JP5445010B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本件は、電子部品が収容された底カバー部材と、その電子部品を覆って底カバー部材にネジ止めされる、操作ボタンが搭載された上カバー部材とを有する電子機器に関する。
例えばノート型パーソナルコンピュータ(以下、「ノートPC」と略記する)には、一般的に、画像を表示する表示画面と、キーボードと、ポインティングデバイスが搭載されている。キーボードは、ユーザの入力操作により各種情報や指示の入力を受ける機器である。また、ポインティングデバイスは、表示画面上のカーソルの移動等を担う機器である。ノートPCに搭載されるポインティングデバイスとしては、表示画面上のカーソルを移動させるタッチパッドと左右の操作ボタンを有するタイプのものが一般的である。
また、ノートPCに搭載されるキーボードも大別してテンキー付きのキーボードとテンキーなしのノーマルキーボードが存在する。ポインティングデバイスは、テンキー付きか否かにかかわらず、左右方向について、そのノートPCに搭載されたキーボードのホームポジション(通常はGキーとHキーとの間)に配置される。これは、キーボードを操作しているユーザの手がポインティングデバイスに不用意に触れることを極力避けるためである。
ここで、他の仕様は互いに同一であってテンキー付きのキーボードを搭載したノートPCとテンキーなしのノーマルキーボードを搭載したノートPCの双方を同時に開発することを考える。それらの2機種類のノートPCについて、キーボードが搭載されるカバー部材自体は互いに異なるものの、それ以外の全部品を共通化することが、全体の部品点数や組立工程の削減の点から望まれることである。
また、この場合、組立作業も問題となる。それら2機種の組立作業を組立ラインを分けることなく、組立作業を統一化して一機種の組立てのような感覚で組立て作業を行なわせることが、組立作業の効率化や組立ミスの防止の観点から望ましい。
この点は、テンキー付き/テンキーなしのキーボードに限らず、同一タイプのキーボードであってもキーボードの配置位置が異なることによってホームポジションが異なる場合も同様である。
ここで、特許文献1には、例えばノートPCのような折り畳み及び展開可能な筐体を有する電子機器に使用されるロック部の両側をネジ止めする筐体構造が示されている。
また、特許文献2には、指紋センサが搭載された装置において指紋センサのグランド接触板とセンサ固定板が共締めで筐体に結合されることが記載されている。
しかしながら、これらの特許文献1,2の記載は、複数機種の組立作業の統一化には繋がらない。
国際公開番号WO2006/112232号公報 特開2002−123821号公報
本件の電子機器の課題は、互いに異なる位置に操作ボタンが配置された複数種類の電子機器の組立てを共通化することにある。
本件開示の電子機器は、電子部品が収容された底カバー部材と、操作ボタンが搭載され底カバー部材と共同して電子部品を覆って底カバー部材にネジ止めされる上カバー部材とを有する。
この上カバー部材は、操作ボタンの配置位置が互いに異なり操作ボタン配置位置に開口を有する第1上カバー部材および第2上カバー部材の中から選択的に使用された上カバー部材である。
また、上記操作ボタンは、スイッチモジュールとスイッチカバーとを有する。
スイッチモジュールは、ネジ止め用の貫通孔が形成された固定部材と、その固定部材に固定された基板と、その基板に搭載されたスイッチとを有し、上カバー部材裏面側に配置されたている。
また、スイッチカバーは、上記スイッチを覆って上記開口から上カバー部材表面に露出し、押下操作を受けて上記スイッチを押下する。
ここで、第1の上カバー部材および第2の上カバー部材は、それらの双方が、裏面に、底カバー部材に向かって立設しネジ穴が形成された2つのボスを有する。
また、底カバー部材は上記2つのボスに対向する位置に2つのネジ止め要の穴を有する。
さらに、第1の上カバー部材は、上記固定部材を、上記貫通孔が上記2つのボスのうちの一方である第1のボスのネジ穴に連通する位置に位置規制する第1の位置規制部を有する。
