JP5448760B2 - 携帯端末及び調整方法 - Google Patents
携帯端末及び調整方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5448760B2 JP5448760B2 JP2009273350A JP2009273350A JP5448760B2 JP 5448760 B2 JP5448760 B2 JP 5448760B2 JP 2009273350 A JP2009273350 A JP 2009273350A JP 2009273350 A JP2009273350 A JP 2009273350A JP 5448760 B2 JP5448760 B2 JP 5448760B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unit
- loop
- antenna
- resonance frequency
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title description 48
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 66
- 238000000926 separation method Methods 0.000 claims description 31
- 230000007274 generation of a signal involved in cell-cell signaling Effects 0.000 claims description 8
- 230000006854 communication Effects 0.000 description 83
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 82
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 56
- AHVPOAOWHRMOBY-UHFFFAOYSA-N 2-(diethylamino)-1-[6,7-dimethoxy-1-[1-(6-methoxynaphthalen-2-yl)ethyl]-3,4-dihydro-1h-isoquinolin-2-yl]ethanone Chemical compound C1=C(OC)C=CC2=CC(C(C)C3C4=CC(OC)=C(OC)C=C4CCN3C(=O)CN(CC)CC)=CC=C21 AHVPOAOWHRMOBY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 49
- 230000008569 process Effects 0.000 description 36
- 230000001413 cellular effect Effects 0.000 description 19
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 18
- 230000006870 function Effects 0.000 description 16
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 15
- 230000008859 change Effects 0.000 description 14
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 13
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 5
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 5
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 4
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 4
- 102100036848 C-C motif chemokine 20 Human genes 0.000 description 3
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000005674 electromagnetic induction Effects 0.000 description 3
- 102100029860 Suppressor of tumorigenicity 20 protein Human genes 0.000 description 2
- 230000004087 circulation Effects 0.000 description 2
- 230000005672 electromagnetic field Effects 0.000 description 2
- 230000006698 induction Effects 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 2
