本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている諸要素及びその組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
まず、本発明の一実施形態に係る共有管理システムの一例としての会議システムについて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る会議システムの構成図である。
会議システム1は、ネットワーク6を介して接続された、共有管理サーバーの一例としてのアプリケーションサーバー2と、複数のユーザーの端末4とを有する。アプリケーションサーバー2は、例えば、PC(Personal Computer)によって構成されている。端末4は、例えば、PCによって構成されている。端末4には、例えば、プリンター7や、プロジェクター8等のデバイスがネットワークを介して接続されている。端末4は、当該端末4のユーザーのローカル環境UEにあるプリンター7やプリンター8を制御できるように、各種設定(例えば、デバイスドライバー等の設定)がされている。
図2は、本発明の一実施形態に係る会議システムの機能構成図である。
アプリケーションサーバー2は、GUI(Graphical User Interface)構成情報記憶手段21と、ID/Pass情報記憶手段22と、ユーザー情報記憶手段23と、データ利用情報記憶手段の一例としての個人データ情報記憶手段24と、機能利用情報記憶手段の一例としてのデバイス情報記憶手段25と、領域管理情報記憶手段26と、GUI構築手段27と、GUI配信手段28と、認証手段29と、第1検出手段、第2検出手段、第3検出手段、第1共有設定手段、及び第2共有設定手段の一例としてのデータ管理手段30と、情報送受信手段31と、データ送信制御手段の一例としてのデータ取扱指示手段32とを有する。ここで、本実施形態では、GUI構築手段27及びGUI配信手段28が画面表示制御手段に相当する。
GUI構成情報記憶手段21は、GUIの画面を構成するために必要な基本的な情報であるGUI構成情報を記憶する。GUI構成情報は、例えば、会議システム1の管理者によって設定される。
GUI構成情報を説明する前に、GUI構成情報に基づいて構築されて端末4に表示される画面について説明する。
図3は、本発明の一実施形態に係る端末に表示される画面の一例を示す図である。
画面101は、リモート会議に参加(ログイン)した場合にユーザーの端末4に表示される画面であり、各端末4用にそれぞれ異なった内容が含まれる。
画面101には、リモート会議の参加ユーザー全員で共有する各種情報を表示する共有エリア110と、画面を表示している端末4のユーザー以外のユーザー(他ユーザー)の各種情報を表示する他ユーザーエリア120と、画面を表示している端末4のユーザーの各種情報を表示する個人エリア130とが区分されて含まれている。
共有エリア110には、チャット/議事録用テキストエリア111と、画像/資料表示エリア112と、共有資料エリア113と、共有デバイスエリア114とが配置される。
チャット/議事録用テキストエリア111には、各端末4において入力されたテキストデータに対応するテキストが、例えば、時系列で表示される。画像/資料表示エリア112には、指定された画像や、資料が表示される。共有資料エリア113には、ログインしている全ユーザーに対して利用可能(公開可能)と設定されているデータを示すデータアイコン81が表示される。データとしては、例えば、文書データ、画像データ等がある。共有デバイスエリア114には、ログインしている全ユーザーに対して利用可能と設定されている機能を示す機能アイコンが表示される。本実施形態では、機能アイコンは、当該機能を実行するデバイスを示すデバイスアイコン80となっている。なお、異なる端末4によって制御される同一種類の複数の機能が全ユーザーに対して利用可能と設定されている場合には、1つのデバイスアイコン80が複数の機能(複数のデバイスの機能)に対応するものとして管理されている。例えば、複数のプリンターによる印刷機能が全ユーザーに対して利用可能と設定されている場合には、プリンターを示す1つのデバイスアイコンが、複数のプリンターによる印刷機能に対応するものとされる。
他ユーザーエリア120には、ログインしている他のユーザーのそれぞれについて、ユーザーの情報を表示するユーザー毎エリア121が配置される。ユーザー毎エリア121には、対応するユーザーの画像が表示されるユーザー画像表示エリア122が配置されるとともに、対応するユーザーが、画面101を表示している端末4のユーザーに対して利用可能(公開可能)と設定しているデバイスを示すデバイスアイコン80や、データを示すデータアイコン81が表示される。
個人エリア130には、個人資料エリア131と、個人デバイスエリア132と、個人画像表示エリア133と、テキスト入力エリア134とが配置される。
