JP5447833B2 - イソインドリン顔料 - Google Patents

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Description

本発明は、LDPEにおいて分散難度(Dispergierhaerte)≦10を有し、かつ標準色濃度(Standardfarbtiefe)1/3の調整のために、≧5の減少比(Aufhellverhaeltnis)を必要とする、一般式I
Figure 0005447833
[式中、変数は以下の意味を有する:
1はC1〜C4のアルキル、
2は水素、またはC1〜C4のアルキル]
のイソインドリン顔料に関する。
その上本発明は、イソインドリン顔料の製造、および天然由来の、また合成由来の高分子有機材料を着色するための該顔料の使用、ならびにイソインドリン顔料で着色されているプラスチックに関する。
プラスチック、塗料、および印刷インキを黄色に着色するためには、通常無機顔料、例えばC.I.Pigment Yellow 34、もしくは184、または有機顔料、例えばキノフタロン顔料、例えばC.I.Pigment Yellow 138、イソインドリン顔料、例えばC.I.Pigment Yellow 139、またはアゾ顔料、例えばC.I.Pigment Yellow 74、151、もしくは180を使用する。重金属不含の、およびハロゲン不含の着色剤、とりわけ顔料への需要が、環境的な観点から近年非常に増大している。
従ってイソインドリン顔料、とりわけ既に約30年来公知のC.I.Pigment Yellow 185は、ますます注目される。しかしながら、約25年来市販で利用可能なC.I.Pigment Yellow 185べースの粉末顔料は、印刷インキ顔料、および塗料顔料として使用できるのみである。該顔料はその分散難度が原因で、プラスチックへの直接的な適用には適しておらず、まず手間のかかる方法で調製しなければならない。
特許文献に記載されている製造方法においても、プラスチックへの直接的な使用に必要な特性を有するC.l.Pigment Yellow 185は得られない。
DE−A−2914086には、第1の工程でジイミノイソインドリン(II)
Figure 0005447833
を式III
Figure 0005447833
のシアノアセトアミドとの縮合によって、アルカリ水性媒体中で25〜90℃で式IV
Figure 0005447833
の半縮合体(Halbkondensat)に変え、該半縮合体を中間単離することなく反応混合物を酸性化した後、70〜90℃の温度で式V
Figure 0005447833
のバルビツール酸と反応させてイソインドリン顔料Iにする、水性媒体中での本発明による式Iのイソインドリン顔料の製造が記載されている。
90〜95℃で反応混合物を2〜3時間にわたり後撹拌した後、イソインドリン顔料Iを単離する。この方法で得られたイソインドリン顔料Iは色が濃いが、約50の分散難度が原因でプラスチックに直接使用することはできない。
DE−A−2757982では、カルボンアミド基、または(p−クロロ)フェニルカルボンアミド基(基R1は水素、または(p−クロロ)フェニルである)を有するイソインドリン顔料の製造を、このワンポット法に従って行う。こうして得られたイソインドリン顔料は、プラスチックに容易に分散可能と記載されている。その耐光堅牢度と耐候性を高めるために、水性の反応混合物を110〜140℃で熱的に後処理することが推奨されている。
EP−A−29007に記載されている方法によれば、本発明による式Iのイソインドリン顔料の製造を、DE−A−1670748より公知であるように、メタノール中での半縮合体IVへの第1の縮合、中間単離、および希釈された酢酸中でのさらなる反応によって二工程で行う。より粗大な、より被覆力のある顔料形態を製造するために、反応混合物を引き続き熱処理することも提案されている。しかしながら、これらの例に記載されているように水性の酢酸中で3時間、未精製顔料を120℃に加熱してこの成形を行うと、色が非常に薄いC.I.Pigment Yellow 185しか得られない。
従って本発明は、総じて有利な適用特性によって特徴付けられ、かつとりわけプラスチックに容易に分散させることもできる、イソインドリン顔料を提供するという課題に基づいていた。
