JP5447985B2 - 光ヘッド装置および光学的情報記録再生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光記録媒体に対して3次元的に情報の記録再生を行うための光ヘッド装置および光学的情報記録再生装置に関する。
光記録媒体の大容量化技術の一つとして、光記録媒体の面内方向の次元だけでなく厚さ方向の次元も利用し、光記録媒体に対して3次元的に情報の記録再生を行う3次元記録再生技術がある。3次元記録再生技術として、ビット型の3次元記録技術やページ型のホログラム記録技術がある。ビット型の3次元記録技術では、対向する2つのビームを光記録媒体の記録層内の同一の位置に集光して干渉させ、集光位置に微小な回折格子を形成することにより情報の記録が行われる。2つのビームのうちのどちらか一方を光記録媒体の記録層内に集光し、回折格子からの反射光を検出することにより情報の再生が行われる。また、ページ型のホログラム記録技術では、2つのビームである信号光と参照光のうち信号光の断面内の強度分布を記録情報に従って変調したのち、2つのビームを光記録媒体の記録層内へ入射させて干渉させ、2つのビームが重なる位置にホログラムを形成することにより情報の記録が行われる。2つのビームのうちの参照光を光記録媒体の記録層内へ入射させ、再生情報に従って変調されたホログラムからの回折光の断面内の強度分布を検出することにより情報の再生が行われる。ビット型の3次元記録における回折格子の大きさは、ページ型のホログラム記録におけるホログラムの大きさに比べて小さい。そのため、ビット型の3次元記録は、ページ型のホログラム記録に比べ、光源の波長変動に対するトレランスが広い等の特徴を有している。このようなビット型の3次元記録用の光ヘッド装置として、“Drive System for Micro−Reflector Recording Employing Blue Laser Diode”(International Symposium on Optical Memory 2006 Technical Digest, pp.36−37.)に記載の光ヘッド装置がある。
図1に、その光ヘッド装置の構成が示される。半導体レーザ43aから出射された光は、凸レンズ44aを透過して発散光から平行光へ変換され、一部がビームスプリッタ45aを透過し、一部がビームスプリッタ45aで反射される。
ディスク42へ情報を記録するときには、ビームスプリッタ45aを透過した光は、干渉フィルタ46で反射され、対物レンズ49aによりディスク42の記録層内に集光される。一方、ビームスプリッタ45aで反射された光は、シャッタ48を通り、一部がビームスプリッタ45bで反射され、ミラー47で反射され、対物レンズ49bによりディスク42の記録層内に集光される。ビームスプリッタ45aを透過した光と、ビームスプリッタ45aで反射された光とは、ディスク42の記録層内の同一の位置に集光されて干渉し、集光位置に微小な回折格子が形成される。
ディスク42から情報を再生するときには、ビームスプリッタ45aを透過した光はディスク42の記録層内に集光されるが、ビームスプリッタ45aで反射された光はシャッタ48で遮断され、ディスク42へ向かわない。ディスク42の記録層内に集光された光は、集光位置に形成された回折格子で反射され、対物レンズ49aを逆向きに通り、干渉フィルタ46で反射される。干渉フィルタ46で反射された光のうちの一部がビームスプリッタ45aで反射され、凸レンズ44bにより光検出器50aの受光部上に集光される。
ここで、回折格子はビットデータの情報を有している。ビームスプリッタ45aを透過した光およびビームスプリッタ45aで反射された光の集光位置を記録層の厚さ方向へ移動させて、記録層の面内方向だけでなく厚さ方向へも多層に回折格子を形成することにより、3次元記録再生を行うことができる。
なお、凸レンズ44c、光検出器50bは、ディスク42へ情報を記録するときに、ディスク42の記録層内における、ビームスプリッタ45aを透過した光の集光位置に対するビームスプリッタ45aで反射された光の集光位置のずれを検出するために用いられる。また、半導体レーザ43b、凸レンズ44d、ビームスプリッタ45c、凸レンズ44e、光検出器50cは、ディスク42の基準位置に対する半導体レーザ43bから出射した光の集光位置のずれを検出するために用いられる。
この光ヘッド装置は、ビット型の3次元記録用の光ヘッド装置であり、ビット型の3次元記録においては、一回の記録により一つの回折格子が形成される。ここで、一つの回折格子が有するビットデータは、一つのビットに相当する。これに対し、ページ型のホログラム記録においては、一回の記録により一つのホログラムが形成される。ここで、一つのホログラムが有するページデータは、複数のビットに相当する。すなわち、ビット型の3次元記録は、ページ型のホログラム記録に比べ、データ転送速度が低いという課題を有している。
特開2006−79702号公報には、複数の光束を記録信号に基づいて選択的に対物レンズに入射させ、任意の記録パターンを形成できる記録再生装置が開示されている。この記録再生装置は、集光レンズと、光選択素子と、対物レンズとを備える。集光レンズは、複数の光源からの光を集光する。光選択素子は、集光レンズにより集光された光の集光点近傍に配置され、記録信号に基づいて、光を選択的に透過あるいは反射させる。対物レンズは、透過あるいは反射した光束を記録媒体上に集光する。
特開平11−133845号公報には、ホログラフィを利用して情報が記録される光情報記録媒体の複製方法が開示されている。情報が記録された記録済光情報記録媒体と情報が記録されていない未記録光情報記録媒体とを重ね合わせた状態で、記録済光情報記録媒体および未記録光情報記録媒体に対して、記録済光情報記録媒体の各ホログラムより再生光が発生するように参照光を照射する。この参照光の照射によって各ホログラムより発生される再生光と参照光との干渉による干渉パターンを未記録光情報記録媒体に対して記録する。これによって、記録済光情報記録媒体に記録された情報が未記録光情報記録媒体に複写されて光情報記録媒体が複製される。
特表平11−513817号公報には、変調された光ビームの二次元アレイを発生させる装置が開示されている。この装置は、光源と、第1のレンズと、二次元ホログラフィ・ビーム・スプリッタと、二次元変調器アレイとを含み、回折限界光ビームの二次元アレイを発生させる。光源は、光を発生させ、第1のレンズは、この光をコリメートして光ビームにする。二次元ホログラフィ・ビーム・スプリッタは、光ビームが通過したとき、複数の回折限界光ビームから構成される二次元アレイをつくり出す。二次元変調器アレイは、複数の光ビームをそれぞれ独立に変調する。複数の変調された光ビームが変調器によってつくり出され、変調された回折限界光ビームの二次元アレイが生成される。
特開2002−123948号公報には、ホログラフィを利用して情報が記録される情報記録層を備えた光情報記録媒体に対して情報を記録する光情報記録装置が開示されている。この光情報記録装置は、情報光生成手段と、記録用参照光生成手段と、記録光学系とを備える。情報光生成手段は、記録する情報を担持した情報光を生成する。記録用参照光生成手段は、記録用参照光を生成する。記録光学系は、情報記録層に情報光と記録用参照光との干渉による干渉パターンによって情報が記録されるように、情報光生成手段によって生成された情報光と記録用参照光生成手段によって生成された記録用参照光とを、情報記録層に対して互いに反対の面側より同軸的に且つ同じ位置で最も小径となるように収束させながら情報記録層に照射する。これらの分岐参照光は、ビームスプリッタからホログラフィック記録媒体に至る、相互に異なる光路長の分岐参照光路を通って、且つ、異なる角度でホログラフィック記録媒体に入射する。各分岐参照光路は、その光路長と、複数の分岐物体光路のうちいずれか一つの光路長との差が、レーザ光の可干渉距離よりも短く、他の分岐物体光の光路長との差が、可干渉距離よりも長い。