個人資料エリア131には、対応するユーザーが管理している各種資料のデータを示すデータアイコン81が表示される。個人デバイスエリア132には、対応するユーザーの端末4が制御可能な機能を示すアイコン(本実施形態では、機能を有するデバイスを示すデバイスアイコン80)が表示される。本実施形態では、デバイスアイコン80に対応させて、当該デバイスについての利用許可状態(共有状態)を示す表示82(例えば、全員に利用許可されている場合には、共有中(全員)との表示)が行なわれる。個人画像表示エリア133には、対応するユーザーの画像が表示される。テキスト入力エリア134には、端末4において図示しない入力装置(例えば、キーボード)によってユーザーに入力されたテキストが表示される。
上記した画面101において、ユーザーがアイコンをドラッグアンドドロップさせることにより、各種処理が実行されるようになっている。例えば、個人エリア130のデバイスアイコン80が共有エリア110にドラッグアンドドロップされると、当該デバイスアイコン80に対応するデバイスが、ユーザー全員に対して共有状態とされる処理が行われ、各ユーザーの画面101の共有エリア110の共有デバイスエリア114に、対応するデバイスを含む同種のデバイスを示すデバイスアイコン80が表示される。また、個人エリア130のデバイスアイコン80が他ユーザーエリア120にドラッグアンドドロップされると、当該デバイスアイコン80に対応するデバイスが、対応する他のユーザーに対して共有状態とされる処理が行われ、対応する他のユーザーの画面101の他ユーザーエリア120のユーザー毎エリア121には、当該デバイスのデバイスアイコン80が表示される。
また、個人エリア130のデータアイコン81が共有エリア110にドラッグアンドドロップされると、当該データアイコン81に対応するデータが、ユーザー全員に対して共有状態とされる処理が行われ、各ユーザーの画面101の共有エリア110の共有資料エリア113に、対応するデータを示すデータアイコン81が表示される。また、個人エリア130のデータアイコン81が他ユーザーエリア120にドラッグアンドドロップされると、当該データアイコン81に対応するデータが、対応する他のユーザーに対して共有状態とされる処理が行われ、対応する他のユーザーの画面101の他ユーザーエリア120のユーザー毎エリア121には、当該データのデータアイコン81が表示される。
また、共有資料エリア113又は個人エリア130のデータアイコン81が共有エリア110の供給デバイスエリア114のデバイスアイコン80にドラッグアンドドロップされると、当該データアイコン81に対応するデータが、デバイスアイコン80が示すデバイス(複数の同種のデバイスがユーザー全員に対して共有状態とされている場合には、複数のデバイス)により処理(例えば、プリンターであれば印刷)される。また、データアイコン81が他ユーザーエリア120のユーザー毎エリア121のデバイスアイコン80にドラッグアンドドロップされると、当該データアイコン81に対応するデータが、デバイスアイコン80が示すデバイスにより処理(例えば、プリンターであれば印刷)される。
次に、GUI構成情報を説明する。
図4は、本発明の一実施形態に係るGUI構成情報を説明する図である。
GUI構成情報は、画面ファイルと、画像ファイルと、GUI位置情報共有エリアと、GUI位置情報他ユーザーエリアと、GUI位置情報個人エリアと、GUI部品情報共有エリアと、GUI部品情報他ユーザーエリアと、GUI部品情報個人エリアとの情報を含む。
画面ファイルは、リモート会議において利用するGUIの各種画面(例えば、ログイン画面、エラー画面等)のデータのファイルであり、例えば、HTML形式のデータ、例えば、Login.html、Error.html等を含む。画像ファイルは、GUI画面上で表示する画像データのファイルである。画像データとしては、例えば、プリンター、プロジェクター等のデバイスを示すアイコン(デバイスアイコン80)のデータや、文書データや画像データ等のデータを示すアイコン(データアイコン81)のデータがある。
GUI位置情報共有エリア、GUI位置情報他ユーザーエリア、GUI位置情報個人エリアは、それぞれGUIの会議用の画面101における対応する各エリア110、120、130の配置場所及びサイズの情報であり、例えば、エリアの左上の座標をPosition=(X座標、Y座標)で示し、エリアの大きさをSize=(X方向のサイズ、Y方向のサイズ)で示している。
GUI部品情報共有エリアは、共有エリア110に配置する部品の情報(部品及びその位置及びサイズ)である。共有エリア110に配置する部品としては、チャット/議事録用テキストエリア111、画像/資料表示エリア112、共有資料エリア113、共有デバイスエリア114がある。GUI部品情報他ユーザーエリアは、他ユーザーエリア120に配置する部品の情報(部品及びその位置及びサイズ)である。他ユーザーエリア120に配置する部品としては、ユーザー毎エリア121がある。GUI部品情報個人エリアは、個人エリア130に配置する部品の情報(例えば、部品及びその位置及びサイズ)である。個人エリア130に配置する部品としては、個人資料エリア131、個人デバイスエリア132、個人画像表示エリア133、テキスト入力エリア134がある。