これに応じて、LDPEにおいて分散難度≦10を有し、かつ標準色濃度1/3の調整のために、≧5の減少比を必要とする、一般式I
Figure 0005447833
[式中、変数は以下の意味を有する:
1はC1〜C4のアルキル、
2は水素、またはC1〜C4のアルキル]
のイソインドリン顔料が判明した。
その上、顔料合成の際に生じる未精製顔料を、顔料粒子を部分的にのみ溶解する手段の存在下、結晶化工程に供することによって特徴付けられる、イソインドリン顔料Iの製造方法が判明した。
最後に、天然由来の、および合成由来の高分子有機材料を着色するための、イソインドリン顔料Iの使用が判明した。
本発明によるイソインドリン顔料Iは、優れた適用特性によって特徴付けられる。この際特に重要なのは、C.I.Pigment Yellow 185(R1はメチル、R2は水素)である。
本発明によるイソインドリン顔料Iは、非常に様々な適用媒体、とりわけプラスチックに非常に良好に分散可能であり、LDPEにおいて≦10の分散難度を有する(DIN EN 13900に準拠した測定)。
同時にこれらの顔料は、優れた色特性、とりわけ色の濃さが濃いという特性を有する。本発明によれば色の濃さは、標準色濃度ST1/3(DIN53235−1)を調整するために必要な減少比によって定義される。従ってLDPEにおける減少比は≧5、好ましくは≧5.5、およびPVCでの減少比は≧9、好ましくは≧10.5である。
本発明によるイソインドリン顔料Iは、通常50〜180nmの平均一次粒径を有する。
本発明によるイソインドリン顔料IのBET表面積は、通常25〜40m2/gである。
本発明によるイソインドリン顔料Iは、反応しなかった半縮合体IV、および鹸化された半縮合体(イミン官能基がカルボニル基に鹸化)を副次的な量で含み得る。これらの副成分の割合は、合計で一般的に20質量%未満、とりわけ15質量%未満である。
本発明によるイソインドリン顔料Iは有利には、顔料合成の際に生じる未精製顔料を顔料粒子を部分的にのみ溶かす手段の存在下で結晶化工程に供する、本発明による製造方法によって同様に得られる。
この際、未精製顔料の合成は、公知の方法に従って半縮合体IVを中間単離して(変法A)、またはワンポット合成(変法B)として行うことができ、この際変法Bが好ましい。
変法Aの場合、有機溶剤を反応媒体として使用する。第1の縮合工程に適しているのはプロトン性の溶剤、とりわけ脂肪族のアルコール、例えばメタノール、エタノール、イソプロパノール、イソブタノール、アミルアルコール、エチレングリコール、およびエチレングリコールモノエチルエーテル、また非プロトン性の溶剤、例えばジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、ジオキサン、スルホラン、ジクロロベンゼン、およびニトロベンゼンであり、この際アルコールの溶剤が好ましい。第二の縮合工程は、好適には脂肪族カルボン酸中で、例えばギ酸、酢酸、プロピオン酸、およびモノクロロ酢酸、ジクロロ酢酸中で行う。反応温度は通常、第一の工程で40〜120℃、および第二の工程では60〜180℃である。
変法Bの場合は水性媒体中で、好適には水中または水とエチレングリコールとの混合物中でも行う。所望の場合には、界面活性剤を添加することもできる。第一の縮合工程は通常10〜180℃、とりわけ10〜90℃で、かつpH値は>7、とりわけ8〜11で実施する。半縮合体のさらなる反応は、通常40〜150℃、とりわけ40〜100℃で、かつpH値は<7、とりわけ1〜3で行う。pH値の調整は、通常アンモニアの添加、好ましくは濃縮されたアンモニア水溶液の添加、もしくは好適には希釈された形での無機酸(この場合硫酸、リン酸および塩酸が好ましい)の添加によって行う。
変法Bに従った未精製顔料の製造は、水性懸濁液中で未精製顔料を熱処理することによって本発明による結晶化工程を行えば、とりわけ有利である。
この好ましい変法においては、未精製顔料を中間単離することなく、合成の際に生じる懸濁液中で直接、結晶化を行うことができる。
イソインドリン顔料Iの純度に対して極めて高い要求が設定されている場合、未精製顔料を単離することもでき、かつ場合によっては精製し、ならびに引き続き乾燥して、かつ細粒化することができる。
