JP5447302B2 - 大気圧プラズマ発生方法及び装置 - Google Patents

大気圧プラズマ発生方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、大気圧プラズマ発生方法及び装置に関し、特に広い範囲でプラズマ処理が可能な大気圧プラズマを小さな入力電力で発生することができる大気圧プラズマ発生方法及び装置に関するものである。
従来、大気圧近傍(圧力では、500〜1500mmHgの範囲)で不活性ガスをプラズマ化し、発生した不活性ガスのラジカルによって反応性ガスをプラズマ化して、表面改質、エッチング、成膜等のプラズマ処理を行う大気圧プラズマ発生装置においては、最初から不活性ガスと反応性ガスを所定の割合で混合して筒状の反応容器の一端に供給し、その反応容器に高周波電界を印加することで混合ガスをプラズマ化し、発生したプラズマを反応容器の他端から吹き出し、被処理物に照射して処理を行うようにしたものが通例であった。
図11を参照して、不活性ガスとしてアルゴンを、反応性ガスとして酸素を用いた場合についてその原理を説明する。高周波電界が印加され放電プラズマが発生している反応空間中のAr原子(Ar)は、放電プラズマ中の電子(e)により励起又は電離され、アルゴンラジカル(Ar)やアルゴンイオン(Ar)や電子(e)となる。アルゴンラジカル(Ar)はエネルギーの高い準安定状態にあり、周辺にある同種又は異種の原子と反応し、それらの原子を励起又は電離させて安定状態に戻ろうとして雪崩れ現象的に反応が発生する。その時に周辺に酸素があると、酸素原子(O)が励起又は電離され、酸素ラジカル(O)や酸素イオン(O)や電子(e)となる。その酸素ラジカル(O)が被処理物の表面の材料と反応し、表面改質を行ったり、表面にある有機物と反応して有機物を除去したりするプラズマ処理が行われる。なお、不活性ガスのラジカルは、反応性ガスのラジカルに比較して準安定状態が長く維持されるという特長があり、そのため一般にプラズマを発生させるのに不活性ガスを使用するのが一般的である。また、反応性ガスとして、成膜できるガスを使用すると成膜することができ、水素を使用すると還元作用が期待できる。
従来の大気圧プラズマ発生装置の構成例としては、図12に示すように、反応空間を形成する反応容器41の一端から不活性ガスと反応性ガスを所定の比率で混合した混合ガス42を供給し、反応容器41の外周に間隔をあけて配設した一対の電極43a、43b間に高周波電源44から交流又はパルス状の高周波電圧を印加することで、反応空間でプラズマを発生させ、発生したプラズマ45を反応容器41の他端から吹き出させ、被処理物46の表面をプラズマ処理するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、図12に示すような構成にて、不活性ガスと反応性ガスを混合した混合ガスを励起して反応性ガスをプラズマ化するには、不活性ガスのみを励起する場合に比べて入力電力が数10倍必要となり、装置が大型化するという問題があり、このような問題を解消する構成例として、図13に示すように、高周波電源52にて高周波電界が印加される反応容器51に対して不活性ガス(図ではAr)53のみを供給するように構成し、反応容器51から吹き出したプラズマ54に対して反応性ガス供給管55から反応性ガス(図ではOガス)56を供給する構成も提案されている。具体的には、図14に示すように、反応容器51から吹き出したプラズマ54を被処理物57の一方から吹き付け、被処理物57の他方から反応性ガス供給管55から反応性ガス56を吹き付けるようにしたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、図15に示すように、中央に反応性ガスの供給空間61を配置し、その両側に、不活性ガスが供給されるとともに高周波電源64から高周波電界が印加される一対の反応空間62、63を配設し、励起した不活性ガスの間に反応性ガスを流して不活性ガスとの混合を行い、プラズマ化した反応性ガスにて被処理物65をプラズマ処理するようにしたものも知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開2002−1253号公報 特開平9−59777号公報 特開2003−49272号公報