特開2005−70341号公報には、参照光と変調された物体光とをホログラフィック記録媒体内で干渉させて、干渉縞を形成するホログラフィック記録方法が開示されている。物体光及び参照光は、各々同数の分岐物体光及び分岐参照光に分岐する。これらの分岐物体光は、各々異なる反射型空間光変調器により変調され、且つ、この反射型空間光変調器の前後の光路を含むビームスプリッタからホログラフィック記録媒体に至る光路長が相互に異なる分岐物体光路を経て、反射型空間光変調器からの反射光を同一光路上に統合し、ホログラフィック記録媒体に入射する。
特開2005−172956号公報には、ホログラフィックメモリ再生方法が開示されている。ホログラフィック記録媒体は、記録層の面方向に複数の記録領域を有し、記録領域毎にホログラムが形成されている。このホログラフィック記録媒体に再生光ビームが照射され、ホログラムから情報が再生される。光源から出射された再生光ビームを複数の分割ビームとして、同数の記録領域を同時に照射し、その複数の記録領域からの回折光を同時に受光して、情報が一括して読み出される。
本発明の目的は、データ転送速度が高い光ヘッド装置および光学的情報記録再生装置を提供することにある。
本発明の観点では、本発明の光ヘッド装置は、記録層を有する光記録媒体に対して情報の記録および再生を行い、単一の光源と、ビーム群生成手段と、空間光変調器と、開口と、ビーム群分割手段と、対物レンズとを具備する。ビーム群生成手段は、光源からの出射光から複数のビームを含む出射ビーム群を生成する。空間光変調器は、出射ビーム群に含まれる複数のビームのそれぞれを独立に変調可能な、複数の画素を含む変調層を有する。開口は、変調層に対するフーリエ面に設けられる。ビーム群分割手段は、光記録媒体へ情報を記録するときに、出射ビーム群を第一の往路ビーム群と第二の往路ビーム群とに分割する。対物レンズは、第一の往路ビーム群に含まれる複数のビームのそれぞれと、第二の往路ビーム群に含まれる複数のビームのそれぞれとを、互いに対向させて記録層内の同一の位置に集光する。
本発明の他の観点では、本発明の光学的情報記録再生装置は、上記の光ヘッド装置と、光源を駆動する光源駆動回路と、空間光変調器を駆動する空間光変調器駆動回路とを有する。
本発明によれば、光源の波長変動に対するトレランスが広い等のビット型の3次元記録の特徴を維持しつつ、データ転送速度を高めることができる。
上記発明の目的、効果、特徴は、添付される図面と連携して実施の形態の記述から、より明らかになる。
図1は、関連する3次元記録再生用の光ヘッド装置の構成を示す図である。 図2は、本発明の第一の実施の形態に係る光ヘッド装置の構成を示す図である。 図3A〜3Bは、本発明の実施の形態に係る光ヘッド装置における、透過型の液晶光学素子と偏光子を組み合わせた空間光変調器の動作を説明する図である。 図4A〜4Bは、本発明の実施の形態に係る光ヘッド装置における、反射型の液晶光学素子と偏光ビームスプリッタを組み合わせた空間光変調器の動作を説明する図である。 図5A〜5Bは、本発明の実施の形態に係る光ヘッド装置に用いられる液晶光学素子の光軸に垂直な面内における、液晶光学素子に設けられた変調層に含まれる複数の画素を示す図である。 図6A〜6Bは、本発明の第一の実施の形態に係る光ヘッド装置における、ディスクへの入射ビームおよびディスクからの反射ビームの光路を示す図である。 図7は、本発明の第一の実施の形態に係る光学的情報記録再生装置の構成を示す図である。 図8は、本発明の第二の実施の形態に係る光ヘッド装置の構成を示す図である。 図9A〜9Bは、本発明の第二の実施の形態に係る光ヘッド装置における、ディスクへの入射ビームおよびディスクからの反射ビームの光路を示す図である。 図10は、本発明の第二の実施の形態に係る光学的情報記録再生装置の構成を示す図である。
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図2に、本発明の第一の実施の形態に係る光ヘッド装置の構成が示される。光ヘッド1aは、光記録媒体であるディスク2aに情報を記録し、ディスク2aに記録された情報を再生する。光ヘッド1aは、レーザ3、凸レンズ4a〜4f、4k、マイクロレンズアレイ5、空間光変調器6、可変波長板7、開口9a、9b、偏光ビームスプリッタ10a、ミラー11a〜11f、1/4波長板12a、12b、対物レンズ13a、13b、撮像素子14を備える。光源であるレーザ3は、波長が405nmの光を出射する単一モード半導体レーザである。レーザ3から出射された光は、発散光として凸レンズ4aへ入射し、凸レンズ4aを透過して発散光から平行光へ変換され、マイクロレンズアレイ5を透過して平行光から複数の収束光へ変換され、空間光変調器6の複数の画素を含む変調層内に複数の集光スポットとして集光される。複数の集光スポットのそれぞれの集光位置は複数の画素のそれぞれに対応している。ここで、マイクロレンズアレイ5はビーム群生成手段に相当し、複数の集光スポットとして集光された複数の光は出射ビーム群に相当する。これらの複数の光は、複数の発散光として凸レンズ4bへ入射し、凸レンズ4bを透過して複数の発散光から複数の平行光へ変換され、可変波長板7へ入射する。可変波長板7は、光記録媒体であるディスク2aへ情報を記録するときには入射光に対して1/4波長板の効果を持ち、光記録媒体であるディスク2aから情報を再生するときには入射光に対して1/2波長板の効果を持つ。
ディスク2aへ情報を記録するときには、可変波長板7へ入射した複数の光は、可変波長板7を透過して複数の直線偏光から複数の円偏光へ変換される。変換された複数の円偏光のそれぞれの約50%が偏光ビームスプリッタ10aでS偏光成分として反射され、複数の円偏光のそれぞれの約50%が偏光ビームスプリッタ10aをP偏光成分として透過する。ここで、可変波長板7および偏光ビームスプリッタ10aは、ビーム群分割手段に相当する。また、偏光ビームスプリッタ10aで反射された複数の光、偏光ビームスプリッタ10aを透過した複数の光は、それぞれ第一の往路ビーム群、第二の往路ビーム群に相当する。
偏光ビームスプリッタ10aで反射された複数の光は、開口9aを透過し、凸レンズ4cを透過して複数の平行光から複数の収束光へ変換され、ミラー11aの近傍に複数の集光スポットとして集光される。これらの複数の光は、ミラー11aおよびミラー11cで反射され、複数の発散光として凸レンズ4eへ入射し、凸レンズ4eを透過して複数の発散光から複数の平行光へ変換され、ミラー11eで反射される。反射された光は、1/4波長板12aを透過して複数の直線偏光から複数の円偏光へ変換され、対物レンズ13aを透過して複数の平行光から複数の収束光へ変換され、ディスク2aの記録層内に複数の集光スポットとして集光される。
一方、偏光ビームスプリッタ10aを透過した複数の光は、開口9bを透過し、凸レンズ4dを透過して複数の平行光から複数の収束光へ変換され、ミラー11bの近傍に複数の集光スポットとして集光される。これらの複数の光は、ミラー11bおよびミラー11dで反射され、複数の発散光として凸レンズ4fへ入射し、凸レンズ4fを透過して複数の発散光から複数の平行光へ変換され、ミラー11fで反射される。反射された光は、1/4波長板12bを透過して複数の直線偏光から複数の円偏光へ変換され、対物レンズ13bを透過して複数の平行光から複数の収束光へ変換され、ディスク2aの記録層内に複数の集光スポットとして集光される。
偏光ビームスプリッタ10aで反射された複数の光のそれぞれと、偏光ビームスプリッタ10aを透過した複数の光のそれぞれとは、ディスク2aの記録層内の同一の位置に集光されて干渉し、複数の集光位置のそれぞれに微小な回折格子が形成される。ここで、凸レンズ4bの後側焦点位置と、凸レンズ4c、4dの前側焦点位置とは、一致している。また、凸レンズ4e、4fの後側焦点位置と、対物レンズ13a、13bの前側焦点位置とは、それぞれ一致している。
空間光変調器6の変調層内に形成された複数の集光スポットのそれぞれは、ディスク2aの記録層内に形成された複数の集光スポットのそれぞれに対応している。すなわち、空間光変調器6の変調層とディスク2aの記録層とは、凸レンズ4b、4c、4e、対物レンズ13aに対して、また、凸レンズ4b、4d、4f、対物レンズ13bに対して互いに光学的に共役な位置にある。図2においては、空間光変調器6の変調層内に形成された複数の集光スポットの数、ディスク2aの記録層内に形成された複数の集光スポットの数は、いずれも5個である。