- 229920000139 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 2
- 239000005020 polyethylene terephthalate Substances 0.000 description 2
- 230000001960 triggered effect Effects 0.000 description 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 2
- 102100035353 Cyclin-dependent kinase 2-associated protein 1 Human genes 0.000 description 1
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 230000009977 dual effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 230000000737 periodic effect Effects 0.000 description 1
- -1 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 230000002194 synthesizing effect Effects 0.000 description 1
Images
Description
また、上述した操作ボタン群11、音声入力部12、ディスプレイ21及び音声出力部22は、詳細は後述する処理部71の一部を構成している。
また、本実施の形態では、RFIDチップ52は、リアケース部42と基板40とが組み合わされたときに、リアケース部42に収納されているRFID用アンテナ部41の接続端子41aと最短距離で接続されるように、接続端子41aと対向する基板40上の位置に実装されているものするが、特にこの形態に限られない。
電源回路部55は、例えば、DC−DCコンバータにより構成されており、所定の電源電圧を生成する回路部である。RF回路部56は、RFID用アンテナ部41により通信される信号に対して変調処理又は復調処理等の信号処理を行う。CPU57は、所定の演算処理を行う。メモリ58は、所定のデータが格納されている。
RFID用アンテナ部41は、外部に設置されているリーダ・ライタ装置(外部機器)に対して、所定距離まで接近したときに、当該外部機器から送信される信号(第1の使用周波数帯であるキャリア周波数(例えば、13.56MHz)により変調されている)を受信する。なお、リアクタンス可変部53は、外部機器から送信される信号がRFID用アンテナ部41を介してRF回路部56に供給されるように、リアクタンスを適宜可変し、所定の調整(チューニング)を行う。
CPU57は、RF回路部56から供給された信号に基づいて、メモリ58にデータを書き込む、又は、メモリ58からデータを読み出す。CPU57は、メモリ58からデータを読み出した場合には、当該データをRF回路部56に供給する。RF回路部56は、メモリ58から読み出されたデータに対して変調等の信号処理を行い、その変調された信号を、所定の搬送波(例えば、800MHzを中心周波数とする搬送波)に重畳させてRFID用アンテナ部41を介して外部機器に送信する。
メインアンテナ部62は、第1の使用周波数帯よりも高い周波数帯である第2の使用周波数帯により基地局と通信を行うアンテナ部である。通信処理部63は、メインアンテナ部62により受信した信号に対して変調処理を行ったり、メインアンテナ部62を介して外部に送信する信号に復調処理を行う。また、通信部61は、充電池43から電源の供給を受けている。
また、一般的に、ターン数が多いRFID用アンテナ部41は、ターン数が少ないアンテナに比して、アンテナのQ値が低く(小さく)なるため、広い周波数範囲の信号を受信することができるが、通信距離が短くなる傾向がある。
一方、ターン数が少ないRFID用アンテナ部41は、ターン数が多いアンテナに比して、アンテナのQ値が高く(大きく)なるため、通信距離を伸ばすことができるが、受信できる周波数範囲が狭くなる傾向がある。また、通信距離が長い場合には、ヌル(通信不可領域のことであり、外部機器との通信が行えなくなる領域のこと)が生じやすくなる。
また、携帯電話装置1は、実使用において、RFID処理部51を利用して、様々な外部機器と通信を行うが、通信環境は様々あり、外部機器との通信において、常に好適な環境を維持することは困難である。
携帯電話装置1は、図4に示すように、筐体(以下、操作部側筐体部2という。)と、アンテナエレメント部101と、給電部102と、切替部103と、制御部104とを備える。なお、アンテナエレメント部101は、RFID用アンテナ部41に相当し、給電部102は、給電部54に相当し、制御部104は、CPU57又はCPU72に相当する。
アンテナエレメント部101は、上述したように、操作部側筐体部2の内部に配置され、アンテナ線(所定の直径(例えば、0.1mm程度)を有する銅線等)をその一端部から他端部にかけてコイル状に複数回(本実施の形態では、3ターン)周回させて構成される。