ところで、図12に示した構成では、上記のようにプラズマを発生するのに大きな入力電力が必要で、装置が大型化するという問題だけでなく、プラズマ化した反応性ガスの寿命が短いため、反応容器41の他端から吹き出すと速やかにプラズマ45が消失するため、反応容器41の他端と被処理物46の間の距離Lを短くしないと、プラズマ化した反応性ガスが有効に働かず、プラズマ処理できる距離範囲が小さく限定されてしまうという問題があった。
また、図14に示した構成では、励起した不活性ガスの寿命は短く、反応容器51から出ると直ぐに消えてしまうため、反応容器51の出口付近でしか反応性ガス56をプラズマ化することができず、そのため反応性ガス56のプラズマ化が十分に行われないという問題があった。
また、図15に示した構成では、励起した不活性ガスの間に反応性ガスを流して不活性ガスとの混合を行うことで、図14の構成に比べると混合されやすく、反応性ガスがプラズマ化される範囲が均一になる利点があるが、不活性ガスの寿命が短いことに変わりはなく、プラズマ処理できる距離範囲が小さく限定されてしまうという問題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、プラズマを発生する反応空間に対して遠近方向に、また平面的にも広い範囲でプラズマ処理が可能な大気圧プラズマを小さな入力電力で発生することができる大気圧プラズマ発生方法及び装置を提供することを目的とする。
本発明の大気圧プラズマ発生方法は、反応空間を形成する反応容器第1の不活性ガスを供給するとともに前記反応容器に配設されたアンテナにより高周波電界を印加し、プラズマ化した前記第1の不活性ガスから成る一次プラズマを前記反応容器の前記反応空間から吹き出させるプラズマ発生工程と、第2の不活性ガスと反応ガスからなる混合ガスを前記反応容器の外側に配設された混合ガス容器の内部の混合ガス領域に、前記混合ガス容器の壁上部に配設されたガス供給口より供給された前記混合ガスに対して前記一次プラズマを前記反応容器の下端より下方の部分での前記混合ガス容器の内部の前記混合ガス領域で衝突させることによりプラズマ化した混合ガスから成る二次プラズマを発生させるプラズマ展開工程とを有する。
本発明は、本発明者が大気圧プラズマ発生方法について営為研究する中で、反応空間から吹き出したプラズマに向けて不活性ガスを供給してその不活性ガスにプラズマを衝突させると、供給した不活性ガスが雪崩れ現象的にプラズマ化してプラズマが大きく展開することを見いだしたことに基づいたものであり、上記構成によれば、反応空間で第1の不活性ガスに高周波電界を印加してプラズマ化させ、一次プラズマとして吹き出し、その一次プラズマを第2の不活性ガスと反応性ガスの混合ガス領域に衝突させることで、一次プラズマが衝突した第2の不活性ガスが雪崩れ現象的にプラズマ化して混合ガス領域全体に展開し、このプラズマ化した第2の不活性ガスのラジカルにて反応性ガスがプラズマ化するので、反応空間に対して遠近方向及び平面的に広い範囲でプラズマが展開してプラズマ処理を行うことができ、かつ高周波電界は一次プラズマを発生する反応空間に印加するだけであるので小電力で済み、また入力電力が小さいので発生した二次プラズマのプラズマ温度も低く、耐熱性の低い部品が搭載された基板など、耐熱性の低い基板等のプラズマ処理も簡便に行うことが可能となるなどの効果が発揮される。また、第2の不活性ガスと反応性ガスを、反応性ガスの混合体比率が20%以下になるように混合することで、高いプラズマ処理効果を得ることができる。
また、混合ガス領域は、予め混合した第2の不活性ガスと反応性ガスの混合ガスを当該領域に供給して形成すると、両ガスを別々に供給する場合に比してガス供給手段が簡単になるとともに、第2の不活性ガスと反応性ガスが均等に混合されているので、全体に均一なプラズマ処理を実現することができる。
また、混合ガス領域は、第2の不活性ガスと反応性ガスを別々に当該領域に供給して形成することもでき、その場合反応性ガスを任意の濃度に調整して混合することができ、所望のプラズマ処理を行うことができる。