本発明による水性懸濁液中での結晶化工程の場合、未精製顔料を1〜60時間、90〜180℃の範囲の温度Tで加熱する。この際、温度T(℃)は処理持続時間t(時間)に依存し、かつ以下の式
Figure 0005447833
によって計算することができる。
以下例示的にいくつかの処理持続時間t(時間)が、選択される温度T(℃)に相応して対置されている:
Figure 0005447833
本発明による結晶化工程は、通常中性の媒体中で、とりわけ合成の際に生じる既に7未満のpH値を有する反応懸濁液を使用する場合には、酸性の媒体中で実施する。
この際酢酸は、pH値の調整には適していない。一般に有機酸は無機酸より適しておらず、この際硫酸、リン酸、および塩酸が無機酸として好ましい。
通常、水性の媒体対未精製顔料の質量比は5:1〜50:1、とりわけ10:1〜40:1である。
水性懸濁液には、有機溶剤を添加することもできる。
このことによって、上記の式に従って計算された温度もしくは処理持続時間から逸脱することもあり得る。稀なケースでは、要求される処理持続時間を延長することもあり得るが、通常は計算された持続時間の最大三分の一、持続時間を短縮する。
適切な溶剤は例えば、アルコール、エーテルアルコール、エーテル、ケトン、カルボン酸アミド、およびカルボン酸エステル、ならびにこれらの混合物である。個々の例として挙げられるのは:
脂肪族の、および芳香脂肪族の、最大10の炭素原子を有する、一価または多価のアルコール、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、t−ブタノール、アミルアルコール、イソアミルアルコール、ヘキサノール、イソヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、2−エチルヘキサノール、エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、および1,3−プロピレングリコール、シクロヘキサノール、メチルシクロヘキサノール、ベンジルアルコール、および2−フェニルエタノール;
モノ−C2〜C3−アルキレングリコールモノ−C1〜C4−アルキルエーテル、およびジ−C2〜C3−アルキレングリコールモノ−C1〜C4−アルキルエーテル、例えばエチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、およびエチレングリコールモノブチルエーテル、およびジエチレングリコールモノメチルエーテル、およびジエチレングリコールモノエチルエーテル;
最大10の炭素原子を有する、非環式の、および環式の脂肪族エーテル、例えばジプロピルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、ジイソブチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチレングリコールジメチルエーテル、およびジエチレングリコールジエチルエーテル;
最大10の炭素原子を有する、非環式の、および環式の脂肪族の、および芳香脂肪族のケトン、例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルプロピルケトン、メチルブチルケトン、ジエチルケトン、メチルイソプロピルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、メチルシクロヘキサノン、アセトフェノン、およびプロピオフェノン;
アミド、および最大4の炭素原子を有する、脂肪族カルボン酸のC1〜C4のアルキルアミド、例えばホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、およびN,N−ジエチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、およびN,N−ジエチルアセトアミド、N,N−ジメチルプロピオン酸アミド、およびN,N−ジエチルプロピオン酸アミド、およびN−メチルピロリドン;
全部で最大12の炭素原子を有する、芳香族のカルボン酸のエステル、例えばフタル酸ジメチルエステル、およびフタル酸ジエチルエステル
である。
この際好ましくは、例えば水による洗浄、水との共沸蒸留、水蒸気蒸留、または全混合物の乾燥によって、後処理の際に容易に除去できる溶剤を使用する。
