JP5447191B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スイッチング素子を内蔵した複数の半導体モジュールと、該半導体モジュールを冷却する冷却器とを備えた電力変換装置に関する。
ハイブリッド車等に用いるモータジェネレータ等は、インバータ回路等の電力変換回路によって制御され、電力変換回路は、スイッチング素子をモールド樹脂によって覆って形成した複数の半導体モジュールを用いて構成されている。
例えば、特許文献1のインバータ装置においては、昇圧用のリアクトル、各相用スイッチングユニット、昇圧用スイッチングユニット、昇圧前平滑用コンデンサ、及び昇圧後平滑用コンデンサを含む複数の回路構成部品の中の一部を、冷却プレートの一方の面に当接させ、残りを冷却プレートの他方の面に当接させて配置している。そして、インバータ装置の各回路構成部品を効率的に冷却し、各回路構成部品を1つにまとめて効率的に配置している。
特開2007−89258号公報
しかしながら、各スイッチングユニットから突出形成され、信号電流が入出力される信号端子は、被制御電流が入出力されるパワー端子と、部分的に近接して配置されている。そのため、パワー端子を流れる被制御電流によって発生する電磁ノイズが、信号端子に影響し、信号端子にノイズ電流が流れてしまうおそれがある。
また、各スイッチングユニットは、その片面のみにおいて冷却プレートに当接しているため、冷却効率が不充分となるおそれがある。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、半導体モジュールの冷却効率に優れると共に、信号端子にノイズ電流が流れることを防ぐことができる電力変換装置を提供しようとするものである。
第1の発明は、電力変換回路の一部を構成する複数の半導体モジュールと、該半導体モジュールを冷却する2つの冷却器とを備えた電力変換装置であって、
上記半導体モジュールは、スイッチング素子を内蔵すると共に一対の主面に放熱面を備えた本体部と、該本体部から上記放熱面と平行な方向に突出した信号端子と、該信号端子と反対側に上記本体部から突出したパワー端子とを有し、
上記2つの冷却器は、両者の間に複数の上記半導体モジュールを挟持した状態で平行に配置されており、また、積層方向から見た形状が、一対の直線部分とこれらの一端同士を連結する折返し部分とからなるU字形状を有しており、
上記複数の半導体モジュールは、上記本体部における一対の上記放熱面をそれぞれ上記一対の冷却器に接触させ、かつ、上記信号端子の突出方向を上記冷却器のU字形状における内側に、上記パワー端子の突出方向を上記冷却器のU字形状の外側に、それぞれ統一した状態で、上記一対の冷却器の間に配列されており、
上記冷却器は金属材料からなり、
上記信号端子が接続される制御回路基板を、上記冷却器における上記半導体モジュールとは反対側の面に沿って配置してなり、
上記制御回路基板は、上記積層方向から見て上記パワー端子と重なり合わないように配置されていることを特徴とする電力変換装置にある(請求項1)。
第2の発明は、電力変換回路の一部を構成する複数の半導体モジュールと、該半導体モジュールを冷却する2つの冷却器とを備えた電力変換装置であって、
上記半導体モジュールは、スイッチング素子を内蔵すると共に一対の主面に放熱面を備えた本体部と、該本体部から上記放熱面と平行な方向に突出した信号端子と、該信号端子と反対側に上記本体部から突出したパワー端子とを有し、
上記2つの冷却器は、両者の間に複数の上記半導体モジュールを挟持した状態で平行に配置されており、また、積層方向から見た形状が、一対の直線部分とこれらの一端同士を連結する折返し部分とからなるU字形状を有しており、
上記複数の半導体モジュールは、上記本体部における一対の上記放熱面をそれぞれ上記一対の冷却器に接触させ、かつ、上記信号端子及び上記パワー端子の突出方向を、上記冷却器のU字形状における内側又は外側に統一した状態で、一対の冷却器の間に配列されており、
上記冷却器は、内部に冷却媒体を流通させる冷媒流路を備えており、上記冷却器における上記U字形状の上記折返し部分において、上記冷却媒体の温度を検出するための温度検出素子が上記一対の冷却器に挟持されており、