また、第1の不活性ガスと第2の不活性ガスは、異種のものを使用することもできるが、同種の不活性ガスであると、二次プラズマの展開が安定するとともに、ガス供給手段が簡単になるため好適である。
また、第1の不活性ガス及び第2の不活性ガスは、アルゴン、ヘリウム、キセノン、ネオン、窒素、クリプトン又はこれらの1種又は複数種の混合ガスから選ばれたものであるのが好適である。
また、本発明の大気圧プラズマ発生装置は、反応空間と、前記反応空間に第1の不活性ガスを供給する第1の不活性ガス供給手段と、前記反応空間にて高周波電界が印加されてプラズマ化した前記第1の不活性ガスから成る一次プラズマを吹き出させる前記反応空間を形成する反応容器と、前記反応容器に配設されたアンテナに高周波電圧を印加して前記反応空間に高周波電界を印加する高周波電源と、前記反応容器の外側に配設され、その内部に壁上部に配設されたガス供給口より供給される第2の不活性ガスと反応性ガスの混合ガスの混合ガス領域を有し、前記壁上部に配設された前記ガス供給口より供給された前記混合ガスに対して前記反応容器から吹き出された前記一次プラズマを前記反応容器の下端より下方の部分の下端開放の前記混合ガス領域で衝突させることによりプラズマ化した混合ガスから成る二次プラズマを発生する混合ガス容器とを備えた。
この構成によると、プラズマ発生部で一次プラズマを発生し、プラズマ展開部で一次プラズマを混合ガス領域に衝突させて混合ガスの二次プラズマを展開させるので、上記プラズマ発生方法を実施してその効果を発揮することができる。また、第2の不活性ガスと反応性ガスを、反応性ガスの混合体比率が20%以下になるように混合することで、高いプラズマ処理効果を得ることができる。
また、第2の不活性ガスと反応性ガスを予め混合した混合ガスを混合ガス領域に供給する混合ガス供給手段を設けると、混合ガス領域を簡単な構成で形成できるとともに第2の不活性ガスと反応性ガスが均等に混合しているので、広い範囲の二次プラズマで均一なプラズマ処理を安定して実現することができる。
また、第2の不活性ガスを混合ガス領域に供給する第2の不活性ガス供給手段と、反応性ガスを混合ガス領域に供給する反応性ガス供給手段とを設けると、反応性ガスを任意の濃度に調整して混合することができ、所望のプラズマ処理を行うことができる。
また、以上の大気圧プラズマ発生装置を、ロボット装置のX、Y、Z方向に移動可能な可動ヘッドに搭載すると、コンパクトで極めて汎用性の高いプラズマ処理装置を提供することができる。
本発明の大気圧プラズマ発生方法及び装置によれば、反応空間で第1の不活性ガスがプラズマ化して一次プラズマとして吹き出し、その一次プラズマを第2の不活性ガスと反応性ガスの混合ガス領域に衝突させることで雪崩れ現象的にプラズマ化させ、二次プラズマとして混合ガス領域全体に大きく展開させることができるので、反応空間に対して遠近方向及び平面的に広い範囲でプラズマ処理を行うことができ、したがって広い範囲でプラズマ処理が可能な大気圧プラズマを小さな入力電力で発生することができる。また、第2の不活性ガスと反応性ガスを、反応性ガスの混合体比率が20%以下になるように混合することで、高いプラズマ処理効果を得ることができる。
本発明の大気圧プラズマ発生装置におけるプラズマ発生原理の説明図。 本発明の大気圧プラズマ発生装置の第1の実施形態を示し、(a)は縦断面図、(b)は斜視図。 プラズマ親水化処理した後の水滴の接触角の説明図。 同実施形態の変形例を示し、(a)は第1の変形例の縦断面図、(b)は第2の変形例の斜視図。 本発明の大気圧プラズマ発生装置の第2の実施形態を示し、(a)は縦断面図、(b)は斜視図。 同実施形態の変形例を示し、(a)は第1の変形例の縦断面図、(b)は第2の変形例の縦断面図。 本発明の大気圧プラズマ発生装置の第3の実施形態の縦断面図。 本発明の大気圧プラズマ発生装置の第4の実施形態を示し、(a)は縦断面図、(b)は斜視図。 本発明の大気圧プラズマ発生装置の第5の実施形態を示し、(a)は斜視図、(b)は縦断面図。 本発明の大気圧プラズマ発生装置の第6の実施形態の縦断面図。 プラズマ発生原理の説明図。 第1の従来例の大気圧プラズマ発生装置の正面図。 他のプラズマ発生原理の説明図。 第2の従来例の大気圧プラズマ発生装置の正面図。 第3の従来例の大気圧プラズマ発生装置の斜視図。