ID/Pass情報記憶手段22は、会議システム1のリモート会議に参加できる全ユーザーのユーザーIDと、パスワードとを含むID/Pass情報を記憶する。
図5は、本発明の一実施形態に係るID/Pass情報を説明する図である。
ID/Pass情報は、ユーザーのID(識別情報)と、パスワードとを対応付けた情報である。図5に示す例では、例えば、IDが”UserA”のユーザーのパスワードは、”PasswordA”であることを示している。
ユーザー情報記憶手段23は、会議システム1のリモート会議にログインしている各ユーザーのユーザー情報を記憶する。ユーザー情報は、例えば、各端末4から送信されてくる。
図6は、本発明の一実施形態に係るユーザー情報を説明する図である。
ユーザー情報は、ユーザーIDと、ユーザー名と、ユーザー画像種別と、ユーザー画像とを含む。
ユーザーIDは、ユーザーを一意に識別するための識別情報である。ユーザー名は、GUIの画面に表示する際に使用するユーザー名の文字列である。ユーザー画像種別は、GUIの画面に表示するユーザー画像の種別(動画又は静止画)である。ユーザー画像は、ユーザー画像のデータであり、例えば、画像種別が動画の場合には、ユーザーの端末4に接続されたWebカメラからの動画バイナリ情報であり、静止画の場合には、静止画の画像ファイルである。
個人データ情報記憶手段24は、リモート会議にログインしている各ユーザーが端末4で管理しているデータに関する個人データ情報を記憶する。
図7は、本発明の一実施形態に係る個人データ情報を説明する図である。
個人データ情報は、データIDと、データ名と、データ利用情報の一例としての公開情報と、データ実体と、GUI上座標と、管理ユーザーとを含む。
データIDは、データを一意に識別するための識別情報である。データ名は、GUIの画面に表示するデータ名の文字列である。公開情報は、当該データを公開する(使用を許可する)ユーザーを特定するための情報である。なお、本実施形態では、ユーザーがGUIの画面上でデータアイコンを操作することにより公開情報を設定することができる。公開情報としては、例えば、全ユーザーに公開可能にする設定や、特定のユーザーにのみ公開しない設定や、特定のユーザーのみに公開する設定がされる。データ実体は、データの実体であるバイナリ情報である。なお、データ実体は、本実施形態においては、個人データ情報記憶手段24には、記憶されていない。GUI上座標は、当該データを示すデータアイコン81がGUIの画面上の個人エリア130において表示される位置(X座標、Y座標)及びサイズである。なお、GUI上座標は、GUI構築手段27によって決定される。管理ユーザーは、当該データを管理しているユーザーのユーザーIDである。
仮想デバイス情報記憶手段25は、会議システム1のリモート会議にログインしている各ユーザーの端末4において制御可能な機能を実行するデバイスについてのデバイス情報を記憶する。
図8は、本発明の一実施形態に係るデバイス情報を説明する図である。
デバイス情報は、デバイスIDと、デバイス種類と、データのあて先と、機能利用情報の一例としての公開情報と、受付可能データ種類と、受付可能操作種類と、GUI上座標と、管理ユーザーとを含む。
デバイスIDは、デバイスを一意に特定できる識別情報である。デバイス種類は、デバイスの種別である。デバイスとしては、例えば、モノクロ/カラープリンター、プロジェクター、液晶モニター、仮想ホワイトボード、HDD等がある。データのあて先は、当該デバイスの機能の実行を制御するPCのあて先(例えば、IPアドレス)である。
公開情報は、当該デバイスを公開する(利用を許可する)ユーザーを特定するための情報である。なお、本実施形態では、ユーザーがGUIの画面101上でデバイスアイコン80を操作することにより公開情報を設定することができる。公開情報としては、例えば、リモート会議に参加している全ユーザーに公開(利用可能に)する設定や、特定のユーザーにのみ公開しない設定や、特定のユーザーのみに公開する設定がされる。受付可能データ種類は、対応するデバイスが扱うことのできるファイルのファイル拡張子の情報である。ファイル拡張子としては、txt、doc、rtf、bmp、jpg、gif等があり、受付可能データ種類には、これらの中から、デバイスが扱うことのできるファイル拡張子が設定される。受付可能操作種類は、対応するデバイスの機能のうちで、他のユーザーに公開する機能である。機能としては、例えば、デバイスのON/OFFや、デバイスがプロジェクターである場合における投影資料のページ送りや、仮想ホワイトボードへの描画、消去等がある。GUI上座標は、当該デバイスを示すデバイスアイコン80がGUIの画面上の個人エリア130において表示される位置(X座標,Y座標)及びサイズである。なお、GUI上座標は、ユーザーが予め指定しておいてもよいし、画面上に表示させる部品等に基づいてアプリケーションサーバー2が所定のアルゴリズムに従って決定するようにしてもよい。管理ユーザーは、当該デバイスの公開等を変更できるユーザーのユーザーIDである。