上記温度検出素子の信号端子と、上記複数の半導体モジュールの信号端子とは、その突出方向が、上記冷却器の上記U字形状の内側又は外側に統一されており、
上記温度検出素子の信号端子の突出方向と、上記複数の半導体モジュールのパワー端子の突出方向とは、上記冷却器の上記U字形状の内側と外側とに分けられていることを特徴とする電力変換装置にある(請求項2)。
第3の発明は、電力変換回路の一部を構成する複数の半導体モジュールと、該半導体モジュールを冷却する2つの冷却器とを備えた電力変換装置であって、
上記半導体モジュールは、スイッチング素子を内蔵すると共に一対の主面に放熱面を備えた本体部と、該本体部から上記放熱面と平行な方向に突出した信号端子と、該信号端子と反対側に上記本体部から突出したパワー端子とを有し、
上記2つの冷却器は、両者の間に複数の上記半導体モジュールを挟持した状態で平行に配置されており、また、積層方向から見た形状が、一対の直線部分とこれらの一端同士を連結する折返し部分とからなるU字形状を有しており、
上記複数の半導体モジュールは、上記本体部における一対の上記放熱面をそれぞれ上記一対の冷却器に接触させ、かつ、上記信号端子及び上記パワー端子の突出方向を、上記冷却器のU字形状における内側又は外側に統一した状態で、一対の冷却器の間に配列されており、
上記電力変換装置は、構成部品を内部に収容するケースを備え、該ケースの一部は、上記冷却器における上記U字形状の上記折返し部分において、上記一対の冷却器の間に挟持されていることを特徴とする電力変換装置にある(請求項3)。
上記電力変換装置において、上記複数の半導体モジュールは、上記本体部における一対の上記放熱面をそれぞれ上記一対の冷却器に接触させた状態で、一対の冷却器の間に配列されている。これにより、半導体モジュールを両面から冷却することができ、その冷却効率を高くすることができる。
また、上記複数の半導体モジュールは、上記信号端子及び上記パワー端子の突出方向を、上記冷却器のU字形状における内側又は外側に統一した状態で、配列されている。そのため、隣接する半導体モジュール同士において、信号端子とパワー端子とが近接して配置されることを防ぐことができる。そのため、パワー端子を流れる被制御電流の影響によって信号端子にノイズ電流が流れることを防ぐことができる。
以上のごとく、本発明によれば、半導体モジュールの冷却効率に優れると共に、信号端子にノイズ電流が流れることを防ぐことができる電力変換装置を提供することができる。
参考例における、電力変換装置の平面図。 参考例における、電力変換装置の側面図。 実施例における、電力変換装置の平面図。 実施例における、電力変換装置の側面図。 実施例における、電力変換装置の平面図。 実施例における、電力変換装置の側面図。 実施例における、電力変換装置の平面図。 図7のA−A線矢視断面図。
第2の発明又は第3の発明において、上記冷却器は金属材料からなることが好ましい(請求項7)
これにより、上記パワー端子から発生する電磁ノイズを、上記冷却器によって遮蔽することにより、上記信号端子にノイズ電流が流れることを効果的に防ぐことができる。
また、上記信号端子が接続される制御回路基板を、上記冷却器における上記半導体モジュールとは反対側の面に沿って配置してなることが好ましい(請求項)。
この場合には、半導体モジュールにおいて発生する電磁ノイズを、上記冷却器によって遮蔽することにより、上記制御回路基板にノイズ電流が流れることを効果的に防ぐことができる。
また、第1の発明、第2の発明、又は第3の発明において、上記複数の半導体モジュールは、上記U字形状の上記直線部分にのみ配置されていてもよい(請求項)。
この場合には、複数の上記半導体モジュールの上記パワー端子及び上記信号端子を、それぞれ一直線上に配置することができるため、例えばバスバーや制御回路基板等、他部品へのパワー端子及び信号端子の接続を容易に行うことができる。
また、上記冷却器における上記U字形状の上記折返し部分に、少なくとも一つの上記半導体モジュールを配置してなることが好ましい(請求項10)。
この場合には、上記折返し部分を有効活用して上記半導体モジュールを配置することにより、電力変換装置の小型化を実現することができる。
また、第1の発明又は第3の発明において、上記冷却器は、内部に冷却媒体を流通させる冷媒流路を備えており、上記冷却器における上記U字形状の上記折返し部分において、上記冷却媒体の温度を検出するための温度検出素子が上記一対の冷却器に挟持されていることが好ましい(請求項)。
この場合には、上記折返し部分を有効活用して上記温度検出素子を配置することにより、電力変換装置の小型化を実現することができる。また、上記直線部分に配置された半導体モジュールと上記温度検出素子との間の距離を確保しやすいため、半導体モジュールの熱の影響を小さくしながら上記冷却媒体の温度検出を正確に行いやすくすることができる。
また、上記温度検出素子の信号端子と、上記複数の半導体モジュールの信号端子とは、その突出方向が、上記冷却器の上記U字形状の内側又は外側に統一されていることが好ましい(請求項)。
この場合には、上記半導体モジュールのパワー端子から発生する電磁ノイズの影響を、上記温度検出素子の信号端子に及ぼすことを防ぎ、該信号端子にノイズ電流が流れることを防ぐことができる。
また、第3の発明においては、上記電力変換装置は、構成部品を内部に収容するケースを備え、該ケースの一部は、上記冷却器における上記U字形状の上記折返し部分において、上記一対の冷却器の間に挟持されている。
これにより、上記折返し部分において上記冷却器が振動することを防ぐことができる。また、上記ケースに対する上記冷却器の位置決めを容易にすることができる。
また、上記一対の冷却器の間に挟持された上記ケースの一部は、上記電力変換装置の構成部品である発熱部品と熱的に接触していることが好ましい(請求項)。
この場合には、上記一対の冷却器の間に挟持された上記ケースの一部を介して、上記発熱部品を上記冷却器によって冷却することができる。
参考例
本発明の参考例に係る電力変換装置につき、図1、図2を用いて説明する。
本例の電力変換装置1は、電力変換回路の一部を構成する複数の半導体モジュール2と、半導体モジュール2を冷却する2つの冷却器3とを備えている。
半導体モジュール2は、スイッチング素子を内蔵すると共に一対の主面に放熱面211を備えた本体部21と、本体部21から放熱面211と平行な方向に突出した信号端子22と、信号端子22と反対側に本体部21から突出したパワー端子23とを有する。
図2に示すごとく、2つの冷却器3は、両者の間に複数の半導体モジュール2を挟持した状態で平行に配置されている。また、冷却器3は、図1に示すごとく、積層方向から見た形状が、一対の直線部分31とこれらの一端同士を連結する折返し部分32とからなるU字形状を有している。
複数の半導体モジュール2は、本体部21における一対の放熱面211をそれぞれ一対の冷却器3に接触させ、かつ、信号端子22及びパワー端子23の突出方向を、冷却器3のU字形状における内側又は外側に統一した状態で、一対の冷却器3の間に配列されている。本例においては、信号端子22の突出方向を冷却器3のU字形状における内側に統一し、パワー端子23の突出方向を冷却器3のU字形状における外側に統一している。
また、冷却器3は金属材料(例えばアルミニウム)からなり、内部に冷却媒体(例えば冷却水)を流通させる冷媒流路を形成してなる。2個の冷却器3は、一対の直線部分31における、折返し部分32と反対側の端部において、互いに連結されている。そして、2つの冷却器3は、この連結部分において、冷却媒体を導入する冷媒導入管331、及び冷却媒体を排出する冷媒排出管332を接続してなる。つまり、2つの冷却器3は、冷媒導入管331及び冷媒排出管332を共有している。
これにより、冷却媒体は、冷媒導入管331から、2個の冷却器3に分配されて導入され、それぞれの冷却器3内の冷媒流路を、一方の直線部分31、折返し部分32、他方の直線部分31を順次通過して、冷媒排出管332から排出される。この間に、冷却媒体は、一対の冷却器3に接触した半導体モジュール2と熱交換をする。
また、冷却器3におけるU字形状の折返し部分32にも、半導体モジュール2を配置してなる。この半導体モジュール2についても、信号端子22の突出方向を冷却器3のU字形状における内側に向け、パワー端子23の突出方向を冷却器3のU字形状における外側に向けている。
本例において、各半導体モジュール2は、それぞれ、互いに直列接続された2個のスイッチング素子を内蔵してなる。そして、各半導体モジュール2は、3本のパワー端子23を備えている。そのうちの2本が直流電源の正極と負極とにそれぞれ電気的に接続される入力端子であり、他の1本が交流負荷に電気的に接続される出力端子である。
また、各半導体モジュール2は、複数の信号端子22からなる信号端子群を、上記2個のスイッチング素子に対応して2群備えている。
複数の半導体モジュール2を挟持した2個の冷却器3は、電力変換装置1における金属製(例えばアルミニウム製)のケース4内に配置されている。なお、図1、図2における符号4は、ケースの一部を示している。
次に、本例の作用効果につき説明する。
本例の電力変換装置1において、複数の半導体モジュール2は、本体部21における一対の放熱面211をそれぞれ一対の冷却器3に接触させた状態で、一対の冷却器3の間に配列されている。これにより、半導体モジュール2を両面から冷却することができ、その冷却効率を高くすることができる。
また、複数の半導体モジュール2は、信号端子22及びパワー端子23の突出方向を、冷却器3のU字形状における内側又は外側に統一した状態で、配列されている。そのため、隣接する半導体モジュール2同士において、信号端子22とパワー端子23とが近接して配置されることを防ぐことができる。そのため、パワー端子23を流れる被制御電流の影響によって信号端子22にノイズ電流が流れることを防ぐことができる。
また、冷却器3は金属材料からなるため、パワー端子23から発生する電磁ノイズを、冷却器3によって遮蔽することにより、信号端子22にノイズ電流が流れることを効果的に防ぐことができる。
また、冷却器3におけるU字形状の折返し部分32にも、半導体モジュール2を配置してある。そのため、折返し部分32を有効活用することにより、電力変換装置1の小型化を実現することができる。
以上のごとく、本例によれば、半導体モジュールの冷却効率に優れると共に、信号端子にノイズ電流が流れることを防ぐことができる電力変換装置を提供することができる。
(実施例
本例は、図3、図4に示すごとく、制御回路基板5を、冷却器3における半導体モジュール2とは反対側の面に沿って配置した電力変換装置1の例である。
制御回路基板5には、半導体モジュール2の信号端子22が接続されている。制御回路基板5の制御回路は、信号端子22を通じて各半導体モジュール2へ信号電流を送ることにより、各スイッチング素子を制御している。
制御回路基板5は、2個の冷却器3と略平行な状態で配置される。
その他は、参考例と同様である。
本例の場合には、半導体モジュール2において発生する電磁ノイズを、冷却器3によって遮蔽することにより、制御回路基板5にノイズ電流が流れることを効果的に防ぐことができる。
その他、参考例と同様の作用効果を有する。
(実施例
本例は、図5、図6に示すごとく、冷却器3におけるU字形状の直線部分31に、複数の半導体モジュール2を配置し、折返し部分32に、冷却媒体の温度を検出するための温度検出素子6を配置した例である。
温度検出素子6も、半導体モジュール2と同様に、一対の冷却器3に挟持されている。
そして、温度検出素子6の信号端子62と、複数の半導体モジュール2の信号端子22とは、その突出方向が、冷却器3のU字形状の内側に統一されている。
温度検出素子6としては、例えばサーミスタ素子を用いることができる。
その他は、参考例と同様である。
本例の場合には、複数の半導体モジュール2のパワー端子23及び信号端子22を、それぞれ一直線上に配置することができるため、例えばバスバーや制御回路基板等、他部品へのパワー端子23及び信号端子22の接続を容易に行うことができる。
また、冷却器3の折返し部分32に温度検出素子6が配置されているため、折返し部分32を有効活用して、電力変換装置1の小型化を実現することができる。また、直線部分31に配置された半導体モジュール2と温度検出素子6との間の距離を確保することができ、半導体モジュール2の熱の影響を小さくしながら冷却媒体の温度検出を正確に行うことができる。
また、温度検出素子6の信号端子62の突出方向と、複数の半導体モジュール2の信号端子22の突出方向とが、冷却器3の内側に統一されている。したがって、半導体モジュール2のパワー端子23が冷却器3の外側に配されるのに対し、温度検出素子6の信号端子62は冷却器3の内側に配される。そのため、半導体モジュール2のパワー端子23から発生する電磁ノイズの影響を、温度検出素子6の信号端子62に及ぼすことを防ぎ、信号端子62にノイズ電流が流れることを防ぐことができる。
その他、参考例と同様の作用効果を有する。
(実施例
本例は、図7、図8に示すごとく、構成部品を内部に収容するケース4の一部が、折返し部分32において、一対の冷却器3の間に挟持されている電力変換装置1の例である。
ケース4には、複数の半導体モジュール2及び冷却器3以外にも、電力変換回路の一部を構成するリアクトル11が収容されている。そして、ケース4には、リアクトル11を収容保持するリアクトル保持部41が形成されている。このリアクトル保持部41から一対の冷却器3に向かって突出した板状の突出部42が、ケース4の一部として形成されている。そして、突出部42が、折返し部分32において、一対の冷却器3の間に挟持されている。
それゆえ、突出部42は、発熱部品であるリアクトル11と熱的に接触している。
また、ケース4において、突出部42の両主面側には、それぞれ、各冷却器3の折返し部分32の厚みよりも少し幅広の溝部43が形成されている。これらの溝部43に、それぞれ冷却器3の折返し部分32が配置されることとなる。
その他は、参考例と同様である。
本例の場合には、折返し部分32において冷却器3が振動することを防ぐことができる。また、ケース4に対する冷却器3の位置決めを容易にすることができる。
また、突出部42が発熱部品(リアクトル11)と熱的に接触しているため、突出部42を介して、発熱部品(リアクトル11)を冷却器3によって冷却することができる。
その他、参考例と同様の作用効果を有する。
実施例1〜3においては、信号端子22の突出方向を冷却器3のU字形状における内側に統一し、パワー端子23の突出方向を冷却器3のU字形状における外側に統一した例を示したが、実施例2、3においては、これらの突出方向を逆にしてもよい。すなわち、実施例2、3においては、信号端子22の突出方向を冷却器3のU字形状における外側に統一し、パワー端子23の突出方向を冷却器3のU字形状における内側に統一してもよい。
1 電力変換装置
2 半導体モジュール
21 本体部
211 放熱面
22 信号端子
23 パワー端子
3 冷却器
31 直線部分
32 折返し部分
4 ケース
5 制御回路基板
6 温度検出素子

Claims (10)

  1. 電力変換回路の一部を構成する複数の半導体モジュールと、該半導体モジュールを冷却する2つの冷却器とを備えた電力変換装置であって、
    上記半導体モジュールは、スイッチング素子を内蔵すると共に一対の主面に放熱面を備えた本体部と、該本体部から上記放熱面と平行な方向に突出した信号端子と、該信号端子と反対側に上記本体部から突出したパワー端子とを有し、
    上記2つの冷却器は、両者の間に複数の上記半導体モジュールを挟持した状態で平行に配置されており、また、積層方向から見た形状が、一対の直線部分とこれらの一端同士を連結する折返し部分とからなるU字形状を有しており、
    上記複数の半導体モジュールは、上記本体部における一対の上記放熱面をそれぞれ上記一対の冷却器に接触させ、かつ、上記信号端子の突出方向を上記冷却器のU字形状における内側に、上記パワー端子の突出方向を上記冷却器のU字形状の外側に、それぞれ統一した状態で、上記一対の冷却器の間に配列されており、
    上記冷却器は金属材料からなり、
    上記信号端子が接続される制御回路基板を、上記冷却器における上記半導体モジュールとは反対側の面に沿って配置してなり、
    上記制御回路基板は、上記積層方向から見て上記パワー端子と重なり合わないように配置されていることを特徴とする電力変換装置。
  2. 電力変換回路の一部を構成する複数の半導体モジュールと、該半導体モジュールを冷却する2つの冷却器とを備えた電力変換装置であって、
    上記半導体モジュールは、スイッチング素子を内蔵すると共に一対の主面に放熱面を備えた本体部と、該本体部から上記放熱面と平行な方向に突出した信号端子と、該信号端子と反対側に上記本体部から突出したパワー端子とを有し、
    上記2つの冷却器は、両者の間に複数の上記半導体モジュールを挟持した状態で平行に配置されており、また、積層方向から見た形状が、一対の直線部分とこれらの一端同士を連結する折返し部分とからなるU字形状を有しており、
    上記複数の半導体モジュールは、上記本体部における一対の上記放熱面をそれぞれ上記一対の冷却器に接触させ、かつ、上記信号端子及び上記パワー端子の突出方向を、上記冷却器のU字形状における内側又は外側に統一した状態で、一対の冷却器の間に配列されており、
    上記冷却器は、内部に冷却媒体を流通させる冷媒流路を備えており、上記冷却器における上記U字形状の上記折返し部分において、上記冷却媒体の温度を検出するための温度検出素子が上記一対の冷却器に挟持されており、
    上記温度検出素子の信号端子と、上記複数の半導体モジュールの信号端子とは、その突出方向が、上記冷却器の上記U字形状の内側又は外側に統一されており、
    上記温度検出素子の信号端子の突出方向と、上記複数の半導体モジュールのパワー端子の突出方向とは、上記冷却器の上記U字形状の内側と外側とに分けられていることを特徴とする電力変換装置。
  3. 電力変換回路の一部を構成する複数の半導体モジュールと、該半導体モジュールを冷却する2つの冷却器とを備えた電力変換装置であって、
    上記半導体モジュールは、スイッチング素子を内蔵すると共に一対の主面に放熱面を備えた本体部と、該本体部から上記放熱面と平行な方向に突出した信号端子と、該信号端子と反対側に上記本体部から突出したパワー端子とを有し、
    上記2つの冷却器は、両者の間に複数の上記半導体モジュールを挟持した状態で平行に配置されており、また、積層方向から見た形状が、一対の直線部分とこれらの一端同士を連結する折返し部分とからなるU字形状を有しており、
    上記複数の半導体モジュールは、上記本体部における一対の上記放熱面をそれぞれ上記一対の冷却器に接触させ、かつ、上記信号端子及び上記パワー端子の突出方向を、上記冷却器のU字形状における内側又は外側に統一した状態で、一対の冷却器の間に配列されており、
    上記電力変換装置は、構成部品を内部に収容するケースを備え、該ケースの一部は、上記冷却器における上記U字形状の上記折返し部分において、上記一対の冷却器の間に挟持されていることを特徴とする電力変換装置。
  4. 請求項3に記載の電力変換装置において、上記一対の冷却器の間に挟持された上記ケースの一部は、上記電力変換装置の構成部品である発熱部品と熱的に接触していることを特徴とする電力変換装置。
  5. 請求項1又は3に記載の電力変換装置において、上記冷却器は、内部に冷却媒体を流通させる冷媒流路を備えており、上記冷却器における上記U字形状の上記折返し部分において、上記冷却媒体の温度を検出するための温度検出素子が上記一対の冷却器に挟持されていることを特徴とする電力変換装置。
  6. 請求項5に記載の電力変換装置において、上記温度検出素子の信号端子と、上記複数の半導体モジュールの信号端子とは、その突出方向が、上記冷却器の上記U字形状の内側又は外側に統一されていることを特徴とする電力変換装置。
  7. 請求項2又は3に記載の電力変換装置において、上記冷却器は金属材料からなることを特徴とする電力変換装置。
  8. 請求項7に記載の電力変換装置において、上記信号端子が接続される制御回路基板を、上記冷却器における上記半導体モジュールとは反対側の面に沿って配置してなることを特
    徴とする電力変換装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の電力変換装置において、上記複数の半導体モジュールは、上記U字形状の上記直線部分にのみ配置されていることを特徴とする電力変換装置。
  10. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の電力変換装置において、上記冷却器における上記U字形状の上記折返し部分に、少なくとも一つの上記半導体モジュールを配置してなることを特徴とする電力変換装置。
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