以下、本発明の大気圧プラズマ発生装置の各実施形態について、図1〜図10を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の大気圧プラズマ発生装置の第1の実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。
まず、本発明の大気圧プラズマ発生方法の原理を図1を参照して説明する。図1は、第1の不活性ガスとしてアルゴンを、第2の不活性ガスとしてヘリウムを、反応性ガスとして酸素を用い、第2の不活性ガスと酸素の混合ガスを供給する例を示している。反応空間1にアルゴンが供給されるとともに高周波電界が印加されることで、反応空間1中のアルゴン原子(Ar)が放電プラズマ中の電子(e)により励起又は電離され、アルゴンラジカル(Ar)やアルゴンイオン(Ar)や電子(e)となる。アルゴンラジカル(Ar)はエネルギーの高い準安定状態にあり、周辺にある同種又は異種の原子と反応し、それらの原子を励起又は電離させて安定状態に戻ろうとして雪崩れ現象的に反応が発生し、こうして発生した一次プラズマが反応空間1から吹き出される。反応空間1から吹き出した一次プラズマに向けてヘリウムと酸素の混合ガスが供給されることで、一次プラズマのアルゴンラジカル(Ar)によってヘリウム原子(He)が励起又は電離されてヘリウムラジカル(He)やヘリウムイオン(He)や電子(e)となり、発生したヘリウムラジカル(He)にて上記反応が雪崩れ現象的に展開してヘリウムラジカル(He)が発生するとともに、ヘリウムラジカル(He)にて周辺にある酸素原子(O)が励起又は電離され、酸素ラジカル(O)や酸素イオン(O)や電子(e)となる。その酸素ラジカル(O)が被処理物Sの表面の材料と反応し、表面改質を行ったり、表面にある有機物と反応して有機物を除去したりするプラズマ処理が行われる。これにより、反応空間と被処理物の間の間隔Lが大きくても、また平面的にも大きな範囲に対して、酸素ラジカル(O)でのプラズマ処理を行うことができる。
次に、本実施形態の具体的な構成例について図2を参照して説明する。図2(a)、(b)に示すように、断面円形の反応空間1を形成する誘電体からなる円筒状の反応容器2の周囲にコイル状のアンテナ3を配設し、アンテナ3に高周波電源4から高周波電圧を印加して反応空間1に高周波電界を印加し、反応容器2の上端2aから第1の不活性ガス5を供給することで、反応容器2の下端2bから一次プラズマ6を吹き出すように構成されている。反応容器2の下端2b近傍の周囲に混合ガス容器7が配設され、その周囲に混合ガス8を内部に供給する複数のガス供給口9が配設されている。混合ガス容器7は、反応容器2の下端2bより下方に延出され、反応容器2の下端2bより下方の部分に、一次プラズマ6が衝突して二次プラズマ11を発生する下端開放の混合ガス領域10が形成されている。
以上の構成において、反応容器2の下端2bから一次プラズマ6を吹き出している状態で、混合ガス容器7内に混合ガス8を供給することで、混合ガス領域10内で混合ガス8に一次プラズマ6が衝突して二次プラズマ11が発生し、その二次プラズマ11が混合ガス領域10の全領域に展開するとともにさらにこの混合ガス領域10から下方に吹き出す。この二次プラズマ11を被処理物Sに照射することで、所望のプラズマ処理が行われる。このように二次プラズマ11が大きく展開するので、反応容器2の下端2bと被処理物Sの間の間隔が大きくても、また平面方向にも反応容器2の断面積に比して大きな領域のプラズマ処理を行うことができる。
具体例について説明すると、反応容器2の内径R1=0.8mm、混合ガス容器7の内径R2=5mm、混合ガス容器7の下端と被処理物Sの間の間隔L1=1mm、反応容器2の下端と混合ガス容器7の下端の間の間隔L2=4mmの装置構成とし、第1の不活性ガス5はアルゴンガスを用いて流量を50sccmとし、混合ガス容器7内に供給するガスとして、
