憶された情報に基づいて、テスト計画表を作成する。第2記憶部13には、L4,L8,L16,L32,L64,L128,・・・の直交表データが記憶されており、CPU10は、因子の水準数が多い上位3位の因子を因子1、因子2、因子3とし、以下の(式2)の計算結果に基づいたサイズの直交表を選択する。
直交表のサイズL=(因子1の水準数)×(因子2の水準数)×(因子3の水準数)
・・・(式2)
例えば、入力表示画面における入力状態が図7に示す状態の場合、L=2×2×4=16であるため、CPU10は、L16の直交表データを第2記憶部13から取り出す。
そして、CPU10は、第2記憶部13からデータを取り出した直交表の各列に各因子を、各因子の対応する行に各水準を順に割り付けて、テスト計画表を作成する。なお、各因子は直交表の任意の列に配置するが、入力表示画面の各入力枠30,31への入力位置に応じた列に配置するようにしてもよい。例えば、入力表示画面における入力状態が図7に示す状態の場合、CPU10は、図15に示すようなテスト計画表を作成する。
このように、テスト計画表作成装置1は、テスト対象となるソフトウェアにおける複数の因子と当該因子毎の水準とを入力する入力部15(入力手段)と、入力部15により入力表示画面の入力枠30,31,32に入力された情報を記憶する第2記憶部13(記憶手段)を備えている。そして、CPU10は、第2記憶部13に記憶した上記情報及び直交表データに基づいて、第2記憶部13に記憶した全ての因子間での組み合わせのうち、少なくとも任意の2因子間での組み合わせが全て網羅されるテスト計画表を作成する第1の作成手段、第2記憶部13に記憶した上記情報及び直交表データに基づいて、第2記憶部13に記憶した全ての因子間での組み合わせのうち、少なくとも任意の3因子間での組み合わせが全て網羅されるテスト計画表を作成する第2の作成手段としてそれぞれ機能する。さらに、CPU10は、入力部15による入力に基づいて、テスト計画表の作成を、第1の作成手段及び第2の作成手段のうちいずれの作成手段で行うかを選択する選択手段、作成手段により作成したテスト計画表を出力する出力手段として機能する。
[2.3.指定2,3因子網羅保証モード]
指定2,3因子網羅保証モード(部分網羅モード)は、全ての組み合わせのテスト項目(上記「全組み合わせモード」で生成される組み合わせ)のうち、指定した2因子又は指定した3因子の組み合わせを100%網羅する組み合わせのテスト項目を選択して、テスト計画表を作成するモードである。なお、図5におけるステップS23のテスト計画表作成処理以外は、「全組み合わせモード」と同様の処理であるため、以下においては、テスト計画表作成処理についてのみ説明する。
CPU10は、図16に示すように、図7に示す入力表示画面に因子の優先度を入力するための優先入力枠37を設けた入力表示画面を表示部14に表示する。この入力表示画面の入力枠30,31,32にユーザが入力部15を入力する。その後、ユーザによりテスト計画表作成ボタン34を押下されたと判定すると、入力表示画面の各入力枠30,31,32に入力され、第2記憶部13に記憶された情報に基づいて、「指定2,3因子網羅保証モード」でのテスト計画表作成処理を行って、2因子又は3因子を100%網羅する組み合わせのテスト項目を有するテスト計画表を作成する。
CPU10は、ユーザによりテスト計画表作成ボタン34を押下されたと判定すると、入力表示画面の各入力枠30,31,32に入力され、第2記憶部13に記憶された情報に基づいて、「指定2,3因子網羅保証モード」でのテスト計画表作成処理を行って、指定した2因子又は指定した3因子を100%網羅する組み合わせのテスト項目を有するテスト計画表を作成する。
このモードでは、「指定2因子網羅保証モード」、「指定2因子拡張網羅保証モード」及び「指定3因子網羅保証モード」をユーザが入力部15への操作により選択することができる。