特に好ましい溶剤は、グリコール、およびそれらのモノアルキルエーテル、およびジアルキルエーテルである。
水性の結晶化媒体が有機溶剤を含む場合、水と有機溶剤との質量比は、通常99:1〜50:50、とりわけ95:5〜80:20である。
結晶化工程は、未精製顔料を水性媒体中に分散させて、または単純な静置によって行うこともできる。好ましくは、未精製顔料と水性媒体とから成る混合物を撹拌する。
結晶化工程は、水性媒体の沸点範囲の温度で、もしくはそれ以上の温度で行うため、耐圧装置、例えば耐圧槽の使用、または還流下での実施が推奨される。
本発明によるイソインドリン顔料Iは、通常の濾別、洗浄、および乾燥によって単離することができる。適切には乾燥させた生成物を、例えばロータリーミル、のこぎり歯状ブレード型ミル(Zahnkranzmuehle)、またはジェットミル内で解凝集化粉砕(Desagglomerierungsmahlung)に供する。別法として、水性のフィルターケークを凍結乾燥、またはスプレー乾燥することもできる。
本発明による結晶化方法において所望の場合には、弱塩基性の粉砕助剤を用いて事前に乾燥粉砕に供した、未精製の顔料を使用することもできる。このことによって本発明によるイソインドリン顔料Iは、やや赤みを帯びた色調を有する、特に狭い一次粒径分布を獲得することができる。
適切な粉砕助剤の例は、無機の弱酸の水溶性塩、とりわけアルカリ金属炭酸塩、およびアルカリ金属炭酸水素塩、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、および炭酸水素カリウムである。
通常、粉砕助剤対未精製顔料の質量比は10:1〜1:1、好適には4:1〜1:1である。
粉砕装置として適しているのは例えば、ボールミル、振動ミル、遊星ミル、およびアトライタである。適切な粉砕物は例えば、通常0.1〜5cmの直径を有する、鋼球、ケイ素/アルミニウム/酸化ジルコニウムのビーズ、ガラスビーズ、およびメノウビーズである。
安全上の理由から、粉砕を不活性ガス雰囲気下で実施するのが有利であり得る。
好適には、被粉砕物(Mahlgut)が≦50nmの平均一次粒径を有するようになるまで粉砕し、これには通常1〜40時間、とりわけ4〜20時間かかる。
その後、粉砕助剤を除去するために被粉砕物を水中でかき混ぜ、濾別し、洗浄し、そして粉砕物から分離する。鋼球による粉砕の際、場合により存在する鉄の破片を除去するために、被粉砕物を塩酸による後処理に供することができる。
結晶の大きさを制御するために、結晶化工程を顔料協力剤の存在下で実施することも有利であり得、この際通常1gの未精製顔料あたり約0.01〜0.1gの協力剤を使用する。細粒化工程を事前に実施する場合、顔料協力剤をすでにここで添加することができる。
顔料協力剤とは、分子構造中に顔料発色団を完全にまたは部分的に含む化合物である。この際、顔料協力剤の構造は、結晶化に影響されるべき顔料の構造と一致している必要はない。そのためこの場合には、イソインドリン構造ベースの構造に基づく顔料協力剤だけではなく、例えばキノフタロン構造ベースの顔料協力剤も使用することができる。
特に適した顔料協力剤の例は、C.I.Pigment Yellow 138から誘導されるWO−A−02/00643より公知のキノフタロン誘導体であり、ナフタリン環に1または複数のスルホン酸官能基を有する顔料協力剤が好ましい。
顔料協力剤の存在は、適用媒体における本発明によるイソインドリン顔料Iの分散性に対して、付加的に肯定的に作用することもできる。
本発明によるイソインドリン顔料Iの分散性を、従来の添加剤との接触によってさらに改善することができる。芳香族スルホン酸誘導体、例えばナフタリンスルホン酸、およびそれらの塩、およびコロホニウム誘導体のベースの添加剤の他に、とりわけプラスチック着色のためには天然の、および合成のワックスベースの添加剤が適している。例としてはポリエチレンベースの、およびポリプロピレンベースのワックス(これらは酸化されていてもよい)、酸化ポリエチレンベースの、エトキシ化された脂肪アルコールベースの、酸化ポリエチレン/酸化ポリプロピレンのブロックコポリマーベースの、脂肪酸エステル(例えばモンタンワックス)ベースの、脂肪酸アミドベースの、およびエチレン/酢酸ビニルのコポリマーベースのワックスが挙げられるだろう。