また、第2の上カバー部材は、上記固定部材を、上記貫通孔が上記2つのボスのうちの他方である第2のボスのネジ穴に連通する位置に位置規制する第2の位置規制部を有する。
ここで、底カバー部材の上記2つのネジ止め用の穴および上カバー部材の2つのボスに設けられたネジ穴を使った底カバー部材と上カバー部材とのネジ止めにより上記固定部材が共締めされている。
本件開示の電子機器によれば、第1の上カバー部材および第2の上カバー部材の双方について組立作業の共通化が図られる。
本件の電子機器の一実施形態としてのノートPCの外観斜視図である。 本件の電子機器のもう一つの実施形態としてのノートPCの外観斜視図である。 閉状態のノートPCの外観斜視図である。 図1に示すノートであって、本体ユニットAのキーボードおよびそのキーボードよりも奥のカバー部品を取り外して示した斜視図である。 図1に示すノートPCの、図4に示す状態の上カバー部材の平面図である。 図2に示すノートPCの、図1のノートについての図5に対応する平面図である。 図1に示すノートPCの上カバー部材の内面を示した平面図である。 図7の長円Aの部分の拡大平面図である。 図8の矢印A−Aに沿う断面図である。 図2に示すノートPCの上カバー部材の内面を示した平面図である。 図10の長円Bの部分拡大平面図である。 図11の矢印B−Bに沿う断面図である。 、スイッチモジュールを上カバー側から見たときの斜視図である。 スイッチモジュールを上カバー部材の裏面に載せた状態を示す部分斜視図である。 図1に示すノートPCにおいて、上カバー部材を下にし、その上に底カバー部材を逆さにして配置した分解斜視図である。 図1に示すノートPCにおいて上カバー部材の上に底カバー部材を置き、2つのボスのうちの一方のみネジ止めした状態を示した図である。 図16の矢印C−Cに沿う断面図である。 図2に示すノートPCにおける、図15と同様の図である。 図2に示すノートPCにおける、図16と同様の図である。 図2に示すノートPCにおける、図17と同様の図である。 比較例としてのスイッチモジュールとその固定方法を示す分解斜視図である。 比較例としてのスイッチモジュールを固定した状態を示す平面図である。
以下、本件の実施形態を説明する。
図1は、本件の電子機器の一実施形態としてのノートPCの外観斜視図である。
このノートPC10Aは、本体ユニット20Aと表示ユニット30Aとを有する。本体ユニット20Aは、その外形を画定する筐体100Aを有し、その筐体100Aは、上カバー部材101Aと底カバー部材102Aとを有する。底カバー部材102Aには、CPU(Central Processing Unit)等を搭載した回路基板(図示せず)をはじめとする様々な電子部品が収容されている。上カバー部材101Aは、収容されている電子部品を底カバー部材102Aと共同して覆って底カバー部材102Aにネジ止めされている。
本体ユニット20Aには、キーボード21Aやポインティングデバイス22Aなどが備えられている。キーボード21Aは、テンキーなしの、いわゆるノーマルキーボードである。また、ポインティングデバイス22Aは、後述する表示画面31A上のカーソルを移動させるタッチパッド221Aと、左右のクリックボタン222Aとを有する。ここで、クリックボタン222Aは、本件にいう操作ボタンの一例であるが、本件における操作ボタンは操作時に必ずしもクリックを伴うものである必要はない。また本体ユニット21Aにはその上面にロック穴23Aが形成されている。このロック穴23Aの作用については後述する。
一方、表示ユニット30Aはヒンジ40Aにより本体ユニット20Aに、表示画面31Aを図1に示すように立設させた開状態と、表示画面31Aを下に向けて本体ユニット20上に閉じた閉状態との間で開閉自在に支持されている。
表示ユニット30Aには、上述の表示画面31Aのほか、開状態における表示画面31Aよりも上部に表示画面31Aが向く方向に突出したフック32Aを有し、さらに上端面にロック解除ボタン33Aを有する。このフック32Aは、表示ユニット30Aを本体ユニット20A上に閉じたときにロック穴23Aに入り込み、そのロック穴23A内で本体ユニット20Aに係止し、表示ユニット30Aを閉状態に保つ役割りを担っている。ロック解除ボタン33Aが押されるとフック32Aがロック穴A内で横に移動して本体ユニット20Aとの係合が外れ、表示ユニット30Aを開状態に開くことができる。