CPU10は、指定2因子網羅ボタン34aが操作されてユーザにより「指定2因子網羅保証モード」が選択されたとき、第2記憶部13に記憶された情報に基づいて、テスト計画表を作成する。第2記憶部13には、L4,L8,L16,L32,L64,L128,・・・の直交表データが記憶されており、CPU10は、上記(式1)の計算結果に基づいたサイズの直交表を選択する。例えば、入力表示画面における入力状態が図16に示す状態の場合、L=1+1+1+3+1=7であるため、CPU10は、L8の直交表データを第2記憶部13から取り出す。
そして、CPU10は、第2記憶部13からデータを取り出した直交表の各列に各因子を、各因子の対応する行に各水準を順に割り付けて、テスト計画表を作成する。このとき、優先度が高い(優先入力枠の数字が少ない)2因子間の組み合わせが全て網羅されるように直交表データへの適用を行う。例えば、入力表示画面における入力状態が図16に示す状態の場合、CPU10は、図17に示すようなテスト計画表を作成する。
CPU10は、指定2因子拡張網羅ボタン34bが操作されてユーザにより「指定2因子拡張網羅保証モード」が選択されたとき、第2記憶部13に記憶された情報に基づいて、テスト計画表を作成する。CPU10は、以下の(式1)の計算結果に基づいたサイズよりも一つ大きなサイズの直交表を選択する。例えば、入力表示画面における入力状態が図16に示す状態の場合、L=1+1+1+3+1=7であるため、CPU10は、L16の直交表データを第2記憶部13から取り出す。
そして、CPU10は、第2記憶部13からデータを取り出した直交表の各列に各因子を、各因子の対応する行に各水準を順に割り付けて、テスト計画表を作成する。このとき、優先度が高い(優先入力枠の数字が少ない)2因子間の組み合わせが全て網羅され、かつ優先度が高い3因子間の組み合わせの網羅率が高くなるように直交表データへの適用を行う。例えば、入力表示画面における入力状態が図16に示す状態の場合、CPU10は、図18に示すようなテスト計画表を作成する。なお、CPU10は、ユーザによりさらに「指定2因子拡張網羅保証モード」が選択されたとき、さらに大きいサイズの直交表データを選択し、この選択した直交表データを用いてテスト計画表を作成する。これにより、所望のテスト項目数の直交表データを作成することができる。
CPU10は、指定3因子網羅ボタン34cが操作されてユーザにより「指定3因子網羅保証モード」が選択されたとき、第2記憶部13に記憶された情報に基づいて、テスト計画表を作成する。第2記憶部13には、L4,L8,L16,L32,L64,L128,・・・の直交表データが記憶されており、CPU10は、因子の水準数が多い上位3位の因子を因子1、因子2、因子3すると、以下の(式2)の計算結果に基づいたサイズの直交表を選択する。
例えば、入力表示画面における入力状態が図16に示す状態の場合、L=2×2×4=16であるため、CPU10は、L16の直交表データを第2記憶部13から取り出す。
そして、第2記憶部13からデータを取り出した直交表の各列に各因子を、各因子の対応する行に各水準を順に割り付けて、テスト計画表を作成する。このとき、優先度が高い(優先入力枠の数字が少ない)3因子間の組み合わせが全て網羅され、かつ優先度が高い3因子間の組み合わせの網羅率が高くなるように直交表データへの適用を行う。例えば、入力表示画面における入力状態が図16に示す状態の場合、CPU10は、図19に示すようなテスト計画表を作成する。なお、図19に示す例では、因子数や水準数が少ないため、「指定2因子拡張網羅保証モード」と「指定3因子網羅保証モード」とが同じ結果となっているが、多数の因子が入力表示画面で入力されているときには、通常、異なる結果となる。
このように、テスト計画表作成装置1は、テスト対象となるソフトウェアにおける複数の因子と当該因子毎の水準とを入力する入力部15(入力手段)と、入力部15により入力表示画面の入力枠30,31,32,37に入力された情報を記憶する第2記憶部13(記憶手段)を備えている。そして、CPU10は、第2記憶部13に記憶した上記情報及び直交表データに基づいて、第2記憶部13に記憶した全ての因子間での組み合わせのうち、少なくとも指定した(優先度の高い)2因子間での組み合わせが全て網羅されるテスト計画表を作成する第1の作成手段、第2記憶部13に記憶した上記情報及び直交表データに基づいて、第2記憶部13に記憶した全ての因子間での組み合わせのうち、少なくとも指定した(優先度の高い)3因子間での組み合わせが全て網羅されるテスト計画表を作成する第2の作成手段、作成手段により作成したテスト計画表を出力する出力手段としてそれぞれ機能する。