給電部102は、アンテナエレメント部101の一端部及び他端部に接続されて給電を行う。切替部103は、アンテナエレメント部101の周回上に接続され、アンテナエレメント部101の周回数を切り替える。制御部104は、所定の条件に応じて切替部103を切り替え制御して周回数を切り替える処理を行う。
このようにして、携帯電話装置1は、様々な外部機器との間において通信の性能を好適に維持することができる。
また、携帯電話装置1は、図4に示すように、アンテナエレメント部101と外部機器との間で所定の規格に準拠した通信が行われる際に、アンテナエレメント部101と外部機器との間の通信の距離や、外部機器から受信する信号の強度等が適式かどうかを判断する判断部105を備える。また、判断部105は、CPU57に相当する。
このような構成において、制御部104は、判断部105によりアンテナエレメント部101と外部機器との間の通信の距離や、外部機器から受信する信号の強度等が適式ではないと判断したことを所定の条件として、周回数を切り替えるように切替部103を切り替え制御する。なお、判断部105は、制御部104により実現されても良い。
このようにして、携帯電話装置1は、様々な外部機器との間において通信の性能を好適に維持することができる。
また、携帯電話装置1は、図4に示すように、受信判断部106と、送信判断部107と、時間経過判断部108と、通信継続判断部109とを備える。なお、受信判断部106と、送信判断部107と、時間経過判断部108と、通信継続判断部109は、制御部104、CPU57又はCPU72に相当する。
つぎに、携帯電話装置1のアンテナエレメント部101(RFID用アンテナ部41)の第1の実施例の構成と動作について詳細に説明する。
アンテナエレメント部101は、図5に示すように、ループ状に巻かれたアンテナ線Aに、共振用のコンデンサRC1,RC2,RC3と、共振周波数調整用の回路RC4が接続されて構成される。なお、本実施例では、共振用のコンデンサは、所定の容量を有するコンデンサRC1,RC2,RC3で構成され、共振周波数調整用の回路RC4は、共振周波数を調整可能な可変コンデンサにより構成されるものとするが、これに限られない。
なお、共振用のコンデンサRC2,RC3がアンテナ線Aに接続されないように、切替部103の端子a5と端子b5を非接触にし、端子a6と端子b6を非接触にし、端子a7と端子b7を非接触にし、端子a8と端子b8を非接触にしておく。
また、アンテナ線Aを1ターンで使用する場合には、制御部104は、切替部103の端子a9と端子b9が接触し、端子a10と端子c10が接触するように切り替えて、共振周波数調整用の回路RC4がアンテナ線A(A1)に接続されるように切り替える(図5(b)を参照)。
また、アンテナ線Aを2ターンで使用する場合には、制御部104は、切替部103の端子c9と端子b9が接触し、端子a10と端子b10が接触するように切り替えて、共振周波数調整用の回路RC4がアンテナ線A(A2)に接続されるように切り替える。
なお、共振用のコンデンサRC1がアンテナ線Aに接続されないように、切替部103の端子a3と端子b3を非接触にし、端子a4と端子b4を非接触にしておく。
ステップST1において、制御部104は、外部機器により出力されている搬送波を検出したかどうかを判断する。外部機器は、外部に対して所定の電力に基づく搬送波を出力している。携帯電話装置1は、外部機器と通信が可能な状態になっているときに、外部機器から出力される搬送波の検出を行い、検出ができた場合(Yes)には、次の工程(ステップST2)に進み、検出ができない場合(No)には、ステップST1の工程を所定回数又は一定時間繰り返す。
よって、CPU57(受信判断部106)は、RF回路部56から復調信号が入力されるか否かによって、外部機器から信号を受信しているか否かや、通信が継続しているか否かを判断できる(図6のステップST2、ステップST7を参照。)。
よって、CPU57(送信判断部107及び通信継続判断部109)は、RF回路部56に変調信号を出力しているか否かによって、外部機器に信号の送信ができているか否かや、通信が継続しているか否かを判断できる(図6のステップST4、ステップST7を参照。)。
1.送信用アンテナ及び受信用アンテナともに3ターンで構成する。
2.送信用アンテナ及び受信用アンテナともに2ターンで構成する。
3.送信用アンテナ及び受信用アンテナともに1ターンで構成する。
4.送信用アンテナを1ターンで構成し、受信用アンテナを2ターンで構成する。
5.送信用アンテナを2ターンで構成し、受信用アンテナを1ターンで構成する。
なお、本実施例では、アンテナ線Aの総ターン数を3ターンとしているので5つの組み合わせになったが、総ターン数が4ターンや5ターン等になれば、ターン数を切り替える組み合わせは5つ以上になる。
携帯電話装置1は、図8に示すように、ループアンテナ(以下、アンテナエレメント部101という。)と、分離部115と、信号発生部(以下、基準信号発生器111という。)と、検出部(以下、電圧検出器112という。)と、調整部116と、制御部117を有する。なお、分離部115は、切替部103に相当し、制御部117は、制御部104やCPU57に相当する。