実施例1:第2の不活性ガスとしてのアルゴンガス(流量500sccm)と
反応性ガスとしての酸素ガス(流量50sccm)の混合ガス
実施例2:第2の不活性ガスとしてのヘリウムガス(流量500sccm)と
反応性ガスとしての酸素ガス(流量50sccm)の混合ガス
比較例1:反応性ガスとしての酸素ガス(流量500sccm)のみの単独ガス
比較例2:反応性ガスとしての酸素ガス(流量50sccm)のみの単独ガス
をそれぞれ用いて、被処理物Sの表面のプラズマによる親水化処理を行った。その被処理物Sの表面に水を垂らし、図3に示すように、水滴の接触角Θを測定し、親水性の良否の判定を行った。
Figure 0005447302
表1にその結果を示した。表1から、第2の不活性ガスに反応性ガスを混合した実施例1、2では効果的にプラズマ処理ができて親水性が得られているのに対して、反応性ガス単体の比較例1、2ではプラズマ処理の効果が殆ど得られないことが分かる。
なお、図2の構成例では、混合ガス容器7が円筒形状のものを例示したが、図4(a)に示すように、下方に向けて径が小さくなる倒立接頭円錐形状に形成し、ガス供給口9から供給された混合ガス8が反応容器2の下端2bから吹き出した一次プラズマ6により効果的に衝突するようにして、さらに効率的に二次プラズマ11が発生するようにしても良い。また、図2の構成例では、複数の全てのガス供給口9から混合ガス容器7内に混合ガス8を供給するようにしたが、図4(b)に示すように、各ガス供給口9から別々に混合ガス容器7内に第2の不活性ガス12と反応性ガス13を供給して、混合ガス容器7内でこれらのガスが混合して混合ガス領域10を形成するようにしても良い。
(第2の実施形態)
次に、本発明の大気圧プラズマ発生装置の第2の実施形態について、図5、図6を参照して説明する。尚、以下の実施形態の説明では、先行する実施形態と同一の構成要素については同一の参照符号を付して説明を省略し、主として相違点についてのみ説明する。
上記第1の実施形態では円筒状の反応容器2を用い、その周囲に配設したアンテナ3から反応空間1内に高周波電界を印加するようにし、反応容器2の下端2bの周囲に混合ガス容器7を配設した例を示したが、本実施形態では、図5(a)、(b)に示すように、断面形状が細長い長方形の角筒状の反応容器14の互いに対向する長壁に一対の電極15a、15bを配置するとともに、反応容器14を誘電体で構成し又は電極15a、15bの対向面の少なくとも一方に誘電体を配置し、かつ電極15a、15b間に高周波電源4から高周波電圧を印加して反応容器14内の反応空間1内に高周波電界を印加するように構成されている。かくして、反応容器14の上端から第1の不活性ガス5を供給するとともに、反応空間1内に高周波電界を印加することで反応容器14の下端から一次プラズマ6を吹き出す。また、反応容器14の下端部一側に隣接して混合ガス容器16が配設され、かつこの混合ガス容器16の上部に設けられたガス供給口17から第2の不活性ガスと反応性ガスの混合ガス8を供給するように構成されている。さらに、反応容器14及び混合ガス容器16の外側壁及び両端壁が下方に長く延出されて下端開放の混合ガス領域10が形成され、混合ガス容器16から混合ガス領域10に流出した混合ガスに一次プラズマ6が衝突するように構成されている。
本実施形態においても、混合ガス領域10で混合ガス8に一次プラズマ6が衝突することで二次プラズマ11が発生して全領域に展開し、この混合ガス領域10の下端開口から下方に二次プラズマ11が吹き出すので、この二次プラズマ11を被処理物Sに照射することで、所望のプラズマ処理が行われる。
なお、図5に示した構成例では、反応容器14の一側に混合ガス容器16を配設した例を示したが、図6(a)に示すように、反応容器14の両側に混合ガス容器16を配設し、両側から供給された混合ガス8に対して一次プラズマ6が効果的に衝突する構成としても良く、さらに図6(b)に示すように、両側の混合ガス容器16の外側壁を内傾させることで、一次プラズマ6が混合ガス8にさらに効果的に衝突するようにして、さらに効率的に二次プラズマ11が発生するようにしても良い。