領域管理情報記憶手段26は、リモート会議にログインしている各ユーザーの端末4に表示されているGUI画面における共有エリア110及び他ユーザーエリア120のアイコン80,81を管理するアイコン管理情報と、GUI画面における他ユーザーの情報が表示されるユーザー毎エリア120の位置を管理するユーザー毎エリア情報とを各ユーザー毎に対応付けて記憶する。
図9は、本発明の一実施形態に係るアイコン管理情報を説明する図である。
アイコン管理情報は、IDと、GUI上座標とを含む。アイコン管理情報は、対応するユーザーの共有エリア110のアイコン80,81と、他ユーザーエリア120のアイコン80,81との各アイコンのそれぞれについて記憶されている。IDは、アイコンが示すデータのデータID又はデバイスのデバイスIDである。例えば、共有エリア110のアイコンに対応するものであって、同一種類の複数のデバイス(例えば、複数のプリンター)の機能がユーザー全員に利用可能とされている場合には、IDには、複数のデバイスIDが設定される。GUI上座標は、対応するユーザーのGUIの画面101上における対応するアイコンの位置及びサイズである。このアイコン管理情報によると、画面のGUI上座標から、対応するアイコンが示すデータ又はデバイスのIDを把握することができ、当該IDにより、対応する個人データ情報や、対応するデバイス情報を把握することができる。
図10は、本発明の一実施形態に係るユーザー毎エリア情報を説明する図である。
ユーザー毎エリア情報は、ユーザーIDと、GUI上座標とを含む。ユーザー毎エリア情報は、ログインしている他のユーザーのそれぞれについて記憶されている。ユーザーIDは、ログインしている他のユーザーのユーザーIDである。GUI上座標は、対応する他のユーザーの情報が表示されるユーザー毎エリア121の位置及びサイズである。このユーザー毎エリア情報によると、画面のGUI上座標から、ユーザー毎エリアが示すユーザーのユーザーIDを把握することができる。
GUI構築手段27は、端末4において所定の画面を表示させるための画面構成データを生成し、GUI配信手段28に渡す。
本実施形態では、GUI構築手段27は、認証成功であるとの通知を認証手段29から受け付けた場合や、画面101に表示する内容を変更させる必要が生じた場合等に、GUI構成情報、ユーザー情報、個人データ情報、デバイス情報に基づいて、各ユーザーのそれぞれの端末4用にGUIの画面101用のデータ(画面構成データ)を構築する。具体的には、例えば、GUI構築手段27は、共有エリア110、他ユーザーエリア120、個人エリア130、及びそれらのエリア内の部品をGUI構成情報に基づいた位置に画面101において配置させるための画面構成データを構築する。また、GUI構築手段27は、画面を表示させる端末4のユーザー(対象ユーザー)のユーザー情報に基づいて、個人エリア130の個人画像表示エリア133に画像を表示させるための画像構成データを構築し、また、対象ユーザーの個人データ情報に基づいて、個人エリア130の個人資料エリア131にデータに対応するデータアイコン81を表示させるための画像構成データを構築し、また、対象ユーザーのデバイス情報に基づいて、個人エリア130の個人デバイスエリア132にデバイスに対応するデバイスアイコン80を表示させるための画像構成データを構築し、また、対象ユーザー以外のユーザーの個人データ情報に基づいて、対象ユーザー用の画面101の他ユーザーエリア120に、他のユーザーについてのユーザー毎エリア121を表示させるための画像構成データを構築し、また、全てのユーザーの個人データ情報中のユーザー全員に公開可能となっているデータを示すデータアイコン81を、共有資料エリア113に表示させるための画像構成データを構築し、また、全てのユーザーのデバイス情報において、ユーザー全員に公開可能となっているデバイスを示すデバイスアイコン80を、共有デバイスエリア114に表示させるための画像構成データを構築し、また、対象ユーザー以外のユーザーの個人データ情報において、対象ユーザーに対して公開可能となっているデータを示すデータアイコン81を、他ユーザーエリア120の対応する他のユーザーのユーザー毎エリア121を表示させるための画像構成データを構築し、また、対象ユーザー以外のユーザーのデバイス情報において、対象ユーザーに対して公開可能となっているデバイスを示すデバイスアイコン80を、他ユーザーエリア120の対応する他のユーザーのユーザー毎エリア121を表示させるための画像構成データを構築する。
また、GUI構築手段27は、共有エリア110及び他ユーザーエリア120において、データアイコン81及びデバイスアイコン80を表示させるための画面構成データを作成した場合には、それぞれのアイコンについてのアイコン管理情報を生成し、領域管理情報記憶手段26に格納する。また、GUI構築手段27は、他ユーザーエリア120において、ユーザー毎エリア121を表示させるための画面構成データを作成した場合には、ユーザー毎エリア121についてのユーザー毎エリア情報を生成し、領域管理情報記憶手段26に格納する。また、GUI構築手段27は、チャット/議事録用テキストエリア111に、各端末4から送信されたテキストを表示させるための画像構成データを生成する。