空間光変調器6の変調層は、凸レンズ4bの前側焦点位置にある。また、開口9a、9bは、凸レンズ4bの後側焦点位置にある。すなわち、開口9a、9bは、空間光変調器6の変調層に対するフーリエ面に設けられている。空間光変調器6の変調層内に形成された複数の集光スポットに対応する複数の主光線は、凸レンズ4bの後側焦点位置において一点で交わる。従って、この位置に開口9a、9bを設けることにより、複数の集光スポットを物点とする複数の光のビーム径を全て等しくすることができる。その結果、複数の光のそれぞれに対する対物レンズ13a、13bの開口数を全て等しくすることができる。すなわち、ディスク2aの記録層内の複数の集光位置に形成される複数の回折格子の大きさを全て等しくすることができる。なお、開口の位置は、空間光変調器6の変調層のフーリエ面であれば凸レンズ4bの後側焦点位置である必要はない。例えば、開口9a、9bの代わりに、凸レンズ4c、4eに対して凸レンズ4bの後側焦点位置と互いに光学的に共役な位置、および凸レンズ4d、4fに対して凸レンズ4bの後側焦点位置と互いに光学的に共役な位置に開口を設けても良い。
空間光変調器6からディスク2aの対物レンズ13a側の入射面までの出射ビーム群および第一の往路ビーム群の光路には、偏光ビームスプリッタ10aの反射面、ミラー11aの反射面、ミラー11cの反射面、ミラー11eの反射面の合計4つの反射面がある。このとき、空間光変調器6の変調層内、ディスク2aの記録層内に複数の集光スポットが形成される。これらの複数の集光スポットのうちの、空間光変調器6の変調層内のa点、b点(図2参照)に位置する集光スポットを物点とする光は、空間光変調器6からディスク2aの対物レンズ13a側の入射面までの光路を経て、ディスク2aの記録層内のA点、B点(図2参照)に位置する集光スポットを像点とする光となる。
一方、空間光変調器6からディスク2aの対物レンズ13b側の入射面までの出射ビーム群および第二の往路ビーム群の光路には、ミラー11bの反射面、ミラー11dの反射面、ミラー11fの反射面の合計3つの反射面がある。このとき、空間光変調器6の変調層内、ディスク2aの記録層内に複数の集光スポットが形成される。これらの複数の集光スポットのうちの、空間光変調器6の変調層内のa点、b点(図2参照)に位置する集光スポットを物点とする光は、空間光変調器6からディスク2aの対物レンズ13b側の入射面までの光路を経て、ディスク2aの記録層内のA点、B点(図2参照)に位置する集光スポットを像点とする光となる。
このように、空間光変調器6からディスク2aの対物レンズ13a側の入射面までの出射ビーム群および第一の往路ビーム群の光路における反射面の数と、空間光変調器6からディスク2aの対物レンズ13b側の入射面までの出射ビーム群および第二の往路ビーム群の光路における反射面の数との差が奇数である。これにより、第一の往路ビーム群に含まれる複数の光と第二の往路ビーム群に含まれる複数の光とのうち、空間光変調器6の変調層内に形成された同一の集光スポットを物点とする光は、ディスク2aの記録層内に形成された同一の集光スポットを像点とする光となる。
これに対し、ディスク2aから情報を再生するときには、可変波長板7へ入射した複数の光は、可変波長板7を透過して偏光方向が90°変化し、複数の直線偏光のそれぞれが偏光ビームスプリッタ10aへS偏光として入射してほぼ100%が反射される。ここで、偏光ビームスプリッタ10aで反射された複数の光は、往路ビーム群に相当する。
偏光ビームスプリッタ10aで反射された複数の光は、凸レンズ4cを透過して複数の平行光から複数の収束光へ変換され、ミラー11aの近傍に複数の集光スポットとして集光される。これらの複数の光は、ミラー11aおよびミラー11cで反射され、複数の発散光として凸レンズ4eへ入射し、凸レンズ4eを透過して複数の発散光から複数の平行光へ変換され、ミラー11eで反射される。反射された光は、1/4波長板12aを透過して複数の直線偏光から複数の円偏光へ変換され、対物レンズ13aを透過して複数の平行光から複数の収束光へ変換され、ディスク2aの記録層内に複数の集光スポットとして集光される。これらの複数の光は、複数の集光位置に形成された複数の回折格子で反射され、複数の発散光として対物レンズ13aへ入射し、対物レンズ13aを透過して複数の発散光から複数の平行光へ変換される。変換された光は、1/4波長板12aを透過して複数の円偏光から複数の直線偏光へ変換され、ミラー11eで反射され、凸レンズ4eを透過して複数の平行光から複数の収束光へ変換され、ミラー11cで反射され、ミラー11aの近傍に複数の集光スポットとして集光される。これらの複数の光は、ミラー11aで反射され、複数の発散光として凸レンズ4cへ入射し、凸レンズ4cを透過して複数の発散光から複数の平行光へ変換され、複数の直線偏光のそれぞれが偏光ビームスプリッタ10aへP偏光として入射してほぼ100%が透過する。偏光ビームスプリッタ10aを透過した複数の光は、凸レンズ4kを透過して複数の平行光から複数の収束光へ変換され、撮像素子14の複数の画素を含む受光層内に複数の集光スポットとして集光される。複数の集光スポットのそれぞれの集光位置は、複数の画素のそれぞれに対応している。ここで、撮像素子14は光検出器に相当し、複数の集光スポットとして集光された複数の光は復路ビーム群に相当する。
撮像素子14の受光層内に形成された複数の集光スポットのそれぞれは、ディスク2aの記録層内に形成された複数の集光スポットのそれぞれに対応している。すなわち、撮像素子14の受光層とディスク2aの記録層とは、対物レンズ13a、凸レンズ4e、4c、4kに対して、また、対物レンズ13b、凸レンズ4f、4d、4kに対して互いに光学的に共役な位置にある。図2においては、撮像素子14の受光層内に形成された複数の集光スポットの数、ディスク2aの記録層内に形成された複数の集光スポットの数はいずれも5個である。撮像素子14の受光層は、凸レンズ4kの後側焦点位置にある。また、開口9a、9bは、凸レンズ4kの前側焦点位置にある。すなわち、開口9a、9bは、撮像素子14の受光層に対するフーリエ面に設けられている。
ここで、複数の回折格子のそれぞれは、ビットデータの情報を有している。偏光ビームスプリッタ10aで反射された複数の光および偏光ビームスプリッタ10aを透過した複数の光の複数の集光位置を記録層の厚さ方向へ移動させ、記録層の面内方向だけでなく厚さ方向へも多層に複数の回折格子を形成することにより、並列に3次元記録再生を行うことができる。
可変波長板7は、2枚の基板の間に液晶層を挟むように構成される。2枚の基板の液晶層側の面には、液晶層に電圧を印加するための電極が形成されている。液晶は一軸の屈折率異方性を有している。液晶層の厚さは、液晶層を透過する光に生じる光学軸に平行な方向の偏光成分と光学軸に垂直な方向の偏光成分との間の位相差がπになるように定められている。液晶層に電圧Vを印加する場合、液晶層の光学軸の方向は、入射光の光軸に垂直な方向と平行な方向の中間の方向となる。このとき、可変波長板7は1/4波長板の効果を持つ。液晶層に電圧を印加しない場合、液晶層の光学軸の方向は、入射光の光軸に垂直な方向となる。このとき、可変波長板7は1/2波長板の効果を持つ。
空間光変調器6としては、透過型の液晶光学素子と偏光子を組み合わせた空間光変調器6a、反射型の液晶光学素子と偏光ビームスプリッタを組み合わせた空間光変調器6bを用いることができる。
図3A〜3Bを参照して、透過型の液晶光学素子と偏光子とを組み合わせた空間光変調器6aの動作が説明される。図3Aはディスク2aへ情報を記録するとき、図3Bはディスク2aから情報を再生するときの空間光変調器6aの動作を示している。空間光変調器6aは、透過型の液晶光学素子15aと偏光子16とを備える。空間光変調器6aの複数の画素を含む変調層は、液晶光学素子15aに設けられている。ここで、レーザ3から出射した光は、紙面に垂直な方向の直線偏光である。この光は、マイクロレンズアレイ5を透過し、変調層内に複数の集光スポットとして集光される。図3A〜3Bにおいては、変調層内に形成される複数の集光スポットの数は5個である。