図2は、本件の電子機器のもう一つの実施形態としてのノートPCの外観斜視図である。
図1に示すノートPC10Aの各要素と対応する要素には、図1に付した各符号中の‘A’を‘B’に代えた符号を付して示し相違点について説明する。
このノートPC10Bも、図1に示すノートPC10Aと同じく、本体ユニット20Bと表示ユニット30Bとを有し、以下に説明する点以外は全く同じ構成、同じ寸法を有する。すなわち、図1に示すノートPC10Aとの相違点は、
(1)本体ユニット20Bに搭載されているキーボード21Bがテンキー付きのキーボードであって、図1に示すノートPC10Aのキーボード21Aと比べホームポジションが左に寄っていること。
(2)キーボードのホームポジションに合わせて、ポインティングデバイス23Bの配置位置も左に寄っていること。ただし、配置位置の相違点を除き、ポインティングデバイス23B自体は、図1におけるポインティングデバイス23Aと同一規格の部品である。
(3)上カバー部材101Bが、図1における上カバー部材101Aとは別部品であること。これは、キーボード21Bの形状が図1のキーボード21Aと異なることと、ポインティングデバイス23Aが左に寄っていることに起因する。ただし、それ以外は、例えば上カバー部材101Bの外形寸法やロック穴23Aの位置等は、図1における上カバー部材101Aと同一である。
図1のノートPC10Aと図2のノートPC10Bは、上記の(1)〜(3)以外の点は、同一の部材、同一の部品、同一のレイアウトのノートPCである。
ここでは、図1と図2に示す2機種のノートPC10A,10Bの組立にあたり、組立作業者にそれら2機種の相違点をほとんど意識させずに組み立てられるようにした構造について説明する。
尚、図3以降の各図のうち、図1に示すノートPC10Aと図2に示すノートPC10Bとで共通の説明のための図では、図1や図2において付した符号から‘A’や‘B’を削除した符号を付して示す。
図3は、閉状態のノートPCの外観斜視図である。
図1のノートPC10Aと図2のノートPC10Bの外観上の相違点は本体ユニット20A,20Bの上面である。この図3に示す閉状態では、本体ユニット20A,20Bの上面はあらわれておらず、したがってこの閉状態の外観は図1のノートPCと図2のノートPC10Bとで共通である。
このように、図1に示すノートPC10Aと図2に示すノートPC10Bは、全く同じ外形寸法を有し、本体ユニット上面以外のデザインも共通である。
図4は、図1に示すノートPC10Aであって、本体ユニット20Aのキーボード21Aおよびそのキーボード21Aよりも奥(ヒンジ40A(図1参照)側)のカバー部品を取り外して示した斜視図である。また、図5は、図1に示すノートPCの、図4に示す状態の上カバー部材の平面図である。
本体ユニット20Aの筐体を構成する上カバー部材101Aには、この図4に示すような開口24Aと、その開口に続く開口25Aが形成されている。開口24Aはキーボード21Aによって埋められ、奥側の開口25Aは別のカバー部品(図示せず)で覆われる。
図6は、図2に示すノートPC10Bの、図1のノートPC10Aについての図5に対応する平面図である。
図6と図5と比べると分かるように、キーボードが配置される開口24Bは、図5における開口24Aよりも左右に大きく開いており、ポインティングデバイス22Bが、図5におけるポインティングデバイス22Aよりも左に寄っている。また、開口25A,25Bは、同一寸法であって、これらの開口25A,25Bを塞ぐカバー部品は、同一規格の部品である。
図7は、図1に示すノートPCの上カバー部材の内面を示した平面図である。また、図8は、図7の長円Aの部分の拡大平面図、図9は、図8の矢印A−Aに沿う断面図である。
また、図10は、図2に示すノートPCの上カバー部材の内面を示した平面図である。図11は、図10の長円Bの部分拡大平面図、図12は図11の矢印B−Bに沿う断面図である。