このような添加剤を使用する場合、それらの量は通常、顔料に対して2〜30質量%である。
本発明によるイソインドリン顔料Iは、天然由来の、および合成由来の高分子有機材料を着色するために、優れて適している。
このような材料の例としては、プラスチック、粉体塗料、インキ、トナー、およびカラーフィルターが挙げられるだろう。
本発明によるイソインドリン顔料Iは、プラスチックの着色のために特に重要である。
有利に着色可能なプラスチックの例は、詳しくは:
ポリオレフィン、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレン、ポリイソブチレン、およびポリ−4−メチル−1−ペンテン、ポリオレフィンコポリマー、例えばLuflexen(登録商標)(Basell)、Nordel(登録商標)(Dow)、およびEngage(登録商標)(DuPont)、シクロオレフィンコポリマー、例えばTopas(登録商標)(Celanese);ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、エチレン/テトラフルオロエチレンのコポリマー(ETFE);ポリビニリデンジフルオリド(PVDF)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリビニルエステル、例えばポリ酢酸ビニル、ビニルエステルコポリマー、例えばエチレン/酢酸ビニルのコポリマー(EVA)、ポリビニルアルカナール、例えばポリビニルアセタール、およびポリビニルブチラール(PVB)、ポリビニルケタール、ポリアミド、例えばNylon(登録商標)[6]、Nylon[12]、およびNylon[6,6](DuPont)、ポリイミド、ポリカルボナート、ポリカルボナートのコポリマー、およびポリカルボナートとアクリル−ブタジエン−スチレンのコポリマーとの物理的なブレンド、アクリロニトリル−スチレン−アクリルエステルのコポリマー、ポリメチルメタクリラート、ポリブチルアクリラート、ポリブチルメタクリラート、ポリブチレンテレフタラート、およびポリエチレンテレフタラート、ポリエステル、例えばポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリブチレンテレフタラート(PBT)、およびポリエチレンナフタラート(PEN)、上記のポリアルキレンテレフタラートのコポリマー、上記のポリアルキレンテレフタラートの反応生成物、および上記のポリアルキレンテレフタラートの物理的な混合物(ブレンド)、ポリ(メタ)アクリラート、ポリアクリルアミド、ポリアクリルニトリル、ポリ(メタ)アクリラート/ポリビニリデンジフルオリドのブレンド、ポリウレタン、ポリスチレン、スチレンコポリマー、例えばスチレン/ブタジエンのコポリマー、スチレン/アクリロニトリルのコポリマー(SAN)、スチレン/エチルメタクリラートのコポリマー、スチレン/ブタジエン/エチルアクリラートのコポリマー、スチレン/アクリロニトリル/メタクリラートのコポリマー、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレンのコポリマー(ABS)、およびメタクリラート/ブタジエン/スチレンのコポリマー(MBS)、ポリエーテル、例えばポリフェニレンオキシド、ポリエーテルケトン、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリグリコール、例えばポリオキシメチレン(POM)、ポリアリーレンビニレン、シリコーン、アイオノマー、熱可塑性ポリウレタン、および熱硬化性ポリウレタン、ならびにこれらの混合物であり、この際、ポリオレフィン、とりわけポリエチレン(LDPE、MDPE、HDPE)、およびポリ塩化ビニルが優れている。
プラスチックへの本発明によるイソインドリン顔料Iの混入は、すべての公知の方法、例えば(好適には単軸スクリュー式押出機、または二軸スクリュー式押出機による)一緒の押出、ロール練り、混練、プレス成形、または粉砕によって行うことができ、この際プラスチックをプラスチック成形体、連続的な異形体、プレート、シート、繊維、フィルム、およびコーティングに加工することができる。