GUI配信手段28は、GUI構築手段27によって構築された画面構成データを端末4に送信する。
認証手段29は、情報送受信手段31からユーザーID及びパスワードを受け取り、ID/Pass情報記憶手段22のID/Pass情報に、受け取ったユーザーID及びパスワードの組み合わせがあるか否かを判断し、組み合わせがある場合には、認証成功であることをGUI構築手段27に通知する一方、組み合わせがない場合には、認証失敗であることをGUI構築手段27に通知する。
データ管理手段30は、各種処理を実行する。例えば、データ管理手段30は、情報送受信手段31から受け取ったGUI構成情報、ユーザー情報、個人データ情報、デバイス情報をそれぞれ、ユーザー情報記憶手段23、個人データ記憶手段24、デバイス情報記憶手段25、領域管理情報記憶手段26に格納する。また、データ管理手段30は、ユーザー情報記憶手段23、個人データ記憶手段24、デバイス情報記憶手段25からGUI構成情報、ユーザー情報、個人データ情報、デバイス情報を取得して、GUI構築手段27に渡す。
また、データ管理手段30は、ユーザー情報記憶手段23、個人データ記憶手段24、デバイス情報記憶手段25からGUI構成情報、ユーザー情報、個人データ情報、デバイス情報を取得して、情報送受信手段31に渡す。また、データ管理手段30は、情報送受信手段31から端末4におけるアイコンに対するドラッグアンドドロップ操作の内容(例えば、ドラッグしたアイコンの位置と、アイコンをドロップした位置との情報)を受け取った場合には、当該ドラッグアンドドロップ操作の内容が、どのような操作を示しているかを判定し、判定結果に応じて、公開情報の更新、データ取扱指示の送信指示等の所定の処理を実行する。本実施形態では、データ取扱指示には、送信するデータのデータIDと、デバイスを制御する端末4のあて先とが含まれている。
情報送受信手段31は、端末4との間で各種情報の送受信を行う。データ取扱指示手段32は、端末4に対してデータ取扱指示を送信する。
端末4は、ユーザー情報記憶手段41と、個人データ情報記憶手段42と、デバイス情報記憶手段43と、GUI受信手段44と、GUI表示手段45と、GUI操作手段46と、情報送受信手段47と、データ管理手段48と、データ取扱指示受信手段49と、実データ送信手段50と、実データ受信手段51と、デバイス操作手段52とを有する。
ユーザー情報記憶手段41は、自端末4のユーザーについてのユーザー情報(図6参照)を記憶する。ユーザー情報は、例えば、端末4のユーザーが所定のアプリケーションを利用して登録するようにしてもよい。個人データ情報記憶手段42は、自端末4のユーザーの管理しているデータについての個人データ情報(図7参照)を記憶する。なお、本実施形態では、端末4の記憶する個人データ情報には、データ実体(実データ)が格納されている。個人データ情報は、例えば、端末4のユーザーが所定のアプリケーションを利用して登録するようにしてもよい。また、例えば、端末4の特定のフォルダにリモート会議で利用するデータのファイルを格納しておき、所定のアプリケーションがデータのファイルを解析して、個人データ情報を生成するようにしてもよい。デバイス情報記憶手段43は、自端末4において制御可能なデバイスについてのデバイス情報(図8参照)を記憶する。デバイス情報は、例えば、端末4のユーザーが所定のアプリケーションを利用して登録するようにしてもよいし、所定のアプリケーションがデバイスを検出して自動的に生成するようにしてもよい。
GUI受信手段44は、GUI画面用の画像構成データを受信し、GUI表示手段45に渡す。GUI表示手段45は、GUI受信手段44から受け取った画像構成データに基づいて端末4の表示装置に画像を表示する。GUI操作手段46は、例えば、図示しない入力装置(マウス等)によるユーザーの操作入力を受け付け、その操作の様子を画面上に表示する。情報送受信手段47は、アプリケーションサーバー2との間で各種情報の送受信を行う。
データ管理手段48は、ユーザー情報記憶手段41、個人データ情報記憶手段42、デバイス情報記憶手段43からユーザー情報、個人データ情報、デバイス情報を取り出して、情報送受信手段47により、アプリケーションサーバー2に送信させる。また、データ管理手段48は、情報送受信手段47からユーザー情報、個人データ情報、デバイス情報を受信した場合には、これらをユーザー情報記憶手段41、個人データ情報記憶手段42、デバイス情報記憶手段43に格納する。また、データ管理手段48は、データ取扱指示を受け取った場合に、データ取扱指示に対応する実データを個人データ情報記憶手段42から取り出して、実データ送信手段50又はデバイス操作手段52に渡す。また、データ管理手段48は、実データ受信手段51から実データを受け取った場合、又はデータ取扱指示のデータあて先が自端末4であって、実データを個人データ情報記憶手段42から取得した場合には、実データをデバイス操作手段52に渡す。