分離部115は、アンテナエレメント部101を、所定回数よりも少ない周回数である第1の周回数(例えば、2ターン)周回する第1のループ部と、所定回数から第1の周回数を減じて得られる周回数である第2の周回数(例えば、1ターン)周回する第2のループ部とに分離する。また、分離部115には、給電部102が接続されている。
電圧検出器112は、第1のループ部と第2のループ部の他方に接続され、当該接続されたループ部の電気的特性を検出する。すなわち、電圧検出器112は、基準信号発生器111が接続されているループ部とは異なるループ部に接続される。
例えば、基準信号発生器111が第1のループ部に接続された場合には、電圧検出器112と調整部116は、第2のループ部に接続される。
分離部115は、所定の条件下に、CPU57の制御にしたがって、アンテナエレメント部101を第1のループ部と第2のループ部に分離する。
例えば、定期的に調整を行う場合には、当該定期に達したことが所定の条件となり、また、外部機器と通信を行うときに調整を行う場合には、外部機器を認識したときが所定の条件となる。
基準信号発生器111は、CPU57の制御にしたがって基準信号を発生する。第1のループ部は、基準信号発生器111により発生された基準信号に基づいて、所定の周波数の電波を外部に放射する。
そして、第2のループ部は、第1のループ部により放射された電波を受信する。電圧検出器112は、第2のループ部により受信した電波に基づく電圧値を検出する。
調整部116は、CPU57の制御にしたがって、電圧検出器112によって検出された電圧値が最大になるように、共振周波数を調整する。
なお、上述では、第1のループ部に基準信号発生器111が接続され、第2のループ部に電圧検出器112と調整部116が接続される構成としたが、これに限られず、第2のループ部に基準信号発生器111が接続され、第1のループ部に電圧検出器112と調整部116が接続される構成であっても良い。
このような構成の場合には、CPU57は、分離部115により、アンテナエレメント部101を第1のループ部と第2のループ部に分離すると共に、基準信号発生器111により、第1のループ部と第2のループ部の両方から基準周波数の信号(電波)を発生(放射)し、かつ、電圧検出器112により、第1のループ部と第2のループ部の両方の電気的特性を検出し、その後、調整部116により、電圧検出器112の検出結果に応じて第1のループ部と第2のループ部の両方の共振周波数を好適に調整することができる。
基準信号発生器111は、CPU57の制御にしたがって基準信号を発生する。第1のループ部は、基準信号発生器111により発生された基準信号に基づいて、所定の周波数の電波を外部に放射する。
調整部116は、CPU57の制御にしたがって、電圧検出器112によって検出された電圧値が最大になるように、共振周波数を調整する。
基準信号発生器111は、CPU57の制御にしたがって基準信号を発生する。第2のループ部は、基準信号発生器111により発生された基準信号に基づいて、所定の周波数の電波を外部に放射する。
調整部116は、CPU57の制御にしたがって、電圧検出器112によって検出された電圧値が最大になるように、共振周波数を調整する。
このような構成の場合には、CPU57は、操作検出部118に対して所定の操作が行われると、分離部115により、アンテナエレメント部101を第1のループ部と第2のループ部に分離すると共に、基準信号発生器111により、第1のループ部と第2のループ部の少なくとも一方から基準周波数の信号を発生し、かつ、電圧検出器112により、第1のループ部と第2のループ部の少なくとも他方の電気的特性(受信強度等)を検出し、さらに、調整部116により、電圧検出器112の検出結果に応じて第1のループ部と第2のループ部の少なくとも他方の共振周波数を調整する。
携帯電話装置1は、例えば、アンテナエレメント部101が所定回数として6周回数(6ターン)で構成されており、分離部115により、1周回数(1ターン)である第1の周回数の第1のループ部と、5周回数(5ターン)である第2の周回数の第2のループ部に分離された場合について説明する。
fo=1/2π(√(LC))・・・(1)
ただし、Lは、アンテナ線Aのインダクタンス値であり、Cは、アンテナ線Aに接続されている共振用コンデンサRC1,RC2,RC3と共振周波数調整用の回路RC4(コンデンサ)の合成容量である。
1ターン(A1)で構成されるアンテナ側には、図9(a)に示すように、基準信号を発生する基準信号発生器111と、共振用のコンデンサRC3と、共振周波数調整用の回路RC4とを接続する。また、2ターン(A2)で構成されるアンテナ側には、図9(b)に示すように、電圧検出器112と、共振用のコンデンサRC2と、共振周波数調整用の回路RC4とを接続する。なお、本実施例では、共振周波数調整用の回路RC4は、適宜切り替えることによって、1ターン(A1)で構成されるアンテナ側と、2ターン(A2)で構成されるアンテナ側とで共用されるものとするが、それぞれ専用の共振周波数調整用の回路を備える構成であっても良い。