同様に有利には、低溶融性のポリマー(例えば大部分の慣用のポリオレフィン)、または低溶融粘度を有するポリマー(例えば可塑化されたPVCとPVB、ならびに吹き込み成形可能なPET)において、均質な、色の濃い着色を達成するために、ポリマーベースの、またはポリマーブレンドベースの、1もしくは複数のポリオレフィンワックスベースの、またはこれらの混合物ベースの、事前に個別に製造された顔料調製物を使用する。ポリマーベースの顔料調製物(「マスターバッチ」、「混合材料」)に使用される担体ポリマー(ブレンド)は、一般的に着色すべき高分子合成有機化合物と同一であり、担体材料としてのポリオレフィンワックスベースの顔料調製物、とりわけホモポリマーの、およびコポリマーのPEワックス、およびPPワックス、例えばLuwax(登録商標)A(エチレンのホモポリマー;BASF)、Luwax EVA(エチレン−酢酸ビニルのコポリマー;BASF)、およびLicowax(登録商標)PP230(プロピレンのホモポリマー;Clariant)の製造のために使用される。
実施例
A.本発明によるイソインドリン顔料Iの製造
実施例1
水で湿らせたC.I.Pigment Yellow 185のプレスケーキ100g(乾燥含分約50質量%;DE−A−2914086の実施例1に従って製造)を1時間、1125mlの水に均一に懸濁させた。その後懸濁液を2.4lの耐圧槽(Juchheim社)内でアンカー型撹拌機(回転数 150回転/分)を用いて2時間で115℃に加熱し、かつ12時間この温度で撹拌した。
1時間で60℃に冷却後、顔料を濾別し、かつ60℃の温水5lで洗浄した(流出する水の導電率<100μS)。湿ったプレスケーキを空気強制循環式乾燥棚において70℃で乾燥させ、かつ解凝集化するためにのこぎり歯状ブレード型ミル(超遠心粉砕機 ZM100、Retsch社;12ののこぎり歯、ふるい1.0mm、10000回転/分)で粉砕した。収率は100%であった。
実施例2
DE−A−2914086の実施例1に従って得られた、C.I.Pigment Yellow 185の合成懸濁液570g(顔料含分:5.4質量%)を、エチレングリコールモノブチルエーテル100gの添加後、撹拌しながら100℃(還流温度)に加熱し、かつ12時間この温度で撹拌した。
1時間で70℃に冷却後、形成された粒体を濾別し、かつ60℃の温水5lで洗浄した(流出する水の導電率<50μS)。湿ったプレスケーキを空気強制循環式乾燥棚において120℃で乾燥させ、かつ解凝集化するために実施例1のように粉砕した。収率は90%であった。
実施例3
DE−A−2914086の実施例1に従って得られた、C.I.Pigment Yellow 185の合成懸濁液570g(顔料含分:5.4質量%)を、2.4lの耐圧槽(Juchheim社)内でアンカー型撹拌機(回転数 150回転/分)を用いて2時間で130℃に加熱し、かつ3時間この温度で撹拌した。
1時間で60℃に冷却後、顔料を濾別し、かつ60℃の温水5lで洗浄した(流出する水の導電率<50μS)。湿ったプレスケーキを空気強制循環式乾燥棚において70℃で乾燥させ、かつ解凝集化するために実施例1のように粉砕した。収率は100%であった。
実施例4
DE−A−2914086の実施例1に従って得られた、C.I.Pigment Yellow 185の合成懸濁液600g(顔料含分:5.1質量%)を、1lのガラス反応器(Normag社)内でアンカー型撹拌機(回転数 150回転/分)を用いて2時間で95℃に加熱し、かつ36時間この温度で撹拌した。
1時間で60℃に冷却後、顔料を濾別し、かつ60℃の温水5lで洗浄した(流出する水の導電率<50μS)。湿ったプレスケーキを空気強制循環式乾燥棚において70℃で乾燥させ、かつ解凝集化するために実施例1のように粉砕した。収率は100%であった。
B.プラスチックにおける本発明による顔料の試験
顔料の適用特性を試験するために、得られた顔料をポリエチレン(LDPE)と、軟質のPVCに混入した。
色特性と分散難度の測定はその都度、以下のように製造されたロールシートの白色着色(Weissaufhellung)(1:10)で行った。
LDPEのロールシート:
白色に着色されたLDPE顆粒80g(Sicolen(登録商標)Weiss 00/24729 5質量%の二酸化チタンを有する粒体)と、その都度0.4gの顔料を別々に秤量し、かつCollinの練りロール機で以下のようにさらに加工した。