図7,図10に示す上カバー部材101A,101Bの内面側には、ポインティングデバイス22A,22Bの背面が示されている。ここには、ポインティングデバイス22A,22Bの一部品であるスイッチモジュール220A,220Bも示されている。これらのポインティングデバイス22A,22Bは、搭載位置は左右方向に互いにずれているものの、ポインティングデバイス22A,22B自体は、スイッチモジュール220A,220Bも含め同一規格のものである。
このポインティングデバイス22A,22Bを構成するタッチパッド221A,221B(図1,図2参照)は、本体ユニットの上面にあらわれたセンサカバーとそのセンサカバーの裏側に搭載されたセンサ基板230A,230Bを有する。センサ基板230A,230Bには、センサカバー表面に置いた指の位置を検出するセンサが搭載されている。センサカバー上で指を動かすとその指の動きがセンサ基板230A,230Bのセンサで検知され、表示画面31A,31B(図1,図2参照)上のカーソルがその指の動きに応じて移動する。また、ポインティングデバイス22A,22Bを構成する左右のクリックボタン222A,222Bは、図1,図2の本体ユニット20A,20Bの上面にあらわれた左右のスイッチカバーとそれらのスイッチカバーの裏側に搭載されたスイッチモジュール220A,220Bとを有する。スイッチモジュール220A,220Bには、左右のスイッチカバーのそれぞれに対応した左右のスイッチが搭載されており。左右のスイッチカバーのいずれかが押下操作されると押されたスイッチカバーが下に変位してその下のスイッチを押下し、このノートPC10A,10Bに所要の動作を行なわさせる。
ここで、図7〜図12の説明を一旦中断しスイッチモジュール自体について説明する。
図13は、スイッチモジュールを上カバー側から見たときの斜視図である。
このスイッチモジュール220は、固定部材221と、その固定部材221上に固定されたスイッチ基板222と、そのスイッチ基板222上に搭載された左右2つのスイッチ223を有する。固定部材221にはネジ止め用の2つの穴221a,221bが形成されている。また、スイッチ基板222上の2つのスイッチ223は、左右のスイッチカバーそれぞれの真下位置し、左右のスイッチカバーのいずれかの押下操作により、その真下のスイッチが押下される。
図14は、スイッチモジュールを上カバー部材の裏面に載せた状態を示す部分斜視図である。
この図14には、図1に示すノートPC10Aの上カバー101Aの裏面のスイッチモジュール搭載部分周辺が示されている。ここには、スイッチモジュール220Aの固定部材221の裏面(底カバー部材102A(図1参照)側を向いた面)が示されている。上カバー部材102Aの、スイッチモジュール220Aの固定に関わる要素としては位置規制部110A、それぞれにネジ穴が設けられた3つのボス111A,112A,113Aがある。位置規制部110Aは、鉤形状を有し、スイッチモジュール220Aの固定部材221Aの一部が図示のように嵌め込まれることにより、スイッチモジュール220Aを位置規制する。また3つのボス111A,112A,113Aのうちの1つのボス111Aには、スイッチモジュール220Aが位置規制部110Aに位置規制された状態で固定部材220Aの穴221aAが重なり、固定部材221Aがそのボス111Aのネジ穴にネジ止めされる。また、3つのボス111A,112A,113Aのうちの残りの2つのボス112A,113Aは、ロック穴23A(図1を合わせて参照)の直ぐ両側に配置されている。図14には、図1に示すノートPC10Aの上カバー部材101Aの内面も示されている。図1に示すノートPC10Aの場合は、スイッチモジュール220Aが位置規制部110Aにより位置規制された状態において、ネジ止め用の穴221bAが、ロック穴23Aの、図14に示す左側(図1に示す状態における右側)のボス112Aと重なる。この状態で、この上カバー部材101Aが底カバー部材102A(図1参照)と重ねられ、底カバー部材102A側から各ネジが差し込まれ2つのボス112A,113Aの各ネジ穴にネジ止めされる。このネジ止めの際、スイッチモジュール220Aの固定部材221Aも穴221bAの部分が共締めされる。
図7〜図12に戻って説明を続ける。