データ取扱指示受信手段49は、アプリケーションサーバー2からデータ取扱指示を受信し、データ管理手段48に渡す。実データ送信手段50は、他の端末4に対して自端末4が保持している実データを送信する。実データ受信手段51は、他の端末からの実データを受信し、データ管理手段48に渡す。デバイス操作手段52は、受け取った実データを用いてデバイス7等を制御する処理を実行する。このデバイス操作手段52は、主に、デバイスドライバープログラムを端末4のCPU(図示せず)が実行することにより構成される。
デバイス(プリンター7、プロジェクター8等)は、デバイス操作手段52から送信されたデータを受信し、データに基づいて所定の処理を実行するデータ入出力手段71等を有する。
次に、会議システム1よる動作を説明する。
図11は、本発明の一実施形態に係る会議システム1が提供するリモート会議への参加時のシーケンス図である。なお、各ユーザーには、リモート会議の開催者から、リモート会議が提供されるアプリケーションサーバー2のURL(Uniform Resource Locator)が通知されているものとする。
まず、端末4において、Webブラウザを起動され、Webブラウザにおいてユーザーに通知されているURLが入力されると、端末4の情報送受信手段47が当該URLへの接続要求をアプリケーションサーバー2に送信する(ステップS1)。
アプリケーションサーバー2では、情報送受信手段31が接続要求を受信し、認証手段29がGUI構築手段27にID/Pass入力画面を送信する指示を行う。GUI構築手段27は、GUI構成情報記憶手段21に格納されているID/Pass入力画面ファイルを取得し、GUI配信手段28により、要求元の端末4に送信させる(ステップS2)。端末4では、GUI受信手段44がID/Pass入力画面ファイルを受信し、GUI表示手段45がID/Pass入力画面を表示する。
その後、端末4において、ID/Pass入力画面に、GUI操作手段46を用いてユーザーによりID/Passwordが入力されると、情報送受信手段47が入力されたID/Passwordをアプリケーションサーバー2に送信する(ステップS3)。
次いで、アプリケーションサーバー2の情報送受信手段31がID/Passwordを受信し、認証手段29に渡す。認証手段29は、ID/Pass情報記憶手段22のID/Pass情報に、受け取ったID/Passwordに一致するものがあるか否かを判定することにより認証処理を行う。認証手段29は、認証処理の結果、一致するものがある場合には、認証成功であることをGUI構築手段27に通知する一方、一致するものがない場合には、認証失敗(NG)であることをGUI構築手段27に通知する(ステップS4)。
また、認証手段29は、認証成功である場合には、情報送受信手段31により、GUIの画面を構成するために必要な情報(ユーザー情報、個人データ情報、及びデバイス情報)を送信する要求(必要情報要求)を端末4に送信する(ステップS5)。
端末4では、情報送受信手段47が必要情報要求を受信すると、データ管理手段48に渡す。データ管理手段48は、必要情報要求を受け取ると、ユーザー情報記憶手段41、個人データ情報記憶手段42、デバイス情報記憶手段43から、ユーザー情報、個人データ情報及びデバイス情報を取出し、情報送受信手段47によりアプリケーションサーバー2に送信させる(ステップS6)。
アプリケーションサーバー2では、情報送受信手段31がユーザー情報、個人データ情報及びデバイス情報を受信し、これらをデータ管理手段30がユーザー情報記憶手段23、個人データ情報記憶手段24、デバイス情報記憶手段25に格納する。また、GUI構築手段27が、認証成功である旨を受けている場合には、GUI構成情報をGUI構成情報記憶手段21から取得するとともに、データ管理手段30から、端末4から受信したユーザー情報、個人データ情報及びデバイス情報を取得し(ステップS7)、これらに基づいて、リモート会議の画面101を構成するための画面構成データを構築し(ステップS8)、GUI配信手段28が画面構成データを端末4に送信する(ステップS9)。
端末4では、画面構成データをGUI受信手段44が受信し、GUI表示手段45が画面構成データに基づいてGUIの画面101を表示する(ステップS10)。このようにして、端末4には、リモート会議の画面101が表示される。
次に、端末4において画面101に対してアイコンのドラッグアンドドロップ操作が行われた場合におけるアプリケーションサーバー2による判断処理を説明する。
図12は、本発明の一実施形態に係る判断処理のフローチャートである。ここで、端末4において、ユーザーによるGUI操作手段46の操作によってアイコンのドラッグアンドドロップ操作が行われると、GUI操作手段46がアイコンに対するドラッグアンドドロップ操作の内容(例えば、ドラッグしたアイコンの位置と、アイコンをドロップした位置との情報)を、情報送受信手段47を介してアプリケーションサーバー2に送信する処理が行われるものとする。