白色に着色されたLDPE粒体を150℃(±2℃)のローラー温度で装入した。シート形成後、顔料を少量ずつ添加し、かつ150℃(±2℃)のローラー温度、およびローラー回転数250で厚さ0.4mm(±10%)のロールシートに加工した。約10gを切り取った後(ロールシート1)、残りのロールシートを二等分し、かつ半分にしたものを二つとも相互に重ねた後、さらにローラ回転数220、150℃(±2℃)で圧延した(ロールシート2)。
PVCのロールシート:
DIN53775−Bに記載の白色に着色されたPVCのベース混合物80g(48.7gの塩化ビニルのホモポリマー、25.1gのジイソデシルフタラート、1.12gのエポキシド化された大豆油、0.97gの安定剤、0.15gのステアリン酸、および4.0gの二酸化チタン)と、その都度0.4gの顔料とを、乱流型混合機(Turbularmischer)で均質化させた。
得られた混合物をCollinのロールミルで、150℃(±2℃)のローラー温度、およびローラー回転数165で厚さ0.4mm(±10%)のロールシートに加工した。約10gを切り取った後(ロールシート1)、残りのロールシートを二等分し、かつ半分にしたものを二つとも相互に重ねた後、さらにローラ回転数225、150℃(±2℃)で圧延した(ロールシート2)。
試料(ロールシート2)の色の測定は、DIN5033(0/0゜測定形状)に従って、分光光度計Teleflash(Optronik社)を用いて行った。
減少比AVは、DIN53235−1に従い、試験する試料の色濃度をFIAF法準拠の標準色濃度1/3と一致させることによって得た。表に記載したCIELABの色価は、色相Hue(゜)、彩度C*、明度L*(Lightness)、a*(赤の割合もしくは緑の割合)、およびb*(青の割合もしくは黄色の割合)を、DIN6174(D65標準光源、10゜の標準観測者)により色濃度の一致によって測定した。
分散難度(DH)を、測定の際にその都度得られた減少比から、以下の式
Figure 0005447833
[式中、
AV1=ロールシート1における減少比、
AV2=ロールシート2における減少比である]
に従って計算した。
得られた測定結果(CIELABの色価と分散難度)を、以下の表にまとめている。この際、EP−A29007の実施例14でLDPEにおいて得られた測定結果Vも比較のために記載した。
Figure 0005447833

Claims (8)

  1. LDPEにおいて分散難度≦10を有し、かつ標準色濃度1/3の調整のために、≧5の減少比を必要とする、一般式I
    Figure 0005447833
    [式中、変数は以下の意味を有する:
    1はC1〜C4−アルキル、
    2は水素、またはC1〜C4−アルキル]
    のイソインドリン顔料。
  2. 1がメチル、かつR2が水素を意味する、請求項1に記載の式Iのイソインドリン顔料。
  3. 顔料合成の際に生じる未精製顔料を、アルコール、エーテルアルコール、エーテル、ケトン、カルボン酸アミド、およびカルボン酸エステルの群からの有機溶剤が添加されていてもよい水性懸濁液中で1〜60時間、90〜180℃の範囲の温度Tで温度処理に供し、かつ引き続き通常の方法で単離し、この際温度T[℃]が、以下の式
    Figure 0005447833
    に従って、選択された処理持続時間から処理持続時間t(時間)によって計算できることを特徴とする、請求項1または2に記載のイソインドリン顔料の製造方法。
  4. 水性の顔料合成の際に生じる懸濁液を熱処理に供することを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  5. 天然由来、および合成由来の高分子有機材料を着色するための、請求項1または2に記載の式Iのイソインドリン顔料の使用。
  6. 前記高分子材料がプラスチック、粉体塗料、インキ、トナー、およびカラーフィルターであることを特徴とする、請求項5に記載の使用。
  7. 前記高分子材料がプラスチックであることを特徴とする、請求項5に記載の使用。
  8. 請求項1または2に記載のイソインドリン顔料で着色されたプラスチック。
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