偏光子16は、紙面に平行な方向の直線偏光をほぼ100%透過させ、紙面に垂直な方向の直線偏光をほぼ100%反射する働きをする。ディスク2aへ情報を記録するときには、ビットデータ“1”を表す画素は入射光の偏光方向を90°変化させ、ビットデータ“0”を表す画素は入射光の偏光状態を変化させない。ビットデータ“1”を表す画素内に形成される集光スポットを物点とする光は、画素を透過して偏光方向が90°変化し、偏光子16へ紙面に平行な方向の直線偏光として入射してほぼ100%が透過する。一方、ビットデータ“0”を表す画素内に形成される集光スポットを物点とする光は、画素を偏光状態が変化することなく透過し、偏光子16へ紙面に垂直な方向の直線偏光として入射してほぼ100%が反射される。
図3Aにおいては、5個の集光スポットのうち、3個はビットデータ“1”を表す画素内に形成され、2個はビットデータ“0”を表す画素内に形成される。ビットデータ“1”を表す画素内に形成される3個の集光スポットのそれぞれを物点とする3つの光は、偏光子16を透過してビーム17a、17c、17eとなる。これに対し、ディスク2aから情報を再生するときには、全ての画素は入射光の偏光方向を90°変化させる。画素内に形成される集光スポットを物点とする光は、画素を透過して偏光方向が90°変化し、偏光子16へ紙面に平行な方向の直線偏光として入射してほぼ100%が透過する。図3Bにおいては、5個の集光スポットのそれぞれを物点とする5つの光は、偏光子16を透過してビーム17a、17b、17c、17d、17eとなる。
図4A〜4Bを参照して、反射型の液晶光学素子と偏光ビームスプリッタを組み合わせた空間光変調器6bの動作が説明される。図4Aはディスク2aへ情報を記録するとき、図4Bはディスク2aから情報を再生するときの空間光変調器6bの動作を示している。空間光変調器6bは、反射型の液晶光学素子15bと偏光ビームスプリッタ10dとを備える。空間光変調器6bの複数の画素を含む変調層は、液晶光学素子15bに設けられている。ここで、レーザ3から出射した光は、紙面に垂直な方向の直線偏光である。この光は、マイクロレンズアレイ5を透過し、偏光ビームスプリッタ10dへS偏光として入射してほぼ100%が反射され、変調層内に複数の集光スポットとして集光される。図4A〜4Bにおいては、変調層内に形成される複数の集光スポットの数は5個である。
ディスク2aへ情報を記録するときには、ビットデータ“1”を表す画素は入射光の偏光方向を90°変化させ、ビットデータ“0”を表す画素は入射光の偏光状態を変化させない。ビットデータ“1”を表す画素内に形成される集光スポットを物点とする光は、画素で反射されて偏光方向が90°変化し、偏光ビームスプリッタ10dへP偏光として入射してほぼ100%が透過する。一方、ビットデータ“0”を表す画素内に形成される集光スポットを物点とする光は、画素で偏光状態が変化することなく反射され、偏光ビームスプリッタ10dへS偏光として入射してほぼ100%が反射される。
図4Aにおいては、5個の集光スポットのうち、3個はビットデータ“1”を表す画素内に形成され、2個はビットデータ“0”を表す画素内に形成される。ビットデータ“1”を表す画素内に形成される3個の集光スポットのそれぞれを物点とする3つの光は、偏光ビームスプリッタ10dを透過してビーム17a、17c、17eとなる。これに対し、ディスク2aから情報を再生するときには、全ての画素は入射光の偏光方向を90°変化させる。画素内に形成される集光スポットを物点とする光は、画素で反射されて偏光方向が90°変化し、偏光ビームスプリッタ10dへP偏光として入射してほぼ100%が透過する。図4Bにおいては、5個の集光スポットのそれぞれを物点とする5つの光は、偏光ビームスプリッタ10dを透過してビーム17a、17b、17c、17d、17eとなる。
図5A〜5Bに、液晶光学素子15a、15bの光軸に垂直な面内における、液晶光学素子15a、15bに設けられた変調層が含む複数の画素の配置が示される。図5Aはディスク2aへ情報を記録するとき、図5Bはディスク2aから情報を再生するときの複数の画素の配置を示している。図5A〜5Bにおいては、複数の画素は5行5列の2次元状に配列されており、その数は25個である。ここで、図3A〜3B、図4A〜4Bにおける5個の集光スポットのそれぞれは、図5A〜5Bにおける画素18a、18b、18c、18d、18e内に形成される。
液晶光学素子15a、15bは、2枚の基板の間に変調層である強誘電性液晶層を挟むように構成される。2枚の基板の強誘電性液晶層側の面には、強誘電性液晶層に電圧を印加するための電極が形成されている。一方の電極は複数の画素に対応して2次元状に分割されたパターン電極であり、他方の電極は全面電極である。電極には、複数の画素のそれぞれに対応する強誘電性液晶層に独立に電圧を印加することができる。強誘電性液晶は一軸の屈折率異方性を有し、図中の矢印は強誘電性液晶層の光学軸の方向を表している。ここで、液晶光学素子15aにおける強誘電性液晶層の厚さは、画素を透過する光に生じる光学軸に平行な方向の偏光成分と光学軸に垂直な方向の偏光成分との間の位相差がπになるように定められている。また、液晶光学素子15bにおける強誘電性液晶層の厚さは、画素で反射される光に生じる光学軸に平行な方向の偏光成分と光学軸に垂直な方向の偏光成分との間の位相差がπになるように定められている。強誘電性液晶層へ入射する光は、図の横方向の直線偏光である。
ディスク2aへ情報を記録するときには、ビットデータ“1”を表す画素に対応する強誘電性液晶層には正の電圧が印加され、ビットデータ“0”を表す画素に対応する強誘電性液晶層には負の電圧が印加される。このとき、ビットデータ“1”を表す画素に対応する強誘電性液晶の光学軸の方向は図の45°方向となり、ビットデータ“0”を表す画素に対応する強誘電性液晶の光学軸の方向は図の横方向となる。ビットデータ“1”を表す画素に対応する強誘電性液晶層へ入射した光は、液晶光学素子15aにおいては画素を透過して偏光方向が90°変化し、液晶光学素子15bにおいては画素で反射されて偏光方向が90°変化し、強誘電性液晶層から出射する。一方、ビットデータ“0”を表す画素に対応する強誘電性液晶層へ入射した光は、液晶光学素子15aにおいては画素を偏光状態が変化することなく透過し、液晶光学素子15bにおいては画素で偏光状態が変化することなく反射され、強誘電性液晶層から出射する。画素18a、18c、18eはビットデータ“1”を表しており、画素18b、18dはビットデータ“0”を表している。画素18a、18c、18eのそれぞれを物点とする3つの光は、図3Aまたは図4Aにおけるビーム17a、17c、17eとなる。
これに対し、ディスク2aから情報を再生するときには、全ての画素に対応する強誘電性液晶層に正の電圧が印加される。このとき、全ての画素に対応する強誘電性液晶の光学軸の方向は図の45°方向となる。画素に対応する強誘電性液晶層へ入射した光は、液晶光学素子15aにおいては画素を透過して偏光方向が90°変化し、液晶光学素子15bにおいては画素で反射されて偏光方向が90°変化し、強誘電性液晶層から出射する。画素18a、18b、18c、18d、18eのそれぞれを物点とする5つの光は、図3Bまたは図4Bにおけるビーム17a、17b、17c、17d、17eとなる。
図6A〜6Bに、ディスク2aへ情報を記録するときおよびディスク2aから情報を再生するときの、ディスク2aへの入射ビームおよびディスク2aからの反射ビームの光路を示す。ディスク2aは、基板22aと基板22bとの間に記録層19aを挟むように構成される。基板22a、22bの材料としてはガラス等が用いられる。記録層19aの材料としてはフォトポリマ等が用いられる。図3Aまたは図4Aにおけるビーム17a、17c、17eの約50%は、偏光ビームスプリッタ10aで反射され、それぞれ図6Aに示されるビーム25a、25c、25eとなる。また、他の約50%は、偏光ビームスプリッタ10aを透過して、それぞれ図6Aに示されるビーム26a、26c、26eとなる。また、図3Bまたは図4Bに示されるビーム17a、17b、17c、17d、17eは、偏光ビームスプリッタ10aでほぼ100%が反射されて、それぞれ図6Bに示されるビーム25a、25b、25c、25d、25eとなる。ここで、基板22aの対物レンズ13a側の面、基板22bの対物レンズ13b側の面は、それぞれ第一の入射面、第二の入射面に相当する。