(第3の実施形態)
次に、本発明の大気圧プラズマ発生装置の第3の実施形態について、図7を参照して説明する。
上記第1及び第2の実施形態では反応容器2、14の下端の周囲に、混合ガス8を供給する混合ガス容器7、16を配設した例を示したが、本実施形態では、図7に示すように、反応容器2、14の周囲又は両側に、第2の不活性ガス12が供給される不活性ガス容器18を配設し、この不活性ガス容器18の周囲又は両側に、反応性ガス13が供給される反応性ガス容器19を配設し、反応性ガス容器19の外側壁を下方に延出してその内部に混合ガス領域10を形成するようにしている。
この構成によれば、反応容器2、14から吹き出した一次プラズマ6が、不活性ガス容器18から供給された第2の不活性ガス12のみの雰囲気にまず衝突することで効率的にプラズマ化し、プラズマ化した第2の不活性ガス12が混合ガス領域10の全体に展開し、このプラズマ化した第2の不活性ガス12に対して反応性ガス13が混合されることで効率的にプラズマ化されて二次プラズマ11として展開することで、より広い範囲でプラズマ処理が可能となる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の大気圧プラズマ発生装置の第4の実施形態について、図8を参照して説明する。
上記第1の実施形態では反応容器2を全長にわたって円筒状に形成した例を示したが、本実施形態では、図8に示すように、反応容器2の下端2bの近傍部分を下方に向かって径が大きく拡がるラッパ形状部20に形成している。
この構成によれば、反応容器2から一次プラズマ6が混合ガス領域10内に向かって拡散するように吹き出すので、一次プラズマ6中のラジカルが混合ガス領域10内に供給されている混合ガス8に対して効率的に混合され、混合ガス8中の第2の不活性ガス12及び反応性ガス13が効率的にプラズマ化されて二次プラズマ11として展開し、より効率的にかつ広い範囲でプラズマ処理が可能となる。なお、本実施形態の構成は、上記第2の実施形態においても同様に適用することができる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の大気圧プラズマ発生装置の第5の実施形態について、図9を参照して説明する。
上記第2の実施形態では断面形状が細長い長方形状の反応容器14を用い、その一側又は両側に混合ガス容器16を配設した例を示したが、本実施形態では、図9に示すように、断面形状が長方形で、内部に混合ガス領域10を形成するプラズマ筒体21が設けられ、その上端21aから第2の不活性ガス12と反応性ガス13の混合ガス8を供給するように構成されている。また、このプラズマ筒体21の周壁に、混合ガス領域10内に一次プラズマ6を吹き出すように複数の反応容器2が適当間隔置きに配設されている。各反応容器2には、第1の不活性ガス5を供給するように構成されるとともに、外周に配設されたコイル3にそれぞれ高周波電源4から高周波電圧を印加するように構成されている。プラズマ筒体21内の混合ガス領域10は、一次プラズマ6が吹き出される反応容器2の配置位置より下部がプラズマ展開空間22となり、プラズマ筒体21の下端から二次プラズマ11を吹き出す。
本実施形態によれば、プラズマ筒体21の断面の形状・大きさに対応した領域から二次プラズマ11を吹き出すことができるので、より大きな範囲のプラズマ処理を一度に行うことができる。例えば、図9のように、細長い断面形状のプラズマ筒体21を用いると、プラズマ筒体21の長手方向と直交する方向に被処理物Sを相対移動させることで、大面積のプラズマ処理を均一にかつ効率的に行うことができる。
本実施形態において、第2の不活性ガス12と反応性ガス13の混合比率を変えた場合の作用効果について実験を行った結果を説明する。高周波電源4の周波数は、100MHzで、出力は40Wであった。反応容器2に供給する第1の不活性ガス5としてはアルゴンを用い、流量は50sccmとした。また、プラズマ筒体21に供給する混合ガス8としては、表2、表3に示すように、第2の不活性ガス12としてはヘリウム又はアルゴンを用い、流量は500sccm又は1000sccmとし、反応性ガス13としては酸素ガスを用い、流量は50sccm〜500sccmの間で変化させ、被処理物Sの表面のプラズマ親水化処理を行った。そして、被処理物Sの表面の水滴の接触角を測定し、親水性の良否の判定を行った。