さらに、CPU10は、第2記憶部13に記憶した情報に基づき第1の作成手段で用いる直交表データのサイズよりも一つサイズが大きい直交表データを用いて、少なくとも第2記憶部13に記憶した全ての因子間での組み合わせのうち、少なくとも指定された2因子間での組み合わせが全て網羅され、指定された3因子間での組み合わせの網羅率が高いテスト計画表を作成する第3の作成手段として機能する。さらに、CPU10は、第3の作成手段として機能するとき、入力部15(操作手段)への操作に基づいて、テスト計画表の作成に用いる直交表データのサイズを順次増加させてテスト計画表を作成するようにしている。
そして、CPU10は、入力部15による入力に基づいて、テスト計画表の作成を、第1の作成手段、第2の作成手段及び第3の作成手段のうちいずれの作成手段で行うかを選択する選択手段として機能する。
[2.4.回数優先モード]
回数優先モードは、因子のうち水準数が最大の因子を判定し、当該因子の水準毎に一つの組み合わせを選択してテスト計画表を作成するモードである。なお、図5におけるステップS23のテスト計画表作成処理以外は、「全組み合わせモード」と同様の処理であるため、以下においては、テスト計画表作成処理についてのみ説明する。
CPU10は、ユーザによりテスト計画表作成ボタン34を押下されたと判定すると、入力表示画面の各入力枠30,31,32に入力され、第2記憶部13に記憶された情報に基づいて、「回数優先モード」でのテスト計画表作成処理を行って、水準数が最大の因子の水準毎に一つの組み合わせのテスト項目を有するテスト計画表を作成する。
例えば、入力表示画面における入力状態が図7に示す状態の場合、CPU10は、図20に示すテスト計画表を作成して、表示部14に出力してテスト計画表を表示する。すなわち、CPU10は、第2記憶部13に記憶した因子のうち水準数が最大の因子を判定し、当該因子の水準毎に一つの組み合わせを選択してテスト計画表を作成する。入力表示画面における図7に示す状態のとき、因子のうち水準数が最大の因子は「機能4」であり、その水準「機能4−1」、「機能4−2」、「機能4−3」、「機能4−4」のそれぞれについての組み合わせを有する図20に示すテスト計画表が作成される。なお、テスト計画表は図示しない印刷手段により用紙に印刷して出力するようにしてもよい。
このように、テスト計画表作成装置1は、テスト対象となるソフトウェアにおける複数の因子と当該因子毎の水準とを入力する入力部15(入力手段)と、入力部15により入力表示画面の入力枠30,31,32に入力された情報を記憶する第2記憶部13(記憶手段)を備えている。そして、CPU10は、第2記憶部13に記憶した上記情報に基づいて、第2記憶部13に記憶した因子のうち水準数が最大の因子を判定し、当該因子の水準毎に一つの組み合わせを選択してテスト計画表を作成する第4の作成手段、作成手段により作成したテスト計画表を出力する出力手段としてそれぞれ機能する。
[2.6.因子グループ単位モード]
因子グループ単位モードは、全ての組み合わせのテスト項目のうち、1以上の因子が含まれる群のうち任意又は指定された2因子群間の組み合わせを100%網羅する組み合わせのテスト項目を有するテスト計画表を作成するモードである。なお、図5におけるステップS23のテスト計画表作成処理以外は、「全組み合わせモード」と同様の処理であるため、以下においては、テスト計画表作成処理についてのみ説明する。
CPU10は、図21に示すように、図7に示す入力表示画面に因子のグループ(以下、「因子グループ」とする。)を入力するためのグループ入力枠38を設けた入力表示画面を表示部14に表示する。この入力表示画面の入力枠30,31,32にユーザが入力部15を入力する。図21では、4つの因子のうち「機能1」と「機能2」とが同じグループであり、「機能3」と「機能4」とが同じグループとして設定される例を示している。