図6Aに、ディスク2aへ情報を記録するときのディスク2aへの入射ビームの光路が示される。図6Aに示されるように、ビーム25a、25c、25eは、平行光として対物レンズ13aへ入射して記録層19a内に集光される。また、ビーム26a、26c、26eは、平行光として対物レンズ13bへ入射して記録層19a内に集光される。ビーム25aとビーム26aとは集光点23aに、ビーム25cとビーム26cとは集光点23bに、ビーム25eとビーム26eとは集光点23cに集光されて干渉し、それぞれの集光点に微小な回折格子が形成される。このように、回折格子が形成された状態がビットデータ“1”に対応し、回折格子が形成されない状態がビットデータ“0”に対応する。図6Aに示される集光点23a、23b、23cに形成された回折格子は、図6Bに示される回折格子24a、24b、24cに相当する。
図6Bに、ディスク2aから情報を再生するときのディスク2aへの入射ビームの光路およびディスク2aからの反射ビームの光路が示される。図6Bに示されるように、ビーム25a、25b、25c、25d、25eは平行光として対物レンズ13aへ入射して記録層19a内に集光される。ビーム25a、25c、25eは、それぞれ集光点に形成された回折格子24a、24b、24cで反射され、平行光として対物レンズ13aから出射してビーム25a、25c、25eと同じ光路を逆向きに辿り、撮像素子14の受光層に含まれる複数の画素のうち対応する画素で受光される。一方、ビーム25b、25dは、集光点に回折格子が形成されていないため反射されず、撮像素子14の受光層に含まれる複数の画素のうち対応する画素で受光されない。このように、画素がビームを受光する状態がビットデータ“1”に対応し、画素がビームを受光しない状態がビットデータ“0”に対応する。図5A〜5Bに示される液晶光学素子15a、15bを用いた場合、記録層19aの面内に25チャンネルの並列記録再生を行うことができる。
なお、本発明の第一の実施の形態に係る光ヘッド装置は、集光位置のずれを検出、補正する手段を備えることができる。その一つは、ディスク2aへ情報を記録するときに対向する2つのビームのうち一方の集光位置に対する他方の集光位置のずれを検出するための光学系およびそのずれを補正するための手段である。また、ディスク2aの基準位置に対するビームの集光位置のずれを検出するための光学系およびそのずれを補正するための手段を設けることができる。
図7に、上述の光ヘッド1aを搭載する光学的情報記録再生装置の構成が示される。光学的情報記録再生装置は、光ヘッド1a、ポジショナ27a、スピンドル28、コントローラ29、レーザ駆動回路30、変調回路31、記録信号生成回路32、空間変調器駆動回路33、増幅回路34、再生信号処理回路35、復調回路36、可変波長板駆動回路37、対物レンズ駆動回路38、ポジショナ駆動回路40、スピンドル駆動回路41を備える。光ヘッド1aは、ポジショナ27aに搭載されている。ディスク2aは、スピンドル28に搭載されている。光源駆動回路であるレーザ駆動回路30、変調回路31から空間光変調器駆動回路33までの回路、増幅回路34から復調回路36までの回路、可変波長板駆動回路37、対物レンズ駆動回路38、ポジショナ駆動回路40、およびスピンドル駆動回路41はコントローラ29により制御される。
レーザ駆動回路30は、ディスク2aへ情報を記録するときおよびディスク2aから情報を再生するときに、光ヘッド1a内のレーザ3からの出射光のパワーが一定になるように、レーザ3へ一定の電流を供給してレーザ3を駆動する。
変調回路31は、ディスク2aへ情報を記録するときに、記録データとして外部から入力された信号を変調規則に従って変調する。記録信号生成回路32は、変調回路31で変調された信号に基づいて、光ヘッド1a内の空間光変調器6を駆動するための記録信号を生成する。空間光変調器駆動回路33は、空間光変調器6を駆動する。ディスク2aへ情報を記録するときには、空間光変調器駆動回路33は、記録信号生成回路32で生成された記録信号に基づいて、それぞれの画素に対応する変調層である強誘電性液晶層に記録信号に応じた電圧を供給して空間光変調器6を駆動する。これにより、空間光変調器6の変調層に含まれる複数の画素のうち、ビットデータ“1”を表す画素を物点とする光が生成され、ビットデータ“0”を表す画素を物点とする光は生成されない。これに対し、ディスク2aから情報を再生するときには、空間光変調器駆動回路33は、空間光変調器6の変調層に含まれる全ての画素を物点とする光が生成されるように、それぞれの画素に対応する変調層である強誘電性液晶層に一定の電圧を供給して空間光変調器6を駆動する。
増幅回路34は、ディスク2aから情報を再生するときに、光ヘッド1a内の撮像素子14の受光層が含む複数の画素のそれぞれから出力される電圧信号を増幅する。再生信号処理回路35は、増幅回路34で増幅された電圧信号に基づいて、ディスク2aに回折格子の形態で記録された再生信号の生成、波形等化、2値化を行う。復調回路36は、再生信号処理回路35で2値化された信号を復調規則に従って復調し、再生データとして外部へ出力する。
可変波長板駆動回路37は、ディスク2aへ情報を記録するときには、光ヘッド1a内の可変波長板7が1/4波長板の効果を持つように、可変波長板7が有する液晶層に電圧Vを印加する。ディスク2aから情報を再生するときには、可変波長板駆動回路37は、光ヘッド1a内の可変波長板7が1/2波長板の効果を持つように、可変波長板7が有する液晶層に電圧を印加しない。
対物レンズ駆動回路38は、アクチュエータ(図示せず)へ電流を供給して、光ヘッド1a内の対物レンズ13a、13bを光軸方向へ駆動する。これにより、ディスク2aへ情報を記録するときおよびディスク2aから情報を再生するときに、ディスク2aの記録層内における複数の光の複数の集光位置が記録層の厚さ方向へ移動する。
ポジショナ駆動回路40は、モータ(図示せず)へ電流を供給して、光ヘッド1aを搭載するポジショナ27aをディスク2aの半径方向へ移動させる。これにより、ディスク2aへ情報を記録するときおよびディスク2aから情報を再生するときに、ディスク2aの記録層内における複数の光の複数の集光位置がディスク2aの半径方向に移動する。スピンドル駆動回路41は、モータ(図示せず)へ電流を供給して、ディスク2aが搭載されているスピンドル28を回転させる。これにより、ディスク2aへ情報を記録するときおよびディスク2aから情報を再生するときに、ディスク2aの記録層内における複数の光の複数の集光位置がディスク2aの接線方向へ移動する。
図8に、本発明の第二の実施の形態に係る光ヘッド装置の構成が示される。光ヘッド1bは、光記録媒体であるディスク2bに情報を記録し、ディスク2bに記録された情報を再生する。光ヘッド1bは、レーザ3、凸レンズ4a、4b、4g〜4k、マイクロレンズアレイ5、空間光変調器6、可変波長板7、ビームスプリッタ8、開口9c、偏光ビームスプリッタ10b、10c、ミラー11g、11h、対物レンズ13c、撮像素子14を備える。光源であるレーザ3は、単一モード半導体レーザであり、波長が405nmの光を出射する。レーザ3から出射された光は、発散光として凸レンズ4aへ入射し、凸レンズ4aを透過して発散光から平行光へ変換され、マイクロレンズアレイ5を透過して平行光から複数の収束光へ変換され、空間光変調器6の複数の画素を含む変調層内に複数の集光スポットとして集光される。複数の集光スポットのそれぞれの集光位置は、複数の画素のそれぞれに対応している。ここで、マイクロレンズアレイ5はビーム群生成手段に相当し、複数の集光スポットとして集光された複数の光は出射ビーム群に相当する。これらの複数の光は、複数の発散光として凸レンズ4bへ入射し、凸レンズ4bを透過して複数の発散光から複数の平行光へ変換され、可変波長板7へ入射する。可変波長板7は、光記録媒体であるディスク2bへ情報を記録するときには入射光に対して1/4波長板の効果を持ち、光記録媒体であるディスク2bから情報を再生するときには入射光に対して全波長板の効果を持つ。