Figure 0005447302
Figure 0005447302
表2、表3にその結果を示した。表2、表3から、第2の不活性ガス12がヘリウムでもアルゴンでも同様の結果が得られるとともに、反応性ガス13の混合体積比率が20%以下にすると、高いプラズマ処理効果が得られることが分かる。
(第6の実施形態)
次に、本発明の大気圧プラズマ発生装置の第6の実施形態について、図10を参照して説明する。
本実施形態では、図10に示すように、扁平な反応空間24を挟んで一対の電極25a、25bが上下に対向して配設され、上方の電極25aに設けられたガス供給管26から第1の不活性ガス5を反応空間24内に供給するとともに、電極25a、25b間に高周波電源4から高周波電圧を印加することで、下方の電極25bが配設されている下面に設けられた複数の開口27から一次プラズマ6を吹き出すように構成された中空平板状のプラズマ発生部23が設けられ、このプラズマ発生部23の下部に隣接して、内部の混合ガス領域29内に一次プラズマ6が吹き出すようにプラズマ展開部28が配設されている。混合ガス領域29には、その周囲に設けられたガス供給ヘッダ30から第2の不活性ガス12と反応性ガス13の混合ガス8が供給され、この混合ガス8に開口27から吹き出した一次プラズマ6が衝突することで二次プラズマ11が発生し、この二次プラズマ11がプラズマ発生部23とは反対側の対向側面に設けられた複数の開口31から吹き出すように構成されている。
プラズマ発生部23の下方の電極25bは、開口27に対応する開口を有する多孔金属板にて構成されるとともに、少なくともその上面、好適にはプラズマに晒される両面にセラミックスなどの誘電体36が一体的に設けられ、開口27はこれらを貫通して形成されている。また、以上の構成の大気圧プラズマ発生装置が処理室32の上部に配設され、処理室32の下部には、プラズマ展開部28の下部に対向する位置に被処理物Sを搬入して位置決めし、プラズマ処理後搬出する移動手段33が配設されている。なお、ガス供給管26は絶縁部材34を介して処理室32の天井壁を貫通して外部に延出され、ガス供給ヘッダ30はその外周壁が処理室32の周壁にて構成され、かつガス供給ヘッダ30内に混合ガス8を供給するガス供給口35が処理室32の周壁に設けられている。
以上の本実施形態の構成によれば、プラズマ発生部23の下面の複数の開口27からプラズマ展開部28内の混合ガス領域29に一次プラズマ6が吹き出し、混合ガス8がプラズマ化されて二次プラズマ11を発生し、プラズマ展開部28の下面の複数の開口31からほぼ全面にわたって均一に二次プラズマ11が吹き出すので、移動手段33にて搬入されて位置決めされた被処理物Sの全面が一括して均一にプラズマ処理される。かくして、大気圧プラズマにて大面積の平面を一括して均一にプラズマ処理することができる。
以上の第1〜第5の実施形態の大気圧プラズマ発生装置は、コンパクトな構成であるので、ロボット装置のX、Y、Z方向に移動可能な可動ヘッドに容易に搭載することができ、そうすることで各種被処理物の任意の部位や領域、特に微細な領域のプラズマ処理を精度良くかつ効率的に行うことができるので、コンパクトで極めて汎用性の高いプラズマ処理装置を提供することができる。
本発明の大気圧プラズマ発生方法及び装置によれば、反応空間で第1の不活性ガスがプラズマ化して一次プラズマとして吹き出し、その一次プラズマを第2の不活性ガスと反応性ガスの混合ガス領域に衝突させることで雪崩れ現象的にプラズマ化させ、二次プラズマとして混合ガス領域全体に大きく展開させることができるので、反応空間に対して遠近方向及び平面的に広い範囲でプラズマ処理を行うことができ、したがって広い範囲でプラズマ処理が可能な大気圧プラズマを小さな入力電力で発生することができるので、大気圧プラズマ発生装置に好適に利用でき、特に三次元ロボット装置に搭載する小型の大気圧プラズマ発生装置に好適に利用することができる。また、第2の不活性ガスと反応性ガスを、反応性ガスの混合体比率が20%以下になるように混合することで、高いプラズマ処理効果を得ることができる。