そして、2ターン(A2)で構成されるアンテナは、1ターン(A1)で構成されるアンテナにより放射された電波を受信する。電圧検出器112は、2ターン(A2)で構成されるアンテナにより受信した電波に基づく電圧値を検出する。
L2=1/4π2f0 2C・・・(2)
ただし、Cは、2ターン(A2)で構成されるアンテナ側に接続されている共振用のコンデンサRC2と、共振周波数調整用の回路RC4の容量を合成した容量値である。
1ターン(A1)で構成されるアンテナ側には、図10(a)に示すように、電圧検出器112と、共振用のコンデンサRC3と、共振周波数調整用の回路RC4とを接続する。また、2ターン(A2)で構成されるアンテナ側には、図10(b)に示すように、基準信号を発生する基準信号発生器111と、共振用のコンデンサRC2と、共振周波数調整用の回路RC4とを接続する。なお、本実施例では、共振周波数調整用の回路RC4は、適宜切り替えることによって、1ターン(A1)で構成されるアンテナ側と、2ターン(A2)で構成されるアンテナ側とで共用されるものとするが、それぞれ専用の共振周波数調整用の回路を備える構成であっても良い。
そして、1ターン(A1)で構成されるアンテナは、2ターン(A2)で構成されるアンテナにより放射された電波を受信する。電圧検出器112は、1ターン(A1)で構成されるアンテナにより受信した電波に基づく電圧値を検出する。
L1=1/4π2f0 2C・・・(3)
ただし、Cは、1ターン(A1)で構成されるアンテナ側に接続されている共振用のコンデンサRC3の容量と、共振周波数調整用の回路RC4の容量を合成した容量値である。
L=L2+L3・・・(4)
また、CPU57は、アンテナが3ターンで構成される場合における共振用のコンデンサRC1の容量と、共振周波数調整用の回路RC4の容量の合成した容量値を、(1)式と(4)式により共振周波数f0が所定の周波数(例えば、13.56MHz)になるように共振周波数調整用の回路RC4の容量を可変させることにより算出する。
携帯電話装置1は、通信状態の検出(例えば、搬送波の検出や、受信信号の検出等)に基づいて、通信が成立するようにアンテナ線Aのターン数を切替えるので、確実に通信を行うことができる。
また、携帯電話装置1は、ターン数を少なくしたアンテナで通信を行う場合には、アンテナのQ値が高くなり、通信距離を伸ばすことができる。
アンテナの周回数が多い構成は、アンテナのQ値が低く(小さく)なるため、広い周波数範囲の信号を受信することができたり、ヌルが発生し難いという長所があり、一方、通信距離が短くなるという短所がある。
また、アンテナの周回数が少ない構成は、アンテナのQ値が高く(大きく)なるため、通信距離を伸ばすことができる長所があり、一方、ヌルが発生しやすいという短所がある。
つぎに、携帯電話装置1の第2の実施例の構成と動作について詳細に説明する。
所定の規格に基づいて外部機器に対向されることにより通信を行う携帯電話装置1は、外部機器に対向させる面に目印としてマークMが付されている。また、所定の規格に基づいて携帯電話装置1と対向されることにより通信を行う外部機器は、携帯電話装置1に対向される面に同様のマークMが付されている。
よって、携帯電話装置1の中心位置にマークMが付され、外部機器121の外部の中心位置にマークMが付されている場合には、図11(c)に示すように、携帯電話装置1は、中心位置を外部機器121の中心位置に近接させることが望ましいことになる。
しかし、ユーザは、一般的に、携帯電話装置1の中心位置を外部機器の中心位置に合わせようと行動する。そうすると、携帯電話装置1は、外部機器とマークMの中心位置がずれ、マークM同士が対向しなくなる。また、ユーザによる外部機器への近接方法が雑になると、携帯電話装置1は、外部機器とマークMの中心位置がずれ、マークM同士が対向しなくなる。さらに、携帯電話装置1は、外部機器とマークM同士が対向していても、近くに金属物が配置されていると、図12に示すように、その影響から共振周波数が所定の値X1から他の値X2にシフトする場合がある。
また、携帯電話装置1の共振周波数がずれてしまう原因は、上述したように、周辺の金属物や、対向する外部機器121に内蔵されているアンテナとの相互干渉が考えられる。
また、携帯電話装置1は、アンテナエレメント部101に入力される電圧値の変化を監視することによって、静止状態にあるかどうかを判断することができる。
ステップST13において、制御部104は、RFID処理部51を起動状態にする。
また、1ターン(A1)で構成されるアンテナ側には、基準信号発生器111が接続され、2ターン(A2)で構成されるアンテナ側には、電圧検出器112が接続される。
また、ステップST21において、制御部104は、ステップST18の工程でシフトさせた方向と異なる方向(反対方向)に対して、共振周波数をシフトする制御を行う。
ステップST25において、制御部104は、外部機器121との間において所定の通信を開始する。
ステップST33において、制御部104は、RFID処理部51を起動状態にする。
また、1ターン(A1)で構成されるアンテナ側には、基準信号発生器111が接続され、2ターン(A2)で構成されるアンテナ側には、電圧検出器112が接続される。