アプリケーションサーバー2では、データ管理手段30が情報送受信手段31を介して、ドラッグアンドドロップの操作内容を受信したか否かを判定し(ステップS11),受信していない場合には、受信するまで待つ一方、受信した場合(ステップS11:YES)には、操作内容が、公開更新操作か否かを判定する(ステップS12)。ここで、公開更新操作とは、データ又はデバイスの公開状態を変更するための操作であり、本実施形態では、例えば、デバイスアイコン80をドラッグして共有エリア110にドロップした操作や、デバイスアイコン80をドラッグして他ユーザーエリア120にドロップした操作や、データアイコン81をドラッグして共有エリア110のデバイスアイコン80以外の場所にドロップした操作や、データアイコン81をドラッグして他ユーザーエリア120のデバイスアイコン80以外の場所にドロップした操作である。なお、ドラッグしたアイコンや、ドロップしたエリアや、ドロップしたアイコンがどれであるかは、操作内容のドラッグしたアイコンの位置及びドロップした位置と、個人データ情報、デバイス情報、アイコン管理情報、及びユーザー毎エリア情報中のGUI上座標とを比較することにより判定できる。
判定の結果、公開更新操作である場合(ステップS12:YES)には、データ管理手段30が、ドロップ先の位置が共有エリア110であるか否かを判定し(ステップS13)、共有エリア110である場合(ステップS13:YES)には、対応するアイコンのデータ又はデバイスの機能をユーザー全員に公開する(利用可能にする)ことを意味しているので、対応するデータの個人データ情報又はデバイスのデバイス情報の公開情報を全ユーザーに公開と更新する(ステップS14)。一方、共有エリアでない場合(ステップS13:NO)には、ドロップ先の位置が、他ユーザーエリア120であることを意味しているので、他ユーザーエリア120のドロップ先となったユーザー毎エリア121のユーザーがどのユーザーであるかを特定し、当該アイコンが示すデータの個人データ又はデバイスのデバイス情報の公開情報を特定したユーザーに対して公開するように更新する(ステップS15)。
ステップS14又はステップS15において、公開情報を更新した後には、GUI構築手段27が各端末4のそれぞれ用のGUI画面を表示させるための画面構成データを再構築する(ステップS16)。ここで、例えば、データが全ユーザーに公開可能に更新された場合には、各ユーザー用のそれぞれの画面の共有エリア110の共有資料エリア113には、対応するデータアイコン81が新たに表示される画面構成データが構築される。これにより、端末4においては、画面101により、全ユーザーが利用可能なデータを容易に把握することができる。また、例えば、デバイスが特定のユーザーに公開可能にするように更新された場合には、デバイスを制御可能なユーザーの画面においては、個人エリア130の個人デバイスエリア132においてデバイスアイコン80の近傍に、特定のユーザーに公開されたことを示す表示82が行なわれる画像構成データが構築され、また、公開可能とされた特定ユーザーの画面においては、他ユーザーエリア120の公開を許可したユーザーのユーザー毎エリア121に、公開されたデバイスを示すデバイスアイコン80が新たに表示されるような画像構成データが構築される。これにより、デバイスが公開されたユーザーは、自身の端末4の画面101から利用許可されているデバイスを容易に把握することができる。
その後、GUI配信手段28が構築された画像構成データを各端末4に送信する(ステップS17)。これにより、各端末4においては、更新された公開情報に基づいた画面101が表示されることとなる。
一方、公開更新操作ではない場合には、デバイス利用処理が行なわれる(ステップS18)。
図13は、本発明の一実施形態に係るデバイス利用処理のフローチャートである。
デバイス利用処理においては、データ管理手段30が、ドラック対象のアイコンが、データアイコン81か否かを判定する(ステップS31)。この結果、データアイコン81ではない場合(ステップS31:NO)には、デバイスの機能を使った処理を行うことを意味していないので処理を終了する。
一方、データアイコン81である場合(ステップS31:YES)には、データ管理手段30が、ドロップ先がデバイスアイコン80であるか否かを判定する(ステップS32)。この結果、デバイスアイコン80でない場合(ステップS32:NO)には、デバイスの機能を使った処理を行うことを意味していないので処理を終了する。
一方、デバイスアイコン80である場合(ステップS32:YES)には、データ管理手段30が、データの出力を許可できるか否かを判定する(ステップS33)。具体的には、ドラック対象のデータアイコン81が示すデータが、デバイスアイコン80が示すデバイスを制御する端末4のユーザーに対して公開されているか否かを判定する。