図7〜図9は、図14と同様、図1に示すノートPC10Aの上カバー部材101Aの内面を示している。ここでは、スイッチモジュール220Aが位置規制部110Aによる位置規制を受けた状態で、固定部材221Aの穴221bAが、ボス112A(図14参照)の上に乗っている。この状態で、固定部材221Aのもう1つの穴111Aは、ボス111Aの上に乗り(図14参照)、ネジ231A(図7参照)で上カバー部材101Aにネジ止めされる。図9の断面図には、ボス112Aの上に、固定部材221Aの穴112aAの部分が、そのボス112Aに設けられたネジ穴112aAと固定部材221Aの穴221bAとが連通するように乗った状態が示されている。上カバー部材101Aの場合、ボス112Aの高さは、そのボス112Aの上に固定部材221Aの穴221bが乗った状態で、もう一方のノートPC10Bの上カバー102Bの対応するボス112Bと同じ高さとなるように形成されている。これにより底カバー部材102A,102Bにネジ止めする際に2つのボス112A,112Bの高さが合うようになっている。
図10〜図12は、図2に示すノートPC10Bの上カバー部材101Bの内面を示している。この上カバー部材101Bも、図7,図14に示す上カバー部材101Aと同様、スイッチモジュール220Bの位置を規制する位置規制部110Bを有する。スイッチモジュール220Bが位置規制部110Bによる位置規制を受けた状態で固定部材221Bの穴221aB(図13の穴221a参照)がボスの上に重なってネジ231B(図10参照)でネジ止めされる。またもう一方の穴221bB(図13の穴221b参照)は、2つのボス112B,113Bのうちの、ロック穴23Bの、図10〜図12における右側(図2に示す姿勢における左側)のボス113Bの上に、ネジ穴113aBと連通するように重なる。したがって、図12に示すように、上カバー部材101Bの場合は、ボス113Bの方がもう一方のノートPC10Aの上カバー部材101Aの対応するボス113Aと比べ、固定部材221の穴221bBの周囲の部分の厚み分だけ低く形成されている。これにより底カバー部材102A,102Bにネジ止めする際に2つのボス113A,113Bの部分の高さが一致する。
図15は、図1に示すノートPCにおいて、上カバー部材を下にし、その上に底カバー部材を逆さにして配置した分解斜視図である。また、図16は図1に示すノートPCにおいて上カバー部材の上に底カバー部材を置き、2つのボス112A,113A(図9,図14参照)のうちの一方のみネジ止めした状態を示した図である。さらに、図17は、図16の矢印C−Cに沿う断面図である。底カバー部材102Aには、ハードディスクドライブユニット(以下、「HDDユニット」と称する)150Aが配置される開口部102aAを有し、その開口部102aAの端部には、ネジ止め用の2つの穴102bA,102cAが形成されている。これらの穴102bA,102cAは、上カバー部材101Aに設けられた2つのボス112A,113Aの各ネジ穴とそれぞれ連通する位置に形成されている。また、HDDユニット150Aにもネジ止め用の2つの穴151A,152Aが形成されており、これらの穴151A,152Aは底カバー部材102Aの2つの穴102bA,102cAのそれぞれと連通する。
スイッチモジュール220Aを、上カバー部材101Aに、図7〜図9に示すように配置した後、上カバー部材101Aと底カバー部材102AとHDDユニット150Aとを重ねる。こうしておいて、ここには1本だけ示すネジ232Aにより、HDDユニット150A、底カバー部材102A,および上カバー部材101Aがネジ止めされる。ここにはネジ232Aは1本のみ示されているが、図示しないもう一本のネジにより、穴152A,102cA,ネジ穴113aAもネジ止めされる。
また、図18〜図20は、図2に示すノートPCにおける、それぞれ図15〜図17と同様の図である。ここでもネジ232Bにより一方のみネジ止めされているか、図示しないもう一方のネジによりもう一方もネジ止めされる。前述した通り、図2に示すノートPC10Bの底カバー部材102Bおよびその底カバー部材102Bに収容される各部品はHDDユニット150Bも含め、図1に示すノートPC10Aの各部品等(HDDユニット150Aを含む)とそれぞれ同一規格のものである。