また、ステップST41において、制御部104は、ステップST38の工程でシフトさせた方向と異なる方向(反対方向)に対して、共振周波数をシフトする制御を行う。
ステップST45において、制御部104は、外部機器121との間において所定の通信を開始する。
41 RFID用アンテナ部
51 RFID処理部
52 RFIDチップ
53 リアクタンス可変部
54 給電部
55 電源回路部
56 RF回路部
57 CPU
58 メモリ
72 CPU
81 加速度センサ
101 アンテナエレメント部
102 給電部
103 切替部
104 制御部
105 判断部
106 受信判断部
107 送信判断部
108 時間経過判断部
109 通信継続判断部
111 基準信号発生器
112 電圧検出器
115 分離部
116 調整部
117 制御部
118 操作検出部
121 外部機器
Claims (7)
- 筐体と、
前記筐体内に配置されると共に、一端部から他端部にかけて所定回数周回するループアンテナと、
前記ループアンテナを、前記所定回数よりも少ない周回数である第1の周回数周回する第1のループ部と、前記所定回数から前記第1の周回数を減じて得られる周回数である第2の周回数周回する第2のループ部とに分離する分離部と、
前記第1のループ部と前記第2のループ部の一方に接続され、当該接続された側のループ部から基準周波数の信号を発生させる信号発生部と、
前記第1のループ部と前記第2のループ部の他方に接続され、当該接続されたループ部の電気的特性を検出する検出部と、
前記第1のループ部と前記第2のループ部の他方に接続され、当該接続されたループ部の共振周波数を調整する調整部と、
前記分離部により、前記ループアンテナを前記第1のループ部と前記第2のループ部に分離すると共に、前記信号発生部により、前記第1のループ部と前記第2のループ部の一方から基準周波数の信号を発生し、かつ、前記検出部により、前記第1のループ部と前記第2のループ部の他方の電気的特性を検出し、さらに、前記調整部により、前記検出部の検出結果に応じて前記第1のループ部と前記第2のループ部の他方の共振周波数を調整する制御部と、を有する携帯端末。 - 前記信号発生部、前記検出部及び前記調整部は、前記第1のループ部と前記第2のループ部の両方に接続可能に構成され、
前記制御部は、前記分離部により、前記ループアンテナを前記第1のループ部と前記第2のループ部に分離すると共に、前記信号発生部により、前記第1のループ部と前記第2のループ部の両方から基準周波数の信号を発生し、かつ、前記検出部により、前記第1のループ部と前記第2のループ部の両方の電気的特性を検出し、その後、前記調整部により、前記検出部の検出結果に応じて前記第1のループ部と前記第2のループ部の両方の共振周波数を調整する、請求項1に記載の携帯端末。 - 前記制御部は、前記分離部による分離を解除すると共に、前記調整部により、前記検出部により検出された前記第1のループ部と前記第2のループ部の両方の電気的特性に応じて前記ループアンテナの共振周波数を調整する、請求項2に記載の携帯端末。
- 操作を検出する操作検出部を有し、
前記制御部は、前記操作検出部に対して所定の操作が行われると、前記分離部により、前記ループアンテナを前記第1のループ部と前記第2のループ部に分離すると共に、前記信号発生部により、前記第1のループ部と前記第2のループ部の少なくとも一方から基準周波数の信号を発生し、かつ、前記検出部により、前記第1のループ部と前記第2のループ部の少なくとも他方の電気的特性を検出し、さらに、前記調整部により、前記検出部の検出結果に応じて前記第1のループ部と前記第2のループ部の少なくとも他方の共振周波数を調整する、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の携帯端末。 - 前記制御部は、定期的に、前記分離部により、前記ループアンテナを前記第1のループ部と前記第2のループ部に分離すると共に、前記信号発生部により、前記第1のループ部と前記第2のループ部の少なくとも一方から基準周波数の信号を発生し、かつ、前記検出部により、前記第1のループ部と前記第2のループ部の少なくとも他方の電気的特性を検出し、さらに、前記調整部により、前記検出部の検出結果に応じて前記第1のループ部と前記第2のループ部の少なくとも他方の共振周波数を調整する、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の携帯端末。
- 前記分離部は、前記第1の周回数と前記第2の周回数が同一となるように、前記ループアンテナを前記第1のループ部と前記第2のループ部とに分離する、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の携帯端末。
- 筐体内に配置されると共に、一端部から他端部にかけて所定回数周回するループアンテナを、前記所定回数よりも少ない周回数である第1の周回数周回する第1のループ部と、前記所定回数から前記第1の周回数を減じて得られる周回数である第2の周回数周回する第2のループ部とに分離部により分離する分離工程と、
前記第1のループ部と前記第2のループ部の一方に接続され、当該接続された側のループ部から基準周波数の信号を発生させる信号発生工程と、