この結果、データ出力を許可できる場合、すなわち、データがデバイスを制御する端末4のユーザー4に対して公開されている場合(ステップS33:YES)には、デバイスを制御する端末4にデータを送信しても、データの公開の設定に反することがないので、データ管理手段30は、データ取扱指示手段32により、当該データを管理している端末4に対して、デバイスの制御を行う端末4宛に、対応するデータを送信させる旨のデータ取扱指示を送信する(ステップS34)。本実施形態では、データ取扱指示には、送信するデータのデータIDと、デバイスを制御する端末4のあて先(対応するデバイスのデバイス情報中のデータのあて先)とが含まれている。例えば、ドロップ先が共有エリア110のデバイスアイコン80であれば、デバイスアイコン80に複数のデバイスが対応付けられている場合があるが、この場合には、データ取扱指示には、対応付けられている複数の端末4のあて先が含まれる。
一方、データ出力を許可できない場合(ステップS33:NO)には、データの公開の設定に反することを意味するので、データ管理手段30は、当該データの送信を停止し、処理を終了する。これによって、データを公開してもよいと設定されていないユーザーの端末4に対して、データが送信されてしまうことを適切に防止することができる。
次に、アプリケーションサーバー2からデータ取扱指示が送信される端末4におけるデータ取得処理を説明する。
図14は、本発明の一実施形態に係るデータ取得処理のフローチャートである。
端末4において、データ管理手段48は、データ取扱指示受信手段49を介してデータ取扱指示を受信したか否かを判定し(ステップS41)、データ取扱指示を受信していない場合には、受信するまで待つ。
一方、データ取扱指示を受信した場合(ステップS41:YES)には、データ管理手段48は、データ取扱指示に含まれるデータIDに対応する実データを個人データ情報記憶手段42から取得し(ステップS42)、データ取扱指示に含まれる端末4のあて先が自端末4であるか否かを判定する(ステップS43)。
判定の結果、自端末4ではない場合(ステップS43:NO)には、データ管理手段48は、取得した実データを実データ送信手段50により、データ取扱指示に含まれているあて先の端末4に送信する(ステップS44)。例えば、データ取扱指示に複数のあて先が含まれている場合には、複数の端末4のそれぞれに実データを送信する。
次に、デバイス7の制御を行う端末4のデバイス制御処理について説明する。
図15は、本発明の一実施形態に係るデバイス制御処理のフローチャートである。
端末4において、データ管理手段48は、自端末4が制御するデバイスの機能を利用するための実データを取得したか(実データ受信手段51を介して他の端末4から実データを受信したか、又は自端末4が制御するデバイスの実データを取得したか)を判定し(ステップS51)、実データを取得していない場合には、実データを取得するまで待つ。
一方、実データを取得した場合(ステップS51:YES)には、データ管理手段48は、実データをデバイス操作手段52に渡す。デバイス操作手段52は、受け取った実データをデバイス用データに変換し(ステップS52)、デバイス用データを対応するデバイスに送信する(ステップS53)。これにより、デバイスにおいて、デバイス用データに基づいて所定の処理(プリンターであれば、印刷処理、プロジェクターであれば、投射処理)が実行されることとなる。このようにして、所望の処理が指定されたデバイスで実行されることとなる。
デバイス操作手段52は、デバイス7等から処理結果を受信したか否かを判断し(ステップS54)、処理結果を受信していない場合には、結果を受信するまで待つ一方、処理結果を受信した場合(ステップS54:YES)には、処理結果をデータ管理手段48に通知し、データ管理手段48は、情報送受信手段47を介してアプリケーションサーバー2に処理結果を送信する(ステップS55)。
以上、本発明を実施形態に基づいて説明したが、本発明は上述した実施の形態に限られず、他の様々な態様に適用可能である。
例えば、アプリケーションサーバー2の機能は、上記に限られず、一部の機能を、端末4側に持たせるようにしてもよい。例えば、アプリケーションサーバー2において、公開情報を更新する処理(図12、ステップS12〜S15)を行うようにしていたが、端末4において行い、その結果の公開情報を端末4からアプリケーションサーバー2に送信するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、アプリケーションサーバー2を端末4と別体として構成していたが、本発明はこれに限られず、例えば、アプリケーションサーバー2の機能をいずれか1つの端末4を構成するPC内に持たせるようにしてもよく、また、アプリケーションサーバー2の機能を複数の端末4にそれぞれ、または分散させて持たせるようにしてもよく、要は、会議システム1内のいずれかの構成が必要な機能を備えるようにすればよい。
また、上記実施形態では、機能を実行するデバイスとして、プリンターや、プロジェクターを例に説明していたが、本発明はこれに限られず、液晶モニターや、仮想ホワイトボードや、HDD等のデバイスであってもよい。また、端末が制御可能な機能としては、デバイスの機能に限られず、例えば、端末において実行可能なアプリケーションが提供する機能であってもよい。