1 反応空間
2 反応容器
4 高周波電源
5 第1の不活性ガス
6 一次プラズマ
7 混合ガス容器
8 混合ガス
10 混合ガス領域
11 二次プラズマ
12 第2の不活性ガス
13 反応性ガス
14 反応容器
16 混合ガス容器
18 不活性ガス容器
19 反応性ガス容器
21 プラズマ筒体
22 プラズマ展開空間
23 プラズマ発生部
24 反応空間
25a、25b 電極
27 開口
28 プラズマ展開部
29 混合ガス領域
31 開口

Claims (9)

  1. 反応空間を形成する反応容器第1の不活性ガスを供給するとともに前記反応容器に配設されたアンテナにより高周波電界を印加し、プラズマ化した前記第1の不活性ガスから成る一次プラズマを前記反応容器の前記反応空間から吹き出させるプラズマ発生工程と、
    第2の不活性ガスと反応ガスからなる混合ガスを前記反応容器の外側に配設された混合ガス容器の内部の混合ガス領域に、前記混合ガス容器の壁上部に配設されたガス供給口より供給された前記混合ガスに対して前記一次プラズマを前記反応容器の下端より下方の部分での前記混合ガス容器の内部の前記混合ガス領域で衝突させることによりプラズマ化した混合ガスから成る二次プラズマを発生させるプラズマ展開工程とを有することを特徴とする大気圧プラズマ発生方法。
  2. 前記混合ガス領域は、予め混合した前記第2の不活性ガスと前記反応性ガスの混合ガスを当該領域に供給して形成することを特徴とする請求項1記載の大気圧プラズマ発生方法。
  3. 前記混合ガス領域は、前記第2の不活性ガスと前記反応性ガスを別々に当該領域に供給して形成することを特徴とする請求項1記載の大気圧プラズマ発生方法。
  4. 前記第1の不活性ガスと前記第2の不活性ガスが同種の不活性ガスであることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の大気圧プラズマ発生方法。
  5. 前記第1の不活性ガス及び第2の不活性ガスは、アルゴン、ヘリウム、キセノン、ネオン、窒素、クリプトン又はこれらの1種又は複数種の混合ガスから選ばれたものであることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の大気圧プラズマ発生方法。
  6. 反応空間と、前記反応空間に第1の不活性ガスを供給する第1の不活性ガス供給手段と、前記反応空間にて高周波電界が印加されてプラズマ化した前記第1の不活性ガスから成る一次プラズマを吹き出させる前記反応空間を形成する反応容器と、前記反応容器に配設されたアンテナに高周波電圧を印加して前記反応空間に高周波電界を印加する高周波電源と、前記反応容器の外側に配設され、その内部に壁上部に配設されたガス供給口より供給される第2の不活性ガスと反応性ガスの混合ガスの混合ガス領域を有し、前記壁上部に配設された前記ガス供給口より供給された前記混合ガスに対して前記反応容器から吹き出された前記一次プラズマを前記反応容器の下端より下方の部分の下端開放の前記混合ガス領域で衝突させることによりプラズマ化した混合ガスから成る二次プラズマを発生する混合ガス容器とを備えたことを特徴とする大気圧プラズマ発生装置。
  7. 前記第2の不活性ガスと前記反応性ガスを予め混合した混合ガスを混合ガス領域に供給する混合ガス供給手段を設けたことを特徴とする請求項6記載の大気圧プラズマ発生装置。
  8. 前記第2の不活性ガスを混合ガス領域に供給する第2の不活性ガス供給手段と、前記反応性ガスを混合ガス領域に供給する反応性ガス供給手段とを設けたことを特徴とする請求項6記載の大気圧プラズマ発生装置。
  9. 請求項6〜8の何れかに記載の大気圧プラズマ発生装置を、ロボット装置のX、Y、Z方向に移動可能な可動ヘッドに搭載したことを特徴とする大気圧プラズマ処理装置。
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