前記第1のループ部と前記第2のループ部の他方に接続され、当該接続されたループ部の電気的特性を検出部により検出する検出工程と、
前記第1のループ部と前記第2のループ部の他方に接続され、当該接続されたループ部の共振周波数を調整部により調整する調整工程と、
前記分離部により、前記ループアンテナを前記第1のループ部と前記第2のループ部に分離すると共に、信号発生部により、前記第1のループ部と前記第2のループ部の一方から基準周波数の信号を発生し、かつ、前記検出部により、前記第1のループ部と前記第2のループ部の他方の電気的特性を検出し、さらに、前記調整部により、前記検出部の検出結果に応じて前記第1のループ部と前記第2のループ部の他方の共振周波数を調整する制御工程と、を有する調整方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009273350A JP5448760B2 (ja) | 2009-12-01 | 2009-12-01 | 携帯端末及び調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009273350A JP5448760B2 (ja) | 2009-12-01 | 2009-12-01 | 携帯端末及び調整方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011119833A JP2011119833A (ja) | 2011-06-16 |
JP5448760B2 true JP5448760B2 (ja) | 2014-03-19 |
Family
ID=44284658
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009273350A Expired - Fee Related JP5448760B2 (ja) | 2009-12-01 | 2009-12-01 | 携帯端末及び調整方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5448760B2 (ja) |
-
2009
- 2009-12-01 JP JP2009273350A patent/JP5448760B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011119833A (ja) | 2011-06-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5602484B2 (ja) | 携帯電子機器 | |
JP5192385B2 (ja) | 携帯無線機 | |
JP5681010B2 (ja) | 携帯電子機器 | |
JP5009361B2 (ja) | 携帯無線機 | |
JP5153501B2 (ja) | 通信機器及び通信機器の制御方法 | |
JP5150369B2 (ja) | 通信機器 | |
JP5622612B2 (ja) | 携帯電子機器 | |
KR101574322B1 (ko) | 휴대 단말기용 무선통신 다중 안테나 | |
WO2008082697A2 (en) | Planar inverted-f antenna with parasitic conductor loop and device using same | |
KR101649259B1 (ko) | 무선통신용 플렉시블 회로기판 | |
JPWO2008105477A1 (ja) | 携帯電子機器及び磁界アンテナ回路 | |
KR101554133B1 (ko) | 무선통신용 플렉시블 회로기판 | |
CN106972237B (zh) | 基于金属后壳的超宽带高性能nfc天线系统 | |
JP5468356B2 (ja) | 携帯端末 | |
JP5117607B2 (ja) | 携帯無線機 | |
JP5448760B2 (ja) | 携帯端末及び調整方法 | |
JP4927162B2 (ja) | 携帯無線機 | |
WO2006043543A1 (ja) | 非接触通信アンテナ及び携帯型移動端末 | |
JP5144419B2 (ja) | 携帯無線機 | |
JP5289908B2 (ja) | 通信機器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20120803 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121115 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131121 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131210 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131224 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5448760 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |