JP5447131B2 - 電子部品取り付け状態検査装置及び電子部品取り付け状態検査方法 - Google Patents

電子部品取り付け状態検査装置及び電子部品取り付け状態検査方法 Download PDF

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Description

本発明は、ダイボンダ等の電子部品接合装置において、基板に接合された電子部品の周囲からはみ出たペーストのはみ出し状態の検査を行う電子部品取り付け状態検査装置及び電子部品取り付け状態検査方法に関するものである。
基板に電子部品を接合する電子部品接合装置とのダイボンダは、リードフレームのアイランド部を基板としてシリンジよりペーストを供給し、電子部品(チップ・ダイ)でペーストを押し付けるようにしてアイランド部に接合する。このときペーストは電子部品の周囲(四辺)からはみ出すが、このペーストのはみ出し量が不十分である場合にはペースト不足であり、アイランド部に対する電子部品の接合力が不十分となって電子部品がアイランド部に対してずれたりアイランド部から脱落してしまったりするおそれが生じる。
このため従来、電子部品の周囲からはみ出たペーストの電子部品の四辺に沿った長さや連続性、面積等を計測し、これを基準値と比較することでアイランド部に対する電子部品の取り付け状態の良否を判定するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1)。このような判定を経てアイランド部に対する取り付け状態が良好と判断された電子部品については、ペースト不足による不具合は起きないものと判断できる。
特開昭60−227431号公報
しかしながら、アイランド部上に塗布したペーストが過多であった場合、ペースト不足に起因する上記不具合は生じないものの、電子部品の周囲からはみ出た電気絶縁性を有するペーストが通電性の必要な箇所にまで広がって電気的接合がとれなくなったり、アイランド部から電子部品が浮き上がったりして、製品の良品率が低下するおそれがあるほか、電子部品を高密度に基板に接合する状況では、隣接する電子部品の電気的接合性にも影響を与えるおそれがあるという問題点があった。
そこで本発明は、ペースト過多の状態で取り付けられた電子部品を排除して製品の良品率を向上させることができる電子部品取り付け状態検査装置及び電子部品取り付け状態検査方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の電子部品取り付け状態検査装置は、ペーストを介して基板に接合された電子部品の基板に対する取り付け状態の検査を行う電子部品取り付け状態検査装置であって、基板に接合された電子部品の周囲からはみ出たペーストを含む領域を撮像する撮像部と、撮像部の撮像により得られた画像に基づいて、電子部品の周囲からはみ出たペーストの外径形状を検出する外径形状検出部と、外径形状検出部により検出されたペーストの外径形状から得られる、電子部品の辺からはみ出たペーストのその辺からの最大はみ出し距離と予め定めた許容距離とを比較し、ペーストの前記最大はみ出し距離が許容距離を上回る場合に、基板に対する電子部品の取り付け状態が不良であるとの判定を行う判定部とを備え、前記判定部は、外径形状検出部により検出されたペーストの外径形状から得られる、電子部品の各辺からはみ出たペーストのその各辺に沿った方向の最大寸法と予め定めた基準寸法とを比較し、ペーストの前記各辺に沿った方向の最大寸法が基準寸法を下回る場合に、基板に対する電子部品の取り付け状態が不良であるとの判定を行う
請求項に記載の電子部品取り付け状態検査方法は、ペーストを介して基板に接合された電子部品の基板に対する取り付け状態の検査を行う電子部品取り付け状態検査方法であって、基板に接合された電子部品の周囲からはみ出たペーストを含む領域を撮像する工程と、撮像により得られた画像に基づいて、電子部品の周囲からはみ出たペーストの外径形状を検出する工程と、検出したペーストの外径形状から得られる、電子部品の辺からはみ出たペーストのその辺からの最大はみ出し距離と予め定めた許容距離とを比較し、ペーストの前記最大はみ出し距離が許容距離を上回る場合に、基板に対する電子部品の取り付け状態が不良であるとの判定を行う工程と、検出されたペーストの外径形状から得られる、電子部品の各辺からはみ出たペーストのその各辺に沿った方向の最大寸法と予め定めた基準寸法とを比較し、ペーストの前記各辺に沿った方向の最大寸法が基準寸法を下回る場合に、基板に対する電子部品の取り付け状態が不良であるとの判定を行う工程とを含む。
本発明では、基板に接合された電子部品の周囲からはみ出たペーストを含む領域を撮像したうえで、その撮像によって得られた画像に基づいて、電子部品の周囲からはみ出たペーストの外径形状を検出し、その検出したペーストの外径形状から得られる、電子部品の辺からはみ出たペーストのその辺からの最大はみ出し距離が予め定めた許容距離を上回る場合に、基板に対する電子部品の取り付け状態が不良であるとの判定を行うようになっている。このためペースト過多の状態で取り付けられた電子部品を排除することができ、製品の良品率を向上させることができる。
本発明の一実施の形態におけるダイボンダの構成図 本発明の一実施の形態におけるダイボンダの制御系統を示すブロック図 本発明の一実施の形態におけるダイボンダが備えるカメラにより撮像された画像の一例を示す図 本発明の一実施の形態におけるダイボンダが実行するダイボンディングプロセスの手順を示すメインルーチンのフローチャート 本発明の一実施の形態におけるダイボンダが実行するダイボンディングプロセスの中の電子部品取り付け状態検査工程の手順を示すサブルーチンのフローチャート
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1において、本実施の形態における電子部品接合装置としてのダイボンダ1は、半導体パッケージの生産工程等におけるダイボンディングプロセスで使用されるものであり、リードフレーム2が備える複数のアイランド部2a(基板)のそれぞれに電気絶縁性を有する樹脂等から成るペースト(接着剤)Pstを塗布したうえで、各アイランド部2a上に電子部品(チップ・ダイ)3を接合するものである。
ダイボンダ1は、リードフレーム2を搬入して所定の作業位置に位置決めする搬送コンベア11と、ダイボンディングプロセスの前の工程であるダイシング工程において多数の電子部品3に分離されたウェハWfを保持して電子部品3の供給を行う電子部品供給部12、搬送コンベア11により位置決めしたリードフレーム2の各アイランド部2a上にペーストPstを塗布するシリンジ13、電子部品供給部12の上方において水平面内方向に移動自在に設けられ、電子部品供給部12より供給される電子部品3をピックアップしてその電子部品3を各アイランド部2aに接合(ボンディング)するボンディングヘッド14及び電子部品3が接合されたアイランド部2aを上方から撮像するカメラ15を備えて構成されている。
搬送コンベア11は、ダイボンダ1の外部から投入されたリードフレーム2を受け取って水平面内方向に搬送する(図1中に示す矢印A)とともに、そのリードフレーム2を作業の進行段階に合わせて、ペースト塗布作業用の第1の位置決め位置S1、電子部品接合作業用の第2の位置決め位置S2及び電子部品取り付け状態検査作業用の第3の位置決め位置S3に順次位置決めする。
電子部品供給部12は平板状のテーブル部材から成り、このダイボンダ1によって行うダイボンディングプロセスの前のダイシング工程によって多数の電子部品3に分離されたウェハWfを水平姿勢に保持する。電子部品供給部12は直交軸ロボットから成る電子部品供給部移動機構21によって移動され、ウェハWfを(すなわち各電子部品3を)水平面内方向に移動させる。
シリンジ13はペーストPstを吐出する吐出ノズル13aを昇降自在に備えて成り、直交軸ロボットから成るシリンジ移動機構22によって水平面内方向及び上下方向に移動される。吐出ノズル13aはシリンジ13に内蔵された吐出ノズル昇降機構23によってシリンジ13に対して昇降される。
ボンディングヘッド14は下方に延びた吸着ノズル14aを昇降自在に備えて成り、直交軸ロボットから成るヘッド移動機構24によって水平面内方向及び上下方向に移動される。吸着ノズル14aはボンディングヘッド14に内蔵された吸着ノズル昇降機構25によって昇降される。
カメラ15は撮像視野を下方に向けており、直交軸ロボットから成るカメラ移動機構26によって水平面内方向及び上下方向に移動される。
搬送コンベア11によるリードフレーム2の搬送及び位置決め動作は、このダイボンダ1が備える制御装置30(図2)の作業実行制御部30aが、搬送コンベア11を駆動するモータ等から成る搬送コンベア駆動部31(図2)の作動制御を行うことによってなされる。
電子部品供給部12の水平面内方向への移動動作は、制御装置30の作業実行制御部30aが、電子部品供給部移動機構21を駆動する図示しないアクチュエータ等から成る電子部品供給部移動機構駆動部32(図2)の作動制御を行うことによってなされる。
シリンジ13の水平面内方向及び上下方向への移動動作は、制御装置30の作業実行制御部30aが、シリンジ移動機構22を駆動する図示しないアクチュエータ等から成るシリンジ移動機構駆動部33(図2)の作動制御を行うことによってなされる。また、吐出ノズル13aの昇降動作は、制御装置30の作業実行制御部30aが、吐出ノズル昇降機構23を駆動する図示しないアクチュエータ等から成る吐出ノズル昇降機構駆動部34(図2)の作動制御を行うことによってなされる。また、吐出ノズル13aからのペーストPstの吐出動作は、制御装置30の作業実行制御部30aが、図示しないアクチュエータ等から成るペースト吐出機構35(図2)の作動制御を行うことによってなされる。
ボンディングヘッド14の水平面内方向及び上下方向への移動動作は、制御装置30の作業実行制御部30aが、ヘッド移動機構24を駆動する図示しないアクチュエータ等から成るヘッド移動機構駆動部36(図2)の作動制御を行うことによってなされる。また、吸着ノズル14aの昇降動作は、制御装置30の作業実行制御部30aが、吸着ノズル昇降機構25を駆動する図示しないアクチュエータ等から成る吸着ノズル昇降機構駆動部37(図2)の作動制御を行うことによってなされる。また、吸着ノズル14aによる吸着及びその解除動作は、制御装置30の作業実行制御部30aが、図示しないアクチュエータ等から成る真空圧供給機構38(図2)の作動制御を行うことによってなされる。
カメラ15の水平面内方向及び上下方向への移動動作は、制御装置30の作業実行制御部30aが、カメラ移動機構26を駆動する図示しないアクチュエータ等から成るカメラ移動機構駆動部39の作動制御を行うことによってなされる。また、カメラ15の撮像対象に対する合焦動作は、制御装置30の作業実行制御部30aが、カメラ15に内蔵された図示しないアクチュエータ等から成る合焦機構40の作動制御を行うことによってなされる。
カメラ15の撮像動作制御は制御装置30の作業実行制御部30aによってなされ(図2)、カメラ15の撮像動作によって得られた画像データは制御装置30に送られる。
制御装置30は、図2に示すように、画像認識部30b及び判定部30cを備えている。画像認識部30bは、カメラ15の撮像動作によって得られた画像に基づいて画像認識処理を行い、電子部品3の周囲(四辺)からはみ出たペーストPstの外径形状を検出する。ここで、ペーストPstは通常、リードフレーム2の色とは異なる色を有しているため、画像認識部30bは容易にペーストPstの外径形状を認識することができる。なお、ここでいう「形状」とは、寸法も含んだ概念である。
判定部30cは、データ記憶部41(図2)から読み出した、アイランド部2aに接合された電子部品3の外径寸法データ及び電子部品3のアイランド部2a上での接合中心位置のデータと、画像認識部30bにより検出されたペーストPstの外径形状とに基づいて、電子部品3の一辺からはみ出たペーストPstの、その一辺からの最大はみ出し距離を求める。そして、その求めたペーストPstの最大はみ出し距離と予め定めた許容距離とを比較し、ペーストPstの最大はみ出し距離が予め定めた許容距離を上回る場合に、アイランド部2aに塗布されたペーストPstは過多状態であるとして、アイランド部2aに対する電子部品3の取り付け状態が不良であるとの判定を行う。
例えば、図3に示すように、制御装置30の判定部30cは、電子部品3の周囲の四辺、すなわち図3の紙面左側の縦辺M1、下側の横辺M2、右側の縦辺M3及び上側の横辺M4それぞれからはみ出た4つのペーストPstの領域(ペースト領域R1,R2,R3,R4)が形成されている画像DTがカメラ15の撮像によって得られた場合であって、電子部品3の右側の縦辺M3からはみ出たペースト領域R3に基づいて電子部品3の取り付け状態の良否判定を行うときには、ペースト領域R3の電子部品3の右側の縦辺M3からの最大はみ出し距離(図3で電子部品3の右側の縦辺から紙面の横方向に計った最大はみ出し距離)YSを求めたうえで、その最大はみ出し距離YSを予めデータ記憶部41に記憶された許容距離RYSと比較し、ペースト領域R3の最大はみ出し距離YSが許容距離RYSを上回っていた場合(YS>RYSの場合。図3参照)には、アイランド部2aに対する電子部品3の取り付け状態は不良であると判定する。なお、上記許容距離RYSは電子部品3のアイランド部2a上での取り付け状態に応じ、電子部品3の種類ごと(外径寸法が異なるごと)に定められており、データ記憶部41に記憶されている。
また判定部30cは、画像認識部30bにより検出されたペーストPstの外径形状に基づいて、電子部品3の一辺からはみ出たペーストPstのその一辺に沿った方向の最大寸法TSを求める。そして、その求めたペーストPstの最大寸法TSと予め定めた基準寸法RTSとを比較し、ペーストPstの最大寸法TSが予め定めた基準寸法RTSを下回っている場合(TS<RTSの場合)は、アイランド部2aに塗布されたペーストPstは不足状態であるとして、アイランド部2aに対する電子部品3の接合状態は不良であるとの判定を行う。
例えば、上記図3の例において、制御装置30の判定部30cは、電子部品3の右側の縦辺M3からはみ出たペースト領域R3のその辺(右側の縦辺M3)に沿った方向(縦方向)の最大寸法TS(図3)が予め定めた基準寸法RTSを下回っている場合には、アイランド部2aに対する電子部品3の接合状態は不良であると判定する。ここで基準寸法RTSは、対象としている電子部品3の辺の長さLを基準に定めることができ、例えば、その辺の長さLに所定の係数αを乗じた値α×L(αは例えば0.9)を基準寸法RTSとして採用することができる。
このように、本実施の形態におけるダイボンダ1が備えるカメラ15と制御装置30の画像認識部30b及び判定部30cは、ペーストPstを介してリードフレーム2のアイランド部2aに接合された電子部品3のアイランド部2aに対する取り付け状態の検査を行う電子部品取り付け状態検査装置50(図2)を構成している。
次に、図4及び図5を加えて本実施の形態におけるダイボンダ1が実行するダイボンディングプロセスの手順を説明する。ダイボンディングプロセスでは、制御装置30は先ず、搬送コンベア駆動部31の作動制御を行って搬送コンベア11を作動させ、外部から供給されるリードフレーム2をダイボンダ1内に搬入して、ペースト塗布作業用の第1の位置決め位置S1に位置決めする(図4のメインルーチンのステップST1に示す搬入及び第1の位置決め工程)。
制御装置30は、リードフレーム2を第1の位置決め位置S1に位置決めしたら、そのリードフレーム2のアイランド部2a上にペーストPstを塗布するペースト塗布工程(図4のステップST2)を、リードフレーム2が備える全てのアイランド部2aについて実行する。
ペースト塗布工程では、制御装置30は先ず、シリンジ移動機構駆動部33の作動制御を行ってシリンジ13をペーストPstの塗布対象となっているアイランド部2aの直上に位置させたうえで、吐出ノズル昇降機構駆動部34の作動制御を行って吐出ノズル13aを下降させ、吐出ノズル13aの下端をアイランド部2aに近接させる。そして、ペースト吐出機構35の作動制御を行って吐出ノズル13aからペーストPstをアイランド部2a上に吐出させながらシリンジ13を水平面内方向に移動させ、所定の描画パターンでアイランド部2a上にペーストPstを塗布する。図1では、「×」形状の描画パターンでアイランド部2a上にペーストPstを塗布した場合の例を示している。
制御装置30は、第1の位置決め位置S1に位置決めしたリードフレーム2が備える全てのアイランド部2aに対してペースト塗布工程を実行したら、搬送コンベア駆動部31の作動制御を行って搬送コンベア11を作動させ、リードフレーム2を電子部品接合作業用の第2の位置決め位置S2に位置決めする(図4のステップST3に示す搬送及び第2の位置決め工程)。
制御装置30は、リードフレーム2を第2の位置決め位置S2に位置決めしたら、そのリードフレーム2のアイランド部2aに電子部品3を接合(ボンディング)する電子部品接合工程(図4のステップST4)を、リードフレーム2が備える全てのアイランド部2aについて実行する。
電子部品接合工程では、制御装置30は先ず、電子部品供給部移動機構駆動部32及びヘッド移動機構駆動部36の作動制御を行ってボンディングヘッド14を移動させ、接合対象となっているウェハWf上の電子部品3とボンディングヘッド14の吸着ノズル14aを上下方向に一致させる。そして、吐出ノズル昇降機構駆動部34の作動制御を行って吸着ノズル14aをボンディングヘッド14に対して下降させ、吸着ノズル14aの下端を電子部品3の上面に接触させながら真空圧供給機構38の作動制御を行って吸着ノズル14a内に真空圧を供給し、吸着ノズル14aに電子部品3を吸着(ピックアップ)させる。
制御装置30は、吸着ノズル14aに電子部品3を吸着させたら、ヘッド移動機構駆動部36の作動制御を行ってボンディングヘッド14を移動させ、吸着ノズル14aに吸着させた電子部品3が、第2の位置決め位置S2に位置決めしたリードフレーム2における電子部品3の接合対象となっているアイランド部2aの直上に位置するようにする。そして、吸着ノズル昇降機構駆動部37の作動制御を行って吸着ノズル14aをボンディングヘッド14に対して下降させ、吸着ノズル14aの下端の電子部品3をアイランド部2aの上面に接触させながら真空圧供給機構38の作動制御を行って吸着ノズル14a内への真空圧の供給を解除し、電子部品3をアイランド部2aに接合させる。このとき制御装置30は、電子部品3によってアイランド部2a上のペーストPstを押し付けて、ペーストPstの一部が電子部品3の周囲(四辺)から外方にはみ出るようにする。
制御装置30は、第2の位置決め位置S2に位置決めしたリードフレーム2が備える全てのアイランド部2aに対して電子部品接合工程を実行したら、搬送コンベア駆動部31の作動制御を行って搬送コンベア11を作動させ、リードフレーム2を電子部品取り付け状態検査作業用の第3の位置決め位置S3に位置決めする(図4のステップST5に示す搬送及び第3の位置決め工程)。
制御装置30は、リードフレーム2を第3の位置決め位置S3に位置決めしたら、リードフレーム2のアイランド部2aに接合された電子部品3について、アイランド部2aへの取り付け状態の検査を行う電子部品取り付け状態検査工程(図4のステップST6)を、リードフレーム2が備える全てのアイランド部2a(電子部品3)について実行する。
電子部品取り付け状態検査工程では、制御装置30は先ず、カメラ移動機構駆動部39の作動制御を行って、第3の位置決め位置S3に位置決めしたリードフレーム2の検査対象となっているアイランド部2aの直上にカメラ15を位置させ、合焦機構40の作動制御を行いつつ、検査対象となっているアイランド部2aの上方から、アイランド部2aに接合された電子部品3の周囲からはみ出たペーストPstを含む領域を撮像する(図5のサブルーチンのステップST11に示す撮像工程)。
上記の撮像工程が終了したら、制御装置30の画像認識部30bは、撮像により得られた画像に基づいて、電子部品3の周囲からはみ出たペーストPstの外径形状を検出する(図5のステップST12に示す外径形状検出工程)。そして、制御装置30の判定部30cは、画像認識部30bが検出した電子部品3の周囲からはみ出たペーストPstの外径形状から、電子部品3の一辺からはみ出たペーストPstのその一辺からの最大はみ出し距離YSを算出したうえで(図5のステップST13に示す最大はみ出し距離算出工程)、その算出した最大はみ出し距離YSと、予め定めた許容距離RYSとを比較して(図5のステップST14に示す第1の比較工程)、最大はみ出し距離YSが許容距離RYSを上回っているか否かの判断を行う(図5のステップST15に示す第1の判断工程)。
制御装置30の判定部30cは、上記の第1の判断工程において、最大はみ出し距離YSが許容距離RYSを上回っていた場合には、アイランド部2aに対する電子部品3の取り付け状態は不良であると判定する(図5のステップST16に示す不良判定工程)。
一方、制御装置30は、最大はみ出し距離YSが許容距離RYS以下であった場合には、ステップST12で検出した電子部品3の周囲からはみ出たペーストPstの外径形状から、電子部品3の一辺からはみ出たペーストPstのその一辺に沿った方向の最大寸法TSを算出したうえで(図5のステップST17に示す最大寸法算出工程)、その算出した最大寸法TSと、予め定めた基準寸法RTSとを比較して(図5のステップST18に示す第2の比較工程)、最大寸法TSが基準寸法RTSを下回っているか否かの判断を行う(図5のステップST19に示す第2の判断工程)。
制御装置30は、この第2の判断工程において、電子部品3の一辺からはみ出たペーストPstのその一辺に沿った方向の最大寸法TSが基準寸法RTSを下回っていた場合には、アイランド部2aに対する電子部品3の取り付け状態は不良であると判定し(図5のステップST16に示す不良判定工程)、電子部品3の一辺からはみ出たペーストPstのその一辺に沿った方向の最大寸法TSが基準寸法RTS以上であった場合には、アイランド部2aに対する電子部品3の取り付け状態は良好であると判定する(図5のステップST20に示す良好判定工程)。
制御装置30は、上記電子部品取り付け状態検査工程を第3の位置決め位置S3に位置決めしたリードフレーム2が備えるアイランド部2aに接合した全ての電子部品3について実行したら、そのリードフレーム2について不良判定をした電子部品3があったかどうかの判断を行う(図4のステップST7の第3の判断工程)。
制御装置30は、ステップST7の第3の判断工程で、ステップST16の不良判定を行った電子部品3がなかった場合にはそのまま、ステップST16の不良判定を行った電子部品3があった場合には、リードフレーム2上の、不良判定を行った電子部品3が接合されているアイランド部2aの近傍位置に図示しないマーキング装置によりマーキングをしたうえで(図4のステップST8のマーキング工程)、リードフレーム2をダイボンダ1の外部に搬出する(図4のステップST9に示す搬出工程)。ダイボンダ1から搬出されたリードフレーム2のうち、上記不良判定のマークが付された電子部品3は作業者によってリードフレーム2ごと除去される。このため、ペースト過多及びペースト不足の状態で取り付けられた電子部品3が排除される。
制御装置30は、ステップST9の搬出工程が終了したら、他に電子部品3の接合を行うリードフレーム2があるかどうかの判断を行う(図4のステップST10に示す第4の判断工程)。その結果、他に電子部品3の接合を行うリードフレーム2があった場合にはステップST1に戻って新たなリードフレーム2の搬入を行い、他に電子部品3の接合を行うリードフレーム2がなかった場合には、一連のダイボンディングプロセスを終了する。
以上説明したように、本実施の形態におけるダイボンダ1が備える電子部品取り付け状態検査装置50は、ペーストPstを介してリードフレーム2のアイランド部2aに接合された電子部品3のアイランド部2aに対する取り付け状態の検査を行うものであり、リードフレーム2のアイランド部2aに接合された電子部品3の周囲からはみ出たペーストPstを含む領域を撮像する撮像部としてのカメラ15と、カメラ15の撮像により得られた画像に基づいて、電子部品3の周囲からはみ出たペーストPstの外径形状を検出する外径形状検出部としての画像認識部30bと、画像認識部30bにより検出されたペーストPstの外径形状から得られる、電子部品3の一辺からはみ出たペーストのその一辺からの最大はみ出し距離YSと予め定めた許容距離RYSとを比較し、上記ペーストPstの最大はみ出し距離YSが許容距離RYSを上回る場合に、アイランド部2aに対する電子部品3の取り付け状態が不良であるとの判定を行う制御装置30の判定部30cを備えたものとなっている。
また、本実施の形態における電子部品取り付け状態検査方法は、ペーストPstを介してリードフレーム2のアイランド部2aに接合された電子部品3のアイランド部2aに対する取り付け状態の検査を行う電子部品取り付け状態検査方法であり、アイランド部2aに接合された電子部品3の周囲からはみ出たペーストPstを含む領域を撮像する工程(ステップST11の撮像工程)と、撮像により得られた画像に基づいて、電子部品3の周囲からはみ出たペーストPstの外径形状を検出する工程(ステップST12の外径形状検出工程)と、検出したペーストPstの外径形状から得られる、電子部品3の一辺からはみ出たペーストPstのその一辺からの最大はみ出し距離YSと予め定めた許容距離RYSとを比較し、ペーストPstの最大はみ出し距離YSが許容距離RYSを上回る場合に、アイランド部2aに対する電子部品3の取り付け状態が不良であるとの判定を行う工程(ステップST14の第1の比較工程、ステップST15の第1の判断工程及びステップST16の不良判定工程)を含むものとなっている。
このため、本実施の形態における電子部品取り付け状態検査装置50及び電子部品取り付け状態検査方法によれば、ペースト過多の状態で取り付けられた電子部品3を排除することができ、ペースト過多による不具合(電気絶縁性を有するペーストPstが通電性の必要な箇所にまで広がって電気的接合がとれなくなったり、アイランド部2aから電子部品3が浮き上がってしまったりする不具合)の発生を防止して、製品の良品率を向上させることができる。
また、本実施の形態における電子部品取り付け状態検査装置50では、判定部30cは、画像認識部30bにより検出されたペーストPstの外径形状から得られる、電子部品3の一辺からはみ出たペーストPstのその一辺に沿った方向の最大寸法TSと予め定めた基準寸法RTSとを比較し、ペーストPstの一辺に沿った方向の最大寸法TSが基準寸法RTSを下回る場合に、アイランド部2aに対する電子部品3の取り付け状態が不良であるとの判定を行うものとなっている。
また、本実施の形態における電子部品取り付け状態検査方法では、検出されたペーストPstの外径形状から得られる、電子部品3の一辺からはみ出たペーストPstのその一辺に沿った方向の最大寸法TSと予め定めた基準寸法RTSとを比較し、ペーストPstの一辺に沿った方向の最大寸法TSが基準寸法RTSを下回る場合に、アイランド部2aに対する電子部品3の取り付け状態が不良であるとの判定を行う工程(ステップST18の第2の比較工程、ステップST19の第2の判断工程及びステップST16の不良判定工程)を含むものとなっている。
このため、本実施の形態における電子部品取り付け状態検査装置50及び電子部品取り付け状態検査方法によれば、ペースト過多の状態だけでなく、ペースト不足による不具合(電子部品3がアイランド部2aに対してずれた位置に取り付けられたり、電子部品3がアイランド部2aから脱落してしまったりする不具合)を防止して、製品の良品率を向上させることができる。
これまで本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上述の実施の形態に示したものに限定されない。例えば、上述の実施の形態では、電子部品3が接合される基板としてリードフレーム2のアイランド部2aを示したが、基板はリードフレーム2のアイランド部2aに限定されない。また、上述の実施の形態では、ペーストPstの最大はみ出し距離YSと予め定めた許容距離RYSとの比較及びペーストPstの最大寸法TSと予め定めた基準寸法RTSとの比較を電子部品3のひとつの辺についてのみ行う例を示したが、これらの比較を電子部品3の複数の辺について行うようにしてもよい。
ペースト過多の状態で取り付けられた電子部品を排除して製品の良品率を向上させることができる電子部品取り付け状態検査装置及び電子部品取り付け状態検査方法を提供する。
2a アイランド部(基板)
3 電子部品
15 カメラ(撮像部)
30b 画像認識部(外径形状検出部)
30c 判定部
50 電子部品取り付け状態検査装置
Pst ペースト

Claims (2)

  1. ペーストを介して基板に接合された電子部品の基板に対する取り付け状態の検査を行う電子部品取り付け状態検査装置であって、
    基板に接合された電子部品の周囲からはみ出たペーストを含む領域を撮像する撮像部と、
    撮像部の撮像により得られた画像に基づいて、電子部品の周囲からはみ出たペーストの外径形状を検出する外径形状検出部と、
    外径形状検出部により検出されたペーストの外径形状から得られる、電子部品の辺からはみ出たペーストのその辺からの最大はみ出し距離と予め定めた許容距離とを比較し、ペーストの前記最大はみ出し距離が許容距離を上回る場合に、基板に対する電子部品の取り付け状態が不良であるとの判定を行う判定部とを備え
    前記判定部は、外径形状検出部により検出されたペーストの外径形状から得られる、電子部品の各辺からはみ出たペーストのその各辺に沿った方向の最大寸法と予め定めた基準寸法とを比較し、ペーストの前記各辺に沿った方向の最大寸法が基準寸法を下回る場合に、基板に対する電子部品の取り付け状態が不良であるとの判定を行うことを特徴とする電子部品取り付け状態検査装置。
  2. ペーストを介して基板に接合された電子部品の基板に対する取り付け状態の検査を行う電子部品取り付け状態検査方法であって、
    基板に接合された電子部品の周囲からはみ出たペーストを含む領域を撮像する工程と、
    撮像により得られた画像に基づいて、電子部品の周囲からはみ出たペーストの外径形状を検出する工程と、
    検出したペーストの外径形状から得られる、電子部品の辺からはみ出たペーストのその辺からの最大はみ出し距離と予め定めた許容距離とを比較し、ペーストの前記最大はみ出し距離が許容距離を上回る場合に、基板に対する電子部品の取り付け状態が不良であるとの判定を行う工程と、
    検出されたペーストの外径形状から得られる、電子部品の各辺からはみ出たペーストのその各辺に沿った方向の最大寸法と予め定めた基準寸法とを比較し、ペーストの前記各辺に沿った方向の最大寸法が基準寸法を下回る場合に、基板に対する電子部品の取り付け状態が不良であるとの判定を行う工程とを含むことを特徴とする電子部品取り付け状態検査方法。
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