ディスク2bへ情報を記録するときには、可変波長板7へ入射した複数の光は、可変波長板7を透過して複数の直線偏光から複数の円偏光へ変換され、それぞれの約50%がビームスプリッタ8で反射される。反射された複数の円偏光のそれぞれの約50%が偏光ビームスプリッタ10bをP偏光成分として透過し、複数の円偏光のそれぞれの約50%が偏光ビームスプリッタ10bでS偏光成分として反射される。ここで、可変波長板7および偏光ビームスプリッタ10bは、ビーム群分割手段に相当する。また、偏光ビームスプリッタ10bを透過した複数の光、偏光ビームスプリッタ10bで反射された複数の光は、それぞれ第一の往路ビーム群、第二の往路ビーム群に相当する。
偏光ビームスプリッタ10bを透過した複数の光は、凸レンズ4gを透過して複数の平行光から複数の収束光へ変換され、複数の集光スポットとして集光される。これらの複数の光は、複数の発散光として凸レンズ4iへ入射し、凸レンズ4iを透過して複数の発散光から複数の平行光に近い収束光へ変換され、ミラー11hで反射される。複数の直線偏光のそれぞれが偏光ビームスプリッタ10cへP偏光として入射してほぼ100%が透過する。偏光ビームスプリッタ10cを透過した複数の光は、対物レンズ13cを透過して複数の平行光に近い収束光から複数の収束光へ変換され、ディスク2bの記録層内に複数の集光スポットとして集光される。
一方、偏光ビームスプリッタ10bで反射された複数の光は、ミラー11gで反射され、凸レンズ4hを透過して複数の平行光から複数の収束光へ変換され、複数の集光スポットとして集光される。これらの複数の光は、複数の発散光として凸レンズ4jへ入射し、凸レンズ4jを透過して複数の発散光から複数の平行光に近い発散光へ変換され、複数の直線偏光のそれぞれが偏光ビームスプリッタ10cへS偏光として入射してほぼ100%が反射される。偏光ビームスプリッタ10cで反射された複数の光は、対物レンズ13cを透過して複数の平行光に近い発散光から複数の収束光へ変換され、ディスク2bの記録層内に複数の集光スポットとして集光される。偏光ビームスプリッタ10bを透過した複数の光のそれぞれと偏光ビームスプリッタ10bで反射された複数の光のそれぞれとは、ディスク2bの記録層内の同一の位置に集光されて干渉し、複数の集光位置のそれぞれに微小な回折格子が形成される。ここで、凸レンズ4bの後側焦点位置と凸レンズ4g、4hの前側焦点位置とは一致しており、凸レンズ4i、4jの後側焦点位置と対物レンズ13cの前側焦点位置とは一致している。
空間光変調器6の変調層内に形成された複数の集光スポットのそれぞれは、ディスク2bの記録層内に形成された複数の集光スポットのそれぞれに対応している。すなわち、空間光変調器6の変調層とディスク2bの記録層とは、凸レンズ4b、4g、4i、対物レンズ13cに対して、また、凸レンズ4b、4h、4j、対物レンズ13cに対して互いに光学的に共役な位置にある。図8においては、空間光変調器6の変調層内に形成された複数の集光スポットの数、ディスク2bの記録層内に形成された複数の集光スポットの数は、いずれも5個である。空間光変調器6の変調層は、凸レンズ4bの前側焦点位置にあり、開口9cは、凸レンズ4bの後側焦点位置にある。すなわち、開口9cは、空間光変調器6の変調層に対するフーリエ面に設けられている。
空間光変調器6の変調層内に形成された複数の集光スポットに対応する複数の主光線は、凸レンズ4bの後側焦点位置において一点で交わる。従って、この位置に開口9cを設けることにより、複数の集光スポットを物点とする複数の光のビーム径を全て等しくすることができる。その結果、複数の光のそれぞれに対する対物レンズ13cの開口数を全て等しくすることができ、ディスク2bの記録層内の複数の集光位置に形成される複数の回折格子の大きさを全て等しくすることができる。なお、開口9cの位置は、空間光変調器6の変調層のフーリエ面であれば凸レンズ4bの後側焦点位置である必要はない。例えば、開口9cの代わりに、凸レンズ4g、4iに対して凸レンズ4bの後側焦点位置と互いに光学的に共役な位置、および凸レンズ4h、4jに対して凸レンズ4bの後側焦点位置と互いに光学的に共役な位置に開口を設けても良い。
空間光変調器6からディスク2bの入射面までの出射ビーム群および第一の往路ビーム群の光路には、ビームスプリッタ8の反射面、ミラー11hの反射面の合計2つの反射面がある。このとき、空間光変調器6の変調層内、ディスク2bの記録層内に複数の集光スポットが形成される。これらの複数の集光スポットのうちの、空間光変調器6の変調層内のa点、b点(図8参照)に位置する集光スポットを物点とする光は、空間光変調器6からディスク2bの入射面までの光路を経て、ディスク2bの記録層内のA点、B点(図8参照)に位置する集光スポットを像点とする光となる。
一方、空間光変調器6からディスク2bの入射面までの出射ビーム群および第二の往路ビーム群の光路には、ビームスプリッタ8の反射面、偏光ビームスプリッタ10bの反射面、ミラー11gの反射面、偏光ビームスプリッタ10cの反射面の合計4つの反射面がある。このとき、空間光変調器6の変調層内、ディスク2bの記録層内に複数の集光スポットが形成される。これらの複数の集光スポットのうちの、空間光変調器6の変調層内のa点、b点(図8参照)に位置する集光スポットを物点とする光は、空間光変調器6からディスク2bの入射面までの光路を経て、ディスク2bの記録層内のA点、B点(図8参照)に位置する集光スポットを像点とする光となる。
このように、空間光変調器6からディスク2bの入射面までの出射ビーム群および第一の往路ビーム群の光路における反射面の数と、空間光変調器6からディスク2bの入射面までの出射ビーム群および第二の往路ビーム群の光路における反射面の数との差が偶数である。これにより、第一の往路ビーム群に含まれる複数の光と第二の往路ビーム群に含まれる複数の光のうち、空間光変調器6の変調層内に形成された同一の集光スポットを物点とする光は、ディスク2bの記録層内に形成された同一の集光スポットを像点とする光となる。
これに対し、ディスク2bから情報を再生するときには、可変波長板7へ入射した複数の光は、可変波長板7を偏光状態が変化することなく透過し、それぞれの約50%がビームスプリッタ8で反射される。反射された複数の直線偏光のそれぞれが偏光ビームスプリッタ10bへP偏光として入射してほぼ100%が透過する。ここで、偏光ビームスプリッタ10bを透過した複数の光は往路ビーム群に相当する。偏光ビームスプリッタ10bを透過した複数の光は、凸レンズ4gを透過して複数の平行光から複数の収束光へ変換され、複数の集光スポットとして集光される。これらの複数の光は複数の発散光として凸レンズ4iへ入射し、凸レンズ4iを透過して複数の発散光から複数の平行光に近い収束光へ変換され、ミラー11hで反射される。反射された複数の直線偏光のそれぞれが偏光ビームスプリッタ10cへP偏光として入射してほぼ100%が透過する。偏光ビームスプリッタ10cを透過した複数の光は、対物レンズ13cを透過して複数の平行光に近い収束光から複数の収束光へ変換され、ディスク2bの記録層内に複数の集光スポットとして集光される。
これらの複数の光は、複数の集光位置に形成された複数の回折格子で反射され、複数の発散光として対物レンズ13cへ入射し、対物レンズ13cを透過して複数の発散光から複数の平行光に近い発散光へ変換される。変換された複数の直線偏光のそれぞれが偏光ビームスプリッタ10cへP偏光として入射してほぼ100%が透過する。偏光ビームスプリッタ10cを透過した複数の光は、ミラー11hで反射され、凸レンズ4iを透過して複数の平行光に近い発散光から複数の収束光へ変換され、複数の集光スポットとして集光される。これらの複数の光は、複数の発散光として凸レンズ4gへ入射し、凸レンズ4gを透過して複数の発散光から複数の平行光へ変換され、複数の直線偏光のそれぞれが偏光ビームスプリッタ10bへP偏光として入射してほぼ100%が透過する。偏光ビームスプリッタ10bを透過した複数の光は、それぞれの約50%がビームスプリッタ8を透過し、凸レンズ4kを透過して複数の平行光から複数の収束光へ変換され、撮像素子14の複数の画素を含む受光層内に複数の集光スポットとして集光される。複数の集光スポットのそれぞれの集光位置は複数の画素のそれぞれに対応している。ここで、撮像素子14は光検出器に相当し、複数の集光スポットとして集光された複数の光は復路ビーム群に相当する。