ここでは、スイッチモジュール220Bの固定部材221B(図13参照)はロック穴23Bの右側(図2に示す姿勢における左側)のボス113Bに乗っている。ここで、前述したように、図12に示すボス112Aとその上に乗っている固定部材221Aとを足した高さが、図20に示すボス112Bと同じ高さとなっている。一方、図2に示すボス113Bと固定部材221Aを足した高さが図9に示すボス113Aと同じ高さになっている。こうすることにより、図1,図2のいずれの上カバー部材101A,101Bの場合も、互いに同一の底カバー部材102A,102Bに寸法の狂いなくネジ止めすることができる。ここで、スイッチモジュール220についての組立作業手順を考えると、図1、図2のノートPC10A,10Bのいずれの場合も、図7と図10に示すようにスイッチモジュール220A,220Bを位置規制部110A,110Bに押し当てて一方のネジ穴111A,111B(図14参照)にネジ止めすればよい。またその後、底カバー部材102A,102Bを重ねて同一箇所についてネジ止めをすればよい。このように2機種のノートPC10A,10Bを、別々の機種であることをほとんど意識せずに組み立てることができる。また、2つのボス112A,112B;113A,113Bは、ロック穴23A,23Bの両側に立設していて、ロック穴23A,23Bの両側がネジ止めされる。これにより、ロック穴23A,23Bの周辺の剛性が高められる。このため、閉状態(図3参照)にあってフック32A,32B(図1,図2参照)が係止している状態で表示ユニット30A,30Bを不用意に開こうとしても、ロック穴23A,23Bの周りのたわみが防止される。
図21は比較例としてのスイッチモジュールとその固定方法を示す分解斜視図、図22は比較例としてのスイッチモジュールを固定した状態を示す平面図である。
このスイッチカバー220Cには、ネジ止め用の2つの穴221C,222Cがもうけられており、2本のネジ231C,232Cにより上カバー部材101Cの2つのボス112C,113Cに形成されたネジ穴にネジ止め固定される。この構成の場合、ロック穴23Cの部分の剛性は、スイッチモジュール220Cとは別に考慮する必要があり、その分ネジの本数が増え、組立工数も増えることになる。また、この比較例の場合、一機種のみしか考えられておらず、2機種についての作業の共通化という観点はない。
以上はノートPCについての説明であるが、本件はノートPCに限られず、クリックボタン等の操作ボタンを有する上カバー部材と電子部品が収容された底カバー部材とを有する電子機器一般に適用することができる。また、ここでは、ポインティングデバイスの操作ボタンについて説明したが、本件はポインティングデバイスに限られず、操作ボタンを有する電子機器であれば適用することができる。
10A,10B ノートPC
20A,20B 本体ユニット
21A,21B キーボード
22A,22B ポインティングデバイス
23A,23B ロック穴
24A,24B 開口
25A,25B 奥側の開口
30A,30B 表示ユニット
31A,31B 表示画面
32A,32B フック
40A,40B ヒンジ
100A,100B 筐体
101A,101B,101C 上カバー部材
102A,102B 底カバー部材
102aA,102aB 開口部
102bA,102cA 穴
110A,110B 位置規制部
111A,112A,113A ボス
111aA,111aB,112aA,112aB,113aA,113aB ネジ穴
150A,150B HDDユニット
220A,220B スイッチモジュール
151A,151B,152A,152B,221C,222C 穴
221 固定部材
221A タッチパッド
222 スイッチ基板
223 スイッチ
222A,222B クリックボタン
230A,230B センサ基板
231A,231B,232A,232B,231C,232C ネジ

Claims (6)

  1. 電子部品が収容された底カバー部材と、
    操作ボタンが搭載され前記底カバー部材と共同して前記電子部品を覆って該底カバー部材にネジ止めされる、前記操作ボタンの配置位置が互いに異なり該操作ボタン配置位置に開口を有する第1上カバー部材および第2上カバー部材の中から選択的に使用された上カバー部材とを有し、