その後、ユーザによりテスト計画表作成ボタン34を押下されたと判定すると、CPU10は、入力表示画面の各入力枠30,31,32に入力され、第2記憶部13に記憶された情報及び直交表データに基づいて、第2記憶部13に記憶した全ての因子間での組み合わせのうち、少なくとも1以上の因子が含まれる群のうち任意の2因子群間の組み合わせを100%網羅するテスト計画表を作成する。この「因子グループ単位モード」でのテスト計画表の作成は、上述した「2,3因子網羅保証モード」におけるテスト計画表の作成方法を、因子単位ではなく因子群単位としたものであり、基本的にテスト計画表の作成方法は同様である。例えば、図21に示すようにグループが設定されたとき、CPU10は、図22に示すようなテスト計画表を作成する。
なお、この「因子グループ単位モード」では、複数の因子をグループとせずに、一つの因子をグループとするようにすることもできる。また、優先入力枠37を設けるようにして「2,3因子網羅保証モード」のテスト計画表の作成方法を因子単位ではなく因子群単位として、第2記憶部13に記憶した1以上の因子が含まれる群のうち指定された2因子群間の組み合わせを100%網羅するテスト計画表を作成することもできる。
このように、テスト計画表作成装置1は、テスト対象となるソフトウェアにおける複数の因子と当該因子毎の水準とを入力する入力部15(入力手段)と、入力部15により入力表示画面の入力枠30,31,32,38に入力された情報を記憶する第2記憶部13(記憶手段)を備えている。そして、CPU10は第2記憶部13に記憶された情報及び直交表データに基づいて、第2記憶部13に記憶した全ての因子間での組み合わせのうち、少なくとも指定された因子群(因子グループ)間での組み合わせが全て網羅されるテスト計画表を作成する第5の作成手段、作成手段により作成したテスト計画表を出力する出力手段としてそれぞれ機能する。
以上のように、本実施形態におけるテスト計画表作成装置1では、テスト対象となるソフトウェアにおける複数の因子と当該因子毎の水準とを入力する入力部15(入力手段)と、入力部15により入力された情報とサイズの異なる直交表データとを記憶する第2記憶部13(記憶手段)とを備える。そして、CPU10は、第2記憶部13に記憶した情報及び直交表データに基づいて、上記(1)〜(6)のモードでテスト計画表を作成する第1〜第7の作成手段、テスト計画表の作成を、第1〜第7の作成手段のうちいずれの作成手段で行うかを選択する選択手段、選択された作成手段により作成したテスト計画表を出力する出力手段として機能するようにしている。
従って、ソフトウェアテストの目的に応じてソフトウェアの組み合わせテスト件数を削減したテスト計画表作成を作成することができる。
以上、本発明の実施の形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
例えば、メインメニュー画面は、図4に示すように開発プロセスに応じてモードを対応させたものに限定されず、例えば、単に(1)〜(6)のモードを選択することができるメインメニュー画面を表示するようにしてもよい。
ソフトウェアを組み込んだ製品の開発プロセスの説明図である。 本発明の一実施形態に係るテスト計画表作成装置の構成図である。 テスト計画表作成装置におけるメイン動作フローを示す図である。 テスト計画表作成装置のメニュー画面を示す図である。 テスト計画表作成装置におけるモード処理フローを示す図である。 各モードの処理を説明するための図である。 各モードの処理を説明するための図である。 各モードの処理を説明するための図である。 各モードの処理を説明するための図である。 各モードの処理を説明するための図である。 各モードの処理を説明するための図である。 各モードの処理を説明するための図である。 各モードの処理を説明するための図である。 各モードの処理を説明するための図である。 各モードの処理を説明するための図である。 