撮像素子14の受光層内に形成された複数の集光スポットのそれぞれは、ディスク2bの記録層内に形成された複数の集光スポットのそれぞれに対応している。すなわち、撮像素子14の受光層とディスク2bの記録層とは、対物レンズ13c、凸レンズ4i、4g、4kに対して、また、対物レンズ13c、凸レンズ4j、4h、4kに対して互いに光学的に共役な位置にある。図8においては、撮像素子14の受光層内に形成された複数の集光スポットの数、ディスク2bの記録層内に形成された複数の集光スポットの数はいずれも5個である。撮像素子14の受光層は凸レンズ4kの後側焦点位置にあり、開口9cは凸レンズ4kの前側焦点位置にある。すなわち、開口9cは撮像素子14の受光層に対するフーリエ面に設けられている。
ここで、複数の回折格子のそれぞれはビットデータの情報を有している。偏光ビームスプリッタ10bを透過した複数の光および偏光ビームスプリッタ10bで反射された複数の光の複数の集光位置を記録層の厚さ方向へ移動させ、記録層の面内方向だけでなく厚さ方向へも多層に複数の回折格子を形成することにより、並列に3次元記録再生を行うことができる。
可変波長板7は、2枚の基板の間に液晶層を挟むように構成される。2枚の基板の液晶層側の面には、液晶層に電圧を印加するための電極が形成されている。液晶層に含まれる液晶は、一軸の屈折率異方性を有している。液晶層の厚さは、液晶層を透過する光に生じる光学軸に平行な方向の偏光成分と光学軸に垂直な方向の偏光成分との間の位相差がπになるように定められている。液晶層に電圧Vが印加される場合、液晶層の光学軸の方向は、入射光の光軸に垂直な方向と平行な方向の中間の方向となる。このとき、可変波長板7は、1/4波長板の効果を持つ。液晶層に電圧2Vが印加される場合、液晶層の光学軸の方向は、入射光の光軸に平行な方向となる。このとき、可変波長板7は全波長板の効果を持つ。
本発明の第二の実施の形態に係る光ヘッド装置においては、本発明の第一の実施の形態に係る光ヘッド装置と同様に、空間光変調器6として、透過型の液晶光学素子と偏光子を組み合わせた空間光変調器6a、反射型の液晶光学素子と偏光ビームスプリッタを組み合わせた空間光変調器6bを用いることができる。透過型の液晶光学素子と偏光子を組み合わせた空間光変調器6aは、図3A〜3Bに示されるように動作する。反射型の液晶光学素子と偏光ビームスプリッタを組み合わせた空間光変調器6bは、図4A〜4Bに示されるように動作する。また、液晶光学素子の光軸に垂直な面内における、液晶光学素子に設けられた変調層に含まれる複数の画素は、図5A〜5Bに示されるものと同じである。
図9A〜9Bに、ディスク2bへ情報を記録するときおよびディスク2bから情報を再生するときの、ディスク2bへの入射ビームおよびディスク2bからの反射ビームの光路が示される。図9Aは、ディスク2bへ情報を記録するときのディスク2bへの入射ビームの光路を示している。図9Bは、ディスク2bから情報を再生するときのディスク2bへの入射ビームおよびディスク2bからの反射ビームの光路を示している。ディスク2bは、基板22cと基板22dとの間に、記録層19b、1/4波長板層20、反射層21をこの順に挟むように構成される。基板22c、22dの材料としてはガラス等が用いられる。記録層19bの材料としてはフォトポリマ等が用いられる。1/4波長板層20の材料としては液晶等が用いられる。反射層21の材料としてはアルミニウム等が用いられる。図3Aまたは図4Aにおけるビーム17a、17c、17eの約50%は、図8における偏光ビームスプリッタ10bを透過して、それぞれ図9Aにおけるビーム25f、25h、25jとなる。他の約50%は、図8における偏光ビームスプリッタ10bで反射されて、それぞれ図9Aにおけるビーム26f、26h、26jとなる。また、図3Bまたは図4Bにおけるビーム17a、17b、17c、17d、17eは、図8における偏光ビームスプリッタ10bをほぼ100%が透過して、それぞれ図9Bにおけるビーム25f、25g、25h、25i、25jとなる。
図9Aにおいては、ビーム25f、25h、25jは、偏光方向が紙面に平行な平行光に近い収束光として対物レンズ13cへ入射し、記録層19b内を反射層21の側へ向かう途中で集光される。また、ビーム26f、26h、26jは、偏光方向が紙面に垂直な平行光に近い発散光として対物レンズ13cへ入射し、記録層19bを透過し、1/4波長板層20を透過して円偏光へ変換され、反射層21で反射される。反射された円偏光は、1/4波長板層20を透過して偏光方向が紙面に平行な直線偏光へ変換され、記録層19b内を反射層21と反対の側へ向かう途中で集光される。ビーム25fとビーム26fとは集光点23dに、ビーム25hとビーム26hとは集光点23eに、ビーム25jとビーム26jはと集光点23fに、それぞれ集光されて干渉し、それぞれの集光点に微小な回折格子が形成される。このように、回折格子が形成された状態がビットデータ“1”に対応し、回折格子が形成されない状態がビットデータ“0”に対応する。図9Bにおける回折格子24d、24e、24fは、それぞれ図9Aにおける集光点23d、23e、23fに形成されたものである。
図9Bにおいては、ビーム25f、25g、25h、25i、25jは、偏光方向が紙面に平行な平行光に近い収束光として対物レンズ13cへ入射し、記録層19b内を反射層21の側へ向かう途中で集光される。ビーム25f、25h、25jは、それぞれ集光点に形成された回折格子24d、24e、24fで反射され、偏光方向が紙面に平行な平行光に近い発散光として対物レンズ13cから出射してビーム25f、25h、25jと同じ光路を逆向きに辿り、撮像素子14の受光層に含まれる複数の画素のうち対応する画素で受光される。一方、ビーム25g、25iは、集光点に回折格子が形成されていないため反射されず、撮像素子14の受光層に含まれる複数の画素のうち対応する画素で受光されない。このように、画素がビームを受光する状態がビットデータ“1”に対応し、画素がビームを受光しない状態がビットデータ“0”に対応する。図5A〜5Bに示される液晶光学素子15a、15bを用いた場合、記録層19bの面内に25チャンネルの並列記録再生を行うことができる。
なお、本発明の第二の実施の形態に係る光ヘッド装置は、集光位置のずれを検出、補正する手段を備えることもできる。その一つは、ディスク2bへ情報を記録するときに対向する2つのビームのうち一方の集光位置に対する他方の集光位置のずれを検出するための光学系およびそのずれを補正するための手段である。また、ディスク2bの基準位置に対するビームの集光位置のずれを検出するための光学系およびそのずれを補正するための手段を設けることができる。
図10に、上述の光ヘッド1bを搭載する光学的情報記録再生装置の構成が示される。光学的情報記録再生装置は、光ヘッド1b、ポジショナ27b、スピンドル28、コントローラ29、レーザ駆動回路30、変調回路31、記録信号生成回路32、空間変調器駆動回路33、増幅回路34、再生信号処理回路35、復調回路36、可変波長板駆動回路37、凸レンズ駆動回路39、ポジショナ駆動回路40、スピンドル駆動回路41を備える。光ヘッド1bは、ポジショナ27bに搭載されている。ディスク2bは、スピンドル28に搭載されている。光源駆動回路であるレーザ駆動回路30、変調回路31から空間光変調器駆動回路33までの回路、増幅回路34から復調回路36までの回路、可変波長板駆動回路37、凸レンズ駆動回路39、ポジショナ駆動回路40、およびスピンドル駆動回路41はコントローラ29により制御される。
レーザ駆動回路30は、ディスク2bへ情報を記録するときおよびディスク2bから情報を再生するときに、光ヘッド1b内のレーザ3からの出射光のパワーが一定になるように、レーザ3へ一定の電流を供給してレーザ3を駆動する。