    前記操作ボタンが、
    ネジ止め用の貫通孔が形成された固定部材と、該固定部材に固定された基板と、該基板に搭載されたスイッチとを有し、前記上カバー部材裏面側に配置されたスイッチモジュールと、
    前記スイッチを覆って前記開口から前記上カバー部材表面に露出し、押下操作を受けて該スイッチを押下するスイッチカバーとを有し、
    前記第1の上カバー部材および前記第2の上カバー部材双方が、裏面に、前記底カバー部材に向かって立設しネジ穴が形成された2つのボスを有し、
    前記底カバー部材が前記2つのボスに対向する位置に2つのネジ止め用の穴を有し、
    前記第1の上カバー部材が、前記固定部材を、前記貫通孔が前記2つのボスのうちの一方である第1のボスのネジ穴に連通する位置に位置規制する第1の位置規制部を有し、
    前記第2の上カバー部材が、前記固定部材を、前記貫通孔が前記2つのボスのうちの他方である第2のボスのネジ穴に連通する位置に位置規制する第2の位置規制部を有し、
    前記底カバー部材の前記2つのネジ止め用の穴および前記上カバー部材の2つのボスに設けられたネジ穴を使った該底カバー部材と該上カバー部材とのネジ止めにより前記固定部材が共締めされていることを特徴とする電子機器。
  2. 前記第1の上カバー部材は、該第1のカバー部材の前記第1のボスが、前記第2のカバー部材の前記第1のボスよりも、前記固定部材の前記貫通孔が形成された部分の厚み分だけ相対的に低い高さに形成され、
    前記第2の上カバー部材は、該第2の上カバー部材の前記第2のボスが、前記第1の上カバー部材の前記第2のボスよりも、前記固定部材の前記貫通孔が形成された部分の厚み分だけ相対的に低い高さに形成されていることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 当該電子機器が、画像を表示する表示画面と、該表示画面上のカーソルを移動させるタッチパッドおよび左右の操作ボタンを有するポインティングデバイスとを有し、
    前記スイッチモジュールが、1つの前記固定部材および1つの前記基板と、該基板上に搭載された左右のスイッチとを有し、
    前記スイッチカバーが、前記左右のスイッチそれぞれを別々に覆って前記開口から前記上カバー部材表面に露出し、ぞれぞれ別々に押下操作を受けて各スイッチを別々に押下する、前記左右の各スイッチとともに左右それぞれの操作ボタンを形成する2つのスイッチカバーを有することを特徴とする請求項1又は2記載の電子機器。
  4. 前記表示画面を有する表示ユニットと、
    演算機能を有し、前記表示ユニットを、前記表示画面を立てた開状態と該表示画面を下向きにして閉じた閉状態との間で開閉自在に支持する本体ユニットとを有し、
    前記底カバー部材および前記上カバー部材が、前記本体ユニットの筐体を構成する各部材であることを特徴とする請求項3記載の電子機器。
  5. 前記第1の上カバー部材が、該第1の上カバー部材上面に、第1のホームポジションに第1のキーボードを搭載するとともに、前記ポインティングデバイスを、該第1のキーボードよりも手前側であって、左右方向について該第1のホームポジションに応じた位置に搭載し、
    前記第2の上カバー部材が、該第2の上カバー部材上面に、前記第1のホームポジションとは左右方向に位置がずれた第2のホームポジションに第2のキーボードを搭載するとともに、前記ポインティングデバイスを、該第2のキーボードよりも手前側であって左右方向について該第2のホームポジションに応じた位置に搭載していることを特徴とする請求項4記載の電子機器。
  6. 前記表示ユニットが、前記開状態における前記表示画面よりも上の位置に、前記表示画面が向く方向に突出したフックを有し、
    前記本体ユニットが、前記表示ユニットが前記開状態から前記閉状態に移動したときに前記フックが入り込んで該フックを該本体ユニットに係止させるロック穴を有し、
    前記2つのボスが、前記ロック穴を挟んだ左右それぞれに位置するボスであることを特徴とする請求項4又は5記載の電子機器。
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