各モードの処理を説明するための図である。 各モードの処理を説明するための図である。 各モードの処理を説明するための図である。 各モードの処理を説明するための図である。 各モードの処理を説明するための図である。 各モードの処理を説明するための図である。 各モードの処理を説明するための図である。 テスト計画表を直交表を用いて作成する際の一般的な手順を説明するための図である。 テスト計画表を直交表を用いて作成する際の一般的な手順を説明するための図である。 テスト計画表を直交表を用いて作成する際の一般的な手順を説明するための図である。
符号の説明
1 テスト計画表作成装置
10 CPU(作成手段、選択手段)
11 RAM
12 第1記憶部
13 第2記憶部(記憶手段)
14 表示部
15 入力部(入力手段)
16 記録媒体ドライブ
17 バス

Claims (5)

  1. テスト対象となるソフトウェアにおける複数の因子と当該因子毎の水準とを入力する入力手段と、
    前記入力手段により入力された情報とサイズの異なる直交表データとを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶した情報及び直交表データに基づいて、前記記憶手段に記憶した全ての因子間での組み合わせのうち、少なくとも2因子間での組み合わせが全て網羅されるテスト計画表を作成する第1の作成手段と、
    前記記憶手段に記憶した情報及び直交表データに基づいて、前記記憶手段に記憶した全ての因子間での組み合わせのうち、少なくとも3因子間での組み合わせが全て網羅されるテスト計画表を作成する第2の作成手段と、
    前記記憶手段に記憶した情報及び直交表データに基づいて、前記記憶手段に記憶した全ての因子間での組み合わせのうち、少なくとも指定された2因子群間での組み合わせが全て網羅されるテスト計画表を作成する第5の作成手段と、
    前記テスト計画表の作成を、前記複数の作成手段のうちいずれの作成手段で行うかを選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択された作成手段により作成したテスト計画表を出力する出力
    手段と、を備えたテスト計画表作成装置。
  2. 前記記憶手段に記憶した情報に基づき前記第1の作成手段で用いる直交表データのサイズよりも一つサイズが大きい直交表データを用いて、前記記憶手段に記憶した全ての因子間での組み合わせのうち、少なくとも2因子間での組み合わせが全て網羅されるテスト計画表を作成する第3の作成手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のテスト計画表作成装置。
  3. 前記第3の作成手段を制御するための操作手段を備え、
    前記第3の作成手段は、前記操作手段への操作に基づいて、テスト計画表の作成に用いる直交表データのサイズを順次増加させてテスト計画表を作成することを特徴とする請求項2に記載のテスト計画表作成装置。
  4. 前記第1の作成手段は、前記記憶手段に記憶した全ての因子間での組み合わせのうち、少なくとも指定した2因子間での組み合わせが全て網羅されるテスト計画表を作成し、
    前記第2の作成手段は、前記記憶手段に記憶した全ての因子間での組み合わせのうち、少なくとも指定した3因子間での組み合わせが全て網羅されるテスト計画表を作成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のテスト計画表作成装置。
  5. 前記記憶手段に記憶した情報に基づいて、前記記憶手段に記憶した因子のうち水準数が最大の因子を判定し、当該因子の水準毎に一つの組み合わせを選択してテスト計画表を作成する第4の作成手段を備え、
    前記選択手段は、前記第4の作成手段を選択可能としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のテスト計画表作成装置。
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