変調回路31は、ディスク2bへ情報を記録するときに、記録データとして外部から入力された信号を変調規則に従って変調する。記録信号生成回路32は、変調回路31で変調された信号に基づいて、光ヘッド1b内の空間光変調器6を駆動するための記録信号を生成する。空間光変調器駆動回路33は、空間光変調器6を駆動する。ディスク2bへ情報を記録するときには、空間光変調器駆動回路33は、記録信号生成回路32で生成された記録信号に基づいて、それぞれの画素に対応する変調層である強誘電性液晶層に記録信号に応じた電圧を供給して空間光変調器6を駆動する。これにより、空間光変調器6の変調層に含まれる複数の画素のうち、ビットデータ“1”を表す画素を物点とする光が生成され、ビットデータ“0”を表す画素を物点とする光が生成されない。これに対し、ディスク2bから情報を再生するときには、空間光変調器駆動回路33は、空間光変調器6の変調層に含まれる全ての画素を物点とする光が生成されるように、それぞれの画素に対応する変調層である強誘電性液晶層に一定の電圧を供給して空間光変調器6を駆動する。
増幅回路34は、ディスク2bから情報を再生するときに、光ヘッド1b内の撮像素子14の受光層が含む複数の画素のそれぞれから出力される電圧信号を増幅する。再生信号処理回路35は、増幅回路34で増幅された電圧信号に基づいて、ディスク2bに回折格子の形態で記録された再生信号の生成、波形等化、2値化を行う。復調回路36は、再生信号処理回路35で2値化された信号を復調規則に従って復調し、再生データとして外部へ出力する。
可変波長板駆動回路37は、ディスク2bへ情報を記録するときには、光ヘッド1b内の可変波長板7が1/4波長板の効果を持つように、可変波長板7が有する液晶層に電圧Vを印加する。ディスク2bから情報を再生するときには、可変波長板駆動回路37は、光ヘッド1b内の可変波長板7が全波長板の効果を持つように、可変波長板7が有する液晶層に電圧2Vを印加する。
凸レンズ駆動回路39は、アクチュエータ(図示せず)へ電流を供給して、光ヘッド1b内の凸レンズ4i、4jを光軸方向へ駆動する。これにより、ディスク2bへ情報を記録するときおよびディスク2bから情報を再生するときに、ディスク2bの記録層内における複数の光の複数の集光位置が記録層の厚さ方向へ移動する。
ポジショナ駆動回路40は、モータ(図示せず)へ電流を供給して、光ヘッド1bが搭載されているポジショナ27bをディスク2bの半径方向へ移動させる。これにより、ディスク2bへ情報を記録するときおよびディスク2bから情報を再生するときに、ディスク2bの記録層内における複数の光の複数の集光位置がディスク2bの半径方向へ移動する。スピンドル駆動回路41は、モータ(図示せず)へ電流を供給して、ディスク2bが搭載されているスピンドル28を回転させる。これにより、ディスク2bへ情報を記録するときおよびディスク2bから情報を再生するときに、ディスク2bの記録層内における複数の光の複数の集光位置がディスク2bの接線方向へ移動する。
上述のように、本発明の光ヘッド装置および光学的情報記録再生装置は、光源からの出射光を独立に変調可能な複数のビームに分割し、複数のビームのそれぞれを2つのビームに分割して互いに対向させ、対向する2つのビームを光記録媒体の記録層内の同一の位置に集光して干渉させ、集光位置に微小な回折格子を形成することにより並列に情報の記録を行う。すなわち、一回の記録により複数の回折格子が形成される。ここで、複数の回折格子が有するビットデータは複数のビットに相当する。従って、光源の波長変動に対するトレランスが広い等のビット型の3次元記録の特徴を維持しつつ、データ転送速度を高めることができる。その際、光学系中に設けられた開口の働きにより、複数のビームのそれぞれに対する対物レンズの開口数が全て等しくなり、集光位置に形成される複数の回折格子の大きさが全て等しくなる。
本発明によれば、光源の波長変動に対するトレランスが広い等のビット型の3次元記録の特徴を維持しつつ、データ転送速度を高めることができる。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施の形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
なお、本出願は、日本出願番号2008−090180に基づく優先権を主張するものであり、日本出願番号2008−090180における開示内容は引用により本出願に組み込まれる。

Claims (8)

  1. 記録層を有する光記録媒体に対して情報の記録および再生を行う光ヘッド装置であって、
    単一の光源と、
    該光源からの出射光から複数のビームを含む出射ビーム群を生成するビーム群生成手段と、
    前記出射ビーム群に含まれる複数のビームのそれぞれを独立に変調可能な、複数の画素を含む変調層を有する空間光変調器と、
    前記変調層に対するフーリエ面に設けられた開口と、
    前記光記録媒体へ情報を記録するときに、前記出射ビーム群を第一の往路ビーム群と第二の往路ビーム群とに分割するビーム群分割手段と、
    前記第一の往路ビーム群に含まれる複数のビームのそれぞれと、前記第二の往路ビーム群に含まれる複数のビームのそれぞれとを、前記記録層内の同一の位置に集光する対物レンズと
    を有することを特徴とする光ヘッド装置。
  2. 前記ビーム群分割手段は、前記出射ビーム群を前記第一の往路ビーム群と前記第二の往路ビーム群とに分割する機能と、前記出射ビーム群を通過させて単一の往路ビーム群とする機能とを切り替え可能であり、
    前記光記録媒体から情報を再生するときに、前記ビーム群分割手段は前記出射ビーム群を通過させて前記単一の往路ビーム群とし、
    前記対物レンズは前記単一の往路ビーム群に含まれる複数のビームのそれぞれを前記記録層内に集光し、
    さらに、前記単一の往路ビーム群が前記記録層で反射されて生じる復路ビーム群を受光する光検出器を有する
    請求項1に記載の光ヘッド装置。
  3. 前記ビーム群生成手段はマイクロレンズアレイを備える
    請求項1又は2に記載の光ヘッド装置。
  4. 前記変調層と前記開口との間にレンズが設けられており、前記変調層、前記開口はそれぞれ前記レンズの前側焦点位置、後側焦点位置にある
    請求項1乃至3のいずれかに記載の光ヘッド装置。
  5. 前記対物レンズは、前記第一の往路ビーム群に含まれる複数のビームのそれぞれと、前記第二の往路ビーム群に含まれる複数のビームのそれぞれとを、互いに対向させて前記記録層内の同一の位置に集光する2つの対物レンズである
    請求項1乃至4のいずれかに記載の光ヘッド装置。
  6. 前記光記録媒体として、前記記録層に平行で該記録層を挟む第一の入射面、第二の入射面を有する光記録媒体を使用対象とし、
    前記光記録媒体へ情報を記録するときに、前記第一の往路ビーム群、前記第二の往路ビーム群はそれぞれ前記第一の入射面、前記第二の入射面から前記光記録媒体へ入射して前記記録層内で集光され、
    前記空間光変調器から前記第一の入射面までの前記出射ビーム群および前記第一の往路ビーム群の光路における反射面の数と、前記空間光変調器から前記第二の入射面までの前記出射ビーム群および前記第二の往路ビーム群の光路における反射面の数との差が奇数である
    請求項に記載の光ヘッド装置。
  7. 前記光記録媒体として、前記記録層に平行な入射面と、前記記録層を挟んで前記入射面の反対側に位置する反射層とを有する光記録媒体を使用対象とし、
    前記光記録媒体へ情報を記録するときに、前記第一の往路ビーム群は前記入射面から前記光記録媒体へ入射して前記記録層内で前記反射層の側へ向かう途中で集光され、
    前記第二の往路ビーム群は前記入射面から前記光記録媒体へ入射し、前記記録層を透過し、前記反射層で反射され、前記記録層内で前記入射面の側へ向かう途中で集光され、
    前記空間光変調器から前記入射面までの前記出射ビーム群および前記第一の往路ビーム群の光路における反射面の数と、前記空間光変調器から前記入射面までの前記出射ビーム群および前記第二の往路ビーム群の光路における反射面の数との差が偶数である
    請求項1乃至のいずれかに記載の光ヘッド装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の光ヘッド装置と、
    前記光源を駆動する光源駆動回路と、
    前記空間光変調器を駆動する空間光変調器駆動回路と
    を有することを特徴とする光学的情報記録再生装置。
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